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七人の侍 1954年 黒澤明監督作品

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いつも、読んでくださり、ありがとうございます(^-^)ノ

 

コメントのお返事が遅くなって、申し訳ないですあせる

必ずお返事を書きますので・・・汗m(._.)m汗

 

 

 

7月21日にこの作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラ男の子男の子男の子男の子男の子男の子男の子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七人の侍



七人の侍
中国語題:七武士
韓国語題:7인의 사무라이
英語題:Seven Samurai

1954年製作/207分/日本
劇場公開日:1954年4月26日
配給:東宝

監督・脚本:黒澤明
脚本:橋本忍、小国英雄
製作:本木荘二郎
撮影:中井朝一
音楽:早坂文雄
美術:松山崇

三船敏郎 - 菊千代
志村喬 - 勘兵衛
島崎雪子 - 利吉の女房
藤原釜足 - 万造
加東大介 - 七郎次
木村功 - 勝四郎
千秋実 - 平八
宮口精二 - 久蔵
小杉義男 - 茂助
左卜全 - 与平
稲葉義男 - 五郎兵衛
高堂国典 儀助
土屋嘉男 利吉
東野英治郎 盗人
上田吉二郎 斥候
多々良純 人足
仲代達矢 町を歩く浪人 (ノンクレジット)
津島恵子 志乃

 



解説
数多くの傑出した黒澤監督作品の中でも、特に観客のみならず世界中の映画人に多大な影響を与えた代表作。これ以降「荒野の七人」「宇宙の七人」など、この映画を手本とした作品が多く作られたのは周知の事実。時は戦国時代のとある貧しい農村。農民たちは野盗と化した野武士たちの襲撃を恐れ、おののいていた。そこで村を守るために用心棒を雇うことを決意、食うに窮する七人の侍を探し出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。複数のカメラワークによる迫力ある立ち回りのシーンは見事。

(映画.com)

 

 

あまりにも有名な名作ですよね~。

 

仲のいいブロともさんの大好きな映画ってことで、こうしてブログをやってたからこそ、観るのに背中を押してもらえたと思ってます。

 

いつかは観ようとは思ってましたが、思ってるだけじゃダメですね。

 

実は『七人の侍』には思い出がありましてね・・・中学の時、クラスで映画の話しが始まってたんですよ。

何人かで映画の話しをすることがよくあったんですね。

まあ、今から考えると、まだそこまで突き詰まってないし、みんな一つのテーマで話し合うこともそこまで上手くないんですけどね。

 

そんな中である男の子が、「黒澤明の『七人の侍』は観たはてなマーク」って言ったんですね。

その男の子は乱暴なところがなく、大人びたところがあり、話しぶりも落ちつていて聞き役にも回れる、しっかり話せる人だったんですね。

だから女子からも人気があったんですわ。

 

で、何となく誰も観たとは言わなかったんですが、そんな中で私は自分にゲタを履かせる形で「観た」と言ってしまったんですよね。

 

その頃、そういった嘘をよくついてたと思います。

バレないと思ってたんですよね。

まあ、決定的にではないにせよ、そんな見栄や上げ底の嘘は何となくいつかは露呈していくものだと思いますが、当時の私は浅はかで刹那的に考えてたんですよ。

嘘をついてもバレないし、自分にとって不都合なことを人は忘れてくれるだろうと。

安もんの政治家みたいな発想でしょ。

 

当時、私は『七人の侍』と言ったってそんな映画があるとおぼろげに知ってたかどうかって話しだったと思うんですよ。

新聞か雑誌か本で読んでても10行程度の小文だったでしょうね。

 

その時は何となくやり過ごしてウヤムヤになったんだろうし、その男の子と『七人の侍』の話しはしませんでした。

ただ自分が出まかせを言ったことは記憶されました。

 

で、その後、整合性を保つためにですよ、他で『七人の侍』のタイトルが出るたびに、私は「観た」と言い続けてたように思うんですが、まだ観てなかったんですね、ぜんぜん。

真実の整合性を創造するのなら、レンタルして観りゃいいんですけどね、それはせず、ただ「観た」と嘘をつき続けてるとゆう。

 

さすがに大人になった頃には「嘘はあとあと不都合だし、嘘をつかないでいることが強みになる」と気づいて、観てもいない映画を観た、読んでもいない本を読んだ、聴いてもいない音楽を聴いた、そういった粉飾系の嘘はやめるようになってました。

