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韓国映画 建築学概論 2012年

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〝国民の父〟俳優ソン・ジェホさん、本日(11/7)持病により死去…映画「殺人の追憶」などに出演(WoW!Korea)

 

ご存知かもしれませんが、ソン・ジェホさんが7日午後、亡くなったとのことです。

 

ずっと映画に出ておられないなあ、と思っていたんですが、この1年は闘病生活を続けられていたと報道で知りました。

 

結局、私がソン・ジェホさんにスクリーンでお目にかかれたのは、『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』(2015年)一作だけでしたけど、数えてみると17作、出演された映画を観てました。

 

2019年の『질투의 역사(嫉妬の歴史)』が遺作になるのでしょうか、『ノーザン・リミット・ライン』では北との戦闘で息子さんを亡くされたお父さんの役で・・・息子の軍服を抱いて涙される場面に、私も目頭が熱くなったことをよく覚えてます。

 

少し考えてから、今夜は『彼女を信じないでください』(2004年)を観ました。

ソン・ジェホさんはカン・ドンウォンのお父さんの役で、息子には厳しいけれどあたたかい心のお父さん。

 

ソン・ジェホさん、他の映画では死んでしまう役も多かったですよね・・・『ユゴ 大統領有故』(2005年)では暗殺までされて・・・『TSUNAMI ツナミ』(2009年)や『ザ・タワー 超高層ビル火災』(2012年)でも。

でも、悪人を演じられているのは思い浮かばない。

『二重スパイ』(2002年)では任務から人を殺める役だったけど。

 

代表作となると『殺人の追憶』(2003年)になるのかと思うんですが、私もまだ、『拝啓、愛しています』(2010年)や『ハートに一発!』(2011年)、『結婚前夜 マリッジブルー』(2013年)といった作品を観ていませんし、観た映画はどの映画も大好き。

 

実のところ、今はまだ、おられなくなった実感がないです。

でも、またいつか、『彼女を信じないでください』や『サスペクト 哀しき容疑者』(2013年)を観てたらきっと、たまらなく寂しい思いにさいなまれるんだと思います。

 

ソン・ジェホさんの天国での平安を心からお祈り致します。

そして映画の中のソン・ジェホさん、永遠であれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンニョン・・・(^-^)ノ

いつも、ありがとうです・・・キスマーク

 

1月7日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

建築学概論

 

 

建築学概論
原題:건축학개론
英語題:Architecture 101
(2012年、韓国映画、118分)

監督・脚本:イ・ヨンジュ
撮影:チョ・サンユン
照明:パク・セムン
音楽:イ・ジス
美術:ウ・スンミ
武術:ホン・ウィジョン

出演
オム・テウン → 現在のイ・スンミン 東亜アーキテクチャー チーム長
ハン・ガイン → 現在のヤン・ソヨン
イ・ジェフン → 過去のイ・スンミン 建築大学生1年
ペ・スジ → 過去のヤン・ソヨン 音楽大学生1年
チョ・ジョンソク → ナプトゥク スンミンの友だち 浪人生
ユ・ヨンソク → チェウク スンミンの先輩学生 建築大学生
キム・ドンジュ → スンミンの母 スンデクッパブ店
イ・スンホ  → ソヨンの父 ヤン・サンユン
キム・ウィソン → カン教授 建築学概論
パク・スヨン → ク所長 スンミンの上司 東亜アーキテクチャー
チョ・ヒョンチョル → トング スンミンの同僚学生 建築大学生1年
パク・チヌ → タクシー運転手
イ・ソンジュ → チェジュ(済州)島のお隣り
イ・ギョンミ(映画監督、カメオ出演) → 病院医師 イ・ギョンミ
パク・チウン → ネクタイ売場店員
キム・ギョンファ → 宅配員
ノ・ソンウン → ピアノを弾く子供 ソンウン
シン・イェジン → シンスンイ(ウキウキ) ナプトゥクのガールフレンド 高校生
ムン・ジンシク → 東亜アーキテクチャー織員
イ・ヒウォン → 東亜アーキテクチャー織員
ホン・ユンギョン → 東亜アーキテクチャー織員
シン・ミンヨン → 東亜アーキテクチャー織員
ユク・ミオク → 市場のおばさん
ペク・ミンジ → ウェディングショップ ウンチェの友だち

特別出演
コ・ジュニ → ウンチェ 東亜アーキテクチャー織員

字幕外
キム・ギョンミン(制作室長) → メウンタンを運ぶ店員

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 



解説: 韓国で410万人を動員し、「私の頭の中の消しゴム」(256万人)、「私たちの幸せな時間」(313万人)を超えるヒット作となった恋愛映画。建築家スンミンの前に、大学の初恋の相手だった女性ソヨンが15年ぶりに現れ、家を建ててほしいと頼んだことから始まり、過去と現在を行き来しながら、現在の家を建てる過程と初恋の思い出を回想する構成で描かれる。人気K-POPグループ「Miss A」のスジが、大学時代のソヨンに扮する。(映画.com)

