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韓国映画 チング 永遠の絆 2013年

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沢尻ぃ~汗

あ~ほ~汗

 

いや、ほんまに悪いんだけれど、私はこのことをメシの種にするマスコミの偽善と、すぐに仲間を見捨てる日本芸能村の冷淡と、そして、またネットのコメント欄とかで自分たちがまっとうな善人だとでもご主張したいかのごとき大衆の傲慢の方がウンザリですダウン

 

あ~、あ~、エリカ様も気の毒に・・・生贄や~汗

 

 

 

 

 

ってことでアンニョンです(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

 

 

 

この作品が公開中ですNEW
 

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11月9日、この映画を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

チング 永遠の絆

 

 

チング 永遠の絆
原題:친구 2
英語題:Friend, The Great Legacy


(2013年、韓国映画、124分)


監督・脚本:クァク・キョンテク
脚本:ハン・スンウン
助監督:イ・サンベク、ユ・ジェヨン
撮影:ユン・ジュファン
照明:シン・サンヨル
音楽:チョン・ジノ(Blue Tuens)
美術:パク・ヨンチャン
武術:コ・ヒョヌン(シネヒーローズ)


出演:ユ・オソン、チュ・ジンモ、キム・ウビン、チャン・ヨンナム、チョン・ホビン、キ・ジュボン、イ・チョルミン、イ・ジュニョク、ファン・ソンジュン、チャン・ジゴン、ソン・ホジン、チョン・スギョ、ペ・ソンジョン、カン・ハンナ、チョ・ジファン、イ・サンフン、ウォン・ウンジェ、シン・ジュンボム、チ・スンヒョン、パク・ソンヒョン、ユン・ジナ、パク・アイン、イ・ウォンソプ、チュ・ソクテ、ハン・ジェヨン、ユ・サンフル、キム・デソン、ユン・ドンジュ、ムン・ソニョン、ピョン・スジ ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


解説: 日本でも話題を集めた2001年の韓国映画「友へ チング」の12年ぶり続編。前作に続いてクァク・キョンテク監督と主演のユ・オソンがタッグを組み、裏社会で生きる3世代の男たちの壮絶な人生を描きだす。あれから17年後。親友ドンスの殺害に関わった罪で服役していたヤクザのジュンソクは、刑期を終えて釜山へと戻る。ところが、組織では狡猾な副会長ウンギが幅を利かせていた。刑務所で知りあった青年ソンフンを弟分として迎えたジュンソクは、ウンギ一味との抗争に乗りだす。そんな中、実はソンフンがドンスの隠し子だったことが判明し……。ソンフン役に、本作が本格映画デビューとなる人気モデルのキム・ウビン。(映画.com

 

 

前作から17年後、2010年、ソウル、永登浦(ヨンドゥンポ)刑務所。

 

ジュンソクは刑務所の中だった。

そんな彼を一人の女性が訪ねる。

 

 

彼女はチェ・ヘジ(チャン・ヨンナム)といい、あのナマン女子高の人気学生バンド、「レインボー」の一人で、ジンスクと仲が良く、昔、ジュンソクの家で遊んだこともあるとか。

 

 

ヘジは自分の息子、チェ・ソンフンもジュンソクと同じ刑務所に入っているから守ってほしいと言う。

サンフンは外で起こしたトラブルによって、刑務所の中では危険な状況なのだとゆう。

 

 

結論から言って、チャン・ドンゴン演じるドンスが出てこないのは当然のこととして、サンテクとジュンホも出てきません(ドンスは回想シーンで前作のフィルムが使われてます)。

 

しかし、その穴を埋めて余りあるのがキム・ウビンくんです。

ウビンくんにとっては実質的な映画デビュー作ですね。

 

 

ソンフンは恵まれていたとは言えない環境で育った。

そんな中でもヘヨンとヨンベクとゆう〝チング〟がいた。

 

 

成長したソンフンは仲間たちと梁山(ヤンサン)のあるお寺さんを襲撃しましたが、そこでヘヨンと再会します。

ヘヨンは僧侶になってたんですね。

 

しかし、そのお寺さんはジュンソクが属する組が抑えていた「物件」だったためにソンフンは狙われることになった、とゆうわけです。

 

刑務所に入ることになったのはヘヨンが密告したからなんですけどね。

 

ジュンソクが刑務所にいる身内に聞くと、ソンフンは組の指示で刑務所の中で始末しろと言われていたが、ジュンソクはソンフンがおとなしくしていることを条件に守ってやることにする。

 

 

ジュンソクの刑期が終了して彼は出所する。

極道たちの間でカリスマ的な存在であるジュンソクは、いまだに畏怖されるべき対象だった。

ジュンソクを慕うコ・ジョテ(チャン・ジゴン)とゆうちょっと間の抜けたような男が、兄貴にお仕えします、と一緒に出所する。

 

しかしジュンソクの部下だったウンギ(チョン・ホビン)は面会にも来ず、出迎えに来てもいなかった。

 

 

ジュンソクは17年ぶりに釜山に帰った。

 

 

しかし17年の間に世の中はすっかり変わっていた。

 

 

ジュンソクが服役している間に副会長となったウンギが会長を差し置いて組織を牛耳るようになっていた。

ウンギにとって出所したジュンソクは邪魔になる存在。

ジュンソクとウンギの間は険悪だった。

 

夜の海を見ながら、ジュンソクはあの子どもの頃を思い出す。

 

 

ジュンソクはドンスを殺害した実行犯のギホに会いにいく。

ギホは薬物中毒になっていた。

ジュンソクはギホに「あの時、何があったのか」を尋ねるが、ギホは「俺にもわかりません」と答えるだけだった。

出所してからは、ただクスリを与えられるだけで・・・ギホは一度、ウンギに歯向かったのだが、刺されて深手を負ったとゆう。

 

 

ジュンソクはかつて父の部下だった今の会長、キム・ヒョンドゥ(キ・ジュボンさん)に会いにいく。

会長はもう先がないから・・・みたいに言って、ジュンソクのお父さんと撮った写真をジュンソクに渡します。

会長は昔ながらの極道で、二人の間には変わらぬ絆があった。

会長も、自分に引退まで促すほど増長してしまったウンギのことを快く思っていなかった。

 

会長は、自分の入院中、ウンギは幾人か組員を殺害したらしい、と言う。

姿を消すのは皆、ジュンソクと親しかった連中だった。

 

会長は言う。

最近になって、先代の会長・・・お前の父親のことをよく思い出すんだ・・・。

 

 

『永遠の絆』では、ジュンソクが生まれる前の父、イ・チョルジュの時代も描かれます。

1963年の釜山、チョルジュがヤクザとして頭角を現し、ついには日本のヤクザとの駆け引きにも勝利し、釜山を支配する親分になっていくまでです。

 

チョルジュを演じるのはチュ・ジンモさん。

男泣きヤクザ映画、『愛 サラン』(2007年)ですでにクァク・キョンテク作品に出演済みです。

 

1作目の『友へ』では特別出演のチュ・ヒョンさんが演じたキャラクターですが、輝国山人さんでは「イ・ジェウ」って役名なのがちょっと謎です。

役柄上は同一人物・・・なんですよね~はてなマーク

 

それと、身もフタもないけど、チュ・ジンモが数年間でチュ・ヒョンさんになってしまうのも不自然。

 

 

この、父、イ・チョルジュの時代が描かれる時、私は、あビックリマーク『ゴッドファーザー PART II』!!って思いました。

でも、おそらく監督は『ゴッドファーザー PART II』から着想を得たんだと思うけど、お父さんの時代はホントに短くしか描かれないのです。

だからやっぱり違うと思う。

 

 

若い頃の父、イ・チョルジュが敵対する日本のヤクザを殺害しに日本の福岡へ潜入する流れ、ゾクゾクきましたよ。

さすがは韓国映画、日本では撮影してないだろうけど日本に見えてしまいます。

 

 

こうしてチョルジュは日本のヤクザと提携しつつ、釜山を掌握する。

 

 

話はまた、ソンフンの過去にも触れられてます。

彼はかつて、女の子に心を奪われていたためにチングのヨンベクを失った、辛い過去があったのだった。

そのことで気持ちが荒んだソンフンは母親の再婚相手をやり過ぎほど暴力的制裁。

 

 

ジュンソクはウンギが実権を握った間に疎外されていた自分の部下たち(イ・チョルミンさんとイ・ジュニョク さん)と再会する。

落ちぶれていた彼らはウンギを腹に据えかねていた。

 

 

その頃、ソンフンも出所。

ジュンソクは出所祝いにバイクを贈る。

 

ジュンソクはヘジにクラブを開店させ、会長から渡されたお金を使ってウンギをやっつける作戦を開始する。

警察にもお金を渡して根回し。

ただ警察からは死人は出すなと釘を刺されている。

 

 

そしてソンフンを呼び出し、こう告げるのだった。

 

「俺と一緒に釜山を手に入れるか?」

 

