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韓国映画 私を忘れないで

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アンニョンです(^-^)ノ

いつも、本当に、本当に、ありがとうございますキスマーク


皆様、申し訳ありません、なんとひらめき電球

第13回大阪アジアン映画祭」とゆう映画祭が

3月9日~18日に開催されてて

多くのアジア映画が上映されたことを

私はちゃんと気づけて、理解できてませんでした汗

いや、どなたかのブログで目にしてたような気がしますが汗

 

特に・・・イ・ジュンイク監督、イ・ジェフン、チェ・ヒソ主演の

朴烈 植民地からのアナキスト』(2017年、128分)は

この映画祭のオープニング作品だったようで・・・この作品は

私も観たかったし、観ておくべき映画でした汗汗汗汗汗

悔しー(>_<)

 

もともと、映画祭や映画賞に詳しくなく

よく知らなかったこととはいえ

こんな素晴らしい映画祭が開催されるのなら

ブログで応援することもできたし

私もレンタルDVDさんや、劇場の一般上映では

観れないような映画を観て

視野を広げたり、見識を深めたりできたのに

なんとも、もったいないことをしました汗

 

来年の「第14回大阪アジアン映画祭」では

少なくとも幾つかの作品の上映には参加させてもらいます。

それまで・・・

このことをちゃんと覚えておかないとダメですね(;´∀`)

 

 

さて、昨夜、20日の夜

この作品を観ました・・・映画キラキラキラキラキラキラ流れ星

 

 

僕の全てが失われても、
せめてあなたの記憶の中で生きていたい。

 


私を忘れないで
http://eiga.k-img.com/images/movie/84830/photo/be3af54e44577286.jpg?1467100308

 

私を忘れないで

原題:나를 잊지 말아요
英語題:Remember You


(2016年、韓国映画、106分)


監督・脚本:イ・ユンジョン
助監督:キム・ソンウン
撮影:チェ・チャンミン(C.G.K)
証明:イ・ソンジェ
音楽:モーグ(MOWG)
美術:イ・イノク(プロダクションデザイン)
武術:パク・カプチン,キム・ソヌン
プロデュース:チョ・ヨンウク


出演:チョン・ウソン、キム・ハヌル、ペ・ソンウ、チャン・ヨンナム、チョ・イジン、イム・ジュウン、ホ・ジン、イ・ジュニョク、ソ・ヒジョン、チェ・ギュファン、チェ・ヒョンジュン、ユン・ダギョン、キム・ボングン、イ・ダル、ファン・インジュン、イ・ウニ、ペ・ユンボム、チャ・チョンファ、キム・ビン、イ・スンウォン、パク・ウニョン、チェ・ハンビョル、クォン・バンヒョン ほか

 

特別出演:オン・ジュワン、クォン・ヘヒョ

 

※ 「輝国山人の韓国映画」様のページより引用させていただいてます。


https://photos.hancinema.net/photos/photo665105.jpg

 

解説: 「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンと「きみはペット」のキム・ハヌルが初共演を果たしたラブストーリー。交通事故に遭い病院のベッドで目を覚ましたソグォンは、過去10年間の記憶を思い出せなくなっていることに気づく。そんなソグォンの前にジニョンという見知らぬ女性が現われ、ソグォンの姿を見て涙を流しはじめる。どこかミステリアスなジニョンに惹かれたソグォンはジニョンと幸せな時間を過ごす。やがて、ソグォンの記憶が少しずつ戻りはじめるが……。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)上映作品。(映画.com


https://photos.hancinema.net/photos/photo666526.jpg
https://photos.hancinema.net/photos/photo666527.jpg

 

実は、『ザ・キング』(2017年)を観に行った頃から

え~、何とゆうのか、気が沈んで

私はあんまり映画を観たいと思えなくなってたんです。

 

健康だけが取り柄の私ですので

変な体調がアレとかじゃなく(頭痛はありましたが)

ただ、哀しい気分に囚われて

気分的に優れなかっただけなんですが

なんか、いろいろ考えちゃってて、ふと我に返ると

ションボリしてたんですね。

 

で、ちょっと、パソコンでブログを書いたり

皆様のブログを読ませていただくって気分でもなく

ザ・ポーグスやシェイン・マガウアン&ザ・ポープスの音楽を

聴きながら、荒川弘先生の『鋼の錬金術師』(2001~2010年)を

読み返したりしてました。

 

