Quantcast
Channel: Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1071

韓国映画 スウィング・キッズ 2018年 公開中

$
0
0

 

 

2020年3月6日~15日に開催!

第15回大阪アジアン映画祭

OAFF2020

 

 

 

 

 

公開中ですNEW

 

PMC ザ・バンカー

映画 『PMC:ザ・バンカー』 公式サイト

 

韓国と北朝鮮の軍事境界線の地下要塞で展開する極秘ミッションを描いたサバイバルアクションビックリマークですドンッ

 

 

 

もちろん、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)も公開中音譜

 

 

 

これから公開される韓国映画も期待度高しです!!

 

 

 

3月13日から公開

 

ムルゲ 王朝の怪物

ムルゲ 王朝の怪物 公式サイト

 

 

 

3月20日から公開

 

人間の時間

映画 『人間の時間』 公式サイト

 
 
 
3月27日から公開
 
映画 『幼い依頼人』 公式サイト

 

 

 

4月3日からはキム・ユンソク&チュ・ジフンの『暗数殺人』(2018年)も公開ですが・・・これが怖い(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ついにこの作品を観てきましたドンッカチンコドンッ

 

 

 

 

 

捕虜収容所で結成された

ダンスチームの友情と青春

 

D.O.主演!

夢と希望をかけた挑戦が今、幕を開ける!

 

 

 

激動の1951年 ――

捕虜収容所で結成された、

国籍も身分も異なる

寄せ集めのタップダンスチーム

 

 

 

 

 

スウィング・キッズ

 

 

映画 『スウィング・キッズ』 公式サイト

 

 

ひらめき電球劇場情報ひらめき電球

 

北海道・東北
北海道 札幌シアターキノ 3月28日
青森 シネマディクト 4月4日
青森 フォーラム八戸 4月9日
岩手 盛岡ルミエール 5月1日~5月14日
宮城 フォーラム仙台 2月21日
山形 フォーラム山形 4月30日
福島 フォーラム福島 4月30日

関東
東京 シネマート新宿 2月21日
東京 グランドシネマサンシャイン 2月21日
東京 TOHOシネマズ錦糸町 2月21日
東京 立川シネマシティ 2月21日
神奈川 横浜ブルク13 2月21日
神奈川 川崎チネチッタ 2月21日
千葉 TOHOシネマズ ららぽーと船橋 2月21日
千葉 TOHOシネマズ 市原 2月21日
千葉 TOHOシネマズ 八千代緑が丘 2月21日
栃木 小山シネマロブレ 5月22日~6月4日
栃木 宇都宮ヒカリ座 7月11日~7月24日
群馬 シネマテークたかさき 3月28日~4月10日

中部
長野 長野ロキシー 4月4日
長野 佐久アムシネマ 4月3日
長野 塩尻東座 4月11日
石川 金沢シネモンド 4月18日
静岡 静岡東宝会館 2月21日
静岡 シネマサンシャイン沼津 4月3日
静岡 浜松シネマイーラ 4月18日~5月1日
愛知 ミッドランドスクエア シネマ 2月21日
三重 伊勢進富座 4月11日
 
近畿
大阪 シネマート心斎橋 2月21日
大阪 シネ・リーブル梅田 2月21日
京都 MOVIX京都 2月21日
兵庫 神戸国際松竹 2月21日

中国・四国
香川 ホール・ソレイユ 3月27日
愛媛 シネマサンシャイン大街道 4月3日
     
九州・沖縄
福岡 KBCシネマ 2月29日
佐賀 シアターシエマ 5月1日
熊本 Denkikan 3月27日
大分 大分シネマ5 3月28日
大分 別府ブルーバード劇場 4月24日
沖縄 桜坂劇場 3月21日

 

 

スウィング・キッズ
原題:스윙키즈
英語題:Swing Kids


(2018年、韓国映画、133分、PG12)

 

監督・脚本:カン・ヒョンチョル
原案:キム・シヌ

製作総指揮:キム・ウテク

PD:ユ・ソングォン、アン・ヒジン
助監督:カン・スンヨン、イ・スンフン
撮影:キム・ジヨン
照明:チョ・ギュヨン
音楽:キム・ジュンソク、ク・ボンチュン
武術:ユ・サンソプ、クォン・ジフン

出演:
ト・ギョンス(D.O.) - ロ・ギス
ジャレッド・グライムス - ジャクソン
パク・ヘス - ヤン・パンネ
オ・ジョンセ - カン・ビョンサム
キム・ミンホ - シャオパン
ロス・ケトル - 所長
A・J・シモンズ - ジェイミー
ソン・ジェリョン - サムシク
イ・ギュソン - マンチョル
イ・デビッド - クァングク
イ・ユルリム - ファン・キドン
キム・ドンゴン - ロ・ギジン
パク・チンジュ - リンダ
チュ・ヘウン - メファ
パク・ヒョンス - 通訳
イ・ドンヨン - 闇屋
チェ・ウンギョン - ナンシー
イ・ランソ - ステイシー
イム・ソヨン - キャンディ
キム・ウンジュ - ウェンディ
パク・チウン - バーバラ
オ・ギョンファ - ジュリア

