アンニョンです(^-^)ノ
いつも、ありがとうです
キム・ヘス主演の『グッバイ・シングル』(2016年)ですが
私は公開中には観に行けませんでした
午前中1回のみの上映とゆうことで
頑張ったら行けそうですが、なかなか今はその気になれず・・・
お恥ずかしながらパスさせていただこうと思います。
作品的には是非、スクリーンで観ておきたいところでしたが
ほんと、申し訳ないですッ(>_<)
さて、予定よりも数日、遅くなってしまったんだけど
この作品を観てきました
本当の自分は何者か
本当のリアルは何か
あなたはキム・スヒョンに騙される
華麗なカジノを舞台に、
男は自分と瓜二つの他人に翻弄されていく――――――――
全てのジャンルを超越した新感覚ボーダーレスムービー!
REAL リアル
解説: ドラマ「星から来たあなた」や映画「10人の泥棒たち」で活躍する人気若手俳優のキム・スヒョンが、1人2役という難役に挑んだ主演作。高級カジノ「シエスタ」のオーナーで野心家のチャン・テヨンは、富と知恵を持ち、成功者としてきらびやかな生活を送っているが、医師からは解離性障害の疑いがあると診断されていた。そんなある日、ギャンググループのチョ・ウングンが現れ、カジノの利益の半分をよこせと脅してくる。また、仮面をつけた謎の投資家の男も現れ、カジノに投資してチャンを助けてくれるというが、男はチャンとまったく同じ名前と顔を持っていた。カジノに蔓延するドラッグで幻覚と現実の区別が曖昧となり、チャンは次第に仮面の男の存在に疑問を抱くが……。(映画.com)
映画『リアル』(4月14日(土)公開) 予告編
映画本編上映前に、けっこう長く他の映画の予告編を
上映してたんですが、待ってる間、変にドキドキさせられてて
CJエンターテイメントのタイトルロゴ
(それも私には見慣れたものです)が映ると
ああ、とうとう観るんだ、と、なんか感慨深かったです。
映画が始まると、実はかなり予想外のスタートで
あ、こんなシーンから始まるのか・・・って感じでしたね。
結論からゆうと、非常に面白かった。
面白かったと表現すると、またちょっと違う気もするけど
映画が映画だけに
風変わりな、摩訶不思議な気分になったことは確かです。
映画を観ててこんな気分になったことはまずありませんね。
つまりそれは、この『リアル』が、どれほど、いつも観ているような
韓国映画のスタンダードとはかけ離れた作品かってことでしょう。
たしかに、これまでに観たことがない映画だったし
自分の予想や、「映画とはこうあるべき」みたいな観念を
ことごとく、気持ちいいほどの形で裏ぎる映画かってことですか。
ストーリーは・・・
いや~、これは・・・説明できませ~ん
どんなストーリーだってことを説明できるほど
私も物語を把握できなかったんですよ。
それがかなり悔しいんですが、物語の「大筋」をこーだ、って
自分で信じきれるほど、確信が持てなくって
だから、今でも、あれはこうなのか、これはああなのかって
悩んでますし、いろいろなことで結論が出せません。
もちろん、最終的な結末は、私なりにこうなんじゃないか、って
納得しようとはしてますよ。
でも、前半から、これはこうだろうって認知して
ハッキリさせたいんだけど、なかなか、ほんと手強くって(^_^;)
だから、「あなたはキム・スヒョンに騙される」って宣伝文句って
ほんとにその通りだと思いますよ。
そのつもりで観た方がいいとゆうかね
いや、なんか、もう、最初の場面からけっこう
種明かし的な設定で始まってて、あれと驚きました。
そっからもうスタートしちゃうのみたいな。
それが最後の結論とかじゃなく
そうゆう結論の映画なら他にありましたしね。
だからこれは、これ以上ないくらいに厄介な映画ですよ。
で、私たちが生きている現実ではありえないようなことが
実際、目の前で起こってるわけで、それをどこまで信じていいのか
それが非常に信じきれないんですよね。
信じないと物語を追えないんじゃないかと焦りつつ
でも、これはどこまで実在、真実・・・リアルなんだろうと
延々、疑っていなければならない状態が続くんだろうと
それがかなりしんどいんですわ。
まあ、ソウルにあんな巨大なカジノのビルがあって
その中では、大勢の人たちが賭けに明け暮れてて
