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アンニョンです(^-^)ノ
いつも、ほんとに、おおきに、ありがとうございます
2月8日に
1995年に公開された韓国映画を観ました
ザッと23年ほど前の作品になりますか。
今となってはかなり昔の映画。
観る前から、きっと難しいだろうなあ・・・と躊躇してたんですが
これも今、観ていかないと、いつ観れなくなるかわからない・・・
とゆう不安もあり、頑張って観ました。
借りてきたDVD自体も古いもので、ほら
ビスタサイズの画面が、無理やり小さく押し込められた
あの、昔のテレビみたいなイヤな感じの画面・・・
そして、映画の冒頭
英語の字幕で物語の経緯が語られます。
これが『スター・ウォーズ』シリーズを彷彿とさせて
なかなかカッコイイ。
私の予想でしかありませんが
この英語の字幕はきっと、英語圏の人たちのために
後から付け足されたものではないかと思います。
韓国の人たちにとっては、この歴史上の
正祖(チョンジョ)の話は、知ってて当たり前、の世界なのかも
しれませんけど、やっぱり知らない人は知らないから・・・
それは私ももちろんです。
こんな字幕です。
一八世紀、李王朝には二つの勢力があった
老論派は官僚が主導権を握り
南人派は国王を中心に動いていた
老論派の支持で王位に就いた先代王は
老論派の改革を進めた理由で
子息のサド王子を殺すことを余儀なくされる
先代王の孫チョンジョ王は
権力の奪回を心に決めていた
王が自ら近衛兵と図書館を統括し南人派を就任させる
物語は千八百年 李朝の改革を企てた王と
先代王直筆の書物をめぐる宮廷の事件から始まる
書物にはサド王子の死の謎が残されているはずだった
スキャンダル
永遠なる帝国
スキャンダル -永遠なる帝国-
原題:영원한 제국
英語題:The Eternal Empire
(1995年、韓国映画、126分)
監督:パク・チョンウォン(朴鐘元)
原作:イ・イナ(李仁和)
脚本:イム・サンス、パク・ソンジョ、パク・チョンウォン、オ・ヒョジョン
撮影:チョン・ジョミョン(田朝明)
照明:パク・ヒョヌォン
音楽:ファン・ビョンギ
出演:アン・ソンギ、チョ・ジェヒョン、キム・ヘス、キム・ミョンゴン、チェ・ジョンウォン、キム・ヒラ、イ・スンチョル、キム・イル、イム・イルチャン、キム・ジェロク、シン・チョルジン、ヒョン・ギルス、クォン・イルス、ユ・スンチョル、チャン・イナン、チャン・ジョングク、パク・クァンジン、チュ・サンホ、ソン・ジョン、ナ・ガプソン、チョ・ウンジュ、シン・ジョンテ、ハン・ピルス、ホン・ソギョン、イ・ビョンジュン、パク・チョンチョル、ソ・ヒョスン、キム・ユンス、パク・チョル、 パク・チュンソン、イム・ドンウ、キム・ムンス、キム・サンベ、チョン・サンド、チェ・ヨンレ ほか
※ 「輝国山人の韓国映画」様のページより引用させていただいてます。
【ストーリー】
朝鮮1800年。絶対主義的な王権政治を追求する正祖と貴族主義的な神権政治を主張する老論の理念対立が極に達していたある日、正祖の命を受けて先代の王である英祖の書冊を整理していたチャン・ジョンオが宿直中に疑惑の死を遂げる。チャン・ジョンオの死を初めて知らされた人は、朝鮮王の文書保管庫検書官であるイ・インモン。彼は、正祖が老論勢力を牽制しようと暗暗裏に支援をしていた南人勢力の一員で、王の惜しまない寵愛を受けている筈であった。インモンの報告を受けた正祖は、どうしたことか、政敵であり老論の総帥であるシム・ファンジにこの事件の捜査を命じ、一方では、インモンにある本を探せという密命を下す。
主演は、正祖を演じる、アン・ソンギ。
偉大過ぎる韓国の〝国民俳優〟。
まさに王を演じるにふさわしい名優です。
イ・インモン(李人夢)を演じるチョ・ジェヒョン。
