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韓国映画 家族の誕生 2006年

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毒戦 BELIEVER

 

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ヒョンビン主演のこの映画も公開中ですビックリマーク

 

王宮の夜鬼(やき)

 

ヒョンビン×チャン・ドンゴン 『王宮の夜鬼』 公式サイト


そして、10月11日からは、シム・ウンギョンが夏帆と共演する箱田優子監督の作品も公開されますよNEW

 

ブルーアワーにぶっ飛ばす

 

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

ここ数日、なんとなく思ったんですが、うちのブログは韓国映画の記事を公開すると、アクセス数が高くなるように思います。

どうですはてなマーク

やはり韓国映画について書くのが私には向いてますかねはてなマーク

 

だったら私も願ったりかなったりです。

韓国映画を観て、書かせてもらいますよ~ヾ(*´∀`*)ノ

 

 

 

今日、書かせてもらう映画は、私が去年、2018年の10月14日に初めて観た映画です。

 

ホントに素晴らしい映画なので、前からブログで書いておこう、書いておこうと思ってたんですが・・・前の記事、『レイトオータム』(2010年)のキム・テヨン監督の2006年の作品とゆうことで、だから『レイトオータム』の次に今、書くのがちょうどいいなあ、と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

家族の誕生

 

 

家族の誕生
原題:가족의 탄생
英語題:Family Ties


(2006年、韓国映画、113分)

 

監督:キム・テヨン
脚本:ソン・ギヨン、キム・テヨン
撮影:チョ・ヨンギュ
音楽:チョ・ソンウ


出演:ムン・ソリ、コ・ドゥシム、オム・テウン、コン・ヒョジン、キム・ヘオク、ポン・テギュ、チョン・ユミ、チュ・ジンモ、キム・コッピ、イ・ナリ、ファン・ウンジ、イ・ジンソン、キム・ドンヨン、チョ・フンフィ、チョ・ソンファン、イ・ラへ、イ・インチョル、パク・チュンヒョン、キム・ヒョナ、ソン・ジョンウ ほか
特別出演:リュ・スンボム、チョン・フンチェ、イ・ヒョンスン、ウ・ヒョン、パク・ミヒョン

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


作品情報: '07年、韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞で最優秀作品賞と脚本賞の2冠に輝いたドラマ。3組の家族の姿を通し、さまざまな家族のあり方とそれぞれの愛を描く。(Movie Walker)

 

 

2007年、「第44回 大鐘賞映画祭」の作品賞、脚本賞を受賞した傑作です。

 

そんなに予算をかけてなさそうな超・地味な映画なんですけどね。

でも、繊細で緻密で、めっちゃ感動的な作品なんです。

 

私、この作品、大好きですね、やっぱり。

 

 

親から継いだ家を守りつつ、大衆的な食堂を一人で切り盛りしてるミラ(ムン・ソリ)ですが、ず~っと音信不通だった弟、ヒョンチョル(オム・テウン)が何の前触れもなくご帰還です。

 

もともと仲のいい姉と弟だったので帰ってきたのは嬉しかったのですが、ヒョンチョル、なんと、かなり年上の女性、ムシンさん(コ・ドゥシム)と結婚したんだ!!と、ミラの知らない女性を連れてきてしまう。

 

それでミラは、ヒョンチョルとムシンさんの夫婦と同居することになるんですが、もともといい加減でお気楽なヒョンチョルと結婚しただけにムシンさんもタバコを吸ってたり、ちょっとミラとは合わないところもあって、ミラは、うわ~、しんどいな~ダウンと思うんですよね。

でも、ヒョンチョルはぜんぜん気にしてない・・・デリカシーのないヤツ。

 

ミラにもキム社長とゆう彼氏さんがいて、結婚しようかな・・・って思ってるんだけど、ヒョンチョルたちと4人で飲みに行ったら、ヒョンチョルがつまらないことでキム社長に噛みついて、場を台無しにするし・・・。

 

でも、ヒョンチョルってダメンズだけど、どっか憎めないところがあって・・・ミラはやっぱり許してしまう。

 

で、3人で旅行に行くんですが、行きのバスの中で案の定、イチビリまくるヒョンチョル。

 

 

なんとなくミラもヒョンチョルとムシンさんを受け入れつつあったんですが、ところが旅行から帰ると一人の小さな女の子がミラの家にやって来て・・・なんと!!

ムシンさんを「母さん」と呼ぶその子は、ムシンさんの前のご主人の前の奥さんの連れ子やったんです。

 

その子、気さくなヒョンチョルになついてるんですけど、ミラにはちょっと耐えられない。

 

で、気まずい空気が充満してしまい、ヒョンチョル、またフラ~ッと出て行ってしまい、それっきり、帰ってきませんでした。

 

ムシンさんは女の子を連れて出ていこうとするのですが・・・。

 

 

2話目、私の大好きなエピソードです。

 

ソンギョン(コン・ヒョジン)はお母さん(キム・ヘオク)と非常に不仲でした。

 

と、ゆうのもお母さん、女として魅力があるんでしょう、男性遍歴がけっこうあって、ソンギョンとは父親の違う男の子を育てつつ、現在も妻子持ちの男性(チュ・ジンモさん)と不倫中ですね。

 

そういった男を惹きつけてしまうようなお母さんの娘だったからかどうかは知らないけど、ソンギョン自身は恋愛が上手くいかないようなのね。

 

以前は歌手を目指してたんだっけかはてなマーク

その頃、付き合ってたジュノ(リュ・スンボム)とも上手くいかず・・・すごい険悪ムードで別れてしまったんですよ。

 

だからソンギョンは自分が上手くいかないのはお母さんのせいだって思ってて、もう韓国にいるのもイヤなんでしょうね、日本語を勉強して、旅行会社に就職して、海外で仕事してたいんですよ。

 

ところがそんなある日、お母さんがソンギョンの部屋を訪ねてきて・・・でも、ソンギョンは会話する気にもならない。

お母さんは持ってきたトランクを残して、無理やり帰らされる。

 

ま、観光の仕事をしてる時、元カレ、ジュノが新しい彼女を連れて現れてしまったりもして。

 

 

そしたら、ソンギョンの部屋にお母さんの彼氏(チュ・ジンモさん)が訪ねてきて、ソンギョン的には追い返そうとしたんですがね、彼氏がゆうには、お母さんは深刻な病気を患っている・・・と。

 

お母さんの先は長くないようです。

でも、ソンギョンはどうしてもお母さんと仲直りする気には、なれない。

そんな時、ようやく希望の職場に就職できそうになるのね。

 

とにかくお母さんのいる世界から離れたいソンギョン。

 

でも、ふと、お母さんのやってるお店に足が向いてしまう。

 

そして思い出す、彼氏と決定的に別れたあの日を。

ジュノに「残酷なやつだよ」と言われたことを。

 

そして、お母さんはソンギョンに、年の離れた弟の幼稚園の運動会に行ってやってと頼むのだった。

 

そりゃ、お母さん・・・こんな小さな子を残していくとしたら・・・耐えられない気持ちでしょう・・・。

 

コン・ヒョジンのギスギス演技が素晴らしい。

 

年の離れた弟の坊やは、『息もできない』(2008年)などで名演技をやってたキム・ヒスくんですよ。

 

 

3話目には人気の高いチョン・ユミが登場します~。

 

ギョンソク(ポン・テギュ)にはチェヒョン(チョン・ユミ)って超・可愛い彼女がいるんですが、彼にとっては彼女がだんだん苦しみになってきた。

いい子なんですが、なぜか振り回されてるようで、しんどい。

 

チェヒョンちゃん、ホントに東に病気の子どもがあれば行って看病してやり、西に疲れた母があれば行って稲の束を背負い、みたいな女の子でさ~、友達のお葬式は最後まで手伝ってしまうし、そんな感じでチェヒョンが人に優しくすればするほど、ギョンソクの心にはすきま風は吹いてしまうのだった。

 

なんか不安でさ~、僕のこと好きなのかなって・・・。

 

そんなんで、ギョンソクは唯一の家族であるお姉さんに、チェヒョンを紹介して、女同士の目で判断してもらうことにするんですが、そのお姉さんに会う約束も、チェヒョンは迷子の子どもを探す手伝いですっぽかし、ギョンソク、大激怒。

別れよう、とゆうが、チェヒョンにはその気はない。

 

 

チェヒョンが子どもを探したのには、実は自分の境遇が関係してるんじゃないかと、私は思いますがね。

 

また逆に、そんなチェヒョンに愛されてるかどうか、心配するのもギョンソクらしいといえばそう。

 

結局、嫉妬深いギョンソクだが、チェヒョンと別れきれず、彼女が乗る電車に乗り合わせ、彼らはお互いに本音をぶつけ合う。

 

そして、彼らが向かった先は・・・。

 

泣けますぜ~( ;∀;)

 

 

撮影中のキム・テヨン監督(左)とムン・ソリ。

 

やっぱり私の記事ではネタバレはやめておきましょう。

 

私も何も知らずに観て、その観方が本当に良かったと思ってるから。

 

ホントに、何でもない話なんですよ、部分、部分では。

 

でも、誰しもが体験するような、ほんとに日常にある世界なので・・・ハッと共感させられて、思わず感動するような映画なんですよ。

 

そして最終的に・・・ああ、そうゆうことなのか、と・・・。

 

2度、3度と繰り返し観たくなる映画なんです。

実際、私もそうしてます。

良質な日本語吹き替え音声もあるし。

 

繰り返し観てると、さらに泣けます、最初からね・・・。

 

キャストは超・豪華で、ムン・ソリ、ベテランのコ・ドゥシムさん・・・そしてダメ男役のオム・テウンが超・上手いんです。嫌いになりきれないサジ加減で・・・。

ムン・ソリはムン・ソリらしい演技です(ムン・ソリさんも〝映画監督と結婚した女優〟ですね)。

 

私のお気に入りのコン・ヒョジンもやっぱり名演技ですし、キム・ヘオクさんの演技も心を打ちますよね~。

 

最初、ポン・テギュくんの長髪がイヤでね~、なんか「ムーミン谷のベートーベン」みたいに見えて、ほんと似合ってない~と思ったんですが、でも演技はいいです。

ポン・テギュくんの出演作では『家族の誕生』が一番、好きかもしれません。

 

そして、チョン・ユミちゃんがやっぱり可愛いです。

チョン・ユミちゃんとコン・ユの共演でベストセラーを映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』ですね、もうご存知でしょうけど、え~、もう公開されたのかな~はてなマーク

わかりませんが、いつも魅力的なチョン・ユミですよね。

 

キャストの演技だけでも観せきれてしまう映画じゃないですか、これは・・・。

 

A child of May 오월의 아이

 

YouTubeにサントラ盤まるごと、アップされてましたけど、私はエンドロールで流れるこの歌が一番、この映画を表してるように思えてなりません。

すごくいい余韻です。

 

歌モノではLoveHolicも参加してるようですね。

 

 

『家族の誕生』は、家族ってもんについて、深く思わせてくれる映画です。

家族を哲学する映画ですよね。

ただ観て、泣いて、感動、ってだけじゃなく、人の世の成り立ちみたいなものを感じさせてくれると思います。

どこでどう、誰と出会い、どうなるかで自分の人生もどうなっていくのか、そんな感じで・・・それが最後、エンドロールに映ってる駅のプラットフォームみたいに、知らず知らずのうちにスレ違いつつ、どこかで出会う、みたいな。

実際、電車の中で出会う人もおるし。

 

いや、家族って、こうした形もあるんだなあ。

それが、なんとも羨ましいなあ・・・とすごくあたたか~い気持ちに・・・。

 

さすがはキム・テヨン監督!!でした。

本当に素晴らしい監督さんです。

 

こうなると是非、次の映画を早く作ってほしいですね(´∀`*)

 

まだ観てない人は絶対に観るべきだし、普段、韓国映画を観ない映画ファンには是非、観てほしいです。

 

だって本当に傑作だもん。

素晴らしい映画です、『家族の誕生』は・・・ビックリマーク

 

でわ、今日もありがとうです~キスマーク

アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


韓国映画 非日常的な彼女 2004年 ネタバレ

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毒戦 BELIEVER

 

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そして、10月11日からは、シム・ウンギョンが夏帆と共演する箱田優子監督の作品も公開されますよNEW

 

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

今日は前から書きたかったけど書けてなかった韓国映画について書かせてください。

下書きはしてたんですけど。

 

今年の4月17日に観たんですが、2004年とちょっと古い映画です。

 

 

 

※ けっこう最後までネタバレしてます!!

 

 

 

 

 

ぼくらの明るい

家族計画

 

 

 

 

 

非日常的な彼女

 

 

非日常的な彼女
原題:돈텔파파(ドンテルパパ)
英語題:Don't Tell Papa


(2004年、韓国映画、102分)


監督:イ・サンフン

脚本:チャン・サヒョン
撮影:キム・ジェホ
照明:イ・マンギュ
音楽:キム・チャンファン、チャン・テソン


出演:チョン・ウンイン、チェ・ミンソ、ユ・スンホ、キム・ヤンウ、イ・ヨンジャ、イ・ウンギョン(友情出演)、イム・ホ、ソラ、ソルミ、イェウン、イム・イルチャン、キム・スミ、イ・ソンミ、キム・ジヨン、チャン・デソン、イ・ミンジェ、キム・ミファ(友情出演)、キム・ジノ、ナム・ポドン(友情出演)、ユ・ジョンヒョン(友情出演)、チョン・ボソク(友情出演)ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


解説: 高校生でシングルファーザーになった青年と息子の絆を描いた韓国発のハートフルコメディ。高校生のチョルスは、クラブで出会った女子高生エランと一夜を共にする。チョルスの子を身ごもったエランは学校のトイレで男の子を出産、そのままチョルスに息子を預けて姿を消してしまう。8年後、男手ひとつで息子チョウォンを育てていたチョルスは、偶然エランと再会を果たし……。「亡国のイージス」のチェ・ミンソが破天荒な母親役を好演。(映画.com

 

 

日本のタイトルの「~的な彼女」のあたりに『猟奇的な彼女』の柳の下を狙ってる感じがあるけど、ぜんぜん違う映画でしたよ。

ま、コメディではありますが。

 

だいたい2004年ぐらいは韓国映画が常識はずれに傑作を連発してた頃なので、この映画も、しばいたろかビックリマークと狂喜乱舞するほどの傑作じゃないかと思うんですけど。

 

 

女子高のトイレで女子高生が出産してしまう、ちょっと困るスタート。

 

 

その頃、男子校の方では、先生のスカートの中を覗いたとかで男子生徒2名が怒られていた。

 

ってがちのおじさんやんビックリマーク

 

このおじさん、女の下着が大好き(伏線)。

 

 

このおじさんがこの映画の主人公、キム・チョルス。

って高校生なんですけどね~あせる

 

演じるは『ベテラン』(2104年)で殴られて血だらけになったチョン・ウンインさん。

 

 

オギャーと赤ちゃんが生まれました。

 

今となると、なんかダサいCG。

『アリー my Love』かよっビックリマーク

 

 

そして7年後、赤ちゃんは成長して、父ちゃんと一緒に暮らしてます。

 

真の主役であるこの子の名前はチョウォン、演じるのはご存知、ユ・スンホくん。

可愛いです~ラブラブ

 

 

チョウォンの父ちゃんはナイトクラブでお笑い担当の司会者として働いてますが、そのギャグセンスは最低、下品なだけで一個も笑えません。

 

 

チョウォンは夜、父ちゃんが働いてるナイトクラブにいます。

優しいおかまちゃんたちに囲まれて、まあ、楽しそう。

 

 

が、ナイトクラブのヤクザな社長のイヤな感じの息子とケンカしてしまい、そのことで父ちゃんは社長に怒鳴りつけられるはめに。

 

 

チョウォン、悲しい。

 

 

帰ると狭~い部屋ですが、それでもチョウォンは父ちゃんと幸せ。

 

父ちゃんはそんなに稼げないのですが、その少ない給料の中から、自分のことは我慢してチョウォンの欲しいものはできるだけ買ってくれるのです。

 

チョウォンは父ちゃんに、母ちゃんと会いたいはてなマークと尋ねますが、父ちゃんは言いたくなさそう。

 

母ちゃんは体が弱くて死んじゃったから・・・。

 

父ちゃんは母ちゃんとどこで知り合ったのはてなマーク

 

 

「図書館だ」とか嘘を言ってますが、実は父ちゃんは昔、クラブで母ちゃんと出会ったのだった。

 

母ちゃんことエランを演じるのはチェ・ミンソ。

美しい女優さんですがこの映画では全開バリバリの不良。

 

 

母ちゃんが不良たちにからまれていたところを若き日のダサい父ちゃんが助けに入ったのですが(ホントはナンパするつもりだったんだけど)、エランはチョルスの助けなんかいらなかった。

自力で暴力を振るいまくって不良どもをブチのめすのだった。

 

その後、父ちゃんは酔いつぶれた母ちゃんを連れて〝チョウォン・モーテル〟ひらめき電球へ行き、そのあとはご想像通りです。

 

父ちゃんは母ちゃんの全部が好きだったけど、特に背中のホクロが好きだったなぁ、と。

 

 

それから、父ちゃんが高校3年になった頃のことです。

 

ってだからバリバリのおっさんやんっ!!

 

この「中年俳優が躊躇なく高校生役」の図がホントに不気味。

 

 

バイク便のおじさんが学校に可愛い赤ちゃんを届けに来たんですわ。

 

おいおい、まぢかはてなマーク

 

それがチョウォンだったのだった。

 

 

父ちゃんはエランが通っていた女子高に行って、エランの友達、スンミ(イ・ヨンジャ)と話したんだけど、母ちゃんの家は厳しくって、だから母ちゃんはチョウォンを父ちゃんに預けてアメリカへ行ってしまったんです。

 

父ちゃんは母ちゃんのことが本当に好きだったけど・・・。

 

でも、父ちゃんはチョウォンを育てるのが大変じゃなかったんだって。

むしろ生きがいだって感じだったんだって。

 

チョウォンは父ちゃんの宝物だ~。

 

 

チョウォンの学校に行ってクラスのみんなの前でお仕事の話をすることになった父ちゃん・・・例の超・くだらない漫談をやって担任の先生を驚かせる。

 

先生を演じるのは、亡くなったキム・ジウンさん。

 

 

普通に蹴り飛ばしたくなる父ちゃんのエロ漫談ですが、チョウォンはクラスの友達に受けてるので嬉しくって仕方がない。

 

僕の自慢の父ちゃんビックリマーク

 

だからチョウォンも父ちゃんが酔っ払ったりしても、けなげにお世話したりするんです。

 

でも、高校中退でバカの父ちゃんのせいでチョウォンもちょっと常識が欠けている、と先生はキレ気味。

 

 

その後、アイスクリームを食べに行ったお店で父ちゃんが女の人をナンパしたら、男のツレがいて気まずかったんだけど・・・なんと!!

 

その人は父ちゃんの高校時代の親友、パンティーのぞきのジョルグ(キム・ヤンウ)だったビックリマーク

 

この男、女のパンツ好きがあまりにも高じてランジェリー・デザイナーになっていた!!

 

父ちゃん、かなり羨ましい。

 

 

で、この人がジョルグさんの務める会社のアメリカの支店長さん、ランジェ・リー・・・アホか(´Д`;)

 

ショーのために韓国へ来ているそうです。

 

이정 - 날 울리지마

 

父ちゃんと母ちゃんの思い出の歌・・・ハングルは読めないあせる

 

 

エランの友達、スンミさんはオミズの人になってて、教授をものにしようと狙ってたんですが、そこへ酔っ払った酒グセの悪い女、ランジェ・リーが現れてぶち壊し。

 

はい、ネタバレします。

 

ランジェ・リーは、かつてのエラン、チョウォンの母ちゃんだったのです。

 

そして、今もチョウォンのことを愛していて、会いたくて仕方がなく、酔うと、あの子に会いたい~汗と泣くのでした。

 

 

そんな中、ジョルグさんに連れられてエランは、父ちゃんことチョルスの働いているナイトクラブへやって来た。

Baby vox の「Father & I」に合わせて踊るおかまダンサーズ。

 

そこへチョウォンがやって来たので、ジョルグさんはこの子が誰の子かってことをエランに教えました。

俺の友達の子で、母親に捨てられたんだと・・・。

 

ステージではチョルスが이정の「날 울리지마」を歌っている。

エランは驚き、過去に一瞬で引き戻された。

 

 

で、エランはチョルスの楽屋を訪ねる。

チョウォンはまだ彼女が母ちゃんだとは知らない。

 

チョウォンに内緒で、チョルスとエランは話し合う。

 

エランは過去のことを謝り、チョウォンに自分が母親と名乗り出たいと言うが、チョルスとしては今さら現れて、母ちゃんは死んだと信じているチョウォンを混乱させてほしくない、引き取るなんてもってのほかだと怒る。

 

エランからすればナイトクラブで夜を過ごしているチョウォンの境遇を許容できないし、しかしチョルスとしてもずっと父と息子とでやってきたんです。今の今になってエランに出てこられても・・・とかたくな。

 

二人は出会った時のような気持ちには戻れなかった。

 

スンミさんとジョルグがチョルスに会いに来て、エランと暮らした方がチョウォンのためだし、会わせてやりなさい、とゆうが、チョルスは「あいつに俺たち親子に二度と近づくなと言っとけむかっ」とやっぱりかたくな。

 

いろいろ考えてチョルスは地方のナイトクラブに職場を変えようと考える。

 

そしてチョウォンに欲しがっていた子犬を買って帰る。

 

子犬の名前はポッポ。

 

 

スンミさんを連れて学校の前で待ち伏せしたエランは、チョウォンに会うが、自分が母親だとは言えず・・・。

 

しかし、家に帰って、エランが父ちゃんに惚れてると勘違いしているチョウォンが父ちゃんにそう話すと、父ちゃんは急に不機嫌に。

 

いいかビックリマーク

父ちゃんの大嫌いな女だから、二度と会うなよむかっ

 

チョウォンは再婚するのなら父ちゃんの相手はあのおねえさんがいいのに、と思ってたんですが。

 

ケンカした父と息子でしたが、すぐ仲直り。

 

そしてチョウォンは父ちゃんに内緒でエランに会う。

 

エランはチョウォンにピザを食べさせてやり、ジュースをこぼしたチョウォンを家に連れて帰って一緒にお風呂に入る。

 

チョウォンはおねえさんの背中にあるホクロを見て、母ちゃんを思い出すのだった。

 

そして泥酔して帰った父親とスンミさんの会話から、エランが母ちゃんだってことを知ってしまう。

 

そして父ちゃんがどれほど自分を愛し、母ちゃんに自分を取られたくないと思っているかも・・・。

 

 

チョウォンは上等の服を買ってもらい、いいものも食べさせてもらえるけど、おねえさんとはもう会わないと宣言。

父ちゃんが悲しむから・・・。

おねえさんを嫌いになったわけじゃないけど・・・。

 

母ちゃん・・・母ちゃん・・・。

 

泣けます~。゚(゚´Д`゚)゚。

 

チョルスも実はエランのことを今でも好きなのですが、エランの重荷になりたくないんですよ。

 

 

地方のナイトクラブでおかまダンサーとして職を得るために、面接で必死に踊る父ちゃん。

 

そんな父ちゃんの必死な姿にチョウォンは涙。

そして母ちゃんともう会えないことにも涙。

 

 

ずっと二人で生きてきた父ちゃんと僕だから・・・。

 

 

チョウォンは父ちゃんと田舎に引っ越すことにする。

ポッポもいるし。

 

 

ところが、やめる前に、チョウォンが、ナイトクラブのあのイヤな感じの社長の息子のボクテとまたケンカしてしまい、社長が激怒。

父ちゃんをしつこく怒った上に、とうとうチョウォンにも怪我をさせた。

 

さすがに怒ったチョルスは社長に手を上げてしまうが、そのことで社長のガラの悪い部下たちから暴力を振るいまくられることに。

 

 

父ちゃあ~んビックリマーク

 

 

父ちゃあ~んビックリマーク

 

もうやめてよ~!!

 

 

(『ベテラン』の時のようにやっぱり殴られて)瀕死のチョルス。

 


父ちゃあ~ん!!

 

お願いだから目を開けてよビックリマーク

 

 

どうしていいかわからず、母ちゃんに電話するチョウォン。

 

父ちゃんが死んじゃったらどうしょう、ねえ、お願いだから助けて!!

 

 

母ちゃんも事態を察して病院へ駆けつける。

 

いつも母ちゃんに会いたいと寝る前に呼んでたのに・・・大嫌いだ!!

 

母ちゃん、父ちゃんを助けてよ、死なせないって約束してよ!!

 

 

父ちゃん、目を開けて僕を見てよ!!

 

 

お願いだから助けてよビックリマーク

死んじゃうなんて絶対イヤだよ!!

 

 

チョルス、死んじゃダメよビックリマーク

私が戻ってきたせいでこんなことになって!!

 

父ちゃん、母ちゃんもいるよビックリマーク

お願いだから死なないでー!!

 

 

ピ―――――――――――――――――――――――――…・・・

 

(T(T(T(T(T_T)T)T)T)T)

 

 

ああ、ここは地獄か天国か。

 

 

めっちゃ下品なことや汚い場面、笑いのレベルが低いこととか、ホントにアホな映画だと思うんですが、何度観ても泣かされる映画ビックリマーク

 

もう、この感情のダイナミズムは韓国映画だから、としか言えないんだけど・・・やっぱり、ユ・スンホくんですかね~、この映画は。

 

けなげで、パパ大好きって、ホントにそこだけは揺るぎない子で、その父と息子の絆、愛情だけは絶対に感動です。

他は躊躇なくアホだけど。

 

イ・サンフン監督の作品で日本でDVDが出てるのはこの1作だけですが、とにかく私、この映画は好きですビックリマーク

 

もしも機会があれば、是非!!

 

でわ、今日もありがとうです、アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 毒戦 BELIEVER 2018年 公開中

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アンニョンです(^-^)ノ

いつも読んでくださって、ホントにありがとうございますキスマーク

 

もともとそんなに映画を劇場で観てない私ですが、増税によってすごく不安を感じたから、しばらくは映画を劇場で観る回数を減らそうと思います汗

 

今は月に3回くらいかなあ、と思ってます。

「3回」とゆうのはシネマートさんに行った時に、もしも観たい映画が2本上映中なら、2本観るかもね、ってことですね。

 

 

 

何にせよ、絶対に観に行くのはこの映画ビックリマーク

 

風水師 王の運命を決めた男

 

映画 「風水師 王の運命を決めた男」 オフィシャルサイト

 

10月25日からですね。

そのあと、11月1日からの『8番目の男』も考え中です(´・∀・`)

 

公開される全部の韓国映画を劇場で観れたら、最高ですけどね。

 

 

 

 

 

そんなわけで、この映画を観てきました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラナゾの人

 

 

 

 

 

麻薬王の「顔」を暴け

 

 

 

 

 

毒戦 BELIEVER

 


毒戦 BELIEVER
原題:독전
英語題:Believer


(2018年、韓国映画、123分)


監督:イ・ヘヨン
脚本:チョン・ソギョン、イ・ヘヨン
PD:チョン・ヒスン
助監督:キム・ヘソク
撮影:キム・テギョン
照明:ホン・スンチョル
音楽:タル・パラン(カン・ギヨン)
美術:イ・ハジュン


出演:チョ・ジヌン、リュ・ジュニョル、キム・ジュヒョク、キム・ソンリョン、パク・ヘジュン、ナム・ムンチョル、ソ・ヒョヌ、カン・スンヒョン、チョン・ジュノン、チョン・ガラム、チン・ソヨン、キム・ドンヨン、イ・ジュヨン、クム・セロク、パク・ソンヨン、イ・イェウン、イ・ジミン、ユン・ソッコ、アジャン、パク・ウニョン、キム・テジュン、ナ・ギス、チャン・テミン、パク・ヒョンジ、ヒョン・ヨンギュン、ユン・ジェイン ほか
特別出演:チャ・スンウォン

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

『毒戦 BELIEVER』 公式サイト

 

北海道 札幌シアターキノ 11月30日
東京 シネマート新宿 10月4日
立川シネマシティ 10月4日
神奈川 109シネマズ川崎 10月4日
群馬 シネマテークたかさき 12月14日
静岡 静岡東宝会館 11月15日
愛知 109シネマズ名古屋 10月4日
大阪 シネマート心斎橋 10月4日
京都 京都みなみ会館 10月4日
兵庫 神戸国際松竹 10月4日
奈良 ユナイテッド・シネマ橿原 11月29日
岡山    メルパ    11月15日    
広島 109シネマズ広島 11月15日
福岡 KBCシネマ 11月9日

 

 

この作品は京都みなみ会館さんでも公開されたので、みなみ会館さんに観に行きました。

私、新しくなったみなみ会館さんは初めてです。

 

行ってみてホントに素敵な映画館になってたのでビックリしました。

前のみなみ会館さんは歴史を感じさせるいかにも昔な雰囲気でしたが、今のみなみ会館さんは最新って感じ。

対応してくださる劇場の方も丁寧でホントに親切。

 

2階にあるScreen 2 (54席)で観ることになったんですが、たしかにスクリーンは小さめで一瞬、ガッカリしました・・・すんません(^_^;)

ですが、観始めるとと小ささを感じなくなりましたね。

逆にスクリーンに「近い」と感じました。

私はD列で観たんですが、人によってはさらに後ろで観た方がいいかもしれません。

 

今回は私の前に誰も座ってなかったんですが、段差があるのでもしかすると前の人の頭がかぶるとゆうこともないかもしれません。

とにかく今回はノープロブレム。

 

そして音響もごっつい音で、非常に素晴らしい。

劇場で観るからにはやっぱり大きな音で観たいですしね。

 

これなら、また韓国映画を観に来たいと思いました。

従姉妹や友達も連れてこれそうです(´∀`*)

 

みなみ会館さん、チェゴ!!・・・ファイティンビックリマーク

 

 

『毒戦 BELIEVER』は、ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2013年、香港・中国合作映画、106分)のリメイクってことで、つまり、『天使の眼、野獣の街』(2007年)をリメイクした『監視者たち』(2013年)と似たスタイルの作品のようで、それだけでもう、私は観る気満々でしたよね。

 

念のため、私はやっぱり『ドラッグ・ウォー 毒戦』を観てません。

前もって観ておくって発想もなかったです。

でも、『BELIEVER』を観終えた今、いつかは絶対に観たいと思ってます。

 

そして、今回の私の記事ですが、当然、「完全ネタバレ厳禁状態」で書かせてもらいます。

 

いや、いろいろ語りたいんですよ。

語りたいんですが、これは私ごときが語ったら絶対にアカンわビックリマーク

 

特にこの映画、登場人物たちの「キャラ立ち」が映画史上、空前にすごい映画なんですよ。

何が出るか!?ってゆう。

 

ですので、これから観る方々には絶対に何も知らずに観てほしいんですビックリマーク

 

ほんと、知らなければ知らないほど、絶対にその方が面白いと思う!!