そのカジノを仕きるのが、まだまだ若い男、チャン・テヨンで・・・
それ自体がもう、非現実の趣なんだけど
でも、それはそれで映画の中ではリアルですので。
(実際、現実に「パラダイス シティ」は存在してますし)
そのカジノを乗っ取ろうってヤクザ(ソン・ドンイル)も出てきて
そうなった時にヤクザの方の物語も進行して
当然、主人公であるチャン・テヨン不在の場面もあり
だからそれはチャン・テヨンの頭の中の妄想じゃないと思うし
このカジノをめぐる闘争については現実なのかと思えるんです。
でも、チャン・テヨンと同姓同名で、酷似した背格好の
でも別の人物が登場して、彼はどうやら
チャン・テヨンと自分を同一化したいようなんだけど
彼の素顔が明らかになっていくのに
カジノを仕きるチャン・テヨンは不思議と、それに驚く様子はなく
それがもう、ありえね~って困ってしまったりするんです。
・・・何書いてるのか自分でもわからなくなりますが
なんか、答えが目の前にあるのに
その答えが間違ってる気がして仕方がない、そんな映画です。
そして、主人公が感情移入しにくい人物なのに
その主人公自身も後半に行くにしたがって混乱していくとゆう
そりゃ、観客の頭はもっと大混乱させられますし。
ただ、これだけは言えますが、そういったあり方は
けっして、つまらないとか、面白くないとは私は思わないです。
とにかく、この「酩酊感覚」、他では味わえません(`・∀・´)
主人公、チャン・テヨンを演じるキム・スヒョンですが
こういった演技は、映画史の中でも珍しいんじゃないでしょうか。
どこがどう、とは私も書けないんですが(ネタバレもあり)
私はそんなにぎょうさん映画を観てないけど、でも
こんな演技は初めてですよ、やっぱり。
悪役といっていいほどのアウトローぶりとゆうか
自分がかかってるお医者さんを脅すほどの傍若無人ぶりで
・・・え~・・・言ってええんかなあ
・・・やっぱり、やめときます(;´∀`)
なんしか、その~、ま~、二人同時に演技してるあの絵ヅラを
見てるとまためまいがしてきまして、かなり衝撃でした。
で・・・え~・・・最後まで観て、なんか腑に落ちたんですよ。
だから演技的には的確で、凄まじく、さすがでしたね。
あと、豪華なベテラン俳優の方々も出演してますが
それは、また二回目を観に行ったあとで書きます。
ってゆうか、キム・スヒョンが主役として出ずっぱりで
あんまりベテランの方々も目立ってないんですよ
やっぱり、ソン・ドンイルかなぁ~
この映画、突発的にいきなり残虐シーンがあるんですけど
ソン・ドンイルのそれ系のシーン
さすがの私もビクッΣ(・・;|||ってなりました。
そして、「炎上姫」ソルリもごっつい存在感で・・・
ま、最初の方ですけどね、脱いでるのは。
でもね、その場面も美しいんですよー。
この映画、お金がかかってる分、すべての場面が美しいです。
だから話は難解でも、飽きたりはしないです。
時々、映画としてエレガントなエロスもありますし(〃▽〃)
そして、この映画には似合わないほどの
激しいアクションシーンが幾度かあります
特に、中国料理店の地下に殴り込みをかける場面は
大迫力で私も興奮しました。
あえてゆうと、そこは『オールド・ボーイ』(2003年)が
頭に浮かびました。
もちろん、映画としてさらに進化してますがね。
個人的には、観る前にはもっと「静」系な映画かと思ってたけど
意外なほど、「動」でした。
それも嬉しい予想外でしたけどね。
ところで、映画がほぼ完成しているのに
監督が交代したようなケースで、映画が成功した例って
あるんでしょうか
私にはもちろん、思いつけませんが・・・
『リアル』のような映画ってやっぱり
一人の映画作家個人が、脚本から演出から編集まで
全部にかかわり、全て自分でコンロトールしないと
上手くいかないように思えるんです。
いや、もちろん、私の推測ですが
『リアル』についての監督の交代劇については
キム・スヒョンの周囲の人たちの間で
何らかのトラブルがあったと勘ぐれますし
もし、当初の監督が最後までかかわって完成させてたら
とは思いましたね。
それも今となっては、絶対にわからないことだけど。
私としてはイ・ジョンソプ監督が完成させた『リアル』も
