アンニョン(^-^)ノ
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます
詳しくもない、作品をたくさん観てない私が、本物の映画ファンのブロガーさんたちに混ぜていただき、こうして映画について書いていけるだなんて、ホントに感謝しなければならないと思ってます、カムサハムニダ。
これからはこれまでよりもなおいっそう、謙虚に書いていこうと思います、映画(と、あと、ちょっと音楽とか)についてだけですが
第43回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞ですが『新聞記者』(2019年)のシム・ウンギョンが受賞したそうですね。
うち観てますやん、劇場で∑(゜∀゜)
いや~、チンチャ良かったね~、シム・ウンギョンっし、심은경씨、おめでとうございます、チュカヘヨ~、축하해요
でも私的には、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019年)の演技の方が好きなんだけど・・・そんなことは言わない、言わない
ほんま、そうゆうことなら日本アカデミー賞を見といたら良かったです。
『翔んで埼玉』(2019年)もはよ観たいし・・・。
さて、現在とこれから、劇場で公開される韓国映画の告知です。
2020年3月6日~15日に開催!
OAFF2020
韓国映画も上映されてますね。
『チャンシルは福も多いね』 Lucky Chan-sil (2019年、韓国、95分)
監督:キム・チョヒ
『家に帰る道』 Way Back Home (2019年、韓国、113分) 監督:パク・ソンジュ
そして、特集企画《祝・韓国映画101周年:社会史の光と陰を記憶する》の4作品ですね。
本当は私も観に行くべきなのですが・・・行ける人は是非
で・・・公開中です
もちろん、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)も公開中
これから公開される韓国映画も楽しみです
3月13日から公開
3月20日から公開
3月27日から公開
そして4月3日からはキム・ユンソク&チュ・ジフンの『暗数殺人』(2018年)も公開です・・・忙しい
2月25日、この作品を観ました・・・
天国の門 Heaven's Gate
天国の門
原題:Heaven's Gate
韓国語題:천국의 문
中国語題:天堂之门
(1980年、アメリカ映画)
ワークプリント・カット版:325分
最初の「プレミア」リリース版:219分
2番目のディレクターズ・カット版:149分
ラジカル・カット版:219分
デジタル復元されたディレクターズ・カット版:216分
監督・脚本:マイケル・チミノ
音楽:デイヴィッド・マンスフィールド
撮影監督:ヴィルモス・スィグモンド
ジェームズ・エーヴリル - クリス・クリストファーソン
ネイサン・D・チャンピオン - クリストファー・ウォーケン
エラ・ワトソン - イザベル・ユペール
ウィリアム・C・アーバイン - ジョン・ハート
フランク・カントン - サム・ウォーターストン
エグルストン - ブラッド・ドゥーリフ
レヴェランドの医師 - ジョセフ・コッテン
ジョン・L ・ブリッジズ - ジェフ・ブリッジズ
トラッパー・フレッド - ジェフリー・ルイス
チャーリー・レザック市長 - ポール・コスロ
カリー - リチャード・マスア
ウォルコット少佐 - ロニー・ホーキンス
ミナルディ船長 - テリー・オキン
ジェイク - トム・ヌーナン
ニック・レイ - ミッキー・ローク
美しい少女 - ロザンヌ・ベラ
小さな男 - ニコラス・ウッドソン
クレジットなし - ウィレム・デフォー
解説: 1890年、ワイオミング。東欧からの移民が押し寄せる中、家畜業者の会議が開かれ、牛泥棒という名目で移民125名の死刑執行が決定される。これに立ち向かう保安官のアベリル。町には傭兵たちが集結し、ついに戦争の火蓋が切られる……。「ディア・ハンター」で名声を得たマイケル・チミノ監督がアメリカ史の恥部と言われたジョンソン郡戦争を題材にして作り上げた西部劇超大作。興行的失敗で製作元のユナイト映画は倒産。219分の完全版も88年に日本公開された。(映画.com)
家族で映画の話をし始めた頃、母はいつも、自分が好きな映画は『スケアクロウ』(1973年)と『ディア・ハンター』(1978年)だと言ってました。
『スケアクロウ』のことはともかく、だから、私も十代の半ばくらいにですが、『ディア・ハンター』を観てます。
とにかく、ジト~と汗をかくほどに圧倒されたんですが、感動と同時に嫌悪感も感じたことを覚えてます。
つまりそれは戦争の恐ろしさってこともあったんだと思います。
それから何度か観返すことになって、母に『ディア・ハンター』のブルーレイをプレゼントしたりして、そのうちに、前半のスティービーとアンジェラの結婚式や鹿狩りの場面の方が印象的になってきました。
何度も観返したくなる名作なのだ、『ディア・ハンター』は。
ディア・ハンターの監督さんは、マイケル・チミノ。
2016年の7月に死んでしまわれました。
マイケル・チミノの長編監督作品は7作・・・少ないですね。
サンダーボルト 1974年
ディア・ハンター 1978年
天国の門 1980年
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 1985年
シシリアン 1987年
逃亡者 1990年
心の指紋 1996年
どれか一本を選ぶのなら私は『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』でしょう。
