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※ シネマート新宿、シネマート心斎橋での公開のようです。
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『BTOB TIME: Be Together THE MOVIE』
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映画『パスト ライブス/再会』|2024年4月5日(金)公開
海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が、24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、アメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー。
愛の棘
アンニョン(^-^)ノ
今日も、ありがとうございます…
書きたい書きたいと思ってたのに、時間が経ってしまいました
うちのブログを読んでくださる方々はそう多くないと思うんですが、でもずっと読んでくださってる方々もおられて、何よりも私は、これまで交流のあった方々のことを念頭に書いてますので、やっぱり読んでいただきたい気持ちが大きいんですよ。
こうしてブログを続けてきて、「人から認めてもらえる喜び」はもう十分にいただきました。
世に言う自己顕示欲や自己承認欲求ってヤツですね ―― お陰様で、すっかり映画評論家にでもなったつもりでヾ(´▽`;)ゝ
でも、ま、やっぱり謙虚に生きないとね~。
今年になってから私も、漫画や文学の映画化、ドラマ化に関する考えが、すごく変わりました。
これまで考えが至らなかったと思ってます。
そういった自分への疑いも、戒めとして持ってなければなりませんね…。
で、映画の話なんですが、13日、『狐怪談』(2003年)そして『虐待の証明』(2018年)を観てから続けて『愛の棘』を観ました…
3本連続鑑賞どすな。
『愛の棘』 ―― ずっと前ですがシネマート心斎橋さんで映画を観た時に、この映画のDVDを買ったんですが、買ってしまうと観るのが後回しになってしまって、今頃になってしまいました。
実は観る前の印象としては「エロティック・サスペンス」とかそんな感じかなあと思ってて、あんまり好きな映画ではなさそうに思ってたんですね。
しかし観始めたら、予想とはかなり違ってて、特に後半、引き込まれまくりました。
それで、それを書いておきたくなったんですね。
私は初めて観たんですが、この映画はチャン・ヒョクさん主演の映画ってことで観ている方々が多いんじゃないかなあ…。
2014年と10年前の映画なのである程度、中身に深く触れつつ書かせてもらいますね。
ソファ女子高校の体育のキム・ジュンギ先生(チャン・ヒョクさん)は、やっぱりかっこいいので女子生徒たちからの人気も当然、凄いのでした。
確かに女子校にこんな先生がいたらえらいこっちゃと思いますけど、そこは映画だし…しかしやっぱりプールの授業でも生徒は興奮しまくってるのでなかなか落ち着かないものです。
が、もちろん教師たるもの生徒たちと不適切に接するのは厳禁ですし、よこしまな関係になるなどもってのほか。
キム・ジュンギ先生も多分、自分が女子生徒から人気なので授業がざわついてるのをわかってるんだと思いますが、だからといってデレデレしたりはしないし、それで逆に厳しくなることもない。
至って平静。
先生は既婚者、そして奥様のソヒョン(ソヌ・ソン)はお腹が大きく、出産も近いんですね。
実はキム・ジュンギ先生 ―― 昔はラグビーの選手として活躍したようですが、今の高校の職もお父さんのコネで就職できたようで、また引っ越したばかりのアパートもお父さんに買ってもらったらしく…ジュンギ先生にとって収入が多くないことも引け目に感じていました。
であるから、おそらく教師の職で努力し、周囲の人たちに認めてもらいたい気持ちが強かったんだと思う。
だから若い生徒たちに変な気を起こすこともなく、教師の仕事に集中していたのですが ―― 。
