你好嗎~(^-^)ノ~(^-^)ノ~(^-^)ノ
本当に久しぶりなんですが、香港の映画を観ました
この作品、先日、記事に書かせていただきました
北野武監督作品、『アウトレイジ』3部作(2010年~)の
1と2を観て、以前、何かの映画のDVDを借りて、観た時
前にある予告編集できっと記憶に残ってたんでしょうけど
何か、頭をかすめて、レンタルDVDさんの棚を調べてて
そうや、今、観てみようと思いました。
私、ブログのタイトルを「亜細亜映画連盟」などと
仰々しく名づけてますけど、確実に
「アジア映画」に詳しいわけでもなく、そんなに観てません
「これから観ていきますよ」って心意気で
名づけてみたんですね。
ですので、本当に昔から、アジアの映画を
観てこられた方々からすれば
チャンチャラオカシイ状態なんですが
まあ、私としては知ったかぶりなどせず、謙虚に
観て、書かせていただこう、とそういった精神状態です。
韓国映画については、この3年間で
かなり観ることができまして、それと同時に
監督さんなどスタッフの方々、俳優さんも女優さん、男優さん
大勢の方々のお顔とお名前をしっかり記憶してきました。
ネットにおける正確な情報のおかげで
お顔とお名前、自分でも驚くほど一致してますし
監督さんのお顔を見ただけでもどなたかわかったりします。
そこまで覚えるためには、畳みかけるようにまぢもんで
観ていかないとダメなわけですね。
で、香港映画・・・韓流ブームのはるか以前から
日本人の映画ファンにとって「アジア映画」といえば
多くは「香港映画」だったと思うんですよ、きっと。
だから、たとえば、子どもの頃から映画を観てこられたような
方々にとっては、思い出深い香港映画も多いでしょ。
私は・・・とてもじゃないけど、そこまでは観てないし
人生で一番、映画を観てきたこの3年間でも
あまり香港映画を観てないんですよね。
だから、考えても自分は香港映画について知らないなあ
と、痛感しております。
今夜、また香港映画について書きましたけど
スタッフの方々、キャストの方々にかんしても
ほぼ、知識もありません
ですので、もちろん、えばってエラそうに書いたりはしないけど
読んでいただく、香港映画のファンの皆様にもどうか
あたたかい目で読んでいただきたいと・・・お願いですね(´∀`*)
11月7日、この作品を観ました
史上最強の血戦!
黒社会の闇を切り裂く――男たちの墓標
血戦 FATAL MOVE
血戦 Fatal Move 予告編
Trailer Fatal Move 【予告編】
※ やっぱり残酷ですのでご注意ください
血戦 FATAL MOVE
原題:夺帅 / 奪帥
英語題:Fatal Move / Triad Wars
(2008年、香港映画、117分)
監督/脚本/製作総指揮;デニス・ロー
製作総指揮:チャールズ・ヒョン
撮影:ハーマン・ヤオ
編集:チー・ワイヤウ
音楽:トミー・ワイ
武術指導:リー・チュンチー
出演:サモ・ハン、サイモン・ヤム、ウー・ジン、ティエン・ニウ、ダニー・リー、チョン・シウファイ、ケネス・ロー、マギー・シュー、ラム・シュー ほか
POINT: 本作は、裏社会に生きる男たちの抗争を描いたノワール・アクション劇。 全編に渡り、壮絶とも言える超過激なシーンの連続だ。 犯罪組織を牛耳るボスを圧倒的な存在感で演じるのは、数々のヒット作で香港映画のフロンティアを切り開いてきた香港映画界の重鎮・サモ・ハン。実弟役に、『エレクション』『エグザイル/絆』の実力派スター、サイモン・ヤム、組織の用心棒役に、『SPL/狼よ静かに死ね』『新少林寺/SHAOLIN』等、新時代のアクションスター、ウ―・ジン。監督は、『エレクション』シリーズを製作した香港映画界の重要人物の1人、デニス・ロー。(株式会社アクセスエー)
*
香港の黒社会を支配する三合会の一組織
「忠信義」を率いるボス、リン・ホー・ロン(サモ・ハン)。
実弟のドン(サイモン・ヤム)や
冷酷な用心棒ティン(ウ―・ジン)らを従え
様々な悪事を働いていた。
ロンは妻のソソ(ティエン・ニウ)がいながら
愛人が彼の子を産んで、大々的にお祝いのパーティを
やっていた。
そこへ「忠信義」の逮捕を目論むリャオ警部(ダニー・リー)が
部下を率いてやって来るが、ロンの鋭い眼光に
若手刑事は目をそらすほどだった。
また、警察内部にも「忠信義」に情報を提供しているスパイが
いるらしく、警察にとって「忠信義」の壁は厚かった。
