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仁義なき戦い 頂上作戦 (1974年)

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皆様、10月もありがとう様でした・・・キスマーク

 

10月は思ってたよりも更新しましたね。

韓国映画の感想が3作と少なめになりましたけど、黒澤明監督作品で日本映画づいてから、いい日本映画を観てる感じですね。

まあ、韓国映画、香港~中国映画も観てて、書く予定ですよ。

 

 

 

ところで皆様は選挙に行かれましたかねはてなマーク

って行かれてますよね~。

結果にはご満足でしょうか。

私も成人してから選挙には欠かさず行くんですけど、この年になって、選挙も虚しいだけになってきました。

選挙の結果なんかも見てないんですけど、どんな結果にも期待できないようになってきてますね。

政治に期待なんかしてはいけないのかもしれないけど、この何年間も政治の傲慢ばかり目につくように思えて・・・と考えるのは悲観的過ぎますかはてなマーク

どうでしょうか。

政治は映画ほどには感動的じゃないなあ。

 

もう、「バンザーイ音譜」も結構ですわ。

「バンザーイ音譜」じゃないっちゅうの。

 

またちょっとしたら、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴いたりして、何とか気持ちを上げてみますよ。

 

 

 

その他・・・何かブログで書いておきたいこともあるんですけど、それだけポンと書く気も起きないので、また映画の感想に混ぜつつ書かしてもらいましょか。

 

 

 

あ、小学校の時に買って読んでた「少年探偵江戸川乱歩全集」(ポプラ社)の『時計塔の秘密』がどっかに行ってしまって、どこを探しても見つからないよ~(>_<)

この本、好きだったんですけどねー、今はもう絶版で入手困難なようです。

この『時計塔の秘密』と、それから『赤い妖虫』って作品も好きだったんですけど、『赤い妖虫』もなくなってるし・・・残念です汗

自分で捨ててはいないと思うんですけど、何かの箱にまぎれ込んだんかな~。

やっぱり本は大切にせなあきませんな。

 

 

 

 

 

え~、さて、10月24日に『仁義なき戦い 代理戦争』を観て、次の日、この作品を観ました・・・カチンコドンッ

 

 

 

 

 

仁義なき戦い 頂上作戦

 


解説


“仁義なき戦い”シリーズ第四作目。昭和38年春から39年へかけて、敵対する二つの広域暴力団の代理戦争とも言うべき広島抗争を、リアリズム・タッチで描く。原作は飯干晃一の「仁義なき戦い」、脚本は「仁義なき戦い 代理戦争」の笠原和夫、監督も同作の深作欣二、撮影も同作の吉田貞次がそれぞれ担当。

(映画.com)




感想を書こうとしつつ考えてたんですけど、この『仁義なき戦い』シリーズ、ブログを書きつつ観るのなら、一週間くらいで1作ずつ観て、1作観るごとにその感想を書いた方がいいかもしれない・・・(^_^;)

 

続けて4作を観て、さあそれから感想を書こうと思っても、けっこう1作1作が頭の中で混ざってるんですよね~。

だから、ちょっと観るペースが早すぎたように思えましたね。

 

『仁義なき戦い』シリーズは私にはけっこう難しいので、ちょっとナメてましたかね汗

 

やっぱり映画の感想は1作観て、すぐに書くのが一番ですね。

 

 

 

『仁義なき戦い』シリーズの感想でもコメントをたくさんいただくんですけど、つくづく私は昭和の映画を知らないし、もちろん日本の極道さんのことも知りません。

だからその点、まあ、知らない人が映画の感想を書いてるってことを大めに見てもらって、楽しんでいただければ幸いです。

 

いや、それはそう思ってもらってると思いますけど念のため。

 

 

 

さて、『代理戦争』に続く、『頂上決戦』・・・新キャラとしては小池朝雄さん演じる義西会会長・岡島友次ですね。

どの組にもかかわらず、中立できたとゆう私の好きそうな人。

前半はこの人を仲間にできるかどうかの話しでもありますね。

 

小池朝雄さんは1作目ではナレーション担当、そして2作目では死んだんですけど、復活ですね。

この4作目は特に復活した人が多いんじゃないですか。

 

岡島会長は中立を守ってきたはずなのに山守のおやっさんの店で山守のおやっさんの情婦と踊ってたりして不思議な感じですが(一瞬、寝返ってるのかと思ってたけど違って)今ここで死ねたら本望じゃ、とか堅実派とは思えないことを言ってますなあ。

 

あれはてなマーク・・・なんか違いますかねはてなマーク

いや、私の勘違いかもしれません(^_^;)

 

 

