12月3日から公開スタートです
12月10日から公開スタートです
『ニューイヤー・ブルース』は
クリスマスから年明けまでの7日間
幸せになりたい4組のカップルに訪れたハッピー・ターニングポイント
この冬、最もときめく1週間が始まる!
って感じの映画なようで、なんと今の季節にぴったりの映画か
幸せなクリスマス&年明けを過ごすためにも観た方がいい映画に思えて仕方ないので、是非
いつも読んでくださり、ありがとうです
12月もよろしくお願いしま~す
11月24日ですが、この作品を観ました・・・
大脱走
解説 史実を基にしたポール・ブリックヒルの同名小説を、スティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンらオールスターキャストで映画化した戦争ドラマ。第2次大戦末期、ドイツにある絶対に脱走不可能といわれた捕虜収容所で、連合軍兵士250人の大量脱走計画が持ち上がる。連合軍兵士とナチス軍のせめぎ合いや集団脱走の顛末が壮大なスケールで描かれる。監督は「荒野の七人」の巨匠ジョン・スタージェス。共演にリチャード・アッテンボロー、ジェームズ・ガーナー。 (映画のことなら映画.com)
『仁義なき戦い』(1973年)とその関連作品(1973年~2003年)を観ている影響も強いんですが、過去の偉大な名作映画を少しずつでも観ていきたい気持ちが強くなってるんですね、私。
まだ観てない名作映画を考えるとすぐに思い浮かんだのが、『大脱走』です。
クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)の中で登場人物のリック・ダルトンが、『大脱走』に出演している自分を想像する場面があったんですよね。
けど、私は『大脱走』を知らなかったんですよ。
まあ、そこはリック・ダルトンが大ヒット作に出なかったことを悔やみつつ、自分ならこう演じるのに、みたいに思いめぐらしてるんだと考えましたけどね。
あと、まだ観ていない名作映画で観たいのはブロともさんのお好きな『リオ・ブラボー』(1959年)で、この作品も近いうちに観ることを実現したいですね。
『大脱走』ですが、実は私はずっと前から幾つかの要素を知ってたんです。
従姉たちが小学生の頃、(おそらくビデオでしょうけど)従姉たちの両親と観て、ほどなくして私にどんな映画か軽く話してくれたんですね。
子どものことですのでネタバレ禁止の概念がなく・・・けっこう深く話してくれまして、だから私は最後の方の印象的な場面を記憶することになりました。
それは子どもの私には衝撃的に感じられたのでしょう、これまで何度か思い出してきてて、実際の映画を想像していました。
今回、実際に観て、想像していた映画と比較することになったんですけど、予想とはそうまで違わなかったとも言えますし、やっぱり想像は想像だったとも言えますね・・・。
人から聞いたり、本で読んだりするのと、実際に観るのとではやっぱり違うんですよね。
また「エリミネーション」、「生き残り」の結果を数字として知ってたわけですが、その数字を知っていたとしても、面白さを損なうものではありませんでした(もちろん知ってなかった方がいいように思うけど)。
それと、アメーバの映画ブロガーさんのレビューも少し読ませていただいてましたが、そこは観るまで、できるだけ知らないように頑張って・・・観終えたのでこれからあらためて読まさせていただきます、よろしく
また、エルマー・バーンスタインによる映画音楽、「大脱走マーチ」は非常に有名で、私の場合、まず祖父がカセットテープで聴いていたことをよく覚えています。
原体験ってヤツですね。
その他、どこかで聴いたこともあるでしょう。
あまりにも有名な映画なので詳しくは書きませんが、スタラグ・ルフト北捕虜収容所に入れられている軍人の人たちが脱走を計画し、それを実行に移したあとの顛末までを描いた脱走映画の傑作ですね。
まあ、YouTubeにある子犬や子猫の脱走動画とはモノが違うわけです。
だからもしもまだ観てなかったら観るのが一番ですね。
難解度ですが、ぜんぜん難しくないですね。
ただ、登場人物がかなり多いので、一人ひとりのキャラを把握するのがけっこう大変かもしれません。
それは何度も観ることで乗り越えられるでしょう。
結論として172分の長い映画ですが、ぜんぜん退屈なんしかしませんね。
やっぱりさすがは名作と讃えられてるだけのことはありますが、1963年と古い映画でも確実に色褪せてないのが実感できるのです。
そこが黒澤明監督の映画同様、凄いところですね。
むしろ1963年の映画であることの凄さがありましたよね。
うかうかしてたら現代の映画も勝てないんとちゃいますか。
そういったあたり、現代の映画作家・映画関係者の方々も無条件降伏で賞賛ばかりしてたらアカンと思いますけどね。
やっぱり「大脱走に勝ったる」って気持ちがないとアカンのちゃいますか。
とにかく最後まで面白く、ついに脱走決行の時からは超~ハラハラドキドキ|ョ゚Д゚;))))
このハラハラドキドキを出すのが名作ですね。
なんか、久しく忘れていたハラハラドキドキがありました。
上手く行ってくれ~、上手く行ってくれ~、命の綱を握れ~、みたいな。
私が面白かったことを書くと、まず捕まえてるドイツ軍がそんなに悪いように見えないことですね。
アメリカ映画ですからね、戦時中のドイツ軍を悪く描き倒すもんですが、この映画はそこまでではないですよね。