メシなんか一緒に食わなくても金さえ渡せば人は動く、そう考えるソンフンにジュンソクが言う。

 

共に飢え、貧しさに耐え、死ぬ思いをし、共に涙を流す ――

だから家族になれるんだ。

金だけじゃない。

 

ジュンソクはソンフンにそう、ヤクザの生き様を教えた。

 

戦いは静かにスタートしますが、その中でジュンソクは新しい弟分、ソンフンとの絆を育んでいく。

若い頃の自分を見るように、あるいは持つことのなかった息子との関係のように。

 

いや、本当はそうしたかった、今はいないチングとやりたかったことを。

 

 

父が昔、体を張って釜山のトップになったように、ジュンソクもそうなれるのだろうか。

 

 

もっと細かいことを書きたいのですがキリがないのでこれくらいにします。

 

私は2日連続で1作目と2作目を観ましたが、その観方が一番、いいんじゃないかと思います。

 

1作目はともかく、2作目は1作目があってこその映画だと思います。

 

だから『チング』は1作目と2作目で一つの映画じゃないですか。

 

ただ、本当に2作目の脚本はよくできてると思います。

クァク・キョンテク監督、12年かけて練りに練ったんでしょうね。

『チング』の続編ならこれしかないってほどの続編でした。

 

途中はなかなか残酷で、怖いんだけど、最後は泣きましたね~。

いや~、この終わり方、めちゃくちゃ好きです合格

 

一緒に観た友達は2作目の方が好きだそうです。

それはそうだろうと思いましたね。

2作目の方が洗練されていて、観やすくなったとゆうか、娯楽的な要素も高まってますしね。

 

私はどちらとは言えませんが、やっぱり1作目と2作目で一つだと思います。

 

 

よりヤクザ映画になってたと思います。

もうドップリ、その世界が描かれてるので。

 

その分、ソンフンの少年時代など、チングであることのシーンが少なめになってるのは残念でしたが。

 

しかし、ヤクザ映画をそこまで好きではない私でも、これはホントに良かった。

 

やっぱり、ユ・オソンさんとキム・ウビンくんがいいですよお~。

 

ウビンくんも、あることをきっかけに非常にエモーショナルな演技を見せてくれます。

迫力が凄かったです。

 

ウビンくん、報道の印象では全快に近いイメージです(ギョンスくんと日本に旅行してたそうだし)。

 

慌てずにじっくり治して、チェ・ドンフン監督の『盗聴』ですか、また映画などで復帰して元気な姿を見せてくださいビックリマーク

ファイティン!!

 

 

そして短い出演時間ですがチュ・ジンモさんも超・かっこいいです。

かっこよさでは出演映画の中でも屈指でしょう。

 

ユ・オソンさんってこれまでの印象がくつがえりました。

ほんっとにこの2作目、かっこよかったです。

がちです。

ファンになりましたもん。

渋いわ~、ホンマに渋いわ~(´∀`*)

 

1作目のドンスとジュンソクは、チングですが、どこかライバルでした。

それがあの悲劇を生んだ一因ではありました。

しかし、ジュンソクも獄中で歳を重ね、中年になりました。

若き日のギラつきは消え、渋く重みのある男になりました。

 

そんな彼がなぜ若いソンフンに惹かれたか。

彼の父親との関係があったんだと思います。

そしてそのことがまた悲劇的な結果を導いていく・・・。

ジュンソクの逃れられない運命なんでしょうかね。

父親が残したレガシーとしての・・・。

 

実はとても優しい男なのかもしれないジュンソクの耳に残るチングの声が忘れられません・・・。

円環のように映画は閉じていきます・・・。

 

もう、これ以上は作れないでしょうね~。

それほど1作目と2作目で完成してると思いました。

 

 

俳優さんについて書くスペースがもうないけど、チャン・ヨンナムさんもだし、みんな良かったです。

 

クァク・キョンテク監督の作品はこれで9作、観ましたけど、今は『チング』の1&2が好きですね。

 

惜しむらくは『チング 永遠の絆』のDVD&ブルーレイには日本語吹き替え音声がないってことでしょう。

古田新太さんの吹き替えでも観てみたかったな~。

 

 

最後になりましたがこの続編の前、2009年に『友へ チング』はヒョンビン主演のドラマ、『チング 愛と友情の絆』としてもリメイクされてます。

クァク・キョンテク監督が演出と脚本で・・・そうですか。

 

ドラマ版を観られた方も多いでしょうね~。

ヒョンビンがドンスですか~はてなマーク

うわ~、なんかきっついわ~あせる

 

『チング』1&2、素晴らしかったです合格

私には最高の映画でしたね。

2作目を観て、さらに1作目が良くなりました。

 

もしもまだ両方とも観ておられない方は是非、1作目と2作目を間を置かずに観てみてください。

きっと感動されると思います。

 

でわ、最後までありがとうでしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


韓国映画 母なる証明 2009年

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

 

国家が破産する日

 

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※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

完璧な他人

 

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11月15日からは「のむコレ」さんもスタートしてますNEW

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

 

 

 

 

『孫文の義士団』(2009年)の義士団にただ一人、女として参加してたクリス・リー(李宇春)の2006年のアルバム、『皇后与梦想』が届いたので聴いてます。

ええですわ~、音は非常に気に入りました!!

声が好きですね。

 

あと、ザ・ブリーダーズ、10年ぶりの新作、『オール・ナーヴ』(2018年)も買って聴いてます。

1993年の『ラスト・スプラッシュ』がめちゃくちゃ好きなんですが、『オール・ナーヴ』を聴いてて、ホントに一貫してるな~、と思います。

こうゆう音なんですね、ザ・ブリーダーズビックリマーク

だったらもう、聴くしかない。

 

 

 

 

 

さて、本題の韓国映画ですが、調べると、私が初めて観たのは2017年の4月17日。

それから覚えるほど何度も観てます。

 

けど、そうこうしてるうちになんか感想とか書けなくなったんですあせる

考えすぎちゃってあせる

 

だから今もあまり書くことはないんですが、義務として書いておきます。

今日は、この映画ビックリマーク

 

蛭子能収さんも、観ておられるんですね~。

星4つだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

母なる証明

 

 

母なる証明
原題:마더
英語題:Mother

 

(2009年,韓国映画、128分、PG12)


監督・原案・脚本:ポン・ジュノ
脚本:パク・ウンギョ

PD:ソ・ウシク、パク・テジュン
撮影:ホン・ギョンピョ
証明:チェ・チョルス、パク・トンスン
音楽:イ・ビョンウ
美術:リュ・ソンヒ
武術:チョン・ドゥホン、ホ・ミョンヘン


出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チング、ユン・ジェムン、チョン・ミソン、ソン・セビョク、イ・ヨンソク、ムン・ヒラ、チョン・ウヒ、キム・ビョンスン、ヨ・ムヨン、チョン・ヨンギ、コ・ギュピル、イ・ミド、キム・ジング、キム・ホンジプ、ミン・ギョンジン、チョ・ギョンスク、パク・ミョンシン、ユン・ヨンゴル、クォン・ビョンギル、クォン・ボムテク、ハ・ドクソン、ヨム・ドンホン、イ・ジョンウン、イム・グナ 、ファン・ヨンヒ ほか


※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


 

解説: 「殺人の追憶」「グエムル/漢江の怪物」のポン・ジュノ監督が手がけた3年ぶりの長編。国民的人気女優のキム・ヘジャ、5年ぶりの映画出演となるウォンビンが親子を熱演する。貧しいながらも幸せに暮らしていた親子であったが、ある日1人息子が警察に拘束されてしまう。殺人事件の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、孤立無援の母は悲しむ間もなく、たった1人で真相に迫ろうとするのだが……。(映画.com

 

 

ポン・ジュノ監督・・・私が人生で2番目に観た韓国映画が『グエムル 漢江の怪物』(2006年)でした。

なんかもう、とにかく衝撃でしたが、数年後、今度は『吠える犬は噛まない』(2000年)を観てかなり笑ってたんですが、次がえらいことに『殺人の追憶』(2003年)ですわ。

さらに、なんじゃこりゃ~、凄い~!!って感じでした。

私が韓国映画にハマるきっかけの一つでしたね。

 

そしてすぐに劇場に『スノーピアサー』(2013年)を観に行ってます。

私が初めて映画館で観た韓国映画(本当は韓国・アメリカ・フランスの合作映画だけど)。

だから、とても思い入れのある作品。

 

ポン・ジュノ監督の長編作品は全部、DVDかブルーレイを買いました。

そして繰り返し観てます。

 

ところが期待していた『オクジャ』(2017年)がNetflixでの配信になってしまい、スクリーンでは観れないことに。

私が好きなタイプの映画なだけに、テンション、ダダ下がりダウン

 

次のポン・ジュノ映画はいつ観れるのかなあ、って感じでした。

 

そんな中 ―― 受賞するような人だと思ってたんですが、とうとう第72回カンヌ国際映画祭で『パラサイト 半地下の家族』(2018年)がパルム・ドールを受賞したポン・ジュノ。

