残暑お見舞い申し上げます
暑さはまだ続きそうです、どうかご自愛ください
前の更新から時間が経ってしまいましたが、また書かさせていただいて…
まず、すっかり日本で公開される韓国映画について書くのもおろそかになっていたんですが、こちらの作品が11日から公開中でした
異国の地ソウルで自身の原点を探し求める女性の姿を描き、2022年・第43回ボストン映画批評家協会賞で作品賞に輝いたドラマ。「ダイアモンド・アイランド」のカンボジア系フランス人監督ダビ・シューが、友人の経験に着想を得て脚本を執筆しメガホンをとった。
まるでウニー・ルコント監督の『冬の小鳥』(2009年)の後日談のような…私もブロともさんの記事で教えてもらったんですが、観たい作品です。
上映劇場は多くないけど、これからの劇場もあるので是非
そしてこちらも11日からの上映だったんですが、もうほとんど終わりかけですね
映画 『もしかしたら私たちは別れたかもしれない』 公式サイト
20代をともに過ごし、30代を迎えた男女の姿をリアルに描いた韓国製の恋愛ドラマ。
イ・ドンフィさんとチョン・ウンチェさんの主演作です。
ファンの方は是非
映画ファンの皆様はすでにご存知でしょうけれど
8月25日からこちらも公開がスタートしています
「私の少女」のチョン・ジュリ監督の新作です。
どう考えてもいい映画ではないかと予想しています。
是非、観に行ってください
同じ25日、こちらも公開が始まってます
『イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K』 オフィシャルサイト
6つの世界が鮮明に蘇り 1つの新たな体験と融合する。
韓国を代表する巨匠イ・チャンドン、全6作品+新作ドキュメンタリーを同時上映!
イ・チャンドンの映画は全て、絶対に観るべき作品だと思います。
よろしくです。
そして明後日9月1日からこちらの映画が公開です
家族を殺された老人と、老人の60年越しの復讐計画に翻弄される若者の姿を描いたドラマ。「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」のイ・ソンミンと韓国版「ジョゼと虎と魚たち」のナム・ジュヒョクが初共演を果たした。
『華麗なるリベンジ』(2015年)のイ・イルヒョン監督の新作…こちらも面白そうですね
そして…忙しいですよ
9月8日からはこちらの映画
「犯罪都市」シリーズのマ・ドンソクが製作・主演を務め、人生崖っぷちの2人の男がタッグを組んで美容整形業界の頂点を目指す姿を描いたコメディドラマ。
マブリーさんの新作でっせ
共演はチョン・ギョンホさん。
これは観ないと。
ところで時事ですが「処理水放出めぐり中国から嫌がらせ電話殺到」、ホンマやってくれるわ、中国の方々(の中のとりわけ凶暴な人々)
煽られてやってる感じ
そのあたり日本も同じような人たちがいるでしょうけど…イタタタタ
それで ―― 本題のうちのブログですが、8月14日はこの作品を観ました…
レディ・ブレイド
“香港の名花"ノラ・ミャオ初主演で贈る武侠アクション!
ブルース・リー、ジャッキー・チェンを輩出したゴールデン・ハーベスト。その第一回オーデションで選ばれた”嘉禾三大玉女”(ゴールデン・ハーベスト社の三大美人女優)のひとりノラ・ミャオ。ブルース・リーの恋人役として、その清純さと秀麗な美貌で絶大な人気を博し香港の名花とうたわれた。彼女の記念すべき主演第一回作品。美麗な衣装に身を包んだノラ・ミャオが最強の女剣士として活躍する。すでにゴールデン・ハーベスト設立第一回配給作品『8人のドラゴン/天龍八将』(71)ですでに出演は果たしているが、これが本格的なデビュー作となる。ジャッキー・チェンの『香港国際警察/NEW POLICE STORY』で好演したニコラス・ツェーの父親としても知られ『少林サッカー』で久しぶりに返り咲いたパトリック・ツェーが出演している。さらに共演には名脇役のジェームス・ティエンが名を連ねている。さらに特筆すべきはサモ・ハン・キンポーとハン・インチェが武術指導兼端役で出演、ジャッキー・チェンが草むらでの絡み役の一人として出演している。
ホー・リーチェンは“刀不留人”の異名をとる剣の達人にして絶世の美女。クイ王の御前試合で無類の強さを見せつけ、めしかかえられた。クイ王の裏の顔は、そうして家来にした武芸者たちをつかって財宝を強奪する盗賊だった。そこれそれをさぐる侠客、タン・チンユンが現れ…。
発売元:ツイン 販売元:パラマウント ジャパン
ブルース・リー様の『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)や『ドラゴンへの道』(1972年)を観た時ですが、ブルース様はもちろんのことでしたが同じくらいノラ・ミャオ(苗可秀)様という女優さんが好きになったんですね。
役柄的にも魅力的でしたが、とにかくホント可愛かった。
ノラ・ミャオ様は「ゴールデン・ハーベスト王女」とも称され、ブルース様とは3作で共演し、家族ぐるみでの付き合いもあり、ブルース様の突然の訃報には悲しみのあまりミャオ様は芸能界から一時的に離れていたそうです。