特別出演:
キム・ミンジェ - ロ・ギジン 声

配給:クロックワークス

 

 

今はちょっと心置きなく映画館で映画を楽しめるって状況じゃないんですが・・・これは観逃せない。

 

ともかく、ああ、ついに観てるなあ、って感じでした。

まず、感慨深かったですね。

 

で、どんな映画もそうなんですが、やっぱり何も知らずに観る方がいい。

 

うちのブログではネタバレをしませんが、映画について少しも知りたくない方はご注意ください。

 

 

『スウィング・キッズ』はカン・ヒョンチョル監督の4作目です。

 

カン・ヒョンチョル監督のこれまでの作品は、この3作。

 

過速スキャンダル 2008年

サニー 永遠の仲間たち 2011年

タチャ 神の手 2014年

 

説明不要とゆうか、韓国映画が好きなら、いや、映画が好きなら『サニー』は必ず観ますよね。

 

『過速スキャンダル』や『神の手』も大好きだけど、私もやっぱり『サニー』ですよね~。

『サニー』はこの世のすべての映画から選んだ私のベスト10にも必ず入る映画です。

 

だから『スウィング・キッズ』を観に行くのは当然のことでした。

 

 

1951年、朝鮮戦争の時の話。

最大規模の巨済(コジェ)捕虜収容所には大勢の人たちが収容されていた。

 

実態として、ただこの戦争の敵になる北の兵士だけが収容されてるって感じじゃないんだけど、これは米軍が、北の人か南の人か、兵士か民間人か区別できないから入らなくていい人まで入れられてしまっているってゆう理不尽なんだけど、この事情と状況はパンフレットに載ってる崔 盛旭先生のコラムに詳しいので是非、読んでおきたいところです。

 

とにかく・・・そこでダンスチーム5人組が(かなりドタバタしながら)結成された!!

 

 

優れた身体能力に恵まれた北の反抗的な兵士、ロ・ギス。

トラブルに見舞われた時の切り返しも見事。

 

演じるはもちろんEXOディオくん。

 

アメリカの踊りなんか踊れるか~むかっと撥ねつけてみたが、寝ても覚めでもその踊りのことが頭から離れず体が勝手に動きだす~あせる

 

問題は普通、こうゆう映画の主人公は最初はカッコ悪くて徐々にかっこよくなっていくものだけど、ギスは最初からかっこいいビックリマークってこと。

 

彼には「前線の英雄」と讃えられる兄のロ・ギジンがいるらしいのだが・・・はてなマーク

 

 

以前はタップダンサーだったジャクソン。

階級は上なのにアフリカ系であるがゆえに、他の兵士から見下されている。

本来は軍人なんて向いてなかったはずの人なのに・・・。

沖縄に結婚したい女性がいる。

 

所長からの命令でイヤイヤながらダンスチームのメンバーを選ぶことになるが、なぜかノリノリな人がまず2名、自分から売り込んできたドンッ

 

ジャクソンを演じるのはジャレッド・グライムス・・・ブロードウェイミュージカルの最優秀ダンサーに授与される「アステア賞」を受賞してるってことは、やはりビックリマーク

その本格派の卓越したタップダンスのテクニックと興奮をスクリーンで体感せよ!!

 

 

食べものを求めて収容所へやって来たがいきなり迫力あふれる歌声を披露、まず最初の見せ場をかっさらうヤン・パンネ。

 

もう一個、特別な技があったが、けっこう適当・・・お陰でジャクソンの怪訝そうな表情は続く。

 

演じるはパク・ヘス・・・さすがは『サニー』のカン・ヒョンチョル監督、女の子を可愛く撮らせたらピカイチキラキラ

 

姉貴分のリンダねえさんを演じるのは『サニー』の罵詈雑言担当、パク・ジンジュビックリマーク

 

 

え~、望みは離ればなれになってる妻との再会だけビックリマークのカン・ビョンサム。

 

この人こそ、なんで収容所に入れられてるのか、気の毒で仕方ないけど、オーディションでは全力で己の技をキッチリ披露!!

そん時の周囲の人たちの「おおお」とゆうどよめきが私は大好きです。

 

演じるは『エクストリーム・ジョブ』(2019年)では「テッド・チャン」なんてゆう胡散臭すぎる役を演じていたオ・ジョンセさん。

 

ネタバレになりますが・・・オ・ジョンセさん、かっこいいです。

いや~、こんなかっこいいオ・ジョンセさんを見ることになるとは!!