 

もちろん、何の但し書きもなく無神経にネタバレしてるヤツなんか地獄へ落ちろ~メラメラですよ。

 

 

巨大麻薬組織の大ボス、総元締めでありながら、誰もその正体を知らない〝イ先生〟。

麻薬取締局のチーム長、ウォノ(チョ・ジヌン)がデカの仲間たちとこの謎の人物を追うわけでしょ。

 

私、「目をつぶり、耳をふさぎ、口を閉じよ、映画館に行くその日まで。見えないふり、聞こえないふり、わからないふり・・・だビックリマーク」の心境で、その程度のちょっと認識で観に行きました・・・自分えらいぞクラッカー

 

で、いそいそと観始めたんですが、最初の10分くらいで、あっちゃ~あせるやばい~やばい~Σ(○>Д<ノ)ノと思ったんですよ。

 

セリフがぜんぜん頭に入ってこないわけ。

難しすぎて汗

 

こ~れ~は~もしかしたら最後までわけわからんままでいくかもしれへんぞ~あせるとちょっとあせってました。

でも、まあ、それやったらそれでしゃあないかなあ~あせるって達観したんですよね。

 

で、なんで、このシーンから始まり、これは誰なんだろう!?とか思ってたんですが、いきましたね、ドッカーンドンッと。

そん時の地響きがえげつなかったので、よし、この音だけでも観に来た甲斐があったビックリマーク

イケてる!!とそう思ったんですよ。

 

 

そんな中、巨大麻薬組織のまあ、下っ端の方の運び担当ですか、ラクって男がわりと簡単に捕らわれまして・・・このラクを籠絡して、〝イ先生〟の捜査に協力させていくんですね。

その捜査が危険きわまりない。

ラクもいつ裏切るかわからへんし・・・。

 

 

ウォノのチームは5人です。

ちょっと少ないんちゃうと思ったんですが、増やすとまた敵と通じてる刑事とかも入ってくるかもしれないし、少数精鋭でいいでしょう。

何かあったら動員もかけられるしね。

 

 

ちなみにチームの紅一点、カン・スンヒョン演じるソヨンは重要な役どころで、潜入捜査に同行するところからも頭も切れ腕が立つキャラでしょう。

私、この女優さんも好きになりました。

セリフとかじゃないけど、存在感があったわー。

 

後半である状況になった時、キャットファイトが始まるんですが、そのカンフーとゆうか、テコンドーとゆうか、かなりハイレベルな戦いは、おそらくオリジナル版にもあったのでははてなマーク

そんなふうに思いましたが、スタイルのいい女の子同士の激闘、短いけど観せ場だったと思いますよー。

 

それとチームの末っ子は〝チョンビ〟ひらめき電球

チョン・ガラムくんですよね。

 

 

で、ちょっと、ちょっと、わからへん~(>_<)と困り気味に観てたんだけど、ほら、出てきた目汗

中国ですか、ある人物が登場した時から私のスイッチが完全に入りましたよひらめき電球

 

それからですよ、スパーンとどんな話か、理解できた。

 

どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるキム・ジュヒョクさん・・・に会えました( ;∀;)

 

ご存知ない方のために・・・キム・ジュヒョクさんは2017年10月30日、車の運転中に体調に異変をきたし、45歳の若さで亡くなりました(韓国の数えの年齢では47歳ですかはてなマーク)。

 

『毒戦 BELIEVER』は私にとって14本目のキム・ジュヒョクさんの映画でした(『王宮の夜鬼』を含めれば15作品)。

 

『コンフィデンシャル 共助』(2016年)や『復讐のトリック』(2017年)でも悪役を演じましたが・・・『毒戦 BELIEVER』は・・・凄かった。

そして、かっこよかったビックリマーク

 

 

出てきた瞬間から、おいおい~、何が始まってるんだい~あせるとゆう異常事態感覚が素晴らしい。

そうゆうのが私はホンマに好きやなぁ~クラッカー

 

 

そして、チン・ソヨンさん・・・負けそうな役作りです。

が・ち・で、見とれてましたよ。

 

そりゃ横に来られたら困るけど・・・映画で見る分には最高でした。

 

ほんと、何するかわからん人たちほど、怖いもんはない・・・。

 

ところでイ・ミンホくんが思いっきり闇営業です(;´∀`)

(ファンの方々にも映画を観て確かめてほしいな~)

 

 

詳しくは書けませんが、「闇のマーケット王」、ハリムに注目です~ビックリマーク

 

そして皆さま、映画が終わっても最後まで席を立たないでね~(T_T)

 

 

で、いろいろあるんですが、また楽しいのが出てきまして・・・いや、ある兄妹なんですがね、これがまたほんとにもう、見てるだけで嬉しくなってくるキャラで・・・私の大のお気に入りになりました~!!

 

 

ただ怖いとか狂ってるとかじゃなく、人情深い側面を表すシーン、超・大好きですビックリマーク

 

そして満を持して登場するある人物・・・残虐なクリスチャン。

 

私、チャ・スンウォンさんを初めてスクリーンで見ましたヾ(*´∀`*)ノ

 

今回は特別出演枠だそうですが、出てきた時には感慨深かったな~。

 

私が初めて観たスンウォンさんの映画は『ぼくらの落第先生』(2003年)でした・・・。

学校の先生なんですが、生徒の親御さんたちからの「心付け」が何よりも大好物なキム・ボンドゥ先生ビックリマーク・・・大好きない映画ですよ~。

いや~、いろいろな映画があったなあ・・・ホラー・コメディの『天国からのメッセージ』(2004年)なんか何度も観たい映画ですよ~。

 

だから、スンウォンさんが出てきてホントに嬉しかったビックリマーク

 

 

主演はチョ・ジヌンさん。

 

 

様々な役を演じてきたジヌたん(命名:ayetanさん)ですが、こうまで主役ってことは初めてですかはてなマーク

 

とにかく演技については折り紙つきの俳優さんでしたが、今回は特にですね。

チーム長とゆう立場で犯罪と対決していくんですが、自分の身もいつも危険で(心臓止まりかけますし)、けど真相に迫ろうと必死で、時々、なんか心が痛くなりました。

 

私の大好きな映画にいつも出ていたジヌたん・・・『毒戦 BELIEVER』を観た今となっては、これからもっと違う気持ちで見ていけそうな俳優さんです。

 

やっぱり大好きですね。

 

11月15日から公開される、イタリア映画の韓国版リメイク、『完璧な他人』にも出演してるので、できれば観に行きたいなー(´∀`*)

 

 

そして、もう一人・・・ラクを演じるリュ・ジュンヨル。

 

最初に見つけたのは『グローリーデイ』(2015年)でしたが、グッときたのは『ザ・キング』(2017年)のヤクザ、ドゥイル役でしたよ。

正直、チョ・インソンよりもかっこよかったもんなー。

それから次々といい映画で、まったく違う役を演じ、私もファンになりました。

イケメンでしかも声がめっちゃいいんですよねー。

 

 

今回はこれまでで最も無表情な役ですが、そうゆう役がいいんですよね~、なに考えてるのかわからへんくらいの。

 

けど、時折、目が語ってたように思います。

ですので、『毒戦 BELIEVER』は何度も観返したくなる映画なんだと思います。

 

これは作り手側が緻密にいろいろ仕込んではると思うし、一筋縄ではいきません、やはり・・・。

 

 

今回は警察に協力させられる犯罪青年の役でした。

ジュンヨルくん、次はどんな役を演じてくれるのだろうか・・・はてなマーク

 

 

パク・ヘジュンさん演じるパク・ソンチャンはイライラさせられる憎たらしいキャラでした~。

ジュンヨルくんに暴力を振るいやがったしむかっ

 

だからスンウォンさんにどつかれた時、やった音譜と思いました。

 

 

パンフレットは横長タイプで、820円(税込)です。

 

・イントロダクション

・ストーリー

・キャラクター・ダイアグラム

・ケース・サマリー

・キャスト チョ・ジヌン / ウォノ リュ・ジュンヨル / ラク

・コラム 真魚八重子先生

・コラム 塩田時敏先生

・キャスト・プロフィール

・ディレクター 監督・脚本 イ・ヘヨン

・プロダクション・ノート

・コラム 塚田泉先生

・スタッフ・プロフィール

・作品データ

 

カラーとモノクロのページがあるんですが、韓国モノのパンフレットとしてはかなり読む分量が多いんです。

私はいろいろ知れてよかったし、面白かったです。

買った方がいいですよー。

 

 

ネタバレ

 

最後に、ラストについてネタバレさせてもらいます。


後の銃声ですが、私はやはり、ラクが自分を撃った音だと思います。

彼の心はすでに虚しかっただろうし、物語の中で人を殺めているからです。

だから落とし前をつけたんだと思います。

〝イ先生〟の事件の見当違いの顛末を知っているウォノは、今は警察の上司よりも共感できるラクがそれでも犯人であることに、目に涙を溜めていた思います。

確実ではないけど・・・なんとも哀しいラストに思えました。

 

これだけ、失礼しましたm(._.)mあせる

 

イ・ヘヨン監督・・・せっかく出演した草彅 剛さんの扱いがけっこう雑な『ヨコヅナ マドンナ』(2006年)とパク・ボヨンが10mくらい飛ぶ『京城学校 消えた少女たち』(2014年)を観てたし、好きだけど・・・こう来るとは思いませんよね。

間違いなく、最高傑作でしょう。

そう思いませんかはてなマーク

 

『毒戦 BELIEVER』

めちゃくちゃ面白くて心揺さぶられる傑作でした。

 

最初、ちょっと難しいと思っても大丈夫です。

途中からわかってきますから・・・。

 

是非、劇場で観てくださいビックリマーク

がちでオススメです~クラッカー

 

ただ、ちょっと残酷で、怖いですけどねあせる

 

でわ、今日もありがとうです、アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イ・ヘヨン監督の前作・・・廉価版DVDが発売予定です

 

 

 

 

ジョニー・トー監督のオリジナル版・・・残念、ちょっと高すぎです。

 

 

 

韓国映画 ふたつの恋と砂時計 2005年

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NEWNEWNEWドンッ公開中ドンッNEWNEWNEW

 

毒戦 BELIEVER

 

映画 毒戦 BELIEVER 公式サイト

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

何作品か映画を観ていますが、まずこの映画について書かせてもらいます。

 

 

 

10月7日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラナゾの人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふたつの砂時計

 


 

ふたつの恋と砂時計
原題:키다리 아저씨
英語題:Daddy-Long-Legs


(2005年、韓国映画、99分)


監督:コン・ジョンシク
脚色:ハ・スジン、イ・ヨンファ、シン・ミンジョン
脚本:キム・ヒョンジュン
撮影:パク・ヒジュ、ソ・グニ
照明:イム・ジェグク
音楽:ハン・ジェグォン
美術:ハ・サンホ


出演:ハ・ジウォン、ヨン・ジョンフン、パク・ウネ(友情出演)、ヒョンビン(友情出演)、シニ、キム・ジョンナン、チョン・ジュナ、オ・デギュ、ソン・ミンギョン、チョン・ハニ、ソン・セグァン、キム・ブヒョン(制作部)、ユン・ジュノ、クム・ボラ、ペク・スンウク、オ・ジョンギュ、イ・デウ、チョン・イェジン、チョン・チェビン、ピョン・ミンジ ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


解説: 支え続けてくれた謎の紳士”あしながおじさん”と出会うことを夢見る女の子が、偶然見つけたEメール上の恋物語の主人公のために一肌脱ぐことからはじまる、二重構造の恋物語。監督は本作が長編デビューとなるコン・ジョンシク。出演は「恋する神父」のハ・ジウォン、『悲しき恋歌』のヨン・ジョンフン、『私の名前はキム・サムスン』のヒョンビン、『宮廷女官チャングムの誓い』のパク・ウネ。(映画com.)

 

 

この作品、勘のいい人なら写真とかから、なんとなく結末が予想できてしまうかもしれないんですよね。

 

ですので、何も知らないでこの映画を観たい方は是非、うちのブログを読まずにいきなり観てください・・・よろしくビックリマーク

 

幼い頃、母は私の小さい爪を可愛らしく鳳仙花で染めてくれながら、初雪が降る時まで色が消えなければ初恋が叶うと、美しい話を聞かせてくれました。

 

幼い頃、私の小さな世界は、父と母の愛情と、遠い初恋へのおぼろげな憧れがすべてでした。

そして、そんな小さな幸せが、ずっと続くものだと思っていたのです。

 

でも、幼い頃の幸せな日々と、優しかった母の愛は、記憶からこぼれ落ちていきました。

 

私は子どもながらにして、知らない大きな世界と出会うことになり、前だけを見てずっと走り続けてきました。

 

それは時々、悲しい気持ちになることもあるけれど、これからも頑張るつもりです。

 

有意義な人生を送るのって、なかなか大変ですね。

 

 

 

・・・最初は美しいアニメーションで始まるのですが、これがなんとも悲しい雰囲気。

 

主人公、チャ・ヨンミ(ハ・ジウォン)は子どもの頃に両親と死別することになり、それでも努力して大学も卒業し、ラジオ局の放送作家になるんです。

 

ところが大学時代から誰かが彼女のことを見守り、助けていてくれるようで、たとえばクリスマスにはプレゼントが届きますし、大学の入学金を収めに行くとすでに誰かが払ってくれてたり・・・それはラジオ局に就職してからもでした。

 

彼女は誰なんだろうと、不思議に思ってるんですが・・・「ひとりじゃないんだよ」って声が聞こえるようで、いつも希望を残してくれるようでした。

私の〝あしながおじさん〟・・・いつかきっと会える、そう考えるとヨンミは胸が高まるのでした。

 

なんとなく昔、読んだ少女マンガにあったような導入部で、懐かしい~気分になりました。

 

インチョンの地方局で「ご長寿万歳」って番組で放送作家をしてたヨンミ、もっと大きなラジオ局に転職したら、DJの女性、キム・ジヨンさん(キム・ジョンナン)がえらい気の荒い人で、最初からガーッてきついことを言ってきて、ネチネチ小言もしつこいんですが、ヨンミは「私、耐えます」みたいな感じで、それでも明るく、ホントにちょっと前の少女マンガの主人公タイプ。

 

番組プロデューサーのイ・ヨンギュさん(チョン・ジュナ)が、ま、かばってくれたり。

 

 

同い年の三枚目キャラが友達になるのもお約束。

 

アシスタントのカン・ジョンジョン、通称チョン、演じるのはシニさん。

この女優さん、いいんですよね~。

 

チョンはネットのチャット・サイトで出会いを求めてるのですが、なぜか現れるのはプロデューサーのイ・ヨンギュさん(^_^;)

そのへん含みの展開もサイドストーリーですか、それですわ。

 

 

で、ヨンミが遠くから通勤するのは大変だと、イ・ヨンギュさんが一軒のステキな家を紹介してくれて、ヨンミはそこを借りてタダで住むことになる・・・いたれり、つくせりビックリマーク

 

ヨンギュさんによると家の持ち主は局の社員で、病気のために海外で療養中とのこと。

 

 

で、ヨンミは「女校怪談」シリーズの1作目、ホラー映画の『囁く廊下』(1998年)を自分の番組の「納涼特集」の参考に夜中に観て、ビビってしまい、チョンが怖くなくなるまで一緒に住むことになる。

 

チョン、家の中にテントを作って、食べ物はわんこ用のお皿に入れてくれるはてなマークとか、よくわからないけど可愛いことを言ってます。

 

 

ところで、もうお気づきかと思いますが、私がこの映画を借りてきたのは「ヒョンビンが出てるから」だったんですが・・・汗

出てこおへんよ~あせる

 

ヒュンビンがぜんぜん出てこないよ~(>_<)

 

はい、日本版DVDのジャケットはまるでヒョンビンを含めた4人全員が主人公みたいなイメージですがそんなことはありません(;´∀`)

 

 

ヒョンビンはですね、「回想シーン」に登場するだけです。

 

 

実はヨンミが、自分のパソコンが壊れたので、借りている家にあったパソコンを使ったら、メールが届いてて、それは一年後の自分に宛てたメールを家の持ち主が書いたものだった。

 

書いた人・・・ヨンウ(パク・ウネ)は一年後、自分がどうなってるのかわからないので、片思いの相手、ヒョンジュン(ヒョンビン)への気持ちをメールで告白してたんですよ。

 

ヨンウは隣の高校のヒョンジュンのことが好きで、同じ大学へ行こうと努力し、そしてその後、二人は同じ会社に入社して・・・。

 

ヨンウは病が原因で記憶を失いつつある・・・。

だから、こうしてメールを自分に向けて書くのだと・・・。

 

それを読んだヨンミはなんとかヒョンジュンを見つけて、ヨンウの思いを伝えてあげたいとも思い、ラジオ番組でそのメールを題材にする。

 

 

ヨンウの方もラジオ局の資料室で働く、穏やかで控えめな青年、〝資料室〟さん(ヨン・ジョンフン)と知り合い、少しだけ意識するようになるんですが・・・それよりもまず〝あしながおじさん〟の正体の方が気になる。

 

 

ヒョンビンは時々、出てくるのですが、トータルではやっぱり短く、回想シーンだけの登場なので、存在感の強くないキャラクターを演じてます。

 

ヒョンビンにとっては『まわし蹴り』(2004年)と『百万長者の初恋』(2006年)の間に出た映画で、あくまでも「友情出演」になるようです(ハ・ジウォンとの友情でしょう)。

 

そんなんでヒョンビン目当てに観るとけっこうガッカリするんですが、でもね、それでもやっぱりかっこいいですよね。

高校生から社会人までの数年間を演じてますが、プレーンですが若さが輝いてます。

それにやっぱり顔がいいですよね。

 

観終わったら、この映画、主演がヒョンビンでも良かったのに・・・なんて思ってしまいましたけどね。

 

それにしても悪質なDVDのジャケットです。

なんぼ売りたくってもこれはやったらアカンってー(^_^;)

 

 

もっとストーリーを書いてもいいんですが、この映画、けっこう複雑な物語で、本気で書いたらかなり長い記事になってしまいそうなので、申し訳ないけど、このくらいにさせていただきますm(._.)m

 

原題は『키다리 아저씨』・・・『あしながおじさん』なんだけど、日本の題は『ふたつの恋と砂時計』・・・観終える時、なるほど、と思います。

「二つの恋」・・・ね。

 

何てゆうか・・・ある手法が使われてるんですよ。

それは韓国映画らしい手法で、私は他の映画でも観たことあります。

私の記事では詳しくは書かないけど、私なんかもすっかり騙されたクチで。

 

ただ、正直なところ、他の韓国映画と比べてそれが、最高にいい形では作用してないとも思えたんですね。

結末でもっとバーンと感動させてくれそうに思えるのに・・・ちょっと、もったいないかな、と思いました。

ん~、ホントの韓国映画はこんなもんじゃないですよねはてなマーク

 

しかし、だからダメってわけでもなく、それにはいい面もあるかもしれませんね。

何てゆうか、この映画を好きになる人も少なくないと思います。

やや、淡い映画なのがいいんじゃないですか。

 

ラブストーリーなら、韓国ドラマを好きな人は、映画をちょっともの足りなく思われてるかもしれないですよね。

じっくり塗り重ねるように物語を語るのが魅力のドラマですしね、2時間ほどの映画はあっけないかも。

 

『ふたつの恋と砂時計』は、もしも自分が中学生くらいだったら、とても好きになってたかもしれません。

その頃に観てたら、今よりももっとグッときたかもしれませんね。

 

とにかく、主役のハ・ジウォンが好きなら、オススメですよ。

 

『恋する神父』(2004年)と『デュエリスト』(2005年)の間の出演作なんですけど、26歳くらいですか、やっぱり輝いてますよね~。

今も輝いてますが・・・。

 

 

〝あしながおじさん〟から届いたぬいぐるみ。

 

で、でけえ~あせる

 

 

だからこうして運ぶのだクマ

 

 

そのあと、ポチャンマチャ(屋台の飲み屋さん)に行ってぬいぐるみ相手にお酒を飲むのはちょっと怖いけど、韓国の人たちはちょっとやそっとのことでは動じません。

ええ国やなあ~。

 

 

そこへチョンとヨンギュさんが・・・すでにできているドキドキ

ラブラブラブラブです。

 

 

どうでもいいシーンですが、途中でヨンギュさんがチョンに目隠しして「サプライズ・パーティー」をするんですね。

そん時、目隠しされてたチョンが我慢できずにオナラをするんですが、目隠しを取ると案の定、大勢の人が素の顔で立ってて「はっぴば~すでいとぅ~ゆ~♪」とか歌うんですよー、真顔で。

 

これ、いる~はてなマークあせる

 

ま、笑いましたけど。

 

韓国の人ってホントにこの手の失敗談が好きですね~。

恥を笑い飛ばそう音譜みたいなね。

ある意味、いい精神風土ですかね。

私なんかも韓国に住んでたら人生、違ってそう。

 

それと、ヨンギュさんとチョンの場面で「シンデレラ」が重なる描写もあったような・・・。

 

 

結末にかんしてはミステリー的な伏線の回収はやっぱり好きですね。

 

ちなみに私はジーン・ウェブスターの『あしながおじさん』(1912年)を読んでません。

だから比較はできないです。

 

読んでない本、多いなあ。

 

〝資料室〟さんを演じたヨン・ジョンフン、私はギャングものの『狼たちのバラード』(2013年)しか観てなかったんだけど、『ふたつの恋と砂時計』では優しい~感じの俳優さんでした。

映画にはピッタリの方でしたよね。

 

ハン・ガインのご主人ですものね。

ホントにラブラブなご夫婦で。

 

 

98分の映画ですが、けっこういろいろあって、本筋もだけどヨンミとチョンの友達関係なんかもいいですよね。

チョンがプロデューサーのヨンギュさんと惹かれ合っていく話も可愛いしね。

 

本筋の結末は正直・・・こうでなくても、とは私は思いました。

 

ハ・ジウォンの他のラブストーリーと違う形にしたかったのかな・・・。

 

でもでも、この結末が一番って気もするし・・・。

 

ラストシーンは冒頭ののお母さんの言葉が思い出されます。

 

この映画の初恋は、ヨンミにとって、ホントにせつないですね・・・。

 

スティーブン・フォスターの「夢見る人」のメロディが印象的でした。

 

とにかく素直な気持ちで観れば、優しい気持ちになれる映画です。

これも、純愛ものの1作・・・映像も美しかった。

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン・・・(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香港映画 導火線 FLASH POINT 2007年

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ソルリ・・・。

 

あの美しく、魅力的だった彼女が・・・。

 

私もほとんどネットでニュースとか調べないので、すぐには気づかなかったけど・・・今は言葉もないです。

何か書こうとして書けないとゆうか・・・書きたくもないのが今の正直な気持ちです。

実は、新しい情報とかも知りたくないし・・・。

 

確かなことは『パイレーツ』(2014年)、『ファッションキング』(2014年)、『リアル』(2017年)・・・私は彼女の出演した映画が本当に好きだったし、f(x)の音楽やパフォーマンスも好きだったってことです。

 

ハラがInstagramで発した言葉・・・それで初めて涙を誘われました。

 

私が日本人として思うことは・・・日本人のネットユーザーには、彼女が韓国人なだけで、心ない、名誉を毀損するコメントを投稿しないで、日本の芸能ニュースサイトなんかも無責任で適当な報道はしないで、ってことですかね・・・この上さらに・・・(どうせするんだろうけど)。

 

そして、私が大好きな『パイレーツ』をまた観る時、これまでとは違った気持ちでフンミョ(ソルリが演じた少女の役名)を見るってことです。

 

本当に、本当にこんなニュースを知ることは辛いことです。

できることなら、知りたくはなかった。

 

心から、ご冥福を、お祈りします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

你好・・・(´・_・`)ノ

いつも、ホントに多謝です。

 

気持ちを切りかえるのは難しいけど、記事を公開しますね。

 

 

 

公開中の『ジョーカー』・・・あまりにも評判が高く、また内容的にも私向きだと思うんですが・・・苦しいところですね~(>_<)

観たい気持ちが強いけど・・・。

 

 

 

 

 

さて、え~、10月8日、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ爆弾

 

 

 

 

 

火花散る、

狼たちの導火線!

 

 

 

導火線 FLASH POINT

 

 

導火線 FLASH POINT
原題:导火线 / 導火綫
韓国語題:도화선
英語題:Flash Point


(2007年、香港映画、87分)


監督:ウィルソン・イップ
製作:ナンサン・シー、ドニー・イェン
脚本セット・カムイェン、ニコール・タン
音楽:チャン・クォンウィン
アクション監督:ドニー・イェン
スタントコーディーネーター:ユン・フア、ジョン・サルビッティ、谷垣健治、下村勇二


出演:ドニー・イェン、ルイス・クー、コリン・チョウ、レイ・ロイ、ファン・ビンビン、シン・ユー ほか


配給:アクセスエー

 

 

解説: 「SPL 狼よ静かに死ね」(2005)、「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」(06)のドニー・イェン、ウィルソン・イップ監督がタッグを組んだアクション。中国への返還を間近にひかえた1997年の香港。正義感の強いマー刑事は、ベトナム人のアーチャー、トニー、タイガーの3人兄弟が率いるマフィア組織を追っていた。相棒のウィルソン刑事が組織に潜入するも正体を見破られ、ウィルソンの恋人ジュディを人質に取られてしまう。怒りに燃えたマーは、マフィア相手にたった1人で戦いを挑む。(映画.com

 

 

ブロとものさんせんさんのオススメのドニー・イェン映画3本のうちの1本です。

 

他の2本は『SPL 狼よ静かに死ね』(2005年)と『三国志英傑伝 関羽』(2011年)ですね。

 

ドニー・イェンの映画といえども、いつまでレンタルDVDさんにあるか心配なんですが、まず『導火線』を観てみました。

 

内容的には何も知らなかったんですが、タイトルから「渾身の一撃ノリ」を感じたので、今はこれしかない!!とこっちも気合を入れて観ました。

 

 

非常にシンプルですが、ストーリーはあります。

 

実のところ、難しい映画でないことが私にはありがたいことです。

 

難解な映画はけっして嫌いではないですけど、週に1本くらいがちょうどいいかなあ、と思ってます。

それ以上となると、それ以上は観れないかもです。

 

その点、アクション映画は何作でも観れるような気がする。

 

中国返還前の香港・・・そんな時代の映画。

ドニーさんたちも返還後のことについては思うこともあるでしょう。

 

暴力デカのマーは案の定、上の人たちから目をつけられて怒られそうになるが「不当な暴力じゃない」と・・・。

が、警察のブラバン部に左遷されてしまうのだった。

 

しかし彼の言い分も仕方がなく、アーチャー、トニー、タイガーのベトナム三兄弟の悪さは目にあまるものだった。

 

これから観る人のために、細かいことは書かずにぼやかしときますね。

 

 

ウィルソン(ルイス・クー)は自分の誕生日を女性と過ごそうと(これはもう、ハッキリとエロい夜を過ごしたい一心で)、ガールフレンドたちに電話をかけまくってたが、そんなもん呼び出される方はたまったもんじゃない。

ウィルソンのこの「性格がエロい」って設定、いらんと思うけどな~。

「大勢のオンナがいた」じゃなく、普通に彼氏・彼女でええやないですか。

 

ところがやっと来てくれる女の子は中国一の脱税美女、ファン・ビンビン。

 

最後の方で電話されたわりにはファン・ビンビン演じるジュディは本当にウィルソンのことが好きで、その気持ちは最後まで変わらないのだった。

ってこれウィルソン的には逆にかっこ悪い話ですよ。

 

で、好きなあまりにウィルソンが怪我した時、ジュディはいきなりドニーさんを叩く!!

