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韓国映画 ソウル武闘派兄弟 ブラザーズ・フッド

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アンニョンです(^-^)ノ

いつも読んでくださり、本当にありがとうございます音譜

 

今回の記事は、本当に偏執的なほど

超・マニアックな話なんですが、興味があったら

読んでみてくださいねあせる

と書きつつ、たいしたことは書いてないんですが・・・汗

 

 

ソウル武闘派兄弟

ブラザーズ・フッド

 

ソウル武闘派兄弟 ブラザーズ・フッド
原題:灰色都市2 회색도시2
英語題:The Gray City 2 / Blue City II


(1990年、韓国映画、86分)


監督:アン・ジェソク
脚本:ヨン・テワン
撮影:カン・デヨン
照明:イ・スング
音楽:キム・ウンギュ


出演:チョ・サング、マ・ソグォン、チョン・セヨン、キム・チュンシク、チョ・ジュミ、イ・グムジュ、サン・イルファン、ヒョン・ギルス、ナムグン・ウォン、オム・ドイル、パク・ヨンパル ほか

 

 

この映画は、最初、AmazonのDVDのカテゴリーで

見つけたんだけど、ほんと、よくわからなくって

でも、1989年に撮影されて、1990年に公開されたようで

とにかく、かなり古いってことはわかったんです。

で、観てみたいと思ったんですけど

買ってまでも観たいとは思わなくってあせる

けど、レンタルDVDさんで発見したので、借りて

2月1日、観てみました・・・映画キラキラキラキラキラキラドンッ

 

で、観て、映画について知りたいと思って

どなたか、ブログでレビューとかされてないかと探したけど

なくって・・・詳しいことはわからず・・・しかも!!

韓国語のオリジナル・タイトルでも、英語のタイトルでも

検索しても、どうしても、一つも

どこのサイトでもどなたのブログでも発見できず・・・

これは、もしかしたら、あの、めっちゃしょぼいホラー映画

シルミドの呪い』(2004年)と同じくらい

謎な映画になりかねなかったんですが

唯一、輝国山人さんが、ちゃんと劇場用映画として

ページを作成してくれてはったんですよ。

やっぱり凄いわ、輝国山人さんヾ(*´∀`*)ノ

それにしても、どこで調べはったんでしょはてなマーク

 

なんしか、もともとは『武闘派兄弟』とか

『コリアン・アクション』ってタイトルで、おそらく

日本でビデオ化されてたようですね。

そして、2005年に今のタイトルで彩プロさんが

DVD化されたらしいです。

 

そんなんで・・・どんな映画か、書いときます汗

 

 

始まった瞬間、『灰色都市 Ⅱ』とゆう題名だと判明(^_^;)

じゃあ、続編かよッ!?

1作目があったんか~!?と、非常に気持ちも下がるのですが

結果として、観終えて1作目を観ていないと絶対にわからないビックリマーク

って感じじゃないので、おっけえ~です( ゚ー゚)( 。_。)

いや、むしろ、1作目を観ててもわからへんほどで。

1作目が日本でソフト化されたかどうかは

かなり可能性が低いと思いますよ・・・ダウン

 

けど
内容: 都市を支配する闇の世界と、そこにうごめく人間模様をリアルに描いたコリアン武闘仁義作品。ヤクザ社会から逃れた過去をもつ兄弟が再び、ヤクザ社会へと直面していく様を描く。ジョ・サングほか出演(「Oricon」データベースより)

と、資料にはありますが、続編であることに触れてないのが

無責任極まりないむかっ

 

ま、それはいいんですが、おそらく映画の冒頭にある

モノクロの静止画、写真はてなマークって

きっと1作目のダイジェストなんだろうと私は思います。

 

