10月13日から
この中国映画が公開されてます
廃刊寸前に陥ったUFO雑誌の編集部員たちが繰り広げる宇宙人探しの旅を描いた中国発のSFロードムービー。
若手監督コン・ダーシャンが、1990年代に人気を誇った実在のUFO雑誌「飛碟探索」をモデルに制作。映画大学の卒業制作作品でありながらアジア各地の映画祭で話題を集めた。
前評判のいい映画のようです。
こういう低予算の作品で評判がいいってことは、ホントにいいんじゃないでしょうか(≧∇≦)
また観てみてください
戦野 チョンヤ
放たれた哀しみの獣、壮絶なる復讐劇。
期待の次世代スター、ソ・ハンギョルとホン・アルムを起用したノワール・バイオレンス・アクション!
🌟主演のソ・ハンギョルは日本でも人気のドラマ『復讐代行人 模範タクシー』でシーン・スティーラー(主役を喰ってしまうほどの役者)と称される演技を魅せ注目を浴び、本作では主演に抜擢された大注目株。
🌟共演のホン・アルムは「恋するダルスン 幸せの靴音」で主演を務めるなど活躍中の人気俳優。
映画ファンに根強い人気の韓国製バイオレンス映画!
🌟韓国のバイオレンス映画はアクション映画ファンには根強い人気があるが本作では本格的な暴力シーンを実現するためにアクションに長けた役者を揃えている。主演のソ・ハンギョルの鍛え抜かれた喧嘩術は特に必見である。
🌟監督は新星のキム・サンミン、多くのアクション現場を学んでのデビュー作となるが、いきなりの劇場公開作となり期待の高さが伺われる。(ネット同時)
🌟『神の一手』のベテラン、キム・ミョンスがキャスティングされるなど重厚な作品となっている。
Cast
ジョンウ役…ソ・ハンギョル『復讐代行人 模範タクシー』『The Witch 魔女』(吹替:浅木俊之)
ハンナ役…ホン・アルム「恋するダルスン 幸せの靴音」『ワン・ステップ 君と僕のメロディ』(吹替:遠藤李沙)
ハルカ役…パク・ユン「インターンZ」(吹替: 町山芹菜)
セヨン刑事役…パク・ソンイム(キム・シヒョン)「ナルコの神」(吹替:羽純)
クロヤマ役…キム・ミョンス『神の一手』(吹替:景浦大輔)
Story
ジョンウは育ての母の下で義理の姉ハンナと一緒に育った。ジョンウは貧しさの中でも育ててくれた母や姉を助けようと仕送り続けていたが、愛する育ての母も事故で失ってしまう。事故はひき逃げと知るが犯人は捕まっていない。姉ハンナは昔からチョルジンという男に付きまとわれているが、彼は日本のやくざと組んで麻薬を売ろうとする太昌派のチンピラだ。やがてジョンウはひき逃げ事件の裏に麻薬とチョルジンの影をつかみ取る―。
アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうさんです…
『オクス駅お化け』(2022年)を観に行く前でしたが、10月9日、『戦野 チョンヤ』という作品を観ました…
アクション、犯罪、ノワールの韓国映画ですが、原題は「전야」…「戦野」と訳すようで英語の題も「Battlefield」なんですが、「The Eve」というタイトルでも知られているようです。
うん、それは「前夜」ね
確かに「戦野」と「前夜」は発音が似てるんですが、映画の題なのに曖昧だあ~
観終えてですが、私としては「戦野」も「Battlefield」も「The Eve」もどれもタイトルとしてしっくりこない…
こんな話です…
イ・ジョンウ(ソ・ハンギョル)は身寄りのない少年だったようで児童養護施設で育ったのですが、優しい女性(ピョン・ユンジョン)に引き取られ、そのお母さんの息子になった。
お母さんには娘ハンナ(ホン・アルム)がいてハンナとジョンウは仲の良い姉と弟になった。
ジョンウはテコンドーでしょうか、格闘技をやっていてとても強い少年になりました。
お母さんは食堂「クァンゲ」を営んでいますが、あまり暮らしぶりは良くなくハンナはついいかがわしいアルバイトをやろうとして危機に陥ったりしますが、そんな時、頼もしいジョンウが助けに駆けつけるのでした。
12年後、地域組織テチャン派のナンバー2であるマノは独断で日本のヤクザ・黒山 アイバ(キム・ミョンス)と関係を深めていたが、弟分のサンピルはボスのテチャン(ユ・ハボク)の意に背いて日本のヤクザに取り入り、クスリにも手を出そうとしているマノのやり方を快く思っていなかった。