 

 

そんな感じの警察の暴力デカ対ベトナム三兄弟の血で血を洗う戦いを描いた作品なんですが、最後、映画.comさんのあらすじの「怒りに燃えたマーは、マフィア相手にたった1人で戦いを挑む」は間違いで、1人じゃないですね、ええ。

けっこうチームワークもありますし、仲間も多い。

むしろ、仲間思いなマーだっただけに余計に大ゲンカになるわけで。

 

そして最後の決戦も最初は1人じゃないですよ。

怪我しまくってる人も協力します。

 

これは私が悪いのですが、韓国の俳優さんたちに比べて香港の俳優さんたちをまだちゃんと記憶できておらず・・・ちょっとそのあたり、つかみきれてないのが歯がゆいし、もっとキャストに詳しい方が映画も楽しめるのに・・・と残念です。

 

 

誰が善で誰が悪かよくわからないツラ。

 

ウィルソン・イップ監督の作品だからでしょうか、『イップ・マン』シリーズとかぶってる人もいますね。

ケント・チェンさんもですし、释延能(シー・シンユー)さんも・・・。

でも、シンユーさんは『イップ・マン 序章』(2008年)ではイップ・マンと知り合いの、いい人の役でしたが。

 

逆にルイス・クーは私の中ではかなりイメージが悪い。

 

コリン・チョウさんはいい人そうなのに、この映画では悪なのね。

 

ケント・チェンさんは警察の人の役が多い気がします。

ウィルソンの誕生日会の場面はハラハラドキドキながらも悲しいですね・・・。

 

そういったわけで、いかにもありがちだけどシンプルながら骨太で力強いストーリーがあり、素晴らしい映画ですが、やはり観ドコロはアクション。

 

格闘のみならず激しいカーチェイスもありますなあ。

 

この映画、カメラワークが素晴らしく・・・特に子どもを人質に取ったタイガーに対して、ドニーさんが「なにやってんねん、お前・・・ドンッ・・・むかっむかっむかっむかっむかっ・・・メラメラ」と怒りを噴出しながら振り向くところが超・素晴らしい。

で、我を忘れてやり過ぎほどやるわけですけどね、他の刑事さんたちもビビって圧倒されてます。

そこには止めてくれるレフェリーもいないしね~、もう歯止めが利かないのよ~あせる

 

もっと詳しく知りたい方は、明石家いわしさんのレビューを是非、読んでくださいねビックリマーク

 

いわしアクション映画日記VOL. 685『導火線FLASH POINT 』

 

いわしさんのレビューは、どこよりもご丁寧で詳しいんじゃないかなあ。

 

 

なかなか映画の話にリンクしないので書く機会もないんですが、10年とちょっと前まではプロレス~総合格闘技を私もよく見てたものです。

 

やっぱり女子プロから入って、何となく男子プロも見ていて・・・1997年頃からですか、ヒクソン・グレイシーを見て、こんなかっこええ人いるんかひらめき電球って思ってグレイシー一族が好きでしたね(本も何冊か読みましたよ)。

 

でも、誰を応援するとかじゃなく、いったい誰が次は勝つんだろうかはてなマークって視点で見てましたね。

ただ、番組の方向性として、誰がグレイシー一族に勝つとか、そういった観方は好きではなかった(日本を中心にし過ぎててね)。

と、言いつつ、誰がヴァンダレイ・シウバに勝つんだろうか、エメリヤーエンコ・ヒョードルに勝つんだろうかとは思ってましたけど・・・勝てないよね~。

当時、姉の夫だった人や、友達も格闘技系全般好きだったので、よく話題にもしてましたし、ホントに熱心でしたよ。

 

ところがある日、夜11時くらいのニュースを見ていたら滝川クリステルが無表情のまま淡々と「フジテレビは格闘技イベントPRIDEの放送を中止すると発表しました」と言ってて、その後、「PRIDE」の放送はなくなったのですが、その頃からシュルシュル~ダウンとまさしく私の格闘技への熱意はしぼんでいったのでした。

ま、いろいろあったんでしょうけどね。

 

それに前後して同じフジテレビは「全日本女子プロレス」の番組も打ち切り、ただでさえ地上波ではちゃんと放送されない女子プロレスが見れなくなり、最終的にはあれだけ勢いのあったk-1の放送もいつの間にかなくなったちゅう。

 

WOWOWでは何か放送されてたかもしれないけど、そんなわけで、もう・・・ダメですね。

いったんそうやってしぼむともう元には戻りません。

以後、私は格闘技への興味を失い、かろうじて女子プロレスの動向だけ、時々見てみる程度になってしまいましたダウン

 

まあ、でも、新しけりゃいいんかとは思いますけどね。

YouTubeで昔の女子プロレスを見ますけど、面白いです。

派手さはなく、ほとんどケンカみたいな試合なんですが、戦う女の情念とか激情とかが今のプロレスよりも感じられたりするんじゃないですか。

 

 

専門家によると映画、『導火線 FLASH POINT』は「総合格闘技を取り入れた現代アクションの最高峰」とも評価されていて、確かにその通りだと思います。

 

最後の決戦の「マー対トニー」なんかホントに、格闘技の大会でこれが試合だったら、もう大変なことになってるでしょうね。

名勝負として大騒ぎになったと思いますよ。

 

ひとしきり銃撃戦が行われたあと、素手でのバトルとなるわけですが、激しいし熱が凄いですよね。

これは凄いと。

 

映画としても、アクション・シーンの暴力がリアルなので痛々しく、けっこう観てて、ギャ~(>_<)ってなるんですが、それはつまりちゃんとしてるってことですしね。

 

いや、こうゆうこと書いたら怒られるかもしれないけど、数年前にテレビで某格闘技イベントが放送されてて、チラッと見たんだけど、女子の試合で・・・両方がヘトヘトだったのかもしれないけど、もつれ合ったままドターとゆっくり倒れて、あんまり動きもなく何とかしようとしてる展開がけっこうショックで、そりゃ本当の試合ではそんなことにもなるんでしょうけど、あれ、映画でやったらブーイングですよ(^_^;)

 

『導火線 FLASH POINT』は2007年の映画ですけど、その頃、すでに日本の格闘技は衰退してたように私はイメージしてるので、まあ、無関係でしょうけど、リアルの格闘技から新しいアクション映画へ移っていった人もあるんとちゃいますか。

 

ドニー・イェンとゆう人は本当に凄い人で、実際に強い人でしょうし、それを映像化できる人なんでしょう。

 

『導火線 FLASH POINT』を観てて、特にそんなことを思いましたよ。

 

また87分とゆうタイトな仕上がりもいいなじゃいですか。

ブッ飛ばす感じで。

 

 

ただ、格闘技やプロレスを見ていたとはいえ、私も技とか、そういったことにはぜんぜん詳しくないし、どこが痛いのか、その攻防とかもわかってないので、ある意味、「猫に小判、犬に論語」なところはありますあせる

 

でも逆にそんな程度の人がこんなふうに興奮できる映画が素晴らしいんじゃないですか。

 

私の場合は去年の暮れに『エンジェル・バトラー 戦闘無双』(2009年)を観てからですね。

こっちのカテゴリーに惹かれていったのは。

だからまだ1年足らずです。

 

でも、けっこうハマってますよね( ゚ー゚)( 。_。)

 

私にとってはドニーさんはやっぱりイップ・マンを演じてるドニーさんが一番ですが、でも『導火線 FLASH POINT』の暴力デカ、マーも素晴らしかったです。

 

さんせんさん、オススメ、ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

でわ、でわ、今日も最後まで謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 まわし蹴り 2004年

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

 

10月25日からこの映画が公開ですNEW

 

 

 

風水師 王の運命を決めた男

 

映画 「風水師 王の運命を決めた男」 オフィシャルサイト

 

 

 

いろいろありますが、今日は映画の記事に専念ビックリマーク

 

10月9日、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラドンッ

 

 

 

 

 

まわし蹴り

 

 

まわし蹴り
原題:돌려차기
英語題:Spin Kick / Taekwon Boys


(2004年、韓国映画)
102分(日本版DVD:110分)


監督:ナム・サングク
原案:パン・チュソン
脚本:ナ・ヒョン、ナム・サングク、シン・ドンイク(脚色)
撮影:パク・サンフン
照明:シン・ギョンマン
音楽:イ・ビョンホ、イ・ソユン
出演:キム・ドンワン、ヒョンビン、チョ・アン、キム・テヒョン 、パク・チヨン、ムン・ジユン、イ・ギウ、チョン・ジェヒョン

特別出演:キム・ヨンホ、キム・ガプス、パク・チョンハク

イ・ジュソク、チョンウ、ユ・ビョンソク、チョン・ジョンノ、シン・ドンイン、パン・ジンジュ、チン・ソンミ、ユ・ミニョク、チョン・ソンフン ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

物語自体はシンプルなんですが、けっこう登場人物が多いので、なんかゴチャゴチャしてて、細かく語ったらキリがないんですが・・・とにかく、マンセ高校のテコンドー部だけど、コ監督(パク・チョンハクさん)が厳しいので、部員たちもけっこうイヤになってて、そんな中、バスで同じ高校の不良軍団とつまらないことでケンカになった。

 

 

不良軍団のリーダー格はヨンゲク・・・ご存知SHINHWAキム・ドンワンが演じてます。

とにかくバスの中で大暴れ。

 

 

それで、テコンドー部の部員たちは主将のイ・ミンギュ(ヒョンビン)以外全員、病院送りとなってしまい・・・不良軍団は逮捕。

 

 

部員が全員ダメになってしまったので、コ監督もマンセ高校を見限ってあっさり去ってしまう。

 

 

でも、主将のミンギュくんだけは目をかけてたようで、連れて行こうとしたんですが、ミンギュくんはそれを断る。

マンセ高校でやっていきたかったのか、それともコ監督のやり方がイヤだったのか・・・とにかくコ監督とミンギュくんの間に確執が生まれた。

 

ヒョンビン演じるミンギュくんはホントに真面目にテコンドーをやってる品行方正な高校生だけど、ちょっと頭が固いのかな。

生真面目とゆうか・・・でもそれだからこそ武道家なのかな。

とにかく意志の強さを感じるキャラクターです。

 

 

「このままではテコンドー部が大会に出れん」と焦った校長先生(キム・ガプスさん)、テコンドー部のマネージャーで娘でもあるスビン(チョ・アン)の言い分もあり、マンセ高校50年の伝統のため、逮捕中の不良軍団をテコンドー部として大会に出すことにする。

 

出ないヤツは少年院行きだビックリマーク

 

 

不良軍団のジョンデ(キム・テヒョン)にはミエ(パク・チヨン)とゆう本気で付き合ってる子がいて、現在妊娠三ヶ月。

ミエとしては子どもの父親が高校中退とか絶対無理、むしろ大学も出てほしいわけで、ジョンデとしてもここは半端はできねえ。

高校を卒業するためにもテコンドー部、やるしかねえ。

 

そんなふうな感じで不良軍団はテコンドー部に入部。

 

 

が、もともとアホですしガラも悪い。

テコンドーに青春を捧げてるミンギュくんとは対立もするでしょう。

案の定、すぐケンカ。

そこは校長先生とスビンが止めますけどね。

 

不良軍団の学校でのワルも描かれますが、あんまり気持ちのイイもんじゃないね~。

やっぱりツルんで周囲をビビらせてるとか、不快。

 

 

そんな中でもヨンゲクはスビンにそんなとこを見られて気まずそう。

あ・・・気になるはてなマーク

 

けど、テコンドー部の活動に参加する段階になると、スビンの気持ちを逆なでするような嫌がらせをしてしまう。

 

生徒だけじゃアカンね、やはり。

 

 

ヨンゲクたちにシメられる不良中学生たち。

ヨンゲクは彼らに説教するけど、つまり自分たちも今のままじゃダメだって自覚してるんよね。

 

 

ヨンゲク、とにかく道着は着てみる。

 

 

で、部の監督探しも難航してたんだけどスビンがマンセ高校の卒業生の中から1人見つけた。

 

ソン・チュングンさん・・・演じるはキム・ヨンホさん。

『美人図』(2008年)のあの、めんどくさい絵の師匠さんです。つまり、このオヤジのせいでキム・ナムギルが死ぬハメになったんやむかっ

 

しかしこのテコンドーの師範はハマリ役です。

笑うで~(´∀`*)

 

 

道場に生徒さんが来ないのでゲームを置いている(≧∇≦)

 

しかもスビンが監督になってと頼みに行ったら、その場で3人の生徒がやめて道場、閉鎖(;´∀`)

 

ちなみに韓国では小学生は放課後にテコンドーの道場に通うそうですが、それは託児所の意味合いもあるんでしょう。

ただ、やった甲斐はあって、けっこう大人になってもみんな足はよく上がるそうですよ。

 

 

このくだり、最高ヾ(*´∀`*)ノ

 

 

誰でもいいから、ってことで母校のテコンドー部の監督に就任。

 

実はチュングンさん、ずっと昔、世界選手権で三連覇だったあのコ監督に勝ったことがあったらしいんです。

だったら凄いんじゃないかと思うんですけど。

 

部の不良部員たちには当初から見下される監督だが、それでも指導が始まればやっぱりキツいものがあり、一気に脱落者が出てしまう。

 

 

ジョンデとミエのしょぼいながらも二人の住まい。

とにかく赤ちゃんは待ったなしで生まれるんだから、まずは高校を卒業すること。

 

でも、ミエは具合が悪いようで・・・心配。

 

 

ミンギュくん、ヨンゲク、ジョンデ、ヒョクス(ムン・ジユン)、それからもともとから部にいて、ず~っと補欠だったソンワン(チョン・ジェヒョン)。

残ったのはかろうじて5人。

 

でも、どうせこんなゴミクズのメンバーでは勝てないとミンギュくんが言ってしまい、その言葉を聞いた監督はミンギュくんを主将からはずして、ヨンゲクを主将に任命。

「やってもみないで士気をくじくなんて」と。

 

大会の予選に備えて部を辞めた不良たちは兄貴分のジョンデのため、他の高校の部員を脅して根回し。

 

 

ジヌン高の主将を演じるのはご存知、チョンウさん・・・若いビックリマーク

 

そんなことは知らず、スビンに「今度の予選で勝ったらあなたたちを見なおすわ」と言われたヨンゲク、独自にちょっとやる気を出す・・・単純。

 

 

大会当日、ミエも彼氏に檄を飛ばします。

ミエのアホな友達も応援に駆けつけてます。

 

まあ、予選を通過できたら、それで退学を免れるので十分、ってヤツらもいるんですがね、監督はもっと結果を出してほしい。

 

テコンドーのルールとか大会の仕組みはわかりませんがねー、観てるうちに何となく把握できる気がします。

 

脅迫しておいたので何となくマンセ高もそこそこ勝ってるようですが、気の強いジヌン高とは結局、場外乱闘になってしまうあせる

 

 

ヒョンビンも呆れてます。

 

で、結局、チョンウさんが運営の人に脅されたことを告白して悪事がバレ、ミンギュくんは激怒。

脅させたヒョクスに殴りかかるが、仲間だったヨンゲクもヒョクスとケンカ。

ヨンゲクも真剣になりつつあった。

 

 

ヒョンビン、若い、可愛い。

 

それはともかく結果、ヒュクスは選手の資格を剥奪になった。

ヒョクスとヨンゲクは気まずく別れる。

 

 

こいつはヘガン高のマ・ギルス(イ・ジュソク)。

かっこええやん・・・いいでしょ、コイツもはてなマーク

 

 

ギルスは超・強いヤツでミンギュくんのライバルだったのですが、今や脅迫までする寄せあつめのダメ部となったマンセ高をバカにして、ミンギュくんに意地悪を言ってくるのだった。

でも、顔はいいね(^_^;)

 

何となく、すでに終わったように思えたマンセ高のテコンドー部でしたが、監督はスビンと上手いこと部員たちを焚きつけて今一度、奮起させる。

で、ヨンゲク、打倒ギルスを誓う。

 

そんで、ヘガン高に練習試合に行くんだけど・・・あのコ監督がヘガン高の部の監督になっている。

因縁が・・・増えていきますね~。

 

けど、その練習試合ではマンセ高、ボロ負けダウン

ミンギュくんも負けてしまい、ソン監督もコ監督にやっつけられる。

実はソン監督、前にコ監督に勝ったのはマグレで、それ以外は最悪な人だったあせる

 

 

でもボロ負けしたことで不良バカの心にも火がついた。

 

「よくわからないけど自分を変えたいんですメラメラ

 

 

でもバカが頑張り始めるとミンギュくんのやる気がなくなったり・・・。

 

ミンギュくん、スビン、それからヨンゲクの3角関係もちょっとあります。

 

 

で、テコンドーをやめようとするミンギュくんを、屈折した形で引き止めるヨンゲクの、男と男のケンカもありまして。

 

 

そんな感じで意外と仲間意識も深まる。

 

この場面の二人の「アクション勘」のようなもの、見ものです。

ミンギュくんの方が強いんだけどね。

 

 

そして一番、気弱だったソンワンも監督の指導で覚醒して。

 

 

でも、大会が近づくにつれ、メンバーが4人しかいないことが不安になってきたんですが・・・はてなマーク

 

 

突如としてそこへ現れし、ものすごく背の高い男!!

 

ってゆうか君~、時々、テコンドー部が騒いでるのを腕組みして見てたよね~!?

 

マンセ高、バレエ部、チェ・ソッポンビックリマーク

 

演じるはご存知、189cm、イ・ギウさん。

 

実は物語も後半に差しかかろうとする時にテコンドー部に加わるこの男の子、最もポテンシャルが高い人だったりする・・・強いよー。

 

 

で、テコンドー部は合宿に行く・・・がヨンゲクとミンギュくんはスビンがちょっと気になってる。

いや、今は大会に専念しよ。

 

そして、なぜか海岸で出会ったヘガン高と乱闘になったり・・・。

 

 

監督もしんどい。

けど、それも指導の一環。

 

謝る部員たち・・・。

 

 

夜・・・先生の感動的なスピーチもあり、みんなで踊って一体感!!

 

いい感じですわー。

 

ですが、合宿から帰って大会の前の夜・・・出場資格を剥奪されたヒョクスがジヌン高の部員たちに仕返しされてて、それを止めに入ったヨンゲクが肩をひどく負傷してしまう。

 

 

そして迎えた大会当日。

マンセ高校テコンドー部は果たして決勝まで勝ち残れるか。

ヨンゲクはヘガン高のギルスに勝てるのか。

ミンギュくんはコ監督に一太刀を浴びせられるのか。

ほか、ダメ部員たちは勝つことができるのか。

監督にとっての初めての勝利は。

お腹に赤ちゃんのいるミエのこともある・・・。

 

男子たちの友情が燃え、それを見守る女子が萌え。

 

 

キム・ドンワンも頭をサッパリさせて急激にかっこよくなります。

 

ヨンゲクとミンギュくんの友情もいいですよねビックリマーク

 

 

ヒョンビン目当てで観た映画でしたが、予想以上にいい映画でした。

 

いわゆる「青春スポーツコメディ」ですが、ほんとそんな感じで、最後は感動です。

これ系の「青春スポーツ映画」の中でも、ほんとに良かったですよ。

それはきっと前半のコメディが良かったんですよ。

 

つまらないことでいがみ合ったり、つまらない人間だから虚勢を張ったり・・・それが後半、急に一体感が芽生えていくのがいいんですよね~。

 

テコンドーを知ってた方がもっと面白いんでしょうけど、知らなくっても大丈夫でしょう。

私は大丈夫でした。

 

ってゆうかスポーツ映画ってあんまり観なかったんですけど、この映画はホント、良かった。

韓国映画ですね~音譜

 

 

ヒョンビンは21歳くらいはてなマーク

ほんとに若いです。

少なくとも一番、高校生に見えましたよね。

 

 

もちろん、キム・ドンワンたち、他のキャストも素晴らしかったです。

 

中でも、おじさんですが、監督役のキム・ヨンホさんが良かったなー。

味のありまくる演技です~。

 

かなり前の映画ですが、もし観てなかったら、また観てくださいね。

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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韓国映画 私の隣の殺人者 2010年

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

 

 

 

10月25日からこの映画が公開ですNEW

 

風水師 王の運命を決めた男

 

映画 「風水師 王の運命を決めた男」 オフィシャルサイト

 

私も絶対、観に行きますよ。

でも、シネマートさんのスケジュールに気をつけておかないとビックリマーク

11月1日からは『8番目の男』も始まるし・・・。

 

 

 

10月10日、この映画を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

私の隣の殺人者

 

 

私の隣の殺人者
原題:우리 이웃의 범죄 가족사진
英語題:Sin of a Family


(2010年、韓国映画、104分)


監督・脚本:ミン・ビョンジン
撮影:チ・ギルン
照明:キム・ジンソン
音楽:ソン・ジュンソク


出演:シン・ヒョンジュン、ワン・ヒジ、チョン・ノミン、イ・ギウ、チョ・サンヨン、キム・ソヒョン、パク・チャンイク、チョン・ウォンジュン、キム・ヨンウ、イ・ジェウク、ノ・ヨンハク、ハン・ピルス、チェ・ミョンギョン、オ・イネ、ヤン・ジェソン、チェ・ジョンフン、ケ・ジソン、キム・ヒジュ、ヤン・ヘジン ほか
友情出演:キム・ジンス、ナム・ヒソク、キム・ヒョンチョル

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

やんややんやー音譜

映画は結婚式の一幕から始まりますが、そんな「生(ナマ)の韓国」の絵から始まるともう、私、それだけで嬉しくなりますわー。

 

 

チョ・チャンシク(シン・ヒョンジュン)は仕事できないのに大酒飲みでスケベな怠け者の刑事。

妻はとっくに家を出ており、バカ息子のギョンス(ノ・ヨンハク)と二人暮らしです。

とにかくスキの多い人、アイゴ~あせる

 

ここ、ものすごく品のない会話が交わされてます。

 

 

チャンシクと同じく強力3班の刑事、イ・テウォン(イ・ギウ)・・・やっぱり背が高い。

テウォンはチャンシクよりは仕事熱心な刑事さん。

まだ若いしね。

 

この日の結婚式の新郎はテウォンのお兄さんで、結婚相手はベトナム出身の女性(物語の途中で家出)。

 

テウォンのお父さん(写真真ん中のヤン・ジェソンさん)は認知症が進みつつあり、テウォンの負担となりつつある。

 

イ・ギウさんは私が前回の記事で書かせてもらった『まわし蹴り』(2004年)では、「強いバレエ・ダンサー」を演じてました。

 

で、映画が始まって3分で事件ですNEW

 

でも、チャンシク、お酒の飲み過ぎでフラフラ・・・おええビックリマークとかなってます。

「今度ドブロクを飲んだら俺は犬以下だな」とか言ってますが、それではわんこたちに失礼ですね。

 

雨で土が流れて、男の子の遺体が発見されました。

被害者は窒息死したあと、土に埋められたと・・・。

 

チャンシクは現場で転んだ時に、一つの人形を発見する。

 

 

被害者は買ったばかりの服を着ており、また被害者は犯人と面識があったと推理されました。

 

 

遺体を埋めたであろう夜に、チャンシクたちの知り合いの元海軍の男に起こった交通事故の、相手の車の持ち主がチュンチョン(春川)のイム・オクチャ教授だと判明し、チャンシクたちは話を聞きに行く。

 

そして事故当時、教授の車を運転していたのはセドンとゆうどうしようもない学生だと知り、チェチョン(堤川)で待ち伏せ。

 

 

またこんなとこでキッチリ仕事しはる韓国映画(^_^;)

 

で、男児死体遺棄事件にかかわりがあるかと尋問したけどセドンは不倫関係になったイム・オクチャ教授を脅迫していただけだった。

 

 

被害者である男児の身元は判明しない。

刑事係長(キム・ジョンヨン)は怒ってしまって、事件はチャンシクたち強力3犯に任されることになる。

 

ちなみに強力3班の班長さんを演じているのは、チョン・ウォンジュンさん。

 

 

そんな時、チャンシクの息子、ギョンスがまた問題を起こす。

なんかケンカをしてノコギリを使ったってことなんですがね、なんでノコギリ(톱=トプ)を使ったかったゆうと自分がトップ(top)ってことらしいんですがねー、それはともかく、お母さんも出て行ってしまったし、お父さんもダメ刑事だし・・・だからと言ってグレていいわけじゃないけどね。

 

チャンシクも、もうどうしていいかわかりません。

怒って更生してくれるのなら怒りもしますがね、チャンシクも自分がダメ親父って自覚があるのでねー。

 

 

被害者の身元判明のため、テレビに出てみたけど、変なところで狼狽して上手くいかず・・・ウォンジュ(原州)の歯医者さんに協力してもらってやっと行きあたった男の子は今もしっかり元気だったり(^_^;)

 

 

2ヶ月が過ぎてしまう。

 

テウォンのイライラもかなりですが、チャンシクの方は冒頭で相談にのってた女性(って結局、自分が浮気したのかはてなマーク)の夫に詰め寄られ、嘘泣きで難を切り抜けようとするとかグダグダ。

 

 

テウォンのお父さんは息子のことが心配だとかで署に来てしまう。

 

 

そんな中、テレビで報道された行方不明の男児が、捜査中の事件の被害者ではないかと気づく。

 

チョン・ミョンファンとゆうその子は自閉症だった。

この子が遺体と同一人物なのか調べることになる。

 

ところがチャンシクの息子、ギョンスがまた暴力事件(今回はショベル使用)を起こしたので、もう、とにかくチャンシクはギョンスと一週間、一緒にいて見張ることになる。

 

ソウルで捜査を続けたが、ミョンファンは病気もあってかなり、周囲を困らせる子どもだったようだ。

家族はミョンファンに誠心誠意、尽くしていたようだが。

 

 

このあたりから重要な証言者として登場してチョンシクに色目を使う中国料理店の店主のオネエの人、『キム・レウォンの引越し大作戦』(2002年)の、あのハン・ピルスさんなんですね~(;´∀`)

いや、嬉しかったですよ。

 

ミョンファンが行方不明になった日、町中が大騒ぎになったとゆう。

タクシー運転手だった父親が母親にミョンファンを引き継ぐ時、目を離した隙に迷子になり・・・必死で探したが見つからなかった。

 

ミョンファンの家族は昔は良かったのだけど、ある時点から食べるのにも困るほど貧しくなってしまい、結局、消費者金融に手を出してしまったのだとゆう。

 

消費者金融の男はミョンファンの家族と深く付き合っていたが、彼が家族の不幸であるようにも見えた。

 

ミョンファンがいなくなったあと、家族はどこかへ引っ越してしまった。

 

チャンシクたちはようやく核心に至ったと思ったが、ところが検査した結果、父親が警察に渡した髪の毛は、男児の遺体とはDNAも血液型も一致しなかった。

 

実の息子じゃないから手をかけたのか。

状況的には父親が犯人である可能性が濃かった。

 

チョンシクたちは身元を隠してミョンファンの母親(ワン・ヒジ)に近づく

 

 

ミョンファンはお気に入りの人形がなくなると大騒ぎするので、そんな時には家族が必死で探すのだった。

ミョンファンの兄や姉もミョンファンのことを大事に世話していたが、日に日に負担になりつつあるのは確かだった。

 

 

回想シーンで描かれる、おそらく知的障がいのある青年が、自閉症を患うミョンファンに水をかけていじめている光景・・・何とも言えない気分になりました。

 

 

私自身も、いつか、こんな光景を見たように思えてなりません。

 

ミョンファンは目を離した隙に消えてしまい、何度も家族を慌てさせた。

また母親の勤める飲食店の店内で粗相をしてしまい、母親が仕事を辞めさされたこともあった。

 

 

それでも母親にとっては可愛いわが子であり、母と息子の間には優しい感情があったのである。

 

父親が提出した髪の毛は女性のものだった。

 

テウォンはこれで犯人は父親に違いないと主張するが、ミョンファンの家族の毎日がどんなものであったのかを知ったチョンシクは複雑な気持ちだった。

 

刑事の中にはいくら病気だからといって父親が我が子を殺せるのかと言う者もいた。

しかし、テウォンはそういった気持ちも理解できると口にする。

認知症を患う自分の父親のことを思えば、ありうると・・・。

子どもにまで厄介者扱いされる父親を見ていると、父親自身のためにも早く逝った方がいいと・・・。

 

お兄ちゃんがミョンファンを一人でおいて遊びに行った時、ミョンファンはボヤ騒ぎを起こしたこともあったのだ。

 

 

そんな中、ミョンファンの母親の妹、 グムスク(オ・イネ)の車が、ミョンファンが失踪した日の夜、スピード違反を犯していたことが判明する。

 

 

グムスクの車は、ミョンファンを探すと義兄が借りたものだった。

 

彼女は言う、元凶は貸金業のあの男なのだと。

ミョンファンの病気もあの男のせいだ、と。

 

 

「なぜ警察に通報しなかったんですか」とチョンシクは思わず口にするが、グムスクに「助けられるんですか。貸金業者に恨まれたら終わりです」と言い返され、沈黙するしかなかった。

 

 

貸金業のカン社長のオフィスに暴れ込むチョンシク。

 

 

ストーリーはこのくらいにさせていただきます。

なんだか、中途半端な感じになりますが・・・あとはご自分で観ていただきたいです。

 

 

かわいい子供が ニワトリのおりに行き

めんどりを捕まえようとして 逃がしてしまったよ

おなかをすかせていた キツネがそれを見て

〝しめたぞ〟と めんどりをくわえていった

コケコッコー

 

 

実は、あまり期待してなくって、どうせたいしたことないでしょ、でも韓国映画だし念のため、観ておきますか~はてなマークみたいな気分で観始めたんですよ。

 

前半、かなりコミカルで、ダメ刑事たちの右往左往が描かれるんですけど、好きですね~、私はそうゆうの(´∀`*)

何度、観ても飽きない。

 

で、笑いながら観てたんですが、これは子どもの遺体が発見された事件の捜査にかんする映画で、だから、ただ面白がってるだけじゃダメなんですね。

 

事件自体は映画的にケレン味に乏しいものなんですが、それは逆に映画として誠実なんじゃないですかね。

けっこう肩透かしを感じる人もいるんじゃないかとは思うけど。

 

ダメ刑事だと思ってたチャンシクですが、最終的には事件の核心に迫っていきます。

 

その過程でもう、私は映画を観てるって気がしなくなってきて・・・なんて書けばいいのか、正直、わからないのだけれど・・・圧倒されてました。

いつもの使い古しの言葉しか出てきません、ごめんなさい。

 

 

親であること、子であることについての映画なんだけど、これは日本でも時折、報道されるタイプの事件なんです。

だからとても現実的です。

 

私は観ていてハッとさせられました。

テレビのニュースでは報道しきれていない、その事件の真実を見せられてると思って。

これは凄いことだと思う。

だから私は、なんてゆうか、本当に感動したし、心が慟哭しましたよ。

 

この映画は傑作だと思います。

映画芸術としての完成度とか、専門家筋の評価は知らないけど、私がこれまでに観てきた映画・・・特に「社会派映画」とゆうジャンルでしょうか、その中でも抜きん出てると思いました。

 

だって、無理に映画のために形を作った感じじゃなく、今、現在、確実にありうる「私の隣の犯罪」なんだもの。

 

申し訳ないけど、この映画を観たら、そこらへんの映画々々した犯罪映画なんか陳腐に感じられてしまうほど。

だって、『私の隣の殺人者』は現実なんだもの。

そりゃあ勝てないでしょう。

 

 

刑事チャンシクにはデキの悪いケンカ三昧のバカ息子がいて、刑事テウォンには認知症が進む厄介者の父親がいる・・・でも二人は事件を担当したことで、考えが変わっていくんですよね。

 

チャンシクの息子のギョンスも父親と一緒に行動したことで、父親への気持ちができてきてましたしね。

 

中でもチャンシクが真相を知る中で見せる表情が好きです。

いや、ダメ刑事だと思ってたけど、ホントはこんな人に刑事さんであってほしいんですよね。

 

ミン・ビョンジン監督の作品は、他に『ジャスティス これが法だ』(2001年)を観てますが、2つの作品はかなり違いましたね。

私は、『私の隣の殺人者』が好きです。

 

監督、また映画を作ってくださいビックリマーク

 

우리 이웃의 범죄 OST [가족사진] -김소현-

 

エンドロールで流れる歌は・・・タイトルが「家族写真」でしょうか、ミョンファンのお姉ちゃんを演じたキム・ソヒョンが歌ったようです。

 

おそらく、劇場で多くの観客の涙を誘ったことでしょうね・・・。

 

 

『私の隣の殺人者』のような映画について書く時、私はいつも読んでくださる方々にオススメするのを躊躇してしまうんだけど、本当は観てほしいんだよな~あせる

 

たしかに、この映画は「きつい」、「重い」、「恐ろしい」映画だけど、傑作なんですよ。

思わずDVDを買ってしまいました。

久しぶりに「買った韓国映画」です。

どれほど私がガツンときたか、わかるでしょ、それで。

 

そんなワケで、もしもレンタルDVDさんに置いてあったら是非!!です。

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香港映画 バレット・オブ・ラブ 2001年 ネタバレ

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你好・・・(^-^)ノ

いつも、ホントに多謝ですキスマーク

 

私は日本の俳優さんが外国映画に出てるのを観るのが好きですし、アジア映画の合作にも、いつも注目してます。

 

韓国映画に日本の俳優さんが出る映画、また逆に日本の映画に韓国の俳優さんが出る映画も好きだし、日本が舞台の韓国映画、香港映画も大好き。

海外ロケの日本映画もですね。

越境的亜細亜映画がとにかく好きなんですよね。

 

ですので、ここ数年、日本と他のアジア諸国の合作映画や、他のアジア諸国の映画に日本の俳優さんが出演してる映画を調べてて、日本の女優さんが出演した1本の香港映画を知りました。

 

 

 

前から観たかったんですが、10月19日、この映画を観ましたカチンコ

 

 

 

 

 

時は二つの恋を刻み、

悲しい銃声と共に止まった。

 

 

 

BULLETS OF LOVE

バレット・オブ・ラブ

 

 

バレット・オブ・ラブ

原題:不死情谜 / 不死情謎

英語題:Bullets of Love

韓国語題:불사정미

 

(2001年、香港映画、105分)

 

監督:アンドリュー・ラウ

プロデューサー:キャンディ・リョン

エグゼクティブプロデューサー:アンドリュー・ラウ、一瀬隆重

脚本:サーティーン・チャン

撮影:アンドリュー・ラウ、ライ・イウファイ

 

出演:レオン・ライ、瀬戸朝香、テレンス・イン、リチャード・サン、チャン・ワイ・マン、ン・チー・ホン、カオ・パオ・ワン、ロナルド・チェン、早川咲 ほか

 


 

解説: 香港四大天王のひとり、レオン・ライと瀬戸朝香が共演した香港とパリを股にかけたアクション・ラブストーリー。香港映画名物ワイヤー・アクションに瀬戸が挑戦し、華麗なガン・アクションを披露する。(映画.com

 

 

まず、この映画の日本版DVDですが、いわゆる「アスペクト比」が変なようなんですね。

両側から押しつぶしたようで、微妙に縦長な画面。

 

海外のサイトでもそのことを厳しく指摘している人がおられました。

そうとう異常だったようです。

でも、まあ、私は観ているうちに気にならなくなったけど。

 

 

白昼堂々、四条河原町みたいな街中で一人の男が殺し屋に3発の銃弾で殺される。

 

人が血を流して亡くなってるのに、そのまま足早に通り過ぎていく通行人たちが変。

 

「都会の冷たさ」が表現されてるのだろうか。

 

 

なんか「サイコ・サスペンス」っぽいクレジットタイトルに思いましたが、そんな映画じゃないですね。

いや、そうなのかはてなマーク

 

監督はアンドリュー・ラウさん・・・作品に、日本のマンガを日本で映画化した『頭文字D THE MOVIE』(2005年)、クァク・ジェヨンの脚本を映画化した韓国映画の『デイジー』(2006年)、リチャード・ギア主演のハリウッド映画だった『消えた天使』(2007年)などがある、越境的亜細亜監督の一人ですね。