 

このブログでも観てない映画を観たとは書いてないと思います。

 

まあ、そんなんで、『七人の侍』のことを思うと、その中学でついた嘘が、すでに当時からあの男の子にバレていたのではないかと思い、恥ずかしく感じるのです。

 

しかしよくやくこう言えますね。

『七人の侍』はてなマーク

ああ、観ましたよ、と。

 

 

黒澤明監督の作品、私が観てたのはこういった作品です。

 

羅生門 (1950年)

用心棒 (1961年)

椿三十郎 (1962年)

天国と地獄 (1963年)

赤ひげ (1965年)

影武者 (1980年)

 (1990年)

八月の狂詩曲 (1991年)

 

この8本ですね、嘘じゃないですよ。

 

『羅生門』、『椿三十郎』、『天国と地獄』、『赤ひげ』といった作品は両親、とりわけ母のススメだったと思います。

父も黒澤監督の映画が好きなんですが、もっと洋画派なのでね。

 

正直な感想を書きましょう。

 

『椿三十郎』はテレビ放送で観たと思いますが、とても早い段階で観たと思います。

この作品はホントに面白かった。

観ていて、「ああ、こんなに古い映画でもこんなに面白いのだなあ」と思ったことを覚えてます。

2007年のリメイク版も観ましたが、面白いとは思ったけど、オリジナルほどではなかったと思います。

 

そのあとで観た『用心棒』は、なぜか『椿三十郎』のようには面白くなかったんですね。

『椿三十郎』よりも難しく感じてスイッチが入らなかったんですよ。

あと、最後、おかしくなるおじさんがすごくイヤなんですよね(^_^;)

 

『赤ひげ』は先に山本周五郎先生の原作、『赤ひげ診療譚』(1958年)を読んでいました。

それも両親のススメだったんだけど、私は映画よりも原作の方により感動したし、より理解できたように思います。

 

『天国と地獄』、これはすごく面白かったです。

ホントに凄いと思いました。

最後はトリハダでしたわ。

読んではいないんですが、エド・マクベインの『キングの身代金』(1959年)について両親が話してくれたことも覚えてます。

あと、ある時、年上の人がこの映画について話してるのを聞いたこともありました。

その人がそんな難しそうな映画を観てたのが意外で。

ただ、、自分の規定外な思い込みで、身代金の受け渡しの場面で、オッフェンバックの「天国と地獄 序曲」が流れるに違いないとばかり思い込んでたんですよね~(^_^;)

流れなかったのでけっこうガッカリしましたよ。

流れた方がおかしいけど。

 

『羅生門』も芥川龍之介の『藪の中』(1922年)を先に読んでました。

いつか映画を観る前に読んでおこうと思ったんですよね。

当時、本を読んでいて、芥川龍之介さんの本はかなり私にも理解できる小説で、だから今でも好きなんですよね。

『羅生門』には『藪の中』にない結論があり、それでより深く理解できたように思います。

 

『影武者』については、不思議なことにほとんど覚えてません。

ただ、最初、お城の部屋で静かに始まったのを記憶してます。

最後、馬がゴロンゴロン転げてるのがとてもイヤでしたね。

『影武者』についてはある方の解説の方をよく覚えてます。

でも映画は難しかったですね。

 

『夢』はオムニバス映画ですが、いくつかのエピソードを覚えてます。

映画としてはよくわかりませんでした。

でも、何か、世界の深淵を教わった気分になりましたね。

 

『八月の狂詩曲』、この映画もぜんぜん覚えてませんね~。

観るのには子ども過ぎたんでしょう。

まあ、そういった難しい映画を観ても「わからなかった」とは言いたくない子どもでしたよ(^_^;)

今でもそうですけど。

 

難しい映画を観て難しい本を読んで、その素晴らしさを理解して、自分もその世界の一員だと思いたいと考えてましたね。

 

 

『七人の侍』ですが、ものすごく有名なので、細かいことは書かないでおきます。

 

書きたいことは、始まった瞬間から終わりまで、ずっと絶え間なく、全部が面白いってことです。

 

最初からホントに面白いビックリマークと思いました。

ここまで面白いとは思いませんでしたね~。

ホントに面白いです。

「面白い」って言葉ではちょっと語れてないように思うんですが、なんと言えばいいのか・・・ホントに面白いんです。

 