もしもブルース様がご存命だったら、おそらくお二人はまた映画で共演しただろうと言われています。
とにかく『怒りの鉄拳』のユアン役と『ドラゴンへの道』のチャン役、2つの映画でミャオ様は、他のご出演作も観たいと私に考えさせてしまう女優さんでした。
余談ですが韓国ではミャオ様、少女時代ユナに似ていると言われてるそうです。
私はソン・ジヒョにも似てると思いました。
とにかくミャオ様、ホント可愛くてきれい。
それでミャオ様ご出演の『レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳』(1976年)と『蛇鶴八拳』(1977年)…両作ともジャッキー・チェン主演なんですけど、その2作を観ることになったんですが、ミャオ様が出ておられるのでホント気に入りました。
特に『蛇鶴八拳』ではアクションもされてたし、人もきっちりブチ殺しあそばされてまして、ホント良かったんですよ~。
で、また調べた中で ―― なかなか日本ではポンと観れないご出演作も多いんですが ―― 映画出演2作目にして初主演作、1971年の『レディ・ブレイド』、この作品を観たいと考えて、2021年7月15日に楽天さんでDVDを注文させていただいて(届いたら届いたでまたすぐに観なかったりしたわけですが)とうとう観たんですね。
で、感想を書こうと考えたんですが、私の香港映画&アクション映画の師である明石家いわしさんが残念ながらこの映画については書いてはらへんのよ(>_<)
書いてはったらちゃっかりリブログさせてもらおうと思ってたんですけどね~
だからもう、私も詳しい方のブログなどで知識を仕入れてまるで自分が知ってたように書くのはイヤなので、ここではホントに私の正直な感想で、知らないことは知らないまま書かせていただきますね。
まず私が古い時代の香港映画をブルース様主演作くらいしか観ていないこと、香港映画史を理解していないことを前提と考えていただいて浅い観方もご容赦いただければ幸いです。
まずアクションについてですが、え~、1971年と古い映画ですので今、観るとかなりガッカリしました(>_<)
キレや早さに欠ける
う~ん…どうしても私はそう感じてしまいましたね。
しかし、じゃあイヤかというとそうでもなかったです。
ただ、最初にミャオ様演じるヒロインが気に入らない男たちを追い掛け回しては殺すのはホント素晴らしい。
『怒りの鉄拳』では自信なさげに淑やかなキャラだったミャオ様はこの映画では超ふてぶてしく残酷キャラ。
若い身空で殺戮もいとわない凶悪な女の子です。
この実力に裏づけられたミャオ様の自信ありげな威張り方は堂々としたもの。
そして映画の絵作りといいますか、ロケやセットでの撮影ですが、これもどうも出来栄えが私からすると厳しい
いや~、ホント「1971年」って感じでした。
どうしても昔の映画を観てるって感じですね。
私は概ね、新しめの映画を好み、古い映画を苦手に感じるようです。
若干、古い名画を敬遠していますしね
でもヒッチコックの作品や勝新太郎さんの作品、『ローマの休日』(1953年)なんかは好きですし、アメリカン・ニューシネマの作品もナチュラルに楽しめるんですけどね。
ただ『レディ・ブレイド』は正直、古さがきつかったです。
またここ最近、新しめの香港・中国映画を観てましたのでね。
と、否定的に書いてしまいましたが、いいところがいっぱいあるんです。
まず、話が面白かった。
最初、絵作りとアクションでガクッときたんですが、観てて、どんな話なんだろ~と強い興味を感じたんですね。
ミャオ様演じる“刀不留人”の異名をとるホー・リーチェンがヒロインなんでしょうけど、どういった立場で、どんなストーリーなのかは知らずに観てますのでね、物語世界には素直に傾倒して楽しみました。
この映画でグッときたのはそこかな。
だから私も1971年の古い映画でも素直に楽しむところがあるんですよ。
やっぱり映画は物語と脚本ちゃいますか。
ストーリーはクイ王という悪役をめぐる物語ですが、上に転載させていただいたツインさんのストーリーもけっこうネタバレですかね。
あと、非常にイヤな場面は『怒りの鉄拳』同様、香港映画名物「ケモノの丸焼き」(>_<)
で、主演ミャオ様で観てたんですが、むしろ主演はジェームス・ティエン様演じるチェンとパトリック・ツェー様演じるタンの主役3人体制だと思います。
ジェームス・ティエン様…知らない方だと思ったんですが、ブルース様の映画にもお出になってて、ジャッキー&サモ・ハンの『ファースト・ミッション』(1985年)にも出演されてたんですね。
1996年の『運財五福星』を最後に俳優業を引退されたそうです。
そういえばお顔に見覚えが。
ジェームス・ティエン様もご出演されてるミシェル・ヨー様主演『レディ・ハード 香港大捜査線』(1985年)…11月8日にブルーレイで再発売です
他にもミシェル・ヨー様主演作が再発売ですが…観たい。
パトリック・ツェー様はニコラス・ツェーのお父様ですが…どうなんでしょうか、私はパトリック様のご出演作を観てるのでしょうか
観てないと思います。