一人の生徒、ハ・ヨンウン(チョ・ボア)がことあるごとにそれなりの色気で「自分アピール」を繰り返してきまして…さすがに先生も困惑していました。
他の生徒たちの中にも積極的に先生に深く接近しようとする生徒もいたと思いますが、ハ・ヨンウンはなかなかあからさま…考えてるのかいないのかわからないんですが、なかなかあざとく女子のアプローチを繰り返すんですね…。
先生はそれを大人の対応でいなしていたんですが、ある雨の日…とうとうやってはならないことを…さらに深くしかけたんですが、そこで ―― という導入部です。
ジュンギ先生とヨンウンの関係ですが、やはり大人と未成年の関係なんですね。
ヨンウンは見た目は大人になりつつありますが、振る舞いや考え方が幼く見える。
私が最初に思ったのは、ヨンウンは他の生徒たちよりも先に大人になりたい考えているのではないか、そのために先生との関係が必要なのでは、ということですが、物語が進むにつれ、彼女の気持ちはどこかいちずだし、先生への非常に強い執着も感じられてくるようになります。
ジュンギ先生は年齢的に女子高生と恋愛するのにはふさわしくないと思いますが、将来、ヨンウンが成人したら、また二人の関係も違うのかもしれない。
でもジュンギ先生にはソヒョンという妻がいて、近いうちに赤ちゃんとの三人家族になります。
しかし、度重なるヨンウンからのアプローチに、私は「アカンで~、アカンで~」と思ってたんですが、ジュンギ先生は自分を抑えられなくなっていく。
これは危険です。
実際、ジュンギ先生は校長先生から確認され、注意されることになる。
しかし、妻のソヒョンは、夫に近づいてきたヨンウンに対し、さして警戒心がなかったようです。
彼女はヨンウンの家庭教師を務めることになり、仲良くなりさえするのですが…。
いろいろボヤかしつつ、内容を書かせてもらってます。
観る前はあまり私が好きにならなさそうな映画かなあ…と思ってたんですが観てるうちにホントに面白くなってきました。
キム・ジュンギは常識的で、平凡な人物です。
もちろんスポーツマンであり、またかっこいいので女子がときめくのも無理はない。
でも年齢的には大人ですし、もうおじさんのはずなんですよね。
だから彼は社会のルールを重んじている。
対してハ・ヨンウンは、いわゆる男を惑わすヴァンプの典型的な女性キャラクターとはまた違い、天真爛漫、無垢な女の子に見える。
でも先生への接し方は大胆だし、だんだんとそれはエスカレートして先生の家庭を壊すほどのエネルギーになっていく。
こういった筋立ての映画に1987年の『危険な情事』という作品があって、私も観てるんですけど、私は面白くなかったんです。
最後まで観て、どこか腹の立つ作品でした。
また ―― ドリュー・バリモアが出演した1992年の『ボディヒート』という映画もまた『愛の棘』と重なる作品なんだけど、(申し訳ないけど)ずっとずっと安っぽい感じの「エロティック・サスペンス」でした。
ただ、私は『危険な情事』よりも映画のムードなど、楽しんだ記憶があります。
で、『愛の棘』ですが、ぜんぜん先が読めなかったんですね。
最初はまあ、こんな感じの映画なんだろうと思ってたんですけど、半ばからはもうホントに予想ができず…いろいろ驚かされたし、何とも言えない気分になってきました。
※ もっと内容に触れますね。
やっぱりハ・ヨンウンという人物に驚かされたし、また彼女に惹かれたんですよね。
最初は、ま~、ま~、ま~、先生にこんなふうに色仕掛けできやがって、ホンマ困ったやっちゃ…くらいの感じだったんですが、後半になると、え、え、え
なんなんこの子…みたいな感じなんですね。
その理解できなさがたまらなく好きだったんですよ。
計画的に先生に接近して、先生を妻から奪って結婚でもするのならまだわかるんですが、目的は結婚なんだろーけどね、どうも認識がいろいろおかしい。
そのあたり、心の病なのか、もともとサイコっぽかったのか…私にはわかりませんが、彼女の奇妙な思考が判明する時、映画としてはゾクゾクきたんですね。
いや、ホントにあんな子に付きまとわれたら、そら怖いけど。