 

 

日本でも2013年5月に公開された、2012年の韓国映画、『建築学概論』・・・その人気は私も知ってました。

大ファンな方々も多いでしょう。

 

私も他の映画のDVDを観た時、ほら、最初にオススメの映画の予告編が入ったりするじゃないですか、あれで『建築学概論』の予告編を見て「あ・・・いいなあ」と思ったり、またブロガーさんたちのレビューを(ナナメ読みにお気持ちだけ・・・)読ませていただいて、ずっと観たかった作品です。

 

ただ、すごく期待が大きかったので、観るのを大事にしてたんですね。

 

結論として、期待以上のラブストーリーでした。

やはり、傑作でしたね・・・合格

 

で、何かを書くといっても、あまり書けるような映画ではないと思うんですね。

書くとネタバレしてしまうし。

 

映画としては、少なくとも難しい映画ではないと思います。

現在と過去を交互に行ったり来たりする構成なんですけど、俳優さんたちが現在と過去で違うので逆にわかりやすい。

 

まあ、登場人物の気持ちは、ちょっと見えないとこもあるんですけど、それがこの映画には不可欠なキモでしたでしょはてなマーク

 

 

アーキテクチャー、建築士スンミン(オム・テウン)に一人の女性がチェジュ(済州)島の家の設計を依頼する。

スンミンは最初、その女性のことがわからなかったが、彼女はヤン・ソヨン(ハン・ガイン)、スンミンが大学一回生の時に大学の授業で出会った初恋の人だった。

スンミンはもうずっとソヨンに会ってはいない。

家が完成に近づくにつれ、二人が過ごした過去も回想されていく。

 

15年前、スンミン(イ・ジェフン)は大学で建築の勉強を始めた素朴でシャイな青年だった。

彼は建築学概論のクラスでソヨン(ペ・スジ)と出会った。

 

・・・これから観る方のため、あらすじはこれくらいにさせてもらいましょう。

 

静かな映画・・・でも、とても強い感情のある映画ですよね。

 

 

35歳のイ・スンミンを演じるのはオム・テウンさん。

 

キャリア20年以上のオム・テウンさんの出演した映画に駄作なしビックリマーク

最高傑作は、強いて上げれば・・・『人喰猪、公民館襲撃す!』(2009年)!!・・・とは言いませんが、やっぱり『建築学概論』じゃないですか。

 

でも、パク・チュンフンさんが監督した『トップスター』(2013年)も良かったです。

 

でも、むしろ、ドラマでの方が人気が高いのかな。

 

『レッド・ファミリー』(2013年)のイ・ジュヒョン監督の2017年の作品、『Excavator(Fork Lane/포크레인)』で主演されてるんだけど、その作品はどうなってるんだろうか。

日本公開は、なしはてなマーク

 

オム・テウンさん・・・『家族の誕生』(2006年)のDVDの特典映像で、サインをせがむ子どもたちに優しく接してるのが素敵でね~。

 

 

ハン・ガインの出演した映画はユ・ハ監督の『マルチュク青春通り』だけ観てるんですけど、その前にナムギルさんの『赤と黒』(2010年)の印象がホントに強いんです。

ムン・ジェイン役、ホントに良かったですよね~。

『赤と黒』、ホントにいいドラマでした。

ムン・ジェインの表情を今でも思い出しますよ・・・。

 

でもね、『建築学概論』のハン・ガイン、素晴らしかったです。

 

 

イ・ジェフンくんも私は、むしろ最近の作品の方を観てたんですが、やっぱり『金子文子とパク・ヨル』(2017年)での演技、凄かったです。

 

最初に観た出演作は『建築学概論』の前に出た『高地戦』(2011年)で、その映画のシン・イリョン大尉の役も凄かったんですよね。

 

最新作は『狩りの時間』(2020年)ってことになります。

 

大学生スンミン役はこれまでで一番、幼いイメージの役。

 

スンミンのお母さんを演じておられるのは、キム・ドンジュさん。

知らない女優さんでしたが、出演された映画は観てます。

DVDを持ってる映画はまた観返しますよ。

 

スンミンくんはいい子です。

真面目で努力家で、浮かれたりせず、やっぱりお母さんのご苦労を考えてたんでしょう。

そんな彼が玄関を蹴っ飛ばすこともあるんですけどね。

 

韓国映画ですよね~。゚(゚´Д`゚)゚。

 

