你好嗎~(^-^)ノ~(^-^)ノ~(^-^)ノ
いつも多謝です
1985年の香港映画ですね。
10月11日、この作品を観ました・・・
ファースト・ミッション
いきなりジャッキーご本人の歌唱による「チャイナ・ブルー」から始まるんですよね~♪
この歌、いいですね
でも、映画本編でのジャッキーの声は別の人・・・(?_?)
そこ、香港映画の困ったところですね。
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オリジナル版の主題歌はこの歌だったようです。
で、のっけからですけど、まず最初に、香港映画といえば、私のアクション映画のお師匠様、明石家いわし師父のレビューをご紹介させてくださいまし。
2017年の1月に書かれてます。
いや、「師父」と呼ばさせていただいてても『カンフー・パンダ』のレッサーパンダ師父が頭に浮かんだりは決してしておりません(;´∀`)
ストーリーもお詳しく、またためになるエピソードも交え、レビューされてます。
この映画について知りたければ、まずいわし師父のレビューをお読みくださいまし。
いわしさん、いつもありがとうございます~☆⌒(*^-゜)v
やっぱり私はこの時代の香港映画に詳しくないので・・・キャストについてはお顔だけ見ててもわかりません。
ジャッキーの隣の方、ユン・ワーさんでいいんでしょうか。
詳しいことは書きませんが、最初っからかなり激しめのアクションがあるんですけど、ジャッキーが演じるファン・シャンヤンは刑事として配属された。
で、シャンヤンのお兄さん、タクヤンは小学生たちとつるんでるんですけど、お兄さんは知的障害があるので、子どものような人なんです。
小学生くらいの子どもだと、こんな感じの大人の人をバカにしたりしそうですが、たとえ過去、そういったことがあったにせよ、お兄さんと仲の良い子どもたちはお兄さんと対等に付き合ってますね。
いや、対等に付き合うのはともかく、タクヤンが大人なのをいいことに面倒に巻き込んでて・・・それはちょっと、アカンよ、君たち。
まあ、「何でも言うことを聞く大人の友達」がいたら、こうなるかなあ。
ってゆうか・・・あ、あ、あ、あれ~
この映画、観たことあるぞー∑(゜∀゜)
いや、絶対に観てますわ、この映画。
最後まで観て確信しましたもん。
この映画、私、観てます
けど、なぜ覚えてないのだろう・・・
DVDを借りたりはしてないと思います。
考えたんですが、おそらくテレビで放送された時にいい加減に観たんだと思います。
でも、タイトルは記憶してなかったんだけど、映画そのものはけっこういろいろ覚えてるんですよ。
サモ・ハンさんがらみの場面ってことになりますけど。
その頃、香港映画にまだ興味がなかったんでしょうね。
なんとなく過去に観てた映画だったんですけど、今回、観てて結果として良かったと思います。
ちゃんと観ましたし、良さがわかりましたしね。
で、お兄さんですが、友達の小学生たちと浅はかに考えて高そうなお店でアイスクリームとかを食べて、支払いの段階になったらお金が足らず・・・子どもたちは先に出て行ってしまい、またその店の人たちが乱暴で情け容赦なく、お兄さんに暴力を振るいまくるので、怖がってキッチンの冷凍庫に逃げ込んでしまい凍って大騒ぎに。
もうね、最初から泣きました。
店の人も話を聞いたらいいのに・・・店の人が冷酷すぎてホントにイヤになる。
店の前には野次馬が大勢集まってるし。
結局、大慌てで弟のシャンヤンが駆けつけ、お兄さんを助けました。
お兄さんはもうすぐ30歳だそうですが、となるとシャンヤンは20代半ばから後半でしょうか。
兄弟のご両親も早くに亡くなられてますし、お兄さんの面倒を見なければならないのでシャンヤンも大変でしょう。
お兄さんがどっか行ってしまわないようシャンヤンは手をつないでるんですが、周囲の目もあり恥ずかしい(←伏線です)。
シャンヤンは様々な注意をお兄さんに促すんですが、お兄さんもどこまで覚えててくれるか・・・。
高いお金を払って英語の家庭教師にお兄さんを教えててもらってたんだけど、その家庭教師も最悪なヤツで、シャンヤンが見てないところではお兄さんを泣くまでイジメまくって・・・。
それでも学ぶ気持ちを持ってるけなげなお兄さん。
もうね、泣きます、ホントに。
シャンヤンも仕事があるし、ギリギリでしんどい状況だったと思うんですけど、ジェニーにプロポーズしてます。
シャンヤンは長年の夢だった船員になれることになったんですが、あとはジェニーと結婚できれば言うことなしなんですよね。
でも警察の仲間が(なんで来てる)そんなん船乗りになったらジェニーにお兄さんの面倒を見ささせたいだけだろ
