アンニョン(^-^)ノ
いつもありがとうです
すみません、コメントのお返事は今晩、必ず書きますね
2020年3月6日~15日に開催!
OAFF2020
韓国映画も上映されてますね。
『チャンシルは福も多いね』 Lucky Chan-sil (2019年、韓国、95分)
監督:キム・チョヒ
『家に帰る道』 Way Back Home (2019年、韓国、113分) 監督:パク・ソンジュ
そして、特集企画《祝・韓国映画101周年:社会史の光と陰を記憶する》の4作品ですね。
【公開中の韓国映画】
もちろん、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)も公開中
【これから公開される韓国映画】
3月13日から公開
3月20日から公開
3月27日から公開
4月3日からはキム・ユンソク&チュ・ジフンの『暗数殺人』(2018年)が公開です
でも、私が観に行くかはわからんよ
まあ、『ムルゲ』は行くでしょうね
3月3日、この作品を観ました・・・
もっと遅くなる前に
伝えようと思います。
マイ・ラスト・ラブ
私に残った愛を
マイ・ラスト・ラブ 私に残った愛を
原題:내게 남은 사랑을
英語題:My Last Love
(2017年、韓国映画、110分)
監督・脚本:チン・グァンギョ
脚本:イ・ソンギョン
潤色:オ・ミソン
原作:チェ・スンホ
PD:ナ・ヨングク
助監督:ユン・ホンソン
撮影:キム・ミンス
照明:キム・ユシン
音楽:ソク・スンヒ
日本版 エンディング曲 「心が届くように」 歌手:RUNY(ロニー)
美術:イ・ユンギョン(1M)
出演
ソン・ジル → キム・ボンヨン 現場所長 リオン建設
チョン・ミソン → ファヨン ポンヨンの妻
グォン・ソヒョン → キム・ダルニム ポンヨンの娘 双子
ホンソク(PENTAGON) → キム・ウジュ ポンヨンの息子 双子
イ・イェウォン → キム・ビョルニム ポンヨンの娘
イ・ユンゴン → ミンジェ スンジョンの夫 ブラザーズ家具
チョン・スヨン → スンジョン ポンヨンの妹 ブロンシス
イ・ビョンジュン → チョン牧師
ヨ・フェヒョン → ヨハン タルニムのバンド仲間
シン・ムンソン → ソン班長 リオン建設
チョ・ホチョン → チェ班長 リオン建設
イ・ヒョヌン → 部長1 ポンヨンの上司 リオン建設
チョン・ウイル → 部長2 リオン建設
チョ・ミチョ → 勧士1
キム・ミヒャン → 勧士2
ナム・ジンボク → 入院患者 職場同僚
特別出演
トン・ヒョンベ → チョ理事
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
主演はソン・ジルさんです。
ソン・ジルさんが主役の映画は珍しい気がします。
ソン・ジルさんは私の中では強い印象を残す脇役の人を演じてるイメージです。
でも、まだ観てないけど、『特殊工作員 ヒドゥン・プリンセス 北朝鮮+韓国 VS CIA』(2002年)では主役っぽい感じなのかな、と予想してますけど。
一番好きな役は『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)の最後で出てくるチュナの弁護士さんかなあ。
リオン建設に務めるキム・ボンヨンさん(ソン・ジルさん)。
家族は妻のイ・ファヨン(チョン・ミソンさん)、双子の高校生たち、ウジュ(ホンソク)とダルニム(クォン・ソヒョン)、そして目に入れても痛くない末っ子のビョルニム(イ・イェウォン)の5人。
ボンヨンさんはもちろんそれなりに家族を愛していて、大切にしているつもりなのですが、いかんせん仕事が忙しい。
現場所長とゆう責任のある立場です。
建設の仕事ですので安全面にはホントに気を使うの。
その上、夜は夜で上の人たちから呼び出されて毎晩、酒席に付き合わされ、そして会社のチョウ理事(トン・ヒョンベ)は年上のボンヨンさんにいろいろ細かい手伝いを頼むのだった。