しかし、大規模な麻薬取引の現場が摘発され
さらに「忠信義」の資金提供者ユー(ホイ・シウホン)が
殺害される事件が起こり、「忠信義」は徐々に
財政的な窮地に陥っていく。
組織内に裏切り者がいると見て
ロンは情報を流した者を突き止めるよう、部下たちに指示する。
*
何とゆうか、それはいかにもよくあるような
ギャングもの、マフィアもの、ヤクザもの、暗黒街もの・・・
なのでしょうけど、私が香港映画のこれ系に慣れてないため
組織の人間関係、そして何をやってるのか、が把握しにくく
また、警察の方も、よくわからない。
私は、細かいところまで理解するのを、早くも放棄した。
しかし、面白い。
香港映画がそうなのか、香港の暴力団がそうなのか
あるいは、その両方か、何にせよ、こっちの予想を確実に
くつがえしてくる意外性が、楽しい
え~、サモ・ハンさんは、さすがに私も知ってますが
こうゆうコワイ系の凄みのある役を演る人でしたっけ
時々、深夜に放送されてたコメディ作品では
5人くらいの先輩にコキ使われてたりして
「お前~、アノ女の子のとこに行って、取り入って来い~」
みたいに、パシリにさせられてるけど
実は、その女の子と一番、親しくなれたりして、ニッコリ(*´∀`*)
みたいなそんなノンキな役を、いわゆる「きのこカット」で
演じてはるような可愛い俳優さんやったような・・・
ま、いいんです。
年齢的なものもあるので重みのあるボスの役でした。
ギャンギャンわめいたりせず、必要以上に凄んだりせず
けど、そこはかとなく睨みを利かせてる感じ。
で、その弟で、組織のNo.2が
『10人の泥棒たち』(2012年)でキム・ヘスクさんと
ラブラブながら悲しいことになってしまったサイモン・ヤムさん。
No.2なのに、率先して殺しや拷問に精を出すし
じゃ、サディスティックなサイコパスかといえばそうでもなく
ギャンブルで負け続けて借金を背負い
それをお兄さんから諫められると泣きながら甘えてしまう
不思議過ぎる性格。
(回想シーンで、いつも兄が弟をかばって可愛がったいたので
そのままの関係が続いていることが示唆されてます)
けど、なんてゆうか、「犯罪者顔」でかっこいいです。
で、私は初めて見たと思いますけど
武闘派過ぎるティンを演じるウ―・ジンさん。
もう、刀を振るって人を切り刻むのが楽しくて仕方がない
自分の強さに酔ってるような危ない人。
何を考えてるのかはわからないけど
暴力社会でボスのために仕事をこなすことに
生きがいを見出してる感じ
このティンが暴れて、人の手足をスパスパ切り落とす描写は
『キル・ビル』(2003年)とゆうか、まあ、それについては
香港映画が元祖だったりするんでしょ。
また、切ると「CGの血」がかっこよく飛び散るんですけど
これがほんと、よくできてて、だから監督さんも
「もっと足そうか」と思いはったんですけど、結果的に
やり過ぎかな。
そして、え~、ちょっと調べようがないので
間違ってると困るのですが
ボスのロンの奥さん、ソソをティエン・ニウさん。
セリフでも「女傑」と称されてますけど、そんな感じの人。
普通、ギャングの妻、つまり「極妻」は、そんなに率先して
犯罪にかかわらないもんだと思ってきたんですが
ソソの姉御は、もう、組織の仕事のかなりを受け持って
ガシガシ働きまくってる感じ。
しかも、後半になると、とうとう人まで殺めてるのだった。
そんな感じの主要キャラで
その他にも「忠信義」を筆頭に三合会、黒社会の人々
また、「忠信義」を壊滅させようとする警察側の人々
どこかで見たような俳優さんが出てきてて
また、やはり香港映画のこっち系の顔が並ぶわけですね。
そして、一般的な「ヤクザ映画」を想像してるこっちが
ビックリするほど、リアリズムがいちじるしく欠落した
そんな突飛な場面が突発して、興奮させられるわけです。
たとえば、まあ、さっき書いた「手足スパスパ」もですし
なんか、狙ったターゲットを一人で襲撃する人が
なんでしょ・・・なんてゆうのかな
エルヴィス・プレスリーのステージの衣装みたいな
白いフリンジがヒラヒラする白い衣装みたいなので
・・・(調べるとJYJジェジュンさんも似たようなの着てましたが)
そんなド派手な格好で、30mくらい飛び降りて殺しに来たり
その仕事が終わったあと、手についた血をなめたり
また、最後の方で延々、ド迫力のカンフー・ファイティングが
始まったりと、これが香港映画なのかと唸らされる
カンフーの真髄が、噴出してるように思えます。