あ
『少林サッカー』(2001年)に出られてたん
そうでしたか
パトリック・ツェー様は去年の第17回大阪アジアン映画祭で上映された『黄昏をぶっ殺せ』(2021年)でも主演されておられて現役ですね。
この男性お二人、チェンとタンが義兄弟で、ホー・リーチェンにからんでくるんですね。
チェンとタンだけの場面も多いし、やっぱり主役は3人です。
実はタンは家族を殺された恨み、そしてホー・リーチェンも家族の復讐が目的だったりします。
が、ホー・リーチェンは決して善なキャラではなく、本来が凶悪なところもあり、その役どころが非常に魅力です。
で、悪役はクイ王なんですが、うちの感想では詳しく触れず…とにかくこのクイ王のキャラはホント面白いですね。
古い映画ですがホントにサプライズがあり、私も「あー」って感じでしたし、またこの人がちょっと超能力的に強いのが少し怖くてゾクゾクきました。
悪役が強いってのはホントいいですね。
ノラ・ミャオ様主演作としてこの映画を観た私はもう納得でした。
確かに現代の香港映画、中国映画のアクションと比較すればどうしてもぬるいのですが、しかしホー・リーチェンの強くて不敵なキャラクターが素晴らしく、それでもうアクションにも説得力が生まれます。
ミャオ様主演の1971年の映画としては納得の満足感でしたよ。
そして物語的には最後、少しホロリとなりました。
その切なさも良かったんですよね。
監督さんのイップ・ウィン・チョー(葉栄祖)様は俳優さんもされてたそうです。
武術指導はハン・インチェ様とサモ・ハン様、ジャッキー・チェンも出てますがホント一瞬だそうです(私は全く気づかなかった)。
サモ・ハンさんも気づかんかったなー
その他、ウェブではこの映画についていろいろ書いておられる方々がおられますので、またそちらを読んでください。
総合的に観て良かったし、面白かったです。
DVDを買ったのでまた繰り返し観たいものです。
昔の香港映画ですが、観てない人はまた観てくださいね。
ってことで今日も謝謝でした
拜拜(^.^/)))
レディ・ブレイド
原題:刀不留人
韓国語題:도불류인
英語題:The Blade Spares None
1971年/香港/カラー/本編102分
音声:北京語2.0chモノラル/字幕:日本語字幕/スコープサイズ/片面1層
(c) 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
■スタッフ
監督:イエ・ロンツー
製作:レイモンド・チョウ
撮影:ラム・コクチュン
音楽:ワン・フーリン
■キャスト
ノラ・ミャオ
ジェームズ・ティエン
パトリック・ツェー
チャン・チュン
ジャッキー・チェン
サモ・ハン・キンポー
导演 叶荣祖
编剧 罗大维
配乐 王福林
片长 101分钟
产地 英属香港
语言 粤语、汉语
演员
苗可秀
谢贤
田俊
罗大维
姜南
吴明才
张冲
李允中
关山
洪金宝
高雄
Directed by Teddy Yip Wing Cho
Written by Lo Wei Ni Kuang
Produced by Raymond Chow Man Wai
Distributed by Golden Harvest
Release date 1971
Running time 102 minutes
Country Hong Kong
Language Mandarin
Cast
Nora Miao as Ho Li-Chun (as Ker Hsiu Miao)
Patrick Tse as Tang Ching Yun (as Hsien Hsieh)
James Tien as Chen Jo Yu (as Chun Tien)
Paul Chang Chung as Prince Kuei (Guest star) (as Chung Chang)
Feng Yi as Chuang Shih Piao
Chiang Nan as Kao Wan
Ng Ming Tsui
Lee Wan Chung
Kwan Shan
Eddie Ko Hung
Sammo Hung
Lam Ching Ying as Prince's Fighter
Wilson Tong
Jackie Chan as Young Ching Yun (uncredited)
【観た映画日記】
14日 『エアベンダー』(2010年) 『レディブレイド』
16日 『バービー』(2023年)
19日 『レジェンド・オブ・フォックス 妖狐伝説』(2020年) 『子猫をお願い 4Kリマスター版』(2001年)
21日 『X-Men: フューチャー&パスト ローグ・エディション』(2014年) 『トゥモロー・ワールド』(2006年) 『我が心のオルガン』(1999年)
23日 『悪女 AKUJO』(2017年) 『ラスト・プレゼント』(2001年)
26日 『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1985年) 『10億』(2008年) 『タイムズ・スクエア』(1980年)