現実ではあまり女子高生のストーカーって知らないんだけど、性別、年齢を別にして、ストーカーはやっぱり怖いですよ。
何かの拍子にストーカーとその対象の人が相思相愛になったらめでたしだけど…そんなん違ったら、恐怖以外の何でもない。
物語は後半、怖くなります…。
ひとつ、ハ・ヨンウンはどうもひとり暮らしで、何不自由なく暮らしてて…家政婦さんが家事などやってくれてるようですが、どうも彼女は「財閥の会長の隠し子」であるらしいことが示唆されてます。
それについてはハッキリ描かれてるわけではないけど、もしもそうならその生い立ちもヨンウンのパーソナリティに関連してるのかなあ…と考えてしまう。
どの程度、キム・テギュン監督や脚本に携わった方々が取材したり、あるいはご自分の知識に基づいてヨンウンのキャラクターを作り上げたかはわからないけど、確かに、自分の願いや希望を中心にして闇雲に行動してしまう人っているのもだし、若いうちはさらに偏った考えに囚われてしまうこともありそうだけど…。
ともかくヨンウンの不可解な思考が私にとってのこの映画の観どころでした。
ズバリ、私の分類では「思い込みの激しい人」の映画になって、その魅力にあふれた作品だったんですよね。
ですが ―― その「思い込みの激しい人」によって危機に陥った主人公夫婦ですが、結果的に、どこか、後戻りできない地点に至ったように思います。
おそらくジュンギは妻ソヒョンの知りたくなかった一面を知ったでしょう。
ふと気づいて読ませてもらったんですが、もうずっと更新されてない私のブロともさんのayetanさんが2015年に書かれたレビューがありますので、こちらも読んでくださいね。
やっぱり観ると同じ感想になるのかもしれませんね~。
ayetanさん、韓国映画、観てますか~(」•O•)」
それから、299分署マズル刑事さんも一昨年の4月にレビューされてますので、是非
たまさんのおすすめ韓国映画!「愛の棘」は、女子高生に翻弄されるチャンヒョクの姿が頭から離れない!
やっぱりたまさんたちのお話は面白いですよ~(≧∇≦)
299分署の皆様、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
監督さんはキム・テギュン監督
もちろん男性の方です。
1996年 パク・ポンゴン家出事件 監督デビュー作
1998年 ファースト・キス
2001年 火山高 監督、脚本
2004年 オオカミの誘惑 監督、脚本
2004年 20のアイデンティティ 「2時」 監督
2005年 短編映画 <I'm O.K> 監督
2006年 百万長者の初恋 監督
2008年 クロッシング 監督
2020年 裸足の夢 監督、製作
2010年 彼岸島(日本映画) 監督
2013年 愛の棘 監督
2016年 恋愛の発動:上海女、釜山男(韓中合作映画) 監督
―― 監督作のタイトルを並べると、懐かしさを感じる韓流ファンの方々も多いでしょう。
『オオカミの誘惑』、『億万長者の初恋』、『クロッシング』といった作品は人気が高いと思います。
実は先日も私、『クロッシング』を観て涙し、『火山高』を観てギャハハと笑わせてもらったんです。
『クロッシング』がホントにいい映画作品だと思いますが、ドンちゃん主演の『オオカミの誘惑』、ヒョンビン主演の『億万長者の初恋』もいい映画で何度も観てしまうんですよね。
今や私の「定番」です。
1998年の『ファースト・キス』はまだ観れてないのでまた観ますけど、サッカーが題材の『裸足の夢』もホンマいい映画なんですよね~。
『火山高』もアホかと思いますけど、やっぱりね~、好きなんですよね~。
チャン・ヒョクさんはチャン・ヒョクさんなので、どんな役柄を演じてても必ず優れた演技を実現されます。
『愛の棘』もさすがでした。
が…例えばこうまでイケメンではなく、もっと平凡な中年男性だったらどんな映画に…だなんて考えました。
でも思い込みの激しい乙女の暴走映画なので、先生はチャン・ヒョクさんのような光ってるイケメンがいいでしょうね。
ちなみに『愛の棘』のチャン・ヒョクさんはもちろん『火山高』とはぜんぜん違います。
