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韓国映画 ビューティフル・ヴァンパイア (2018年)

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アンニョン(^-^)ノ

 

いつもありがとうさんですキスマーク

 

梅雨明けしたのに雨が続いてイヤです~雨

 

 

 

7月16日、この作品を観ました…キラキラカチンコキラキラ

 

 

 

 

 

ビューティフル・ヴァンパイア

 

 

ビューティフル・ヴァンパイア

見知らぬ美しい青年に”永遠のトキメキ”を感じてしまったヴァンパイアの恋の行方は—?!


「恋するアプリLove Alarm」「ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー」「わかっていても」など数々のNETFLIXオリジナルドラマに出演し、大人気を誇る国宝級イケメン俳優ソン・ガンが、愛らしくもクールな魅力を炸裂させる初主演映画。うぬぼれ屋だけど憎めない少年のようなピュアな笑顔から、胸高まる迫真のキスシーンまで多彩な表情を披露。500歳の年上女性への一途な恋に走るロマンティックな姿には誰もが癒されること間違いなし!ヴァンパイアに扮した女優チョン・ヨンジュは、500年にわたり抑えてきた吸血本能をたった一人の青年に覚醒させられてしまうヒロインをコミカルに好演。人間と吸血鬼との恋愛模様がスタイリッシュかつユーモラスに綴られる、ファンタジックなラブストーリー!

STORY
19歳でヴァンパイアになって以来500年という歳月を生きてきた女性ラン(チョン・ヒョンジョ)。ビューティサロンを経営している彼女は俳優志望の青年ソニョン(ソン・ガン)に出会い、互いに惹かれあってしまう。ランは500年前の恩人女性ファン・ジニと同じ香りを彼から感じ取り、その首筋に嚙みつきたい衝動を抑えきれなくなっていく。そんな時、ランの正体を知らないソニョンからヴァンパイア役の練習相手を頼まれたランは、思わず彼の血を吸ってしまいそうに!人間とヴァンパイアによる禁断の恋の行方は…?


 

韓国では2018年に公開された作品ですが、なぜか日本では今年の4月に公開された作品…理由はわかりませんが、ソン・ガンくん人気と考えていいのかな。

 

京都でもアップリンクさんで上映されたんですけど、私も観に行くかどうしよか考えて、パスさせていただいてます。

こうして観た今となっては後悔も感じてます。

 

上映時間も73分とかなり短くて「中編映画」みたいな長さだし、よくわからない映画だったので観る前はナメてたんですが…ホンマごめ~んあせる

 

めちゃくちゃ良かったですわ~((o(。>ω<。)o))

 

 

映画としては少女漫画っぽいです。

過去に少女漫画で読んだような雰囲気。

原作が少女漫画なのかなはてなマークと思ったけど、オリジナル脚本のようですね。

 

で、出演者も少ないし、小さな町の中だけで展開する移動に乏しい映画なんですけど、作品としてのムードはてなマーク作風はてなマークが観ていて、ホントに「私の好きな韓国映画」なんですよ~。

音楽もね。

 

何かもうね、2014年頃、韓国映画を好きになっていった時の気分がパーッて思い出されて、それだけで胸がキューッとラブラブ

ですので、この『ビューティフル・ヴァンパイア』には私がなぜ韓国映画を特別に感じるか、韓国映画を好きな理由が満ち満ちてますよね。

 

上手く説明できないんですが…今は韓国映画も派手化、大袈裟化が進んでますし、また映画製作の仕事も非常に高度になってると思うんですが、ある時代、2000年代なんかの韓国映画は低予算のよくわからない作品もあって、映画通からはたいしたことないと言われそうな感じなんだけど、でもそんな映画が私にはたまらなく愛おしいわけです。

お金はかかってなくとも、観てる時、異常に幸福感を感じたりね、そういった映画が好きだったんですよ。

 

ですので、こう断言できるんです、『ビューティフル・ヴァンパイア』はてなマーク…「すごく好きですね、ええ」と。

 

 

ジャンル的にはラブコメ・ホラーですね

ヴァンパイアものです。

 

ヴァンパイアもののポイントは押さえられてて、太陽光にあたるとチリチリ…と火傷してしまう。

また怪力で、食べものは血ですね。

 

通常、ヴァンパイアは夜しか出かけないけど、日焼け止めの発達でランは行動制限が緩和されている。

500年を生きてきた彼女はまた、人の生き血を吸うことなく、エネルギーを摂取する方法として牛の血(ソンジ)で生きてます。

 

牛の血を買うために常連になってるシンシン精肉店の精肉のプロ、オクブンおばちゃんを演じるイ・ヨンニョさんです。

 

ランがオクブンさんに言う「かたじけない」が古い韓国語なのかな…私には「コマミネ」と聞こえました。

 

 

望遠洞(マンウォンドン)のひっそりとした路地。

ランは収入を得るために住まいを店舗にラン美容室をやってるんですが、借りている部屋をこっそり改造し、ワードローブがドアになってる秘密通路で店と秘密部屋を行き来している。

 

ところが新しい家主、ビルの売買が生きがいのカン・ムルジュが家賃3倍アップを通告してきた。

要は立ち退けってことですね。

ビルを売って儲けたいから。

 

