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韓国映画 The Phone 2009年

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ドンッNEWNEWNEW 6月28日から公開です!! NEWNEWNEWドンッ

 

神と共に 第二章 因と縁

映画 『神と共に』 第二章 因と縁 公式サイト

 

新聞記者

映画 『新聞記者』 公式サイト 6月28日(金) 全国公開

 

この2作は私も観に行きますビックリマーク

 

アップびっくりアップ

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

観た映画についてタンタンと書いていくブログです、ヨロシクビックリマーク

 

6月21日、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラ携帯

 

 

 

 

 

あなたケータイを無くしたことありますか?
脅迫!! それは、無くした携帯電話から始まった。

「100%リアル共感ストーリー」

 

 

 

The Phone

 

 

The Phone

原題:핸드폰
英語題:Handphone


(2009年、韓国映画、137分)


監督・脚色・脚本:キム・ミヒョン
撮影:パク・サンフン
照明:ソン・ジェソク
音楽:キム・ジュンソン


出演:オム・テウン、パク・ヨンウ、パク・ソルミ、ファン・ボヨン、イ・セナ、パク・キルス、イ・スンジュン、キム・グテク、チョン・ベス、キム・ジェゴン、オ・ジュヒ、チェ・チャンギュン、チョ・ムニ、オ・チャンギョン、イム・ジヒョン ほか
特別出演:キム・ナムギル、キム・ビョンチュン、ポン・マンデ(映画監督)、チェ・ジュボン、キム・ユソク、チュ・ジンモ、ソウ、キム・グラ、キム・ジョンソク

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

『The Phone』とは、ソン・ヒョンジュさん主演の2015年の映画、『リバイバル 妻は二度殺される』の英語タイトルでもあったりします。

また『Phone』は、アン・ビョンギ監督、ハ・ジウォン、キム・ユミ主演のホラー映画、『ボイス』(2002年)の英語タイトル。

ちょっとまぎらわしいかもですが、この映画、『The Phone』の英語題は、『Handphone』・・・そして韓国語の原題は『핸드폰』で、『携帯電話』のようです。

 

 

物語を知ってから観ると魅力も面白さも半減の映画だと思います。

うちの記事では、やっぱり詳しく書かないことにします。

いっぺん書いて、ちゃんと整理しておきたい気もしますが・・・。

 

上映時間が「137分」と記述されてるサイトが多いけど、私がレンタルした日本版のDVDは「2時間11分33秒」でした。

もしかしたら、日本版DVDはカットされてるのかはてなマーク

 

とにかく始まった時から鍵となるセリフが散りばめられてるので、注意して覚えておいた方がいいと思います。

 

芸能企画会社C&Pの代表、オ・スンミン(オム・テウン)ですが、この世界でやっていくには接待は不可欠。そのために危険な借金を重ね、暴力的な取立てに追い立てられてます。

だから、自分が育てた女優、ユン・ジナ(イ・セナ)には絶対に売れてもらわないと困る。ようやくジナは稼げる状態にこぎつけました。

これからです。

 

 

そんなんで、仕事に打ち込むあまりに、だいぶ妻のジョンヨン(パク・ソルミ)との間が気まずいことになってました。最近、妻がやけに冷たいような・・・。

 

 

ところが、スンミンの携帯に動画が送られてきまして、そこにはスンミンの命綱、ジナが男とイチャイチャ・・・ってゆうか、エッチしてる姿が。
スンミン、大激怒。

 

それで、その動画を送ってきた男と会うことになるんですが・・・。

 

 

知ってる人は知ってるでしょうけど、その男、ジナの元カレ、チャン・ユノを特別出演のキム・ナムギルが演じてます(^_^;)

 

 

チャン・ユノもモデルとかで、スンミンと面識がある。2年ほど、一緒に仕事してたようですね。

会話の雰囲気から、もしかしたらジナのデビューのためにジナと別れさせたはてなマーク

チャン・ユノも今はジナと切れてるんですが、元カノが売れ始めたので仕返しに脅迫してきた感じかな。

 

 

で、まんまとエロい動画と引き換えにお金をせしめたと思ったチャン・ユノでしたが、スンミンと部下のキム・デジン(ファン・ボヨン)に後をつけられ、酷い目に遭わされる。

 

 

ドロドロ~ガーン

これ、接着剤です。

 

 

チャン・ユノは、ま、ゴロツキなんですが、なかなか小心者で・・・スンミンの方が一枚うわ手。

脅し返してこの件は、終わりはてなマーク

 

10年前の映画ですが、低予算の『愛の運命 暴風前夜』(2010年)の前の作品。

ナムギルさんもまだ苦労してた時代だったんでしょうね。

 

でも、逆にナムギルさんが出てた映画、ドラマって必ず日本でもDVD化されてるんですよね~。

このあとからの日本での人気がうかがい知れます。

 

 

チャン・ユノは臆病でしょうもない男ですが、そんな役もナムギルさんが演じてると非常に得した気分でした。

 

まあ、でも、ファンの人が見ると、かなりきっつい役かなあ~(;´∀`)

 

 

スンミンもかつては俳優志望だったそうで・・・ここでオム・テウンさんの「ソン・ガンホの物真似」が見れます。

上手いですよ(´∀`*)

 

 

ところがスンミン、ここであることに気づいて血の気が失せた。

自分の携帯をチャン・ユノと待ち合わせたカフェに忘れた。

 

 

結局、カフェで携帯は出てこなかったんですが、そこでスンミンはさらに最悪なことに気づく。

あの動画が携帯に入ってる・・・!!あせる

 

そしてその頃、スンミンの妻、ジョンヨンの携帯に、スンミンの携帯を拾った者から電話がかかるのだった。

 

 

