『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』徹底批評 ゲスト:高橋ターヤン/高橋ヨシキ+てらさわホーク+柳下毅一郎
YouTubeチャンネル「BLACKHOLE_TV」さんのこのEEAAOの、映画と同じくらい長い回を全部、視聴したんですけど…専門家筋がいろいろ語りはる内容のお陰で映画がいろいろ理解できました。
オマージュとかではそういったこともあるのかと思ったし、けっこう自分の観方で良かったんだなあ~と嬉しかったですよ。
ミシェル姉さんのオススメ出演作とかも…。
EEAAOを観られた方は、こちらの動画も視た方がいいですね
でも柳下さんの声が小さい
水怪 ウォーター・モンスター
Story
再び愛する者が餌食となってしまうのか!?
父の仇討ちを心に誓った復讐劇が幕を開ける!!
水生(すいしょう)は幼いころ、古くから村に言い伝えられる水辺に棲む怪物“水猿(みずざる)”に、共に漁に出た父を無残にも目の前で殺された。人間の頭を喰らい、知識を得ると言われる悍ましく恐ろしい怪物。父亡きあと、村の若い女を生け贄としたことで災いは収束したかに思えたが、十年後、平和だった村に再び水猿が現れ、川で遊んでいた子どもと、その父親が餌食となる。怯える村人たちに対し、村の長老は水猿をなだめるため再び生け贄を差し出そうと言い出す。白羽の矢が立ったのは二人の犠牲者の家族で村一番の美しい娘・香蘭(こうらん)。生け贄のための祭壇を築き着々と準備を進める村人たち。しかし、香蘭に密かに想いを寄せる水生と村の若者たちが彼女を救うため、水猿と戦う事を決意し立ち上がったのだ。果たして水生は香蘭を救い、自ら父の仇を討つ事が出来るのか―。
你们早!(^-^)ノ
いつも谢谢您です…
何年も書いてきて、あんまり深まりや進化のないうちのブログですが…現在の中国映画について、私はまだまだ知らないですね~、と思います。
観れば面白いんですけど規模が大きいのか、次から次へと新しい映画がうちらの前に立ちはだかる…。
でもそれで言ったら私は日本映画だって知りませんからねッ
「あの名作も観てないの」とお叱りを受けるほど…
でも頑張って少しずつ観てます。
最近、我に返ると製作国にかかわらずアニメ映画もぜんぜん観てなかったりする
あれって感じです。
まさしく楽しみは多く時間は少し…
あと、最近、眠いんですよ。
ふっと気づくと寝てるんですね、歳のせいか。
で、奇しくも前回、書かせてもらった『クロール 凶暴領域』(2019年)と同じく水にまつわる映画なのですが ―― 3月27日、『水怪 ウォーター・モンスター』を観ました…
2019年の中国映画です。
例によって「ちょうどいい大きさの何かが人々を襲いまくる怖い映画」を期待して観たんですけど…怖さ度はそこまでではないかな。
あと…いろいろビックリさせられたんですね。
自分の予想と違ったので。
だから「水の中に潜む怖い存在が人々を襲う映画」が好きな人はまず観てみられるのがいいと思います。
この映画はシネマートさんの「アジア映画に特化した動画配信サービス」、「おうちでシネマート」でも配信されてます。
「おうちでシネマート」さんはイイですよ~。
イイ韓国映画もいっぱい観れます。
それで『水怪 ウォーター・モンスター』がどんな映画かですけど、一昨年の8月に怒りくまさんがレビューしてくれてはるんですよね
ですので遠慮なくリブログさせていただきます
怒りくまさん、割とサラッと書かれているので、あらすじを知ってから観たい方々には最適なレビューですね。
怒りくまさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
それで、怒りくまさんがストーリーについて書いてくれてはるので、私も感想を書かしてもらいます。
10年前、子どもだった頃に得体の知れない怪物「水猿(みずざる)」によってお父さんを殺されてしまった青年・水生。
何の仕事をしてるのかわかりませんが、おばちゃんから結婚相手を紹介されている。
で、悲劇的な事件が発生。
定期的に水猿に襲われる村で、三叔公というイヤな感じのおじいさんは「乙女を生贄に捧げたら10年襲われない」って主張を繰り返すんですけど、女の子の親御さんは当たり前のことながら大反対なんですよ。
で、香蘭という美女が生贄に選ばれかけてるんですが、香蘭のお父さんがバイオレントな人なので娘のために暴れまくってくれてるんですけどね~。
香蘭を演じるジュ・リーラン(朱麗嵐)は美しい女優さんですけど、田舎の美少女って感じで、垢抜けてない感じが作品に合ってます。
私は香蘭を見てて『ムーミン』の「ミー」を思い出したんだけど、実は私も小学生の時、「ミー」に似ていると言われたことがある。
で、主人公の水生はやっぱり香蘭のことが好きなんですけど、香蘭は村の若者たちみんなから好かれてます。
お父さんが怖くってみんな困ってるんですけどね。
そんな香蘭が生贄になることはみんなイヤなんですよ
映画の雰囲気は怖いところは怖いけど、基本、コミカルですね。
私ゃ笑ってしまいました。
いろいろ変なこだわりもあり、水生が香蘭にプレゼントする船の模型があとで出てくるホンマの船だったり。
あ、ちなみに…キャストで私の知っている方は出ておられないと思います。
もしかしたら他の中国映画で目にした方もおられるかもしれないけど、気付かなかったな。
