昨夜に続いてジャッキーの〝アジアの鷹〟シリーズの1作目、『サンダーアーム 龍兄虎弟』の感想を書かせていただきます。
昨夜は寝てしまって、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)、観れなかったんすよね~。
まあ、今夜もやめときます。
早く観たいですけどね。
5月9日、この作品を観ました~
サンダーアーム 龍兄虎弟
サンダーアーム 龍兄虎弟
原題:龙兄虎弟
英語題:Armour of God
韓国語題:용형호제
1986年製作/98分/香港
日本公開日 1986年8月16日
配給:東宝東和
監督:ジャッキー・チェン
脚本:バリー・ウォン、エドワード・タン、ロー・キン
製作総指揮:レイモンド・チョウ
製作:チュア・ラム
撮影:ボブ・トンプソン、ピーター・ゴウ
音楽:マイケル・ライ
スタント・コーディネーター:ジャッキー・チェン・スタントメン・クラブ
字幕:進藤光太
アジアの鷹・ジャッキー - ジャッキー・チェン
アラン - アラン・タム
ローラ - ロザムンド・クワン
メイ - ローラ・フォルネル
バノン伯爵 - ボジダール・スミルジャニック
魔王 - ケン・ボイル
教団長 - ジョン・ラダルスキー
『ライジング・ドラゴン』(2012年)を観たあと、〝アジアの鷹〟シリーズの3作目だと知って慌てて1作目から観たわけですけど、結果としてこのシリーズ3作、「宝探し」、「文化財泥棒」、「主役ジャッキー」、「舞台が世界的」といったこと以外、そこまでシリーズものじゃなかったですよね。
話はぜんぜん続いてませんし、主人公「アジアの鷹」の設定も徹底されてないし・・・まあ、それはそれで良かったんですよ、そこまで厳密なシリーズものでなくって。
〝アジアの鷹〟シリーズはつまり、ジャッキー映画における「トレジャーハンター作品」であるってことなのではないかな。
かなり古い作品ですのでネタバレしてもいいと思うんですけど、ツインさんの方にちゃんとしたストーリーがあったので、転載させていただきますね。
ストーリー Story
”アジアの鷹”の異名を取る探検家のジャッキーは、親友のアランから、かつて自分が思いを寄せていた女性ローラが謎の邪教集団に誘拐されたことを知らされる。教団の目的は、世界に散らばる5つの秘宝”神の武具”をジャッキーに集めさせ、強大なパワーを手中に収めることだった。ジャッキーは悪の使徒たちの恐るべき野望を阻止すべく、大量のダイナマイトを武器に、敵の砦である洞窟への乗り込む!
鋼鉄の肉体を持つアマゾネス軍団との死闘をはじめ、パワフルなアクションが続出!ジャッキーが本作の撮影中に、頭蓋骨を骨折する大けがを負ったことも話題となった。その事故直後の映像はエンディングロールのNG集に収録されている。
「龍兄虎弟」は「りゅうけいこてい」と読むんですね。
最初からワクワクさせられる香港製アドベンチャー・アクションなんですけど、古い作品だから、ちょっとヒヤッとさせられる差別的な描写もあるように思えて「ウッ」となりましたが、センシティブな映画ファンである私たちが観る分にはぜんぜん問題なし。
まあ、最初、メル・ギブソンの『アポカリプト』(2006年)や『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(2006年)に影響を与えたんじゃないかと勘ぐりたくなるような始まり方ですね。
で、本筋の方もなかなかカルトな宗教団体が出てきて、いつの世も危険な邪教集団は不気味であるのかなあと思いました。
言わば、狂信的であることの怖さですが、宗教団体の方でもこういったイメージを払拭するのは並大抵のことではないでしょう。
まず、無理な勧誘などは絶対に控えるべきでしょうね。
いや、でもね、宗教関係なく「狂信的な人」って、ネットを見てると少なくないかもしれないですよね。
原理主義的な人が多いとゆうかね・・・。
しかし映画の中の教団が月イチで町から娼婦たちを連れてきて信者たちの相手をさせているのとか・・・いや~、娯楽映画には相応しくないイラッとさせる設定じゃないですか・・・。
