公開中の韓国映画です
8月14日からついに公開です
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アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうございます
アクション映画が続きます。
8月8日、この作品を観ました
ニンジャ・アサシン
ニンジャ・アサシン
原題:Ninja Assassin
韓国語題:닌자 어쌔신
中国語題:忍者刺客
(2009年、米独合作映画、99分、R18+)
監督:ジェームズ・マクティーグ
原案:マシュー・サンド
脚本:マシュー・サンド、J・マイケル・ストラジンスキー
製作:ジョエル・シルバー、ラナ・ウォシャウスキー、リリー・ウォシャウスキー、グラント・ヒル
製作総指揮:トーマス・タル ジョン・ジャシュニ、ウィリアム・フェイ
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽:アイラン・エシュケリ
美術:グレイアム・グレイス・ウォーカー
編集:ジャン・ガンジアーノ、ジョゼフ・ジェット・サリー
雷蔵 - Rain(ピ)(小野大輔)
ミカ・コレッティ - ナオミ・ハリス(岡寛恵)
ライアン・マスロー捜査官 - ベン・マイルズ
役小角 - ショー・コスギ(佐々木勝彦)
武 - リック・ユーン
ハリウッド - サン・カン
キリコ - 澤井杏奈
プリティ・ニンジャ - リン・ダン・ファン
タトゥー・マスター - ランドール・ダク・キム
配給:ワーナー・ブラザース映画
あの有名なジョエル・シルバー氏と、ウォシャウスキー姉妹、そしてグラント・ヒル氏って方が製作した米独合作の忍者アクション映画です。
ウォシャウスキー姉妹は『クラウド・アトラス』(2012年)をトム・ティクヴァと共同監督してるので、ドイツとの関係が深いのでしょう。
ウォシャウスキー姉妹の作品・・・『マトリックス』は私と合わなかったのか、あまり好きではありませんが、『バウンド』(1996年)や『スピード・レーサー』といった作品は素晴らしいと思います。
監督は、ウォシャウスキー姉妹が製作と脚本を担当した『Vフォー・ヴェンデッタ』(2006年)のジェームズ・マクティーグ監督です。
『Vフォー・ヴェンデッタ』も素晴らしい映画でしたね~。
また観たいですよ。
残酷描写がきっついとは聞いてましたが、いきなり人間の体がグチャグチャに切り刻まれる状況から始まってしまいます
かなりCGを使ってるんでしょうけど、リアリズムに裏付けられたケレン味とでも言いましょうか、なかなか度肝を抜いてきますねΣ(゚д゚lll)
だから、残酷な映画が苦手な方は観ない方がいいんだけど・・・私としては、こういった方向性はありだと思ってます。
この作品は「R18+」に指定されてますし、もともと子ども向きの映画ではないですしね。
規制、規制で、あまり残酷な表現を排して無難にしていくと、アクション映画の進化が止まるとゆうか、面白みも減る気がします。
それと、暴力の痛み、怖さが消えて、逆に暴力を娯楽として捉えすぎてしまうことにもなりかねませんしね。
地上波のテレビは誰が見ても安心な心地いい番組が放送されるべきだと思いますが、映画の方は「観る人が観る」特殊な作品もないとダメじゃないかなと思います。
ストーリーは難しくないです。
忍者暗殺団は世界中で殺人を請け負い、確実にターゲットを殺しまくっていた。
欧州警察組織ユーロポールの科学捜査官ミカ・コレッティは繰り返される要人暗殺事件が忍者暗殺団によるものだと気づき、同僚のライアン・マスロー捜査官と調べ始める(忍者一族からユーロポールに脅しがかかってる雰囲気あり)。
その中で一人の青年の存在を知ります。
青年の名は〝雷蔵〟。
〝黒い砂の一族〟の末裔、冷酷なオズヌ(小角)は世界中の孤児を集めちゃあ訓練し、究極の忍者暗殺者を育成していた。
雷蔵は孤児の一人であった。
