2月2日から公開中です
明日 2月9日からはこの3本の公開が始まります
そして2月16日から公開です
THE WILD 修羅の拳
映画『THE WILD 修羅の拳』公式サイト
殺人の罪で服役した元ボクサーが、平穏な生活を望みながらも再び黒社会に巻き込まれていく姿を描いた韓国ノワール。「新しき世界」のパク・ソンウンが主演を務める。
オ・ダルスさんはこの前の『ウンナム』が復帰作みたいですけど、そちらも主演がパク・ソンウンさん
さらに2月23日からこの2本が公開です
犯罪都市 NO WAY OUT
全部観るのは無理かもしれないけど…劇場で全部観たいなあ~
とにかく観たい度の高い作品から観るよう心がけていきつつ、映画を楽しみたいです皆様も是非
【映画日記】 ⇒
2月5日、北野武監督の『みんな〜やってるか!』(1995年)を観ました…
ず~っと前に観てる作品ですが、その最初に観た時には面白かったし笑って観てたんですね。
久しぶりに観返したら、あまりにも下品で見苦しいので、なかなか大変でしたね。
でも、この映画はきっとたけしさんがキレイごとの社会を笑化してるのかなあ…と思って、そういう作品だと思って頑張りました。
でも、な~ん~で~、お金をいっぱい使ってこんな映画にするのかな~
『ソナチネ』(1993年)の次の作品ってことで期待して観たら、ファンの人たちが狂死しそうですね。
それが狙いか
ただ、ゆうき哲也師匠の登場場面はやっぱり素晴らしいなあ~と思いました。
そこはガチで笑いました。
好きですね~。
とか何とかワーワー書いてますが、本心では何や知らんけどやっぱり観てしまう映画なんですよね~。
だって観たいから観てるんですし。
何だろうか、どこかで私もたけしさんの天才を感じてるのだろうか。
というのも去年の秋、たけしさんの歌の2枚組ベストを買いましてね…すごくハマってずっと聴いてます。
たけしさんの歌、好きです。
映画よりも好きかな
この歌の…特に「東京子守唄」(1988年) ―― ああゆう感じで映画を作られたらきっと私の好きな世界なのにね~
でも最新作の『首』(2023年)も観たいし、たけしさんの歌ももっと聴きたいし、『みんな〜やってるか!』もまた絶対に観るんでしょうね。
同じ日、続けてこの作品を観ました…
INTRODUCTION
目の見えない元警察官が視覚以外の感覚を手掛かりに、女子高生連続殺人事件を追う『見えない目撃者』。この作品は、視覚のほか感覚や嗅覚も駆使した五感に訴える本格スリラーとなっている。
主演を務めるのは、人気実力派女優の吉岡里帆。主演2作目でスリラー映画初挑戦となる彼女が、渾身の役づくりと演技で難役に挑んでいる。また、なつめに力を貸すもうひとりの目撃者・彼女の目となる国崎春馬には、話題作への主演が相次ぐ若手演技派俳優の高杉真宙。さらに、大倉孝二、浅香航大、國村隼、松田美由紀、田口トモロヲといった実力派キャストたちがなつめたちと物語に深く関わり、本作に説得力を与えている。
STORY
警察官として将来を有望視されながら、自らの過失による事故で視力も大切な弟も失い、失意の底にあった浜中なつめ(吉岡里帆)は、ある夜、車の接触事故に遭遇する。なつめは、立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にするが、警察は彼女の訴えを聞き入れない。視覚以外の並外れた感覚、警察学校で培った判断力、持ち前の洞察力から、誘拐事件だと確信するなつめは、現場にいたもう一人の目撃者・国崎春馬(高杉真宙)を捜し出す。
事件に気づきながら犯人を見ていない目の見えないなつめと、犯人を見ていながら少女に気づかなかったスケボー少年の春馬。“見えない目撃者”たるふたりの懸命の調査によって、女子高生連続猟奇殺人事件が露わになる。その真相に近づくなつめたちに、犯人は容赦なく襲いかかる。絶命の危機を前に、彼女らは、誘拐された女性を助けることができるのか。
2019年の公開作品『見えない目撃者』ですが、すっかり観るのが遅くなりました。
ご存知の通り、アン・サンフン監督、キム・ハヌル、ユ・スンホ主演の2011年の韓国映画『ブラインド』の日本でのリメイクです。
『ブラインド』は日本だけでなく、アン・サンフン監督自身が中国でリメイクした『見えない目撃者』(2015年)…さらに、Trinh Dinh Le Minh監督のベトナム版『Invisible Evidence』(2020年)、そして、Shome Makhija監督のインド版『Blind』(2023年)もあるそうです。
すごくよくリメイクされる作品ですね。
ベトナム版のポスター…奥の女優さんは誘拐被害者でしょうか。
インド版のポスター。
それで、日本でのリメイク『見えない目撃者』の私の感想ですが ―― すんません、あまり期待してませんでした
が
とても良かったですよ~
※ 以下、ネタバレではありませんが映画の内容に触れています。
まず、良かったと思うのは、オリジナルからの変更です。
それがあるからすでにオリジナルを観ていても楽しめたのが大きいんですね。
オリジナル『ブラインド』は何回か観てますけど、最後に観てから2年くらいは経ってると思いますのでいい感じに記憶が薄れてます。
それでも、私は日本版リメイクを観るのにあまり乗り気ではなかったんですが、観始めるとオリジナルといろいろ違ってて、そこが面白かった。
