12月24日から公開スタートです
韓流バイオレンス好きさんは劇場へカジャ~だ(≧∇≦)
アンニョン(^-^)ノ
いつもありがとうです
この作品を観てきました・・・
「12月31日。
僕は今、雨を待っている。
降る可能性がかなり低い雨を。」
「いくつかルールを守ってほしい。
質問しない、会いたいと言わない、
そして会いに来ない。」──
雨とあなたの物語
この映画、めちゃくちゃ良かったです。
この12月に私が観た映画の中では間違いなく一番です。
それで、うちの記事では、ネタバレは厳禁はもちろん、その前提での感想を書かしてもらいますけど、少しだけどんな映画か書かせてもらいますね。
内容を詳しく知りたくない方はご注意ください。
私には少し複雑な構成の映画だと思いました。
主人公たちの過去と未来を行ったり来たりするからですね。
そこは俳優さんたちの演技や、描かれる状況の変化などから、時間の前後は把握できると思いますけど、途中、私は一回では理解できてなかったところもありました。
だから私もまた観たいところなんですけど、これから観られる方はそのあたり、顧慮してください。
もっと書けばある理由からスタンダードな恋愛映画ではないんですよ。
しかしそういった映画もこれまでにないわけではなかったでしょ。
ですので私はこの作品は青春映画とお伝えするのが妥当かなあ、と思ってます。
そして本当に些細な変化も作用し、人が出会う奇蹟の映画でもある。
少し、お断りさせていただきますね。
私のブロともさんにもALS(筋萎縮性側索硬化症)でご家族を亡くされた方がおられて、映画でも見れないとおっしゃってます。
『雨とあなたの物語』も病いが物語の中で重要な要素になってますね。
そのことは映画の概要でも詳しく記されてないので、もしかしたら知らずに観られて、辛い思いをされる方もおられるかもしれません。
だから、ALS、もしくはそれに類するような難病の描写が映画の中にあることを書いておきます。
しかしそれも、登場人物が様々な経験ののちに自分の人生、未来を考えていく映画なので、物語上、必要だったのだと思います。
私は何も知らずに観たんですけど、公式サイトさんのストーリーを読んでおかれた方がいいかもしれない。
STORY
まだスマートフォンもSNSもなかった2003年韓国。夢も目標もなく、ソウルの予備校に通う浪人生ヨンホ(カン・ハヌル)は、長い間大切にしてきた記憶の中の友人を思い出し、あてもなく手紙を出す。一方、釜山では、自分の夢を見つけられないまま母親と一緒に古書店を営むソヒ(チョン・ウヒ)が、ヨンホから姉のソヨンに届いた手紙を受け取る。ソヒは病気の姉に代わってある“約束”を条件に、手紙を交わしていく。
「いくつかルールを守ってほしい。“質問しない”、“会いたいと言わない”、そして“会いに来ない”。」
偶然始まった手紙のやり取りが、モノクロだった2人の日常を鮮やかに彩り始め、やがてヨンホは「もしも12月31日に雨が降ったら会おう」と提案をするが…。
(公式サイトさんから)
パク・ヨンホを演じるのはもちろんカン・ハヌルくん。
ヨンホくんは暗い浪人生活を送ってるんですけど、彼のお兄さんのヨンファンは凄く勉強ができる人だったこともあり、兄弟仲は良くない。
兄弟のお父さんは革職人で、仕事場にこもってれば幸せな人。
そんな中、ヨンホくんは同じ浪人の女の子に「付き合わされる」ことになっていくんですね。
その子、スジンをカン・ソラが演じてます。
二人とも二十歳ぐらいの役作りですが、違和感はないですね。
このスジンが何ともヌーヴェルヴァーグな少女で会話が独特。
笑いのセンスもひねくれてますけど、そうゆうキャラなんですわ。
で、強引にヨンホを彼氏扱い。
ヨンホくんも引っ張られて ―― 。
でも、ヨンホくん、あるきっかけで小学校時代の記憶を思い出す。
カン・ハヌルくんですが、来年旧正月公開予定の『パイレーツ2(海賊:鬼旗)』のビジュアル・ポスターも解禁されましたけど、自称高麗一の剣士である義賊団のボスのムチ役、楽しみですわ。
今月29日から韓国では『明けましておめでとうございます(A Year-End Medley)』が公開スタートですね。
カン・ソラの出演した映画は、『40minutes』(2009年)、『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)、『パパロッティ』(2012年)、そして『シークレット・ジョブ』(2020年)と観てきましたけでど、『雨とあなたの物語』のカン・ソラは『サニー』に匹敵するほど良かったですよ。
ヨンホとスジンの関係にも泣きましたね。
もうちょっと突っ込んだ描写があっても嬉しかったけど(〃▽〃)
それだど映画に合わなかったかなあ。
ヨンホくんと思いがけず手紙でやり取りすることになる釜山のコン・ソヒを演じるのはチョン・ウヒちゃんですね。
チョン・ウヒですが日本ではついこの6月に『めまい 窓越しの想い』(2019年)が公開されたばかりですよね。
