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いつも多謝です
11月10日、この作品を観ました・・・
コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝
ブロともさんのnoriさんからサミー・ハンの出演作として教えてもらった作品です。
これは観ておかないとと思いました。
監督されたベニー・チャン監督は残念ながら去年の8月にご逝去されました。
これまでに観たベニー・チャン監督の作品はどれも好きです。
監督の安らかな眠りをお祈り致します。
『危城』って題は「デンジャラス・シティ」とか「危険な街」で、逆に『コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝』の方がわかりにくいなあ。
特に「武勇伝」はなんか合ってないと思うんですけど。
1914年、中国は混乱していた
北洋軍閥で最も残虐な将軍 曹瑛(チョウ・イン)が
武力を見せつけるため各地で虐殺を繰り返していた
で、冒頭、別の小学校へ移動していく先生に引率された子どもたちから始まるんですけど、何の説明もなく明らかに柴犬が一匹、この子どもたちと行動を共にしてるんですよ。
ちゃんとさりげなく演技してるんですよね~。
で、、向こうの質問箱でも「電影危城裡狗狗是什麼狗,什麼品種?」と質問が出てて、映画のあのワンコはどのような犬種ですか?ってことなんですけど、そのアンサーが「柴犬はもともと大きな獲物を狩るのに使われていましたが、今では小さな動物を狩るのに使われています」・・・って、え~∑(゜∀゜)
そうなんですか~
私ゃてっきり柴犬の仕事はYouTuberだと思ってました~。
とにかくこの海を渡った柴ちゃん、別に活躍はしません。
でも、子どもたちが出てくるとそれとなく後頭部とか尻尾が映ってますので嬉しいですよ~。
そんなんで是非、お子様にも楽しいチャイニーズ・アクションを、と思ってしまいそうなんですけど、映画自体はかなりキツイ作品
当時、中国は内戦状態にあったようなんですけど、だからこそ町、村には自警団が必要だったってことなんだと思います。
団長のヨン・ハックナン率いる自警団に守られ、貧しいながらも平和だった普城。
そこへ不気味に現れた男、それは子どもたちの家族を容赦なく殺したチョウ・シウロン(ルイス・クー)だった。
彼は信じられないことに遊び半分で3人を殺害。
あまりの狂いぶりに動機などが見えにくいんですが、自分たちがどれほど恐ろしく、また力があるかを見せつけるのが狙いだろうか。
だから自信たっぷりに逮捕されるんですけど、ヨン団長は会議でチョウ・シウロンを次の日の朝に死刑にすることを決めます。
ところがチョウ・シウロンの側近で軍閥の将校チョン・イック(ウー・ジン)が現れチョウ・シウロンを釈放しなければ普城の人々を皆殺しにすると宣言。
人々は怯えるが、ヨン団長は断固として拒否するんですね。
普城の運命は・・・って話しです。
チョウ・シウロンの殺人が本当にショッキングで、さすがに私も呆然としました。
だからお子さまが観るともっとだと思うんですよね・・・。
「アクション映画では子どもは殺されない」って不文律が破られてるので・・・。
そこはかなり賛否両論ですよね。
私は、チョウ・シウロンの残忍さを観客に見せつけること、また戦争の恐ろしさを表現する上で、確かにこの場面は間違っていないと思いますし、観客を驚かせてくる意外性ってことでも長所だと思うんですけど、映画の残酷描写に慣れてない人に是非どうぞとオススメするのもためらわれるんですよね。
ですのでこうして物語の発端を詳しく書かせていただきました。
「R15+」ですので15歳未満の人は基本、視聴禁止なのかな。
ご家族で観られる場合はくれぐれもご注意ください。
物語ですが、私の師匠である明石家いわしさんが詳しくレビューされてますので、是非、そちらを読んでください
私もいわしさんのレビューを読んで、よくわかりましたよ~。
いわしさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
私が観ようと決めたのは「敬愛する黒澤明の『七人の侍』『用心棒』にセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウェスタンを足し、香港伝統の武侠映画で掛けた、アクション映画史に残る熱血と興奮の大傑作が誕生した!」ってDVDの説明に書いてあったからです。
『七人の侍』が引き合いに出されてたのは大きかったですね。
結果としてそんなに似ているとは思わなかったですけど、逆に比較してどっちがいいとかも考えなかったです。
セルジオ・レオーネ監督の映画はほとんど観てませんし、観た映画も記憶に残ってないので・・・申し訳ないです(>_<)
とにかく「極悪な犯罪者を捕まえて牢屋に入れてたら、仲間が奪い返しに襲って来る」ってジャンルがあると思うんですね。
起源は西部劇なのでしょうか・・・。
この映画はそれの中国アクション版だよ。
ラウ・チンワンさんとエディ・ポンさんのダブル主演だと思うんですけど、私はラウ・チンワンさんの方が主役度がちょっとだけ、高いように思いました。
ラウ・チンワンさんは私、ラウ・チンワンさんだと知らず観ていた『つきせぬ想い』(1993年)はとても感動した覚えがあります。
もう一回、観たいですわ~。
ヤン団長は正義に生きる男ですね。
ですのでその信念は尊敬するんですけど、町の人たちがついていけなくなるのもわかります(それに関しては結果としてヤン団長が正しかったんですけど)。
そして武器を手にして戦う姿もかっこよかったですよ。
ラウ・チンワンさんの映画もこれまで観てなかったので、また観ていきたいですね。
エディ・ポンさんもほとんど出演作を観てないんですけど、「どこでも眠れる」ってキャラの流れ者のマー・フン役、かっこよかったです。
日本で言うところの浪人ですね。
最初えらいヒゲなので、うわ~、とか思いますけど大丈夫です。