だから観て良かったと思ったんですね。
オリジナルの上映時間が111分に対して、日本版の『見えない目撃者』は128分、だいたい15分くらい長くなってますが、確かにテンポを遅く感じたかもしれません。
最後はちょっとくどい…と思ったけど、でも観終えてどこかをカットした方がいいとかは思いませんでした。
満足感がありましたね。
映画では女子高生たちが必ずしも恵まれた環境にはないこと、自分たちが生きる日常に不満を抱いていること、また性風俗の店で働くことへの軽さ、そしてその危険が描かれていて、現実味があるんじゃないですか。
主人公・浜中なつめが小さな手がかりから被害者と犯人に迫っていく流れ、ホンマ興奮でした。
日本版リメイクで驚かされたのは ―― どなたかの感想で知ってたんですが ―― 残酷度が高まってることですね。
日本映画では珍しく、被害者たちのご遺体にゾクッとなりました。
怖いですよね。
その点では、そういった残酷さが苦手な方は御注意なさった方がいいかもしれない。
ただ、パルさん演じるラブラドール・レトリーバーの盲導犬パル(オリジナルでは〝スルギ〟)ですが、このわんこちゃんの扱いはリメイクでの変更が優しかったんですね。
このあたり日本の観客層は立派なわんこちゃんが残酷な目に遭うのを見るのはしのびない…ということなのかと思いました。
が、その分、パルの存在感が薄くなったかもしれません。
キャストですが、オリジナルでのキム・ハヌルが吉岡里帆さん、ユ・スンホくんが高杉真宙くん、チョ・ヒボンさんが田口トモロヲさん、ヤン・ヨンジョさんが香航大さん…でいいでしょうか。
もちろんリメイクによって日本の俳優さんたちが演じることもリメイクを観る楽しみです。
が、私ゃキム・ハヌルの映画はいっぱい観てますが、吉岡里帆さん出演の映画はこれが初めて
やはり韓国映画に比べて日本映画が観れてないんですけど、そのあたりは私の韓国映画完全征服の野望を考慮していただきたいと思いますヾ(´▽`;)ゝ
警察も信用できないし、めんどくさそうだったのに少女たちを救おうと必死な浜中なつめに協力していくことになる高杉真宙くんもすごくいいんですが、私は定年後にすることもなさそう、でも仕事も若干、投げやりだった田口トモロヲ演じる刑事さんが浜中なつめと協力して犯人に迫っていく姿にグッときました。
詳しくは書きませんがリメイクでの犯人像の変更はすごく好きでした。
ああいう怖さ、ホント好きなんですよ。
オリジナルはただもう変態なだけだったように記憶してますが、リメイクの犯人の異常な動機、ゾクゾクきました。
さすがに現実にはああまでの犯人はいないと思いたいところやけど、怖いですよね。
その過去にまつわる退職された刑事さんの役で登場される國村隼さんがやっぱり素敵でした。
ただ後半の戦いの結末は…う~ん…観てる時にはのめり込んだけど、かなり『羊たちの沈黙』(1991年)過ぎるかなあ~
あと、オリジナルはあそこで泣けたんですよね。
私はその泣きも欲しかったかなあ。
森淳一監督…そうですか~、『リトル・フォレスト』の『夏・秋』(2014年)、『冬春』(2015年)の監督さんなんですね。
『リトル・フォレスト』は逆に韓国でも映画化されてますね。
ちょっとケチも書いてしまいましたが、総合的には日本版『見えない目撃者』 ―― 韓国映画大好き主義の私でも、ホント日本版、素晴らしいと思います。
少なくとも韓国オリジナル版を観てるから観なくてもいいというのは絶対に違いますね~。
また映画にリメイクした大きな意義があると思うんです。
韓国版にはないものがたくさんありましたから。
2時間超えのサスペンス・スリラーでこうまで熱中させ続けるってホント素晴らしいです。
もしもまだ観てなかったら観なくては…
ってことで今日もおおきに、ありがとうさんです(^.^/)))
見えない目撃者
The Witness
Blind Witness
보이지 않는 목격자
2019年製作/128分/R15+/日本
劇場公開日:2019年9月20日
配給:東映
監督・脚本 森淳一
脚本 藤井清美
製作 村松秀信 加太孝明 アンディ・ユン 與田尚志 久保雅一 宮崎伸夫 有馬一昭 高木雄一郎 猪野丈也
エグゼクティブプロデューサー 紀伊宗之 アンディ・ユン
プロデューサー 小出真佐樹
共同プロデューサー 飯田雅裕
アソシエイトプロデューサー 高橋大典
ラインプロデューサー 山下秀治
撮影 高木風太
照明 藤井勇
録音 竹内久史
美術 禪洲幸久
装飾 森公美
衣装 宮本茉莉
ヘアメイク 佐野真知子
特殊メイク 江川悦子
編集 瀧田隆一
音響効果 大河原将
音楽エディター 大河原将
音楽 大間々昂
主題歌 みゆな 「ユラレル」
助監督 水野責之
スクリプター 湯澤ゆき
制作担当 星雅晴
スチール 蒔苗仁
警察監修 石坂隆昌
医療監修 中澤暁雄
ドッグトレーナー 宮忠臣
浜中なつめ - 吉岡里帆
国崎春馬 - 高杉真宙
吉野直樹 - 大倉孝二
木村友一 - 田口トモロヲ
高橋修作 - 酒向芳
日下部翔 - 浅香航大
新井文則 - 中野剛
平山隆 - 國村隼
横山司 - 渡辺大知
桐野圭一 - 栁俊太郎
レイサ - 中田青渚
京子 - 大出菜々子
明日香 - 松川星
陽菜 - 坂ノ上茜
彩夏 - 伊藤歌歩
浜中満代 - 松田美由紀
浜中大樹 - 松大航也