 

 

映画 『パラサイト 半地下の家族』 オフィシャルサイト

 

出演がソン・ガンホさん、イ・ソンギュンさん、チェ・ウシクくんってこともあり、特別出演でパク・ソジュンくんも出てるそうなので、キャスト的にもすげえ魅力的なんすよね。

 

まあ、私はほぼ情報をシャットアウトしてるんですが、すでに観た方は凄い、と・・・。

 

でしょうね~。

 

公開は来年1月10日です。

絶対、観ましょう。

 

 

ポン・ジュノ監督の長編第4作目、『母なる証明』です。

 

主演はキム・ヘジャさん。

 

私が『宮 Love in Palace』(2006年)を観るのは『母なる証明』を観てからになりますが、『母なる証明』を観る1ヶ月くらい前に『犬どろぼう完全計画』(2014年)を観てます。

 

つまり、『犬どろぼう~』 → 『母なる~』 → 『宮 クン』の順で観てます。

やっぱり俳優さんの出演作品を観ていく順番は、その俳優さんをどう感じるかでは重要なんじゃないですか。

 

キム・ヘジャさんの出演作を、どれを先に観るのがいいかは難しいところですが。

 

『犬どろぼう』ではお金持ちの女性の役、『母なる~』では豊かではないシングルマザーの役、そして『宮』では皇太后の役・・・。

 

 

町で漢方薬剤店を細々と営んでいるお母さん(キム・ヘジャさん)にとっては一人きりの息子、トジュンがすべて。

 

 

トジュンは29歳なんですけど、ホントに小学校の低学年って感じの青年。

ボーッとしてて、忘れっぽい。

けど、見た目はイケメン・・・「子鹿のような目をした」美形。

「バカ」と言われると誰かれかまわず殴りかかる。

 

無邪気なトジュンは些細なトラブルを起こしては、いつもお母さんを心配させる・・・お母さんはずっと息子を見てないと不安。

 

それゆえ、母と息子の結びつきは、強い。

 

 

彼にはジンテ(チング)とゆう釣具屋さんはてなマークを営んでいる友達がいるんですが、ジンテはまあ不良青年で、トジュンを子分にしているように見える。

でも、ちょっと頼もしいし、トジュンも彼といると楽しそう。

 

でも、お母さんはジンテの方がトラブルメーカーに見えるし、息子に彼とはあまり付き合ってほしくない。

 

 

お母さんは鍼が得意で、無資格で鍼も仕事にしてます。

 

お向かいの写真館の女性がお母さんと仲がいいんですが、演じているのは今年6月に亡くなったチョン・ミソンさん。

ミソンさん・・・映画を観る時、私は寂しいですよ・・・。

 

トジュンを演じるはご存知、ウォンビン。

 

調べてみて驚いたんですが、私はウォンビンの出演作を『ブラザーフッド』(2004年)と『母なる証明』、そして『アジョシ』(2010年)の3本しか観ていませんでした。

もっと観てる印象だったんだけど、少ないな~。

 

 ちょうど一ヶ月ほど前に2001年の『ガン&トークス』も観たんですが、なんとも可愛い殺し屋でした。

 

奥さまのイ・ナヨンは映画復帰しましたが、ウォンビンの次の映画のニュースは聞こえず。

すごく慎重なようです。

私たちとしては早く次の出演作が観たいところですが・・・。

 

ジンテを演じるのはチング。

私のお気に入りの出演作は、『裏切りの陰謀』(2010年)、『セシボン』(2014年)、『ワンライン 5人の詐欺師たち』(2017年)といったところです。

 

彼が演じるジンテは、ちょっと何を考えてるのかわからないようなヤツ。

 

 

そんなある日のこと、母子の住む町で久しぶりに殺人事件が起こる。

 

被害者は貧しい女子高生、アジョン(ムン・ヒラ)。

 

あるとるに足らない証拠から警察はトジュンを容疑者としてして逮捕してしまう。

 

きちんと受け答えできないトジュンは、警察を疑わず、供述にサインしてしまう。

 

 

お母さんはもちろん息子の無実を信じ、それを証明するための活動を始める。

と、言ってもお母さんにそんな知識はなく、ありきたりなことしかできない。

被害者の葬儀の場に現れ、険悪な空気の中、騒ぎを起こす。

 

 

お母さんとしては息子の無実が証明されればそれでいい。

だから、最も怪しそうなヤツの住まいを独自に捜査。

 

トジュンが行くスナック「マンハッタン」の娘でジンテと付き合ってるミナの役でチョン・ウヒも出演していてなんかもったいない感じ。

ジンテとエッチしてる、なんか「見てはいけないような」シーンもあり。

 

 

この事件を担当する刑事を演じるのはユン・ジェムンさん。

別に、普通に、なんとなく、粛々と仕事してるだけの刑事。

怖いわー。

 

セパタクローの若手刑事でソン・セビョクさんも出てます。

 

ほかにも、イ・ミドさん、クァク・ドウォンさんも出てきて、おビックリマークと思いますよね。

 

 

この映画のミステリー的な側面については、私よりもはるかに的確に書かれておられる方々がおられるので、私が書くことはあまりないように思います。

 

ただ、初めて観た時、その伏線の回収っぷり、パズルの埋まりっぷりに、めちゃくちゃ感動したことを覚えてます。

ホントによくできてる脚本だと思った。

 

 

ポン・ジュノ監督の、いわゆる「メタファー」や映像的な投影、暗示についても、私には知識がなく・・・語りたいけど語れません。

たとえば『吠える犬は噛まない』のラストでペ・ドゥナが鏡をこっちに向けてるのは「これはあなたたちの話」って意味じゃないかとかね、思いますし、『スノーピアサー』はメタファーの塊でできたような映画で、だから何度でも観たくなるんじゃないかと思ってるんですが。

語彙に乏しいのと知識が正確ではないので、えらそうなことは書けません。

 

でも、いつか書けるといいですね。

 

 

同じストーリーであっても、もっと普通に感動的な映画にできたと思うんですが、この映画は違いますよね。

 

ってゆうか、かなり観てる間、怖いし不気味だし、気持ちが悪くなって口の中にイヤ~な味が広がっていく感じ。

 

被害者の女の子の境遇も、知りたくないような話で・・・。

彼女が暮らしていた社会の荒廃、歪なんかも冷酷で醜い。

 

お母さんを襲う不幸も、理不尽で不条理・・・。

なのに変な笑いもあり、ハッとするような画があり。

 

見たくないものを何度も見てるというか・・・でも観たいんですよね。

めっちゃ観たいとゆう。

 

映画を観る快感はすごいあります。

それは私がこうゆう世界を好きだからでしょうけれど、ポン・ジュノのイヤ~な世界にひたってたいのが凄いある。

 

でも、どうでしょう、観たくない人の方も少なくないかも・・・と、か。

 

 

最終的には一般的な狂気の映画かなぁ、と思いました。

何てゆうか、すごく厳しい真面目な両親とかが家族の損得では急に、えはてなマークって思うような卑怯さ、姑息さを出してきたりとか、ずっとこの人は心が清いと思ってた人が実はそうでもなかった、それどころか心が黒かった、みたいなね、そんな経験と同じ空気を感じてしまった。

あれ~はてなマークってゆう、論理の通じてない世界がもっと現実とゆうか。

 

だから「母は強し」でもあるし「母は怖し」でもあるとゆうか。

 

まあ、でも特別な状況と結果じゃないでしょ。

ありえる話で・・・ホント、親ってそうゆうとこがあるじゃないですか。

だから凄いとも思うし、逆に怖いとも思いますよね。

 

ラストにかんしては私、大好きなんです。

ああ、いい映画を観たなぁと思います。

何とも言えな気分なんですが、かなり私には気持ちいいんです。

凄い映画を観たなぁ・・・と。

『殺人の追憶』とはまた違いますよね。

 

キム・ヘジャさんとウォンビンの演技は素晴らしいですね。

特に出ずっぱりのキム・ヘジャさん、凄まじいなあと観るたびに思います。

あの目に引きつけられるとゆうか、強烈な表現力ですよね。

ずっと見ていたいですもん。

男子高校生を尋問する場面とか、最後の方も・・・。

 

『宮 クン』ではホントに可愛いんですけど。

 

ウォンビンの演技も後ろになるほど凄いですわ~。。

 

 

それにしても世のお母さんは損な仕事です。

人生を捧げて子どもを育てて、こんな映画を作られて(^_^;)

まあ、お母さんを讃える映画も多いけどね。

 

と、思いきや、この世には『冷酷処刑人 父なる証明』(2008年)とゆう作品もあるとか。

今は観る気はないけど汗

 

『母なる証明』は私の大好きな映画です。

もしもまだ観ておられなかったら是非、観てください。

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香港映画 エレクション 『黒社会』(2005年) 『死の報復』(2006年)

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你好・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、多謝ですキスマーク

 

香港の人たちが政治的に深刻な状況にあり、権力の横暴に苦しめられている中で、こうして映画についてしか書けないことを申し訳なく感じております。

知らないなりに報道や、香港の現状に精通されたブロガーさんのレポートなどから、今の香港の状態を感じて、苦しく感じています。

 

映画について書くことで何をできるのかと思うけど、書きながら香港にかすかでも何か気持ちを伝えられればと思います。

 

自由香港、加油!

