1月2日から、すでに上映がスタートしてます
イ・ジェフンくんとチョ・ウジンさん主演、伝説のお宝を盗み出すため集まったスペシャリストたちの奮闘を痛快に描いたクライムエンタテインメント、です。
1月7日から公開です
北海道・小樽の美しい冬景色を背景に、2人の女性が心の奥に封じてきた恋の記憶をミステリアスに紡いだラブストーリー、です。
アンニョン(^-^)ノ
今年もよろしくお願いしますね~
とうとうこの作品を観てきましたよ~
『新しき世界』のファン・ジョンミンとイ・ジョンジェ主演。
『チェイサー』『哀しき獣』脚本家が二人の男の死闘をすさまじい暴力とスタイリッシュなアクションで描き出した、韓国ノワールの新たなる傑作。
ただ悪より救いたまえ
超・楽しみにしていた『ただアク』ですが、これはもういきなり2022年、ベスト10入り確実でしたよ~\(^o^)/
京都みなみ会館さんの1階「スクリーン1」(126席)での鑑賞でしたが、前に人が座ってなかったこともあって非常に観やすく、スクリーン、音響とも満足でした。
やっぱみなみ会館さんはいい映画館
お茶の間では絶対に味わえないジョンミンさん&ジョンジェさんの超アップだけでも値打ちある~
学者かお医者さんみたいな風貌のホン・ウォンチャン監督ですが、監督、脚本家としてやたら怖い映画を生み出す人。
『ただアク』に至って、優れたアクションを作る人だと判明
まさしく「観たいものを観せてくれる映画作家」として全幅の信頼を寄せたい映画監督
監督 ホン・ウォンチャン Hong Won Chan
1979年生まれ。『チェイサー』(08)『哀しき獣』(10)『殺人の告白』 (12)などの脚本に携わり、観客を魅了してきたホン・ウォンチャン。監督デビュー作『オフィス 檻の中の群狼』(15)がいきなりカンヌ国際映画祭に招待され、世界にその才能を知らしめた。本作では監督・脚本を務め、“この映画は闇の世界に存在する人物、罪の意識を持つ人物が他人を救うことで自分も救われていく物語”であり、”主の祈りに着眼した“と話している。また『哀しき獣』『チェイサー』『殺人の告白』など多数のノワール映画に携わった経験を活かし、撮影中もスタッフ及び俳優たちと絶えず意見交換をしながらより質の高い作品を目指した。
FILMOGRAPHY
▪演出
『オフィス 檻の中の群狼』(15)
2015 カンヌ国際映画祭 ミッドナイトスクリーニング部門招待
▪脚本
『殺人の告白』(12),『哀しき獣』(10),『作戦 The Scam』(09),『チェイサー』(08) ほか多数
▪AWARDS
2015 釜山映画評論家協会賞 新人監督賞
2008 春史映画賞 脚本賞
うっすらですが、内容に触れておりますのでご注意を。
主演はもちろんファン・ジョンミンさん。
ジョンミンさん演じる凄腕の暗殺者インナムは引退前の最後の仕事として、日本のヤクザをコロス
いきなり最初からゾクゾクさせてくれますわ~(≧∇≦)
インナムは日本での暮らしが長かったので日本語も得意(英語も得意)。
ってゆうか日本でそんなに殺しまくってたのか(^_^;)
インナムは元兵士であり、国の仕事で人を暗殺する秘密部署の特殊要員だった男。
しかしその組織が廃止になったことで逆に消される危険な境遇に陥り、被害が及ばぬよう恋人に別れを告げて日本へ脱出。
以後・・・だからそんなに殺しまくってたのかって(^_^;)
秘密部署時代のインナムの上司キム・チュンソンを演じるのはソン・ヨンチャンさんで、キム・チュンソンはインナムの知らないあることを知っている。
キム・インナムに仕事を依頼してきた殺人請負業ブローカーのシマダ。
「最後の仕事」が終わったのにもう一件やらないかとかふざけたら、「その最後をお前にしたろか」とインナムに言い返される(;´∀`)
シマダを演じるパク・ミョンフンさん、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)では誰この人状態だったリスペクトの人。
インナムがかつて愛した女性、ソ・ヨンジュ。
ソ・ヨンジュは現在、幼い娘のユミン(パク・ソイ)とタイで裕福に暮らしており、ゴルフ場への投資を検討していたが、その最中、ユミンが行方不明になる。
短い出番ですがソ・ヨンジュを演じたのはチェ・ヒソ。
そしてインナムを執拗に追ってくるレイ。
演じるのは『イカゲーム』(2021年)で地球ブレイクしたイ・ジョンジェさん。