なんで、こんなに面白いのかと思いましたね。

70年近くも前の映画で・・・207分もあるんですよ。

でもぜんぜん退屈しないどころか、延々、興奮が持続しまくる・・・。

これはやっぱり凄い映画なんですよねはてなマーク

 

ちょっとセリフが難しいと思ったので私は字幕を出して観さしてもらいました。

私は難しい言葉を知りませんからね。

せめて漢字の雰囲気で何を言ってるか知らないと。

 

でも、難しい映画ではないですよね。

だからやっぱり面白い映画なんですよ。

 

あと、これは後世の映画に影響を与えまくりでしょう。

それこそ、日本のみならず海外の様々な映画にも・・・。

 

困っている人たちを助けるために人を集めて対応するって映画全部に影響を与えてるでしょ。

観てて何度も、あ、なんか観たこともあるひらめき電球と思いましたもん。

 

まあ、具体的には『バグズ・ライフ』(1998年)ですよ。

村の人たちが侍を探しに行く時の音楽を聴いてて、あひらめき電球と思いました。

あれはもうリメイクと言っていいやろね。

 

あと『アルマゲドン』(1998年)とかね。

 

 

俳優さんについては、ほとんど知らないんですよね。

三船敏郎さんだけ。

 

でも、初めて観て、志村喬さん、この方のかっこよさに痺れましたね。

バリバリのおじさんなんですが、50過ぎって設定ですがもっと老けて見える。

でもかっこいいんですよね~。

 

特に、自分の家がやられちゃうあせると焦った村の人が段取りを乱しそうになった時のガラッと変わる厳しさですよね。

あの場面もあとの映画でパクられてるでしょ。

 

でも、かっこいいだけじゃないんですよね。

久蔵ってエラ強な侍に若者が憧れるんですけどね、強いからといって無敵でもないんですよね。

そういったあたりに暴力や軍事力を信じきってないリアリズムがありますよね。

第二次世界大戦から10年しか経っていない頃の映画なのに、なんでこんなにそれについて深いんでしょうか。

いや、戦後10年だからこそなんでしょうか。

今の映画の方がぜんぜん甘いんじゃないですか。

平和も薄っぺらいし、戦さについてもリアリズムがないし・・・と言ったら言い過ぎだろうか。

でも『七人の侍』は私がここ数年観てきた映画の中でも際立って戦争の哲学がありますよね。

規模は小さいけど、やっぱり戦争なんですよね・・・。

 

それについては民間人のジレンマもありましたよね。

ですので、非常事態には民間人も竹槍を持って人殺しを行わにゃならんってことなんだけど、その怖さがあるんですよ。

 

これは考えると苦しいですよね。

だから人殺しの備えに取り付かれるのが正しいのかってこともあるし。

 

三船敏郎さん演じる菊千代が泣けるんですよね。

菊千代は戦さの犠牲者ですからね。

彼がそれを思わず口ばしる場面、泣きました。

なぜ彼が子どもたちが笑うと嬉しいのか、そのことも考えますとね。

 

宿で博打をやってる人のセリフも良かったな~。

その言葉で勘兵衛は村を助ける決心をするんですよね・・・。

 

 

余談ですが、最後の勘兵衛のセリフ、「今度もまた~わしたちではない」・・・韓国のオムニバス映画、『カメリア』(2010年)の第2話「カモメ」の中でソル・ギョングが暗誦しますね。

ソル・ギョング演じる撮影監督がファンだってことで。

 

そうして海外の映画で日本語のセリフが出てくるのが嬉しいんですけど、でもきっと行定 勲監督が脚本に書かれたんでしょうね

 

私は先に『カメリア』を観てたので、『七人の侍』のラストで、あービックリマークあのセリフやー!!と思いましたよ。

 

結論ですが、『七人の侍』はやはり映画史における偉大な名作。

そんな当たり前のことを確認したくなるほど興奮でした。

 

是非、観てください、と言ったって映画ファンなら絶対に観てるでしょうから私が遅いだけですよね(;´∀`)

 

でも、まだなら是非ビックリマーク

 

noriさん、オススメいただき、ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

でわ、今日もおおきに、ありがとうさんでした・・・キスマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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