殺人者の記憶法
1月27日より公開スタート・・・
殺人者の記憶法
原題:살인자의 기억법
(2017年、韓国映画、117分)
監督:ウォン・シニョン
原作:キム・ヨンハ
出演:ソル・ギョング、キム・ナムギル、キム・ソリョン、オ・ダルス ほか
映画『殺人者の記憶法』公式サイト
↑ クリック
私も完全にスイッチ入りました
もともと、好きそうな感じの映画です。
心置きなく、飛び込ませていただきます・・・映画に
‥…━━ *‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ *
アンニョンです(^-^)ノ
いつも、ありがとうございます
この映画を劇場で観てきました
そこは、アリバイ100%保証の<完全犯罪区域>――
ハン・ソッキュ×キム・レウォン
監獄の首領
THE PRISON
監獄の首領
原題:프리즌(プリズン)
英語題:The Prison
(2017年、韓国映画、124分)
監督:ナ・ヒョン
脚本:ナ・ヒョン
撮影:ホン・ジェシク
編集:キム・チャンジュ
音楽:パン・ジュンソク
出演:ハン・ソッキュ、キム・レウォン、カン・シニル、イ・ギョンヨン、キム・ソンギュン、チョン・ウンイン、チョ・ジェユン、シン・ソンノク、チョン・ベス、パク・ウォンサン、チョン・ソグォン、ソン・ギョンチョル、ハン・ジュワン、アン・セホ、ユ・ハジュン、チャ・ヨプ、カク・ミノ、ユ・ジョンホ、ハン・イジン、キム・スンフン、パク・チヌ、チェ・ソンウォン、イ・ジェギュン、キム・チャンヒョン、イ・ヨンジク ほか
配給:クロックワークス
『監獄の首領』 予告編
この映画、私は、ハン・ソッキュssiとキム・レウォンが主演だから
それだけ観に行くことを決めていました。
前にも書きましたけど・・・
私はこの人ってゆうようなその人一途の俳優さんはいないけど
その分、特に韓国映画では全員が好きです。
断言しておきましょう。
好きでない俳優は一人もいません。
でも、ハン・ソッキュssiとキム・レウォンは特別です。
私は二人の主演作品が好きです。
(いや、そりゃ他にも男優さんでは、カン・ドンウォン、ソル・ギョング
キム・ナムギル、チョ・スンウ、ハ・ジョンウ、ファン・ジョンミン
イ・ジュンギ、ユ・ヘジン、キム・ウビン、イ・ジョンソク、キム・ユンソク
チョン・ウソン、アン・ソンギ、ユ・アイン、イ・ジョンジェ、ユ・スンホ
コン・ユ(順不同)と、上げだしたらキリがないけど
それは今は置いといて)
ご存知のようにハン・ソッキュssiは
1996年の『銀杏のベッド』から始まって
『ナンバー3』(1997年)、『グリーンフィシュ』(1997年)
『接続 ザ・コンタクト』(1997年)、『八月のクリスマス』(1998年)
そして、『シュリ』(1999年)、『カル』(1999年)まで
すべての主演作を大ヒットさせてきた実績があります。
が、2003年の『二重スパイ』以降は
観客動員数で苦戦することが多くなり
韓国で最高のヒットメイカーではなくなりましたし
ソン・ガンホやファン・ジョンミンの活躍に比べて
かすんだ印象もあります。
しかし、私はハン・ソッキュssiの出演作品をこの4年で
15作、観てきましたが、たしかに派手な勢いは減少したけど
『二重スパイ』以降の作品も、けっして悪くはないし
『ユゴ 大統領有故』(2005年)も
『ミスター主婦クイズ王』(2005年)も
『2階の悪党』(2010年)も大好きです。
何より、『ベルリンファイル』(2013年)があるしね。
そして、ハン・ソッキュssiの作品は
「ハン・ソッキュssiが出ている」から、それだけで観る価値があると
私に思わせます。
余談ですが、私にとっては『八月のクリスマス』の
エンディング・テーマ、ハン・ソッキュssi自らが歌ってて
その歌声がかなり印象として強いんですよ。
すごく、人柄が出てる。
柔和な顔立ちに甘く優しい声・・・そんなハン・ソッキュssiですが
『監獄の首領』では、これまでで最も凶悪な役・・・。
キム・レウォンもこの10年間
