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いつも多謝です
10月3日、1995年の香港映画を観ましたよ・・・
ジェット・リーの『ターゲット・ブルー』(1994年)を観ようと思ったんですがレンタルDVDさんで見つからず・・・代わりに選んだ作品です。
ハイリスク HIGH RISK
ハイリスク
原題:鼠胆龙威
英語題:High Risk
韓国語題:탈출
(1995年、香港映画、102分)
監督・脚本・製作:バリー・ウォン
製作総指揮:ヤン・タンクェイ
製作:ペイ・シャイチャン
撮影:トム・ラウ
美術:ジェーソン・マク
音楽:リチャード・ユエン
編集:アンジー・ラム
字幕:風間綾平
ジェット・リー Lee Cir
ジャッキー・チュン Lung Wai
チンミー・ヤウ Lok Wai Ching
ウォン・シウ Doctor
ウー・マ Lung's Father
ビリー・チョウ ソン
チャーリー・ヤン
チャウ・カーリン
配給:ツイン
解説: 高層ビルを乗っ取ったテロリストに単身立ち向かう元特殊部隊隊員の活躍を描くアクション。「ダイ・ハード」を向こうに回した設定ながら、ビル内部を走り回る自動車、ラストのヘリコプターの破壊場面など、大仕掛けな特撮も見もの。主演は90年代最高のクンフー・スターの地位を得たリー・リンチェイと、「楽園の瑕」のジャッキー・チュンで、ブルース・リーばりのトラック・スーツを着込んで本格的にクンフーに挑んでいるのも話題に。監督・製作・脚本は香港一のヒットメーカー、バリー・ウォン。共演はウォン製作の『新・少林寺伝説』(V)に続いてリーとの共演となるチンミー・ヤウ、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」などベテランのウー・マ、「天使の涙」のチャーリー・ヤン、「恋する惑星」のチャウ・カーリン、『フィスト・オブ・レジェンド』(V)のビリー・チョウなど、多彩な顔ぶれ。(映画.com)
アジアのある都市 ―― 〝ドクター〟と名乗る人物をリーダーとする犯罪者集団によってスクールバスに爆弾が仕掛けられる脅迫事件が発生し・・・身代金が払われたにもかかわらず、子どもたちを救うことはできなかった。
解決に当たった爆弾処理班のキット・リー中尉は、この事件で愛する妻と息子を失い、姿を消す。
一説には香港にいるとのことだが・・・。
最初は、あ~、まず普段のジェット・リーの活躍を見せるのね~、と呑気にしてたら、悲惨な事態になり、ショックを受けました。
大勢の子どもたちが犠牲になり、映画としてもイヤな気分です。
で、これは重い映画なのかなあ・・・と思ったんですが、いや、ムチャクチャじゃないですか・・・(^_^;)
なんか、ホント、オープニングとそのあとの色が違うな~
それはともかく、ジェット・リー主演の香港映画と来れば、私のアクション映画の師父に登場していただかねばなりますまい(`・∀・´)
明石家いわし先生がキッチリとレビューされてるので是非、そちらを読んでいただきたい。
よろしくお願い致します
いわしさん、いつも、ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
で、事件から2年後の香港・・・カンフー・スターのフランキー・ローン(ジャッキー・チュン)は絶対に代役を使わず、どんな危険なスタントも自らこなすことから人気を博しており、日本からのツアー客も殺到してるそうなんですが、キット・リー中尉は「大胆(ダイダン)」と名前を変え、彼の護衛、兼、代役になっていた。
ね
ムチャクチャでしょ
いや、なんで、カンフー・スターの代役をやってんのよ、妻子を奪った憎い犯罪者に復讐するなら特殊部隊を続けときなさいよ。
しかも、あんまりええ仕事でもないし。
・・・まあ、実は、復讐する相手の方が向こうから香港に来てくれるんですが。