 

 

 

 

 

ブロともさんから香港~中国の映画をオススメいただいてて、順に観ていくつもりなんですが、なかなかレンタルDVDさんにないこともあって、ガッカリすることもあります(´・_・`)

 

アクション映画はまだあるんですが、ドラマ系などはなかなか見つけることも難しく、お店にも是非、アジア映画の旧作に力を入れていただきたいと思います。

お願い致しますm(._.)m

 

オススメいただいたアクション映画をすぐに観ても良かったんですが、『孫文の義士団』(2009年)があまりにも傑作すぎたので、「アクション+歴史」の映画は少しでも間を空けることにして、黒社会モノを観ることにしました。

 

ところで記事を仕上げようと思ってたら、いきなりテレビで韓国ドラマ、『太陽の末裔』(2016年)が始まってて、第1話、観てしまいましたよ~。

 

う、うわ~、ちょっと、めちゃくちゃええドラマですやん~(≧∇≦)ビックリマーク

 

KBS京都さん・・・いい番組を放送するわー音譜

 

実は今日、ソン・ジュンギ主演の映画、『ちりも積もればロマンス』(2011年)を観たのでキラキラジュンギくんキラキラキラキラジュンギくんキラキラでホントに不思議な偶然でした。

 

 

 

それはともかく、血で血を洗う香港黒社会ドンッ

 

 

 

 

 

エレクション 黒社会

 

 

エレクション 黒社会
原題:黑社會
英語題:Election
韓国語題:흑사회

 

(2005年製作、香港映画、101分)


監督:ジョニー・トー
製作:ジョニー・トー、デニス・ロー
製作総指揮:ヤウ・ナイホイ
脚本:ヤウ・ナイホイ、イップ・ティンシン
撮影:チェン・シュウキョン
音楽:ロー・ターヨウ


サイモン・ヤム - ロク
レオン・カーフェイ - ディー
ルイス・クー - ジミー
ニック・チョン
チョン・シウファイ
ラム・シュー
ラム・カートン
ウォン・ティンラム
タム・ビンマン


配給:東京テアトル、ツイン

 


 

解説: 香港最大の暴力団の会長選挙を背景に、トップを狙う男達の仁義なき戦いを描いたジョニー・トー監督の犯罪群像劇。2年に一度行われる香港最大のマフィア「和連勝会」の会長選挙戦。冷静沈着なロク(サイモン・ヤム)が次期会長に選ばれるが、組の稼ぎ頭で、選挙に敗れたディー(レオン・カーフェイ)との間で、会長だけが手にすることが出来るという「竜頭棍」の争奪戦が始まる。出演は「愛人/ラマン」レオン・カーフェイ、「PTU」のサイモン・ヤムら。(映画.com

 

 

300年前、清の朝廷は少林寺を焼き討ちし、多くの僧を惨殺した。

辛くも生き延びた5人の僧たちは草の葉を線香に見立て、義兄弟の契りを結び、清朝の打倒と明の再興を誓った。

彼らは〝五改祖〟として〝洪門(ホンムン)会〟を設立。

そののち会は幾度となく清朝を倒すべく蜂起しては破れ、多くの者が壮烈な死を遂げた。

しかし〝洪門会〟は秘密結社として今も命脈を保っている。

 

 

11月18日、この映画を観るカチンコ

 

ブロとものさんせんさんが記事のコメント欄で、ルイス・クーは色んな役をしますが「エレクション」が一番印象に残っています、と教えてくださり、さんせんさんの好きな映画だし観てみようと思ってたんです。

 

香港最大の組織「和連勝会」で2年に1度行われる会長選挙。

ラム・ロク(サイモン・ヤム)が適任だと決まりかけだったんですが、荒っぽい手段を使うビッグD(レオン・カーファイ)がどうしても納得いかず、組織内で激しい対立が生じてしまう

 ―― そういった物語です。

 

観始めたら、ホントに難しい。

もうぜんぜん話が頭に入ってきません。

 

誰と誰がどんな関係で、この人は誰のために何をやってるのか・・・はてなマーク

人物相関図が頭に浮かびません。

 

これは今年、観た中で一番、難解な映画だったんじゃないですか。

ほんっとに難しかったです。

 

本来、国ごとにどの国の映画は難しい、どの国の映画は簡単、なんてことはないと思います。

だから香港映画を観ていてもほとんどわかってるつもりでしたが・・・この『エレクション』1作目はホントに複雑で難しかったな~。

 

 

しかし、ジョニー・トー監督の演出、絵作り、俳優さんたちの演技があるからでしょう、退屈して困ったり眠くなることはまったくありませんでした。

 

ほとんど意味がわからないのに面白いってのも凄い話ですが、ホントです。

 

画面に映るものを眺めてるだけで私は楽しめましたよ。

すごく生々しいアクションもありますしね。

 

なんか、ホント、子どもの頃に洋画を観ていた時の気分を思い出しましたね。

話はぜんぜんわからないのに、映像や俳優さんたちの演技を見て、そして外国語のセリフを聞いてるだけで面白かった。

私はそんな映画体験が大好きでした。

この映画はその時の記憶を鮮明に蘇らせてくれましたよ。

 

 

この右下の方にいるちっこい人、覚えておいてください。

2作目にも出てきますので。

 

 

そして1時間15分くらいで話がガッて動きまして、そっから急に見えてきました。

そうか、黒社会とはこういったものか、と。

 

で、急激に面白くなったんですよね。

 

 

ジョニー・トー監督の映画はこれまでに1作だけ、観てます。

 

ルイス・クー、アーロン・クォック、チェリー・イン主演の『柔道龍虎房』(2004年)ですね。

非常に気に入った作品です。

 

『柔道龍虎房』も難解なところがありましたが、『エレクション』はそれどころじゃないですね。

そして両作品とも、観終えてしばらくしたらジワジワ~と効いてくる感じなんですよね。

 

とにかく映画としての難しさはともかく、私はどうやらジョニー・トー監督の類まれなるセンスが好きなようです。

 

音楽もホントにいいですね~。

すごい感覚ですよね。

 

 

日本で言ったら私が観た限りでは北野武監督の『アウトレイジ』シリーズ(2010~2017年)なんじゃないですか。

組織内の抗争だし、暴力的な映画だし。

もちろん、違う映画だし、ヤクザ映画はこういった話が多いんでしょうけれど。

 

 

サイモン・ヤムさんが息子思いのいい父親ってこととか、何とも言えませんね~。

 

香港のおさるはしっぽが長いんですね~。

あのしっぽが可愛かったんですが・・・起こることは凄惨汗

 

 

 

 

 

そして次の日、19日、続編を観る・・・カチンコ

 

 

 

 

 

エレクション 死の報復

 

 

エレクション 死の報復
原題:黑社會以和為貴 / 黑社会2: 以和为贵
英語題:Triad Election / Election 2
韓国語題:흑사회 2

 

(2006年、香港映画、92分)


監督:ジョニー・トー
製作:デニス・ロー、ジョニー・トー
製作総指揮:キャサリン・チャン、ティファニー・チェン
脚本:ヤウ・ナイホイ、イップ・ティンシン
撮影:チェン・シュウキョン
美術:トニー・ユー
衣装:スタンリー・チェン
編集:ジェフ・チェン
音楽:ロバート・エリス=ガイガー


ルイス・クー
サイモン・ヤム
ニック・チョン
ラム・カートン
ラム・シュー
チョン・シウファイ
ウォン・ティンラム
マーク・チェン
タム・ビンマン

 


 

解説: 香港闇社会のトップの座をめぐって繰り広げられる熾烈な争いをスリリングに描き、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品されたジョニー・トー監督作「エレクション」の続編。あれから2年が経ち、再び会長選挙の時期がやって来た。長老たちが支持する実業家ジミーは会長の座に興味などなかったが、事業拡大のためには権力が必要だと気づき立候補を決意する。一方、権力の魅力に取り憑かれた現会長ロクは、掟を破ってまで再選を狙おうとしていた。両者の血で血を洗う抗争は、日を追うごとに激化していき……。(映画.com

 

 

前作から2年後、和連勝会の会長選挙の時期がまた来ました・・・って話です。

前作で会長に選ばれた人が、掟を破ってまだ会長を続けていたいと考えて、悪巧みすることからスタートする新たな抗争・・・。

 

1作目の『黒社会』には日本語吹き替え音声があって、ギャンギャン吠えまくるレオン・カーフェイさんの声を堀内賢雄さんが演じられてたりしてて気持ちいいのですが、なぜか2作目の『死の報復』には日本語吹き替えがなし。

 

なぜはてなマーク

 