他の映画だったらもっと極悪に描くこともありますよね。
そして捕虜収容所が収容所としてけっこう「ゆるい」ですよね。
そこまで非人道的ではなく、ある程度自由ですし、そこまでずっと見張られてるわけじゃないし、いきなり殺してきたり、人体実験にされたりもしないので。
ですのでこれを指摘したら身も蓋もないけど、死なない確率としては、連合国が勝つにせよ、ドイツが勝つにせよ、終戦まで収容所でおとなしくしていたら高まるような気もするんですね。
それでも正しい軍人さんは脱走して再度、戦闘に参加すべきだっちゅうメッセージもあるのかもしれないけど。
このへん、日本も戦陣訓っちゅうて、「生きて虜囚の辱めを受けず」が美徳とされてたそうですし、世界中の軍人の心得えとして通じてるのかもしれないけど、『大脱走』などアメリカ映画においては、よりリアリズムですよね。
結果として「捕まるくらいなら死ぬ」は一種の狂信だと私は思いますので、やはり生きて、どう生きるのが一番いいのかを考える方が現実的だと思います。
『大脱走』は観ていると、この計画自体はやっぱり怖いですよ。
死ぬ確率が高まりますのでね。
映画では小柄なアイヴス(アンガス・レニー)が一時もいられなくなって脱走にとらわれていきますが、その「収容所にはいられない」心境が、死の恐怖すらも超えていることを理解することは、私には難しいことでした。
私なら酷い境遇であってももっと長い時間、収容所の中で我慢したかなあ
しかし、実際のところはわかりません。
映画よりももっと酷い状態なのかもしれないのですから。
『大脱走』同様、スティーブ・マックイーン主演だった『パピヨン』(1973年)も脱走の映画ですが、あの映画にも自由になることの意義がありましたよね。
そう考えると人は囚われの境遇にある時、脱走するもんなんだと思います。
これは現実の社会でもありうることでしょうね。
キャストについては、お名前は知っててもお顔が浮かばなかったり、意外と知らない方々の方が多かったんですけど、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ドナルド・プレザンス、ジェームズ・コバーンの4人でしょうか、お顔を見てスッと名前が出てくるのは。
私はやっぱり詳しくないですね、古いアメリカ映画の俳優さんたち。
かっこいいのはスティーブ・マックィーンですけど、物語的にグッときたのはジェームズ・ガーナーとドナルド・プレザンスですね。
いいんですね~、このお二人の関係が・・・泣きました。
そして、観終えて気づいたんですけど、監督さんが、『荒野の七人』(1960年)のジョン・スタージェス監督だったんですね
『荒野の七人』を私、8月に観たばかりでしたが・・・確かに同じようにスティーブ・マックィーンが主演だし、そうだったんですね~、はいはい。
どちらが面白かったかといえば、私は『大脱走』です。
クリント・イーストウッドの『シノーラ』(1972年)は、観たのかなあ~
観たのか、観てないのか、ちょっとわかりません。
観てるように思うんですけど・・・。
批判的な事柄としては、自身の体験に基づいたポール・ブリックヒル氏の原作をベースとしていながら映画的な改変がダイナミックなことでしょうか。
アメリカ映画なので仕方がないけどアメリカの軍人たちの活躍も、ガッツリ創作だそうですね。
それで事実がかすんで映画の方の印象ばかりになるのは良くないとは思うんですけど、映画は映画で素晴らしいので、観たあとで歴史的な事実について調べた方が良心的なんでしょうね。
私はまだまだ知らないことが多いんですけど、またこれから・・・
それと、日本版のブルーレイ、DVDが廃盤のようですね。
Amazonさんでも新品は品切れになってました。
こんな有名な映画の映像ソフトが売ってないことが意外でしたけど、版権とかそういったことがあるんでしょうかね。
しかし、また今後、新しいバージョンで発売されるでしょう。
買いたい方は今のところ、じっくり考えつつ我慢しておいて、また最新のソフトが出た時に買われるのがいいんじゃないですか。
そういったわけで『大脱走』、観て良かったです
またこういった古い名作映画も観て感想を書かせてもらいますね。
今日もおおきに、ありがとうさんでした☆⌒(*^-゜)v
大脱走
原題:The Great Escape
韓国語題:대탈주
中国語題:大逃亡
1963年製作/165分/G/アメリカ
日本公開日 1963年8月3日
スタッフ・キャスト
監督
ジョン・スタージェス
製作
ジョン・スタージェス
原作
ポール・ブリックヒル
脚本
ジェームズ・クラベル W・R・バーネット
撮影
ダニエル・L・ファップ
編集
フェリス・ウェブスター
美術
フェルナンド・カレア
音楽
エルマー・バーンスタイン
スティーブ・マックィーン - ヒルツ
ジェームズ・ガーナー - ヘンドリー
リチャード・アッテンボロー - バートレット
ジェームズ・ドナルド
チャールズ・ブロンソン - ダニー
ドナルド・プレザンス
ジェームズ・コバーン - セジウイック
ハンネス・メッセマー
デビッド・マッカラム
ゴードン・ジャクソン
ジョン・レイトン
アンガス・レニー
ナイジェル・ストック
ロバート・グラフ
ジャド・テイラー
ハンス・ライザー
ハリー・リーバウアー
ウィリアム・ラッセル
ロベルト・フライターク
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