その2ヶ月後、黒山組は韓国に進出し、クスリを扱うアコギなシノギでテチャン派の縄張りを荒らし始めていた。
そのことではマノの子分たちの間でも不満が渦巻き始めている。
マノ(イ・シフ)
サンピル(ミソク)…巨漢です。
ジョンウは海外に出稼ぎに行き、お母さんとハンナのためお金を送金してます。
お母さんのお誕生日の夜、ハンナはそれを祝う用意をして店でお母さんを待っていたが、お母さんはひき逃げに遭い、命を落としてしまう。
実はお母さんをひき殺したのはマノの子分チョルジン(チュ・ジェフ)で彼は黒山のクスリの流通を管理している。
彼は昔からハンナのことが好きで今もつきまとっていた。
チョルジンはクスリを吸い、ハイの状態で事故を起こしたのである。
チョルジンは自分がひいてしまったのがハンナのお母さんだと気づいたのだが、事故から逃れる目的でお母さんをもう一度ひき、殺したのだった。
その時、同乗していたのは黒山の養女ハルカ(パク・ユン)という女性だったんですが、本名はコ・ウンチェ。
私の見たところ、黒山親分はハルカに手を出してます。
ハルカはチョルジンが女性をひき殺したことでショックを受ける。
実はハルカは昔、ジョンウと同じ施設にいて、いじめられた時に助けてもらった女の子でした。
大人になったハルカは今もジョンウのことを思っているのでした。
亡くなったのがジョンウとハンナのお母さんだと知り、罪悪感に苛まれるハンナ。
一方、自分を大切に育ててくれた優しいお母さんの突然の死に慌てて帰国したイ・ジョンウはハンナと悲しみに暮れます。
ジョンウは警察を訪ねますが、強力1班の班長チェ・イッキョン(シン・ヨンフン)は息子が病気でテチャン派から金を受け取っており、ひき逃げ事件をうやむやにしようと考えていた。
強力1班の女性刑事セヨン(パク・ソニム)はテチャン派とつるんでいるらしい日本のヤクザが増えていることを不審に思っていた。
また同班の刑事チョン・マヒョン(キム・ジョンウン)はお母さんのひき逃げ事件を訝しく感じている。
ハルカはハンナが営む食堂「クァンゲ」に来てキムチチゲを食べたのですが、そこで飾ってある写真を見て、ひき逃げで死んだ女性とハンナの関係を知り、そこにイ・ジョンウがいることに気づいた。
う~ん、知らずに店に来たとか…どんな偶然
不自然やなあ~
同時刻、昔からハンナにつきまとうチョルジンは(ハンナのお母さんをひき殺したのにしれっと)またハンナを口説きに来たが、本当にしつこい。
この人、チョルジンとハンナの仲の良さにもイライラ。
ハルカについてきたヤクザと揉めて叩きのめすジョンウ。
店の前に泊まった車には黒山がいて、ジョンウと目が合います。
黒山の子分で強そうな「サトウ リョウ」(キム・ソンホ)と一触即発のジョンウでしたが黒山がリョウを止めました。
ジョンウのことを調べろとリョウに命じる黒山であった。
細かく説明していくとホンマしんどいな
で…テチャン派の親分テチョンは極道として筋の通った人で、また強かったんですが、片腕のマノに裏切られ、命を落としました。
そん時、信頼できる子分サンピルが親分についていかないのがなんか不自然…
刑事セヨンは検事イ・ヘジン(チ・ヘイン)と気心が知れているので(親戚)日本のヤクザの件と、ひき逃げ事件の相談をしますが、若い女性の刑事と検事が登場人物なのが、この映画のちょっとした特徴ですかね。
そしてジョンウは店に来たチョルジンが置いていった口紅が、お母さんの亡くなった現場にあったものと同じだと考え、ひき逃げ犯の見当をつける ―― のですが、なんだか強引な推理
そんなこんなでハルカが被疑者になるんですけどね。
・ ジョンウとハンナ ⇒ ひき逃げ犯を見つけてお母さんの仇討。
・ 刑事セヨン ⇒ 日本ヤクザ黒山組とテチャン派の犯罪摘発、そしてひき逃げ事件の解決。
・ テチャン派サンピル ⇒ 尊敬していた親分テチャンの仇討。
こうして、はからずしもジョンウは刑事セヨンやサンピルと協力する形でヤクザ黒山&マノとの戦いに突入していくのであった…
そんな感じで登場人物それぞれの思惑が交差して最後の決戦になだれ込むまでがややこしんですが、また韓国のノワール&アクションだけどなんか勢いがない作品なんですよ。