とにかく1作目から観て、やはり2作目はとてもわかりやすかったです。

映画が「わかりやすかった」ってゆうか、私が『エレクション』をどんな映画か理解していったってことなのかもしれないけど。

 

1作目と比べても2作目は残酷度が異常に上がっていて、気分が悪くなる人も多いと思うけど、私も気持ち悪かったんですが、不思議なことに「怖さ」そのものはそこまで感じなかった。

 

それは『エレクション』の世界が罪人、悪人だらけだからでしょう。

それこそ「全員悪人」ですよね。

もちろん「死んでほしい」とも思ってませんでしたけど。

彼女がいる人や息子がいる人もいますので。

 

ただ、『エレクション』の登場人物は本心が読めず、何を考えてるのかわかりにくい。

その点、気持ちが重ねにくいとゆうか・・・。

 

『新しき世界』(2013年)みたいな泣ける場面はないですね。

 

思いつきですが、シェイクスピアの『リチャード三世』や『ジュリアス・シーザー』にも近いのかもしれない。

ものごとが急に起こる感じとか。

 

ところで面白いことに気づきましたけど、この映画の製作を担当しているデニス・ローの作品、私は『血戦 FATAL MOVE』(2008年)と『帝戦 BAD BLOOD』(2010年)を観てるんですが(キャストもかぶってます)、同じような黒社会の映画なのに、デニス・ローの映画では香港映画らしいかっこいいアクションがいっぱいあるんですね。

 

でも、『エレクション』にはない・・・。

 

そうゆうのもいいですね。

 

 

誰がどうなるとかは書きませんが、私もまだまだ香港の俳優さんのお名前を記憶してないんだけど、知ってる俳優さんたちが出てきました。

 

個人的には殺し屋を演じるニック・チョンの「怖い目」にゾクッときました。

いい俳優さんですよね~。

 

 

そして気になるあの人・・・いたビックリマーク

タンさんとともに2作続けて出演。

 

 

早速、お散歩に出かけようとしたが・・・汗

 

 

怖い映画ですが、こうなると泣けます。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

そして、また新たに登場。

 

 

どうゆう拷問!?

 

 

見ようによっては珍しい犬カフェに見えなくもない。

 

ここ、ホントに酷いです汗

 

 

ん~、前作よりもさらにイヤ~な気分にさせられるんですが、そのイヤ~な気分がいいですね。

特に最後の方で、車の中で撲殺される人の場面・・・。

 

きっつい映画なので、このタイプの映画が苦手な方々にはオススメできません。

 

でも、このタイプが好きな方々には傑作ですよね~。

もう観ておられるでしょうけど。

 

 

最後に、私には難しいのですが、この映画はやはり、「中国に飲み込まれて行く香港」を表現してるようです。

特典映像でのジョニー・トー監督がコメントがそれを示唆してますよね。

 

およそ13年前の映画ですが、香港の人たち誰もが感じていた予感なのでしょうか。

 

 

『エレクション』、難しかったけど観て良かったです。

 

この映画もまた、1作目と2作目で一つの映画ですね。

続けて観て正解でした。

 

ジョニー・トー監督の映画をまた観たいですね。

 

noriさんのオススメのジョニー・トーの映画は・・・

ザ・ミッション 非情の掟 (1999年)

エグザイル 絆 (2006年)

・・・ですか( ゚ー゚)( 。_。)

また観ることにします。

 

こうして少しずつでも観ていければ・・・。

 

でわ、今日も謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 聖女 Mad Sister 公開中

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

完璧な他人

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットの販売はありません。

 

 

 

11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてます。

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ありがとうです~キスマーク

 

この映画を観てきました~カチンコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖女 Mad Sister

 

 

聖女 Mad Sister
原題:언니
原題:No Mercy


(2019年、韓国映画、92分、PG12)


監督・脚本: イム・ギョンテク
脚本:キム・ミン


イ・シヨン - パク・イネ
パク・セワン - パク・ウネ
イ・ジュニョク - ハン・ジョンウ
チェ・ジンホ - パク・ヨンチュン
イ・ヒョンチョル - ハ・サンマン
キム・ウォネ - チョンCEO
クァク・ミンソク - キム代表
キム・ギム - 写真スタジオの男
ユン・ソンア - マッサージ店の女性
キム・ジョンパル - カーセンター所有者
アン・セハ - ローン・サメの従業員
ソル・ジョンファン - チチョル
イ・ジャウン - ハ・サンマンの妻
ミン・イェジ - ハ・サンマンの娘
イ・サンフン - 番号2
ク・ヘリョン - スーパーマーケットの女性
イ・グムジュ - レストランのお客様3


配給:カルチュア・パブリッシャーズ

 


 

解説: ボクシング韓国代表という異色の経歴を持つ女優イ・シヨンが主演を務め、妹を守るため立ち上がった姉の壮絶な戦いを描いたバイオレンスアクション。元警護員で過剰防衛により服役していた女格闘家イネは刑期を終え、障害を抱える妹ウネのもとへ帰ってくる。ようやく普通の暮らしを取り戻したかに思えた矢先、妹が学校へ行ったまま帰ってこなくなってしまう。心配したイネは学校に問い合わせ、警察にも届け出るが誰も真剣に取り合ってくれない。必死で妹の行方を探すイネだったが……。

ドラマ「トッケビ」のパク・セワンが妹ウネを演じ、「神と共に」のイ・ジュニョクが共演。「のむコレ3」(2019年11月15日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。(映画.com

 

 

<のむコレ3上映作品> 『聖女/Mad Sister』 予告編

 

 

本来は『国家が破産する日』を観に行こうと考えてたんだけど、その日はどうしても難解な映画を観る気持ちになれず、直前になって、この『聖女 Mad Sister』に変更をしました。

 

『国家が破産する日』を観てないから、その決定が正しいかどうかはわかりませんが、『聖女 Mad Sister』、とてもいい映画でしたよ。

 

「難解でない」かどうかはともかく(;´∀`)

 

※ 公開中の映画ですので内容に詳しく触れないし、ネタバレも厳禁ですが、念のため、ご注意ください、よろしく!!

 

 

イネ(イ・シヨン)とウネ(パク・セワン)の姉妹はまた一緒に暮らせることを楽しみにしてました。

詳しいことはともかくイネが「出所」してくるのね。

 

ところがイネが帰るとウネの姿がない。

 

実はウネは学校の不良生徒♀たちに呼び出され、イヤなのですが犯罪に加担させられていた。

その犯罪とは、ウネが男性とホテルへ入り、男性が彼女に手を出そうとした瞬間、男子高校生たちが部屋に飛び込んで男性を脅迫して金を脅し取ろうとゆうもの。

 

この手口、いわゆる「つつもたせ」ですが、SHINeeミノくんとマ・ドンソクさんが主演した『アンダードッグ 二人の男』(2016年)でも使われてました。

少し違うんだけど。

 

 

イネは妹と関係のあった不良生徒♀たちを見つけて軽くボコり、状況を聞き出す。

そして、すぐに警察に通報し、捜査を依頼しますが、対応した警察はやる気がない。

 

これでは妹の身が危ない、時間がないとイネは自分で妹を助け出そうと決意する。

 

 

妹のウネは18歳の高校生だが、精神年齢は10歳なんです。

姉のイネにとっては最も大事な存在。

姉妹仲もいいのです。

 

ウネは無垢でおとなしいから、悪人たちのターゲットになってしまう。

 

 

詳しいことは書かないけど、イ・ヒョンチョルさん。

『達磨よ、ソウル行こう!』(2004年)のヤクザのうちの一人が印象的でした。

 

久しぶりに見たら、今回も・・・まあ、ヤクザですよ。

でも、ホントに汚らわしいイヤなヤツ・・・の役。

 

 

ご存知、キム・ウォネさん。

やはり汚らわしい外道の役なのですが、イネに「三角締め」(格闘技の必殺技)をやられる。

 

女子に足で挟まれて顔を締められて、ちょっと嬉しそうなのが最高にキモイ。

 

妹を取り返すため、イネは躊躇なくこの事件にかかわったクサレ外道どもを制裁していきます。

意志も強く、決断も早いイネ。

 

しかし、なぜそんなに強いのか、映画を観ててもハッキリしなかったんだけど、イネは「元警護員で過剰防衛により服役していた女格闘家」だったんですね。

それなら、納得です。

 

 

最初の方で画面にイネが柔道着かなはてなマーク・・・を着てトロフィーを持ってる写真が映ります。

だから彼女が格闘技に秀でていて、強いことがうかがえます。

 

 

詳しいことには触れませんが、謎の男を演じるイ・ジュニョク。

 

映画にも出てはりますが、むしろドラマのファンの方々の方がお詳しいかもしれないですね。

 

この映画の中でただ一人、イケメン。

 

あと、ちょっと忘れましたが、アン・セハさんもビビリ顔でイネにどやされてたような。

 

 

様々な難関を突破し、妹のいる場所に近づいていくイネ。

 

優しいお姉さん、暴走。
全編CGなしのリアルバイオレンスアクション!