 

逮捕に向かう前の刑事たちの無駄話からスタートですが、いいですね、その始まり方。

 

 

雨が降りしきる香港の街並みのお陰か、『ブレードランナー』っぽいムードでかっこいいのです。

 

 

激しい銃撃戦と追跡の末、特殊警察部隊の捜査官、サム(レオン・ライ)は、長年追い続けていた国際的な犯罪組織のリーダー、〝ナイト〟こと、ウォン・ポー(テレンス・イン)を、逮捕する。

 

ナイトの兄は〝デイ〟で、リチャード・サンが演じてる。

 

 

サムには恋人、検事のアン(瀬戸朝香)がいます。

もう一緒に住んでるんですよね。

アンは紅茶を入れるのにこだわるし、サムはラーメン作りに独自の信条がある。

 

前半、瀬戸朝香の声は吹き替えじゃないですかね。

流暢な香港の言葉です。

 

 

で、検事であるアンがナイトの裁判も担当してるんですが、おそらくサムとアンは刑事と検事の仕事関係から付き合うことになったんですよね、と思いたい。

 

 

ふてぶてしいナイト。

 

 

ナイトは本当に極悪な犯罪者なんですが、部下が身代わりで罪をかぶったりして、裁判の行方は思わしくない。

 

 

サムは、ナイトの殺し屋がどれほど残忍な殺し方をするかをアンに話す。

1発で殺さず、3発で殺すのだ、と。

 

レオン・ライさん・・・すんません、字数もアレなんで、また今度、語りますねあせる

ただ、「端正」とゆう言葉が非常に似つかわしいお顔です。

 

瀬戸朝香さん・・・ドラマは観てたけど映画は観たことないです。

やはりおきれいな女優さんです。

 

 

最終的にナイトは5年の禁固刑ちゅう軽めの量刑でした。

 

ナイトはまったく反省しておらず、むしろサムやアンを脅すかのようだった。

 

 

二人でパリへ行くことになったんだけど、窓の外には二人の様子をうかがう何者かが。

 

 

デイとナイトが使う殺し屋は実は女で、デイは彼女に早くターゲットを始末するよう、念を押すのだった。

 

 

サムとアンはパリに来たんですが、観光の図と交互にゴージャスなホテルの部屋でエッチしてる絵が何度もカットバックするのがちょっと恥ずかしい感じ(^_^;)

あ、でも、裸が映るとかじゃないですけど。

 

しかし、そんな二人のすぐ近くにあの殺し屋がいてるのだった。

 

サムはアンにプロポーズする。

 

 

そして、とても大きなビルのエレベーターに乗っている時に狙撃され・・・3発の銃弾がアンの命を奪いました。

 

このシーン、二人の演技でしょうけど、すごく悲しくなりました汗

 

この前、火事になったノートルダム大聖堂が映ってましたね。

 

 

そして、すごく突然なんですが、それから2年後になり、警察を辞めたサムはランタオ島の大澳(タイオー)に住んでます。

 

ンガウさんがやってる飲食店では練習場に借りてるバンドが演奏に励んでます。

 

レストランかと思いきや、階段には「ンガウ治療院」の看板があり、おじさんの弟さんのアフーさんは少し知的障がいの方のようで、大人だけど幼い感じ。

 

 

で、ンガウさんはアフーさんがいじめられないように「入れ墨を彫ってやった」とか言ってるんですが、いやいやいや、アカンでしょ、普通に、そんなんしたらあせる

ようわからんけど、アフーさん、タトゥーだらけあせる

 

サムは今はこの地で、漁師さんとして暮らしているようです。

 

で、子ども相手にサッカーの試合でボロ負けしたり。

その子どもサッカー・チームにごはんを振舞ったり。

 

 

うわ~、ええわ~音譜と私は一気に嬉しくなってきます。

 

最初の30分はまあ通常のサスペンス映画と思ったんですが、ここからが予想外に素晴らしい。

 

あ、お店はアフーさんと彼女さんのジョジョがやってるみたいね。

 

バンドの5人組も気のいいヤツらで、サムと気が合うみたい。

 

ところがサッカーの試合のビデオを見ていたら、亡くなったアンによく似た女性が写っていて・・・その時、その女性がアフーさんの店に来たのよ。

アフーさんはアンの幽霊だと思ってサムを呼んでるし。

 

たたみかけるよね~(;´∀`)

 

 

サムは夢中で追いかけて声をかけてみたんだけど投げ飛ばされてしまい、「私あなたなんか知らないわ」と急に日本語を喋るその女。

 

 

風景がいいですよね~。

 

夜、サムはンガウさんと話してて、ンガウさんはアフーさんのことが心配なんだけど、アフーさんと同じように知的障がいなジョジョとアフーさんを結婚させてやろうと思ってるのでした。

 

そして昔、新藤恵美に似た日本人女性に惚れられたンガウさんは、サムさんに日本語を勉強して、今朝、会った日本人女性との出会いを無駄にしたらアカンで、と言うのだった。

 

 

サムはお坊さんに相談に行って、そこでまた、あの日本人女性と出会う。

 

 

そして、彼女に亡くなったアンのことを話すと、サムを警戒していた彼女も話を聞いてくれる。

 

 

彼女はユウとゆう名で、日本の雑誌のカメラマンだった。

 

サムはユウの入れてくれた紅茶を飲み、アンのことを思い出してしまう。

ただ似てるとゆうだけでユウにこだわるなんて・・・悩むサム。

 

ユウはアフーさんからアンの命日を聞き、お寺さんにお参りする。

 

 

そして、アフーさんとジョジョの結婚も決まっていく話になっていくんですが、そこらへん、ホントにいい感じです。

ハートウォーミングって感じで、ああ、この映画、観て良かったなぁ、と。

 

そんな中、ユウは大澳(タイオー)の町の人たちの優しさに触れて笑顔が増えてくるし、サムとも打ち解け、言葉を教え合ったりしながらお互いに惹かれ合っていく。

 

 

街のゴロツキ、マオに不愉快なことを言われたジョジョが姿を消してしまい、みんなで探してたんですが、見つけたユウがジョジョと優しく話し合う場面もいいですね~。

 

いろいろと変なところもあり、また納得もいかない場面も多いんですが、この映画、やはり優れた脚本だと思います。

 

ここで急にユウが広東語を話すんですが、瀬戸朝香さんは広東語センターさんで広東語を勉強しはったそうです。

やはり!!

 

 

それなのにマオたちはまたイヤなことを言ってくるので、みんな怒りつつ、その場をあとにしたんですが、ユウは怖い目でマオたちを見ている。

 

 

この顔。

 

 

結婚式の準備で盛り上がる中、サムはそっとユウの手のひらに自分の手をからませるのだった。

 

 

こうして見ると、お似合いですねラブラブ

 

いのっちより・・・。

とか言っちゃいけないんだ(;´∀`)

 

 

そして、アフーさんとジョジョの結婚式の日。

 

 

香港の素敵な結婚式が見れます。

 

サムの元同僚だったホー・マ刑事も駆けつけ・・・お式の招待客はエキストラはてなマーク

いや~、ほんまもんに見えるわ~。

 

宴がひと段落した頃、ユウは大澳(タイオー)にずっと住んでいたいと口にし、ここに来て良かったと・・・。

 

しかし、ホー・マ刑事はサムに、あのナイトが早くも出所すると知らせる。

 

 

そして、ホー・マ刑事を送っていった港で、誰かが殺されており、それはあの街のチンピラのマオで、3発の銃弾で殺されていた。

 

彼女の借りている家までユウを送り、得意のラーメンを作ってあげた(結婚式のあとでまだ食べるかあせる)サムは、「やり残したことがある。明日、出かけてくる」とユウに告げる。

 

そして二人は唇を重ね、その夜、結ばれました。

 

サムが行った先はデイとナイトの兄弟たち、犯罪組織のヤツらがナイトの出所祝いで浮かれているところだった。

サムは一人で兄弟を殺そうとするが敵の人数が多く無理っぽい。

 

ところがそこへ一人の人物が現れ、サムのいないところで次々と兄弟の手下たちを殺してゆく。

そしてデイを射殺した。

デイは死ぬ間際、「幽霊だビックリマーク」と叫んだ。

 

ネタバレカギ

入りまーす!!

 

知りたくない方、今日はありがとうございます、さようなら(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デイの遺体の状態を見て、サムはピンときた。

 

 

サムはユウに、デイも、そしてマオも殺しただろう、何者だはてなマークと問い詰める。

 

ユウは答えないが、サムの身に危険がおよぶから香港から逃げて、お願い、と(なぜか日本語で)。

 

そして「アイ・ラブ・ユー」と英語で、そっからあと、また広東語で・・・私は孤児で、デイとナイトの父親に育てられた殺し屋なのだ、と・・・。

 

大勢の人を殺してきたが、サムとアンを見た時、自分がイヤになった。

アンは幸せそうだったが自分は違う。

 

だから、アンを殺したのは自分の意思・・・サムが欲しかったから。

そして整形手術を受け、アンの顔になった。

手術のあとって、とても痛いの。

だけど我慢した甲斐があった。

だって、今の私は幸せだもの。

 

うわ~、(ほんまはアカンけど)なんか泣けるぞ~。゚(゚´Д`゚)゚。

 

そんなもん当然、サムに受け入れられる話でも何でもないし、サムも怒って出て行ったんですが、その頃、ンガウさんとアフーさんの店がナイトたちに襲撃され、バンドの人たちもンガウさんも撃たれていた。

 

 

そこへユウがやって来るが、ナイトたちはユウのことをアンだと勘違いして、「よく生きてたな」とか言って捕まえる。

 

 

ナイトに電話されたサムは大急ぎで店に向かうが、ナイトに鉄砲で何発も撃たれてしまい、それを必死に助けようとした新婚のアフーさんも・・・。

 

 

その時、ユウが暴れだしてナイフで敵を次々とやっつけていく。

 

 

そして、ナイトを射殺した。

 

アフーさんは重症で危険な状態でしたが、サムとユウが介抱して持ちなおしました(バンドの人たちの生死は不明汗)。

 

ちょっと助かり方も口から血を吹いたりして怖いんですけどね、泣き叫びながらアフーさんに心臓マッサージするユウ。

 

ですが、そのあとすぐに、ユウが、これまでに多くの人びとを殺めてきたのと同じやり方で、自らに向けて銃を向け引き金を引くのだった。

 

 

そして一人の女として最後のお願いをサムに・・・(喉を撃ったのに喋れるのだろうか汗)。

 

 

サムはこと切れた彼女の首に腕を回しながら、ユウとの短い記憶に思いをはせる。

 

 

そして、アンと並べて、同じお寺さんに彼女を葬るのだった。

 

 

 

 

 

最後まで書かせていただきました。

 

途中がホントに良くって、この頃の香港映画の良さを味わわせてもらったように思います。

 

ですが、最後の、そのユウの自害だけが、どうしてものりきれずあせる

そこでガックーンダウンと気持ちが落ちてしまいましたね~(´・_・`)

なんで、あんな結末にしたんだろうはてなマーク

 

最後の最後で何をやってるんだ!?って感じはてなマーク

 

いや、ユウが死んでしまうことはいいんですよ。

でも、あのサプライズ的な自害がね~、イヤなんです。

 

大勢の敵から仲良くなった大澳の人たちを守るため、身を呈して必死で戦い、傷ついてしまって命を落とす、で良かったと思うけどな~。

で、サムがむくろを抱いて号泣・・・で、どうですか。

 

なんか、このラストのほんとちょっとだけが違ってたら、もっともっと好きな映画になってたのに・・・残念(>_<)

 

と、言いつつ、ホントに予想外にいい映画でしたよ。

 

大澳に舞台が移ってからの、気のいい素朴な仲間たちとの日々と、そしてかつてのフィアンセそっくりの女性とのメロドラマで、私は非常に気に入りました。

 

観終えて脳裏に浮かんだのはカン・ジェギュ監督の韓国映画、『シュリ』(1999年)でした、

組織の殺し屋であるユウと、『シュリ』のイ・バンヒは、どこか重なる存在に思えました。

 

そう考えると、ユウとサムが敵同士であることがもっとクッキリして、それが上手く作用したらもっと泣けたのかなあ、とか思いましたね。

 

ただ、香港人、日本人で人物が設定されても、香港と日本は別に戦争状態じゃないですからね、敵同士にするのは難しいでしょう。

結局、ユウが日本人だったのかどうかもハッキリしませんし。

まあ、韓国の南北問題のようなドラマを期待するのは、無理です。

 

でもね、むしろ、アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』(1958年)の、あれの香港サスペンス版ちゃいますか。

私は亡くなったアンそっくりのユウが登場したあたりはゾクゾクきましたよ。

そして、ユウとサムが惹かれ合う流れ・・・好きですね~、はい。

 

だから観て満足です合格

 

ここまでネタバレで書いておいてなんですが、また観てない人は観てくださいね。

 

そして、このタイプの「日本の女優さんが出演した香港映画」としては、石田ひかりさんがアンディ・ラウと共演した、ハーマン・ヤウ監督ビックリマークの『愛は波の彼方に』(1999年)も観ること決定ですNEW

 

でわ、でわ、今日も最後まで謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


チョコレート・バトラー THE KICK 2011年

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今日、10月25日からこの映画が公開ですNEW

 

風水師 王の運命を決めた男

 

映画 「風水師 王の運命を決めた男」 オフィシャルサイト

 

 

そして11月1日からはこの映画が公開ですNEW

 

8番目の男

 

映画 『8番目の男』 公式サイト

 

 

是非☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サワディー(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

最近、週に1本、アクション映画を観ることにしてます。

 

10月21日、この映画を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

テコンドー × ムエタイ

激辛アクション誕生!!!!!!

 

 

 

 

 

チョコレート・バトラー

THE KICK

 

 

チョコレート・バトラー THE KICK
原題:Пяткой в глаз
韓国語題:더 킥
英語題:The Kick


(2011年、タイ・韓国合作映画、105分)


監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本:イ・ジョンスク


キャスト
ナ・テジョー テヤン
K・キム(Taemi) テミ
チョ・ジェヒョン ムン(父)
イェ・ジウォン ユン(母)
ジージャー・ヤーニン ワワ
ペットターイ・ウォンカムラオ マム
ド・シガン

 

 

前にコメント欄で、明石家いわしさんがオススメしてくださったので観たんだけど、この映画は、どの国の映画かってことで、ちょっと悩みましたね。

 

観たらわかるんですが、タイが舞台だけど主役の家族は韓国、なのに、タイの監督さん、だけど、韓国の脚本家さん、そんなタイと韓国の合作映画ですよね。

 

だから、ホントにタイと韓国、どっちかって決められないんですよ。

 

それで、観る前に海外のポスターを見たらチョ・ジェヒョンさんが出てて「おひらめき電球」と思ったんですが、それがすごく面白い感じで、チョ・ジェヒョンさんって・・・今、セクハラ問題の件で芸能活動は禁止なのかもしれないけど、もともとはキム・ギドク映画の重要な俳優さんですよ。

 

だから、私のイメージでは娯楽映画に出る人って感じじゃないんだけど、そんなこともなくってけっこういろいろ出ておられるんですよ。

 

それにしても、タイが舞台のアクション映画にまで出るとは・・・ビックリマーク

似合わね~、けど、そうなると、すごく観たい気持ちが高まるんですね。

 

余談ですが、チョ・ジェヒョンさんが出た2000年の『ミラクル・サッカー』って、日本ではVHSのビデオだけは出たようなんですね。

それを知るとまた観たくなるんですよね~。

 

とにかく、『チョコレート・バトラー』ですが、主演が韓国勢ってことでうちのブログのテーマは「韓国映画」にさせてもらいますね。

 

 

で、観る前にサラッと調べたら、この日本版ソフトのジャケット、ジージャー・ヤーニンがガッツリきてるんで「主役かと思ってたのにむかっ」って批判が多かったんだけど、私はそれを知ってから観てます。

 

実のところ、私はジージャーにそこまでのこだわりがなく、むしろ韓国の俳優さんがキャスティングされてることに惹かれた方なので、問題なしでしたね。

 

でも、ホント、内容をちゃんと表してないジャケットとか、アカンよ~。

それをやったらみんなに良くないよ~。

 

ジージャーにかんしては、2010年頃か、それよりあとに、『チョコレート・ファイター』(2008年)を観たんだけど、その頃はまだタイのアクション映画を観る眼を持っていなかったために感銘も受けなかったし、今もほとんど記憶にないんですよ。

 

ただ、今は違います(と言っても相変わらず「観る眼」はないけど)。

アジアン・アクション大好きドキドキなのでね。

それに、やっぱり女の子で凄いアクションができる、ってことなら応援したいんです。

 

で、『チョコレート・バトラー』のジージャーですが、出てないと言ってもぜんぜん出てるんですね。

特に後半、アクションの観せ場でずっと活躍しますし。

スペシャル・ゲスト的な立場だとは思いますけど。

 

でも、中盤、もしかするともうちょっとラブストーリー的な展開があっても良かったかも、とか思いましたけどね。

 

 

話は、まあ、アクションの合間に話があるような映画なんで、そんなたいそうなものではないんですが、でも細かいところが良くってね~、本当はジックリ書きたいところですが、そうそう丁寧に書いてられないので・・・とにかく、20年前、テコンドー世界大会で相手の卑怯な手口でやられて2位にあまんじた人がいて、その人、今はお父さんになってるマスター・ムンです。

 

で、このオヤジの方針で、奥様、そして3人の子どもたち、テヤン、テミ、テプンくんの一家は日々、テコンドーの鍛錬に余念がない。

と思ったらそこはタイのバンコクなのでちょっと驚き。

 

でも長男のテヤンくんはダンサーになりたくって身が入らず、お父さん、「トルネードができるまで頑張らんかビックリマーク」とかたくなに激怒。

テミもラインばっかりやってて。

 

 

お父さんはチョ・ジェヒョンさんで、お母さんはイェ・ジウォンさん。

 

けど、イェ・ジウォンさんってぜんぜんアクションってイメージないですよね~。

おきれいですが、私の中ではコメディの印象が強いですよ。

 

ところが、この作品の後半、予想外にいい動きなんですよ。

 

ってゆうか、まずオヤジのチョ・ジェヒョンさんがそんなにテコンドーをできそうに思えない(^_^;)

 

 

なのに、子どもたちには異常に厳しく怒りまくってるのがちょっとね。

まあ、お父さんのお父さんに期待されてたこともあり、だから子どもに夢を託してるんでしょうけど。

 

ハッキリ言って子どもたちの方が動きは断然上。

 

まあ、凝り固まった頑固オヤジってことなんですよね。

 

で、同じ頃、タイの国宝、「クリスの刀」が盗まれまして、その奪った犯罪集団が逃げる途中でテコンドー一家と出会ってしまう。

 

 

長男のテヤン、演じるはナ・テジュ(나태주)。

同じ名前の詩人がいるそうですが、ナ・テジュくんは歌手でもあり、また当然、優れたテコンドーの選手でもある。

2010年に『Hero』って映画に出ている。

また2015年の『PAN ネバーランド、夢のはじまり』にも「部族のパン クワフ」の役で出演してるそうです。

 

ハッキリ言って、ナ・テジュくんの身体能力、異常に凄いです。

かなりビックリしました。

 

 

妹のテミを演じるのはK・キム(태미)。

この映画の役名まんまの「Taemi」とゆう名でもあるようです。

 

彼女もホントに凄いですね。

高く飛ぶし、足が上がります。

 

 

末っ子のテプン(=タイフーン)くん。

お兄ちゃん、お姉ちゃんほどのアクションはないのですが、ずーっとゲームにこだわってます、

 

またお父さんもテプンくんにはそこまで理不尽にテコンドーをさせてません。

まだちっちゃいしね。

 

でも、変な一家に育ったからか、モノゴトに動じない性格。

 

この映画、けっこうデータ的なことが私には調べきれず、坊やの名前はわかりませんでした、ごめんネ。

 

 

なにげにこんなところををタタタタタッと。

 

 

この右の人が犯罪者集団のボス。

表の顔は、大企業のトップ的なはてなマーク

 

演じておられるのはド・シガン(Do Si Kang 도시강)さんで、『ロマンスが必要』(2011年)や『イニョン王妃の男』(2012年)といった韓国ドラマに出ておられるようですよ。

 

背が高くって手足が長く非常に強いです。

そして自分の顔を傷つけたテヤンくんに怒ってます。

 

 

この人はボスの片腕的な強い女です。

演じてるのはKim Yirooさん。

この方もできる人ですよね。

 

 

ま~、ストーリー、細かく書けばややこしいし、単純に書こうとしてもややこしいですビックリマーク

 

とにかく、「クリスの刀」をめぐって一家と犯罪組織が出会っては戦い、出会っては戦いです。

 

それと、お父さんとテヤンくんの考え方の違い方からの父と息子の対立もあります。

 

アクションとコメディ、そして家族のハートウォーミング・ドラマがほどよく合わさってる感じです。

 

基本、ご家族で観れるアクション映画って感じで、映画通の人たちが目くじら立てて批評するタイプの映画ではない。

楽しい映画ですよ。

 

日本語吹き替え音声もあるので是非、お子さまと観ていただきたいと思います。

 

 

それもですが、一家が人々の前で披露する演舞がグダグダで凄いです。

 

オヤジの頭に火がついてます。

 

 

で、また犯罪者軍団に襲撃されたりしつつ、親子間の軋轢もありつつ、子どもたちはお父さん、お母さんと離れて、お父さんと旧知の仲である、ペットターイ・ウォンカムラオさん演じるモムおじさんのところで過ごすことになる。

 

おじさんの住まいは大自然の中で、ケモノたちが闊歩していた。

 

 

ケモノ・・・でわなく、おじさんの姪、ワワ。

演じるはもちろんジージャー。

 

 

ジージャー、可愛いです。

 

 

で、同世代同士、ひとしきり勝負したりして、仲良くなるんですが、私、テヤンくんとワワの間に恋など生まれるのかな、と思ってたんですが、そこまではなし。

 

あとでワワがテヤンを気づかう顔をしたり、あるんだけど。

 

が、そこへ敵がやって来て戦いになり、テプンくんが誘拐されてしまう。

 

 

ここでテヤンくんが見せる「音楽が鳴ると急に強くなって踊りながら戦う」アクション、素晴らしいです合格

 

 

親御さん世代はともかく、テヤン、テミ、ワワのアクションがホントに素晴らしい。

 

それだけでも観る価値はあります。

 

アクションのデザインも素晴らしく、私もホント、目を奪われました。

 

 

テコンドーを習っときゃ!!と思いますね~。

 

会長は怖いけど(;´∀`)

 

 

誘拐されたテプンくんを助けようとする中で頑固オヤジも超・危険な立場に陥り爆弾・・・泣かせます。

 

 

そして動物園を舞台に家族&助っ人のワワとモムおじさん VS 犯罪者集団の最終決戦。

 

 

一番、笑ったのはお母さんとモムおじさんのキッチン・ファイト。

及び、ある動物の囲いの中へ入ってしまう緊迫の場面ヾ(*´∀`*)ノ

(あの二人は食われたのだろうか)

 

イェ・ジウォンさんもいい動きです。

 

 

若い者組のアクションが炸裂。

 

テコンドーの動きなんでしょうけど、輪を描いてクルクルクルビックリマークと回るアクションがホントに美しい。

 

よくわからないけど、プロレス的な技も使ってます。

 

やっぱり女は女同士で戦うんですね。

 

女の子でも戦うと顔に傷がついていくのがリアル。

 

 

仲良さそうなジージャーとK・キム。

 

ジージャーはすでにスターでしょうけど、ナ・テジョーとK・キムも、もっと活躍してほしいですね。

 

なんか非常にもったいないぞ。

 

テヤンくんの場面では天井に設置されたシーリングファンが回る中での戦いとなり、これにホンマに頭ガーンいく敵の人にビックリ。

 

 

でも敵のボスがとうとう「クリスの刀」を振り回したりして異常に強く、家族全員、歯が立たずにやられてしまう。

テプンくんも必死でかかっていったら、ほおり投げられてしまい、よく見ると画面の隅でコロン、と倒れてるのが本当に可哀想。゚(゚´Д`゚)゚。

 

で、テヤンくんが一人で敵と戦うことになるのかと思いきや、そこにパオオと驚きの助っ人が!!

 

素晴らしいッ\(^o^)/

 

エンドロールでは「ホントに危険な、大変なことしてたんですね、お疲れ様でしたあせる」と感服せざるをえないような「撮影現場、NGシーン、種明かし」が映り、またスタッフ&キャストの仲の良さもよくわかるのでした。

 

だからこそ、こんないい映画ができるんですね!!

 

 

最後になりましたが監督さんは『マッハ』(2003年)や『 チョコレート・ファイター』のプラッチャヤー・ピンゲーオさんです。

私、この監督さんのアクションはもちろんのこと、コメディの演出、そしてどこか感じさせてくれるあたたかさ、大好きです。

 

『チョコレート・バトラー』、いや、『ザ・キック』、ホントに素晴らしい映画でした。

 

ここ最近、観たアクション映画の中でも、ホントにかなり好きな映画でしたよ。

 

上にも書きましたが日本語吹き替えもあるので是非、ご家族で観てください~。

 

明石家いわしさん、オススメしていただき、ありがとうございます!!

 

でわ、今日も最後まで、おおきにですキスマーク

アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィレム・デフォー主演 ハンター 2011年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ありがとうですキスマーク

 

 

 

コメント欄でブロともさんに教えていただいたんですが、11月15日から、シネマートさん「のむコレ3」が開催されます

 

のむコレ3

名作映画発掘フェスティバル「のむコレ」が今年も開催︕ 

11月15日(金)より シネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催!

 

豪華なラインナップ・・・これは観たい!!と思わされるアジア映画も数多くセレクトされてますので、皆さま、是非ビックリマーク

 

私も観たい映画、あります~(´∀`*)

どうかな~、観れるかな~あせる

やばいわ~あせる

 

 

 

 

 

さて、ブログを書く時間を増やしすぎないために、アジア映画以外の映画は観ても、そこまで感銘を受けなければ、書かないことにしてたんですが、この映画はせめて「観ました」とだけでも書いておきたいので、書いておきます。

 

10月22日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ足あと

 

 

 

 

 

 

 

最後の標的。

男は、何に照準を合わせたのか ――

 

オーストラリア・タスマニア島

絶滅したとされる、幻のタスマニアタイガーを探して

彼はたった一人、驚異の大自然に挑む。

 

 

 

ハンター

 

 

ハンター
原題:The Hunter
中国語題:猎人
韓国語題:더 헌터


(2011年、オーストラリア映画、100分、G)


【STAFF】
監督:ダニエル・ネットハイム
製作:ヴィンセント・シーハン
脚本:アリス・アディソン
原作:ジュリア・リー
撮影:ロバート・ハンフリーズ
編集:ローランド・ガロワ

 

【CAST】
マーティン:ウィレム・デフォー
ルーシー:フランシス・オコナー
ジャック:サム・ニール
サス:モルガナ・デイヴィス
バイク:フィン・ウッドロック
ライバルハンター:カラン・マルヴェイ
ジャラ:マーク・ワトソン=ポール


配給:ブロードメディア・スタジオ

 

 

解説: 「プラトーン」「スパイダーマン」のウィレム・デフォー主演で、タスマニアの自然の中で、現地の母子との触れ合いを通じて自らの生き方を見つめなおしてく孤高のハンターの姿を描いたドラマ。凄腕ハンターのマーティンは、とあるバイオテクノロジー企業の依頼を受け、絶滅したとされるタスマニアタイガーを狩りにオーストラリアのタスマニア島を訪れる。それまでは他人とのかかわりを拒絶して生きてきたマーティンだったが、ベースキャンプ代わりの民家に暮らす女性とその子どもたちと交流するうちに忘れていた感情を取り戻していき、同時に自身が引き受けた依頼に倫理的疑問を抱くようになる。(映画.com

 

 

レッドリーフ社というバイオ・テクノロジー企業から2ヶ月以内に〝幻の野生動物〟タスマニアタイガーを見つけてDNAを手に入れることを依頼された孤独な男、マーティン・デイヴィッド(ウィレム・デフォー)は、ある一家の家に滞在しながら、タスマニアタイガーを探すことになる。

 

一家の夫、父親、ジャラは大自然の中に行ったきり帰ってきておらず・・・妻ルーシー(フランシス・オコナー)はそのことに苦しみ、薬に頼ることになってるようなんですね。

一家の面倒はジャック(サム・ニール)とゆう男が見てるんですが・・・子どもたち二人が割とほったらかしで、姉のサス(モルガナ・デイヴィス)は人の話をあんまり聞かないし、弟のバイク(フィン・ウッドロック)は無口でぜんぜん話さない。

でもマーティンのことを気に入ったようでなついてくる。

 

そして町の人たちは、マーティンを環境保護団体の人だと思って歓迎しない、ってゆうか、非常に険悪な態度。

自然を守るために森での仕事を禁じられるので、土地の人たちは環境保護を厭うているんですよね。

 

とにかくマーティンはタスマニアタイガーを見つけねばならない・・・それで山の奥深くに入っていく・・・そういった物語です。

 

 

今年でしたか、同じオーストラリアの映画で、『マンイーター』(2007年)とゆう、大自然の中に観光に行ったらめっちゃ怖かったΣ(゚∀゚:)みたいな怖い映画を観たんですが、その映画、本当に怖くってすごく良かったんですよ。

 

で、この『ハンター』は、いつだったか存在を知り、なぜか観たくなったんですが、パッと思ったのは、山の奥に行ったら、UMA的な恐ろしい存在がいて・・・とゆう、怖いSF&ホラー的な映画だったらいいなあ・・・って感じだったんですが、観た結果、ぜんぜん違いました。

 

たしかに、人がぜんぜんいない世界に行くので、それが怖いは怖いのだけど、ホラー的な作品じゃないのです。

 

 

ルーシーたちの家には電気が来てないので、発電機で電気を起こすんですが、発電機が壊れていて・・・それが直る時、ブルース・スプリングスティーンの「I'm On Fire」(1984年)が流れます。

美しいメロディ・・・不思議なことに私はこの歌が耳に残ってたんですが、なぜ、どこではてなマーク

 

と思ったら、ジョニー・キャッシュが歌ってたんですね。

 

あと、スコットランドのロック・バンド、ビッグ・カントリーもライブで歌っていて、それも聴いてましたね♪

 

 

かつて存在した不思議なケモノ、タスマニアタイガー。

 

タスマニアタイガーは毒を持っていて、その毒で獲物を麻痺させて、仕留める。

レッドリーフ社の狙いはそのDNAで、ルーシーの夫、ジャラはそのことに不信感を抱き、阻止しようとしていたようですが・・・はてなマーク

 

映画では、まず私が絶対に行けないようなタスマニア島の純粋な自然が舞台になり、そこでウィルソンはタスマニアタイガーを探すんですが、それがとてもリアルに思えました。

 

何をしてるのかわからない場面も多いんだけど、もしもタスマニアタイガーを探すのなら、きっと現実でもウィルソンのようにやるんだろう・・・と、私は思いました。

 

タスマニア島の動物でしょうか・・・見慣れない不思議な動物が何種類か登場しますが、何回かは死体となっての出演ですので、苦手な方は観ない方がいいかもしれませんよね。

どこか、犬っぽい雰囲気で・・・。

 

 

とても静かな映画でもあるけど、とても惹き込まれる映画でした。

 

私が山とか雨とかが苦手な、非・アウトドアなニンゲンだからかもしれませんが、だから逆に人のいない自然の光景に心奪われたのかもしれませんし、また、自然の怖さに恐怖したことも、映画を観てよかった理由の一つです。