観てみたかったなぁ、と思います。
たしかに、大きな予算をかけたことで
『リアル』の映像はかなりものになったけど
結果として韓国国内での興行収入が予想外に低かったことで
キム・スヒョンのキャリアに影を落とすことになったのなら
(今となっては思いっきり遅いけど)
キム・スヒョンが広報大使を務める「パラダイス シティ」の
宣伝としての意味合いも兼ねた映画はそれはそれで別に作って
『リアル』はもう少し予算を低くして
最初の監督さんが思い通りに撮れる映画にしておいたら・・・
とか、思ってしまいます、素人なりに。
とにかく、イ・サラン監督は映画監督を名乗ったんだから
また新たに映画を監督してほしいですね。
公開されて、それが私の好きそうな映画だったら、観ますぜ。
パンフレットは、「通常版」と「豪華版」の2種類が売ってました。
「通常版」は800円(税込)、「豪華版」は1200円(税込)。
私は「豪華版」を買いました。
「豪華版」、かなり写真が多めです。
文字とゆうか、読むところとしては
・イントロダクション
・ストーリー
・キム・スヒョン インタビュー
・キャラクター&キャスト
・ディレクター 監督 イ・サラン
・キーワーズ - 解説 -
・プロダクション・ノーツ
といった内容です。
しかし、お詳しいキム・スヒョンのファンの方によると
通常盤には
「アジア エンタメライター青木久美子さんによるコラムを掲載!」
とのことで・・・それ、「豪華版」には載ってないんですよねー。
な、なんだと~\(◎o◎)/
インタビューは豪華版のみらしいんですが・・・
コラム、読みたいな~、もう
売店でちょっと聞いたけど、そこまで詳しく言ってくれなかったし
しゃあないです・・・もう一回、観に行くまでに考えます
あ、観に行かれる方は是非、よく吟味していただいてから
選んでくださいね・・・
もっと書きたいけど、今日はこのくらいにします。
この映画はたしかに難解だし、わかりにくい。
でも、だからといって面白くないとか、絶対に言いきれないです。
韓国の観客動員数が伸びなかった
韓国の批評家、観客双方から多くの批判を浴びた・・・
だからといって、よく考えずにダメだと否定するのは早計だし
もったいない観方じゃないでしょうか。
映画を観るのなら、評価は自分で下すべきだし
自分の観方で観るべきで、新しい観方を自分で作るべきですよね。
私は、楽しんだし、観終えて、劇場を後にした時
変な気分になって風景がちょっと変わって見えました。
現実がちょっと違って見えたとゆうか。
それがこの映画の特色や持ち味じゃないでしょうか。
とにかく、あの驚愕のラストを体験してほしいな、って思います。
そして、映像、音響的にスクリーンで観た方がいいことも、確か
しかし、京都のMOVIX京都も公開初週は
日に5回の上映でしたが、土曜日からは
日に2回の上映になってしまいます
観に行こうとゆう人は早いめに行った方がいいですよ
シネマート心斎橋さんではヒットしてるようですが
私ももう一回、観に行きますね
でわ、今夜もありがとうです・・・アンニョン(^.^/)))
リアル
原題:리얼
英語題:Real
Real(2017年、韓国映画、138分)
監督:イ・サラン
出演:キム・スヒョン、ソン・ドンイル、イ・ソンミン、ソルリ(チェ・ジンリ)、チョ・ウジン、イ・ギョンヨン、ハン・ジウン、キム・ホンパ、チョン・インギョム、チェ・グォン、IU、アン・ソヒ ほか
配給:ツイン
【劇場情報】
北海道
札幌 ディノスシネマズ札幌劇場 4/14~
東北
宮城 フォーラム仙台 5/18~
関東
東京 シネマート新宿 4/14~
神奈川 小田原コロナシネマワールド 5/12~
中部
愛知 センチュリーシネマ 4/14~
愛知 中川コロナシネマワールド 4/14~
愛知 半田コロナシネマワールド 4/14~
岐阜 大垣コロナシネマワールド 4/14~
石川 金沢コロナシネマワールド 5/12~
福井 福井コロナシネマワールド 4/14~
関西
大阪 シネマート心斎橋 4/14~
兵庫 元町映画館 4/21~
京都 MOVIX京都 4/14~
中国
広島 福山コロナシネマワールド 5/12~
九州・沖縄
福岡 KBCシネマ 5/19~
沖縄 桜坂劇場 5/19~