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韓国映画 悪魔の倫理学 (2013年)

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10月27日から公開が始まりました…NEW

 

トンソン荘事件の記録

映画 『トンソン荘事件の記録』 公式サイト

 

猟奇殺人事件の一部始終を記録したビデオに映った“あるもの”を追って取材班が調査する姿をフェイクドキュメンタリー形式で描き、韓国でスマッシュヒットを記録したホラー映画。

 

ソ・ヒョヌさんの主演映画です(`・∀・´)

是非!!

 

 

 

 

 

ドンッ韓国キラキラ公開中の韓国映画キラキラ韓国ドンッ

 

コンフィデンシャル 国際共助捜査

映画 『コンフィデンシャル 国際共助捜査』 公式サイト

 

ハント

映画 ハント 公式サイト

 

オクス駅お化け

映画 『オクス駅お化け』 公式サイト

 

配信犯罪

映画 『配信犯罪』 公式サイト

 

極限境界線 救出までの18日間

映画 『極限境界線-救出までの18日間-』 公式サイト

 

 

 

 

 

11月3日から公開NEW

 

人生は、美しい

映画 『人生は、美しい』 オフィシャルサイト

 

震える家族

シネマート新宿上映作品 震える家族

 

 

 

 

 

11月10日から公開NEW

 

デシベル

映画 『デシベル』 オフィシャルサイト

 

大都会の釜山に仕掛けられた、音に反応する特殊な爆弾を用いたテロとの手に汗握る攻防を描いたパニックアクション!!

 

 

 

 

 

11月17日から公開NEW

 

PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ

映画 『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』 公式サイト

 

「毒戦 BELIEVER」のイ・ヘヨン監督が、1930年代のソウルで繰り広げられる諜報合戦を緊張感たっぷりに活写したスパイアクション。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔の倫理学

 

 

 


解説
殺害された女子大生をめぐってもつれあう4人の男と1人の女の運命を、「オアシス」のムン・ソリ、「建築学概論」のイ・ジェフン、「ファイ 悪魔に育てられた少年」のチョ・ジヌン、「アジョシ」のキム・テフン、「悪いやつら」のクァク・ドウォンら実力派キャスト共演で描いたサスペンススリラー。美しい女子大生ジナが何者かに殺された。ジナの隣人で彼女の部屋を盗聴していた警察官、ジナを利用した高利貸、ジナをストーキングしていた元恋人、ジナと不倫していた大学教授ら、ジナと接点のあった4人の男たちは、ジナが死んだ理由を互いのせいにして怒りをぶつけあう。さらにジナと不倫していた大学教授の妻が現われたことから、事態は思わぬ展開を見せる。東京・キネカ大森「秋の韓流フィルムフェスティバル」(2014年10月4~11日)上映作品。 (映画.com)

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、おおきに…ありがとうさんです…キスマーク

 

『極限境界線 救出までの18日間』(2023年)を観に行く前だったんですが23日に、2013年公開の韓国映画『悪魔の倫理学』を観ました…カチンコ

 

日本でのタイトルは『悪魔の倫理学』ですが、韓国語の原題は「분노의 윤리학」…「怒りの倫理」で、英語のタイトルは「An Ethics Lesson」…「倫理の授業」だそうです。

日本でのタイトルに「悪魔の」と入れてしまったのは映画のテーマと違うかなあ…と私は思いました。

特殊な「悪魔のような人」の話に限らず「誰の心にもある身勝手な怒り」の映画に思ったので。

 

『悪魔の倫理学』…もう10年前の映画なんですね。

私も観ようと思ってたんですが遅くなりました。

 

最初…そんなに面白くないかなあ…と感じたんですが、いやいやいや。

途中から面白くなってきて、最後はホンマ素晴らしかったです。

 

※ 内容に触れますのでご注意ください。

 

ストーリーは難しくないかもしれないけど、もちろん大人向きの映画ですね。

 

マンションの自室で女子大生キム・ジナ(コ・ソンヒ)が殺害される事件が発生。

キム・ジナはモデルのアルバイトをしていて、写真家(パク・ピョンウン)の依頼できわどい写真を撮られていますが、この写真家もなんか変態…。

 

キム・ジナは社会的な地位もある大学教授キム・ステク(クァクドウォン)と付き合っていたんですが、このキム・ステクは既婚者なので不倫ですな。

いろいろと証拠が残ってましたので、すぐに容疑者です。

この教授、非常に恐妻家につき、女子大生殺しで逮捕されて、自分の地位もあるので妻のことが心配。

 

 

ですが、実は、キム・ジナを手にかけて殺害したのはハン・ヒョンス(キム・テフン)という男。

ハン・ヒョンスはキム・ジナの以前の恋人だったのですが別れて、典型的なストーカーとなり、キム・ジナの部屋に侵入までしていたのです。

 

しかもあとでわかることですが、ハン・ヒョンスはキム・ジナに未練がましくストーカーしていながら、また別の女性と付き合ってるらしいんですよ。

 