レイはね・・・この人はケダモンです(゚ロ゚;)
何をして暮らしてたんかと思いますけど、とにかく人を狩る時の感覚が大好きなんでしょ。
もう、それの中毒ですな。
殺される方にとってはなんで殺されてるかわからないと思うので、たまったものではないわけですね。
ほぼ、健全なるスポーツ感覚で人を殺しますので、こっちの感覚もおかしくなってきて、もっとやれ~( ゚∀゚)
っちゅう気分になってしまうのも困りもの
『ノーカントリー』(2007年)でハビエル・バルデムが演じたアントン・シガーに近いキャラでもありますが、最後の方で本音らしきものを口にする場面もあり。
インナムはソ・ヨンジュの娘の身を懸念し、タイへ。
バンコクでインナムのガイド兼通訳として同行するのがユイちゃん。
噂には聞いてましたがパク・ジョンミンくん、最高です~(≧∇≦)
ハッキリ言ってステレオタイプのオカマちゃんキャラなんですけどね~、しかしパク・ジョンミンくんが演じると不思議に新鮮で可愛すぎる~。
この血ィだらけで殺伐とした映画の中、ユイの一挙手一投足が微笑ましくも束の間のリラ~ックス(´∀`*)
そんな話しで、パナマでの余生を計画して最後の仕事を終えた殺し屋だが、殺した相手の身内が最悪なのでした。
まさか自分が追われる身になろうとは予想もしてなかったが、自分一人だったら何とかなる。
でも、昔の恋人の娘が誘拐されたと知り、タイへ向かったことで追撃戦が開始される。
そんな中、人々の巻き添えの喰らい方が凄まじい~
前半はアクション映画としてかなりタメが効いてます。
観ながら、いいタメだな~、とその後の展開を期待してたんですが、ついにレイが動き出すと、あとはノンストップなのでございます
同時にインナムも動いてますので、様々なバリエーションのバイオレンスが展開されまくり
『ただ悪より救いたまえ』は暴力映画の極点です
タイの臓器売買組織、そして腐敗した警察も関わってきますが、これがまた悪い。
だから、はよ死ね~と思うわけですね。
変な話し、かなりスッキリするところもある映画でしたね(≧∇≦)
よっしゃって気分になるところもありました。
でも前半はアクションで観せないし、残酷シーンも上手く次に行くんですよね。
それがホントに巧みだと思いました。
見せないけどゾクッとくるんですけどね。
やっぱりいろんな意味でタメの効いた映画だし、緩急のつけ方も最高ですね。
そして前半の回想シーンとかが後半で一本化されていって、すごくエモーショナルになるんですね。
インナムとユミン、そしてユイの物語が・・・言っていいでしょうか ―― 泣けました、最後。
殺伐とした暴力映画だからこそ、その一点集中の感動が、ホンマ良かったな~。
観てて思い出した映画に、イ・ジョンボム監督の『アジョシ』(2010年)もあります。
臓器売買組織の犯罪があり、また男と少女の物語だからです。
観終えて108分は短く感じられましたね。
でも、これでベストの形でしょうね。
そう思います。
だから観終えてすぐにまた観たくなるんですよね。
また早う観たいですわ~。
『ただアク』を観ててもうね~、ファン・ジョンミンさん、私の好きな男優現在1位ですね~(≧∇≦)
いや、前から大好きでしたけど、この映画を観たらね~。
ホンットにかっこええです。
やっぱりアクションに強烈な説得力を持たせる圧倒的な名優。
胸に迫るアクションで語りましたよね~。
今後は『人質 Hostage: Missing Celebrity』、そして『ソウルの春 Spring of Seoul』ですね。
ジョンミンさんの映画は観逃せませんよ。
ジョンミンさんの最新情報などは、熱烈なファンであるにゃんさんのブログ「にゃん日和」さんがお詳しいので、是非、読者登録して購読されることをオススメ致します
そして・・・イ・ジョンジェさんもね、1位タイですねヾ(*´∀`*)ノ
前述の通り、ケダモンです。
怖いですよ~。
アップが多いけど、かっこいいですよね~。
なんかもう、悪役の美が極まりまくり。
ゾクゾクくる演技でしたわ~。
初期の出演作ではもっと「可愛いイ・ジョンジェさん」も多いので、まだ観てない方は是非。
ジョンジェさんの次の作品は監督デビュー作であるチョン・ウソンさんとの共演作、『ハント Hunt』になりますね。
そして、ユイを演じたパク・ジョンミンくんですよね。
この刺々しく荒ぶるバイオレンス映画にユイちゃんが出てたから傑作になったんでしょう。