また、なんぼなんでも、犯罪者にとって
一番、怖い場所に違いない警察署にけっこうな人数で
潜入して、自分たちの仲間を殺しに行って
バレたらバレたで手榴弾とかマシンガンで暴れまくる。
『ターミネーター』(1984年)とソックリな力づくの暴虐もあります。
警察の車に追いかけられた組員が
その車と道の間にスッポリはさまってたり。
また、死体を発見する女性がしてる「おしっこ」を意味なく
じっくり撮影するイヤな感じの下品な悪趣味さ加減。
中でも、一番、イヤだったのが
女性を拷問する場面で、よくもまあと思うほど
痛々しい描写がしつこく続くんですね。
あきらかに、サディスティックな見世物状態で
さすがにこれは、私も不愉快に感じました。
そうゆうことされると、応援したいアウトローたちでも
応援したくなくなってくるんですよねー(´・_・`)
また、その拷問されてる女性の役の人の演技が
メリハリなくって、真に迫ってなくって。
けど、それなのに、作風として「怖い映画」じゃないとゆうか
切実さはあんまり感じられないんですよ。
なんてゆうか、残酷描写も映画の観せ場、と割りきってる感じで
それ以上のものではないとゆうか・・・
少なくとも私は震え上がるなんてことはなかったです。
ここまで血を見せたりして残酷な映画にしたんだから
その点は非常に不満でした。
で、私の理解力が乏しいこともありますが
「忠信義」が組織としてどういった方向性で
何をやりたいのか
また、対立している組織は何をしようとしてたのか
そして警察は、どうしたかったのか
具体的にはちょっとわかりにくくって、だから
観ようによっては「忠信義」とゆう組織が根っからの武闘派で
四六時中、とにかく暴れていたくって
闇雲に暴れまくったために、勝手に自滅していった・・・と
そう見えなくもない。
私なんかは、もうちょっと上手くやって
何とかならへんかったんかなぁ・・・と思ってしまう
そりゃ、アウトローの映画だから
破滅に向かうものなんでしょうけど・・・
そこに至るまでの過程がようわからへんかった
けど、じゃあ、面白くないかといったら
そんなことはぜんぜんないんです。
主役はボスのロンかと思いますけど
でも、誰が主役とかに重きを置かず
場面場面で、メインキャラが交代ごうたいする感じで
それぞれの話が語られていくんですね。
この人はこうゆう人でこう、この人はこう・・・って。
夫婦、兄弟、極道の屈折した絆・・・そして、裏切りとか。
112分(日本版DVDは5分ほどカットされてるかも)
の映画でこれをやられたら、そりゃ退屈はしませんよ。
だから、ちょっとゴチャゴチャしてるし
説明不足も多いけど、それぞれの登場人物の
過去や性格をこっちが勝手に想像しながら観てると
けっこう目頭が熱くもなってくるし
最終的には感動もあるんですね。
散らかったような中に面白みがある
なんとゆうのか、強引な脚本だと思いました。
そして、やっぱりアクションが素晴らしかったですよ。
最後、ちょっと理解に苦しむけど
まあ、人間、ついには追い詰まったら死ぬ間際
やり残したことがないよう、やっておくべきことがあるのかな
と、思いつつ、延々、続くカンフー・ファイティングが
かなりドキドキでした。
私はカンフー映画には詳しくないしね。
でも・・・喉を潰されて、人って話せるんすかー(^_^;)
ん~・・・やはりモラルかなあ・・・
「悪が滅ぶ映画ならば、途中は何をやってもいい」みたいな
そんな甘えがちょっとあるよね。
悪人の中の、かすかな良心を、そっと見せてもらった方が
うちは、泣けるんだが。
『血戦』は、「ヤクザも、まあ、普通の人間です」みたいな感じで
かと言って警察が正義で神々しいほどでもないし・・・
暗い修羅と破滅で、エンタメしたい映画だったのかな~
でも、ほんと、「香港映画慣れ」してへん私には
非常に面白かったし、真新しい世界を観たって感じです。
お気に入りのキャラとしてはボスのロンと、その奥さんですね。
その二人のドラマが一番、グッときたかな。
それから、サイモン・ヤムさんは見てるだけで楽しいです。
こうして、香港映画もまた観ていきたいですね。
もうちょっと勉強して、何から観たらいいのか
何を求めたらいいのかを、明確にできたら、さらにいいですね。
でわでわ・・・今日も最後まで読んでくださり、唔該です
またです、拜拜(^.^/)))
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