 

で、キム・ジナの隣の部屋に住む青年キム・ジョンフン(イ・ジェフン)…この青年はキム・ジナの部屋を盗撮、盗聴してるんですよ。

もちろん女性としてのキム・ジナに魅力を感じてるんでしょうけど、もしかするとそれよりも盗撮、盗聴することに興奮してるのかもしれない…。

それが変態の証し。

 

キム・ジョンフンは自分だって犯罪者なのに、ハン・ヒョンスに正義の怒りを感じてたりして困ります。

 

 

そして悪徳ヤミ金業者のパク・ミョンノク(チョ・ジヌン)。

キム・ジナに大金を貸していて追い込みをかけていますが、それを利用してキム・ジナを苦しめていた。

パク・ミョンノクは女性に対し、普通の欲望は感じていないように見えました。

「サディスト」ってヤツかもしれませんな。

実際、平然と女性に暴力を振るいますので。

 

そういったわけで殺人の罪では濡れ衣のキム・ステク教授が逮捕され、取り調べにあたる刑事はイ・スンジュンさん…このイ・スンジョンさんも「イヤな感じのイ・スンジョンさん」なのでとにかくイヤな感じ。

 

そしてハン・ヒョンス、キム・ジョンフン、パク・ミョンノクもジョンフンの違法な証拠をなどをめぐり、てんやわんや。

あげくにバイオレントな流れに展開していくのだった。

 

 

そして、ハン・ヒョンス、キム・ジョンフン、パク・ミョンノクの3人が抜き差しならない死にそうな状況に陥った時、ついに登場せしはキム・ステク教授の妻、キム・ソンファ(ムン・ソリ)。

 

身勝手きわまりない男たちに対し、不可解な論理である提案をして場を戸惑わせるのでした。

 

 ―― そういったあらましです汗

 

 

ありきたりな犯罪映画ではなく、ブラックなテイストのコメディ…でしょうか。

人の本性、裏の顔は悪、変態というようなシニカルな視点の作品ですね。

 

観ていて思い出したのがイム・サンスの映画でしたけど、『悪魔の倫理学』はイム・サンスの映画と違って決定的に「楽しい」んですよあせる

いや~、話としては人も死んでるし、イヤな感じで許せない気分にもなるんですが、なんか清々しいというか笑ってしまう…。

 

特に後半、奥様ムン・ソリが登場して「出た~」って感じになってからはかなり笑ってしまいました。

そういったあたり、チョ・ジヌンさんのセリフの「日本語字幕」にこそばゆいような笑いを感じて、私ゃ大好きでした…。

なんか「わかるわ~」って感じです(;´∀`)

奥様のご提案はよくわからないんだけど、状況で笑ってしまう。

 

 

キム・テフンさんはキム・テウさんの弟さんなんですが、出演作を調べるとかなりの本数に出ておられますね。

でも「これは」という出演作となると『アジョシ』(2010年)の麻薬捜査班の班長とか…他にもいっぱい出てられるんですが地味めな印象。

その分、ハン・ヒョンス役も私はどなたが演じるのかわからなかったんですが、その感じなのがいいのかもしれませんね。

お兄さんもですがシュッとした体型です。

 

 

ジヌたんはやっぱり笑いの面で秀でてますよね。

だって笑ってしまいますもの、私みたいな日本人のファンも。

役柄は決して好きになれない暴力的なヤミ金業者ですが、ジヌたんのコメディセンスと愛嬌で嫌いになれない…。

 

ちなみにパク・ミョンノクに付き従う子分ミンテ(はん・よんそん)も出てきますが、この子分の忠実ぶりも笑えました、なんか。

 

イ・ジェフンくん…大好きな俳優さんですし、始まった時にはイ・ジェフンくんが「盗聴はしているけど正義感の強い主人公」なのかと思ったんですが、そうではなくあせる

単なるおかしな変態でしたあせる

イヤやな~。

が、イ・ジェフンくんもただイケてるだけのキャラを演じてる俳優さんではなく、挑戦的な作品選びなのでそのあたり演じたいと本人が思ったんでしょうね。

かっこいい俳優さんが演じているけどカッコ悪い役でしたあせる

ま、頭はいいのかもしれないけどね。

 


 

クァク・ドウォンさんな~、私も大好きな俳優さんなんですが、2022年9月に飲酒運転で摘発されて、韓国ももう飲酒運転に厳しくなってるので、今はまだ謹慎なんでしょうか。

 

2022年に公開予定だった主演映画『消防官』と2023年に公開予定だったTVINGオリジナルシリーズのドラマ『ヴィランズ』の公開・放送も中止…その損失もはかり知れないものでしょうし、クァク・ドウォンさんにも賠償の責任があるのでしょうか。

 

なんで運転代行を頼むとかしなかったのでしょうか。

俳優さんとしての勢いは右肩上がりだったのに…。

 