よく考えてみたら『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』は私がアジア映画にハマる前にグッときた「中国モノ」でした。
中国人の人たちには悪い気がしますが・・・(悪役なため)。
でも、かっこいいんですよ、映画では、チャイニーズ・マフィア。
で、『ディア・ハンター』を観たずっとあとで、マイケル・チミノ監督の他の映画のことも本とかで知り、183分の『ディア・ハンター』よりもまださらに長い219分の『天国の門』を観たいと思いました。
私は長~い映画が好きなので。
短い映画も好きですがね。
が、思ったんですが、なかなか観ませんでした。
いつも観たい~、観たい~とは思ってたんですが。
でも、とうとう観る時が来ました・・・。
まず、ガッカリしたのはDVDの画質でした。
10年前ならこれでもありがたかったのでしょうけれど、映像=絵がホントに美しい映画だったので落胆を禁じえません
お金に余裕のあるファンの方は『天国の門 完全版』のBlu-rayを買われた方がいいかもしれない。
私は観てないわけですからいい加減なことは言えませんが(ブルーレイは219分じゃなく216分と短いそうです)。
ストーリーはマクザムさんのHPに載ってるものを転載させていただきますね。
Story
1870年、ハーバード大学の卒業式に参加するジェームズ・エイブリルとビリー・アーヴァイン。仲間たちと騒ぎ、浮かれる彼らの前には前途洋々たる未来が広がっているように見えた。それから20年後、ジョンソン郡の保安官となったジェームズは、ビリーと再会を果たす。この土地では、ロシアや東欧からの移民が増加、牛泥棒などの犯罪も増え、住民たちと軋轢が生じていた。牧場主となっていたビリーは、自分が所属する牧場主協会が、移民による犯罪に対処すべく、彼らの処刑を計画していることを知り、ジェームズに打ち明ける。非道な企みに憤りを覚えたジェームズは、移民たちを逃がそうと考えるのだが…。
これ、全体の20%くらいですね。
「19世紀末にアメリカで起きたジョンソン郡戦争に着想を得た」作品だそうですが、さすがは219分もある大長編なので、長くて壮大ですわ。
でも、私は少しも退屈したりしなかったし、余裕だった。
後半にいくにしたがってハラハラドキドキさせられてました。
ただ、主人公はジェームズ・エイブリル(クリス・クリストファーソン)とビリー・アーヴァイン(ジョン・ハート)とゆうよりも、ジェームズ・エイブリルとネイサン・D・チャンピオン(クリストファー・ウォーケン)、そしてエラ・ワトソン(イザベル・ユペール)の三角関係の趣が強いと思いました。
そこ、『ディア・ハンター』のマイケルとニックとリンダの関係を思い出しますね。
ストーリーはともかく、そういった二人の男と一人の女の話でもあり、そしてアメリカは移民の国です、先に来て富を得ていた者たちが、後から来て貧しいままの者たちを疎んじ、ついには政治まで動かして虐殺しようとする話ですね。
主人公のジェームズ・エイブリルは後から来た移民たちが殺されることを何とか阻止しようとします。
驚いたのは、後半で急に「休憩」が始まったことです。
そんなに長い「休憩」ではないけれど。
この映画には、膨大な予算を使って作ったのに公開したらズッコケて制作会社ユナイテッド・アーティスツが倒産したって有名なエピソードがあります。
それを知った時、じゃあ、映画として完成度が高くないのだろうと観もせずに思ってました。
実際、『ディア・ハンター』は公開から時が過ぎても映画ファンの誰からも愛されてますけど、『天国の門』のことはあまり映画ブロガーさんの記事でも読んだことがないように思えました。
観終えて私は、『天国の門』が『ディア・ハンター』よりも劣っているとは思いませんでした。
映画としてのエナジーや圧は『ディア・ハンター』の方が強く感じると思うけど・・・『天国の門』も素晴らしい映画だと思います。
なぜコケたか理由がわからないっちゅうか。
途中でアッと思ったのが、「ニック・レイ」の役で登場するミッキー・ロークさん。
短い出演でしたが、見つけた時は嬉しかったですよ。
あって。
ウィレム・デフォーさんも出てるそうですが気づかへんかった
主演のクリス・クリストファーソンさんといえば歌手でもありますね。
私の好きなジャンルの方なので聴いててもおかしくなかったんですが・・・アルバム1枚聴いてません
そういえば『タクシードライバー』(1976年)でトラヴィスがベッツィにプレゼントする(そして突き返される)レコードってクリス・クリストファーソンさんの1971年のアルバム、『The Silver Tongued Devil and I』なんですよね・・・。
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俳優さんとしては『 PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001年)が印象的だなあ、それしか劇場で観た映画もなさそうですし。
クリストファー・ウォーケンもかっこよかったし、イザベル・ユペールも素敵でした。
可愛かったですね。
若き日のジェフ・ブリッジスも印象的でした。
楽しい物語ではないけど、『ディア・ハンター』、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』と同じく、アメリカの歴史や現実の暗い面を美しく撮る、そんなマイケル・チミノ監督の芸術に魅せられたように思います。
撮影はヴィルモス・ジグモンド・・・『スケアクロウ』や『ディア・ハンター』も担当したそうです。
長い映画だけど、観てない方はまた観てみてください。
でわ、ありがとうです
アンニョン(^.^/)))
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