しかし500年をこの地で生きてなお、ランにはお金がない。

 

そんな感じで冒頭、ゆる~い笑いが続きますが私的には問題なし。

 

 

ラン美容室を盛り上げようとチラシを配ってみたが身が入らず…トボトボ帰ってる時、一人の少年と出会うラン。

 

彼、アメリカに半年留学していたイ・ソニョンとすれ違った時、ランは久しく忘れていたある人の匂いを思い出す。

 

 

ランは昔、李氏朝鮮伝説の妓生であるファン・ジニといたことがあったんですね。

ランは青年と会い、ファン・ジニとの記憶を思い出す。

 

ランとファン・ジニの関係は詳しくわからないんですが、女性同士の恋人関係…はてなマーク

そこまででもなかったはてなマーク

とにかく、ファン・ジニからお化粧や人生哲学などを学んだようです。

 

 

ファン・ジニを演じるのはホン・ビラ…美人です。

イ・ジュンギくん主演の『アゲイン・マイ・ライフ』(2022年、SBS)にも出てるそうなので注目してください。

 

 

そんなことを考えてたら、あの少年、イ・ソニョンがラン美容室にやって来て、彼は俳優志望らしく、植民地時代を背景にしたアクション映画でモダンボーイの役のオーディションを受けるの、だからクラシックでなおかつ洗練された…とか何とか。

 

 

その時もランはファン・ジニのことを思い出してたんですが…ソニョン、米国帰りだから英語交じりのキザな話し方で、本人も若いからか自信家だし、ちょっと抜けたところもあり、ランもソニョンもお互いの話を聞いてない(^_^;)

 

 

で、メイクしてもらってる間に、むしろソニョンがランに惹かれていくんですね…てか、色気に酔うって感じはてなマーク

 

同時にランはファン・ジニにしたかったこと…血を吸って同じヴァンパイアにして永遠に一緒にいたかったことを思い出し…ほぼほぼ無意識にソニョンの首筋に噛みつこうとするが、そこに大家さんのカン・ムルジュが乱入ビックリマーク

噛みつきならず。

 

 

言っていいでしょうか、カン・ムルジュさんはソニョンのオンマ、マムでした(韓国ではお母さんと子どもの姓が違いますのでね)。

 

カン・ムルジュさんを演じるのはパク・チュンミョンさん。

ご存知の通り、パク・チュンミョンさんの笑いは確かです。

 

カン・ムルジュさんは母親の勘か、息子をラン美容室に近づけたくなかった。

それでランと取引して息子が来た時に追い返してくれたら、その分は家賃から引く、と。

 

しかし息子はランのことが女として気になってきてるのでまた来る。

 

 

物語そのものはこうして書いてもアレなんですけど、ほぼほぼコメディですが、そこにスッとくる恋風味、好きですね、ええ。

 

少年ソニョンがランに惹かれるのもわかりますし、ランは彼の匂いに惹きつけらている。

噛みつきたいわー(๑º﹃º​๑)

 

2人のどうでもいいような会話もイイです。

 

 

ランはソニョンがファン・ジニの転生なのかと疑いますが、転生自体は信じてません。

 

ならば ―― はてなマーク

 

よく考えてみれば年の差500歳ですが、そのへんの面白さもあります。

 

少年に振り回される500歳のヴァンパイアのクールな狼狽。

 

 

韓国の吸血鬼映画といえば、まずはパク・チャヌクの『渇き』(2009年)ですが、『ビューティフル・ヴァンパイア』は、もっとずっと軽くって、ゆるいんです。

でも、その軽さ、ゆるさがたまらなく好き。

 

吸血鬼コメディとしての楽しさがホント好きです。

 

あと、ドラマのヴァンパイアものですが、『ヴァンパイア検事』シリーズ(2011年~12年)、『ディア・ブラッド 私の守護天使』(2015年)、『 オレンジ・マーマレード』(2015年)、『夜を歩く士<ソンビ>』(2015年)、『ヴァンパイア探偵』(2016年)…いろいろあるんですね~。

 

最新作はBL系な『君の唇を噛みたい』(2022年)ですかNEW

 

 

アベル・フェラーラの『アディクション』(1995年)もありました、ジム・ジャームッシュの『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013年)もありました、そしてもちろんニール・ジョーダンの『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994年)や『ビザンチウム』(2012年)…ヴァンパイア映画は私たちに永遠の時間を想像させ、哲学させてくれる。

 

そういえばこの前、観たツインズの『ツインズ・エフェクト』(2003年)もヴァンパイア映画でした。

 

 

 

観終えて、何か昔に観た映画を観た時と同じ気分になったんですが…その映画が思い出せない…。

 

ジョン・セイルズの『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』(1984年)…かなあ…。

いや、違うかな(^_^;)

 

もちろんそれは私固有の気分なのかもしれず、他の方のご感想はわかりませんが…映画を観ててこの気分になる時、私は幸せですね。

 

 

でも、この外国の方とソニョンの関係は何だったのはてなマーク

 

 