 

私の感想とゆうか、結論ですが、非常に哀しい気持ちになりました。

 

幾つかのことが起こりますが・・・特にある場面が。

 

彼が選んだ決定と、彼にはどうしようもなかった結果が。

 


9月に国連気候行動サミットでスピーチしたグレタ・トゥーンベリの言葉に感銘を受けました。

もう長いこと、あんな目で人々に語りかける人を見たことがなかったように思えて、彼女の表情を美しく感じた。

そして、彼女のような考え方に無関心でい続けてきた人任せな自分自身を恥じました。

 

世界は複雑だし、これが正しい、これは間違いと簡単に答えは出せないと思います。

とかく人は、まず自分を考えるものだし、そうせざるえない境遇の人がほとんどでしょう。

でも、グレタ・トゥーンベリの主張はよく理解できたし、賛成の気持ちでいっぱいでした。

正直、強く感動させられました。
 

『ハンター』を観終える時、グレタ・トゥーンベリのスピーチも思い出されました。

『ハンター』とグレタ・トゥーンベリのスピーチの関連を私には説明できないんだけど・・・自分の中では概括に至ったと思えます。

 

 

ウィレム・デフォーとゆう俳優さんは、それは出演作が多いので私も何作品も出演作を観てて、優れた名優だとずっと思ってきました(上から目線に読めますが、もちろん下から目線です)。

割とどんな映画でもドンドン出る人で『ファインディング・ニモ』(2003年)や『ファインディング・ドリー』(2016年)ではあのギルの声も演じてはったり、中でも強烈なのが『ワイルド・アット・ハート 』(1990年)の変態男、ボビー・ペルーだったりするんですよね~。

『最後の誘惑』(1988年)ではイエス・キリストを演じてるし、ポール・オースターの『ルル・オン・ザ・ブリッジ』(1998年)にも出てて・・・『スパイダーマン』(2002年)のグリーン・ゴブリンも印象的ですよね~。声が山路和弘さんの印象で・・・。

 

でも『ハンター』を観た今は、『ハンター』のウィレム・デフォーが一番、かっこいいと思いました。

 

現実にはマーティンのような人にはなかなか会うこともないんだけど・・・彼と子どもたちの交流もいいんですよね~。

 

恐竜博士のサム・ニールさんも、『A.I.』のママ、フランセス・オコナーも出てます。

『A.I.』もまた観たいですよ。

うわ~、今、ほんと観たい。

 

ダニエル・ネットハイム監督の映画は、IMDbさんで調べると私はぜんぜん観てなくって、TVシリーズを多く演出されてるみたいですね。

2000年に『Angst』ってブラック・コメディ映画を作っておられるようです。

とにかく『ハンター』は素晴らしい映画。

 

思うに『ハンター』は自然や動物を愛する方々にとって、胸が苦しくなるような、尊い気持ちになるような感動を与えてくれる映画じゃないでしょうか。

 

私は観て、ホントに良かったです合格

 

私たちはもう、タスマニアタイガーを見ることは、けっしてないんでしょうかね~はてなマーク

 

そういったわけで、このあと、イ・チャンドン監督の映画を観たりしてて、凄い映画が続きましたので記事にしておこうと考えました。

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

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韓国映画 クァンシクの弟クァンテ 2005年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

 

 

この映画が公開中ですNEW

 

風水師 王の運命を決めた男

 

映画 「風水師 王の運命を決めた男」 オフィシャルサイト

 

 

そして、11月1日からはこの映画が公開ですNEW

 

8番目の男

 

映画 『8番目の男』 公式サイト

 

 

是非☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

今日は韓国映画について書かせてもらいます。

 

 

 

10月23日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラ流れ星

 

 

 

 

 

クァンシクの弟クァンテ

 

 

クァンシクの弟クァンテ
原題:광식이 동생 광태
英語題:When Romance Meets Destiny

中国語題:光植的弟弟光泰


(2005年、韓国映画、104分)


監督・脚本:キム・ヒョンソク
撮影監督:チェ・ジンウン
音楽:イ・ビョンフン


出演:キム・ジュヒョク、ポン・テギュ、イ・ヨウォン、キム・アジュン、チョン・ギョンホ、キム・ヒョンミン。キム・ヒョジュ、ミン・ドギ、パク・パリョン、パク・トンイル、イ・リム、ソ・ジヨン、パク・ソンミン、パク・ウンミ ほか
友情出演:イ・デヨン、パク・チョルミン、キム・イルン

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

キム・ジュヒョクさんとポン・テギュくんが兄弟を演じる作品です。

 

前半は兄、クァンシクの物語、後半は弟、クァンテの物語で、最後は二人の話として結末を迎えます。

 

少し深く書いているので、観る予定の方はご注意くださいませ。

 

 

スナック菓子が400ウォンだった1997年。

それまで女性と付き合った経験のなかったクァンシク(キム・ジュヒョク)ですが、大学4年生の時、同じサークルに所属する1年生の女の子、コ・ユンギョン(イ・ヨウォン)を好きになり、なんとか告白したいと思うのですが、気が弱い上に遠慮深すぎ、タイミングも計れず、どうしても「好き」が言えない。

 

そんなうちに別の男子がユンギョンに愛を告白してしまうわ、男子がみんなユンギョンを特別扱いするわですが、クァンシクはとにかく波風立たせたくない人なので、サークルの他の女子が気を悪くしてやめてしまわないために、ごはんや映画に連れて行ったり、レポートを書いてあげたりしてサークルの平和を保ち、ついたあだ名が「平和維持軍」・・・。

 

そんなことをしてるうちに本人の恋愛の方がおろそかになってしまいました。

 

 

結局、幾度かチャンスはあったのにユンギョンに思いを告げられないまま、7年が過ぎ、クァンシクは写真館を経営している。

でも、世紀が変わった現在もユンギョンのことを忘れられず、ずっと思っている・・・。

 

韓国の人たちは大学入学に向けて一生懸命、勉強に集中するため、大学に入るまでは恋愛にかまけている暇はないとも聞きます。

だから大学生でもとても純情だとも・・・だから逆に恋愛に真剣でもあるでしょうね。

 

ちなみにクァンシクは大学4年生の時点で兵役を終えてます。

 

 

ある時、サークルで一緒だった友達(本当にイヤな感じのヤツでした)が結婚することになり、その披露宴でクァンシクはユンギョンと再会する。

 

ユンギョンは現在、クァンシクの店の近くに住んでいるらしい。

絶好のチャンスだが、やはりクァンシクはモジモジしてて彼女をデートに誘ったりはできない。

でも再会したことでクァンシクの彼女への思いも再び強くなる・・・。

 

 

ところがクリスマス、ユンギョンがクァンシクの写真館を訪ねてきた。

少し話が弾んで、二人はオシャレなお店にお酒を飲みに行きました(パク・チョルミンさんがバーテンダーさんで、やたらと火を使う)。

 

ユンギョンは大学時代、「見かけるたびにクァンシク先輩が別の女の子を連れている」と思っていた。

でも、クァンシクが家まで送ってくれたことはちゃんと覚えてました。

 

そこへ、クァンシクのアシスタントで弟、クァンテ(ポン・テギュ)の友達、イルン(チョン・ギョンホ)がやって来て、クァンシクとしては帰ってほしかったけど、屈託のないイルンが雰囲気を作って、カラオケボックスへ3人で行きました。

でも、明るい性格のイルンがその場をもらってしまうのだった。

 

とてもじゃないけど、その後、マンホールの中で闇に蠢く悪魔になる人とは思えませんな~。

 

 

このチョン・ギョンホ演じるイルンのキャラが良くってね~、クァンシク的には邪魔者なんですが憎めなくって・・・イルンは物語を通して何度も出てくるし、後半、重要な役になっていく・・・。

 

ネタバレになりますが、ユンギョンもクァンシクのことがずっと好きだったんです。

帰り道、二人の間には気持ちを伝え合うのに最高の時間が訪れるんだけど、クァンシクはどうしてもユンギョンの心が読めず、恋に臆病なままで、そのまま別れてしまう・・・バカビックリマーク

 

そしてバレンタイン・・・クァンテがユンギョンからだと言って、イルンへのチョコレートを持ってきます。

そういえば、イルンはユンギョンに写真を教えるんだと言ってました。

 

 

クァンテは、ユンギョンとイルンと飲みに行き、心にもないことを口にするのでした。

 

 

ジャンル的には「ラブコメ」になるんでしょうけど・・・私的にはコメディ度はちょっと低い映画だと思えましたわ。

笑えるシーンもありますけどね、でも、クァンシクの物語についてはもう、何を差し置いてもじれったさが山盛りで・・・。

 

頭、どうかしてるんじゃないのはてなマーク

 

クァンシクは優しい、ほんとにいい人だと思います。

だから、あとはもう、一言、「ずっと好きだった」と告げればそれでいいと思うんですけどねえ・・・。

 

なんか、私、目に涙がにじんでしまいましたよ、もう。

 

ところで、クァンシクとクァンテのご両親は早くに亡くなってしまい、兄弟はそれぞれ、お商売をしてます。

 

クァンシクは写真館、そしてクァンテはビデオ屋さんですか、これははてなマーク

 

 

ようわかりませんけど、お店は隣同士で、戸ひとつでつながってますね。

 

 

だからなんで、ビデオ!?

 

で、クァンテのお店ではペ・ウィドン(キム・ヒョンミン)ってゆう、公務員を目指してる男の子が働いてまして・・・バイトはてなマーク

ま、いいや。

 

 

こいつ。

 

※ 最後の方でこうなりますけど。

 

イルンもクァンテの友達なので、同世代3人集まっては、恋愛・・・ってゆうか、どうやって女の子と付き合うか、エッチするか、そんな話ばっかりしてる。

 

ま~、なんか、女性とエッチするのも12回までだ、12回を超えるとトラブルが増える、とか言ってますが、その12回って数字をいちいち数えるのかよ、とか、いや、こうするんだ、みたいなアホな話で。

 

 

友情出演、イ・デヨンさん。

 

クァンテはお兄さんと違い、即、ナンパするような手の早いヤツ。

 

ハッキリ言って女と付き合うのは根っからの体目当てとゆう殴ってやりたいばかりの割り切り方ですので、蚕室(チャムシル)青年会代表でマラソン大会に参加するのも美女と出会うのが目的で、そんな都合のええ話があるか~むかっとか思ってたら、見つけてしまうんですよね。

 

 

イ・ギョンジェ、「装丁芸術」の仕事をしてます。

演じるは『カンナさん大成功です!』(2006年)に出る前のキム・アジュン。

 

で、持ち前のずうずうしさで軽くナンパするクァンテ。

 

 

その時は自分の走りがグダグダでアカンと思ったんですが、バスに乗ってる時、ふと見ると彼女を見かけて・・・「サルビア」って店の窓際の席にいたんですけどね、それで、電話して押しかけて、さらにギョンジェの部屋にまでお邪魔して、マンガで読んだような口説き方をしたら・・・意外と上手くいってしまいました。

 

 

で、まあ、クァンテの方の話は実は私もそこまで興味ないので、どうでもよくって・・・(;´∀`)

 

とにかく、こいつ、女の子の方が本気になる「12回目」を超えたらアカンと思ってるようなヤツだし、ほんっとに女ってそれだけの関係だと思ってたんですよ。

ギョンジェに「あなたは私の体の3箇所しか触らない」とか言われてるし。

 

ところが付き合ううちに、クァンテの方が変わっていくことに。

 

デートでね、ギョンジュは文化的な女の子なので映画を観に行くんだけど、ギョンジェはちゃんと映画を観たいのにクァンテは気持ちがもう、する方へいってるだけで。

 

 

で、観に行く映画がフェデリコ・フェリーニ監督の『道』(1954年)なんですよね。

無知な私ですが『道』がどんな映画かは知ってますよ。

でも、クァンテがあの映画のことをわかってたかどうか・・・。

 

とにかく、ギョンジェの方から別れを切り出される。

 

女なんか12回でバイバイ、そんなふうに思ってたクァンテですが・・・。

 

 

クァンシクの物語、クァンテの物語、そのあとは二人の物語の結末になります。

 

クァンテの物語は時間が巻き戻るので、クァンシクの物語と重なって種明かしが始まることになりますね。

 

さあ、完全に真逆な兄弟の恋愛・・・どんな結末かはてなマークみたいな。

 

광식이동생광태 When Romance meets Destiny 명장면 [한/영 자막]

クァンシクの弟クァンテ When Romance meets Destiny 名場面

 

最後の方で、クァンシクが歌う名場面・・・。

 

私にとってはかなり意外な結末でした。

クァンテじゃなく、クァンシクの方が。

え~ビックリマーク(◎o◎)ビックリマークって感じでしたよ。

 

で、ラブコメのはずなのに、なんだか寂しくなりました。

そこまで楽天的な映画じゃないですね。

でも、人の出会いなんてその程度のもん・・・気の持ちよう、みたいなのの伏線は途中であるんですけどね

 

クァンシクが考える「恋愛の摂理」みたいなの、彼が納得してるのなら、彼はこれからきっと幸せになるでしょうって、そんなラストですね。

 

そしてクァンテの方は、これまでの生き方がハッキリ言ってブサイクやから、若いうちはええけど、これから大人になる時には、もうちょっとシュッとしとかなアカンよね。

 

私にとってはただ笑って幸せになる、って映画じゃありませんでしたが、兄弟の対比とか見て、人って面白いな、と思いました。

 

 

キム・ジュヒョクさんは、今となってはけっこう意外に思えまして。

だって先日は『毒戦 BELIEVER』のあの役を見てるわけですし、だから奥手すぎる男性の役とかギャップが凄かったですけど、そんな優しすぎてダメ、みたいな人の役もいいですよね。

私はなんか、ほんとにせつなかったですよ。

もう、「今、言わないともう機会はないよ~はてなマーク」ってハッキリ言ってあげたかったです。

 

ポン・テギュくんは似合ってますね、ナンパ小僧。

なんか、おいむかっとか思うんですけど憎めなくて。

でも黙ってたら「ムーミン谷の哲学者」みたいな顔やと思うんですけどね~。

 

えらいチャラついた根性で浮わついとるけど、横にやたら明朗快活なチョン・ギョンホくんがいるので、この年頃の男の子は、まあ、しゃあない、みたいな。

 

 

イ・ヨウォンはわかりやすすぎるほど顔に出てますし(それで気づかないクァンシクがものすごいけど)、逆にキム・アジュンはちょっと何考えてるのかわからない。

まあ、ギョンジェはギョンジェで割り切ってるんでしょうけど、ちょっと優しすぎないかいはてなマーク

 

 

キム・ヒョンソク監督のこれまでの作品は以下のとおり・・・。

 

爆烈野球団!(2002年)
クァンシクの弟クァンテ(2005年)
スカウト(2007年、日本未公開)
シラノ恋愛操作団(2010年)
タイム・クライム(2013年)
セシボン(2014年)
アイ キャン スピーク(2017年、日本未公開)

 

日本未公開作はともかく、あ~、って感じですよね。

私は『爆烈野球団!』が好きかなあ・・・。

 

영화 '광식이 동생 광태' ost - 삽질의 추억(김주혁 & 봉태규)

映画「クァンシクの弟クァンテ」ost - シャベルの思い出(キム・ジュヒョク&ポン・テギュ)

 

エンドロールではキム・ジュヒョクさんとポン・テギュくんの歌が流れて、これがまたいい曲なんですよね。

ああ、いい映画を観たなぁ、って思いました。

 

これでまた、キム・ジュヒョクさんの映画で、私が観てなかった作品が一つ、減りました。

 

次は『カップルズ 恋のから騒ぎ』(2011年)か『王の預言書』(2018年)か・・・。

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香港映画 SPL 狼よ静かに死ね 2005年

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你好・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ホントに多謝ですキスマーク

 

10月25日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラドンッ

 

 

 

 

 

サモ・ハン vs ドニー!

香港映画史に残るベストバウト!

 『男たちの挽歌』から20年、

香港映画がまた、新たなる伝説を生んだ。

 

 

 

SPL 狼よ静かに死ね

 

 

SPL 狼よ静かに死ね
原題:杀破狼 / 殺破狼
英語題:SPL: Sha Po Lang  / Kill Zone
韓国語題:살파랑


(2005年、香港映画、93分)


監督:ウィルソン・イップ
アクション監督:ドニー・イェン
脚本:セット・カムイェン、ン・ワイロン
製作総指揮:チャン・ターチー
プロデューサー:カール・チョン
撮影監督:ラム・ワーチュン
音楽:チャン・クォンウィン、ケン・チャン
編集:チュン・カーファイ
衣装:スティーブン・ツァン
スタント・コーディネーター:谷垣健治
“殺破狼”題字:アンディ・ラウ
字幕翻訳:小木曽三希子


ドニー・イェン Ma Kwan
サモ・ハン・キンポー Wong Po
サイモン・ヤム Chan Kwok Chung
ウー・ジン Jack
リウ・カイチー Lok Kwun Wah
ダニー・サマー Kwok Tsz Sum
ケン・チャン Lee Wai Lok
ティミー・ハン Drug Trafficker
谷垣健治 Wong Po's Bodyguard


配給:メディア・スーツ

 


解説: 黒社会のドンと手段を選ばぬ手荒な無頼派特別重犯罪捜査班との熾烈な戦いを描く、バイオレンス・ノワール。監督は「OVER SUMMER」のウィルソン・イップ。プロデューサーは「ファイティング・ラブ」「ツインズ・エフェクト」のカール・チャン。出演は「燃えよデブゴン」のサモ・ハン、「HERO」のドニー・イェン、「トゥーム・レイダー2」のサイモン・ヤム。2006年東京フィルメックス映画祭観客賞受賞。(映画.com

 

 

〝七殺 しちさつ〟は戦いの星

〝破軍 はぐん〟は破滅の星

〝貪狼 たんろう〟は強欲の星

 

この3つの星の組み合わせで人の一生は決まる。

 

 

ブロともさんのさんせんさんオススメのドニー・イェン作品のうちの1作を観ました。

 

舞台は中国への返還を間近にひかえた1997年の香港。

 

不思議なことに、この前に観たドニー・イェン主演の『導火線 FLASH POINT』(2007年)も1997年の香港でした。

監督も同じウィルソン・イップ監督で、ドニー・イェンが演じる役名も「マー刑事」。

 

チャン(サイモン・ヤム)たち捜査班は、黒社会の大ボス中の大ボス、ポー(サモ・ハン)をあと一歩のところまで追い詰めてたんだけど、切り札の証人を車で突っ込んできたポー配下の殺し屋、ジャック(ウー・ジン)に殺害され、結局、ポーは逃げおおせた。

 

そして、チャンは深刻な病に冒されていて、先が長くないことも判明する。

 

 

三年後、両親を失った、証人の娘、ホイイーはチャンの養女となり、捜査班のみんなは家族のように彼女を育てていた。

チャンは2日後に退職することになっている。

 

捜査班はどうしてもポーを逮捕して懲らしめたいんですが、だんだん気持ちも焦ってきて、どんな方法を使ってでもポーを逮捕してやると、歯止めが効かなくなってきつつある。

 

そんな中、チャンの後任のマー(ドニー・イェン)がやってきます。

 

マーはチャンたちのやり方は受け入れがたく、何やってるだ!?みたいになるが、チャンたちは自分たちの気持ちもわかってくれ!!みたいに主張する。

 

そして、ポーの妻は待ちに待った子どもを出産し、ポーはとにかく嬉しくて仕方がない。

普段は冷たくカッとなりやすい性格のポーだが、子どもに接する時だけは破顔一笑です。

 

しかし彼は自分を追い詰めようとする捜査班の男たちを、殺し屋を使って消そうとするのだった。

 

 

誰しも人の子どもであり、また父親でもある・・・みたいな感じ。

 

警察としてはそうとう無茶な捜査&証拠捏造をやってるし、谷垣健治さんをみんなで追いかけ回してビルから突き落としたりしてるんですが(谷垣健治さんもその前に潜入捜査官を殺してる)・・・それも本来は悪を退治するためだったはずなんですけどね。

 

でも、犯罪組織のお金に手をかけたのは、その理由はどうあれ、まずすぎますね。

 

それと、捜査班の一人、ワー(リウ・カイチーさん)が自閉症っぽいカメラ青年を(重要な証人であるにもかかわらず)脅しまくってひどいことを言うのもね~あせる

観てて、かなりイヤでしたね。

 

 

ポーは残忍で警察すらもビビらせる男ですが、こと、生まれたばかりの子どものことになると普通のお父さん以上のメロメロぶりですし、実は子どもが大好きなのではと示唆されてます。

 

なんてゆうか、みんな悪い面もあるんですが、その裏には人間らしい面もある。

 

しかし、ドニー・イェン演じるマーだけは、警官だった父親の面影を胸に、正義に徹して生きているのだけれど・・・はてなマーク

 

マーの尊敬していたその父親もマフィアに取り囲まれ、残忍に殺されているんですよね。

 

マーがきつく殴りすぎた男(サモ・ハンの長男、ティミー・ハン)に後遺症が残ってて、いい人になった分、幼稚になってるんですけど、その男とマーがゲーセンで遊ぶ場面は、この殺伐とした非情な映画の中でも、少しホッとさせられるシーン。

 

 

そして、ウー・ジン演じる殺し屋のジャックは、人を殺すことが楽しくて仕方がないって感じの、サイコパスっぽいキャラ。

 

捜査班のロクを殺す時の、またチャンに襲いかかる時の、まるで俊敏なケモノのような動きが、怖いながらもカッコイイ。

 

でも、前にも同じような役だったのを見てるんですけどあせる

 

 

『SPL 狼よ静かに死ね』は『SPL』シリーズの第一弾で、私はソイ・チェン監督の第二弾、『ドラゴン×マッハ!(原題:杀破狼II)』(2015年)の方を先に観てますが、シリーズとして物語は別の話ですね。

 

でも、「家族」が大きなテーマだったり、最後の決戦がビルだったり、オーバーラップする場面がありましたよね。

主役が複数いるのもあるし、キャストもかなりかぶってるし。

特にサイモン・ヤムは退職寸前の刑事さん役で。

 

『狼よ静かに死ね』は『ドラゴン×マッハ!』よりも、もっと無駄を削ぎ落としてた感じで、上映時間も短かったです。

シンプルなだけに、さらに物語の妙がもっと伝わる映画だったと私には思えました。

 

ただ、『ドラゴン×マッハ!』よりももっと深刻で、観たあとの気分も違うので、そこは好みもあるかもしれませんよね。

 

第三弾の『SPL 狼たちの処刑台』(2017年)ですが、やはり私も近いうちに観させてもらうつもりです。

 

 

香港映画のアクションにかんしては、私はほぼ、21世紀の作品しかまだ観てないので、きっと、それ以前から観ておられる方々とは観え方が違うと思うんですよね。

ついこないだまで興味なかったし・・・。

 

ただ、この映画のアクションが素晴らしいのはわかります。

 

最後の方のドニーさん VS ウー・ジンの戦いを見てて思ったのは、プロレスなど格闘技のリングも、あの路地裏みたいにタテ長にしてみてはどうだろうはてなマークってことですね。

戦い方も変わるでしょう。

お客さんは見にくいかもしれないけど。

おすもうの土俵もタテ長にしたらどうなるんでしょうね~はてなマーク

 

それと、ドニーさん VS サモ・ハンさんで、途中で電話がかかるの、泣けますね~。

 

で、映画としてですが、激しいアクションを見ながら、やっぱりきつかったです。

物語的にですが。

やっぱり業とか因果とかの世界ですか。

もう、ただ面白いだけのアクション映画じゃないもんね。

この無常感・・・。

 

『ドラゴン×マッハ!』よりも気が重くなったのは確か。

 

でも、そういった気が重くなるのが素晴らしいですよね。

この映画はアクション映画でアクションを楽しむ映画だけど、暴力そのものには否定的ですよね、最後まで観ると。

暗い映画が、あの青い海、青い空で終わるのが、哀しさを感じさせて、とても良かったです。

 

 

ドニー・イェンさんの新作としては、この映画が「のむコレ」さんの1作として11月15日から公開ですね~ビックリマーク

 

スーパーティーチャー 熱血格闘

 

映画 『スーパーティーチャー 熱血格闘』 公式サイト

 

なんか、日本の先生の中にもとんでもないのがいると悲しくなりますが、その気分をドニーさんに吹き飛ばしてほしいですね!!

でも、もっと殴ったり蹴ったりする先生な気がしますけどあせる

 

そんなわけで、今日も最後まで謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 シークレット・サンシャイン 2007年

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アンニョン(^-^)ノ

 

10月もありがとうございましたビックリマーク

11月もよろしくお願い致します!!

 

 

 

今日、11月1日からはこの映画が公開スタートですNEW

 

8番目の男

 

映画 『8番目の男』 公式サイト

 

 

そして、こちらは公開中NEW

 

風水師 王の運命を決めた男

 

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そして、11月8日からはこの作品が公開されますNEW

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

 

増税のショックで10月は本当に劇場で映画をぜんぜん観ませんでしたが・・・11月は頑張って観に行くかもしれません。

 

でも、観に行きますと断言して観に行かなかったら恥ずかしいので、観に行ったらブログに書くってことにしますねビックリマーク

 

 

 

 

 

劇場では観てないけど、レンタルDVDさんで借りて観てます。

ブログで書くのは韓国映画など、アジア映画が中心ですが。

 

ここ最近は、もったいながって観てなかった韓国映画も観るようになりました。

期待してただけあって、どの映画もホントに素晴らしいです。

 

 

 

10月23日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラ流れ星

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シークレット・サンシャイン

 


 

シークレット・サンシャイン
原題:밀양
英語題:Secret Sunshine


(2007年、韓国映画、142分)


監督・脚本:イ・チャンドン

原作:イ・チョンジュン(李 清俊) 「虫の話」
撮影:チョ・ヨンギュ
照明:チュ・インシク
音楽:クリスティアン・バッソ Christian Basso


出演:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ、チョ・ヨンジン、キム・ヨンジェ、ソン・ジョンヨプ、ソン・ミリム、キム・ミヒャン、イ・ユニ、キム・ジョンス、キム・ミギョン、オ・マンソク、ペク・チョンイム、チャン・ヘジン、パク・キュウン、イム・グァンミョン、イ・ソンミン、キム・ヨンサム、ソ・ヨンス、キム・ヘジョン、チョ・ヨンスク、ファン・テオク、チョ・チュノク ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


 

解説: 夫を亡くし、生きる希望を失っていた32歳のシネは、夫の故郷の地方都市ミリャン(密陽)でピアノ教室を開いて新たなスタートを誓う。だが、ミリャンでも彼女を新たな悲劇が襲い……。監督は「ペパーミントキャンディ」「オアシス」のイ・チャンドン。主演のチョン・ドヨンが第60回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞。共演はソン・ガンホ。(映画.com

 

 

夫に先立たれたイ・シネ(チョン・ドヨン)は、夫の故郷である密陽(ミリャン)市に息子のジュンとともに引っ越すことにした。

 

彼女はそこでピアノ教室を始めるが、不幸な女だと思われたくなくなかったので、見栄を張ってしまう。

 

カーセンターの社長、キム・ジョンチャン(ソン・ガンホ)にしつこくされること、薬局のキム執事から教会に誘われることはわずらわしかったが、地元の人たちと仲良くなり、楽しい日が続くかと思われたが・・・はてなマーク

 

 

ジュンを一人残して出かけていた夜、帰るとジュンの姿はなく、不審な電話がかかってくる。

 

 

この映画、いつか観る日を楽しみにしてたので、ほんとに内容を知らないようにしてて、だからほとんど何も知らずに観たんですが、とにかく私の好きな映画でした。

 

『シークレット・サンシャイン』ってゆう題名の意味がけっこう早く語られたりするんですけど、もう、そこでゾクゾクきました。

 

とにかく興奮させられる映画で、観てる途中、心の高ぶりが凄かった。

そうゆう感覚、凄い好きですし、そうゆう感覚にさせてくれる映画、やっぱり大好きですね。

 

いつものことですが韓国のローカルな街並みがホントに良くって、もうそれだけで観てて嬉しくなるんですよ。

 

イ・チャンドン監督の作品ってことで、もしも私には難しかったらどうしよう・・・って不安もありましたが、それはやはり取り越し苦労でした。

 

ただ、予想はできない映画でした。

そしてその予想できないことが素晴らしかった。

 

 

左から、イ・チャンドン監督、チョン・ドヨン、ソン・ガンホ。

 

『シークレット・サンシャイン』を観たことで、私はイ・チャンドン監督のこれまでの監督作品を全作、フィニッシュしました。

とうとうこの日が来たか、って感じでしたよ。

 

ゴールして・・・どの作品が、となると難しいけど、どの作品も素晴らしいし、好きです。

何度も観たくなるのは3作目の『オアシス』で、実際、DVDも買ったんだけど(8月にリリースされたHDデジタルリマスター版のブルーレイがホントは欲しいんだけど・・・)、どれが一番、とは言えないような気がします。

 

【イ・チャンドン監督の作品】

 

1. グリーン・フィシュ (1997年)

2. ペパーミント・キャンディー (1999年)

3. オアシス (2001年)

4. シークレット・サンシャイン (2007年)

5. ポエトリー アグネスの詩 (2010年)

6. バーニング 劇場版 (2018年)

 

 

少し、深く内容について書かせてもらいますね。

 

息子を殺害されたシネは信仰に救いを求め、観てるこっちが意外に思うほど、それがすんなり、功を奏する・・・都合よく運ぶ・・・ように見えるのがなんだか変な感じで、ちょっと騙されてるような気分になったんですが、それは私が信仰心に乏しい人間だからかもしれないけど、そんな気分になることも面白く感じました。

 

「面白い」とゆうと語弊があるけど、当たり前に感じるより、人の不可解を感じられる映画の方が私は好きだから・・・。

 

 

人はああも、信仰を得ることで苦しみが消え、笑顔が戻るものだろうか・・・はてなマーク

 

私は心が汚れているのかもしれません。

シネは教会の仲間たちと語り合うことで、事件の夜、カラオケで騒いでストレスを発散したように、一時、笑えるようになっただけじゃ・・・はてなマーク

 

 

シネが好きなんでしょう、下ごころ見え見えのキム社長も真似をして教会に通い始める。

 

最初から、あわよくば、ってシネのことが気になってたんでしょうけど、こうまで何か力になれないかと常日頃から努力するのなら、それはもう立派。

 

シネの弟(キム・ヨンジェ)からは会ったその日に、「社長さんは姉のタイプじゃないですね。絶対にありえない」と断言されてるんですけどねー。

 

さすがはソン・ガンホ。

「普通の人」を演じた時ほど、輝きを増すのがソン・ガンホの演技です

こうゆうソン・ガンホなら、私ゃ、いつまでもずっと見てたいですよ。

 

『シークレット・サンシャイン』は私が観た26作目のソン・ガンホの出演作でした。

 

ついでですが、DVDの会社さん、できたら『クワイエット・ファミリー』(1998年)のDVDを再発売してもらえませんか!?