 

そして松方弘樹さん演じる義西会の藤田正一さんはお体が非常に悪いけど、昔から広能と知り合いだったらしく信頼のおける人物。

 

さすがに一作目で重要な登場人物だった松方弘樹さんの二役目は不自然ですが、いいんじゃないですか。

 

 


いや、ホントにこの4作目はあらゆる要素が増えて、ややこしく、難しいですあせる

 

 

 

ただ、これまでは存在感が薄かった警察と市民の存在が浮かび上がっていて、戦後すぐの時代から日本の経済成長時代ゆえか、暴力団の過激な抗争を迷惑に感じて反対の声が大きくなっている印象で、極道の方々も肩身が狭い・・・。

 

 

 

あ、そういえば、助演の方々にも注意してたんですが、福本清三さんを見つけましたよ~。

この4作目ではわかりやすかったですね。

 

 


結論から言って、非常に虚しい気分になるラストが待ってました。

 

ん~、私としては、広能のグループが一矢報いるような結末に行ってもらった方が少しはスッとしたんですが、違うようなんですね・・・。

そこらへんは実話ベースの映画なので、そこまで作ったような展開にはできなかったんでしょうね。

 

同じようにモデルのある『ゴッドファーザー』3部作(1972~1990年)は、最後は一本化に総括するような結末があるんですけど、そういった終わり方ではない。

それはちょっと残念でした。

 

しかし、その虚しい結末の良さがありました。

最後の広能と武田明(小林旭さん)の会話は味わい深かったですね。

あれだけ抗争を繰り広げた後の徒労感が凄くて・・・その結論も良かったです。

映画としては気持ちが重くなるんだけど・・・。

 

結局、広能と武田は同じような人たちであり、面と向かって話せば通じる人同士だったってことなんでしょうね。

立場が違えば友情も生まれたでしょう。

敵味方になったから、こんなことになりましたけど、広能や武田のような人同士が話し合ってれば、人も無駄に死ぬことはなかったのでは・・・と思うのは甘いかな。

 

ただ、広能の山守のおやっさんへの怒りも本物ですので、ただでは収まりがつくこともなかったでしょう。

広能の山守のおやっさんへの気持ちも一理ありますし、私もそうあるべきだと思ったんですけど。

 

広い視野では山守のおやっさんの方が一枚、どころか何枚も上手だったってことなのかなあ・・・(入りますけど)。

 

 

 

考えてみると広能のショウちゃんもずいぶん変わりました。

私の感想としてはそれを思うと胸が詰まるのです、いや、マジで。

 

1作目、この世界に入ったばかりの頃、つまらない賭場のいざこざで指を落とした純粋なショウちゃん。

おやっさん、ワシ~、指~詰めましょうかはてなマーク

おう、詰め詰め、そんな会話もありました。

甘いかもしれないけど、丁寧にお詫びすればそんなことをしなくても収まったのかもしれないのに(広能の方にも意地があったのかもだけど)、大騒ぎの中、ニワトリに飛んだ指をつつかれそうにもなりました。

 

ショウちゃん、ワシは銭儲けだけは得意じゃけん、お前が入っとる間にワシが代わりに稼いでると思うて、出てきたらナンボでも欲しいもん買うちゃるけんのう、だなんて(嘘)涙ながらに言われて出てきたら、ほんのスズメの涙の封筒を差し出されて、ここ払ろとけよ、とか言われても呆れつつ我慢してた若き日のショウちゃん(お付きの人の方が怒ってて)。

 

かつての盟友の死にほとほと堪忍袋の緒が切れて、「おやっさん、まだ弾は残ってますけえ」と凄んで、そこでカタギになっていれば、また違った人生を送っていたはずなのですが・・・(いや、あそこで撃っといた方がとも思いますが、それだと死刑になってしまうだろうか)。

 

広能も若き日、親のゆうことが絶対、親に従ごうてたらそれで良しみたいな気持ちでいたのに、今やその元・親との殺伐とした戦いが限りなく続き、自分が負けていく。

 

なんか振り返って1作目を思い出すと、あの頃はまだ良かったと思えて目頭が熱うなります。

 

いつの間にか、広能たちの時代は終焉を迎え、山盛りのおやっさんのようなこすっからく立ち回る人が生き残っていくだけなんでしょうかね(入りますけど・・・でもムショでも特別待遇)。

 

いや、この「終わっていき感」が凄いですね。

勝ち負けを競ってたら、そんな時代じゃなくなってたみたいな。

これは虚しいですよね・・・。

 