映画がちょっと説明的で…困りました
う~ん…ノワール&アクションとしてそんなに面白くはなかったかなあ…。
でも、ひとつ、私好みの面白さがあって、日本のヤクザたちが日本語を話すんですが、みんな韓国の俳優さんたちが演じてるんですよね~。
だからヤクザなんだけど、なんだかカタコトでちょっと可愛い
それがたまらなくこそばゆくって、私ゃ愉快でした(;´∀`)
ホント、韓国の人たちが話す日本語って可愛いな~。
そんな棒読み&舌足らずな日本語演技なのに、韓国のブロガーさんは黒山役のキム・ミョンスさんを「日本語が上手すぎて本当に日本人だと思った俳優の方」なんて書いてるんですよ
いや、そりゃ日本語は話してるけどさ
でも逆に、じゃあ日本人の俳優さんたちが外国語を話してるのって、その国の人たちからしたらどう聞こえるんだろうとは思いましたね。
そこまで自然に韓国語を話せる日本の俳優さん、タレントさんがどんなけいるのだろうかとか。
K-POPグループの日本人メンバーや笛木優子(ユミン)さん、大谷亮平さん…。
むしろ韓国人の方が日本語を話せる人が多いようなので、あんまり面白がらずに感謝するのがスジかもしれませんな。
といっても韓国映画の中で韓国の俳優さんが日本語で演技されるとホント楽しい。
イ・ジョンウ(ソ・ハンギョル)
ソ・ハンギョルさん、『The Witch 魔女』(2018年)に出てはったそうです。
アクション面で優れていると思うので、また今後、活躍しはるでしょう。
ジョンウは裏社会とは関係のない青年ですが、大切なお母さんを奪ったひき逃げ犯が許せず独力で探すのです。
めちゃくちゃ強いです。
この映画はジョンウの強さが観どころですな。
ハンナ(ホン・アルム)
私は知らない女優さんでしたが、ドラマの方でもっと活躍してはるようです。
ハンナとジョンウのお母さん(ピョン・ユンジョン)
ハルカ=コ・ウンチョル(パク・ユン)
ウンチョルは身寄りのない少女だったようですが、日本のヤクザ黒山のものになってしまっていたようです。
が、施設にいた時、ジョンウに助けてもらったことで今でも彼のことを思ってます。
物語的にはこの人が出てきたため、さらにややこしくなった。
この映画のヒロインはハンナか、ハルカか ―― ハンナは血はつながらないとはいえジョンウの姉、そしてハルカ=ウンチョルは密かにジョンウを愛する女性ですが、言わないんですよね、それを。
なんとなくですが、日本のヤクザに汚されてしまった自分を恥じ、再会しても言い出せなかったのかなあ…。
ともかくハルカは薄幸の人でした…。
強力1班 刑事セヨン(パク・ソニム)
第3のヒロインですが、正義に徹する立派な刑事さんで「強い」です。
ダメ上司の班長チェ・イッキョンに従わず、独自に裏社会の犯罪とひき逃げ事件を捜査します。
危うくなってもぜんぜん慌てません。
検事イ・ヘジン(チ・ヘイン)
セヨンと仲のいい検事さんですが、若いのにおじさんたちを指揮してます。
この映画、若い女優さんたちが活躍しますよね。
強力1班 刑事チョン・マヒョン(キム・ジョンウン)
セヨンの先輩刑事です。
テチャン派のボス テチャン(ユ・ハボク)
尊敬できる筋の通った親分さんな雰囲気でした。
クスリの売買も禁じているし…こういう親分さんが裏社会を仕切ってくれてた方がいいんですよね。
テチャン派のナンバー2 マノ(イ・シフ)
よくヤクザ映画に出てくる親分の座を狙う狡猾なキャラ。
根回しとして日本のヤクザと手を組むんですが、むしろそのまま乗っ取られてた可能性が高かったような…。
マノの手下 チョルジン(チュ・ジェフ)
ハンナと高校で一緒で15年間ハンナを口説き続けているめんどくさいチンピラですが、ある意味「いちず」
マノの部下としてクスリの流通を担っている。
元はといえばコイツがひき逃げなんかするからイ・ジョンウが裏社会の戦いに参加しなければならなかったんですが、考えてみるとテチャン派もコイツを切れば良かったんです。
でもクスリの流通を引き受けてることで切れなかったようなんですね
テチャン派極道 サンピル(ミソク)
この人は親分テチャンに忠誠を誓う正統派極道です。
それでも犯罪者なのですが、刑事セヨンに頼んで筋を通しますね。