よろしくお願い致しますm(._.)m

 

 

信仰に目覚めたシネは、さらに気高い気持ちで神の愛にそうように、許しを行おうとするが・・・はてなマーク

 

 

このあたりで、気持ちがガクン、となりました。

愕然としたとゆうか・・・ハッとさせられましたよ。

 

ああ、これは・・・とゆうかね、そして狼狽えましたね。

 

 

チョン・ドヨンはこの作品の演技により、2007年のカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞してますが、それも当然と思います。

 

ちなみにその年のパルム・ドールはクリスティアン・ムンジウ監督の『4ヶ月、3週と2日』、そしてグランプリは河瀬直美監督の『殯の森』。

 

 

細かいことはともかく、シネを演じて、チョン・ドヨンは、失うこと、苦しむこと、あがくこと、八つ当たりすること、耐えること、耐えられないこと、そしてつまり、生きるってことを表現してたんだと思います。

 

チョン・ドヨンの演技がいつも私の心を打ちますが、この映画は特にじゃないでしょうか。

 

【チョン・ドヨンが出演した映画】


接続 ザ・コンタクト (1997年)
約束 (1998年)
我が心のオルガン (1999年) ★
ハッピー・エンド (1999年)
私にも妻がいたらいいのに (2001年) ★

血も涙もなく (2001年) ★
スキャンダル (2003年) ★
初恋のアルバム 人魚姫のいた島 (2004年) ★
ユア・マイ・サンシャイン (2005年) ★
シークレット・サンシャイン (2007年) ★
素晴らしい一日 (2008年) ★
ハウスメイド (2010年)
カウントダウン (2011年) ★
マルティニークからの祈り (2013年) ★
無頼漢 渇いた罪 (2014年) ★
メモリーズ 追憶の剣 (2015年) ★
男と女 (2015年) ★

 

★ = 私がこれまでに観た作品。

 

ハン・ソッキュから始まって、イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、ソル・ギョング、ファン・ジョンミン、ソン・ガンホ・・・と韓国の名高い男優たちと共演してきてることもホンマに凄いことですわ。

 

どれが良かった、とは言えないけど、『血も涙もなく』や『初恋のアルバム』、そして『無頼漢』は何度も観てます。

『無頼漢』のチョン・ドヨンは本当にいいですね~。

それから、平 安寿子先生原作の『素晴らしい一日』は強くオススメしたいですね。

 

今年4月に公開され、「これまでで最高の熱演」と絶賛されている、ソル・ギョングと17年ぶりに共演した最新作、『誕生日』(イ・ジョンオン監督)・・・もちろん日本でも公開されるでしょうけど、待ち遠しいです。

 

 

シネが信仰を持ったがゆえに神に怒りを感じて、まあ、嫌がらせを始める下りになると、私は笑ってしまいましたよ。

 

特に牧師さんがお話してて、信者さんたちが祈ってる時に、「みんな嘘よ~ 嘘よ 嘘よ 嘘なの~ 愛も嘘 笑いも嘘 みんな嘘よ~♪」とか歌謡曲を爆音で流すところ。

 

笑うといっても、コメディとしてじゃなく、若干、呆然とした時の笑いとゆうか・・・実際、普段、世の中みんな、八百長的に取り繕って生きてるわけですけど、これをやられるとね~、何か、真実がダダ漏れにさらけ出されてるとこもありますよね。

 

 

また、シネの顔が良くて、イヤな感じの顔で冒涜を繰り返すわけですが、じゃあ、神様、うちに罰を当ててみろよ、コノヤロ~むかっってゆう・・・観てて思い出したのは、ずっと前に観たラース・フォン・トリアー監督の『奇跡の海』(1996年)ですが、『奇跡の海』は私にはよくわからなかった映画なのに対して『シークレット・サンシャイン』はなぜか、よくわかったんですよ。

 

まあ、私も少しは成長したのかもしれないし、何といっても『シークレット・サンシャイン』が韓国映画だからかもですね。

 

 

キリスト教など、宗教については、私はちゃんとしたことは書けないけど、この映画を観ていて「キリスト教だからダメだった」とゆうようにキリスト教を批判してるとは思えなかったけどね。

それなら宗教全体に疑問を投げかけてるんじゃないですか。

 

とにかく、シネが神様に嫌がらせをしていく場面では、笑ってしまったんだけど、つまり人類の歴史の中で、人類が作り上げてきた、高尚であること、神聖であることで人びとに信じられているような事柄は、同時にまた冒涜されることもあるってことではないですか。

 

信じる、敬する、尊ぶことはいいんですよ。

でも、延々、何も考えずにそれだけ信じ、崇めてるってのはね・・・。

何ごとも、どんな神聖なものも批判され、攻撃されることもあるでしょう。

 

 

この映画では、イ・チャンドン監督は、俗なこと、それと憤怒、怒りを否定してないでしょ。

 

なんか後半、シネは怒ることで強くなるとゆうか・・・ちょっと立ち直ってるように思えたんですよ。

 

実のところ、私もやっぱりシネの立場だったら、怒ったり、八つ当たりしたりもすると思うんですよ。

でないと、いい人のフリをしてたら余計におかしくなりそう。

 

 

これもネタバレになってしまうかもしれないけど・・・映画なんだから、もっと劇的なこともできたワケでしょ。

 

その方がクッキリした結末になったかもしれないじゃないですか。

自分がやられた分くらいの復讐をやり返すとかね。

それで、ドヨ~ンダウンとした結末にもできたはずなんですよね(チョン・ドヨンだけに)。

そっちの方でより凄惨なオチでショックを受けまくって賊心を抑えて終わった方が好きな人、多そうですよね。

 

あるいは、存在することで苦しむのならそれを終わらせるとか。

 

救いも何もないけどね。

 

 

でも、シネはそうしない。

 

思うに、キム社長がつきまとってるからじゃないですか。

別にいてもいなくてもいい、これぞ俗物みたいな人だけど、習慣で教会に通ってしまうような変に純粋な人のしつこさが・・・。

 

 

最後になりましたが、この映画の原作は『絶望図書館: 立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語』に収録された李清俊(イ・チョンジュン)先生の「虫の話」(斎藤真理子訳)だそうです。

 

わー、読んだ方がいいのかなああせる

 

 

この映画を観てから何を書いたらいいのかとか考えてたんですが、なかなか書く気も起こらなかったんだけど、無理に書いてると、もしもそれでこの映画を誰かに観てもらえたら、それでいいんじゃないかと思いました。

 

私の感想はもっと別な感じかもしれないけど、今はそうゆう文章を書きたくないんですよ、なんだか。

 

でも、ほんと、面白かったし、感情が高ぶる、感動的な映画でした。

 

もしもまだ観ておられないなら、絶対、観た方がいいですよビックリマーク

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

SECRET SUNSHINE/MILYANG Christian BASSO CRIOLLO (영화 `밀양` 주제가)  main theme

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キム・ギドク監督作品 弓 2005年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

 

 

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破産とか怖い感じですが・・・ヘス姐、ユ・アインくん、『王宮の夜鬼』のチョ・ウジンさんにヴァンサン・カッセルも出演するキャストが豪華ビックリマーク

 

 

 

物議をかもす映画、『82年生まれ、キム・ジヨン』、韓国でやっぱりヒットしてるようですね。

あ~、韓国らしいなあ。

 

 

 

 

 

さて、10月27日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラいて座

 

 

 

 

 

弓 ゆみ

 

 


原題:활
英語題:The Bow


(2005年、韓国映画、88分)


監督・脚本:キム・ギドク
撮影:チャン・ソンベク
音楽:カン・ウニル

 

出演:
チョン・ソンファン → おじいさん
ハン・ヨルム → 少女
ソ・ジソク → 大学生 釣り客
チョン・ググァン → 大学生の父 釣り客
キム・イクテ → 男1 釣り客
チャン・デソン → 男2 釣り客
チョ・ソッキョン → 男3 釣り客
コン・ユソク → やつ1 釣り客
ソ・ジェイク → やつ2 釣り客
シン・テッキ → 丁重な釣り客
キム・ミョンフン → 者1 釣り客
イ・ジョンギル → 者2 釣り客
キム・イェギ → 者3 釣り客
ピョ・サンウ → 者4 釣り客
カン・ウンギュ → 仲介船主
ペ・トヨン → 釣り客たち
イ・ムナム → 釣り客たち
チョン・モンウン → 釣り客たち
キム・ブヒョン → 釣り客たち
キム・ヨンジン → 釣り客たち


※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


 

私はキム・ギドクの監督作品、観てませんね~。

 

調べてみると、2016年11月12日に『悪い男』(2001年)を観て、それが最後です。

 

そん時、まあ、正直、なんか腹も立ちましたし、非常に否定的な感想が私の中で出てきたってこともあったんですね。

で、このブログでそうゆうことも書きたいと思ったんだけど、ちょっと待てよと。

それを書いたら気を悪くされる方もいるかもしれない。

映画ファンの間でもファンの多いキム・ギドクを、そんなふうに書いていいものか。

どうゆうふうに書くべきか!?と考えました。

 

私は映画の感想をあまり否定的に書かないですけど、それは一つには、自信がないからですよ。

もしも否定的に書いて間違えてたら、どうするはてなマークとゆうように、イキって映画をディスって、それが間違えてたら恥ずかしいから、そんなふうには書かへんのですね。

 

で、『悪い男』・・・そりゃ物語的に好きになれなかったし、イヤな感じの映画なので、書くこともだいぶ決まってたけど、結局、書けず・・・そのまま3年が過ぎようとしてますね。

 

そのうちにキム・ギドク本人の撮影中の事件、スキャンダルが報道され、あ~あ~あ~あ~ダウンって感じです。

 

念のため、私は映画監督、映画俳優など、有名人たちが犯罪を犯したり、スキャンダルが報道されても、そこで一気にキライになったりはしない方です。

それでこれまでのお仕事まで全否定はしないとゆうか。

 

キム・ギドクの『悪い男』は、モロに犯罪の映画ですし、変態で危険な映画です。

観た人が、現実でもああいったことが許されるのかなんて思うのなら、それは問題ですね(いないと思いたいけど)。

 

でも、観てから3年経って、今も私の中に強い印象が残ってます。

だったら私も全否定するワケにはいかねえよ。

 

『悪い男』、また観返して、感想を書きたいモンだぜ。

 

 

新しくキム・ギドクの映画を観てねえけど、観返してる映画はありますよ。

 

『サマリア』(2004年)と脚本を担当した『レッド・ファミリー』(2013年)です。

この2作はソフトを持ってますし、好きですね~。

 

で、キム・ギドクの映画、3年前のある時期には公開された順に観ていこうと思ってたんですね。

だから『悪い男』の次は『コースト・ガード』(2002年)のはずで、『コースト・ガード』のDVDは買ってあるんですが、なぜか観るタイミングが来なくって(あくまでも自分の感覚です)、急に飛んで〝12番目の監督作品〟である『弓』を観たくなったんです。

 

本当はその前に『春夏秋冬そして春』(2003年)や『うつせみ』(2004年)もあるんですが。

 

突然、えいビックリマークって感じで。

 

 

海に浮かぶ古びた船、おじいさん(チョン・ソンファン)はそこへ釣り人たちを連れてきて、釣りをさせるお商売をやっている。

おじいさんは弓を使う楽器を演奏して釣り人たちの耳を楽しませもしている。

 

船には寝泊りのできる部屋もあり、泊りがけで釣りができる。

 

 

大きな船は動かず、お客さんの送り迎えは小さい船でします。

 

 

ところで船には少女(ハン・ヨルム)も乗っていて、おじいさんの手伝いをしている。

 

実は少女は6歳の時から10年間、船の上で暮らしている。

そして、彼女が17歳になる日、少女はおじいさんと結婚することになっていて、おじいさんはその日を楽しみにしながら、カレンダーで日付けをチェックしているのだった。

 


おじいさんはまた、釣り人から頼まれれば「弓占い」もする。

 

 

弓占い・・・なぜ、あんな占い方をはてなマーク

 

 

わかりませんが、実は私、この映画のあらすじに目を通した時、てっきり「時代劇」なんだと思い込んでました。

 

少なくとも時代劇ではないですよね。

現代か、あるいは過去としてもごくごく近い過去でしょう。

 

 

やはり、セリフが少なく、特に主人公たちが喋らない。

 

だから、よくわからないところも多く、モヤモヤする。

 

 

釣り人たちはみな男なので、若い少女を見るとよこしまな気持ちでからかってみたくもなる。

 

そんな時、おじいさんは怖い顔で弓をかまえ、釣り人たちを脅してやめさせるのだ。

釣り人たちが度を越えて少女にかまうと、すぐそばに弓を射て驚かせ、阻止するのだった。

 

おじいさんを演じるのはチョン・ソンファンさん。

私は出演された『清風明月』(2003年)や『アウトロー 哀しき復讐』(2010年)を観てますが、まったく印象にないなあ~。

 

 

「少女」を演じるのはハン・ヨルム。

やっぱり『サマリア』の墜落死する女子高生が印象的です。

 

 

しまりのないカエル顔だと思ってたんですが、こんなキリっとした顔も。

 

おじいさんと少女は海の上で二人、幸せそうにやってるようです。

 

少女は船のお風呂でおじいさんに体を洗ってもらってます。

 

ん~(-.-;)

6歳くらいからそうしてきてるので、普通なんでしょう。

 

この映画、おじいさんの奏でる楽器・・・詳しくは知らないけど擦弦楽器ですね、それが奏でる音楽が時折流れるんですが、素晴らしい音です。

完全に海の上の同じ船の上でだけの映画なんですが、その映像とこの音楽だけで、88分の映画が完成してると思います。

 

いや、むしろ、それだけの方が私にはありがたかったほどで。

 

 

おじいさんが小さい方の船で出かける時も、ちゃんとごはんが用意されてる。

バクバクいく少女。

 

 

いや、キム・ギドクのような監督の映画は、小さなことでも何か意味があるんじゃないかと、こっちも余計に集中して観てます。

 

少女も楽器を演奏しますね。

あと、暇になるとブランコをしたり、双眼鏡も好き。

 

 

なかなか優雅。

淡々と描かれる日常。

 

しかし、おじいさんはやっぱり釣り客たちが少女に手を出しそうになるので、気が気ではない。

そんな時は弓で脅すが、思わぬ逆襲を食らってしまう。

 

で、警察も来てくれない海の上、あわや、ってことにもなるんですが。

 

 

不思議なことですね、数年ぶりに観るキム・ギドク作品なのに、私はすぐに『魚と寝る女』(2000年)を思い出したりしてました。

 

やっぱり圧倒的な個性派は違うのでしょう。

そうだからこそ映画を作ったりできるのでしょうね。

 

 

少女、純粋を通り越して、残忍なところもありました。

 

社会の外で生きてきたため、常識とか倫理がない。

だから感情だけで生きているのか。

 

 

そんなある日のこと、珍しく若い大学生(ソ・ジソク)がお父さん(チョン・ググァン)に連れられて釣りにやって来る。

 

少女は大学生に興味を惹かれた。

 

タイプだったからかもしれないけど、まるで若い男子を初めて見たかのような・・・。

彼女は大学生をかまう。

 

当然、おじいさんはそれが面白くない。

 

ちなみに大学生のお父さんを演じているのはチョン・ググァンさんですが、私、観てる間は気づきませんでした。

 

夜、少女がおじいさんに体を洗われているのを見て大学生はビックリする。

次の日、大学生はお父さんからおじいさんと少女の話を聞き、「信じられない。ひどい人だ」と憤る。

 

 

また、父親がおじいさんに頼んだ弓占いを見て、その危険さにも驚く。

 

大学生は帰り際、少女に自分のポータブルオーディオプレーヤーをあげるのだった。

 

 

が、おじいさんがそれを取り上げて投げ捨てたので険悪ムードに。

 

おじいさんが二人の結婚式の衣装を用意していることを少女が発見しますが、イヤな顔つき。

 

そして、おじいさんに体を洗われるのもイヤになってくる。

 

少女が釣り針をくわえて弦のように弾く、キム・ギドクらしいカットもあり。

 

 

少女がイヤフォンをしてるのに線が抜けてる描写があるけど、耳が聞こえないはてなマークと一瞬、思いましたが、どうなんでしょう。

 

 

おじいさん、少女にネックレスを買ってくるが、少女、いるかい、こんなんビックリマークって感じでちぎり投げ捨てる。

じいさん、ショック。

 

 

そして釣り客にしなだれかかったりしてじいさんを苦しめる。

じいさん、ガルルル状態で客を追い返す。

少女はたくらみ顔。

 

じいさん、結婚式の日取りを早めるため、カレンダーの印をガガガガって増やす。

 

 

少女、イヤな目で睨み始め、ついにじいさんを矢で狙いだす。

 

 

そんなある日、少女に笑顔が戻った。

 

 

あの大学生がまた来てくれたからドキドキ

 

 

キラキラキラキラキラキラ

 

しかし再会してすぐ、おしっこをしてるところを大学生に見られてしまうが恥ずかしいとかはない。

6歳のまま、成長の止まってたような少女であった。

大学生、困る。

 

 

楽しげな二人。

 

じいさん、当然、激怒、矢で脅す。

 

 

はてなマーク

てめーは関係ないんですけどむかっ

 

少女、夜に大学生の布団に忍び込み、イチャイチャラブラブ

じいさん、激怒して大学生を追い返しやがった。

 

大学生、ここでついにじいさんに対し、「考えたことあるんですか? 10年間海の上で暮らしている少女の気持ちを! 自分の欲望のためだけに少女を囲うのをやめてください。 必ず、あの子の両親を探して戻ってきます」と告げるのだった。 

 

正論。

 

 

おじいさんは一晩、考えて釣り客に矢を向け、全員、追い返すのだった。

 

 

少女が船で逃げようとするのを止めたりして、さらに二人は険悪に。

 

あ~はてなマークうるせえんだよ、じじいむかっ(゚д゚ )むかっとは言わないけど。

 

おじいさんは二段ベッドをダブルベッドに改造したりして焦りまくり。

 

 

ここまでで半分ちょっとです。

 

必要ないのにあらすじを書いてしまいましたあせる

 

このあと、大学生が戻ってきていろいろあるんですが、終盤、ホントに変なことになって、なんじゃこりゃ~!?みたいな展開になると同時に、すごく変な気持にさせられるんですね。

 

 

ズバリ、「老人が少女を育てて結婚しようとしてる」って話がもう、私には受けつけられなくって、ってゆうかドン引きで、観てる間もさらにドンドンおじいさんがイヤになってきてたんですよ。

だから、登場する大学生くん、ガンバレー(っ`・0・´)っフレーフレービックリマークって感じだったんですが、最後の方、(もちろんおじいさんを好きにはなれなかったけど)ちょっと気持ちを変えられたところもありました。

 

ただ、『悪い女 青い門』(1998年)みたいに、あひらめき電球って膝を打つような感じではなく、混乱状態の中で珍しい感情と出会うって感じでしたね。

『サマリア』を観た時の気分にはかなり近かったです。

ス~ッて善悪を超えていくような気分はありました。

ま、目の前で、あれが起こったらやっぱり怖いですし、意味もわかりませんけどね。

大学生くんの、なんか感動してるような表情が印象的でしたよ。

 

ひとつ、キム・ギドク監督は私たちを惑わす不可解さ、説明不足をワザとやってはりますね。

監督作を10作、観てきて、そう思いました。

 

最後のいわゆる「破瓜」の表現については監督がただもう撮りたかったのかなあ。

ファンタジー的でありながら、俗っぽくも感じました。

キム・ギドク監督の女性にまつわる幻想みたいのを感じました。

 

 

う~ん、好きではなかったですね、物語的には。

私が映像表現を言葉に直すタイプの観客だからかもですし、だから大学生が主張する論理には強く共感するんですけどね。

この映画は素直に観れなかったように思います。

素直に観させないように作ってるのかもしれないけど。

 

ただ、没頭はしましたし、何らかの感動もありました。

 

おじいさんや少女の表情で見てると面白いじゃないですか。

最後の方の少女の表情は心打つものがあったと思います。

音楽との効果で・・・。

 

 

ピンと張った糸には強靭さと美しい音色がある。

死ぬまで弓のように生きていたい。

 

キム・ギドク監督の映画、次は『コースト・ガード』を観て、それからまた観ていきたいですね。

観ていくことは確かですよ。

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

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南極物語 2006年 ポール・ウォーカー主演

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

 

 

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8番目の男

 

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今日はハリウッド映画について書かせていただきます。

 

日付変わって昨日、4日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラしっぽフリフリ

 

 

 

 

 

もう一度 逢いたい人がいる。

もう一度 聴きたい声がある。

 

 

 

南極物語

 

 

南極物語
原題:Eight Below
韓国語題:에이트 빌로우
中国語題:南极大冒险 / 極地長征


(2006年、アメリカ映画、120分)


監督:フランク・マーシャル
製作:デビッド・ホバーマン、パトリック・クローリー
製作総指揮:トッド・リーバーマン、角谷優、フランク・マーシャル、ロイ・リー、クリスティーン・イソ、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム
脚本:デイブ・ディジリオ
撮影:ドン・バージェス
美術:ジョン・ウィレット
編集:クリストファー・ラウズ
音楽:マーク・アイシャム

 

出演(日本語吹き替え)
ジェリー・シェファード → ポール・ウォーカー(平田広明)
デイビス・マクラーレン → ブルース・グリーンウッド(谷口節)
ケイティ → ムーン・ブラッドグッド(甲斐田裕子)
チャーリー・クーパー → ジェイソン・ビッグス(竹若拓磨)
アンディ → ジェラルド・プランケット(金尾哲夫)

配給:ブエナビスタ

 


解説: 1983年に公開され、日本中に感動を呼んだ高倉健主演の名作「南極物語」を、アメリカのディズニー・スタジオがリメイク。全米科学財団の南極基地で働く青年ジェリーは、深いきずなで結ばれた8頭のイヌぞり犬たちとともに、これまで数々の困難を乗りこえてきた。ところが、南極を襲った記録的な猛吹雪により、基地のスタッフが全面退去させられることに。ジェリーは後ろ髪を引かれながらも、イヌたちを残して南極を後にするが……。主演は「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカー。(映画.com

 

 

私の好きなアーティスト、芸術家の一人にヴァンゲリスがいますが、ヴァンゲリスは1983年に日本映画、『南極物語』の音楽を作曲し、演奏しました。

その音楽は『南極物語 Antarctica』(1983年)として世界でリリースされてます。

私はCDを持ってないんですが、ベスト盤に「南極物語 Theme from 〝Antarctica〟」が収録されてたので、その1曲を聴いていて、映画、『南極物語』とはどんな作品なんだろうかと思ってました。

 

2014年11月10日、『南極物語』の主演俳優だった高倉健さんが亡くなり、11月21日、フジテレビ系列で「高倉健さん追悼特別番組映画」として『南極物語』が放送されました。

それで私もHDDに録画したんですが・・・まだ観てません(^_^;)

 

いや、ホントに録画すると観ませんね。

レンタルDVDさんから借りたら絶対に観るんです。

でも、録画していつでも観れるとなると、観ないんですよね。

亡くなられた当時、高倉健さんの追悼で高倉健さんの映画がテレビで放映されてましたけど、結局、私は『幸せの黄色いハンカチ』(1977年)しか観なかったですね。

 

で、書いてて思ったんですけど、以前はともかく今は、私はやっぱり映画を観ることには消極的なんじゃないですか。

もともと、たくさん映画を観る方じゃないし。

 

だからブロともさんの好きな映画を観る、そしてブログに書くとか、やっぱり理由がある方が映画を観やすいんじゃないですかね

 

韓国映画だけは別なんだけど。

 

 

で、ここずっとまたヴァンゲリスをよく聴いてて、ヴァンゲリスからの高倉健さんの『南極物語』・・・『南極物語』・・・と思ってたんですが、フッと、ずっと前に『南極物語』のアメリカ版のCMがテレビでよく流れていて、観たかったんだわ~、と連想したんですよね。

 

どんな映画だったんだろう!?と非常に興味がわいてきて、そんな中、先月の29日ですか、ユ・スンホ君主演の『マウミ...』(2006年)を観たんですが、これがわんこの映画。

 

まあ、『マウミ...』は「ええ加減にせえよビックリマークとゆうほど泣かせにかかってくる映画で私好みだったんですが、それはまた別の話です。

 

 

私にとってはわんこの映画はかなり弱点とゆうか、まあ確実に泣かされることになるんですね。

でも、それも凄いことですよ。

わんこたちはつまり名優だってことですからね。

 

ただ、わんこが主演の映画って、わんこがお好きな皆さんにはオススメしにくいような映画が多くてね~、それがとても困ったところです。

 

 

2006年の『南極物語』・・・『EIGHT BELOW』は1983年の日本の『南極物語』のリメイクで・・・つまり、実話の映画化の、そのさらにリメイクってことになるので、リチャード・ギア主演の『HACHI 約束の犬』(2009年)と同じ形ですよね。

大傑作、『HACHI 約束の犬』について書くと長くなるのでやめときますが、やはりとゆうかわんこの映画。

 

南極基地で働くジェリー・シェパードはそり犬たちと協力し合ってどんな困難も乗り越えてきました。

非常に強い信頼関係で結ばれているジェリーと犬たちでしたが、記録的な悪天候により、南極基地から全員が撤退せねばならず、でも犬たちは連れていけない・・・。

 

ジェリーはまたすぐに犬たちを連れ帰るために戻るつもりだったんですが、かなわず・・・結局、犬たちは取り残され、見捨てられてしまう。

 

 

米国版『南極物語』の主演はポール・ウォーカー。

本当に残念なことですが、2013年11月30日、亡くなられました。

 

私はポール・ウォーカーの映画をほとんど観てなくって、ホントに印象にない俳優さんだったんですが・・・でも、『南極物語』でジェリー・シェファードを演じるポール・ウォーカー、ほんとに素晴らしかったです。

この映画でファンになりましたよ・・・。

 

 

たしかに、犬たちを基地に残して放置することになったのはニンゲンたちの身勝手、無責任ではありますが、そんな中でもジェリーはけっして犬たちを見捨てようとせず、できる限りのことはしてるんですね。

だから同情すべき立場じゃないかと思います。

彼の周囲の人たちも、非難すべきではないと思います。

他の普通の人たちよりも思いやりに欠けた人たちではないですから。

 

それでもこの映画を観ていると、どうしてもニンゲンたちは何とかできなかったのか、もっと早く何かしてください、とは思います。

そう思うのも私の身勝手さですが汗

 

それを言い出せば、生まれが違うだけで殺処分されていく犬たちが今もいるんですからね。

 

犬たちは南極の厳しい寒さの中、食べ物もなく(雪はあるけど水もなさそうで・・・)、時には協力し合いつつ、生き抜いていくことになりますが、その姿に超・感動でした。

 

言葉を話す映画ではないけど、演技が凄いので何を考えてるか、わかるんですね。

特にマックスですか、ちょっと臆病そうだったわんこが一番、仲間思いでね~・・・マックスの行動には特に泣かされました。

わんこチームのリーダーはマヤですが、マヤも他の犬たちを最後まで気づかってて・・・映画を観てるとけっこう見分けがついて覚えられます。

 

ところで、私はてっきり、南極に取り残された犬たちが移動して、なんとか最寄りの町までたどり着こうとする映画だと思ってたんですが、違いましたね。

あまり移動はせず・・・でも、けっこう遠くまで行ってましたが。

 

犬たちの物語と同時にジェリーは、もう、無理かもしれないけど、それでもできるだけ早く南極の基地に戻ろうとしたけど、できなくて、諦めモードになる。

でも当然、犬たちを忘れることなどできず・・・悔みからは逃れられない。

そんな中、オーガスト・シェレンバーグさん演じる犬たちを育てた人に会いにいく場面が良かったです。

 

ニンゲン側の物語で最も涙腺を刺激された場面はブルース・グリーンウッドさん演じるマクラーレン博士が、隕石に気持ちを奪われてて、前半で、深刻な状況に陥るんですが、その時、犬たちに助けられてるんですよね。

それで、マクラーレン博士は大きな発見によって賞賛を浴びるんですけど、その会に出たあと、眠っている息子さんの枕元である絵を見るんですよ。

そこ、ほんとに泣きました。

 

 

監督はスティーブン・スピルバーグ作品の映画プロデューサーとしても有名なフランク・マーシャル監督。

 

監督としてこれまでに4作、監督されてますが、私はそのうちの1作、マイケル・クライトン原作の『コンゴ』(1995年)を公開当時に観てます。

 

なんかもう、とにかくドキドキさせる秘境映画で、ホラー的な怖さとかもあってすごく気に入った覚えがあります。

 

正直なところ、『南極物語』にも、え~目あせるってゆうようなモンスターが南極にはいたビックリマークって要素も足してほしかった気もしますが・・・それをやったら、もう違う映画になってしまうんでしょうね~(;´∀`)

 

 

この映画はディズニー作品ってことで、小さな子どもたちでも観れるよう、心配りしてあって、残酷度とゆうか、悲惨度は抑えめですね。

私はもっとキツイことが起こるのかと思ってて・・・まあ、もしかしたら生き残れる犬たちももっと少ないのかと思ってたんだけど、予想していたよりは安心して観られる映画でした。

 

それでも、わんこのお好きな方は、観る前にちょっとご注意してほしいと思います。

そこはどうしてもそう感じましたね。

 

それにしても、わんこがチームで走る場面ってなんであんなに感動させるんでしょうね。

あの、走る姿が感動でした。

 

そして、雪にうずまって寝てるシーンには泣かされるし。゚(゚´Д`゚)゚。

いや~、いろんなことがあったなあ・・・。

 

わんこたちの演技がホントに素晴らしかったです合格

 

 

『南極物語』、本当にいい映画でした。

観て良かったです。

 

オリジナルの日本版『南極物語』・・・タロとジロの映画もまたいつか観たいですね。

 

今週は上手くいけば、「劇場で観た今、公開中の映画」について書かせてもらうことができそうです。

やっぱりたまには劇場で観た映画を書かんとビックリマーク

 

でも、DVDで観る旧作にもいい映画が多いですね~( ゚ー゚)( 。_。)

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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韓国映画 風水師 王の運命を決めた男 2018年

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1日からこの映画が公開中ですNEW

 

8番目の男

 

映画 『8番目の男』 公式サイト

 

 

 

明日、11月8日からはこの作品が公開スタートNEW

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

そして11月15日からこの作品が公開ですNEW

 

完璧な他人

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

この作品を観てきました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

「風水」が世を動かす―――

 

 

 

最高の運気を宿す〝明堂(めいどう)〟を求める者たちの野望と陰謀が渦巻く壮大な史劇エンターテインメント!!