フランキー・ローンはビビリでホントは危険なスタントができない臆病者で、しかも昼間から飲んだくれてるので、リーは代わりにやったげるしかなかった。
また甘やかして・・・。
この映画のDVDには日本語吹き替え音声があるんですが、それで観ると下品度、アホ度が30%増しくらいです。
しかもなんか、字幕と吹き替え音声で言ってることがぜんぜん違ってるところも多いし・・・いい加減~
フランキーのお父さん(ウー・マさん)も息子の堕落を嘆いていたが・・・映画を観てるとやっぱりずっと甘やかしてるのだった。
テレビ番組「シティ・レポート」のハニー(チンミー・ヤウ)はフランキーが代役を使ってることに気づき、ベッタリ張り付いて取材することにする。
しかし、その取材の過程でダイダンことリーともめるのだった。
チンミー・ヤウさん、この前の『トリック大作戦』(1991年)にも出てはりましたね。
コメディエンヌとして秀でておられます。
この映画では青木さやかと同じ芸風。
で、グランデュア・ホテルのオープニング・イベントで宝石の展示パーティーがあり、フランキーたちも招待された。
その「18世紀のロシア皇帝の宝石」がどれほど厳重に管理されているか、フランキーのマネージャーさんのチャーリーがわざとらしく説明してくれる。
その頃、悪人たちの一人、ソンボンは、カンフー・スターであるフランキーの動画を見つつ、いつか必ず勝負してやると興奮していた。
この方、ビリー・チョウさんですね、あの。
ドクターたちは宝石の展示会を狙っていたのだった。
グランデュア・ホテルでは従業員たちがオープニング・イベントの準備に余念がなかったが、その一人、ジョイス(チャーリー・ヤン)の彼氏さんが、新米刑事のチョウ・カムなんですが、ジョイスは彼が刑事であることが心配でイヤなので、もう別れたいんですね。
チョウ・カム刑事を演じるのは歌手の楊宗憲(ヤン・ゾンシェン)って方だそうです。
チョウ・カム刑事はこの夜、ドクターとニアミス。
フランキーのモチーフになったカンフー・スターって・・・なんとなく、私はブルース・リー様じゃないかと思ったんですがね~、もしかするとこれ、神への「冒涜」じゃないですかね
熱狂的な李小龍ファンに殴られそう・・・。
ところでフランキーを演じるジャッキー・チュンさん、香港四大天王の一人なんですが、私は出演された映画を観たことがなく・・・と思ったら1本だけ、『ヘリオス 赤い諜報戦』(2015年)を観てました。
いや~、ちょっと気づけないですよ~、同じ人とは
で、この『ハイリスク』ですが、最後まで観ると、ジェット・リー主演ってよりも、シリアスなジェット・リーとコミカルなジャッキー・チュンさんのダブル主演って感じなんですね。
だから必然的にジェット・リーが出ずっぱりって感じじゃないことに不満もあるかもしれないんだけど、結果として私は面白かったです。
最近、コメディが好きなので。
とにかくビリー・チョウさん演じるソンボンは映画を本気にしてて、フランキーと戦いたいと思っているので、あれやこれやあります。
なんか言ってることがおかしいんですけどね
いよいよホテルのオープンの夜、かなり偶然にリーは、そこで憎い仇のドクターが何かしそうだと気づく
で、会場に現れたドクターは、かなり本気でジョイスを口説く気で・・・いや、あんた、部下には今回のヤマは気を引き締めろみたいに言ってたのに。
そしてドクターの仲間であるフェイフェイ(バレリー・チョウ=チャウ・カーリン)はフランキーを誘惑して油断させている。
ドクターとフェイフェイ。
すみませんね、キャストについて語りたいけど知識がなく
それはまた香港映画に詳しいブロガーさんの方で・・・。
ドクター役のケルビン・ウォン(王霄)さん・・・日本の俳優さんの誰かに似てるな~、と思ったんですが、その誰かにがわからない。
もしかすると、岩井俊二監督~
あ。
会場にはハニーとカメラマンさんも来てます。
なんか登場人物が多いな~。
そして招待客に宝石が披露されるのを見計らってドクターの一味たちは計画を実行し始めるんですが、この方、知ってます。