だからボンヨンさんが家族と過ごせる時間は少ない・・・。
日曜日には家族で教会へ行くのですが、ボンヨンさんは抜け出して妹、スンジョン(チョン・スヨン)の夫、ミンジェ(イ・ユンゴン)とまたお酒を飲んだりもする。
前列左からボンヨンさん、ビョルニム、奥さまのファヨン。
後列左から息子のウジュ、娘のダルニム、そしてボンヨンさんの妹のスンジョンとその夫のミンジェです。
息子のウジュには家庭教師や塾にお金を使い、成績は優秀です。
ボンヨンさんはそれが嬉しかった。
でも、娘のダルニムは歌手になる夢ばかり追いかけて勉強はおろそか。
ボンヨンさんはやっぱりそれが気に食わない。
娘は娘で自分の本心を知ろうともしない、顔を合わせると小言を言う父親のことがだんだん本気で嫌いになってきた。
ボンヨンさんは、幼いビョルニムと接する時だけは顔がほころぶ。
ビョルニムがごはんをしっかり食べるように昔、話した机の下に隠れてるオバケのこと、ビョルニムはまだ覚えてたりもする。
奥さまのファヨンは、いつも遅くに酔って帰ってくるボンヨンさんに不満を感じて、夫婦の間にも距離が広がってた。
実は今日、リーアム・ニーソン主演の『96時間』(2008年)を観てたんですが、どの国のお父さんも大変ですね。
家族のために働いてるはずなのに、そのせいで家族と過ごせる時間がない。
必死で働いてるのに、家族はそのありがたみを忘れているように思えるし、自分の思い通りになってくれないことにも苛立ちを感じる。
しかも毎晩、飲みたくもない酒に付き合わされ、愛想笑いを振りまきつつ、年下の上司にはあれこれと頼まれる。
現実にお母さんでも働いてる人は多いし、女の方があれこれ時間を取られることも多いと思うので、あまり性別は関係ないかもしれないけど、この映画を観たら、日本のお父さんたちも共感されるでしょうね~
泣いてしまうんちゃう
ホンマそう思いますわ(^_^;)
ですから、是非、この映画はご家族で観ていただきたいですね。
子どもたちもお父さんがどんなけ大変か、そしてお父さんも家族と過ごすことがどんなけ大切か、気づかせてくれる映画ですよ。
映画としてはそんなに予算をかけてないイメージです。
だから、こじんまりとしたホームドラマですね。
あと、ケチをつけると日本版DVDの画面が、ちょっと暗めで見にくい。
なんだか鮮明でなく・・・画像的なことに問題を抱えてるような画面に感じました。
ネタバレです、ご注意を
※ ここから先は内容に深く触れてます。
毎日、頑張って働いて、無理にお酒を飲んでたこともあったんでしょうけど、ボンヨンさんは少し前からお腹に激痛を感じるようになってました。
病院で検査してもらうと、末期の直腸がんで、全身に転移していて病状は深刻でした。
ボンヨンさんは強いショックを受けますが、どうしてもそのことを家族に打ち明けることができず、一人で苦しみを背負ってしまう。
そして折り悪く、仕事の現場で起こった事故の責任を押し付けられる形でボンヨンさんは解雇されてしまう・・・。
ある日突然、自分が深刻な病であることを告げられる。
とても日常的な映画で、誰にでも起こりうることを描いた映画だと思います。
まず、治そうとすることが大切だと思いますが、それがかなわない時、どうすべきかといった内容ですね。
物語的に私が困惑を感じたこともあります。
それは、ボンヨンさんが治療に積極的でないように見えてしまうことでした。
やるだけのことは全部やった、というようなセリフもあるんですが・・・ボンヨンさんが病のことを家族に言えない中で、専門的な治療を受けていないように見えてしまいました。
これは私の考え方ですが、病気の人自身が諦めずに、自暴自棄にならずに、全力で治療に専念することは、その人自身のためもあるし、同時に家族や仲のいい人のためもあると思うんですね。
そうでないとあとで後悔が残るように思うから。
私はあまり達観ってのが好きじゃないんです。