 

 

 

風水師 王の運命を決めた男

 

 

ひらめき電球  映画 「風水師 王の運命を決めた男」 オフィシャルサイト ひらめき電球

 

映画 『風水師 王の運命を決めた男』 予告編

 

 

風水師 王の運命を決めた男
原題:명당
英語題:Feng Shui


(2018年、韓国映画、126分、G)


監督・脚本:パク・ヒゴン
音楽:チャン・ヨンギュ


チョ・スンウ → パク・ジェサン
チソン → 興宣君
ユ・ジェミョン → ク・ヨンシク
ムン・チェウォン → チョソン
イ・ウォングン → 憲宗
ペク・ユンシク → キム・ジャグン
キム・ソンギュン → キム・ビョンギ
カン・テオ → 懐平君
パク・チュンソン → チョン・マニン


配給:ハーク

 


 

解説: 「インサイダーズ 内部者たち」のチョ・スンウ、「コンフェッション 友の告白」のチソンによる史劇エンタテインメント。土地や水脈の形状を見るだけで人々の運命を変える能力を持つ風水師パク・ジェサンは、「明堂(めいどう)」と呼ばれる運気の集まる土地を探し当てる天才だった。しかし、明堂の独占を画策する重臣キム・ジャグンの陰謀に巻き込まれ、最愛の妻子を殺されてしまう。失意の日々を送るジェサンはキムに深い恨みを持つ王族の興宣君と出会う。キム一族の滅ぼすため、風水の知識を駆使するジェサンと興宣君だったが、やがて彼らは、天下最強の「大明堂」をめぐる巨大な謀反を知ることとなる。パク・ジェサン役をスンウ、興宣君役をチソンが演じるほか、「インサイダーズ 内部者たち」のペク・ユンシク、「悪いやつら」のキム・ソンギュンらが顔をそろえる。(映画.com

 

 

私は『インサイダーズ 内部者たち.』(2015年)を公開時に観逃しましたので、絶対に観たいと思ってた『風水師』です。

 

え~、ブロともさんのnoriさんも「説明がしづらい」と書かれたような内容で、その通りです。

もしもストーリーを書こうとすると、映画をそのままなぞりたくなるような感じはてなマーク

それは今、ちょっと無理なんですが、しかし、公式サイトさんの方に、すごく丁寧なストーリーがありますので、もしも観る方は是非、それを読まれておかれたらいいと思います。

 

 

短く書くと、つまり、風水を悪用したことで国王である年若い憲宗よりも強くなり、権力を欲しいままにしてた重臣キム・ジャグンとその息子キム・ビョンギですが、それをそのままにしてたら国が滅びると、天才風水師パク・ジェサンと、憲宗の身を案じた叔父・興宣君が手を組んでやっつけようとする・・・そういった話です。

 

歴史映画な上に登場人物も多いし、話も複雑なので難しい映画なんだけど、不思議なことに私はこの映画、よくわかったんです。

 

韓国映画の歴史モノを観てきたこともあるんだろうし、韓国映画が私に〝合う〟のもあるんだろうけど、たしかに最初は難しく感じられたけど、途中からはぜんぜん大丈夫でした。

 

もしも韓国ドラマの歴史モノをよく観ておられる方だったら、私なんかよりももっと深く理解されて、楽しまれることでしょう。

 

 

『風水師』は、『観相師』(2013年)を1作目とする「易学3部作」とゆうくくりの最終作、3作目なんですが、2作目が『ときめきプリンセス婚活記』(2018年)なんですよね~あせる

 

『風水師』は『観相師』とは似てます。

なんか共通点もあります。

 

でもね~、『ときめきプリンセス婚活記』は違うんだなぁ~あせる

 

いや、『ときめき』もけっしてキライではないんですが、どうせ3部作にするのなら、やっぱりもっと同じタイプの3作でそうしてほしいですよね。

 

 

悪役の重臣、キム・ジャグンを演じるのはご存知、ペク・ユンシク様。

 

『観相師』では善い役、〝虎の相〟を持つキム・ジョンソを演じてはりました。

 

今回は無表情ながら相手を射すくめるような恐ろしい殺視線の持ち主。

とにかく悪いのです。

 

 

そしてその息子、キム・ビョンギを演じるのがキム・ソンギュンさんで、父親のような悪の頭のキレはそこまでではないようですが、それでも悪いし、平気で人をバンバン殺せるようなヤツ。

 

詳しい方によりますとビョンギはジャグンの実の息子ではないそうです。

 

 

ところで・・・あの・・・私、何も知らずに観てたんですが、これもネタバレになるんですが、チソンが演じる興宣君はあとに興宣大院君と呼ばれるようになる実在の人物。

 

ってことは、あの方があの映画で演じた人なのですね。

 

ってことは、韓国の人たちからすれば、よ~く知ってる人物で、つまり映画のラストを予感しながらこの映画を観られてるんでしょう、皆さん。

 

 

悪の陰謀に対抗する善のチームワークものでもあるんですが、なんといっても「風水」の映画で、原題は「明堂」。

 

「明堂」とは、条件を備えた天下の吉地であり、必ず国に安寧と繁栄をもたらす場所。
それは人の運命をも変ずる強い運気の土地である。


だが、持てる者の我欲は果てしない。
真に明堂の力を得るべき者は、誰なのか──?

 

とにかく「風水」が非常に大きな力を発揮し、風水に頼るか頼らないかでぜんぜん差があるんですね。

 

だから、権力を掌握してたい者、それをやっつけたいもの、どちらも風水師たちにどうするか決めてもらわないとダメなんですよね。

 

主人公、パク・ジェサンは天才風水師ですが、ある時、自分の考えを口にしたために命を狙われ、なんとか生き延びた境遇。

 

演じるはもちろん、チョ・スンウで、私も大ファンです。

 

お気に入りの映画は『タチャ イカサマ師』(2006年)と『GOGO 70s』(2008年)でしょう。

ミュージカルの舞台で何回もパフォーマンスされてきた俳優さんで、歌の上手い韓国の俳優たちの中でも歌唱力はダントツでしょう。

 

パク・ジェサンは、大切な人たちを失ったことで心に虚しさを感じてますが、貧しい人たちを助けたいと考える思いやりのある人物。

 

 

対してもう一人、イヤな感じの風水師が出てきますが、パク・チュンソンさん演じるチョン・マニン。

キム氏親子に取り入って、欲ばりつつハカリにかける、ホントにイヤ~な感じのヤツ。

 

でも、ずる賢くって頭がいいんですよね~。

 

 

この方はカン・テオ演じる懐平君。

興宣君に協力する、王族の一人ですか。

 

面白いんですが、言葉が上手く出てこない人で笑いを取るのは、なんかひっかかりますね

 

カン・テオは5urprise​(サプライズ)のメンバーで、これが映画初出演のようですが、素顔はぜんぜん違うんですよね~。

 

5urprise ジャパンオフィシャルファンクラブ ひらめき電球

 

 

ムン・チェウォン演じる、妓楼の女将、チョソン。

この女、敵か、味方か、それは映画を観て知ってほしい。

 

ムン・チェウォン・・・私としては『神弓』(2011年)と、カン・ジェギュ監督の短編、『あの人に逢えるまで』(2011年)が印象的です。

 

美しい~、女優さんですね~。

 

 

イ・ウォングンくん演じる、年若きイケメンな王、憲宗。

 

イ・ウォングンくんって誰~はてなマークと思ったら『女教師 シークレット・レッスン』(2017年)の、あのバレエダンサーを目指してる高校生でしたか。

 

気づきませんでしたが、『風水師』では、若くしてもそこはやっぱり威厳のある王を演じてるんですが・・・いや~、相手が悪かった汗

 

それと、チョ・ボクレさんが何回か出てきましたけど、ヤン・ドングンは気づかなかったです。

 

あと・・・最後に知ってる俳優さんが出てたと思うんだけど・・・思い出せない(>_<)あせる


 

前半は風水の面白さが描かれてます。

そして、それを悪用して権力を欲しいままにする安東キム氏の親子。

 

中盤はちょっと中だるみとゆうか、少しは退屈しました。

まあ、これは私がそう感じただけかもしれないが。

 

だってこの映画、ほとんどアクションとかないんだもの。

比較的、静かな映画じゃないですか。

静かとゆうか、しぶい系ですね( ゚ー゚)( 。_。)

 

でも、後半に差しかかる頃、ある真相が明かされ、そこからラストまではホンマに一気です。

いや~、後半はホントに面白かったです。

おう、おう、おうあせるえ~目って感じ。

 

そして、結末も意外なもので一筋縄ではいきません。

なんか、それがリアルな歴史って感じでした。

それが『観相師』を思い起こさせましたよね。

 

けど、時は流れ・・・歴史の先のことは誰にわかろう。

そして、その時代を評価するのはのちの世の人たち。

 

ひとつ、パク・ジェサンには、ユ・ジェミョンさん演じるク・ヨンシクってゆう、コミカルな相棒がいるんですがね、この人はけっこうお金に目がない人で、だからジェサンと行動してるんでしょうけど、このク・ヨンシクさんが最後、良くってね~。

 

だから、いい終わり方だったと思います。

なんか気分が良かったとゆうか。

 

でも、最後、ビックリしましたよ。

 

そうか・・・『風水師』の時代って、そんな時代だったんですね。


 

最後になっちゃいましたけど、興宣君を演じているのはチソン。

 

私がスクリーンで見るのは初めてでしたが、これまでに観た出演作も少なくって、でも『コンフェッション 友の告白』(2014年)は本当に素晴らしい映画でした。

哀しい~、映画でしたけどね~。

 

興宣君を演じるチソンも素晴らしかったです。

かっこいいしね。

 

けど、最初の方、ホントに屈辱的でね~あせる

観てて悲しかったんですよ。

だから後半で絶対にやり返せ~メラメラって思ってたんですけどね~。

 

あ、チソンの奥様はイ・ボヨンですよ、リアルで。

 

 

監督はパク・ヒゴンさん・・・↑の写真の真ん中、一番奥の方ですね。

 

初監督作品はキム・レウォンとオム・ジョンファが主演だった、日本でも公開されてる〝贋作モノ〟の『仁寺洞スキャンダル』(2009年)ですね。

私もDVD持ってますけど、まだ2回しか観てません。

けど、面白かったですよ。

『風水師』よりももうちょっとコミカルだったな。

 

 

パンフレットは800円(税込)でした。

 

・イントロダクション

・ストーリー

・キャラクター相関図

・プロフィール

・チョ・スンウ インタビュー

・チソン インタビュー

・エッセイ 康 熙奉 カン ヒボン(作家)

・プロダクション・ノート

・コメント

・作品データ

 

サイズは映画のチラシと同じ大きさで、写真が多いです。

キャストのプロフィールとかも細かく書いてありますし、インタビューが嬉しいですよね。

私はやっぱり康 熙奉先生のエッセイが面白かったです。

 

 

『風水師 王の運命を決めた男』・・・私はこの映画、いつかまた観たいです。

一回ではまだまだって感じです。

『観相師』がそうだったように、何度も繰り返し観るうちに、より理解も深まり、新しいことに気づけるでしょう。

 

めっちゃ大人向きのしぶい映画ですが是非、観てください。

よろしく!!

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 



 

ブルーアワーにぶっ飛ばす 2019年 箱田優子監督作品

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1日からこの映画が公開中ですNEW

 

8番目の男

 

映画 『8番目の男』 公式サイト

 

私も観てきましたので、ブログで感想、書かせていただきます。

 

 

 

今日、8日からはこの作品が公開が始まってますNEW

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

そして11月15日からこの作品が公開スタートですNEW

 

完璧な他人

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

 

 

11月15日からは「のむコレ」さんがスタートですNEW

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

何作品、観れるのだろうか~はてなマークあせる

いっぱい観たいにゃ~音譜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

この作品を観てきましたよ~映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ女の子女の子

 

 

 

 

 

 

 

ブルーアワーに

ぶっ飛ばす

 

 

映画 『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 公式サイト ひらめき電球

 

ブルーアワーにぶっ飛ばす
韓国語題:블루 아워
英語題:Blue Hour


(2019年、日本映画、92分、G)


監督・脚本:箱田優子
製作:中西一雄
企画:遠山大輔
プロデュース:遠山大輔
プロデューサー:星野秀樹
アソシエイトプロデューサー:小池勇規
協力プロデューサー:吉岡宏城
ラインプロデューサー:馬渕敦史
キャスティングディレクター:元川益暢
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:小川武
美術:井上心平
編集:今井大介
音楽:松崎ナオ
主題歌:松崎ナオ / 鹿の一族
音楽プロデューサー:篠崎恵子
音楽監修:池永正二


夏帆 → 砂田夕佳
シム・ウンギョン → 清浦あさ美
渡辺大知 → 玉田篤
黒田大輔 → 砂田澄夫
上杉美風
小野敦子
嶋田久作 → 大御所俳優
伊藤沙莉
高山のえみ
ユースケ・サンタマリア → 冨樫晃
でんでん → 砂田浩一
南果歩 → 砂田俊子


配給:ビターズ・エンド

 

 

解説: 若手映像作家の発掘を目的とした「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016」で審査員特別賞を受賞した企画の映画化で、夏帆とシム・ウンギョンという日韓の実力派女優が共演したオリジナルストーリー。30歳でCMディレクターをしている砂田は、東京で日々仕事に明け暮れ、理解ある優しい夫もいて、充実した人生を送っているように見える。しかし最近は、口を開けば毒づいてばかりで、すっかり心が荒んでしまっていた。そんなある日、病気の祖母を見舞うため、親友の清浦とともに大嫌いな地元の茨城に帰ることになった砂田は、いつものように清浦と他愛ない会話をしながら茨城に向かうが、実は今回の帰省に清浦がついてくるのには、ある理由があった。(映画.com

 

 

シム・ウンギョンが出てるってことで、観てみようと考えてたんですが、10月11日の公開直前、観るのをやめようと思えちゃったんですね。

 

ザッとあらすじを読んだ時、これは私は今、観たくないような気がする・・・と思いました。

 

でも、けっこう迷ってて、もしももっと映画を観たい気分だったら観てたと思うんですよね。

 

でも、スケジュールを調べたら、観れるんですよね。

 

それでも迷いましたけど。

でも、観ようか!!と思いました。

 

 

で、観始めたんですが、うわ~ビックリマーク

この映画、やっぱりイヤや~あせるって思ったんです。

いやいや、もうなんだか、ホントにイヤな感じの映画です。

 

悪いわ~、気分悪いわ~ダウン

これ、お金払って観るんか~ダウン

うわ~、失敗やったかな~ダウン(´□`川)ダウン

って思ったんですが、それ、あえて、っすよねはてなマーク

とも思いました(さすがに)。

まあ、それも含めてコメディだとは思ってたんですが・・・笑えず。

この不快感、ぬぐいようもない、いつまで続くのか、と苦しんでた。

 

その時、出たービックリマーク(ノ゚ο゚)ノビックリマークってゆうね。

シム・ウンギョンが・・・。

 

そっから急に気持ちが上がりましたね・・・良かったです音譜

 

 

なんか、「あらすじ」と違うように思うんですが・・・まあ、いいでしょう。

 

CMディレクター・砂田夕佳は、東京で日々仕事に明け暮れながらも、理解ある優しい夫もいて満ち足りた日々を送って・・・るのか、あれははてなマーク

 

ってゆうか、あれ、夫だったのか!?

 

ともかく、心は完全に荒みきっている、のはよくわかった。

 

荒みきっていますが、不倫してるクソ女で、しかも仕事はちゃんとやってるのがさらにイヤはてなマーク

酒を飲むと手に負えませんが、手に負えないので見捨てられてるようです。

 

 

ある日、おばあちゃんを見舞うため、砂田は故郷に帰ることになる。

 

って帰る時間はあるんかいっ!!

 

砂田を演じる夏帆さん、もちろん知ってはいますが、私、ぜんぜん出演した映画を観てなくって、『劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(2010年)だけ観てました。

 

 

で、砂田、本当は帰りたくなかったんすけど、キヨがですね、是非、同行したいと説得しまして・・・はい、ブルーアワーのボケ担当、キヨを演じるのがご存知、シム・ウンギョン。

 

何の説明もなく日本人の役なんですが、キヨ、車を買いまして、それが運転したくて仕方がない。

おもろいわ~(´∀`*)

 

で、一路、茨木県のどこかへ向かうんだけど、その砂田の故郷では現在、連続殺人事件が発生していた。

砂田とキヨは素人探偵と化し、独自に事件を調べていく。

 

とゆうのは嘘です。

 

到着して早々、砂田は瀕死の状態で倒れている母親を見つけますが、母親は息も絶え絶えに砂田の出生の秘密を明かす。

それは砂田にとって衝撃の事実だった。

 

とゆうのも嘘です。

 

故郷に戻り、金も尽きた砂田とキヨは衝動的に一軒の家で強盗を働くが、不運が重なりその家の住人を殺害してしまう。

砂田とキヨは証拠を消し、その場から逃げようとするが・・・。

 

とゆうのも嘘なんですが、いや、ほんと、嘘のあらすじを延々、書き連ねていたい、そのまま、触れたくない衝動には駆られます。

 

 

砂田の不倫相手、ユースケ・サンタマリア。

 

ユースケ・サンタマリアはけっしてキライではないのですが、この映画ではイヤ~な感じの表情をしますね。

 

 

砂田の夫、玉田篤(渡辺大知)。

トースターを使う時、前で待つ。

夫なのに出演時間が非常に短い。

あと、パンがどうしたとか、米がどうしたとか。

 

 

砂田の実家は、昔、泊めていただいた友達のご実家を思い出させるおうちでした。

 

急にお邪魔して泊めていただく時のワクワク感覚があり、キヨが居座りたがったのもわかりますね、なんか。

 

 

砂田のお母さん(南果歩)。

口ぐせは・・・なんか、生きるのがしんどいとか、はよ死にたいとか、そんな感じはてなマーク

まあ、砂田的には話の通じなさが許せなかったんでしょ。

 

 

砂田のおやじ(でんでん)。

骨董品に熱中して買いまくっている。

八つ墓村はてなマーク

日本刀を振り回すのがかっこいいと思っている。

やっぱり話が通じない。

 

 

砂田のお兄さん(黒田大輔)。

あまり出てこない。

セリフが早口でとても聞き取りにくいんですが、母親からも変態的な事件を起こさないか心配されている・・・怖っ汗

世の中の「お兄ちゃんが欲しかった女子」の幻想を叩き壊すような不気味な存在感。

 

 

大御所俳優の嶋田久作さん。

よくわかりませんが、ワガママを言っている。

 

いや~、このCMの撮影現場ですか、イヤ~な感じでした。

 

砂田の腰巾着的な若者がいるんですが、イヤやな~。

 

 

大雨が降ってるので砂田とキヨは地元のスナックですか、飲みに行きます。

 

この場面、素晴らしいです。

 

 

これはあまり悪く取らないでほしいんですが、この前、10年くらい前の、海外の映画祭で大きな賞を受賞した日本映画を観たんです。

前から観たいと思ってたんですけど。

 

賞を受賞した作品だってこと、イメージ的にも私の好きそうな映画だったことで、非常に強く期待して観たんですが、結果、正直、他の映画以上に強く感銘を受けたり、面白かったとは思えなかったんですね。

期待ハズレとかじゃなく、なんでしょう、まあ、思ってたのとは違うなあ、って感じだったんだけど。

 

それが非常に残念とゆうか、自分の映画を観る力がやっぱり低いんじゃないかと心配にもなりました。

そうゆうこともあると知ってるし、人がすごく評価しまくる映画であっても自分にはそこまででもない、なんてこと、ホントによくあるんですけどね、できればそうではない方がいいとゆうか。

 

そのことも、同じ日本映画である『ブルーアワーにぶっ飛ばす』を観ないことに拍車をかけた理由だったんですが、結果的にぜんぜん違いましたよね。

どっちがいいとかじゃなく・・・ってゆうか『ブルーアワー』の方が良かったんですけどね(^_^;)

 

でも、「映画で変わる」とかそんなこと自体、私にはほとんどないように思えます。「映画に憧れる」ならまだずっとありますけどね、映画で自分の人生観がガラッとひっくり返ってほしいとまで期待するのは、映画の方が重荷でしょうかね。

 

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』はとても面白かったし、間違いなく、これまでに感じたことがないような新しい気分にさせてくれる映画でした。

 

 

次の朝、キヨは納豆はアカンようですね。

 

 

ただ、前半は、映画を観たとゆうか、シム・ウンギョンを見てたって感じではあったと思います。

いや~、前半はキヨが気になって気になって、キヨばかり見てました。

 

ほんと、シム・ウンギョンが、アラジンのジーニー、アナ雪のオラフといったディズニーのキャラクターたちと似ていると感じたとゆう清浦あさ美とゆう人物が笑かしてきたんですね。

いや、監督も 「天才かよ嬉し辛えよ!」と穴を掘って叫んだっちゅう。

 

ってゆうか監督が大丈夫かあせる

 

それはほんとによくわかるし、監督の脚本、演出が優れていることの証しですよね。

一種の奇跡だと思いますよ。

 

それにしてもシム・ウンギョンが日本語をマスターしてるとは聞いてましたけど、あそこまでとは!?

しかもその、演技の勘ですか、わかりませんが、「色んなアドリブもやってみました」って、なんかホントに凄いと思うんですけど。

私は演技のことはわからないけどね。

 

『新聞記者』(2019年)以上に笑えたことは確か。

 

 

ホンマに可愛いわーラブラブ

 

 

夏帆を演じる砂田もですね、違う、砂田を演じる夏帆もですね、会う人によってけっこう話し方が変わるとゆうか、人が変わって、おばあちゃんと会う時、ハッとさせられるんですよ、それが一番、もともとの砂田夕佳だったんだろうと。

 

砂田にとって、いかにブルーアワーのその時代が忘れがたいものだったか、だから衰えて死にゆくだろうおばあちゃんに会いたくなかった、それを思うと涙が出ますわ。

 

ほんと、夏帆さん、素晴らしい表現ですね。

 

砂田は思いっきり監督自身だそうで、それはもうそうなんでしょうけど、だから表現に嘘がないんでしょうね、いや、えらそうなこと言えませんけどね。

 

かつて憧れた東京で、CMディレクターとして、結婚もしてて、いったい何が不満なんかって話だったんですが、まあ、そのままだったらクソ女のイライラの映画だったんですが、最終的に共感もしましたよ。

 

 

と、言っても私自身は故郷を離れて都会で頑張った経験もないので、まったく境遇が違うんですけどね。

違うんですけど、あの子ども時代の記憶の感覚がすっごいわかる気がするんですよ。

あの記憶が描かれた時、アッひらめき電球と感じましたもん。

すごく適切な映画表現ですよね、ホンマ。

監督の記憶力が凄いし、それを映画にする力が凄いわ~。

 

日本人の「ふるさと感覚」みたいなもの・・・。複雑な望郷の気持ちみたいのですかはてなマーク

それが映画にあると、私は強く惹かれることが間違いないようです。

 

 

いや~、でも、ちょっと一回、観ただけなので、全部を把握できてなくって、だから、結論とか書けませんけどね、それはまあそれでいいんじゃないですか。

 

監督・脚本の箱田優子監督はこの映画が初監督作だそうで、さすがでしたわ~。

こうまで自分をさらけ出すのが凄くないですか。

でも、旦那さんは複雑な気分でしょうけどあせる

もう、ホントに今の全部を懸けはったんちゃいますか。

だから頑張ってまた次もええ映画を作ってほしいですビックリマーク

 

 

パンフレットは750円(税込)です。

買いましたよ~あせる

 

・イントロダクション

・ストーリー

・キャスト 夏帆 シム・ウンギョン

・キャスト

・レビュー 松崎健夫

・あとがきのあとがき 監督・脚本 箱田優子

・レビュー 真船佳奈

・プロダクションノート

・スタッフ

・各界からの絶賛の一言

・作品データ

 

実はまだ、ちょっとパラパラって見ただけで、ちゃんと読んでないんです。

内容的に濃そうなので自分の感想で真似したらアカンと思いまして。

読みごたえ、ありそうですビックリマーク

 

 

映画的にどうこうよりも、観てて気持ちよかったので、是非、また観たいです。

もう、個人的にはキヨの場面をCDで発売していただいて、エンドレスで聴いてたいですね音譜

 

この映画、是非、観てください!

オススメ致します!!

 

普段、観ない分、日本映画の凄さを感じました合格

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 8番目の男 2019年 公開中

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8日からはこの作品が公開中ですNEW

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

11月15日からこの作品が公開スタートですNEW

 

完璧な他人

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

 

 

そして11月15日からは「のむコレ」さんもスタートですNEW

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

シネマートさんのHPを一度、チェックしておいてください。

いい映画が目白押しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

大勢の方々に読んでいただき、ホントに励みになります音譜

 

 

 

この作品を観てきました~映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラてんびん座

 

 

 

 

 

その男が、

〝真実〟

覆す――

 

 

 

2008年に韓国で初めて導入された国民参与裁判

実在事件を基に描く、普通の人たちが真実に挑んだ

リーガル・サスペンス・ストーリー

 

 

 

8番目の男

 

 

映画 『8番目の男』 公式サイト


【劇場情報】
東京 シネマート新宿 11月1日~

大阪 シネマート心斎橋 11月1日~

 

 

8番目の男
原題:배심원들
英語題:Juror 8


(2019年、韓国映画、114分)


監督・脚本:ホン・スンワン
撮影:ペク・ユンソク
編集:キム・チャンジュ
音楽:チャン・ヨンギュ


出演:ムン・ソリ、パク・ヒョンシク、ペク・スジャン、キム・ミギョン、ユン・ギョンホ、ソ・ジョンヨン、チョ・ハンチョル、チョ・スヒャン、キム・ホンパ、クォン・ヘヒョ、テ・イノ、イ・ヘウン、ソ・ヒョヌ、ソ・ジノン、イ・ヨンジン、チェ・ヨンウ、イ・ヨンイ、シム・ダルギ、チョン・ドウォン、ユ・スヌン、コ・ソヒ、キム・ハクソン、ヨム・ドンホン ほか

友情出演:イ・ギュヒョン、リュ・ドックァン

特別出演:キム・ソニョン


配給:クロックワークス

 


解説: 韓国の男性アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで「SUITS スーツ 運命の選択」などのドラマでも活躍するパク・ヒョンシクの長編映画デビュー作。2008年に韓国で導入された国民参与裁判で実際に事件をベースに、陪審員に選ばれた8人の一般市民たちを描いた法廷ドラマ。韓国の歴史上初めて国民が参加する裁判が開かれる日がやってきた。全国民注目の中、年齢も職業も異なる8人の一般市民が陪審員団として選定された。彼らが扱うこととなったのは、すでに証拠、証言、自白が揃った明白な殺害事件だった。8人の役目は刑を量定するだけのはずが、被告人がいきなり嫌疑を否認したため、陪審員たちは急きょ有罪無罪の決断を迫られることになってしまう。粘り強く問題提起を続ける陪審員8号役をヒョンシクが演じるほか、「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」のムン・ソリが裁判官キム・ジュンギョム役を演じる。(映画.com

 

パク・ヒョンシク映画初主演! 11/1公開 『8番目の男』 予告編

 

映画 『8番目の男』 11.1(金)公開 メイキング映像

 

 

この映画については、私が書けることはあまりないですね。

法廷劇なんですが、私は裁判についても、法廷劇についても知識はぜんぜんないですからね。

 

韓国の歴史上初めて、一般の国民が参加する裁判が開かれ、国中が注目する中、年齢も職業も性格もバラバラな8人の普通の人々が陪審員に選ばれます。

 

と、聞いて、映画ファンがすぐに思い出すのが1957年のアメリカ映画、『十二人の怒れる男』(監督:シドニー・ルメット)じゃないかと思いますが、私、両親がビデオをレンタルしたんでしょうけど、中1かそのくらいの頃、その作品、観てます。

 

内容など、細かいことはぜんぜん覚えてないんですが、ジーッと観てて、最後、なんて素晴らしい映画やビックリマークと感動したことは覚えてます。

アメリカはなんて正義の国だろう、なんて立派な国だろう、素晴らしい、と思ったことも覚えてます。

 

子ども心にそう思えるほどの傑作だったんですね。

 

『十二人の怒れる男』へのオマージュとして三谷幸喜さんが書かれた脚本の映画化、『12人の優しい日本人』(1991年)とゆう作品があるのも知ってますが観てません。

観たいですけどね。

 

筒井康隆先生のパロディ、『12人の浮かれる男』とゆう戯曲は読みました。

面白がって笑いながら読んだ記憶がありますが、読んだ当時は筒井先生のブラックユーモアが好きだったからですね。

今はまたちょっと、私の考え方も違うと思いますけど。

 

その他・・・小説で読んだことはあんまりないと思いますけど映画では法廷劇の作品も幾つか観てきたと思いますし、その多くを楽しんできたように思います。

 

 

大韓民国初の陪審員になった8人が参加する裁判で裁かれるのは殺人事件。

 

息子が母親を刃物で殺害し、マンションのベランダから死体を投げ落として事故に見せかけたとされる。

 

証拠、証言、自白もそろっており、被告の犯行は疑いようもない。

あとは量刑を決定するだけの裁判だと思われたが・・・はてなマーク

 

 

裁判官キム・ジュンギョムを演じるのはご存知、ムン・ソリ。

 

登場した途端から文字通り、目を奪われましたよ。

 

いかにも裁判官らしく、冷静沈着で、何ごとにも顔色ひとつ変えず、しかし必要以上には相手を威圧し過ぎず、限りなく頭の良さそうなキャラクター。

 

ムン・ソリはやっぱりこういった役を演じるのが最もふさわしいと思った。

 

アメリカの女優さんだったらメリル・ストリープでしょうか、とにかく見てて快感な演技でその時点で感動でした。

 

 

8人の陪審員たちを演じるのは、パク・ヒョンシク、ペク・スジャン、キム・ミギョン、ユン・ギョンホ、ソ・ジョンヨン、チョ・ハンチョル、チョ・スヒャン、キム・ホンパ・・・若干、韓国映画的には地味な顔ぶれですが、観客たちがこの映画を観終える頃には全員に親しみを覚えることになるでしょう(´∀`*)

 

陪審員はみんな、選ばれたから義務として来てるんであって(無視したら罰金)、実のところ早く帰りたい。

 

パク・ヒョンシク演じる〝8番目の男〟・・・28歳の「青年実業家」、クォン・ナムは、なにかけっこう切羽詰まった状況で、特許的な手続きに必死だったんですが、相手のお役所の人からは「破産手続きの方が早いのでははてなマーク」的なことを言われてて、正直、陪審員どころではない。

 

それが証拠にクォン・ナム、裁判を脱走しようとまでします(^_^;)

 

他の7人も似たようなもので、中でもソ・ジョンヨンさん演じるおばちゃんと、チョ・ハンチョルさん演じるおじさんが早く帰りたい。

 

 

クォン・ヘヒョさんは法院長の役。

裁判長や判事さんたちの上司的な立場になるのかなはてなマーク

 

とにかくクォン・ヘヒョさんらしい「部下に振り回されて慌て困る上司」の役です。

 

 

判事を演じるのはイ・ヨンジン。

私の好きな青春ホラー映画、『少女たちの遺言』(1999年)の主演俳優の一人で、初めてスクリーンで見れて嬉しかったです。

 

でも、あまり存在感のある役じゃないんですけど。

 

ところで、ほんの一瞬出てくるあの若い判事の人、リュ・ドックァンだったんですね・・・驚きひらめき電球

 

 

被告人を演じるのはソ・ヒョヌさん。

『死体が消えた夜』(2018年)や『毒戦 BELIEVER』(2018年)にも出てました。

 

韓国の俳優んさんたちはみんなそうなんですが、作品ごとにガラッと違う役作りです。

 

ちなみに被告の娘を演じたのはシム・ダルギって女優さんだそうですが、いかにもらしくて、またいい役作りでしたね。

この娘もまた印象的な役でした。

 

 

シム・ダルギは、ぺ・ドゥナも出演しているNetflixオリジナルのドラマ、『ペルソナ 仮面の下の素顔』(2019年)にも出演してるようですね。

 

 

いわゆる「粛々と」裁判を進めて終わらせることに終始する裁判官たち。

弁護人ですら、そうしたそうに見える。

それがプロってものなのかもしれないけどね。

 

そんな中、こっそり逃げ出そうとまでしていた〝8番目の男〟は、あることをキッカケに、様々な疑問を感じ、全員に迷惑がられつつも被告の有罪を疑い始めていく。

 

ZE:Aのパク・ヒョンシクくんは映画初出演とゆうことで、私も初めてお目にかかったわけですが、ホントにごく普通な青年の役で、裁判のことも法律のことも知らないわけで、だから私たち観客が最も感情移入しやすいキャラクターなわけです。

 

彼が自分でも思いがけず、純粋な正義感に突き動かされて裁判に取り組んでいく姿が心を打ちますし、物語を動かしていく主人公でもあるんですね。

 

目頭を熱くさせる、いいセリフがあります。

 

そしてやっぱり可愛いですよね。

 

 

ホン・スンワン監督にとって『8番目の男』・・・原題は『陪審員たち』は初めての監督作品だそうです。

初監督作品で、この映画とはっビックリマーク

凄い!!