映画では劇的な成功を得ていないように思えます。
しかし、私はキム・レウォンは、ソル・ギョングと同じくらい
目を見張る役作りをする俳優さんだと知っているし
まず、私が最も好きな「韓国のヤクザ映画」である
『ひまわり』(2006年)があります(まだブログで書いてないけど)。
そして、キム・レウォンの映画も、「キム・レウォンが出ているから」
観たいと思わされるんですよ。
だから私は、ずっと
自分がハン・ソッキュssiとキム・レウォンのファンだと
いつの間にか心の中で思っていましたし
二人が共演する犯罪映画ならば
絶対に映画館で観なければならないと思いました。
ソウルのある刑務所に、「死神」と犯罪者たちから恐れられ
狙った犯人は必ず逮捕してきた元刑事
ソン・ユゴン(キム・レウォン)が
ひき逃げ、証拠隠滅、収賄の罪で収監された。
気性の荒いユゴンが
自分が刑務所に入れた囚人たちの中に入れば
トラブルが絶えないのはわかりきったこと。
ユゴンは到着してから、ずっと暴力沙汰の連続だった。
そんなユゴンに目をかけた模範囚、チョン・イクホ(ハン・ソッキュ)。
実は彼こそが、この刑務所の首領とでも呼ぶべき存在だった。
・・・そんな話です・・・。
実は、観る前には私
「刑務所内の派閥争い」みたいな、そんな息が詰まるような
ドラマかなあ・・・と予想してたんですが
始まってすぐ、そうじゃないのかな、と思いました。
もうちょっとこじんまりした話なのかと思ってたけど
後半に行くにしたがって、ドンドン大きい話になっていくし
国レベルで考えたら、かなり大変なことになってると思います。
それがちょっと驚きでしたね。
それで、観てて、特に結末にかんしてってことになるけど
私には理解できないセリフや状況があった。
それが、「映画として伝えきれてないから」って感じじゃなく
その多くは娯楽的な筋運びのように思えるのに
もっと深い、難解な、文学的な、哲学的な感じがした。
だって、話自体はちょっと現実的じゃないですよ。
観た人はわかるでしょうけど
なんで監獄の中に閉じ篭って、外に向けて悪いことしてるんよ
そりゃ、外の方がいいと思いません
だから、ちょっとチョン・イクホの気持ちが
私はわからなかったし、話にリアリティもないと思った。
怖いですよ。
だって出ないんだもん。
刑務所って入るのが怖いとこですよ
なのに、「出てください」と頼んでも出ないんだん。
逆に怒りだすんだもの。
そりゃおかしいって、絶対。
でも、最後に、それまであくまでも冷静だったイクホが
急に激して己の心情とゆうか、偽りなき本音を叫ぶけど
その時、あ、この人、おかしい、と私は思った。
イクホの歪な狂気性があらわになったとゆうか
やはりこの人は頭がいいけど、どこまで行っても犯罪者だと。
そしてそんなイクホと曲がりなりにも共感するハメになった
主人公、ソン・ユゴンの方も、にわかには理解しがたい
そんなことを口にしてたように思えて、かなり困惑した。
もちろん、この映画の中で描かれる出来事のせいで
ユゴンの心境が変化したのは間違いないけど
何か、引き返せないほど、虚無に落ち込んだのかな、と
どうなったんでしょうね・・・あのあとは・・・(´・_・`)
だから、これはやっぱり、考えさせられる深い映画ですよ。
ただ、面白いだけの犯罪映画ではなく。
「面白い」とゆうのとはまた違うなぁ・・・面白いんだけど
起こったことはわかるし、映画としては決着はしたけど
なんか、あとを引いて、苦味が残るとゆうのか。
一つ、私なりの感じ方かもしれないけど
私は昔っから、映画では、悪役や犯罪者に肩入れする方です。
以前ほどじゃないけど、知らず知らずのうちに
悪役や犯罪者を応援してる。
だからこの映画でもイクホに感情移入してましたよ。
犯罪者としての彼のハッピーエンドすら想像してましたし
そういった結末の映画を、また観たいとも思いますもん。
作り手側にそこまでの気持ちがあったかどうかは知らないけど
でも、イクホが魅力的なキャラクターであったことからも
この映画はやはり、「監獄の首領」ありきの映画ですよね・・・。