オズヌの訓練は非常に残忍で、子どもであっても情け容赦ない。
このあたりもこの映画が年齢制限高めな理由です。
雷蔵にとって唯一の安らぎは、キリコとゆう少女くノ一だった。
二人の間には愛が芽生えつつあったが、厳しい境遇ゆえ、その愛はかなわなかった。
その後、雷蔵は暗殺者としての使命を果たすことになるが(この一人目の暗殺が怖い)、ベルリンのビルの屋上でオズヌから裏切り者のくノ一を処刑するよう命じられたことで、オズヌと対立し、グループから抜けることとなる。
そして彼は、かつての仲間たちから命を狙われる立場になっていた。
抜きん出た暗殺者であった雷蔵は以後、オズヌ率いる忍者暗殺団の仕事を妨害することになる。
暗殺団のことを知ったミカも彼らから命を狙われることになったが、彼女を助けようと現れたのが雷蔵だった。
そういった話です。
まあ、私にはちょっとわからなかったところもあるのですが・・・。
日夜鍛錬を怠らない雷蔵を演じるのは韓国のRAIN(ピ、비)。
キム・テヒの旦那さんですな~。
RAINはウォシャウスキー姉妹の監督作、『スピード・レーサー』にテジョ・トゴカーン役で出てたので、その線からの起用かもしれないですね。
いや、RAINは俳優よりも歌手って感じで、アクション俳優のイメージでもなかったんですが、この映画では凄まじいアクションを演るのでビックリしてファンになってしまいましたよ~。
やっぱりステージ・パフォーマンスを頑張ってきたアーティストは違いますわ~、そのままアクション俳優になれるんですよね。
それと、やっぱりテコンドーの素地があるようで、それなら尚更ですね。
RAINの映画としては2012年の航空アクション映画、『R2B:リターン・トゥ・ベース』を観て、気に入った覚えがありますが、それもRAINが主演だからってよりも作品で好きになった感じでした。
まあ、また観ようと思ってるんですが、なかなか機会がないんですけどね。
『ニンジャ・アサシン』のRAINはホントにかっこよかったです。
アクション俳優としてきっちり役目を果たしてましたよね。
凄いカラダでしたし・・・。
ユーロポールに捕まった時には「この男は殺人マシンとゆうよりもアイドル歌手に見えます」とか言われてましたが(;´∀`)
RAINの出演作ではまたこれから観る作品もあるんですが、カン・ソラやイ・ボムス、ミン・ヒョリンと共演した実話に基づく作品、『Race to Freedom: Um Bok Dong』(2018年)は日本では観れないのかな。
それと、『ニンジャ・アサシン』のあと、RAINが主演候補だった、カート・サッター監督による『燃えよドラゴン』(1973年)のリメイク、『Awaken The Dragon』って企画があったと知ったんですが・・・結局、どうなったんでしょ(?_?)
なんとなく、立ち消えになった感じ・・・。
少年時代の雷蔵を演じてるのは丸坊主になってる元MBLAQのイ・ジュン
撮影当時、21歳くらいでしょうか・・・。
この映画、回想シーンが多いのでイ・ジュンもいっぱい見れます。
ヒロインのミカを演じるのはナオミ・ハリス。
傑作ゾンビ映画の『28日後...』(2002年)もありますし、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のティア・ダルマ役、『007』のマネーペニー役でも有名ですね。
素敵な女優さんだし、彼女の出演作には私の好きな映画が多いんです。
この映画では終盤まで、ただ守ってもらうだけの役ですが・・・
もう一人のヒロイン、キリコを演じるのはニュージーランド出身のアンナ・サワイ。
キリコは雷蔵の初恋の相手で、非人間的なニンジャ暗殺組織の中で生きていくことに疑問を感じ、壁を越えて逃げようとしますが・・・。
こうなりたかったようです(≧∇≦)
アンナ・サワイは香港やフィリピンで育ち、日本に住んでいた2004年にはミュージカル、『アニー』で主演したそうですし、『ニンジャ・アサシン』のあとには、エイベックス・マネジメント所属のダンス&R&Bグループ、「FAKY」としてデビューした経歴もあるそうで、日本語も話せるみたいです。