日本ヤクザのボス 黒山 アイバ(キム・ミョンス)
ラスボスさんです。
あの~、クスリって日本から韓国に輸出してるんでしょうか
韓国も密輸が難しそうな国ですよね。
韓国映画では日本のヤクザが韓国よりも怖いって描き方が多いけど、この映画もそう。
でも、あんまり日本人って特徴はないんですけどね。
ロシアン・マフィアとか、そっちの方が怖いイメージが強いんですけど。
黒山の子分 サトウ リョウ(キム・ソンホ)
黒山のボディガードみたいで「強い」です。
が、このリョウさん、最後の方で意外な行動に出るんですよね…。
キャストはほんと、知らない方ばかりで、しかも登場人物がそれぞれ意外と活躍するのでちょっとややこしかったです。
が、そういう韓国映画もええもんですな。
キム・サンミン監督(中央の方)はこの映画が初監督作品だそうです。
う~ん、物語があまりなめらかではないと言いますか、前半は説明的な脚本がくどく感じて面白みに欠けると思いました。
ヤクザ映画ならヤクザ映画でそういった面白さがあると思うんですけど、主人公は普通の青年なので…。
しかし、その普通の青年はすぐに暴れるような青年ですし、彼が本気で怒ってからの後半はアクションに徹していてなかなか良かったですね。
そういった意味では前半が「タメ」なんですが、あまりタメが効いてないんですよね
前半のドラマで観客にストレスを感じさせてからの後半、爆発だったらもっと良かったんですがね…。
そういうのは韓国映画、得意なはずなんですけどね…。
あと後半、画面が暗いこともあるし、なんかあやふやなんですよ。
傷ついたハンナがどうなったのかとか、最終的な登場人物のその後とかもちょっとわかりにくいなあ…。
この作品ならではのずば抜けたものとか、そういった褒めどころがちょっと見つけられなくって困ってしまうんですが
でも、その上で私は観て良かったんですよ。
オススメではないけど、ある種、現実的なノワール、アクションってことで気になる方は観た方がいいんじゃないですか。
今日もおおきに、ありがとうさんでした
アンニョン(^.^/)))
原題:전야 戦野
英語題:Battlefield / The Eve
2021年製作/99分/韓国
韓国封切:2021年年6月3日
PD:チェ・ウヨン
監督・脚本:キム・サンミン [第1作]
助監督:イ・ジョンソク
撮影:パク・チョンス
照明:チョン・インチャン
編集:オ・セミ、チ・プルム
音楽:イ・ギジュン (Kinopost)DndnSound.Sh music
美術:キム・セフン (アートファクトリー)
出演
ソ・ハンギョル → イ・ジョンウ
ホン・アルム → ハンナ イ・ジョンウの姉
パク・ユン → コ・ウンチェ はるか 黒山(くろやま)の養女
キム・ジョンウン → チョン・マヒョン てつや 刑事 強力1チーム
パク・ソニム → セヨン 刑事 強力1チーム
チ・ヘイン → イ・ヘジン 検事
ピョン・ユンジョン → ハンナの養母
チュ・ビョンハ → キュシク マノの手下
シン・ヨンフン → チェ チーム長 チェ・イッキョン 強力1チーム
ヤクザ
キム・ミョンス → 黒山あいば たまくち組の若頭
キム・ソンホ → 佐藤りょう 黒山の手下 行動隊長
チョン・ヨンヒョン → しんじ 黒山の手下
アン・テヒョン → 羽田 黒山の手下
イ・ダン → 田中 黒山の手下
テチャン派
ユ・ハボク → テチャン 地域組織テチャン派のボス カジノ 社長
イ・シフ → マノ テチャン派 カジノ 副社長
ミソク → サンピル マノの手下
チュ・ジェフ → チョルジン マノの手下
キム・ジウン → チャンス
賭博場 ディーラー
ユ・スンミ → チェチーム長 室長 カジノ
キム・ガユル → ディーラー1 カジノ
ヤン・ジュビン → ディーラー2 カジノ
イム・ウンジ → ディーラー3 カジノ
キム・ソジュン → 幼いチョンウ
チェ・ヨンソ → 幼いウンチェ
ナム・イェアン → 幼いハンナ
友情出演
パク・シホ → ミニョク
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
14日 連鎖(2020年) 1987、ある闘いの真実(2017年) ジェイル・ブレーカー(2002年)