ハ・ヨンウンを演じたチョ・ボア…私の知らない女優さんでしたが、役に合ってる女優さんだと思います。
でもリスキーな役だったと思うけど…だって嫌われるような役だから…。
が、最後まで観て…どうなんだろう、私はハ・ヨンウンのことが嫌いになれませんでしたね。
なんだか結末の演出がズドンときて…いろいろ考えちゃいました。
愛とはなんぞや。
そう考えるとハ・ヨンウンに罪はない…な、ど、と。
キム・ジュンギの妻ソヒョンを演じたソン・ヌンさん…私はこの女優さん、『亀が走る』(2009年)のチョン・ギョンホさんの情婦役で好きなんですよ。
『チョン・ウチ 時空道士』(2009年)では「妖怪」を演じてはりました…。
ソヒョン役は…う~ん、彼女は被害者なんだけど…結果として女VS女の戦いになだれ込み…そのバトルの試合結果から…なんだかソヒョンが好きになれず…いや、罪はないんですが、ああまでになったらもう、どうしようもないし
なんか自分を脅かす怖い敵であっても、それでも憎しみを出さない方がいいのかなあ、とか
考えちゃいました。
映画って観る人によって感想が違いますよね、やっぱり…。
この映画はストーカーを描いたサスペンス作品なんだけど…韓国映画らしく割り切れないものが残り…そこも私は好きでした。
ともかく、最初に抱いていた先入観とはぜんぜん違う映画だったので…さすがは韓国映画と認識を新たにした次第です。
そう考えると、やっぱり自分の苦手そうな映画を観ていくことが自分にとっていいのかなあ、と思います。
ここ最近、どうも映画を観る意欲が下がってる私ですが、劇場で観たい作品もあるし、気持ちを上げて少しずつ観ていきたいと思います。
ってことで今日もありがとうさんでした、おおきに…
アンニョン(^.^/)))
愛の棘
原題:가시 棘(とげ)
英語題:Innocent Thing
2014年製作/118分/韓国
韓国封切:2014年年4月10日
日本公開:2014年9月27日
配給:ファインフィルムズ
脚本・脚色:イ・ソンミン
脚色:ヒョン・チュンリョル
監督:キム・テギュン [第9作]
助監督:キム・ミレ、藤本信介
撮影:チョン・ハンチョル(KSC)
照明:パク・コヌ,キム・ボヒョン
音楽:キム・テソン、チョン・ジフン(キム・テソン作業室)
美術:キム・ヒョノク(PALMKIN)
武術:イ・ウンジュン
出演
チャン・ヒョク → キム・ジュンギ 体育教師 ソファ女子高等学校
チョ・ボア → ハ・ヨンウン 女子高校生
ソヌ・ソン → ソヒョン チュンギの妻
イ・ドア → ミンジュ 同僚体育教師
ト・グァンウォン → ソクチン チュンギのラグビー仲間
チャン・ソギョン → チュヒ 女子高校生
シン・チョルジン → 守衛
パク・チニョン → 妻の父
ト・ヨング → 産婦人科 医師
ワン・テオン → 校長
キム・ギョンシク → パク先生
ハン・ヒジョン → 家政婦 ヨンウン宅
ソン・ヒスン → 妻の母
ユ・ジヨン → 妻の姉
キム・ウォンシク → 妻の姉の夫
ユン・ボギン → 産婦人科 看護師
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
3月
2日 名もなき復讐(2015年) 親切なクムジャさん(2005年)
4日 犯罪都市 NO WAY OUT(2023年)
6日 アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争(2006年) THE WILD 修羅の拳(2023年)
9日 VOICE ヴォイス2005年) ブラッディ・ミッション(2008年)
13日 狐怪談(2003年) 虐待の証明(2018年) 愛の刺(2014年)
16日 火山高(2001年) 純潔なスニ(드라마시티 - 순결한 순이 2007年)
17日 10人の泥棒たち(2012年)
18日 人類滅亡計画書(2012年) 新装開店(1999年) 愛の運命 暴風前夜(2010年 )
20日 新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年) ラスト・ブラッド(2009年)