来年の4月に公開される『ワイルド・スピード』の9作目、『ワイルド・スピード ジェットブレイク』にも出演してるそうです。
『ワイルド・スピード ジェットブレイク』は超豪華キャストですね
極悪なオズヌを演じるのは、あの有名なショー・コスギさん。
私、ショー・コスギさんが出る映画、初めて観たと思いますが、世界忍者ブームの原点、ショー・コスギさんがお出になったってことは、おスミつきをお与えになった、ってことなんでしょうね~。
ハッキリ言ってオズヌ役はメチャクチャ憎たらしいんですが、さすがの存在感、そして素晴らしいアクションでした。
忍者団の中でも秀でたタケシを演じるのはリック・ユーンさんで、調べてみると、あの『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年)の気持ち悪い「ザオ」を演じてたり、RZAの『アイアン・フィスト』(2012年)にも出てたり、そしてやっぱり『ワイルド・スピード』(2001年)にも出てるのだった。
最後がえぐい(>_<)
最初の方で出てくるこの「Pretty Ninja」もえぐい(+o+)
演じるはリン・ダン・ファンさん。
私としてはこの作品、アクション映画として満点を差し上げたいと思います
いや、ホントに凄かったので。
だいたい上映時間の60~70%くらいがアクション・シーンでしたが、そのせいもあって一瞬も退屈しませんでしたし、そのアクション・シーンが2009年の映画であることを考慮しても、異常に完成度が高かったです。
振り返ってみると話そのものは、ホントにありきたりな感じで、普通に悪の組織を裏切った人の戦いの物語なんですが、アクションと合わさった効果か、不思議なエモーションを与えてくれます。
なんか、素直に感動してしまいました。
やっぱりドラマ面でも優れてたんでしょう。
かなり回想シーンが多いけど、そこでも描かれるのは年端もいかぬ子どもたちを殺人マシンとして完成させる一点のみに集中した非人道的な世界
なかなか見てられません(>_<)
途中で雷蔵が昔の友達を殺めたあと、「人を殺すヤツじゃなかった」とつぶやく哀しみもあり・・・。
これ、出演した子どもたち自身は、自分たちが18歳になるまで観られなかったんでしょうね~。
しかし荒唐無稽ながらここまで殺伐とやられた方がアクション映画としてこっちも真剣に観ざるをえなくなって嬉しい。
そして、後半はもう、こっちの予想を超えるほど、長くアクションが持続して観終える頃にはヘトヘトになりました~(o´Д`)=з
そんだけ、いいアクション映画だったってことでしょうね
忍者なんかおらへん~とかナメてたユーロポールが忍者に襲撃されて真っ青になりつつ必死で反撃する流れもいいし~、私はあの、忍者が振り回しまくるギロチン鎖鎌が大好きです
自分も振り回したくなります~(*≧∀≦*)
一人で多数を相手にする時の雷蔵のギリギリ感も最高やし~。
基本的にシリアスな映画ですが雷蔵とミカの間では軽快なセリフがポッと出たりして、楽しい。
あと、手裏剣が飛ぶ音とか、刀を振り回す音とか、音響も最高にかっこよかったです。
エンドロールの最初に流れるスパイダーベイトの「Shazam!」もいい選曲で、むごい映画を観た直後なのに後味悪くありません~(˙ᗜ˙)
ところで最初のヤクザ襲撃の忍者は雷蔵じゃないですよね
彫師のおじいちゃんまで手にかけるとか、ヒーローにあるまじき行為ですし、やっぱりあれはオズヌの部下なんでしょうね。
この作品、アクション映画好きさんでまだ観ておられなかったら、絶対に観た方がいいですよ
でも、ホントにとっても残酷なので、ご注意くださいね(^_^;)
残酷でしたが、私にはとってもかっこいい映画でもありました
観る前は半信半疑でしたが観て良かったです
でわ、今日もおおきに、ありがとうさんです
アンニョン(^.^/)))