それも残念な話でしたが、2021年に公開されたクァク・ドウォンさん主演のホラー映画『CCTV(監視カメラ)』は日本には入ってこないんだろうか。

母国で過ちを犯しても海外では出演作が公開される…わけでもないのでしょうか。

しかしもちろんペナルティーは誰しも等しくあるべきですが。

 

ともかくこれまでの公開作があるのでクァク・ドウォンさんの演技も見れますが、50歳の働き盛りに残念です、バカバカバカビックリマーク

 

クァク・ドウォンさん主演の映画といえば ―― ナ・ホンジン監督の『哭声 コクソン』(2016年)…ひらめき電球

 

 

 

クァク・ドウォンさんが主演した2022年のドラマ、『曲げない男、ク・ピルス』…ひらめき電球

 

 

 

人生の第二幕を夢見るチキン屋の店長”ク・ピルス”と天才だがお金がなくスタートアップ起業の成功を夢見る” チョン・ソク”
2人のブロマンスを描く生活密着型ヒューマンコメディ!

 

 

映画を観ている間はムン・ソリさんが出ていることを忘れてるほどだったんですが、登場してこられてからがホントに面白いんです。

逆に言えばムン・ソリさんが出ておられるんだから面白いに違いないんですね。

ムン・ソリさんも笑いのツボを心得てはりますな~。

奥様役はムン・ソリさんが得意としそうな家柄も良い、気品もある、でもなんか冷たくて人間味がなさそうな変な奥様役で、キッチリし過ぎていて笑ってしまう…。

 

この映画、要するに「男たちが変」な映画なんだろうか。

結果として「女が怖い」印象も残りますが、さらにラストは「おじさんのやらしさ」もあるけど「女の欲どしさ」も描かれてますね。

性別であれこれの映画ではないかもしれないけど。

 

被害者キム・ジナ役のコ・ソンヒさんも私は知らなかったんですが評価の高い若手女優さんだそうです。

 

ナムウィキさんのコ・ソンヒさんのページ

 

 

パク・ミョンラン監督…向かって右の穏やかそうな方です。

 

2002年に『すみません』という33分の短編映画で監督、脚本、編集を務められ…2008年の『ロマンチック・アイランド』には脚色で参加されていますね。

 

長編監督デビュー作である『悪魔の倫理学』が今のところ唯一の監督作のようですが、この作品を観て思うのは低予算映画であっても良質な作品を監督されるだろうってことです。

また是非、監督作を観たいものですね。

 

 

人のエゴをシニカルに描いたサスペンス・コメディってヤツでしょうか。

観る前は私、そこまで期待してなかったんですが、ホンマ面白かったです。

笑えるっていうのがいいですね。

後半の一室で登場人物が集合するのは『レザボア・ドッグス』(1992年)を思い出しましたが、パク・ピョンウンさんがひっくり返ったのはただ面白いだけでいいのかなはてなマーク

〇んだの、あれははてなマークあせる

 

けっこうイヤな気分にさせる映画なのかもしれませんが私は楽しかったです。

もしも観ておられなかったら、また観てください。

 

おおきに、ありがとうさんです…アンニョン(^.^/)))



悪魔の倫理学


原題:분노의 윤리학 怒りの倫理学
英語題:An Ethics Lesson


2012年製作/110分/韓国
韓国封切:2013年2月21日
日本公開:2014年10月4日

監督・脚本:パク・ミョンナン [第1作]
撮影:キム・ウヒョン
照明:キム・ミンジェ
音楽:チョン・ジュンハン
美術:チョ・ファソン、パク・チェヒョン

出演
イ・ジェフン → キム・ジョンフン 警察官 ソウル西部警察署 交通係 警長 903号室
チョ・ジヌン → パク・ミョンノク 私債(闇金)業者
クァク・ドウォン → キム・ステク 大学教授
キム・テフン → ハン・ヒョンス キム・ジナの過去の恋人
ムン・ソリ → キム・ソンファ ステクの妻
コ・ソンヒ → キム・ジナ 女子大生 904号室
イ・ウヌ → ウニョン GGのホステス
イ・セビョル → イ・ジヨン ヒョンスの恋人
ハン・ソンヨン → ミンテ ミョンノクの部下
イ・スンジュン → 検察捜査官
チェ・グァンイル → チェ弁護士
パク・ピョンウン → イ・ジフン ウェディングフォトグラファー Rococo
キム・ジュンギュ → 軍隊同期
イ・ドンハ → イム検事
キム・ギチョン → 警備員 チェマン
ミン・ボッキ → GG クォン社長
パク・キルス → 電子商店街 社長
チン・ヨンウク → ムン刑事
キム・ボムソク → アパート警察
ユ・ヨンジン → スタジオ助手1
パク・ミリ → スタジオ助手2
チャン・ソンファ → スタジオ コンパニオン
キム・スボク → 同僚警備員
ヨム・スジン → 米ククス店員
チェ・ドンヒョン → 制服警察1
カク・チンム → 制服警察2

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

23日 悪魔の倫理学

25日 極限境界線 救出までの18日間

28日 ミスト(2007年)

 


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