キム・ギドク監督作品で有名です。
キム・ギドク監督作品では寡黙ながらもギラギラしてたり
人の醜さも表現する生臭い演技ですが
この映画では、やや、オドオドしつつ
ただ律儀に仕事をこなし、事件の核心に迫ろうとする人物の役。
映画は、そのイ・インモンのモノローグで始まり、終わります。
チョ・ジェヒョンのナレーションは
たとえ私に理解できない韓国語であっても
重々しく、荘厳に聴こえて、ゾクッときます。
この映画のそうゆうスタイルも私の好むものでした。
そして
刑曺参議のチョン・ヤギョン(丁若鏞)を演じるキム・ミョンゴン。
『風の丘を越えて 西便制』(1993年)で、素晴らしいパンソリを
披露するなど、イム・グォンテク作品でも有名です。
近年は『最終兵器 ムスダン』(2015年)などとゆう
ヘンテコな映画なんかに出てたりするんですが
偉大な名優であることに異存はありません。
イ・インモンの妻、ユン・サンアを演じたキム・ヘス。
この映画に出演したのは、まだ20代半ばの頃でしょうか・・・
ただ、キム・ヘスの出演場面はとても少ないです。
そして・・・ちょっと、私もよくわかってないので
もしも、間違ってたら、ほんとに申し訳ないのですが(>_<)
左議政、シム・ファンジ(沈煥之)を演じたチェ・ジョンウォンさん。
お名前と役柄についてはともかく
この方の老人風の演技がほんとに素晴らしかったです。
おそらく、実年齢よりも老けて、演じてはるようです。
でも、ほんと、役柄とお名前が間違えてたら、すみませんm(._.)m
で・・・私に説明が・・・もしできるとしたら、ここまでです
あ、レンタルされているDVDのタイトルは
『スキャンダル 永遠なる帝国』となってますが
本来は『永遠なる帝国』とゆうタイトルのはずです。
韓国語の原題、「영원한 제국」を訳すと「永遠の帝国」って
出ましたから。
「スキャンダル」は
ペ・ヨンジュン主演の『スキャンダル』(2003年)と
似せただけかもしれませんわ、日本の会社さんが。
スキャンダルって感じじゃないな~。
スキャンダルじゃないですよ、これは絶対に。
『永遠なる帝国』は、同じパク・ジョンウォン監督の作品
『我らの歪んだ英雄』(1992年)と同じく
1997年の夏に日本で公開されたようです。
私のまだ知らぬ世界ですね・・・。
それも全部、ネットで調べさしてもらったことの受け売りなんですが。
予想はしてましたけど、ほんっとに難しくって
映画が100としたら、そのうちの10か、いや5も怪しいくらいだけど
私にはそのくらいしか理解できませんでした。
難し過ぎます。
もちろん、正祖=イ・サンとゆう人物は
何度も映画やドラマになってますので
韓国映画・ドラマをお好きな方で、さらに朝鮮の歴史も
詳しい方には、十分、わかるし、きっと面白い映画でしょうね。
だからなおさら、私なんぞが、あーだこーだ言えないんですよね。
言ったら、それは嘘になる、知ったかぶりになります。
でも、ボンヤリとは私にもわかるんですよ。
あ、面白い、と思うこともありましたし何よりも
アン・ソンギ、チョ・ジェヒョン、キム・ミョンゴンを始め
激渋のおじさん俳優たちが織り成す宮廷ミステリーってことで
その雰囲気だけでもかっこええので集中して
観れるんですよね。
ん~、だから、観てて、なんか不思議でしたよね。
なんで観れてるんやろう
なんで、面白いのかなって。
私はこうゆう歴史映画みたいのは基本、不得手やから。
けど、観てるとゆうのが、自分的にミステリー
ずーっと前にパパの付き合いで
『千利休 本覺坊遺文』(1989年)とゆう、井上靖先生の原作の
映画化を観たんですが・・・中学か高校の時
そりゃもう面白いはずがない映画なんですが
「観る」なんちゅうもんやないですね、「眺める」って感じで
観てたんですが、結果として面白かったし、凄いと思った。
『永遠なる帝国』を観ている時の気分も