でも、まだ5作目の『仁義なき戦い 完結篇』がありますよね・・・。

そこで完結するんだと私たち観客は思うんですけど・・・完結するのかなあ・・・。

 

 

 

そもそもの話しですが、コメント欄でもいろいろお話しをさせてもらってますけど、私、現実のこの「広島抗争史」のついては何も知りませんし、現在の日本の組関係の実態も何も知りません。

知らない方が普通だと思うんですけどね。

だから、映画のその後なんて頭に浮かぶわけがないんですね。

ですので、やっぱり映画として純に観てます。

 

そしてその映画の組同士の関係、そして人物の関係も難しく、理解はできてないですよ。

ってそればっかり言ってますけど、観てるだけではやっぱり難しいですよね。

DVDの特典映像には人物の関係の図がありますけど。

 

いや~、だって~、似たようなシーンが多いんだもの(;´∀`)

 

 

 

何にせよ、とにかく『完結編』を観ることですね。

 

そして感想を書かせてもらって、『仁義なき戦い』の他のシリーズ、そしてリメイク作品を観ていくことになるでしょうね。

 

なんか、あの~、AKB48版の舞台公演、『仁義なき戦い 彼女(おんな)たちの死闘篇』ってのもあるんですか~はてなマーク

 

激しいアクションシーンや普段見ることのできない表情、そして「仁義なき戦い」と言えばもちろん広島弁!メンバーのセリフ回しにもぜひご注目ください。・・・って、AKBが胸に頬ずりして「あとがないんじゃ、あとが~」とかやるワケはてなマーク

そりゃ普段見ることができない表情ですけど。

 

なんか非常に教育上、危険なものを感じるんですけど・・・まあ、やばいとこは全部、切って見れるもんにしたあるんでしょうね( ゚ー゚)( 。_。)

 

それはいいんですが、そういったワケで、ほとんど映画についてはあやふやにしか語れませんでしたが、最後までお付き合い、ありがとうございました・・・キスマーク

 

またよろしくお願い致しますね☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 


仁義なき戦い 頂上作戦
Battles Without Honor and Humanity: Police Tactics
의리없는 전쟁: 정상 작전
無仁義之戰 頂上作戰


1974年製作/101分/日本
劇場公開日:1974年1月15日
配給:東映

スタッフ・キャスト

監督
深作欣二
脚本
笠原和夫
原作
飯干晃一
企画
日下部五朗
撮影
吉田貞次
美術
井川徳道
音楽
津島利章
録音
溝口正義
照明
中山治雄
編集
宮本信太郎
助監督
土橋亨
スチール
中山健司

菅原文太 - 〈広能組〉広能昌三
八名信夫 - 〈広能組〉河西実
黒沢年雄 - 〈広能組〉竹本繁
野口貴史 - 〈広能組〉岩見益夫
加藤武 - 〈打本組〉打本昇
西田良 - 〈打本組〉森田勉
長谷川明男 - 〈打本組〉福田泰樹
有川正治 - 〈打本組〉三上達夫
小林稔侍 - 〈打本組〉谷口寛
三上真一郎 - 〈川田組〉川田英光
小倉一郎 - 〈川田組〉野崎弘
金子信雄 - 〈山守組〉山守義雄
木村俊恵 - 〈山守組〉山守利香
志賀勝 - 〈山守組〉吉井信介
田中邦衛 - 〈槙原組〉槙原政吉
大木悟郎 - 〈槙原組〉森久宏
成瀬正孝 - 〈槙原組〉的場保
小林旭 - 〈武田組〉武田明
笹木俊志 - 〈武田組〉織田英士
山城新伍 - 〈江田組〉江田省一
平沢彰 - 〈江田組〉山本邦明
梅宮辰夫 - 〈明石組〉岩井信一
遠藤太津朗 - 〈明石組〉相原
木谷邦臣 - 〈明石組〉和田作次
室田日出男 - 〈早川細〉早川英雄
夏八木勲 - 〈早川細〉杉本博
白川浩二郎 - 〈早川細〉楠田時夫
小池朝雄 - 〈義西会〉岡島友次
松方弘樹 - 〈義西会〉藤田正一
内田朝雄 - 大久保憲一
曽根晴美 - 上田利男
小田真士 - 神代己之吉
中村錦司 - 石神健次郎
潮健児 - 吉川
紅かおる - 吉川の妻
芦田鉄雄 - 県警本部課長
鈴木瑞穂 - 編集長
嵐寛寿郎 - 老師
汐路章看
堀越光恵 - 光川アイ子
中原早苗 - 菊枝
城恵美 - 千鶴子
賀川雪絵 - 明美
渚まゆみ - 三重子

(映画.com)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


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