人間らしく最後まで必死に戦ってくれてる方が真実に思えるから・・・もちろん、それも押しつけになってはいけないし、ご本人とご家族のお気持ちが第一だと思いますけど。
また、ボンヨンさんは教会に通ったりすることをめんどくさがってたんだけど、後半で信仰と、家族と一緒に教会へ行くことをあらためて大切に感じていく場面があります。
それは映画の感動的な場面でもあるので私も泣いたんだけど、信仰心の薄い日本人が見たら、ちょっと違和感を感じるかもしれない。
映画の中で、こうして特定の宗教に重きがおかれてるのって、日本人にはちょっと変な気分がするような感じですよね。
逆にそれで、日本人って信仰心がないなあ、とあらためて思いました。
おおむね、韓国の人たちの方が信心深いですよね。
またそれが美徳とされてるようにも思いました。
日本では宗教関係なしって態度が好まれますよね。
そんなことも映画を観ながら思いました。
映画の結末も、韓国らしいあり方なんでしょうね。
とても平凡な映画だと思います。
珍しいことは何もやってないってゆうか・・・。
だからとても正直で良心的な映画だと思いました。
そうなると、こちらも素直な気持ちで観るしかない。
この映画はこれでいいんだ、これが一番いいんだと思いました。
韓国映画って時々、とても純粋なんですよね。
優しいってゆうか。
韓国映画のそういった面が素敵に感じられる映画でした。
後半は自然に涙が溢れました。
チン・グァンギョ監督の作品を観たのは初めてでした。
パク・ヨンウ&ナムグン・ミンが主演する『ビューティフル・サンデー』(2007年)は日本でもDVDが出てるので観れそうですね
たしかに、こんなソン・ジルさんを見るのは初めてでした。
ソン・ジルさんはコミカルな役が多いから・・・。
最初に意識したのは『公共の敵』(2001年)でカン・チョルジュン刑事に情報を売ってる人の役じゃないかったかなあ。
『ぼくらの落第先生』(2002年)では「自主的に用務員さんをやってる人」の役でしたね。
『浮気な家族』(2003年)での、突発的な激情から犯罪を犯してしまう平凡でおとなしい男の役は怖かったなあ
主役級の映画としては『カエル少年失踪殺人事件』(2011年)の行方不明になった少年の父親役もありましたね。
とにかく『マイ・ラスト・ラブ』では不器用で愛情表現が下手なお父さんの役・・・。
奥さま役は今は亡き、チョン・ミソンさんで、そういった役はさすがでした。
この映画を観た別の目的はチョン・ミソンさんでした。
チョン・ミソンさんの作品は追悼の気持ちで全部、観ていきたいですね・・・。
娘役は元4minuteのソヒョン。
息子役はPENTAGONのホンソクくん。
日本と違ってなかなかアイドル系が活躍しない韓国映画ですが、出れば演技もキッチリ過ぎるほどこなしますね・・・さすが。
とくにソヒョンは歌うシーンが多いので適役でした。
末っ子役のイ・イェウォンちゃんも可愛いです。
なんか、ホントの家族みたいだったなぁ・・・( ;∀;)
後半でボンヨンさんと静かに話し合う牧師さまの役でイ・ビョンジュンさんも出てはります。
なぜかこの映画のDVDはやたら日本っぽく、エンドロールとかも日本語なんですね。
で、その時、RUNY(ロニー)さんとゆう方の「心が届くように」って日本語の歌が流れてるとゆう不思議・・・。
日本の映画祭で上映したからかな
書きました通り、平凡な映画だと思いますが、そこがいいんじゃないでしょうか。
世界中のどの家族にも重なる愛憎や、難しさ、そして家族で良かったな~と思える幸せが無理に装おったりせず、自然に表現されてたと思います。
観れば、誰もが優しい気分になれるでしょう。
オススメしますので、観てない人は是非、観てみてください~
でわ、ありがとうです
アンニョン(^.^/)))
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