それで、レンタルDVDさんで

男たちの挽歌』(1986年)と、この『私を忘れないで』の2作品を

借りていて、『男たちの挽歌』はかろうじて観たんですが

『私を忘れないで』の方がなかなか、観る気になれなかった。

 

とうとう、返す日が明日、ってことになったんですが

そんなこと、私には珍しいことです。

自分で選んで借りておいて、観ないで返すなんて

そりゃ一種の敗北・・・と言ったら大げさですが

とにかく、もったいない・・・ので

なんとか観る気を作って、観ました。

 

そしたら・・・不思議なもんですね。

自分でも、あー、そうか、って驚きました。

観始めたら、だんだん気持ちが上がって

前向きになってきましたわ。

 

えらいもんですね、韓国映画・・・ビックリマーク


https://photos.hancinema.net/photos/photo669149.jpg
http://eiga.k-img.com/images/movie/84830/photo/0d7b9f8fb38d7d66/640.jpg?1467191716

 

と、言って、すごく楽しい映画ってわけじゃないんですがね・・・。

でも、いろいろ考えさせられる作品で

私にとって心打たれる映画でした。

 

主人公は一人の男、ヨン・ソグォン(チョン・ウソン)。

彼は交通事故により、それまでの10年間の記憶をすべて

失ってます。

リハビリを経て、社会復帰していくんですが

どうも、事故前までは弁護士を仕事にしてたらしく

その時の記憶はないんですが、法律関係のこととかは

頭に残ってるし

一緒に事務所を構えてたオ・グォノ(ペ・ソンウ)も

是非、ソグォンに復帰してほしいと言ってきますので

また弁護士として働き始めます。

 

でも、10年分の記憶が完全に欠落している状態なので

本人的にもどうにも心もとないし、おぼつかないんですよね。

だから、周囲の人たち、たとえばオ・グォノや

依頼人の女性(チャン・ヨンナム)の言葉や表情から

自分が事故前はどんなふうに生きていたのかを推測する。

 

その過程は映画的に、ちょっとコミカルで面白かった。

あれはてなマークこうゆう映画なのかなはてなマークって私は思ったものです。

 

そんな折、通院している病院の待合室で

向き合って座った女性、ジニョン(キム・ハヌル)が気になり

ジニョンが自分の薬を忘れたことからソグォンは彼女に声をかけて

なんだか変な感じではあるんですが

徐々に打ち解けていき、惹かれ合っていくんです。

 

記憶を失っていることで

なにか忘れ物でもしてるような気分ですが

それでもソグォンは、彼女との幸せな人生に意義を見い出します。

 

でも、時々、ソグォンには

ジニョンの方にも何か隠してることがあるんじゃないかと

思えてくるのです。

 

 

 

 

 

・・・私に書けるのはここまでですかね。

 

いや、そうゆう映画やと思う。

私も何も知らずに観て、それで観て良かったと思ってますし

あらすじを深く知ってから観る映画じゃないと思う。

知らずに観るのがベストの作品とゆうか・・・。

 

でも、一つだけ・・・

普通の、そんないかにもなラブストーリーじゃないです。

でも、そうゆう楽しみ方もできる映画だと思います。

物語の半ばは、ソグォンとジニョンのラブストーリーですし

一人の男と一人の女が出会い、好きになり、愛し合う・・・

そうすると、やはり結婚も考えますし、いろいろありますよね。

だから、そうゆう映画でもあります・・・少なくとも半分は。


http://eiga.k-img.com/images/movie/84830/photo/73bb8b53146d75ac/640.jpg?1467191718

 

チョン・ウソン、キム・ハヌル、ペ・ソンウ、チャン・ヨンナム・・・

そこまで派手な映画じゃないですけど

的確なキャスティングで、それがお目当てでも楽しめますよね。

 

チョン・ウソンは『ザ・キング』では

ちょいとギラついた横暴で傲慢な悪役でしたけど

『私を忘れないで』では穏やかで、不安げな普通の男性。

でも、弁護士で成功してるので、お住まいは豪華で・・・

羨ましいです。

 

キム・ハヌルは・・・やはり一般的な女性なんですが

なにか、奥歯にものが挟まったような感じで

一種の違和感を感じさせる役。

 

実は・・・この映画を観てる時、どこまでが現実で

信じていいものなのか、私はやっぱり考えてましたよ。

いや、1987年のアメリカ映画、『エンゼル・ハート』のようなケースも

ありうるわけでしてね・・・。

観てますか、『エンゼル・ハート』はてなマーク

 