やさぐれたと言いますか、ニヒリスティックと言いますか、それも正しく生きようとしたのに、ないがしろにされたのですねてしまってるんでしょう。
でも圧倒的に強いので鍛錬は怠ってない感じ。
この強いのに投げやりって人がホントにかっこいいんですね。
まあ、そこまでになれる人も少ないでしょうけど・・・。
ヤン団長の奥様を演じられたのはユアン・チュアンさんですね。
奥様も強くてアクションをしはるんですけどね。
かっこいいっすよ~。
先月から日本でも公開中の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』(2016年)にも出てはりますね
映画 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』 公式サイト
ヨン団長とは30年来の付き合いで対等に話す関係の廖甲长を演じたのはリウ・カイチーさんですが・・・今年の3月、ご病気で亡くなられました。
アーロン・クォックの『極限探偵』3部作(2007~2013年)の刑事さん役とかホントに好きだったんですけどねー・・・。
クリスチャンだったそうですが、お子様を亡くされたり、お辛い経験もなさったようです。
せめて先に亡くなられた末っ子の三男くんと今ごろ再会しておられると思いつつ・・・。
自警団のメンバーの一人を演じるのがサミー・ハン(洪天照)。
セリフはほとんどなかったと思いますけどアクションで語る、体で語るって感じで、この前の『燃えよ、マッハ拳!』(2011年)よりも良かったですよ。
お父さんに鍛えられたのかなあ。
背も高いんですね。
団員の他のメンバーもアクションで活躍ですが、中でも小柄な女性が一人おられて、かっこよかったですね。
ルイス・クーはなんでこうまで悪役を演じるのかと思いますけど、またその悪役である時が際立つんですよね~。
でも、本当に共感を許さないキャラで、まあ、軍のエライさんであるお父さんに甘やかされてきたんでしょうけどね~、お父さんは鬼畜な息子を育てはったと思いますよ。
まあ、それが戦争ってもんですけどね、彼が普城でやったことなんか、結果として無意味ですよね。
現実に歴史上、異常な人物が虐殺を行ったケースもあるんでしょうね。
それが戦争ってもんですけど。
ウー・ジン(吳京)はそんなチョウ・シウロンに忠誠を誓い、仕えている軍人さん、チョン・イック(張亦)の役で、悪役なんですけど、出てきた瞬間からかっこいいんですよね~。
ウー・ジンさん、好きなんですよ。
本物お~ッって感じですよね。
今回は特にいい役でしたよ。
横でルイス・クーがエラそうにしてても無表情にしてて・・・それがエラ強の達人っぽいんですよね。
問題は広東語が苦手なのか、別の方が声を吹き替えてることですね。
これがなんか不自然で・・・もったいない。
でも、声が合ってないこと以外はかっこいいので問題なしです。
石头城小学校の先生を演じるのはジャン・シューイン(江疏影)・・・初めて出演作を観た女優さんでしたね。
先生はエディ・ポンさん演じるマー・フンに、子どもたちを目的地まで守って送り届けてほしいと頼みますが、マー・フンはアホなのか先生から告白されてると勘違い。
ま、アホなわけないんですけどね、この物語が泣かせるんですよね。
強いて言えば、もっと泣かせてほしかった
なのに子どもたちもあっさりと目的地についたり、ちょっともったいなかったな~。
物語も没頭しましたし、アクションも凄かったです。
私の感想ですが、でも、最後の決戦がちょっともの足りなかったのです。
話しが分散したとゆうか・・・エディ・ポンが主役なのに自分の物語の方に終始してたのが残念に思いました。
まあ、これは私の感想です。
でも、全体として文句なしです。
いいアクション映画でしたね。
観てホントに良かった~(≧∇≦)
まだ観てない人は観てくださいね。
でわ、今夜も最後まで読んでくださり、唔該です~
またです、拜拜~(^.^/)))
コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝
原題:危城
英語題:Call of Heroes
韓国語題:위성: 영웅들의 귀환
2016年製作/120分/R15+/中国・香港合作
日本公開日:2017年6月10日
配給:ツイン
スタッフ・キャスト
監督
ベニー・チャン
製作
ベニー・チャン アルビン・ラム
製作総指揮
ダニエル・ラム
脚本
ベニー・チャン ドン・ウォン タム・ワイチン ティム・トン チェン・イーチン
撮影
バーキー・チャン
美術
ベン・ラウ
編集
ヤウ・チーワイ
音楽
ウォン・キンワイ
アクション監督
サモ・ハン
エディ・ポン - マー・フン
ラウ・チンワン - ヨン・ハックナン
ルイス・クー - チョウ・シウロン
ウー・ジン - チョン・イック
ユアン・チュアン - ジョン・スースー
ジャン・シューイン - パク・レン
リウ・カイチー - リウ
シン・ユー - ワン
サミー・ハン - チャン・ウー
フィリップ・キョン - ティッガウ
(映画.com)
■キャスト
エディ・ポン(森久保祥太郎)
ラウ・チンワン(相沢まさき)
ルイス・クー(小山力也)
ウー・ジン(野島裕史)
リウ・カイチー(牛山茂)
Cast
Sean Lau as Yeung Hak-nan (楊克難)
Louis Koo as Cho Siu-lun (曹少璘)
Eddie Peng as Ma Fung (馬鋒)
Yuan Quan as Chow So-so (周素素)
Jiang Shuying as Pak Ling (白玲)
Wu Jing as Cheung Yik (張亦)
Liu Kai-chi as Tither Liu (廖甲長)
Berg Ng as Shum Ting (沈淀)
Sammy Hung as Cheung Mo (張武)
Philip Keung as Lee Tit-ngau (李鐵牛)
Xing Yu as Wong Wai-fu (王威虎)
Sammo Hung as General on horse (uncredited cameo)