みたいにシャンヤンを非難してきまして、シャンヤンにもその考えがなかったわけでもないようで、困ってしまう。
あ、一番右の方、やっぱりユン・ワーさんですね
若いなー。
あと、警官仲間は口が荒いな~。
ジェニーを演じるエミリー・チュウは『男たちの挽歌』の1作目、2作目(1986~87年)でレスリー・チャンの婚約者(のち結婚)ジャッキー役だった女優さんですか。
で、ジェニーに嫌がらせをしていたゴロツキたちと、警察仲間で乱闘になり、アクション・シーンにもぬかりはありません。
警察仲間の中でもケンカは強くないけど口は達者な人、マン・ホイ(Mang Hoi 孟海)さんって方だそうで、目立つ存在です。
キャスト的には、私はまだまだ知らなかったけど、コーリー・ユェン(元奎)さんや、映画監督のピーター・チャンさんも出てるそうです。
そのことに関してはお詳しい方々のブログを読ませてもらうと、香港映画界の知識も深まります。
お兄さんの方は小学生の友達の頼みごとをグダグダにこなしたり、コメディ方面もいろいろあり・・・ま、笑いは古い映画なのもあり、ベタですけどね。
ところでお兄さんの名前は「嘟 嘟」いうらしいんですが、日本語吹き替えでは子どもたちが「タクヤン」と呼んでて、字幕では「デブゴン」。
香港映画っていつも役名がハッキリしませんなあ。
ちなみにセリフはジャッキーやサモ・ハンさんの声ではなく、それぞれ「配音:鄧榮銾」、「配音:林保全」と別の方が吹き替えられてます。
声が違うのもイヤなんですよね~(>_<)
シャンヤンは船乗りになって大きな世界に出ていくことを切望している・・・。
知的障害のあるお兄さんのコミカルな場面には異論がある方もおられると思うけど(私も観ていて複雑でした)、この映画はアクション・コメディでありながら、ご家族の苦労や複雑な心境も描かれ、脚本としては優れていると思います。
あのバリー・ウォンさんなんですね、脚本は。
ジャッキーやサモ・ハンさんの演技も素晴らしく、ジャッキー演じるシャンヤンがお兄さんを深く愛していながら、周囲の目を恥ずかしく感じている表情もうかがえます。
お兄さんは無邪気で、それがまた心を打つのですが。
お兄さん(タクヤン)の小学生の友達のお兄さんのチンピラ青年を演じるのはタイ・ポ(太保)さんですね。
ジャッキー映画のファンの間では有名でしょう。
このチンピラお兄さんがまたトラブルの元なんですけど。
この映画ではタクヤンの友達の子どもたちが可愛いんですよ。
でも、そのうちの一人が子どもならではに思いついたことをタクヤンに忠告してしまい、タクヤンは弟が船乗りになったら自分が捨てられるのだと思いつめてしまう。
『ファースト・ミッション』は香港版『ギルバート・グレイプ』(1993年)でした。
もうね、ここ、号泣でしたよ。
こんなになるジャッキーですし・・・。
自分が弟を苦しめていると気づいたお兄さんは「俺は大人だ」と街へ出て職探しを始める。
えらくのん気な音楽が流れてますが、胸が締めつけられるような場面です。
だのに、仕事を探して入ったお店の人は、そんなお兄さんを面白がって笑われもんとしてイジリ倒す。
お店のオーナーを演じるのはウー・マさん。
調べると私も出演作を幾つか観てました。
このオーナーがホントにとんでもない人で、逆にこの人がこれまでどう生きてきたかを考えましたよね。
一事が万事だと思いますので弱い立場の人たちをいじめてきたのだろうと考えますよ。
お兄さんは言われるがままに醜態をさらしてしまうんですが、ここ、途中から日本語吹き替え音声が途切れてオリジナル音声になります。
つまりきっとこの場面は過酷すぎてテレビでは放送しなかったんだと思います。
私は放送した方が観てる子どもたちにとって考えるきっかけになると思うんですがね。
この映画の監督はサモ・ハンさんですが、実質、製作総指揮のウー・マさんが監督されたそうですね。
だからご自分の出演シーンは短いんですね。
当時、ジャッキーもサモ・ハンさんもホントに忙しかったんでしょうね。
偶然通りかかったシャンヤンの友達が言いなりにされてるお兄さんを止めて連れ帰り、シャンヤンを非難したんですが、シャンヤンも逆ギレしてしまい・・・でも、お兄さんはあくまでも純粋な人だった。
で、次の日からシャンヤンはジェニーとデート中も時間を作るために、ボールを遠くに蹴ってはお兄さんに拾ってこさせ・・・って、おい
お兄さんは犬かよ、お前・・・
ジェニーも「遠くへ蹴って」とか言ってるし
なんかそれもどうかと思いますが。
シャンヤンは昼間の公園でジェニーの服を脱がそうとしてるし(>_<)
そして、ミスター・カム率いる泥棒グループのアジトをシャンヤンたち警察が急襲したが、盗品の入った鞄を持ったカムの手下ファが逃走する。