『ドラゴン危機一発'97』(1997年)に出てた林國斌(Benjamin Lam)さんですね
この方、ドクターの弟さん役みたいです。
ドクターの一味たちはホントに情け容赦なく、残酷に警備の人たちやホテルの人たちを殺害していく。
それを見てビビったフランキーは死んだフリ。
残酷な状況に平気で笑いをまぶしてくるのはバリー・ウォン監督のセンスなのか・・・不謹慎~(>_<)
でも、ここのフランキーとフェイフェイの場面・・・最高に好き(´∀`*)
その頃、だ~か~ら~、グランデュア・ホテルで悪人が悪いことをしようとしてるっちゅうにと言っても誰にも信じてもらえないリーだったが、チョウ・カム刑事だけが信じてくれた。
リーとチョウ・カムはこのかかわりで、相棒的な関係となってゆく。
その頃、ホテルにいる人たちは殺され、フランキーはドタバタしていたが、ここでようやく、ジェット・リーの時間だ
チョウ・カム刑事はそこまででもないので逃げてるだけですが、さすがはジェット・リー、素晴らしいアクションです。
ホテルの中で人を轢きまくりながら車を走らせる
チョウ・カム刑事、すでに足に大怪我
上映時間がまだ1時間くらいあるのに、もう「万一の時」の話を始めるチョウ・カム刑事。
それにリーがうなずくと、勝手に「やっぱり殺されるんだろうか、死ぬんだろうか」とビビり始める(;´∀`)
それもまあ、わかりますが・・・危ない撮影やな~。
何やってんのん。
この車がホテルの上から下を走ってたパトカーの上に落ちましてね、パトカーに乗ってた人は顔も映らず死亡ですよね、あんまりやわ~。
ところでこの映画のタイトル、『鼠胆龍威』は『ダイ・ハード』(1988年)の中国語題、『虎膽龍威』のパロディやって。
あ~、自覚的なんですね~。
このあと、リーがシリアスに頑張る流れと、フランキーたちが笑いを取りまくる流れが交互に描かれる
まるで二つの脚本を1本の映画にしたような作品だ。
どうなんでしょう、当時としても斬新な試みだったのでは
また悪役のドクターさんが狡賢いのよ。
なかなか魅力的な悪役さんじゃねーか(≧∇≦)
リーがドクターの声を聞く時、ジェット・リーさんのお耳が大映しになる演出、大好きです。
チンミー・ヤウさんも面白いな~ヾ(*´∀`*)ノ
このあと、大量の○○に囲まれた状況で閉じ込められる。
そして犬猿の仲だったリーさんとの距離が縮まったり・・・なんて盛りだくさんな内容だ
その代わり、緊迫感はそがれるけど
なんかよくわからないけど、笑ってしまう・・・。
ソンボンさんとフェイフェイの不思議な仲間割れもあり・・・女優さんたちが好き放題振る舞ってるように見える変さも笑えます。
フェイフェイはなんと、レクター博士のごとく、ソンボンさんの鼻に噛みつく
女VS男でも容赦ないな~。
『ダイ・ハード』にもなかったラブシーン
そして、ドクターの計画が実は意外と行き当たりばったりだったのと、リーもリーでやっぱり勢いでムチャクチャする人だったため、チャッチャと人が減り
リーはハニー、フランキーはお父さんたちのため、それぞれ頑張る
なんか、スイッチが入った人。
いや、なんか、ついついいろいろ書いて、すんません(´▽`;)ゝ
この映画、アクション映画だけど、カンフー映画とはまたちょっと違うかもしれませんね。
そして、コメディ度が高い割に人が半分に切れたり、女の頭が吹っ飛んだり、残酷度も高めです。
昔はこれでも大丈夫だったかもしれないけど、今、観ると「うっ」となる方も少なくないかもしれません。
でも、ダメ俳優が最後、頑張って、最初、ちょっとイヤだなぁ、と思ってたのが最後、好きになってたのが映画の良さでしたね。
ジェット・リーも最後、かっこよかったなあ。
ちょっともの足りない気もしたけど、これはこれでいいんじゃないですか。
映画としてはあれやこれやとあって、観て良かったです
面白かったですよ
昔、この映画を観た方々に懐かしんでいただければ幸いです。
でわ、今夜も最後まで読んでくださり、唔該です~
またです、拜拜~(^.^/)))