ってゆう謳い文句に偽りはありません。

 

 

イネが出会う人物たちから聞き出したことから、イネの知らなかったウネのことが判明していく。

 

それを知る時、観客の心も怒りで充満していくことだろう。

 

ほんっとにイライラさせられて、だんだんムカムカが大きくなって、怒りでどうにかなりそうな映画です。

 

私もほんと、映画を観ててここまで腹が立ってくるのはなかなかないですよ。

 

原題は「お姉さん」で、英語題は「No Mercy」。

そう考えると、日本でのタイトル、「聖女 Mad Sister」はなんか違うかなあ・・・。

でも、映画も題で目立たないとあきませんもんね~。

 

 

主演はイ・シヨン。

 

私にとってイ・シヨンは『怪盗ホン・ギルドン一族』(2009年)や『男子取扱説明書』(2012年)で、コメディエンヌの印象が強いんです。

特に『怪盗ホン・ギルドン一族』は主役のイ・ボムスを食うほどのコメディエンヌぶりで、私にとっては「イ・シヨンの映画」なほどです。

 

そんなイ・シヨンが何ゆえに「全編CGなしのリアルバイオレンスアクション」に主演したのかと思いますが、彼女は本当にボクシングをやってて、優勝しまくって国家代表にまでなってる人なんですね。

 

 

がちで強い人だったんですよ。

 

確かにこの肩・・・強そうビックリマーク

 

 

う~ん、戦う女が美しいビックリマーク

 

けど、私はボクシングは詳しく知りませんが、映画の中のアクションは、そんなにボクシング的でもないように思いました。

蹴ったりもしてたし、狭い車の中とかでボクシングどころじゃないバトルもあるし、そこらへんのものでどつき合うようなルール不要なデスマッチですのでね。

1対1ならまだしも敵に囲まれてることもあるし。

 

だから非常にリアルな格闘シーンであったことは間違いないですし、イ・シヨンの動きには強い説得力がありました。

多くの敵をやっつけられるキャラクターだったと。

 

ドニー・イェンさんたちとはまたちょっと違いますよ。

 

もちろん比較して香港映画と韓国映画のアクションはどっちがいい、とかはないけど、私は「韓国映画の暴力」が好きです。

ホントに痛そうに見えるからこそ、そこに強い誠実さを感じるし、だから暴力を肯定してないと思し・・・それが映画としての強みになってると私は思いますね。

 

 

イ・シヨンは169cmだそうですがスラっとしててスタイルほんとにいいです。

そしてもちろん美人でもありますので、そうゆう美しい女優さんがかなり傷つきながら死にもの狂いでなりふりかまわず戦うのが、アクションとしてすごく迫って来るし、優れていると思いました。

なんか目頭が熱くなりましたよ。

 

 

※ さらに深く書くのでご注意ください。

 

映画としては『アジョシ』(2010年)や『悪魔を見た』(2010年)、それから今年、日本で公開された『無双の鉄拳』(2018年)と同じジャンルじゃないかと思うけど、『聖女』はまた違いますね。

 

一つには、懲らしめの度合いが低いと思うんですよ。

私はもっとガンガン殺しくまくると思ってたんですがね(^_^;)

 

でも現実的な話、お姉さんがですね、会う敵会う敵ボコボコ殺しまくったりしたらですね、お姉さんの方が大量殺人鬼になってしまうんですね。

 

ですからお姉さん的には殺しても飽き足りないヤツらだったとしても、今後のことを考えたらそこまではできないんですよね。

それ、わかるんです。

 

最初、タチの悪い女子高生をシメた時、けっこう手ぬるく、あれはてなマークって感じだったんだけどね、次のヤクザも、「それで終わりはてなマーク」って感じで・・・ガッカリしたんですよね。

殺さないので。

 

その他、ウネを弄んだ男たちへの制裁も、思ってたほどではない。

殺さんまでも、男の人の大事なところを潰すとか、やってほしかったところなんですがねあせる

そこまで期待する私もどうかって話ですがあせる

 

でも、裏がめくれていくことで、もっと悪い存在が浮かび上がっていくことになる。

これがもう、ホントに私がスクリーンに入って殺したりたいヤツでむかっ

 

イネは、どうするのかはてなマーク

 

バイオレンス度、刑の執行度はそんなに高くないです。

その点、私はモヤモヤが残ったとゆうのが正直なところです。

観終える時、それまで溜め込んだストレスが消え去るような爽快感などはなかったです。

 

キム・オクビンの『悪女 AKUJO』(2017年)がいかに暴力的な映画だったか思い知りました。

バカスカ殺しまくってるし、斧を頭に打ち込んでるからねあせる

 

そういった点では『無双の鉄拳』に近いんだけど『無双の鉄拳』にあったユーモアは『聖女』には完全になし。

それも、気持ちを沈ませる要因でしたね。

 

仲の良い(天涯孤独の)姉妹ってことでは特に冒頭、『悪魔は闇に蠢く』(2014年)を思い出しました。

重なるところもあったかもしれません。

 

とにかくイネがかっこよかったです。

表情豊かな役ではないけど、アクションが多くを語ってましたね。

だから彼女の戦いに、感動しました。

 

彼女はずっとミニのワンピースで戦うんだけど、それがとても女性的だし、そうゆう女っぽい人が激しく戦うのは男性のアクションとはまた違うんですよね。

女性的にセクシーとゆうか・・・性的な意味ではなく、たしかに聖女のセクシーなファイトってのはあります。

この映画はそれがテーマじゃないですか。

 

Asianwikiさんで調べると、イム・ギョンテク監督はこの映画が監督第1作のようですが、もしも撮りたいテーマがそれなんだったら大成功だと思います。

 

あと、音楽も私好みでした。

特に最後、イネがある人物を殴り続けてる時の曲が好きでした。

が、サントラCDは出てないようです。

 

 

これは憤怒の映画で、妹のため、姉がこの汚れきった世界に戦いを挑んだ映画だと思いました。

 

だから、この映画を観てどう感じるか、大切なことじゃないですか。

 

私は多くの人たちに観てほしいし、そして観て、怒ってほしいと思います。

 

楽しい映画では絶対にないですけど、是非、観てください!!

 

 

のむコレ3

 

のむコレ3さんの韓国映画としてはこの9作でしょうか。

 

トラップ 劇場版

ザ・ソウルメイト

英雄都市

ドアロック

金の亡者たち

虐待の証明

未成年

王と道化師たち

王の男 デジタルリマスター版

 

この9作品、私は選べません~。゚(゚´Д`゚)゚。

全部、観たいんです~汗

 

まあ、『ザ・ソウルメイト』と『未成年』は死んでも観るとして・・・。

 

でも、『ベテラン』の中国版リメイク、『ビッグ・ショット』もあるし、落合賢監督が監督されたベトナム版の『パパとムスメの7日間』もあるし、ドニーさんの『スーパーティーチャー 熱血格闘』、もあるし、『雪暴 白頭山の死闘』も良さそうだし・・・うわ~ッビックリマーク(>_<)ビックリマークあせる

ホントに苦しいところです汗

 

イヤやわ~、ほんま、イヤやわ~あせる

映画がいっぱい公開されると・・・(;´∀`)

 

でわ、いつもありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【イ・シヨンの出演作品】

 

 

 

殺人漫画 [DVD]殺人漫画 [DVD]
4,180円
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神の一手 [DVD]神の一手 [DVD]
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韓国映画 完璧な他人 2018年 公開中

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アンニョン(^-^)ノ

 

公開中の韓国映画なんですが・・・あせる

 

命綱無しの緊急脱出!上昇してくる有毒ガス、出口は超高層ビルの屋上のみ!

 

韓国動員数940万人突破の大ヒット!

『新感染』の次に見るべきサバイバル・パニック映画はこれだ!

 

EXIT イグジット

 

映画『EXIT イグジット』 公式サイト

 

すいません~、すでに22日から公開中でした汗m(._.)m汗

(ブロともさんのコメントで今、知りました~DASH!

いや、ほんとに新作映画の公開情報に疎いのであせる

 

チョ・ジョンソクと少女時代ユナちゃんが主演するサバイバルパニック映画だそうです。

コ・ドゥシムさんも出ておられます。

公開規模が大きいですので、是非、早めに!!