だから、新しい「監獄の首領」がまた登場するのかなあ・・・。
俳優さんは、一人をのぞいて全員、オトコです。
その一人も「被害者」の役ですし
印象としては、(キム・ソンギュンさんも出てきはるし)
『悪いやつら』(2012年)に近いです。
ホンマに犯罪者にしか見えない、悪い顔ばかりとゆうか・・・(^_^;)
顔面圧力の高い、危険な絵ヅラでおおい尽くされたがごとく・・・
そうなった時の韓国のエネルギーにはいつもおののかされますね。
ちょっと邦画では成しえないとゆうか。
ゾクゾクくる・・・それがまた楽しい(;´∀`)
『悪いやつら』はハ・ジョンウがかっこよかったのですが
こっちはハン・ソッキュssiとキム・レウォンがかっこいい。
ハン・ソッキュssiの演技は・・・必ずいつも違いますね。
そして、徹底されている。
本当に、貫かれている。
その演技に見とれます。
説得力が、やばい
キム・レウォンは・・・どの映画もそうなんですが
細やかなんですよ。
何と言うのかな~
非常に慎重で、やはり貫かれているとゆうか・・・
私には演技のことはわからないのだけれど。
その他・・・あえて、お名前はいちいち、出しませんが
そのオトコたちだけのキャスト、めっちゃ豪華です。
あの人も出ている、あのオトコも出ている・・・。
私、カン・シニルさん、初めてスクリーンで見ましたよ。
映画としては、思いほか、アクション場面が多いです。
ケンカのシーンが多くって、そのケンカがまた長い。
刑務所なのだけど、意外と「武器」も多いし
ハッキリ言って、ヴァイオレンス描写は痛いし怖いです。
苦手な方は、気分が悪くなるでしょう。
でも、ある方のご感想を読んだら
「韓国映画にしてはもの足りない」とか書かれてて・・・
そのご意見に、私も賛成です。
ですが、そんな残酷描写をエスカレートさせても仕方がないし
この映画のそれはもう、十分でしょう。
キツイですよ、やっぱり。
この映画のパンフレットは発売されてません。
前売り券も発売されなかったしね・・・。
パンフレットが売ってないと、そりゃ、出費が抑えられて
ありがたいと思います反面、やっぱり寂しいですね・・・。
なにか、読みたいですしね。
私が行った回、思いのほか、お客さんが入ってました。
私には逆に意外でしたね。
やっぱりハン・ソッキュssiとキム・レウォンですものね
韓国映画のファンは劇場で観ないと・・・・
心持ち、男性が多かったように思います。
たしかに、男性向けの映画だと思いますよ。
檻の中のオスどもって感じの映画ですしね~
この映画、ヴァイオレント韓流ノワールとしても楽しめて
その先もある、そんな映画です
公開中の映画です。
最近まれに見る、超渋い映画・・・凄いです
是非、劇場で観ておいてください・・・
東京 シネマート新宿 公開中
大阪 シネマート心斎橋 公開中
私はハン・ソッキュssiとキム・レウォンの映画が観れて
ものすごく嬉しかったし、それが『監獄の首領』なら
もう言うことない、そんな感じです。
さてさて
次の記事は『操作された都市』(2017年)ですよ~
でわ、いつもおおきに~、アンニョン~(^.^/)))
↑ クリック
解説: 「シュリ」「ベルリンファイル」などで知られる韓国のベテラン俳優ハン・ソッキュの主演で、刑務所にいるはずの囚人たちが、そのことを逆手に取り、外界で犯罪を繰り返すさまを描いたクライムサスペンス。ソウルのある刑務所では、囚人たちの首領として君臨するチョン・イクホの指揮の下、夜になると囚人たちが塀の外へと繰り出し、証拠も痕跡も残さない組織的完全犯罪を成し遂げていた。そんな刑務所にある日、元刑事のソン・ユゴンが、ひき逃げ、証拠隠滅、収賄の容疑で収監されてくる。血気盛んなユゴンは何かとトラブルを巻き起こすが、そのたびにイクホに助けられ、次第にイクホの犯罪に手を貸すように。イクホもまた、ユゴンを新たな犯罪計画に利用しようとするが……。ユゴン役でドラマ「マイ・リトル・ブライド」、映画「江南ブルース」などで幅広く活躍するキム・レウォンが共演。(映画.com)