 

 

出し抜けに登場して意外な動きで観客を確実にフリーズさせる中国人のシャオパン・・・いちいち言うことが不思議な人。

 

私、てっきり、シャオパンを演じた俳優さんは撮影後、中国へ帰っていったとばかり思ってたんだけど・・・演じるキム・ミノさん、これまでに『장례희망 Fake funeral』(2015年)って27分間の短編映画で主演されたことがあるそうですが、それ以外は謎。

わかってることは強烈な個性とコメディ勘の持ち主だってことですね。

 

 

まずチームとして何をするかの前に、やるかどうかですでに右往左往してたりするんですが、その前半の流れ、嬉しかったですね~。

 

あ~、これ、これ、これや、観たいのは!!って感動でした。

 

さすがは、カン・ヒョンチョル監督・・・笑わす笑わすビックリマーク

カン・ヒョンチョル監督の笑いのリズムが大好きですヾ(*´∀`*)ノ

 

そしてカメラワークですか、凄いですね、エキサイティングとゆうか・・・映画を観ながらすごく高ぶりました。

 

そして映画の表現がまた新しく進化してると実感できるんよ。

何度も凄い!!って驚きましたもん。

 

このまま、このままで続け~、ずっとこれを観てたい~、って思ってました。

 

だから言ったでしょ~、私は韓国映画を観てられたら、もうそれで他には何もいらないって・・・(≧∇≦)

 

 

ネタバレになってしまうので、知りたくない方は気をつけてください。

 

映画で流れる主な曲はこういった曲・・・。

 

私としては観る前に知らない方がいいと思う・・・。

 

サウンドトラック


Side A
1. "Caldonia" Louis Jordan
2. "If I Knew You Were Comin' I'd've Baked a Cake" Eileen Barton
3. "Shout" The Isley Brothers
4. "Hava Nagila" (하바나길라) Rita Kim
5. "Joy" (환희) Jung Su-ra

Side B
1. "Prelude and Fugue in C major, BWV 846" (평균율 1권 1번 다장조) Bach
2. "Modern Love" David Bowie
3. "The Christmas Song" European Jazz Trio
4. "Sing Sing Sing"    Benny Goodman
5. "Free as a Bird" The Beatles

 

1951年にはまだ生まれていなかった曲も使われるわけですが、それがカン・ヒョンチョル監督とキム・ジュンソク音楽監督の方針だったようですね。

私もその選択で正しかったと思いました。

 

それにしても、幾つかの選曲には驚かされましたね。

これかビックリマークって。

 

最後の方ではアイリーン・アイバースの「Nearer My God To Thee」も聴けました。

 

 

また少し深めに書きますね。

 

出てるって知らなかったんだけど、グァングクって役で、イ・デビッドくん、出てきます。

 

イ・デビッドくん・・・なんでいつもこんなに心かき乱される演技をするんだろうか!?

 

出てきた瞬間、泣いてしまいましたよ。

彼の登場で映画の色合いが一気に変化していったように思います。

 

グァングクを演じる彼は圧倒的にパワフルでした。

これまでで最高の名演でしょう。

 

もう一人、ある人物が登場します。

ある有名な文学・映画にオマージュを捧げたようなキャラクターが。

この人物の存在も私の哀しみを強くさせるのです。

 

『スウィング・キッズ』は私の予想を超えてくる映画でした。

 

 

これは青春の映画で、仲間の映画で、タップダンスの映画で、そして、そう、戦争の映画でした。

 

笑えるし、エキサイティングで、感情を揺さぶられ、嗚咽もする映画です。

 

強い怒りと強い哀しみに満ちた映画で、それを鎮めるのにはどうしたらいいのか、悩むしかない映画でした。

 

ああ、カン・ヒョンチョル監督はこんなことを考えていたのか、とショックでした。

 

何度も観るのはきついかもしれないなあ・・・。

 

でも、私が漠然と考えていたことをハッキリと観せてくれる作品だったことは間違いないと思いました。

 

 

パンフレットは800円(税込)です。

 

・ ディレクターズ・メッセージ 監督 カン・ヒョンチョル

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ コラム1 崔 盛旭(映画研究者)

・ コラム2 桑畑 優香(ライター・翻訳家)

・ キャスト・プロフィール

・ 監督 / 脚本 カン・ヒョンチョル

・ カン・ヒョンチョル監督 インタビュー

・ D.O. インタビュー

・ プロダクション・ノート

・ プレイリスト(曲目)&作品データ

 

いいパンフレットです。

映画を観たら是非、買った方がいいですよビックリマーク

 

 

『スウィング・キッズ』は『パラサイト 半地下の家族』(2019年)と同じくらい凄い傑作でした。

 

この感動を多くの人とわかち合いたい気分でいっぱいです。

 

是非、劇場で観てください!!

 

でわ、ありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1071

Trending Articles