結論から言って、この映画、そこまでのハラハラドキドキのサスペンスぶりとゆうよりも、やっぱり悪夢的な状況が延々と続くような重苦しい雰囲気・・・131分もあるので、けっこうしんどい映画です。

 

主人公であるスンミンは、そんなにまっとうな善人じゃないです。

芸能関係の仕事でアコギにやってきたクセのある人です。

そんな彼ですが、それでも観客としては、彼が築いてきたものを失ってほしくはない、なんとかこの非常事態を切り抜けてほしいとも思うのですが・・・はてなマーク

 

少しネタバレになりますが、スンミンの携帯を拾った人物、チョン・イギュをパク・ヨンウが演じてます。

このチョン・イギュとゆう人がどんな人なのかだんだんわかるんですが、私にはかなり予想外でした。

ああ、こんな人なのか・・・と。

 

チョン・イギュの正体があらわになっていく時、この映画の主人公はスンミンとイギュの二人になっていきます。

また、スンミンと、彼の妻との関係も物語の重要な要素になりますね。

 

イギュがどんな人なのかわかってからは、私は非常に悲しい気分になり、気持ちが沈みましたね・・・。

正直、映画の「悪役」の方に感情移入してしまいましたよ。

病んでるんですけどね。

めっちゃ気持ち悪いし・・・でも・・・ああ、これなら、この状況になったら、こんなことをしても仕方がないかも・・・とも。

 

泣きそうになりました・・・ってゆうか泣きましたわ。

 

だからこの映画のある部分は「哀しいサイコ・サスペンス」・・・。

 

いわゆる、「クレーマー」の人、また他者に高圧的に出る人(って自覚は本人にはないんでしょうけどね~)は、この映画を観て少しは考えてほしいです。

といっても、そうゆう人は映画を観たぐらいでは、考えもしないでしょうしね~。

だいたい普段、映画を観たりもしないでしょう。

いや、でも、人はいつも、他人の立場に立つべきですよ。

それができねえなら人間じゃねえよ。

 

私には非常に怖い映画でしたね。

「落とした携帯を拾われる」ってこの映画の最初のきっけかがすでに、非常に怖いです。

そして最後の最後まで怖かった。

ホラー映画とはまた違う怖さの、怖い映画でした。

さすがは韓国映画って感じです。

 

そんな世界の滅亡とか、国家を揺るがすとかの映画じゃないんですよ。

ありそうな、リアルな事件で。

けど、気の滅入る話やなあ汗

 

主役のオム・テウンの実力は折り紙つきですし、どんな役も的確に演じる俳優ですが、私はこの映画に出てることすら知らなかった、パク・ヨンウ・・・その演技に舌を巻きました。

凄い俳優さんですね~。

パク・ヨンウは端正な顔立ちの人なんだけど、逆にそこまでの個性をこれまでは感じてなかったんですが、その演技力が圧倒的な個性ですよ。

パク・ヨンウも見事な「カメレオン俳優」です。

この映画を観ての収穫は(ナムギルさん登場もあるけど)、パク・ヨンウさんでした。

 

スンミンの奥さんを演じたパク・ソルミは美人でした。

 

キム・ハンミン監督は2007年にまず初監督作品、『極楽島殺人事件』を監督し、次にこの『The Phone』・・・そして2011年に、一気に加速したようにパク・ヘイル主演の『神弓 KAMIYUMI』を撮り、次に韓国最大のヒット作、『鳴梁 渦巻く海』こと、『バトル・オーシャン 海上決戦』(2014年)ですよ。

だから、『The Phone』も非常に観たかったんですが、前の2作とあとの2作の間には大きな違いがあると感じました。

だから『神弓』で一気に覚醒しはった感じ。

いずれにせよ、『鳴梁』を作ったからには、韓国の観客たちも、キム・ハンミン監督の次作にはその線を期待するでしょはてなマーク

私もそうです。

 

しかし、『The Phone』は『The Phone』で、また暗い魅力を放つ作品でしてね、すごい良かった。

これまでに観てきたダーク系の韓国映画を観てた時の気分を思い出しましたよ。

私はその時の気分が好きだったのでね。

ああ、世の中の暗い側面に気づかせてくれて、ありがとう、と思ってましたので・・・その意味で、『The Phone』も私には傑作です。

 

 

ネタバレですけど、ナムギルさん、後半にもちょっと出てきますよ。

 

 

殺さないで~、エ~ンエ~ンと嘘泣きし、その後、シクシクと本気泣きしてるのが可愛いのですよ(;´∀`)

いや、こんな暗い怖い映画では、こんな存在が逆に一服の清涼剤。

 

 

それと、クァク・ドウォンさんもいい刑事さんの役でチラッと出演。

 

最後の方でおじさんのチュ・ジンモさんも出てきますよね。

 

イギュの妹は『ミスにんじん』(2008年)の女子高生役が素晴らしかった、ソウですね。もったいないほど小さな役でした。

 

その他、取立てのおじさん役のパク・キルスさん、イギュの同僚役のイ・スンジョンさんなど、脇役も適役。

 

 

中盤に出てくる語尾が全部「~ということ」なブラザー興信所の2人も変な感じで好き。

「~ということ」ってなんやねん(;´∀`)

 

『The Phone』・・・人それぞれ好みはあるでしょうけど、たとえばジョニー・デップ主演の『ニック・オブ・タイム』(1995年)やコリン・ファレル主演の『フォーン・ブース』(2003年)のような、いかにもな定型に行かなかった意外性が、私にはすごい好みでした。

でも「面白い」映画じゃないかな~あせる

 

また機会があったら観てくださいね。

 

でわ、今日も最後までありがとうですキスマーク・・・アンニョン~(^.^/)))

 



 

 

 

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