だから、チョン・ウソン演じるソグォンを取り巻く状況が

どこまで現実なのか、それとも何か裏があるのか

けっこう後半まで不可解なので

キム・ハヌル演じるジニョンも、観客にとっては

ミステリアスな存在ですよね。

 

キャスト的には、あと・・・マークってわんこちゃんが

ゴールデン・レトリバー・・・かなはてなマーク

それは私はよく知らないんだけど

ジニョンの友達が飼ってるようなんですが

このわんこちゃんが、ソグォンにワンワン!!吠えながら

飛びつこうとする場面・・・あとになって、泣きそうになりました。

マークは、良い伏線でした。

 

この映画は、とても繊細に、緻密に伏線がほどこしてあって

それを思い出すと、観たあとで、目頭が熱くなります。

そうゆう映画なんじゃないでしょうかね。

 

だから、観る時、最初からいろいろ覚えておくと

きっと、いいと思いますよね。

 

イ・ユンジョン監督にとってこの映画は初の長編監督作品で・・・

そして、チョン・ウソンがプロデュースを買って出たことで

実現した映画でもあるようですね。

 

2008年の『グッド・バッド・ウィアード』の撮影中

イ監督はスクリプターとゆう立場で作品に携わっていた。

そこでポンと簡単に

チョン・ウソンとの関係ができたわけではなかったようですが

映画界の大物であるチョン・ウソンが

新しい才能と新しく仕事をできないのなら自分自身が機会を失う・・・

と考えて、イ監督との間にあった距離を詰めて

イ監督の企画が実現することを手助けしたようですね。

 

私はもちろん、イ監督の新しい映画をまた観たいですし

だから、こうしてイ監督の『私を忘れないで』が完成して

ほんとに良かったと思います。

 

そして、さすがはチョン・ウソン!!・・・ですよね、やっぱり(´∀`*)


https://photos.hancinema.net/photos/photo662981.jpg
https://photos.hancinema.net/photos/photo662982.jpg

 

これは、あんまり書きたくないけど・・・

まあ、読みたい人だけ。

 

観終える時、ちょっときつかった。

胸がキュッとなって、苦しかった。

この映画はラブストーリーであり、ミステリーでもあるけど

真相は残酷です。

正直、だから辛かった。

でも、それは、登場人物たちの気持ちを実感できたから。

私の最近の心持ちではきつかったけど・・・

そうか、世の中には、ここまでの苦しみもあるんだ・・・と

あらためて思い知って、だから、良かったです。

 

この映画の音楽は、私にとってはとても

重要なものであると感じられました。

モグ(MOWG)さんが担当しておられます。

 

ビューティー・インサイド』(2015年)を思い出したんだけど・・・

『ビューティー・インサイド』は、チョ・ヨンウクさんと

英国のグループ、「CITIZENS!」ですね・・・。

 

『私を忘れないで』の音楽はどういったものだろうはてなマーク

アンビエント、なのだろうか・・・それはわかりませんが

電気的でありながら、優しい感じの音でした。

 

その音が、映画のイメージとして私にはとらえられました。

だから、怖さ、哀しみ、いたたまれなさもあったけど

観終える時には優しい気分でした。

エンドロールを眺めながら、少しホッとして

ため息をつきながら、人の人生を思いやりたいと感じてました。

 

そういった意味で、私にはとても感動できた映画でした・・・。


https://photos.hancinema.net/photos/fullsizephoto673081.jpg

 

時々、思うんですよ、誰にでも、どんな映画でも

オススメしていいものなのかって。

 

世の中には、人それぞれ、いろいろな経験と過去があって

人は違う哀しみや苦しみを、抱いてるものだから・・・。

あんまり無責任なことも書けません。

 

でも、幾つかの小説や映画がそうであるように

『私を忘れないで』も、哀しみや苦しみを、どうしたらいいかって

考える映画であると思うから・・・

それは私が考えたことのない形だったけど

一つの優しさではありました。

消えない哀しみや苦しみを背負うやり方が・・・。

せつない映画ですね。

 

ジニョンが慟哭する場面がありますが・・・そのシーンの

チョン・ウソンの演技が、本当に心を打ちます。

 

どんな映画も観ないことは損失だと思いますので・・・

もしも私のこのいたらない記事を読んで

観てみたいと感じた方は、また観てください。

 

でわでわ・・・いつもありがとうございますキスマーク

また皆さんのブログを読ませていただきます・・・音譜

アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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