それだけ、カルトな邪教集団が異常だってことを表現したかったんでしょうけど、お子様には向いてないじゃないですか(まあ、観せる観せないは親御さんたちのご判断ですが)。
この映画、そういった意味でなかなか困らせてくれるわ~。
いきなり「運命には逆らえない~ 逃げも隠れもするな~ ミッドナイト・ランナ~ ♪」とか熱唱されてますが、私、アラン・タムさんを知らなかったんですね。
エリック・ツァンさんの親友で、アジアを代表する歌手なのですね。
なるほど( ゚ー゚)( 。_。)
この映画の監督が本来はエリック・ツァンさんだったことも、アラン・タムさんが出演された経緯でなんでしょうね。
アラン・タムさん演じるアランは別に強くないって設定ですが、いいんじゃないですか。
強くて暴力に対応できるジャッキーと、別に強くないアランのコンビが面白いのは確かでしたよ。
ジャッキーがかつて思いを寄せていて今はアランの彼女であるローラが誘拐されたことが物語の発端ですね。
ローラを演じたロザムンド・クワンさんの出演作である『プロジェクトA2 史上最大の標的』(1987年)や『トリック大作戦』(1991年)を観てたんですが、私はまだそこまで覚えてなかった
アランとジャッキー、そしてローラは昔、「The Losers」ってポップ・グループのメンバーだったって設定ですが、いいですね~、こうゆう遊び心のある回想シーン。
「The Losers」はアラン・タムさんが参加していた実在のグループ、ウィナーズ(溫拿樂隊、The Wynners)がモデルなんだそうです。
ジャッキーたちと行動を共にすることになるメイ(ローラ・フォルネル)。
〝アジアの鷹〟シリーズらしくキャストも国際的ですな。
メイの初登場シーンはアンジーの『トゥームレイダー』(2001年)に影響を与えたかもしれないですね。
メイとジャッキーは当初、反目し合いますが、そこはかとなくラブコメ風味も漂ってますし、ジャッキーにとって失恋の相手だったローラと再会する中で、メイとゆう新しい女性と親しくなることは、ジャッキーの心の傷を癒すことになったのではないかな。
と言って、映画としてそこまでの恋愛ノリはないですけど。
中盤の観せ場はヨーロッパの街並みの中、ものすごい危ないことをやりまくってそうなカーチェイスですね。
危ないなー、ホンマ。
ジャッキーは冒頭の場面を撮影中、頭蓋骨骨折の大怪我を負ったわけですが、そのあとでもまだ危ない撮影をやめないのが凄いですよ。
命懸けですな
それと、ジャッキーの映画では三菱さんの自動車が使われるものなのかな。
あそうみたいです。
ホントに好きなんですね。
前述の通り、邪教集団の描写が私的にはなかなか強烈で、またかっこいい悪役でもないのが残念でしたが、アクションが始まってしまえば問題なしです。
それだけはもう、ジャッキー映画では不変的だわ。
女子プロレスラーみたいな4人組との慌ただしい対決のアクションも楽しいですo(^o^)o
敵にセクハラして謝るのもたいがいですが・・・
「The Armour of God」って英語の題以外に、英語圏では「Mister Dynamite」ってジェームズ・ブラウンみたいなタイトルもあるようですけど、ホントにあの悪ノリなダイナマイト脅しが素晴らしい。
いや、あそこだけなんですけどね~、でも「ミスター・ダイナマイト」って題名もええなあ。
ってゆうか、ジャッキー映画の特徴って「人を殺さない」だと思ってたのに・・・惨殺しまくってますやん、皆殺しやん~
ええのん~
なんか、「神の武具」も運び出せてないし(´Д`;)
あ~、もう見てられへんわ~(>_<)
そこまでやってくれなくっても・・・
でも、もう35年も前のこと・・・ジャッキーは人生を通じてやり通したのだ・・・ホンマに立派
『サンダーアーム』、映画としては私は『ライジング・ドラゴン』の方が好きだし、満足もしましたが、でも1986年のジャッキーの映画を観れて良かったですよ
ちょっとおどろおどろしさがあるのも結果として良かったです。
次は1991年の『プロジェクト・イーグル』ですね。
でわ、今日も最後まで謝謝でした
拜拜☆⌒(*^-゜)v
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