ところで建築学概論を教えておられる先生は、キム・ウィソンさんでした。

 

 

スジちゃんは、キム・スヒョンくんの『REAL』にも出てたそうですけど・・・あれはてなマーク

どんな役でしたっけ(^_^;)

 

いや、それよりも主演作の『花、香る歌』(2015年)が良かったんですよ。

女性のパンソリの歌い手の役。

 

『建築学概論』のソヨン役・・・ホントにいい時をフィルムに収められましたよね~。

この映画の彼女、萌え~ですよ(´∀`*)

女性新人賞も受賞したし・・・。

 

最新作はイ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソク、チョン・ヘジン主演の『白頭山 Ashfall』(2019年)・・・日本公開はどうなってるのかなあ。

 

 

スンミンの友達で、彼の恋をあれこれ(ちょっと的はずれに)応援してくれるナプトゥクを演じるのはチョ・ジョンソクさん・・・。

これが映画デビューなんですよね。

 

 

年齢的には別にハタチ前後でも何でもないんですけど、やっぱり若いわ~。

 

この役で評判を取ってはりますけど、やっぱりさすがです。

 

チョカでイチビリだけど、ナプトゥク、ええヤツ。

 

タバコにむせてたスンミンだけど、そのタバコも一つの小道具ですね。

 

 

スンミンとソヨンの先輩チェウクを演じるのはユ・ヨンソクくん・・・。

 

大学生もあれですな、車持ってると違いますな、女の子にモテはって。

 

余談ですが先輩って奢ってくれるものだけど、チェウク先輩の家に友達とお邪魔したスンミンがチャジャンミョンをモグモグ食べてるのが可愛くって、なんかまだ幼い感じでね・・・でも、スンミンの家は母子家庭で豊かではなかったから、それでコンプレックスを感じてしまうこともある。

 

私は大声で宣言したくなりましたよ、ホンマに。

貧しさを恥じなさるな。

貧しさもまた人生の豊かさだと・・・。

 

そりゃ豊かであること、お金持ちであることでいろいろいいこともあるし、お金はあった方がいい。

でも、貧しかったからこそ、お母さんの気持ちを知ることができる日もある。

 

と、書いてるうちに、あきませんわ、また泣けてきました。

 

 

主演4人の後ろに立ってるサングラスの方がイ・ヨンジュ監督。

 

イ・ヨンジュ監督は(もとは『建築学概論』の企画の方が先だったそうですが)2009年に『不信地獄 Possessed』ってホラー映画で監督デビューされてます。

主演はナム・サンミとリュ・スンリョンさん、そしてキム・ボヨンさんで、シム・ウンギョンも出てるそうです。

ただ、この映画は日本未公開のようですね。

観たいな~。

 

それで、2012年の『建築学概論』以来、作品を発表されてないなあ、と思ったんですが・・・以前から話題に上り始めてますが、今年の12月に新作、『徐福 Seobok』が(韓国では)公開予定NEW

キャストはコン・ユさん、パク・ボゴムくん、チョ・ウジンさん、チャン・ヨンナムさん。

『徐福』は、人類最初の○○○○人間ソボクと、彼を運ぶという極秘任務に就く元情報局エージェントの・・・いやいやいや、私的にはまだ早いっす、知りたくない~(>_<)

 

とにかく、『徐福』、楽しみです音譜

 

전람회 - 기억의 습작

展覧会 - 記憶の習作

 

 

後半、ネタバレじゃないけど、自分の感想を書きますと、涙が止まらなくなりましてね、なかなか大変でした・・・。

 

ちょっと泣きやみそうになると、また、ぶわ~、みたいな・・・。

 

どうも私の琴線(きんせん)に触れまくってくれたりしたようです。

号泣でしたわ。

 

甘いばかりじゃない、でも苦いばかりでもない、みたいな、もう、ホントにそのサジ加減が不思議なほどに微秒で、感動です。

イ・ヨンジュ監督を天才だと思った。

 

最後までどうなるかはわかりません。

でも、私はこの映画がこれで良かったと思いました。

 

実は、まだ一回だけ、正味で観ただけです、私も。

これはちょっと観返す時には少し忘れて、また大事に観たいと。

そんな映画なんだと思います。

いつくしみつつ、観たいっちゅうか。

 

それと、男性向けの映画じゃないですか。

いや、ホント、男性にオススメしたい。

 

でも、女子向けでもあるんですよね(´∀`*)

この映画のイ・ジェフンくんを見てたらもう、せつなさで涙があふれます。

女子もあんまり男の子を振り回したらアカンね。

 

最大級のオススメですえーん

 

まだ観てない方は絶対に観てくださいビックリマーク

 

でわ、最後までおおきに、ありがとうさんですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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