 

 

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてますひらめき電球

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

 

 

うわ~、せわしないな~、もう~(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらためまして、いつも読んでくださり、ありがとうです~キスマーク

 

現在公開中のこの映画を観てきました~カチンコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「観客動員数13日連続第1位」

「7週連続トップテン入り」

 

 

 

どんなにしくても、

どんなにし合っていても、

誰もが自分だけのを持っている

 

 

 

 

 

完璧な他人

 

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

劇場情報

 

東京 シネマート新宿 11月15日~
神奈川 シネマジャック&ベティ 近日
神奈川 小田原コロナシネマワールド 11月15日~
愛知 シネマスコーレ 11月16日~
岐阜 大垣コロナシネマワールド 11月15日~
大阪 シネマート心斎橋 11月15日~
兵庫 神戸アートビレッジセンター 1月11日~
京都 京都シネマ 12月7日~

 

映画『完璧な他人』予告編

 


 

完璧な他人
原題:완벽한 타인
英語題:Intimate Strangers


(2018年、韓国映画、115分、G)


監督:イ・ジェギュ
脚本: ペ・セヨン、イ・ジェギュ
製作:イ・ヨンナム、パク・ジュンソ、パク・チュルス
撮影:キム・ソンア
音楽:モグ

出演
テス → ユ・ヘジン 
スヒョン → ヨム・ジョンア
ソクホ → チョ・ジヌン
イェジン → キム・ジス
ジュンモ → イ・ソジン
セギョン → ソン・ハユン
ヨンベ → ユン・ギョンホ

ソヨン → チウ
ジュンモ(子供) → チョン・ジフン
Facebookの男の声 → チン・ソンギュ
カン・ギョンジュン探偵(声) → チョ・ダルファン

出演
ユ・ヘジン 『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』
ヨム・ジョンア 『明日へ』
チョ・ジヌン 『工作 黒金星と呼ばれた男』
キム・ジス 『江南ブルース』
イ・ソジン 「イ・サン」
ソン・ハユン 『火車 HELPLESS』
ユン・ギョンホ 『僕の中のあいつ』

配給:ハーク

 



解説: イタリアのアカデミー賞に当たるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、脚本賞を受賞し、フランスでもリメイクされたイタリアのブラックコメディ「おとなの事情」を韓国でリメイク。豊胸整形医のソクホと精神科医の妻・イェジンの新居に仲間たちが集まった。メンバーは亭主関白の弁護士と貞淑な専業主婦の夫婦、新婚のイケメン社長夫妻、新しい恋人を連れてくるはずが1人での参加となった教師。新居である高級マンションで久しぶりに顔を合わせた彼らは、再会を喜びながら、楽しい時間を過ごしていた。互いの友情や夫婦愛を確かめ合う会話で盛り上がった彼らは、自分たちの間には隠しごとがないことを証明しようという流れに。そこで7人がおこなったのは、スマートフォンに届く電話やメールを全員に公開するため、それぞれがスマホロックを解除することだった。次々とスマホに届く着信やメールにより、和やかだった夜は一転して修羅場へと化していく。(映画.com

 

 

STORY

次々と暴露されるとんでもない秘密に、華やかなパーティーが修羅場と化す!
 
美容外科医ソクホ(チョ・ジヌン)と精神科医の妻イェジン(キム・ジス)の新居に集まった親友とその妻たち。亭主関白で気むずかしい弁護士のテス(ユ・ヘジン)と貞淑な専業主婦スヒョン(ヨム・ジョンア)。新婚ホヤホヤのイケメン社長ジュンモ(イ・ソジン)と若妻セギョン(ソン・ハユン)。新恋人を連れてくるはずが、一人でやって来た教師ヨンベ(ユン・ギョンホ)。久々の再会を喜び、変わらぬ友情や夫婦愛を確かめあい、お酒も会話も弾んでいく。そして自分たちの間には隠し事がないことを証明するため、「今からスマートフォンに届く電話やメールを全員に公開しよう」とスマホのロックを解除することに...。次々と届く着信やメール。知られたくない“大人のウラ事情”が露わになり、楽しいはずのパーティーは想像を絶する修羅場と化していく──!!

 

公式サイト

 

 

非常に評判のいいイタリアのコメディ映画、『おとなの事情』(2016年、96分)の韓国版リメイクです。

『おとなの事情』は公開後に様々な国々でリメイクが作られてるそうですね。

Netflixではフランス・ベルギー版リメイクの『ザ・ゲーム 赤裸々な宴』(2018年、93分)が観られるようです。

 

 

『おとなの事情』の韓国版ポスター。

 

私は『おとなの事情』も『ザ・ゲーム 赤裸々な宴』も観てないんですが、観た方の感想では『完璧な他人』はオリジナルに忠実なリメイクのようです。

『完璧な他人』を観て、私もそうだろうと思いました。

 

けっこう始まってすぐは、韓国映画を観てるつもりだと違和感アリアリで正直、セリフがやたら「キザ」で「気取ってる」ようにに思えたんですよ。

 

いきなりもう、悪いけどなんだか、らしくなくって、「こんなん、ウチらの韓国映画じゃない~(>_<)あせる」って思ってしまった。

まあ、パーティーが始まると慣れましたけどね。

これはこんなもん、って。

 

それがいかにもイタリア映画のリメイクって感じに思えたんですよね。

 

いや、イタリアがキザで気取ってるって意味でもなく(^_^;)

 

ブラック・コメディってことだけど、結論から言って、ブラック・コメディって言葉は私にはしっくりこなかったですね~。

もっと言えば、コメディって感じでもない・・・。

 

笑えるんですよ。

半ばくらいはかなり。

笑えるんですが、けっこう、もっとシリアスで、ちょっと笑ったことを後悔もしてしまうところもあり・・・「コメディです」とは言いきれないような。

 

ジャンルのことはともかく、半ばくらいは笑いつつ、ちょっとイヤな気持ちにもなったんですけどね、後半はえらい考えさせられて、ジ~ンと感動したんですよね。

 

それでその時、ああ、やはりこれはいい映画だ、だからこの話はきっと世界中の人たちに好かれてるんだ・・・と思いましたね。

 

ジャンルのことはともかく、ホントにいい映画であることは間違いないでしょう。

 

 

小学生の時に月食を見に行った、仲のいい4人の男子が大人になりましてな、まあ、よく集まる仲なんでしょうけど、今回も月食の夜、それぞれのパートナーを連れて、また集まったんですね、ソクホ(チョ・ジヌン)とイェジン(キム・ジス)の夫婦が引っ越したばかりの新居に。

 

ソクホは整形外科医で、奥さんのイェジンは精神科医ですが、娘さんのソヨン(チウ)が二十歳なんですが、夜に出かけたがってて、ママのイェジンは娘がそんな夜に出かけることを許したくなく、母と娘は超・険悪ムード。

 

ソヨンはどうも彼氏と出かけてたいようで・・・イェジンがソヨンのカバンを調べたらコンドームが発見されてしまったんですよね。

親御さんとすりゃ、そりゃ心配です。

でも、出かけちゃうんですけどね、ソヨン。

 

そんな中で、お客さんがやって来て、パーティーがスタート。

 

楽しいその席で、余興としてそれぞれ、自分のスマホをテーブルに置いておき、かかってきたらメールでもラインでもどんなもんでも、全員に公開しようってゲームが軽い気持ちで始まる。

 

 

言いだしっぺはこの人、イェジン。

基本、秘密が許せない心境だったんでしょうね。

 

キム・ジス・・・変わらぬ美しさ。

 

ってゆうか、『完璧な他人』はまだ輝国山人さんがページを作成されてないので、キャストのプロフィールが調べにくいよ~(^_^;)

 

 

ホストのソクホを演じるのはチョ・ジヌンさん。

 

最近、ホントにジヌたんをよく見ますね。

いまや韓国映画になくてはならぬ人。

 

料理ができるソクホはそれだけで男として魅力がアップ。

 

 

ユ・ヘジンさん演じるテスは弁護士さんですが、交通事故を起こしてましてね、いろいろ気の滅入ることも多かったようです。


奥さまのスヒョンは専業主婦なのかな、3人も子育てを頑張ってこられて、しかもお姑さんがしんどい。

嫁姑とゆうよりも、とにかく同居がしんどいようです。

 

この夫婦はずばりセックスレスが悩みです(寝室が別)。

 

スヒョンを演じるのはヨム・ジョンア。

初めてスクリーンで見たかな。

私の好きな映画にいっぱい出てるお気に入りの女優さんですよ。

やはり美人ですよね。

 

ヨム・ジョンアさんの出演作、『未成年』(2019年)は、のむコレさんで上映されるので絶対に観たいですねビックリマーク

監督は、あの、キム・ユンソクさんですよ!!