私はまだ観てないので早く観たいところです。
ウヒちゃんですが、今のところ日本未公開の『恥ずかしい彼女(A Little Princess)』(2019年)での助演もありますが、何といってもイム・シワンくんと共演する『スマホを落としただけなのに』(2018年)の韓国版リメイクの主演が楽しみですよね。
ソヒはお母さんと古書店を営みつつ、病院のお姉さんのもとに通っている。
彼女は迷いも感じつつ、ヨンホと手紙でやり取りすることになる。
魅力的なキャラクターとしては、ブックワーム(本の虫)くんですね。
最初、なんでずっとお店にいるの~と思いましたけど、いわゆるニートくんのようで、読書は大好きだけど社会に出るのが怖かったようです。
そういった青年、韓国にもいるんでしょうね。
ずっとお店にいるので母娘と一緒にごはんを食べてるのがまた韓国らしくて楽しい。
演じているカン・ヨンソクくんは映画初出演みたいですけど、きれいな顔してはりますな。
友情出演でキム・ソンギュンさんもいきなり出てくるので注目です。
やっぱり物語に触れるのはここまでにしますね。
この映画も、物語だけ書いても映画の感想にならないんですよ。
ちょっと言葉にできない映画ってゆうか・・・私に書けるのは、今はここまでだと思います。
確かなことは、とてもいい映画だし、私は何度も目頭が熱くなったし、感動的な作品だってことです。
それだけは書いておきたいんですね。
カン・ハヌルくんと比較すると若干、ウヒちゃんの物語にもの足りなさを感じましたけど、また観返したらその感想も変わることでしょう。
青春なんてね~、今はそうして憧れたり羨ましいものではあるんだけど、当事者にしてみりゃそこまででもなかったですよね、でしょ
そこまで満喫して満ち足りてたならそりゃ結構ですけど。
しかし、同時にやはり、青春はある年齢でしか体験しえない時間ですものね。
振り返って、あの時・・・って感じでしょう。
そこがたまらない気分ですよね。
後悔だって数限りなく。
その失われた時さえ愛おしい。
チョ・ジンモ監督(もちろん一番左の方ですが)は、2011年、『怪しい顧客たち(The Suicide Forecast)』を監督されて、2015年にもキム・ハヌル&アーリフ・リー主演の韓中合作作品、『メイキング・ファミリー(Making Family、非常父子檔)』を監督されてますけど、私はその2作を観てないです。
とにかく『雨とあなたの物語』1作だけで監督さんとして信用した。
そんなに強いエゴとかは感じられない作品なんですけど、丁寧にいとおしむように映画を作られた印象で非常に尊敬です。
パンフレットは900円(税込)でした(ちょっと高い)。
・ イントロダクション
・ ストーリー
・ インタビュー チョ・ジンモ監督 カン・ハヌル チョン・ウヒ
・ キャスト・プロフィール カン・ハヌル チョン・ウヒ カン・ソラ
・ スタッフ・プロフィール チョ・ジンモ監督
・ 作品データ
読みどころは何といっても監督さんと主演2人の座談会インタビューでしょうか。
そして、付録的な、映画通りの「ヨンホの手紙」が付いてるのがパンフレットとして面白いですよね。
けど、もうちょっと映画評論家の方のレビュー等があっても嬉しかったかなあ(^_^;)
ところで前回の記事の『ニューイヤー・ブルース』の記事ではパンフレットについて書くのを忘れてましたね(>_<)
あとで書いときますね。
あまりにも内容を知ってほしくないために、やたらおぼろげな内容になってしまいましたけど、だからこそ、この映画は観てほしいんです
ホントにいい映画で、心癒されますので、是非、スクリーンで観てくださいね。
今日もおおきに、ありがとうさんでした
アンニョン(^.^/)))
雨とあなたの物語
原題:비와 당신의 이야기
英語題:Waiting For Rain
中国語題:如果雨之後
2021年製作/117分/G/韓国
配給:ソニー・ピクチャーズ・コリア
日本公開日:公開日 2021年12月17日
配給:シンカ
監督:チョ・ジンモ
脚本:ユ・ソンヒョプ
製作:ファン・グンハ、イ・ジンソン
音楽:キム・ジュンソク
キャスト
カン・ハヌル - ヨンホ
チョン・ウヒ - ソヒ
カン・ソラ - スジン
イ・ソル - ソヨン
カン・ヨンソク - ブックワーム(本の虫)
イム・ジュファン(特別出演) - ヨンホの兄
イ・ヤンヒ - ヨンホの父
イ・ハンナ - ソヒの母親
リュ・ヘリン - 助敎
ウ・ジョンウォン - 先生
コ・ウリム - 子ども時代のヨンホ
チェ・ミョンビン - 子ども時代のソヒ
ウォン・ジウ - 子ども時代のソヨン
チョン・ジュニョン - 教室の生徒
イ・ソヨン - 図書館の女の子
パク・セヒョン - 高校生1
ソン・ヌリ - 小学生
キム・ソンギュン(友情出演) - 予備校講師
ノート: 撮影は2020年3月23日から始まり、2020年7月4日に終了しました。