2月21日からこの作品が公開です
是非っ(≧∇≦)
你们早!(^-^)ノ
いつも谢谢您です
まだ確定はしてないけど、4月3日から公開されるジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ』(2019年)・・・観に行こうかと思ってます。
ゾンビものも久しく観てませんし・・・や、その前に、去年の暮れからジム・ジャームッシュの映画を2週間に1本くらいずつ、観返してるんですよね。
この5年、韓国映画に没頭だったけど、ジム・ジャームッシュの映画は観返したいんですよ。
で、もしも最新作を観れたら嬉しいな~、と。
トム・ウェイツが出てるってのも大きいしね。
京都は私があまり行きたくない劇場なんですけど(料金も100円高いし)
それと、『ミステリー・トレイン』を観返したことも大きいんでしょうけど、数日前からスクリーミン・ジェイ・ホーキンスにまたハマってます。
で、2枚、新しく買ったんですけど、両方ともベストとゆうか、「集めモノ」なんですよね~。
スクリーミン・ジェイ・ホーキンスのオリジナル・アルバムって私、1991年の『Black Music for White People』しか持ってないです。
でも、入手困難だった古いアルバムもボーナス・トラック付きで再発されてるようなので、この期に及んでちゃんと聴いた方がいいかもしれない
今夜はハ・ジョンウさん主演、『許三観売血記』こと、『いつか家族に』(2015年)を観てました。
観れば観ただけ、泣ける映画です~。
この映画も繰り返し観た方がいいですね。
1月31日には、この作品を観ました・・・
※ ネタバレはしてないけど、かなり深くストーリーを書いてます。
あの子を探して
あの子を探して
原題:一个都不能少
英語題:Not One Less
韓国語題:책상서랍 속의 동화
(1999年、中国映画、106分)
監督:チャン・イーモウ
脚色:シー・シアンション
原作:『空に太陽がある』(1997年) シー・シアンション
エクゼクティブ・プロデューサー:ウェイピン・チャン
製作:ユー・チャオ
撮影:ホウ・ヨン
美術:ツァオ・ジュウピン
音楽:サン・パオ
編集:リュ・ザイ
衣裳:フュアミャオ・トン
字幕:水野衛子
魏敏芝 ウェイ・ミンジ
張慧科 チャン・ホエクー
田正达 チャン・ジェンダ
高恩满 カオ・エンマン
孙志梅 サン・ズメイ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
ある村の小学校のガオ先生がお加減のよくないお母さんを看に行くため、お休みすることになり、ひと月の間、代理の先生に代わってもらうことになった。
村長が連れてきたのは、13歳の少女、ウェイ・ミンジ。
さぞかし熱意にあふれた女の子かと思いきや、ウェイ・ミンジはすぐ不満が顔に出るような、なかなかふてぶてしいツラがまえ。
とにかくお金のためなんですね。
一ヶ月の分が50元。
さらに、ガオ先生が帰ってくるまでに一人の生徒も脱落させなければ、10元がガオ先生から支払われる。
ガオ先生はミンジ自身が教育を受けていないことを知ると、教科書に書いてあることを黒板に写して、生徒にそれをノートに写させるよう指示する。
そして、チョークは貴重だから大切に使うように、と。
が、13歳の少女に急に先生をやれといっても、なかなかできるわけがない。
ドニー・イェンさんならまだしも・・・(;´∀`)
授業が始まってもいない状況に村長、激怒。
が、生徒たちからほとんどナメられている。
生徒たちが可愛いなあ~。
子どもたちはどの国の子も可愛いです~。
が、ウェイ・ミンジ先生にとってはそこまで可愛くはないようで
怒りが顔に出てる。
授業はともかく、一人も逃げないように見張っている。
やんちゃなトラブルメイカーであるホエクーが教室で騒いだことでウェイ・ミンジ先生は彼ともみ合いになり、ガオ先生のチョークを踏んづけてしまう・・・。