 

映画としてはかなりコメディ寄りです。

笑える場面がかなり後半までたくさんあります。

 

殺人事件の裁判とゆう重い舞台ではありますが、監督の方針でしょう、、ムードはコメディ映画。

観たあとでは、その選択は正しかった、と思います。

 

でも、完全なコメディ映画じゃないですね。

時々、ハッとさせられるし、ドキッともさせられる。

怖い場面もあります。

 

「2008年に韓国で導入された国民参与裁判で実際に事件をベースに、陪審員に選ばれた8人の一般市民たちを描いた法廷ドラマ」ってことなんですが、その最初の1回目だけでなく、「監督・脚本を務めたホン・スンワン自身が数人の判事に直接会って綿密なリサーチを行ったほか、50件もの類似した事件や、判決が交錯した裁判の判決文540件余りを参考にし、手に汗握るサスペンスフルな脚本を書き上げました」とのことなので、やはり映画的な創作がかなりの映画じゃないかと私は思います。

いや、面白すぎるので。

 

ハッキリ言って、観る前は法廷劇はちょっと・・・とそこまで気持ちが乗らなかったんですが、始まってちょっとしたらこれがめちゃくちゃ面白いのでのめり込んで観てました。

 

次から次へといろんなことが起こるので、次はどうなる!?って熱中してしまう映画でしたよ。

 

ホントに自分が裁判に参加してる気分にさせてくれて・・・だからとても考えさせられました。

 

実際、私だって陪審員に選ばれて裁判に参加することになったら、めんどくさいし、早く帰りたいと思ってしまうかもしれなかったほどだけど、この映画を観たことで、そんな気持ちではなくなりましたよ。

 

もちろん、この映画のようなドラマを経験することはないんだろうけど、でも、この映画が教えてくれたことは守りたいと思った。

 

 

でも、ほんと、これは映画だから、クォン・ナムのように一人でも違う意見を言えたのであって、あの雰囲気の中では現実では、気にかかることがあっても言えないでしょ。

日本の社会で考えたら、まさにそれ。

言えないですって、早く終わらせたい、早く帰りたいのプレッシャーの中で、「わかりません」とか、絶対無理。

 

だから、この映画は感動的なんですよ。

集団の中で同調圧力に屈せずに声をあげた気持ちが。

 

この映画を観ていて、現実の日本の社会を危うく感じましたね。

私自身もそうだったし、空気を読みすぎるがゆえに暗黙の了解を必要以上に重んじすぎてて、そのおとななものわかりの良さを、恥ずかしく思いました。

『8番目の男』にそれを気づかされて、考えを改めました。

 

ラスト、強い感動があります。

私は泣きましたよ。

ほんっとにいい映画でした。

 

これはやはり、傑作!!

 

経験豊かな映画通の方々の厳しい眼にも耐えうる作品ビックリマーク

そう思います( ゚ー゚)( 。_。)

 

清掃妖精(キム・ソニョンさん)にも注目です!!

 

 

パンフレットは800円(税込)です。

 

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ プロダクションノート

・ ムン・ソリ

・ パク・ヒョンシク

・ キャラクター&キャスト

・ 監督 / 脚本 ホン・スンワン

・ パク・ヒョンシク インタビュー

・ 作品データ

 

パク・ヒョンシクのインタビューと写真がいっぱいなのは嬉しいんですが、韓国の国民参与裁判についての詳しい話とか、日本の陪審員裁判との比較とか、そんなんもあったらさらに良かったかなと思いました。

 

 

ところで・・・

なんと!!

この映画、シネマート心斎橋さんでは

11月16日までの上映だそうですあせる

 

短っビックリマークっ(°_°;)ビックリマークあせる

 

もしも観に行かれるのなら、お急ぎくださいビックリマークあせる

 

ホントにオススメですよ、素晴らしい傑作です合格

是非、観に行ってください!!

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

孫文の義士団 ボディガード&アサシンズ 2009年

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你好・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ホントに多謝ですキスマーク

 

 

 

もうすぐ、シネマートさんではのむらさんのコレクションです!!

 

のむコレ3

名作映画発掘フェスティバル「のむコレ」が今年も開催!

 11 月15日(金)より シネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催!

 

アジア映画のいい作品が公開されますね・・・観まくってくださいビックリマーク

 

 

 

 

 

11月6日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラドンッ

 

 

 

 

 

1時間、その男を守りぬく

 

 

 

孫文の義士団

ボディガード&アサシンズ

 

 

孫文の義士団 ボディガード&アサシンズ
原題:十月围城
英語題:Bodyguards and Assassins
韓国語題:8인 : 최후의 결사단


(2009年、中国・香港合作映画、139分、R15+)


監督:テディ・チャン
脚本:チュン・ティンナム、グオ・ジュンリ、ジェームズ・ユエン、ウー・ビン
製作:ピーター・チャン、ホアン・チェンシン


出演(日本語吹き替え)


シェン・チョンヤン → ドニー・イェン(東地宏樹)
リー・ユータン → ワン・シュエチー(岩崎ひろし)
陳少白(チェン・シャオバイ) → レオン・カーフェイ(井上和彦)
アスー → ニコラス・ツェー(浪川大輔)
イエン・シャオグオ → フー・ジュン(楠大典)
シー警部 → エリック・ツァン
ファン・ホン → クリス・リー(高橋里枝)
ユエル → ファン・ビンビン(嶋村侑)
チュン → チョウ・ユン
ワン・フーミン(臭豆腐) → メンケ・バータル
リー・チョングワン → ワン・ポーチエ
リウ・ユーバイ → レオン・ライ(遠藤大智)
楊衢雲 ヤン・チューユン → ジャッキー・チュン(中国語版)
リウが愛した女性 → ミッシェル・リー
ファン・ティアン → サイモン・ヤム
チェンシャン → カン・リー
孫文 → チャン・ハンユー


配給:ギャガ

 


 

解説: 清王朝末期の香港、腐敗した王朝打倒を掲げる革命家の孫文が、同志たちに武装蜂起を促すため密かに来航。王朝の西太后が仕向けた暗殺集団に対抗するため、孫文を護衛する義士団が結成される。義士団のメンバーは、各々が信じるもののために苛烈な戦いに身を投じていく。「ウォーロード 男たちの誓い」のピーター・チャンが製作、「アクシデンタル・スパイ」のテディ・チャン監督がメガホンをとる。ドニー・イェン、レオン・ライ、ファン・ビンビンらアジアのスターが結集したアクション大作。(映画.com

 

 

アジアン・アクション大好きなブロともさんたちからオススメしていただいた作品です。

他の映画を観た時に目にした予告編の印象から、これは「絶対にええヤツ」と私も予想してたんですが・・・その予想を軽く超えてくるほどの傑作でしたよ( ゚ー゚)( 。_。)

 

だから観た方々も多いでしょうし、観た方は絶対に好きな映画でしょう。

 

もっとちゃんとこの映画について知りたい方は、明石家いわし先生のレビューがオススメですので、是非、読んでください。

 

ドンッいわしアクション映画日記VOL. 531 『孫文の義士団』ドンッ

 

この映画は中国と香港の合作作品なのですが、舞台が完全に香港なのでアメブロのテーマは「香港映画」にさせていただきます。

 

 

1901年1月10日、興中会の前会長であるヤン・チューユン氏が狙撃により暗殺された。

これが香港における初めての政治暗殺事件であり、当時の香港は、英国植民地であり、政治亡命者や革命家らにとって格好の避難場所であった。

しかし、ヤン・チューユン氏の暗殺事件以降、香港に暗雲が立ち込めるようになった。

 

1906年10月1日、孫文は亡命中の日本から、この混迷の地、香港へ向かった。

 

現実の香港は今、政治的に深刻な状況にありますが、この映画もそれに重なるところがあるのかもしれません。

 

紫禁城の西太后はイエン将軍に孫文を暗殺することを命じます。

 

 

映画は、簡単にゆえば、香港に来る孫文を暗殺しようとする暗殺団と、それを阻止しようとする人々の物語ですね。

 

孫文は正味1時間、香港にいればいいので、その間だけ、彼を守り抜けばいいんだけど、その一時間が怖い。

それはやっぱり、どこから狙ってくるかわからない状況で、守らなければならないので厳しいですよね。

 

映画の前半は、革命派のチェン・シャオバイ(レオン・カーフェイ)が金銭的な面倒を見てくれてるパトロンの大商人リー・ユータン(ワン・シュエチー)と孫文を守る作戦を立て、それに見合った人材をスカウトしていく流れ。

 

 

といってもユータンはバイオレントな作戦にはあまり乗り気ではなかったんです。

17歳の一人息子、チョングワン(ワン・ポーチエ)が優秀に育って自分のあとを継いでくれればそれでいいと考えてたのでね。

チョングワンはそんな父親に刃向かえないんですが、革命の機運に乗り遅れるのは正しいことはない、と考えてます。

 

お父さんはそんな息子を打とうとしますが、人力車ドライバーのアスー(ニコラス・ツェー)が息子をかばったので、わしに逆らうのかむかっと激怒。

 

 

このあたり、私みたいな観客にも、父と息子のドラマでわかりやすいのです。

 

またチョングワンとアスーの関係もいいんですよね。

 

 

清の凶悪アサシンズ。

 

座ってるのがトップのイエン・シャオグオ将軍(フー・ジュン)。

 

結論から言ってこの映画では悪役なんだけど、映画を観終えても、ただの悪役だとは思えない、なんとも複雑な気分にさせる人物でした。

 

もちろん怖いし危険な人物だと思いますが、彼には彼なりの理念と思想と人生哲学がある。

かつて師であったチェン・シャオバイとの対話とか、難しいんですが、考えさせられました。

 

そのへんのさじ加減がこの映画のいいところなんだと思いますし、またフー・ジュンの顔つきがいいんですよ。

ホントに素晴らしい演技ですね。

 

 

ニコラス・ツェー演じる実直な人力車ドライバー、アスー。

ただ車を引くだけの生真面目人生ですが、一つだけ、願いがありました。

 

 

それは3年前から好きな写真館の娘との結婚。

いじらしい・・・。

 

 

アスーも、何か強い技があるのかと思ってたんですが、それは特にないみたいです。

ただ強靭な足腰なんでしょうね。

 

 

ドニーさん演じるシェン・チョンヤンはギャンブル依存症の警察官汗

最初、えはてなマークと思ったんですが、暗殺団側なんですよね。

悪役じゃん!!ってゆう。

 

チョンヤンは8年、ユエル(ファン・ビンビン)とゆう女性と結婚してたんですが、ユエルはあることをきっかけにチョンヤンと離婚して、今はユータンの妻です。

 

どうもユエルの男性のタイプがあやふやですが、彼女、落ち着いた人生を望んだようですね。

だからギャンブル好きな人、ほどほどでお願いします。

 

 

とにかく今回のドニーさんは号泣ドニーです。

当初はダメキャラですがいちいち泣かせてきます。

 

そして警察官だからでしょうけどチャンヤン、めちゃくちゃ強い。

 

 

元将軍だったファン・ティアン(サイモン・ヤム)は今はお芝居の一座を装って身を潜めていたのかなはてなマーク

それほど狙われていたんでしょう。

 

娘のホン(クリス・リー)はそんな身を潜めてるだけの父親に幻滅もしていて、母親が死んだこともあり、パパ、うちも戦うよ!!と主張してますが、ティアンは娘を危険にさらすことはしたくなく、それも当然です。

 

父と娘の間には意見の相違があった。

そんな中、ティアンのチームは襲撃を受け、ほぼ全滅。

サイモン・ヤムさんの出演時間は短い・・・。

 

この映画の敵は鋭いフックの付いたチェーンを相手の体に引っかけて動きを封じる技を使うんですが、痛そうでイヤです。

 

 

娘のホンを演じたクリス・リー、初めて見たので少し調べてみましたが、本来は歌手なんですね。

それでYouTubeでステージの動画とか見たんですが、いい音楽を演ってます。

で、CDが買えれば・・・と探したけど、品切れ状態。

中国では売ってるのかもしれないけど。

 

う~ん、K-POP以外のアジアン・ポップスも、もうちょっと日本で買える状態であってほしい。

 

 

そして、昔、父親の後妻さんに恋して人生を捨てた薬物中毒のリウ若君も孫文暗殺を阻止するチームに加わります。

 

ドロドロに汚れてるリウ若君・・・どうも会話が成り立ってない気もするんですが、ご恩があるユータンの頼みに「わかった、一番の難所を引き受けましょう」と言うのがかっこいいんですよね~。

 

で、お風呂に入ってヒゲを剃って身ぎれいになるんですが、レオン・ライを彷彿とさせる俳優さんっすね~、とか思ってたら、レオン・ライさんでしたわ(^_^;)

 

 

クスリ漬けのリウ若君、問題のありすぎる人ですが、武器は鉄の扇。

 

人を愛することは罪ですかはてなマーク

 

だからと言って薬物中毒にならんでもあせる

よく生きてましたね、今日まで(>_<)

 

 

チョウドウフ売りの大男も加わる。

演じるはメンケ・バータルさん。

私、チョウドウフさん、好きですわ~。

いい顔をするんですよね~。

 

 

メンケ・バータルさんは『西遊記2 妖怪の逆襲』(2017年)では沙悟浄の役だったんですが、ホントにいいですね。

『ロスト・チルドレン』(1995年)のリメイクなんてどうでしょはてなマーク

 

 

こうして、大男、人力車のおにいちゃん、薬物中毒、暴れ娘・・・と、人材が揃っていき、のちに、坊っちゃんとギャンブル依存症も加わることになります。

最終的に8人ってことですが、それ以上に多くの人たちが孫文を守るし、それによって命を落とすことにもなる。

主役級が8人ってことでしょうかね。

 

 

知り合ってすぐに仲良くなったりしてる若者たちを、複雑な思いで見るユータンの顔とか、ホントにいいんです。

自分が起用したことでこの人たちは死ぬかもしれないんだから。

 

 

予想外にユータンの息子、チョングワンも危険な役目を担うことに。

 

自分が決めたことだから息子だって特別扱いはできないはずですが、そこは普通のお父さん、ってことになります。

 

そして孫文到着の当日になっていくんですが、それまでにカウントダウンされていくし、到着から敵味方の攻防のスタートのその時の頃には、本当に心臓がバクバク爆弾((o(б_б;)o))爆弾

 

こうゆう、何かが始まる前のドキドキを映画で感じるのって最高ですね。

息が苦しくなる。

 

このエネルギッシュな物語のうねりで思い出したのは、イ・スンシン将軍の活躍を描いた韓国映画、『バトル・オーシャン 海上決戦』こと『鳴梁』(2014年)。

 

あの作品を観た時とかなり近かったです。

そして両作品とも私は大好きです。

 

とにかく私が感激したのは前半1時間の「タメ」と、そっから後半の興奮が延々続くバトルですね。

もしかしたら私は、この映画の形が一番好きかもしれない。

もしもアクション映画なら、こうあってほしいと本気で思った。

 

 

言わく言いがたいキャラあせる

何なんでしょうね、この人(^_^;)

道で会ったらビビってしまいそう。

 

 

孫文が日本で待っていて、会いたい人が日本へ行ってたらもっと犠牲が少なかったんじゃないですか!?などとは言いません。

 

凄まじいばかりの攻撃と防御が映画の後半、ガッツリ描かれまくる!!

 

そんな中、義士団の人々は一人、また一人と倒れていく・・・。

 

ってゆうか敵も味方もホントに大勢がバタバタと死んでゆく。

 

 

クリス・リー、歌手なのに凄いアクションです。

そんなん急にできるものなのか!?

ドニーさんとレオン・ライさんに次ぐ、最強さ加減ですわ。

 

パパの仇は小指のない男・・・絶対に殺す。

 

 

ドニーさんはチームの外から、こそっと補助的に助けていくが、戦う者にはわかる世界がある。

 

しかし、もともとドニーさんの上司にあたる人が本物の格闘技のチャンピオンだったカン・リーさん。

二人の大激闘は最初から終いまで素晴らしい。

 

しかし街中でバトルが始まるので周囲の一般人たちがものすごい迷惑。

 

いや、そんなことはない、一世一代の名ファイトをすぐ横で見られて感動した・・・はず!!

 

 

街の中をサルのようなスピードで移動していくドニーさんの見たこともないような動きに感動です。

実際、サルにドニーさんの着ぐるみを着せて撮影したカットもあるそうですね。

 

とゆうのは嘘です。

 


話は前後しますがエリック・ツァンさん演じるシー警部は、まあ、香港の警察なので英国の言いなりなわけで、しかも体制側なので革命派とは敵対関係にあるのかな・・・でも、彼も中国人だった。

このあたりの物語に私は非常に強い愛国心を感じますし、また「愛国心」の理想像が描かれていると思います。

だから私の尊敬の念も格段に上がるのでした( ゚ー゚)( 。_。)

 

 

女ですが全力で戦うホン。

爆弾「親不孝をお許しください」・・・泣けます。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

そして完全に忘れきっていたところで登場してくるリウ若君。

1人で100人くらいを相手にしますが、やっぱり泣けます。゚(゚´Д`゚)゚。

 

後半、様々な人たちのそれぞれのドラマがホントに感動です。

 

2時間18分の上映時間にギュウギュウ詰めにドラマとアクションを詰め込んだ作品なので、とても全部は書ききれませんが、本当に凄い傑作でしたビックリマーク

 

ラスト自体はそっけなくもありますが、それまでの全部が壮絶で残酷、悲壮で魂が震え、泣ける展開です。

本当は誰も死んでほしくないとは思うんですけどね、いわゆる自己犠牲の光景に感動を禁じえません。

このタイプの「1人をみんなで守りきる!!」映画の世界最高峰です。

 

noriさん、さんせんさん、明石家いわしさん、オススメ、本当にありがとうございます。

凄い映画に出会えました☆⌒(*^-゜)v

 

エンドロールで流れる歌はクリス・リー。

 

李宇春 - 粉末 MV (十月圍城主題曲)

 

のむコレさんではドニーさんのこの映画も上映されますよ。

 

 

映画 『スーパーティーチャー 熱血格闘』 公式サイト

 

観たいなぁ~ビックリマーク

 

でわでわ、そんな感じで字数がいっぱいになりました。

今日も謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 友へ チング 2001年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

今日、15日から、この映画が全国順次ロードショーですNEW

 

完璧な他人

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

イタリアのアカデミー賞に当たるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、脚本賞を受賞し、フランスでもリメイクされたイタリアのブラックコメディ「おとなの事情」を韓国でリメイク、だそうです。

 

是非~ビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月8日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

 

 

 

友へ チング

 

 

友へ チング
原題:친구
英語題:Friend


(2001年、韓国映画、117分)


監督・脚本:クァク・キョンテク
助監督:ウ・ジェイ、キム・チャンレ、アン・グォンテ、キム・チャンウ、イ・ジュニョン
撮影:ファン・ギソク
照明:シン・ギョンマン
音楽:HIDRA Music production チェ・スンシク、チェ・マンシク、イム・ジュヒ、オ・ヘウォン、チェ・スンヨン
美術:オ・サンマン、イ・チウ、ノ・サンオク、ユン・イルラン
武術監督:シン・ジェミョン
武術指導:ユ・サンソプ、クォン・スング

 

出演:ユ・オソン、チャン・ドンゴン、ソ・テファ、チョン・ウンテク、キム・ボギョン、チュ・ヒョン、キ・ジュボン、チョン・ヨンウン、イ・ジェヨン、キム・ヒョンジ、ユ・ソンイル、チョン・ヒリョン、キム・ジュンボム、キム・ソンボク、カン・シニル、クォン・ナミ、パク・ナミ、イ・ウンジュ、キム・テウク、ユ・ビョンソク、キム・ギヨン、チョン・ホビン、ヤン・ジュンギョン、キム・グァンギュ、キム・ギホ ほか

 



解説: 釜山を舞台に、4人の幼なじみの壮絶な人生を描いたヒューマン・ドラマ。監督は、「Dr.K」(日本未公開)のクァク・キョンテク。撮影は、「オクスタン」(日本未公開)のファン・ギソク。出演は、「スプリング・イン・ホームタウン」のユ・オソン。「アナーキスト」(日本未公開)のチャン・ドンゴン。「飛天舞」のソ・テファほか。(映画.com

 

 

〝思い出の島に住む友人たちに捧ぐ〟

 

 

観た途端に、ホントに1970~1980年代のような、そんな古びたフィルムの感触で、どう考えてもその時代に撮影された映像だとしか思えなかったのでビックリしたんですが、観てる間ずっと、その時代の風景の中にいるようでした。

 

黒が深いとゆうか、暗くて見えにくいんですけど。

 

パク・チョンヒ大統領の頃、1970年代の釜山。

ジュンソク(ユ・オソン)、ドンス(チャン・ドンゴン)、サンテク(ソ・テファ)、ジュンホ(チョン・ウンテク)の仲良し4人組はごく普通の小学生って感じで、遊んでる。

 

ジュンソクの父親(チュ・ヒョンさん)はヤクザのボスで、ドンスは父親の仕事について触れたがらない。

子どもの頃はケンカが強いかどうか、一緒に遊んでいて楽しいかどうかだけの世界って感じですか。

 

中学は別々の4人だったけど、高校でまた一緒になる。

 

 

ナマン女子高の人気学生バンド、「レインボー」。

ボーカルの女の子は男の子たちの視線を集めていた。

 

そりゃあ有名な映画だし、期待もしてたんですが前半、物語自体は私はそこまで没頭できず・・・どこか距離を感じてたんですが、後半はまた違った気分でした。

 

私はどうしても新しい映画の方に気持ちが惹かれるんですが、『友へ チング』は、本来の韓国映画の主流派って感じの映画に思います。

 

たしかに「チング(친구)」の感覚は韓国映画について回るものですし、年の近い友達とは一生ずっと付き合っていくのが韓国みたいですね。

友達との関係がことのほか、「深い」国なんですよね。

 

たとえばハリウッド映画なら『スリーパーズ』(1996年)とか、やっぱりそれは「ダチ感覚」が貫かれてて同じなんですけどね、『スリーパーズ』と『チング』はまたちょっと違うと思いました。

 

とにかくタイトル通り、友達の映画です。

それも、とても旧くからの。

 

私自身、小学校の時の友達と今もよく会いますし、最近は韓国映画も一緒に観ますよ。

しかしなんか一緒に年取ってるだけって感じで、映画みたいに劇的ではないですけど。

まあ、ケンカして話さなくなった時期もあるにはあったけど。

 

 

高校時代から20代後半までは同じ俳優さんが演じていくわけですが、高校卒業後はともかく、高校時代はちょっと無理が(^_^;)

チャン・ドンゴンですら高校生に見えないから~ビックリマーク

一番若いのはお調子者のジュンホを演じるチョン・ウンテクさんなんですけどね。

 

そう考えると『僕の中のあいつ』(2018年)のジニョンくんは凄い。

ちゃんと高校生だったもの。

 

 

体罰教師を演じるキム・グァンギュさん。

ドンスが一番触れてほしくない父親の仕事について教室ででかい声で話しつつ、いたぶる。

生徒のため親身に叱ってくださる先生もおられるでしょうけど、この先公は違うな。

ムカムカきました。

 

サンテクの家は裕福なようだし、サンテク自身も勉強ができるので大学に進学するのが当然のようです。

でも、ドンスは・・・。

人は平等ではなく、子どもも成長するにつれ、差が出てくる。

 

 

キム・テウク(ジョンテ)さん演じるトルコは、のちにジュンソクと同じくヤクザになっていく。

 

 

ソンテクはあのレインボーの歌手のジンスクのことを好きになるけど、自分からは何もできない。

でも、一歳年上のその女の子の方からキスしてくれた。

 

 

ソンテクはジンスクとローラースケートをしに行くがそこで他校の生徒にちょっかいを出され、刃物で脅される。

が、すぐにジュンソクとドンスが助けに駆けつけるのだった。

 

 

この映画のDVDには釜山の地域性を際立たせるために「関西弁吹替バージョン」があるんですが、関西の者からすると、どこか違うはてなマーク

でも、とてもいいですね。

ジュンソクの声は古田新太さんが演ってはります。

 

ジュンソクはサンテクに男同士のあり方を説く。

相手を痛めつける時にはトコトンやったれ、と。

ケンカする時はな、殺す気でやらんとアカンぞ。

 

心地よかった友達との毎日・・・でも、いつかは終わりが来るのだろう。

 

 

顔はおじさんですが、ユ・オソンさん、いい~顔するんですよね~。

私はユ・オソンさんの出演作はあまり観てないんですが、やっぱり『チング』、いいです。

 

 

4人は映画を観に行く。

しかし、そこでこの前にローラースケートのところでシメた連中と鉢合わせし、大乱闘になってしまう。

もちろん多勢に無勢、4人がやばいが。

 

 

この4人VS数百人の場面、『ワールド・ウォーZ』かってほど迫力ありますね~。

 

 

日頃の鬱屈が溜まりすぎたドンスは学校のガラスを叩き割り、タンカを切った。

 

サンテクは親の金を盗んで家出し、ジュンソクに一緒にソウルへ行こうと言うが、ジュンソクは誰ひとり自分に対し、まっとうに生きるよう叱ってくれなかったことを話し、サンテクに、これからは自分の人生を生きろと、告げる。

 

時は流れ1984年、大学生になったサンテクとジュンホは久しぶりにジュンソクを訪ねる。

出迎えたのは、サンテクのあの初恋の相手、ジンスクだった。

 

久しぶりに会ったジュンソクは母を失った悲しみをまぎらわすため薬物中毒になっており、かつて男子生徒たちの憧れの的だったジンスクを口汚く罵るヤクザになっていた。

 

ジンスクはサンテクに「大学生といっぺんぐらいデートしてみたいわ」と言うが、サンテクは彼女にジュンソクのところへ戻るよううながすのだった。

 

ドンスは今、刑務所にいるのだとゆう。

そしてジュンソクも刑務所を経験したと。

 

しかしそんなジュンソクでもソンテクには今も友達のままだった。

 

ジュンソクの父親はヤクザ稼業を引退し、部下ヒョンドゥ(キ・ジュボンさん)があとを継ぐことになり、ジュンソクは彼と盃を交わす。

これまでジュンソクに薬を与えていた敵対組織のチャ・サンゴン(イ・ジェヨンさん)は、ジュンソクを脅すのだった。

 

ドンスは釜山刑務所から出所し、チャ・サンゴンの組織に加わることになった。

こうしてジュンソクとドンスは、敵対する組織にそれぞれ属することになった。

 

 

ここまでで約半分くらいです。

 

観終えて、何とも言えない気分でした。

韓国映画らしい、いや、韓国映画ならではの映画で心打たれる映画です。

何でしょう、この感覚。

 

何年かに一度、4人のうちの誰か同士で再会するんだけど、変わっていることがあっても、本質はあの小学生の時のままなんですよね・・・。

なんだかそれがとにかく哀しくって。

 

サンテクとジュンホは家庭に恵まれていておおらかに、ゆっくり成長した感じなんだけど、ヤクザの息子であるジュンソク、葬儀屋の息子と蔑まれたドンスは、彼らよりも早く大人になるしかなかった気がします。

それが男同士の友達の関係のように私には思えました。

 

しかし、世界を先に知っていたようなジュンソクやドンスよりも、サンテクやジュンホの方が着実に、前向きに人生を生きていくんですよ

それも哀しいんですよね。

 

『友へ チング』が興行成績で抜いた『JSA』(2000年)と、『チング』はなんか似てます。

女子が入れない世界とゆうか。

こうなると女は離れたところから見てるしかないとゆうかね(^_^;)

距離があるかも。

ヤクザとか軍隊とか、戦いにまつわる「男の職場」って感じで、そこが男と女の違いとちゃいますか。

 

いいシーンがいっぱいあります。

 

 

この歌を俺の大切な友、ジュンホの結婚祝いとして捧げます、そしてもうひとりの友、サンテクの明るい未来を願って・・・「マイ・ウェイ」を歌うジュンソクとか。

 

私が一番、好きなシーンはやっぱり最後ですかね~。

金アミ越しに笑い合うジュンソクとサンテクの場面です。

 

主演の4人、素晴らしかったです。

誰が・・・ってわけじゃないけど、この映画ではやっぱりユ・オソンさんですかね~。

 

ユ・オソンさん主演の映画では『SPY リー・チョルジン 北朝鮮から来た男』(1999年)とクァク・キョンテク監督の『チャンピオン』(2002年)を観るのを楽しみにしてます。

 

 

荒んだ影のありまくるチャン・ドンゴンもかっこいいですね~。

でも、かっこいいですまないような映画ですけどね、これ。

 

 

ソ・テファさんもあんまり出演作を観てないし、観てても印象になかったんですけど、『チング』のサンテク役はよかったですよ。

 

他の映画だったら『喧嘩 ヴィーナス vs 僕』(2007年)のソル・ギョングの友達の牛大好きな酪農先生とか、『私は王である!』(2012年)の明の使者とかですけど、ぜんぜん違いますもんね~。

 

 

チョン・ウンテクさんはほとんど知らないけど、『チング』のいわゆる「ムードメーカー」ですね。

 

この映画、「ヤクザ映画」としてもすごくよくできてるんじゃないですか。

そんな気がします。

特にジュンソクとドンスがどんどんヤクザとして本格化していく流れですね。

ヴァイオレンスはとことん惨たらしいですし。

でも、イ・チャンドン監督の『グリーンフィッシュ』(1997年)もそうでしたが、ヤクザ映画とはまたちょっと違うんじゃないですか。

 

クァク・キョンテク監督の映画、ほとんど観てきましたけど、『チング』が最高傑作かなぁ・・・。

でも、他の映画も好きですよ。

『痛み』(2011年)も『極秘捜査』(2015年)も大好きです。

でも、『チング』なのかなあ、最高傑作は。

 

 

サンテク、見送りに行きたかったんやが、どうしても都合がつかんかったんでな、すまん、許してくれ。

 

覚えてるか。

高校の時、家出したお前を帰らしたやろ。

あの時、我ながらかっこええと思とった。

 

でも、羨ましい気持ちもあったんや、正直なところな。

お前みたいになれたらええ思てたんや。

笑えるやろ。

 

ドンスとちょっとあって、今日はずっと家で考えごとしとった。

どうゆうわけかな、〝チング〟っちゅう言葉が頭にこびりついて離れんで。

 

ガキの頃はずっとそれが、韓国語や思とったが、高校の時、先公が、黒板に漢字の親しいの字と、新旧の旧いを書いて、長く親しい友達の意味やと教えてくれよった。

かっこええ言葉やろな。

 

親父はようこうゆうとった。

男は義理人情で生きろ。

しかし、今の俺にはわからん。

 

義理人情とは何や。

どうゆうことや。

答えが見つからんのじゃ。

 

サンテク、俺もしばらく旅に出ることにした。

手紙はジュンホの家に送る。

 

チングよ、体に気ぃつけて、元気で行ってこい。

 

チングへ

                      ジュンソクより

 

 

 

是非、DVDでは「関西弁吹替バージョン」でも観ていただいて、古田新太さんの名演をご堪能ください。

 

 

う~ん・・・やっぱり、名作・・・なんでしょうビックリマーク

 

観て、なんとも言えない気分になりましたが、私は観て良かったです。

まだ観ておられない方は、是非。

男性向けですわ、この映画。

 

次は続編、『チング 永遠の絆』(2013年)を書きます。

 

でわ、ありがとうです・・・アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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