ソ・ヨンジュを演じた チェ・ヒソの演技も、ヨンジュがああいった人だからインナムの物語もグッとくるんでしょうね。
『ただアク』ですが、青少年閲覧可にするために公開前、カットされたシーンがあるそうですが、韓国では拡張版(ファイナル・カット)も公開されたとのことで、その6分14秒を追加したバージョン・・・観たいです
パンフレットは800円(税込)でした。
・ コメント (キャスト&スタッフ)
・ イントロダクション
・ ストーリー
・ コラム 『ジョン・ウィック』シリーズを彷彿とさせるリベンジアクション! よしひろまさみち(映画ライター)
・ キャラクター&キャスト
・ スタッフ 監督:ホン・ウォンチャン 撮影監督:ホン・ギョンピョ
・ イ・ジョンジェ インタビュー
・ プロダクション・ノート
・ ホン・ウォンチャン監督 インタビュー
・ コラム 圧倒的に正しい男の生き方 デッドプー太郎(ビーパワーハードボイルド、映画ブルースマン)
・ ロケーション インナム、レイが訪れた日本ロケ地情報
・ 作品データ
ハッキリ言って読むところもお写真も多い、最近でも特別なほど良質なパンフレットですよ。
これは買って読まなあきませんな~。
もっと書きたけど公開中なので控えめに終わっていきますね。
私、この映画、久々に韓国から登場したハードボイルドなバイオレンス映画、韓流ノワールの完璧な大傑作だと思います
そりゃ死体がゴロゴロ転がって血ィだらけになる映画なので、バイオレンス系が苦手な方には無理でしょうけど、映画が好きで、尚且つ、男たちの凄惨なる戦いが好きな方は何を差し置いても絶対に観ないとアカンでしょう。
後半のバンコクへ行ってからがかなり派手なのでスクリーン鑑賞をオススメ致します。
映画館向きですよね、やっぱり。
うちもホンマに公開中、せめてもう1回は観たいなあ~(>_<)
だからもう絶対、映画館で観てくださいね
そんな興奮状態の中、今日も読んでくださり、おおきに~
アンニョン~(^.^/)))
Story
東京でのミッションを最後に、引退するはずだった暗殺者インナム。ところがかつての恋人がバンコクで殺害され、別れた後に生まれたインナムとの娘が行方不明だと知らされる。
インナムはバンコクに飛び、関わった者を次々と拷問にかけて娘の居所を突き止める。そして、インナムに兄を殺された殺し屋レイも、復讐のためにバンコクに降り立ち、死体の山を築きながらインナムに迫っていた。
絶対に出会ってはいけなかった2人の男の暴走は、どちらかの息の根が止まるまで終わらない―
(公式サイトさん)
ただ悪より救いたまえ
다만 악에서 구하소서
ให้มันจบที่นรก
Deliver Us From Evil
从邪恶中拯救我
2020年製作/108分/PG12/韓国
日本公開日:2021年12月24日
配給:ツイン
PD:キム・チョリョン(P.G.K)
監督・脚本:ホン・ウォンチャン [第2作]
助監督:キム・ソンシク
撮影:ホン・ギョンピョ
照明:ペ・イリョク
編集:キム・ヒョンジュ
音楽:モグ(Mowg)
美術:チョ・ファソン(ファソン工作所)、ソ・ソンヒョン
武術:イ・ゴンムン
出演
ファン・ジョンミン → インナム
イ・ジョンジェ → レイ
パク・チョンミン → ユイ
パク・ソイ → ユミン
チェ・ヒソ → ヨンジュ
ソン・ヨンチャン → チュンソン
イ・ソファン → ヨンベ
パク・ミョンフン → 島田
オ・デファン → ハン・ジョンス
シム・ヨンウン → リンリン
キム・ソンゴン → リンリンの夫
チェ・ジョンファ → 不動産業者
イ・テゴム → 大使館職員
チョン・ウヨン → 台所補助
チ・ヒョンジュン → チュンソン 要員1
パク・チェホン → チュンソン 要員2
チェ・サンジェ → 捕縛男
キム・ドヨン → 襲撃男1
チョン・テクホ → 襲撃男2
ムン・ジョンス → 日本 タクシー運転手
キム・ミンシク → 韓国人夫婦 夫
ソン・ユヒョン → 韓国人夫婦 妻
イム・ソンジェ → 通訳官
クォン・ジヌ → 日本 サッカー解説
ファン・インソン → ラジオアンカー
ソ・ジュンイル → ゴルフ解説
チェ・サンジェ → 南米業者 声
豊原功補 → コレエダ・ダイスケ
白竜 → せんせい(先生)
友情出演
チェ・ビョンモ → ソウル刑事
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。