一人の女の子が足の速さを見込まれて特別な学校に転入することになるけど、ミンジはガオ先生との約束があるし、一人も生徒を減らしたくないので強く反対。
ホエクーがある少女の日記をからかって読んだことで、ミンジ先生は自分が気づかぬうちにミスを犯していたことを知る。
ホエクーもさすがに、まずかったと、うろたえる。
そして、ホエクーが学校に来なくなった。
ホエクーのお母さんによると、借金の返済のために、ホエクーは街へ働きに行ったのだとゆう・・・。
ミンジ先生はホエクーを連れ戻しに街へ行くことにするが、村長さんはそこまでの交通費も出してくれない。
ミンジは街までのバス代を捻出しようと、クラスの生徒たちと相談することになる。
ここ、初めて授業らしくなる場面に、ホッと感動しました。
で、交通費捻出のためレンガ置き場で勝手にレンガ運びを開始
ここ、子どもたちが「労働の押し売り」をする場面、ちょっと怖いんですが、でも、可愛い。
最初は、こらこらこら、何をやっとねん、誰が運んでくれゆうた、金払えってお前らが勝手に運んだんやろが、俺は知らん、知らんとけんもホロロだったおじさんも、ガオ先生の名前が出ると、なんか態度を軟化させる。
こうして街までの交通費ができた(と思った)。
労働のご褒美として2本のコーラを少しずつ飲む生徒たち。
ああ、人数分、買ってあげたい。
それぐらいなら私にもできます・・・。
が、バス代はもっと高かった。
そこで結局、生徒たちが実行する方法がまた怖い(^_^;)
でも、今は知らないけど、昔、中国へ行った時、バスの乗り方がすごく「イス取りゲーム」状態だったことを思い出します。
しかもみんな、ちょっと楽しそう(^_^;)
あと、お年寄りにはイスを譲ってましたね。
こうしてミンジ先生は無事にバスに乗れた・・・と思ったが、やっぱり無理だった。
仕方なく街まで歩くことにするミンジ先生。
ひたすら歩く。
13歳で、一人でこの距離を歩いて初めての場所へ行くことは大変だ。
ミンジ先生はホエクーが働いてるはずのところに行くが、ホエクーはいなかった。
状況を説明する女の子はミンジと同い年くらいだけど、これがまたことごとく面倒くさそうで強気。
ミンジは仕方なく、彼女に一日分の給料と同額のお金を払い、ホエクーを見つけるのを手伝わせるが、早速、お腹が減ったと不満をあらわにされる。
手持ちのお金は乏しいし、自分だって食べるものはないのに・・・。
女の子はホエクーにわかるように駅の掲示板に置き手紙を貼っておいたと言うが、それもいい加減な話。
二人は駅の人に放送でホエクーを呼び出してもらうことにするが、効果はなかった。
そのうち、女の子はケンカ腰になってきて、金を出せと言ってきた。
険悪ムードな中、イヤイヤお金を払うミンジ先生・・・2元5角・・・。
考えてみれば、この子も日々の労働で疲れているのだ。
ミンジ先生は次に墨と筆で尋ね人のチラシを書くことにするけど、ひと晩、必死で書きまくったのに、駅にいたおじさんはそんなことをしても効果はないという。
それよりもテレビだと。
テレビ局に行ったが身分証明書もお金もないミンジ先生は受付で門前払い・・・。
メガネの男の人だとゆうテレビ局の局長さんに直接、頼むことにするミンジ先生だが、局長はなかなか現れない。
夜、疲れて道路の端で眠るミンジ先生。
心配して声をかけてくれる人はいるけれども、都会で聖者として生きることは大変だ。
次の日、テレビ局の前にいる女の子のことを知った局長さんは受付のおばちゃんを咎め、ミンジ先生の頼みに応じることにする。
渡る世間に局長さん、いい人。
ごはんも食べさせてくれました。
ミンジ先生はテレビ番組に出演することになった。
司会の女性が質問したことにミンジ先生はなんと答えるのか・・・
おととしの12月に『活きる』(1994年)を観て・・・去年の4月に『初恋のきた道』(1999年)を観ました。
2作とも予想以上の衝撃で、言葉もないほどでしたね。
それ以前にチャン・イーモウ監督の映画といえば、初監督作品の『紅いコーリャン』(1987年)を10代の頃に観てるはずなんですが、まったく記憶にないんですよ。