その時の気分にかなり近かったけど
やっぱり主な俳優が好きなキャストなので
それだけでもありがたかったとゆうか・・・
それに、韓国映画を観るって目的が何よりも優先されるので
私はそれで満足でした。
解説: 18世紀最後の年、朝鮮王朝の宮廷である朝起こった殺人事件を巡り、絶対権力の奪取を画策する改革派の国王、そして保守派の官僚たちとの間で静かに巻き起こる熾烈な権力闘争を一日という時間設定の中に描き込んだ、韓国版「薔薇の名前」とも評される歴史ミステリー。監督は「我らの歪んだ英雄」で国際的に注目された韓国の新鋭監督パク・ジョンウォンで、三年をかけて完成させた。韓国でベスト・セラーとなったイ・インファの同名小説の映画化。韓国の伝統音楽カヤグムの名手であるファン・ビョンギが音楽を担当。主演の国王は「祝祭」のアン・ソンギ。共演は、事件を調べる警察官僚に「風の丘を越えて」のキム・ミョンゴン、若きエリート書記官には映画出演2作目のチョ・ジェヒョン、その元妻サンアには若手実力派のキム・ヘス。韓国では大鐘賞の8部門(作品・監督・助演男優・撮影・照明・編集・録音・美術)を独占した。(映画.com)
若いですね・・・キム・ヘス・・・。
でもセリフはほとんどありません。
なんか勉強してる可愛い子どもたち。
特に気に入った、こんな場面がありました。
正祖はメガネを使ってるんですが、それをもてあそびながら
息子さん(王子様かな
)と思われる少年と
こんな会話を交わします。
正祖
こんな便利な物を作ったフランスでは
飢えた民衆が暴徒と化し
王と王妃の首をはね
血で血を洗う大反乱が起こっているそうだ
少年
なぜ そのような残酷なことが
正祖
王と臣下の別がなく
王が威厳を失い
強者が代々特権を独占し
弱者はいつも強者に圧迫されて涙にくれる
これが真の秩序といえるのか
少年
ならば 王のなすべき事は
正祖
強きをくじき弱きを助ける
万物平等な大地の摂理に従うのだ
そのためには旧悪を改革し
限りなく維新し続ける
そして初めて 夢に見た理想の国を
築けるのだ
・・・こんな感じで、まさしく正論なのですが
しかし、この映画では、それよりもさらに
世界を複雑に描いていたんじゃないかと思います。
単純に善とか悪とか、決めつけられない気がして・・・。
だって、観終えても、スカッと割りきれたりしないですよ。
納得のいく答えも、少なくとも私はもらった気がしなかったし・・・。
でも、その割りきれなさ、納得のできなさが
歴史ってもんなのかも・・・な、ど、と。
この映画の数少ないのアクション・シーン。
ずーっと重々しく静かな映画の中でいきなり
ソード・アクションが始まると、ちょっと盛り上がりますね。
(後半、またちょっとアクション的なものがあります)
身も蓋もないリアリズムな「斬」
でも、こんなんを見せるのが偉い
ほんまの斬り合いかって、こんなもんなんでしょ、最終的には。
けど、怖っ(>_<)
説明ができないので、映画のストーリーそのものについては
触れられませんが・・・ラストが素晴らしかったなぁ~
あの出来事も、今ははるか過去の話・・・
イ・インモンもすっかりおじいさんになり
今は子どもたちに勉強を教えてます。
・・・このラストには、やはり、圧倒されましたよ・・・
さすがは、韓国映画
あるんですよね~、こうゆう風景が。
そりゃ映画ができるわ。
そういったわけで、ただ、観たってだけの話になってしまい
どうしても自己満足な記事になってしまいましたけど
観る人が観たら、もっと深く、もっと正しく観られるんだと思います。
私もわからないなりに、少しは教えてもらった気がします。
韓国の歴史映画がお好きな方・・・また、是非
でわ、今夜も最後まで、ありがとうです
またです、アンニョン(^.^/)))
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