兄のソヌク(チョ・サング)と弟のチェウク(マ・ソグォン)は

かつて、どうやら暴力団との付き合いがある不良青年だったようで

犯罪もやらかして刑務所にも入っていたようですが

今は裏社会ときっぱり手を切り、けっこう男の兄弟にしては

小奇麗にしてるマンションで暮らしてまして

韓国のご兄弟ですので、やっぱり非常に絆が強いのです。

で、兄弟とも、ケンカが非常に強いらしい。

そして、兄弟とも交通手段はバイクですが

お兄さんは落ち着いてはるのか、安全運転。

お兄さんのソヌク。

実は、昔、心から愛した女性がいたのですが

その女性がええとこのお嬢さんのピアニストで

自分とは釣り合わなかった上に

ソヌクとかかわったために、酷い目に遭いはったようで

そのことでソヌクは身を引いたのですが、今もずーっと

心の中では愛し続けてるようです。

弟さんのチェウク。

なにか、どうしてもやる気が出ないみたいで

何をやったらいいのかわからないそうです。

パッと見、北野武監督の『3-4X10月』(1990年)の主演や

ホラー映画などへの出演で有名な

「たけし軍団」の柳ユーレイさんに似てる気がする。

演じてるマ・ソグォンさんは、映画のへの出演はこれ一回のようです。

なんと美しい風景・・・この映画、時々、こういった風景が

映されます。

そんで、弟さんは、ちょっとチャライ感じの友人(オム・ドイル)に

誘われて、CMの撮影に参加しやはって

そん時に知り合った女性、チエ(チョン・セヨン)と

付き合うことになりましたが、それもやっぱり身が入らない。

けど、なんやかんや言うて、男女の関係ですわ。

デート中・・・ここは『青い塩』(2011年)でも印象的だった

「塩田」でしょうかねはてなマーク

デート中・・・気だるい雰囲気です。

弟さんは、セリフも棒読みっぽく、ずーっと気だるいキャラです。

が、時々、ケンカして、そん時は強いのです。

 

それで、兄弟はそれぞれ、よくケンカするんですが

お兄さんの方は、街で拉致られた女性を助けて

ひと暴れして、何人もの敵に勝ったりして

そして弟の方は、気だるいながらもデートです。

で、兄弟と昔、付き合いがあった人と一緒に

今は刑務所に入ってる

かつては「毒蛇」とあだ名されたクァンホ(キム・チュンシク)が

模範囚として1週間だけ外出許可をもらい

刑務所から出てきたんですが、すぐに

ヤクザの親分(ヒョン・ギルス)がやってきて

お前ほどのやったら、また使たるわ、とか言ってくるので

クァンホさんはイヤだなぁ、と思いました。

クァンホさんは昔、そのヤーさんのために働いて

お腹に大怪我をしたらしい。

このヤーさん、どうやら、人を使い捨てにするような

義理を欠いた悪人らしいんですが、当然

兄弟たちともかかわりがあったりして

お兄さんも手下にしたそうだったんですが。

で、そのムショの前には

昔、クァンホさんが追っかけ回された刑事さん(ナムグン・ウォン)も

出迎えに来てて

お前も模範囚か、更生しとるな、頑張れよー、と

クァンホさんを激励するのです。

ちょっと見てください、この「灰色の都市」を・・・!!

地上げ屋が住民たちを立ち退かせたあとでしょうかねはてなマーク

いや~、ムードがありますわー。

そんな街を見下ろしながら、悲しいクァンホさん。

チン、チン・・・チン、チン・・・電車

クァンホさんは、先に前もって、同じ刑務所に入ってる人が

兄弟に頼んでおいてくれたので、刑務所から出てる間

兄弟のお世話になることになります。

お兄さんとも意気投合して、友情を感じたりしますし

弟とも、いろいろ人生相談的な会話を長々とやります。

そん時、兄弟とクァンホさんの過去も語られます。

なんしか兄弟もクァンホさんも

普通にちゃんと生きることが大事だと

やっぱり思ってるのでした・・・それが大事なとこ。

クァンホさんにも

やっぱり恋人のミンジャ(チョ・ジュミ)がいやはって

シャバに出てきたので会いに行かはりました。

ミンジャさんもビックリしたけど、嬉しかった。

ところが、あの悪いヤーさんの計略に引っかかり

警察に追われる身となってしまいました。

そして、お兄さんのソヌクさんは、弟の恋人、チエと

話してて成り行き上、ちょっと抱き合う形になってしまったら

それを弟さんに見られてしまって、兄弟の仲がギクシャク・・・

けど、とうとう今も心から愛しているソヨン(イ・グムジュ)と

再会できました・・・。

お兄さんの大事なライターは、ソヨンが贈ったものでした・・・

ってゆうか、あれはてなマーク・・・「ソヌギさん」(?_?)とかはてなマーク

ま、いいや。

でも、弟も例の悪いヤーさんに捕まってしまい

せっかく、真面目に生きようとしていたクァンホさんは

ヤクザとの大激闘の末、亡くなってしまったようで・・・

「개 새끼~っ!!メラメラパンチ!パンチ!パンチ!

お兄さん、自分が必死で縁を切ってた裏社会に

またしても引き戻されてしまい、怒りと共に大暴れして

ついには、あの悪いヤーさんを拳銃で撃ち殺したのですが・・・

自分も、周囲を取り囲んでいた警察の人たちの銃弾に倒れます。

「ひょーんっ(兄貴)!!」、弟の虚しい叫びが夜に響くのでした汗

 

 

いや、どう考えても、ホントは「武闘派」じゃないよ~・・・汗

 

そういった物語で、DVDの説明には

闇社会から逃れようとする兄弟の確執を軸に、そこでの抗争や人間模様を、リアルな映像と渇いたタッチで描いた韓国産ヤクザドラマ。兄弟を待ち受ける卑劣な罠、信頼する人間の裏切り…。欲望と怒りが渦巻く世の中に対し、正義とは何かを問いただす秀作。

と書いてあります。

 