とにかく…この画とバックで流れる音楽にやられました。

私にはそれがたとえ一つだけでも、ハッとするシーンがあればいい。

 

映画としてはさらに色っぽくいった方が嬉しい気もしましたが、これでいいかな。

 

女性が男性をお姫様抱っこして走る不思議さも良かったですし、その場面でウルウルきました。

 

 

グッジョブなオクブンさん…。

 

私の勝手なアレですが、あくまでもコメディではあるけど、ヴァンパイア版の『八月のクリスマス』(1998年)の趣もあるんですよね。

男女逆転版の…そんな気もしましたね。

 

望遠(マンウォン)洞ですか、ソウルの普通の町の撮り方も本当にいいし…。

 

 

ヴァンパイアのランを演じたチャン・ヨンジュさん…出演作は観てたんですが、詳しく知らない女優さんで…『探偵なふたり リターンズ』(2018年)にも出てるんですね。

今週から来週に観る予定の映画ですわ。

 

私、この女優さんの容姿と演技がすごく好きでした。

詳しく知らない女優さんだったので新鮮だったんでしょうね。

そしてもちろん、ランって役も好きだったんですよ

 

 

〝Netflixの息子〟ソン・ガンくん…ドラマの方では人気上昇しまくりですが、私が出演作を観たのはこの『ビューティフル・ヴァンパイア』がお初だったんですね。

 

イ・ソニョン役は男優にとって損な役かもしれませんね。

ちょっとマヌケで、ちょっとうぬぼれ屋で…でも子犬っぽくキュート。

かっこよさは出てません、可愛さに振り切ってます。

ですが、物語上、イ・ソニョンくんはこれでいいと思いますし、ソン・ガンくんの演技も的確だと思います。

ファンの方がどう思われるかはわかりませんが、私はイ・ソニョンくんが好きでした。

彼のような少年との会話も楽しいでしょうね。

でも、ランとソニョンくん、ほとんど会話になってないけど(^_^;)

 

他の登場人物は、ほぼ、パク・チュンミョンさんが演じた大家のムルジュさんと、イ・ヨンニョさんが演じたお肉屋さん、そしてホン・ビラが演じたファン・ジニだけですね。

 

 

チョン・ウンギョン監督…知らない監督さんだったんですが、『ビューティフル・ヴァンパイア』の前に短編映画を2作、撮られてたようです。

 

観客との会話 Q&A 2009年 韓国 10分

 

今日のニュース Today's Headline 2011年  韓国・香港 19分

 

『観客との対話』はキム・テフンさん主演のようです。

 

そして『今日のニュース』はファンタジーっぽい話みたいですが、主演がアマンダ・プラマービックリマーク

 

いや、なんかもう、チョン・ウンギョン監督の「わかってる感」がバンバン来るんですが、アマンダ・プラマーですよ~。

私の大好きな女優さんですよ…。

 

『ビューティフル・ヴァンパイア』を観てチョン・ウンギョン監督の演出、作風ですが、何かいい脚本ができたら、またきっといい映画ができると思いますし、もっと万人受けする作品を撮られるかもしれないですね。

 

 

私はヴァンパイア

 

私は ―― 500年を生きたヴァンパイアだ

 

それでもまだ

分からないことがたくさんある

 

 

エンドロール中のオチは蛇足にも思えましたが、私の中ではさらに妄想、空想が広がってしまうのでした。

 

 

これだけ書いても、お前なに言ってるんだ、わけわからんこと書くな、調子のんなビックリマークって言われてしまうかもしれませんが、皆さん、人にはとかく「主観」ってものがありまして、どうともしようがないのでな。

 

欲しいな~、この映画のDVD…買ってしまうおうかな~あせる

 

と、ここまで読んでいただいて興味を感じられたら、また観てください、としか言えません。

 

今日もおおきに、ありがとうさんでしたキスマーク

アンニョン~(^.^/)))



ビューティフル・ヴァンパイア
原題:뷰티풀 뱀파이어
英語題:Beautiful Vampire


2018年製作/78分/G/韓国

韓国公開:2018年10月18日
日本公開:2022年4月22日
配給:ハーク


監督・脚本:チョン・ウンギョン [第1作]
脚本:パク・セリム
PD:キム・ジェホン
助監督:チョン・ミンベ
撮影:キム・ヨンジン
照明:パク・チャニュン
編集:パク・セヨン
音楽:カン・ソヌ、アン・ギュファン
美術:イ・ミニ

出演
チョン・ヨンジュ → ラン ヴァンパイア 年齢500歳(推定)
ソン・ガン → イ・ソニョン
パク・チュンミョン → カン・ムルジュ イ・ソニョンの母
イ・ヨンニョ → オップン シンシン精肉店
ホン・ビラ → ファン・ジニ(黄真伊)
イ・ジュンチョル → プロ伝達人(ビラ配り人)
チェ・ウナ → 赤十字職員
ノ・ミノク → 精肉店 お客さん1
キム・ジュンシク → 精肉店 お客さん2
MCLENNAN BENJAMIN → 外国人
イ・スンヒョン → オーディション場 助演出
ハン・フンソク → オーディション場 観客1
ナ・ギュビ → エレベーター行人

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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