ミスター・カムの役名ですがオリジナルでは「金田俊」・・・もしかして日本人
でも日本人っぽくはないんだけど。
偶然が重なってタクヤンと子どもの遊びにビビったワルの手下ファは盗品が入った鞄をおいて逃げてってしまう。
子どもたちは山っぽいところの土の中に鞄を隠し、お兄さんにも黙っておくよう誓わせるのだった。
ちなみにカムの手下の中でも特に凄腕な男を演じるのはディック・ウェイさんですね。
この方、覚えてます。
アクションが凄いんですよね。
案の定、ガンガンいかはりますよ。
ファさん、3階から飛び降りてホントに危ないなあ。
それがエンドロールのメイキング映像でわかります。
轢かれかけてますから。
そしてファさんが持って逃げた盗品をタクヤンたちが持ってたために、いろいろあってタクヤンが事件に巻き込まれてしまうことになり、シャンヤンは犯罪者だと疑われたお兄さんを助けようと奮闘することになっていく。
が事態はさらに悪化、お兄さんが拉致されてしまい・・・(>_<)
そんな時に助けてくれるのはシャンヤンの仲間たちなのだった
短く書くつもりだったのについつい長く書いてしまいました。
この映画ではジャッキーはコミカルな演技を封印して、非常にかっこいい刑事の役ですが、兄弟の物語に時間が割かれてる分、そこまで刑事映画ではありません。
が、後半は犯罪映画のテイストになりますね。
ジャッキーはホントに油のり期でかっこいいですね。
そしてデブゴンさんはアクションを封印してて(崖から落ちたりちょっとあるけど)、ピュアに演技で泣かせてきます。
最後の方はアクションなんですけど、ちょっと画面が暗くて見えにくいかなあ。
それと、前半の「ヒューマン・ドラマ」的な流れにしては、残酷アクションかなあ(^_^;)
ジャッキーの映画としてもかなりキツイですよね。
かっこいいけどね。
最後もジャッキー映画らしくないようなんですが、私はかなり気に入りました。
この映画はアクションよりも兄弟ドラマが感動でしたよね。
ですので、ジャッキーのアクション映画を観ないような方々にむしろオススメしたい作品でした。
メイキング集付きのエンドロールで流れるのはジャッキー歌唱の「Tokyo Saturday Night」・・・こちらもいい歌でした♪
もともと日本の松竹富士さんが出資した映画で、『ファースト・ミッション』って題名が先に決まってたそうですが、そのせいか『ファースト・ミッション』なら次のジャッキーたちの「セカンド・ミッション」はどんなけ大変やねん、っちゅう(;´∀`)
刑務所に入ってるし。
日本の題は合ってないですよね。
しかし日本公開版ではアクション・シーンが足されたそうですし、主題歌を差し替えたり、いかに香港映画が日本を重要なマーケットに考えてたか、よくわかります。
あと、自分が一度(いい加減にせよ)観てたことが衝撃でしたよね。
私は観たかどうか、どんな映画が絶対に忘れないと思ってたので。
でも、こうしてちゃんと観れて良かったですよ。
やっぱり兄と弟のドラマが超~感動で号泣でしたよ。
でわ、今夜も最後まで読んでくださり、唔該です~
またです、拜拜~(^.^/)))
ファースト・ミッション
原題:龍的心
英語題:Heart of Dragon
韓国語題:용적심
1985年製作/香港
日本公開日:1985年9月14日
上映時間:98分
配給:松竹
スタッフ
監督:サモ・ハン・キンポー
製作総指揮:ウー・マ
製作:ジミー・ウォング
脚本:バリー・ウォン
音楽:椎名和夫
撮影:アーサー・ウォン
武術指導:ユン・ピョウ、ユン・ワー、ユン・ケイ、マン・ホイ、チェン・フォンイー
武術指導クルー:洪家班
製作会社:寶禾影業、嘉峰電影
キャスト
フォン・シャンヤン - ジャッキー・チェン (石丸博也)
フォン・シャンタク - サモ・ハン・キンポー (水島裕)
ジェニー - エミリー・チュウ (鶴ひろみ)
ウォン警部 - メルヴィン・ウォン (若本規夫)
カム・ティンチュン - ジェームズ・ティエン (谷口節)
カムの部下 - ディック・ウェイ (松田重治)
カムの部下 - ブラッキー・コー
コー - チュン・ファト (田中和実)
イアン - マン・ホイ (塩屋翼)
特警隊隊員 - ユン・ワー (田原アルノ)
特警隊隊員 - チン・カーロウ
特警隊隊員 - チャン・ルン (塩屋浩三)
特警隊隊員 - ユン・ケイ (小室正幸)
ミンの兄 - タイ・ポ (小室正幸)
特警隊指揮官 - ラム・チェンイン (沢木郁也)
コーヒーショップ店主 - ウー・マ (沢木郁也)
家庭教師 - アンソニー・チェン (沢木郁也)