その「リアルな映像」と、「乾いたタッチ」という言葉には

私も強く同感です。

特に「乾いたタッチ」に。

 

とにかく、今の韓国映画とは別ものってほど、違います。

観ている間、非常に退屈で、正直、苦痛でした。

 

ですが、それがイヤだともまた、思いませんでした。

退屈さや、面白くなさや、まどろっこしさや、わかりにくさも

この映画を観てる時、そうゆう気分で映画を観てることそのものが

なんか興味深い映画体験でした。

 

これは私だけかもしれないけど

ある時代の・・・映画が始まって以来から1980年代くらいまでの

映画は、時々、中には、私にとって非常に退屈で

面白くない映画もあるけど、それを無理やり観ることが

映画の歴史を体験するように思えるので・・・

それがイヤってことはないです。

あ、今はですよ。

昔は違ったけど。

 

そして、この『ソウル武闘派兄弟』

観てて、なんでしょ、日本のやはり同時代の

いや、1970年代~80年代の、アート系の映画とか

なにか、そうゆう、映画を真剣にやってる作品と

通じるものをがあるように思えて、仕方がないんです。

 

けど、そんなん、私は1970~80年代の日本の

ある種の映画なんて、ほとんど観てるはずないんですよ。

 

でも、なぜか、懐かしい気分がして

とにかく、1989年の空気が漂ってるとゆうか

それが感覚できたようにも思えてならなくって

退屈で面白くないことも含めて、有意義な映画体験に思えました。

 

 

「極道戦争勃発」って、勃発してないと思いますよー。

戦争って感じではないな。

 

日本でのタイトルの副題、「ブラザーズ・フッド」ってのも

何なんやろね・・・(;´∀`)

ブラザーフッド』(2004年)と間違えて借りて~べーっだ!

ってことなのかなはてなマーク

 

そして、キャストですが、ほぼ、全員、知らない方々でしたし

21世紀になってからは映画に出ておられない方々が

多いようですね、うん。

 

ただ一人・・・主人公のソヌクを演じたチョ・サングさんですが

私、一作だけ、出演作品を観てますねんあせる

 

え~、『あやつり人形 嬲られる女』(2014年)とゆう

「エロティックスリラー」はてなマークなんですが・・・

チョ・サングさん、この映画の後半で登場する

初老の男の役で、あまりにも真に迫る演技だったために

ものすごく不愉快で不愉快で、気持ち悪くって

イヤでイヤでイヤでしょうがないほどなんですね(>_<)

いや、韓国映画を観てて、そこまでイヤな気分になったことって

ないほどなんでっ(゚Д゚#)

思い出しても、おええ叫びってなって、気分が悪い~ドクロドクロドクロ

 

申し訳ないけど

そんなことで、めっちゃ印象に残ってるんですが・・・

チョ・サングさん、『ソウル武闘派兄弟』では

落ち着いた感じの優しいお兄さんですよあせる

争いや悪事を好まぬ・・・。

 

そうは言っても、お顔を見るたび

『あやつり人形』のイヤな感じのじーさんが思い出されて

やっぱりイヤだったとゆう・・・叫び

 

ま、それも私の感覚だけ・・・かな汗(・・;)汗

 

 

「知られざる韓国裏社会の欲望」っても

そんな突出した、ギラギラした描写のシーンが

あったわけじゃないですよー。

 

まあ、「ベッドシーン」が一回くらい、ありましたけどね。

あとはむしろ、欲望がないほどの話で。

 

そんなんで、いろいろ書いてみましたけど

今回のこの記事は書くのが疲れましたわー(o´Д`)=з

 

でも、他に誰も書いてる人がいなかったので

私の心も余計に燃えましてなメラメラ

頑張っちゃった次第です。

 

なんか、ちょっと、研究とかしてる気分でしたよ。

知られざるマイナーな韓国映画について考えてて・・・

こうして、下手でも記録に残しておきたかったのです。

 

映画としてはヤクザものですが

そっけない青春映画な雰囲気もあり

最後になると今の韓国映画にも受け継がれてるような

傷を負いながらも大勢の敵と延々、戦いまくる、とゆう

アクション映画になりますし、それから

主要な登場人物全員に彼女がいるので

ラブストーリー的な側面もありますしね・・・。

でも、90分ないので、どれも薄いけど。

 

そしてセリフはなんだか、文学的な感じがします。

なんか、小説を読んでるような気分もしました。

いや、私にはあせる

 

おそらくは低予算ではあるでしょうけど

その時代の空気が記録されてる気がして

やはりこの映画なりの価値があると思いますね。

レガシーってやつですか。

そうゆう映画の観方もあるってことだと私は思います。

 

そんな、30年近く前の韓国映画ですので

また興味のある方は、レンタルDVDさんにあったら

借りて、観てみてください。

 

めっちゃ、オススメはしませんが(;´∀`)

 

でわ、今夜も読んでくださり、おおきにですキスマークキスマークキスマーク

アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

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