ただ、『HERO』(2002年)と『グレートウォール』(2016年)も観ているのは確かで、『HERO』は劇場で観てますね。
とにかく、『活きる』を観てガラッと変わったように思います。
そしてまた、『あの子を探して』を観て、凄いと思いました。
何が凄いとかって・・・正直、言葉がないんですよね。
私にこの映画のことを語れと言ったって、無理は話ですよ。
ただもう、凄いってことですね。
2020年が始まった時から、いつもいい映画とばかり出会ってるんですけど、『あの子を探して』は特にですね。
私が一番、観たい世界だと思いました。
ズバリ、めっちゃ泣きましたけどね。
それも当然だろうと思いました。
この作品はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したそうで、それはそうだろうと思います。
この作品は1999年だろうと1959年だろうと2029年だろうと普遍のテーマですよね。
そうゆう映画が凄いんじゃないですか。
あまりゴチャゴチャ書くと、私がこの映画作品からもらった何かを損なうように思うのですが、学ぶってこと、教室で勉強するってことのありがたさを痛感しました。
もうね、小学校に戻って、一から本気で勉強したいと思いましたよ。
それと、今、日本で小学校に通ってる子どもたちに是非、観てほしいと思いました。
教室で勉強するってことが、どれほど素晴らしいか、知ることができるでしょ。
いや、もう、先生方が授業で上映したりしてるのかな。
してそうですね。
それがいいと思います。
私はもちろん、もう小学生じゃないし、これまでに小学校の先生になったこともないけど、ハッと自分の人生が豊かなもののように思えましたし、人の世界ってものが思ってたよりも素晴らしいと感じられました。
この映画には貧しさもありますし、格差もあります。
今の社会を突き詰めれば結局、お金なのかもしれないと映画を観てて思いました。
それでも、子どもたちが教室で勉強するのなら、素晴らしい。
チョークを使って黒板に字を書けるのならこの世に意味はある。
心が洗われた気分です。
そんな気分にさせてくれる映画が凄いですね。
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)とはまったく違う形で、でも同じ方向性で、社会の構造をについて映画を観ながら考えさせられる作品ですね・・・。
映画としての作りも最高ですね。
撮影とか・・・何よりも演出ですか、チャン・イーモウ監督のやり方を少し知りましたが、そのやり方が素晴らしいですよ。
ただ、監督は撮りながらジレンマや苦悩もあったでしょうね。
ただ、自分の芸術を作ることに没頭していればいい時間ではなかったはず。
子どもたちが、素晴らしい。
特にウェイ・ミンジ先生を演じたウェイ・ミンジ(魏敏芝)・・・。
彼女のその後を百度百科さんとかで少し調べてみたけど、自分のやりたいことをしているのならいいですね。
主演作を1作観ただけですが、そっと応援していたい気分です。
ホントに彼女の演技は素晴らしかったです。
でも、もう二度とできない演技なのかな~。
2002年には『寻人档案』ってテレビシリーズに出演してるそうです。
ところで驚いたことに、ホエクーの方がミンジ先生よりも年上なんですね
そういえばこの年頃は女子の方が成長が早いもんね。
『あの子を探して』はホントに素晴らしい傑作でした。
映画ファンの方々はもう、すでに観ておられるでしょうね~。
私が最後くらいかな
でも、観れて良かったし、今の年齢だからもっとよく感じられたってのもあるかもしれませんね。
うわ~、また凄い映画を観たわ~(≧∇≦)
チャン・イーモウ監督の作品をまた観たい
でわ、でわ、今日も読んでくださり、谢谢您です~
再见(^.^/)))
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