で、村でさらに犠牲者が出てしまい、悲しいことが起こって香蘭も自ら進んで生贄に志願してしまうんですけどね…どうしても彼女を助けたい水生は友達や従兄弟やその仲間とチームを結成し、水猿をやっつけに行く。
集まったメンバーはみんなちょっとずつアホなんですけどね…と言ったら身も蓋もないけど
でも偉いし勇敢ですよね。
私は「生贄生贄
」一辺倒なじいさんがイヤでしたし、煮え切らない村人たちにも賛成できませんでした。
で、こっからネタバレになりますけど、書いていいでしょうか。
ま、その前から水猿はちょいちょい出てくるんですけど、姿がハッキリ映るのはここからなんですよね…。
まず、水猿は一匹ですが、出てくる時にはそれまでタメてた分、バーンって感じです。
でも…なんか小さい。
普通の人間サイズかなあ。
実はあんまり怖くなかった。
怒りくまさんも書かれてますが、思ってたのと違う…
でも動きは素早いのかなあ。
動きは意外ですね。
飛び道具もよけます。
戦いは中国風かな。
ワイヤーアクションとカンフーに基づいてる感じ
ちゃんとはわかりませんが…。
水猿は人間ぽいですよ。
そりゃまあ、人間が演じてるんでしょうけど。
格闘技的な殴る・蹴る、そして引っ掻く・噛むって感じですか。
引っ掻くと爪が鋭いのか一気に皮膚を切り裂いてる感じがちょっと怖いし、何よりも川に落ちた人が襲われるシーンは不気味でした。
それまで笑いもあった分、イヤ~な感じです。
で、水生は頭のいい青年ですし、彼の作戦も面白い。
戦いが始まってからは一気に興奮でしたね。
で…さらに深く書いていいでしょうか❔
なんと水猿を捕まえてしまうんですけど、その捕まった時の水猿の体たらくが恥ずかしい
で、捕まえて浮かれて村が酒盛り状態になってしまうのがホントに不安でバカバカしいんですけど、見張りはじいさんだけ
一番アカン人が見張りかい
そのあたり私はロバート・ゼメキス監督の『ベオウルフ 呪われし勇者』(2007年)を思い出してました。
ホンマにいい映画だったな~、『ベオウルフ』…。
あの映画は大好きですよ。
私はまだ「ディレクターズ・カット版」を観たことがないと思うので一度観てみたいものです。
そして案の定、水猿の反撃が始まり、多くの犠牲が出て、愛嬌のあった食いしん坊のおにいさんもニコニコしたまま殺害されるのが非道く残忍でトラウマになりそう。
そこで急に村長さんが怒りで村人を奮起させるスピーチをなさるんですけど、この村長さんは結局、実戦には参加しません。
で、水生のチーム対水猿の最終決戦になるんですが、1回目の戦いではいろいろ策を練っていたのに2回目の決戦は真っ向勝負なストレートだなあ
そんなことで血がいっぱい出て残酷な展開になります(´・_・`)
それがスローモーションだったり、悲しくてイヤだな…。
最後は溜まりに溜まった水猿への怒りのリベンジですが…死に物狂いのみんなです(>_<)
なんと香蘭も水猿に組み付いたりしてます
が、作り手の皆さんは感動させようとしてるんだけど、私はあんまり感動しなかったなあ
惨たらしいとは思いましたけど。
上映時間が短いのもありますね。
でも、イイ終わり方だと思います。
最後に水生のお父さんが映るのは心打たれました。
映画としては短い上映時間ながら、おそらく中国に伝わる「怪奇・伝奇・奇談」をベースに現在の中国の映画娯楽…コメディとアクションとモンスター・パニックを盛り付けたような作品…面白かったです。
水木しげる先生なノリもありますね。
水木先生の『妖怪図鑑』に水猿も載ってたんちゃいますか。
本作の監督はシアン・チウリアンとシアン・ホーションのシアン兄弟で、ツイ・ハーク原作の『バトル・オブ・ダンジア 魔獣大戦』(2020年)が2020年に中国で大ヒットを記録したそうです。
そう知ると『バトル・オブ・ダンジア 魔獣大戦』も観たくなるな
で、『水怪』、人気だったようで、2021年には続編『水怪2:黑木林』が公開されたようです
2作目は王真兒さんという女優さんが主人公らしく、予告編を見ましたけど、より怖くなった感じで陰惨なムードです。
ストーリー的には1作目とつながってない感じだけど、時代的にももっとあとの時代っぽいですね。
また2作目も日本でも観れるかもしれない。
『水怪 ウォーター・モンスター』…やっぱり怖いし、怖い映画に慣れてない方にはオススメしませんが、これ系のモンスター・パニック映画が好きな方はまた観てください
今日も読んでくださり、谢谢您です~
再见(^.^/)))
【メモ】 3月29日 『アナイアレイション 全滅領域』(2018年)を観て。引き続き久しぶりに『セックス イズ ゼロ』(2002年)を観る。
水怪 ウォーター・モンスター
原題:水怪
英語題:Water Monster
韓国語題:워터 몬스터
2019年製作/78分/中国
Staff
監督・脚本:シアン・チウリアン/シアン・ホーション
撮影:アイ・イェンジェ
照明:シュ・ベンティアン
美術:ジン・ティエンアオ
編集:ミン・イーション
衣装:シャ・シーヤン
メイクアップ:チェン・ウェイ
Cast
水生(すいしょう)役 … リュウ・リンチョン(吹替:入倉敬介)
香蘭(こうらん)役 … ジュ・リーラン(吹替:田端佑佳奈)
傻東(さとう)役 … シェ・イー(吹替:佐々木祐介)
表哥(ひょうか)役 … リー・ガオジー(吹替:庄司然)
大壮(だいそう)役 … ワン・ホンチェン(吹替:伊藤聖将)
眼鏡(がんきょう)役 … ラ・スーホン(吹替:水野駿太郎)
三叔公(さんしゅくこう)役 … ワン・ジャングオ(吹替:高橋ちんねん)