 

 

ジュンモ(イ・ソジン)とセギョン(ソン・ハユン)は新婚さんで、超・ラブラブですね。

けっこういちゃつきまくり。

 

ジュンモは若い頃からモテてたそうですが、仕事面では失敗が多かったようで、今はレストランを経営してるとか。

フッとかつみ・さゆりのかつみさんを思い出しましたわ。

財テクに熱心なのも危なっかしいもんです。

で、バツイチなんですが若い女の子と結婚したと。

 

セギュンは獣医師さんですね。

キャストの中で最も若く可愛いです。

 

イ・ソジンさんも初スクリーンでした。

映画の出演作は少ないけどドラマの大スター。

2001年の『アイ・ラブ・ユー』、そろそろ観たいでところです。

 

イ・ソジンさんの最新の映画はのむコレさんで上映される『トラップ 劇場版』(2019年)もありますね。

 

ソン・ハユンは以前、「キム・ビョル」って芸名だったようですね。

彼女も私的には初スクリーンでしたが、これまでにもいい映画に出てるんですよね~。

 

 

ヨンベもバツイチで現在独身、教師・・・でしたか。

この日、今付き合ってる同い年の女性を連れてくるつもりだったんですが、彼女が風邪をひいてしまい欠席。

男性陣の中では最もおおらかで気のいい人物。

 

ユン・ギョンホさんも出演作多数ですが、これまではあまり印象になかった方。

 

 

中盤、笑わせてくれるのはユン・ギョンホさん、そしてユ・ヘジンさんでした、やはり。

 

二人がある取り決めをした後からスイッチが入ります~。

 

 

しかし、そうこうするうちに、なかなかに気まずく、私はいたたまれない気持ちになりました~あせる

 

策をめぐらすにしても段取りが悪い汗

 

 

一つ、確かなことは、私はこの映画を観終えて今、誰も責めたりはしない、ってことです。

 

もしもルールやモラルを逸脱していれば人間、社会で暮らす限りは責められてもしょうがないわけですが、しかしやったことは責められても、その人自身を否定する気持ちにはなれない・・・。

 

いや、自分だってよく考えれば、反省することもあります。

 

ブログにはそういったことは書きませんがね。

 

人は自分の立場でものを考え、人のことをああだこうだ言いますがね、この映画の7人の、誰かには当てはまるでしょう。

 

一度きりの人生、絶対に過ちを犯すな、とまで私は言いたくありませんしね。

 

途中でソクホが娘に静かに語りかける言葉が、いいんですよね~。

これ、娘さん世代も必観ですよ。

 

ソクホのセリフにはかなりやられました~(´∀`*)

 

 

多くの教訓を残して、映画は幕を閉じます~。

 

 

イ・ジェギュ監督はこれまでにイ・ビョンホン主演の『インフルエンス』(2010年)、そしてヒョンビン主演の『王の涙 イ・サンの決断』(2014年)を監督してて、意外でした。

 

『インフルエンス』はまだ観てないんですが、『王の涙』とはぜんぜん違う映画だったので・・・。

 

何てゆうか、何でも撮る監督さんなんでしょうね。

と、なると、次作も楽しみです音譜

 

 

いわゆる、芸達者とか、演技派と呼ばれる人たちが起用されたキャスト・・・韓国映画のファンとしては、このキャストがとにかく魅力ですね。

 

チョ・ジヌンさんやユ・ヘジンさんといった出演作の多い俳優さんたちもまた違った顔を見せてくれるんです。

いい顔も、悪い顔も・・・(;´∀`)

 

それでもう、私は観た甲斐がありましたよ。

 

韓国映画らしからぬ(はてなマーク)おしゃれでゴージャスな部屋が舞台なのも、面白いしね・・・。

 

まあ、秘密は秘密、本音は本音として、致命的なまでにブッ壊れることもないようで・・・(ひと組、壊れてますけど汗)・・・なるほどね~、と諦めも含んだ大人なラストに余韻を感じていたい映画鑑賞です。

 

ただ、私が韓国映画を観始めた頃は、あれだけ脚本ありきだったのに、最近の韓国映画はリメイクとかが多く・・・それだけがとても心配。

 

そういえば今年、チョ・ジヌンさんとソル・ギョング氏の共演で『最強のふたり』(2011年)もリメイクされたんだった・・・汗

それは・・・はい、観たいですビックリマーク(;´∀`)ビックリマーク

 

Man of Men (2019)  퍼펙트맨 Movie Trailer

韓国版『最強のふたり』 予告編

 

 

や、そうですね、オリジナルの『おとなの事情』もいつか観たいです。

 

 

ちなみに中国版リメイクの『来电狂响』(2018年)はこんな感じ・・・。

 

 

・・・なんか男女比が違くね・・・はてなマーク

 

『完璧な他人』・・・ブラックじゃないんじゃないですか~はてなマーク

ホワイトでもないけど~(^_^;)

ブラックなのかなあ~!?

 

私にはコメディ的な側面よりも、夫婦関係や人間関係を考えさせられる映画で、人生の深みに触れるビターな味が気に入り・・・これだけは絶対に気をつけようってことを教えてくれる映画でした~。

 

しかし私、ユ・ヘジンさんに送られてきた〝キティちゃん〟の画像、見たかったよ~!!

 

大人な映画ファンは是非ひらめき電球

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリジナルのイタリア映画 『おとなの事情』

 

 

 

 

韓国映画 ちりも積もればロマンス 2011年

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ハラ

 

本当は何があったのかはわかりません。

彼女の本心もわかりません。

 

ただ、今は、彼女はこの汚れた世界にいなくて、嘘でもいいから安らぎを得たと信じていたい。

 

おためごかしに何かを書くこともできるけど、言葉では上手く弔えないような気がししてしょうがないんです。

ただ、その若さを考えると、私まで悔いを感じ、人のはかなさに涙がこぼれます。

せめて今は、言葉で彼女を涜さないでほしい、それだけ。

 

嘘でもいいから、安らかな眠りを祈ります。

そう思わせてください。

 

 

 

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

 

EXIT イグジット

 

映画『EXIT イグジット』 公式サイト

 

 

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてますひらめき電球

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

 

 

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アンニョン・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ありがとうですキスマーク

 

『私の名前はキム・サムスン』(2005年)を観始めましたNEW

今夜は第3話を観ました。

思ってたよりも、そこまで無茶なコメディではないんですね。

ポイントはちゃんと押さえてあるって感じ・・・。

 

そして!!

第2話、18分13秒から・・・ある企みを思いつくジノン(ヒョンビン)の表情に重なり、流れてくるのはリッキー・リー・ジョーンズ、「恋するチャック (Chuck E.'s In Love)」・・・音譜

 

嬉しいですよね・・・選曲。

 

第3話は比較的、説明的なエピソードでしたが、物語が見えてきましたので期待が高まりました。

観るとなったらちゃんと観ますよ~ヾ(*´∀`*)ノ

 

 

 

 

で、本題ですが、11月20日はこの映画を観ました~カチンコ

 

 

 

 

 

ちりも積もればロマンス

 


 

ちりも積もればロマンス
原題:티끌모아 로맨스
英語題:Penny Pinchers / Many a Little Romance


(2011年、韓国映画、114分)


監督・脚本:キム・ジョンファン
撮影:ホン・スンヒョク
照明:キム・ジンソン
音楽:イ・ビョンフン


出演:ハン・イェスル、ソン・ジュンギ、シン・ソユル、イ・サンヨプ、イ・ジェウォン、イ・ヨンジュ、ムン・セユン、ラ・ミラン、パク・ヘジン、チュ・イニョン、ソン・ビョンスク、ハン・ユイ、キム・ホンパ、チョン・ミンソン、イ・ジハ、ファン・ハナ、キム・ジナ、イ・セエ、チョ・ハヨン、イ・セビョル、キム・ヒョンジョン、チョン・スジ、ミョン・ナヨン、アン・アヨン ほか
特別出演:キム・ドンヒョン


配給:CJ Entertainment Japan

 


 

解説: 「トキメキ☆成均館スキャンダル」でブレイクしたソン・ジュンギが、ダメなニートの青年を演じるラブコメディ。なかなか就職できずに母親に小遣いをもらって生活してる万年ニートのジウンは、家賃が払えなくなり借りている部屋を追い出されてしまう。そんな時、恋愛も病気もお金がかかるので絶対にしないという謎のドケチ女、ホンシルに出会い「2カ月で500万ウォンを稼ける、お金儲けのノウハウを教える」と持ちかけられ……。ホンシル役は「クリスマスに雪は降るの?」のハン・イェスル。(映画.com

 

映画 『ちりも積もればロマンス』 予告編

 

 

ソン・ジュンギくんとハン・イェスルが主演するラブコメですね。

 

 

日本と同じく就職難な韓国、願書代が一ヶ月に88万ウォンかかる88万世代の就職できない就活青年、チョン・ジウン(ソン・ジュンギ)、特技は「鳴き真似」。

まあ、けっこうケロッとしていて、平日の真昼間からスクーター同好会の仲間たちとツーリングに行く余裕はあるんです(好きな女の子がいるから)。

でも、家主さんがラ・ミランさんだったので借りてる屋上の部屋も追い出されそう。

 

 

そんな時、向かいのアパートの屋上部屋に暮らすク・ホンシル(ハン・イェスル)がピョ~ンと飛び移ってきて、その空き瓶ください、と。


このホンシル、とにかく節約家でせこく、カフェで大量のお砂糖をもらおうとするような超・ドケチ女。

瓶を集めては換金している。

 

彼女が絶対にしないこと・・・宗教、病気、そして恋。

理由はてなマーク

お金がかかるからビックリマーク

 

 

ジウンとホンシルが暮らす街・・・この風景が好き。

 

再開発地域ゆえ、あと2ヶ月したら出ていかなければならない。

 

 

なんか、パソコンにエロ動画を集めてて見るのが大好き。

 

まあ~、男ですし・・・。

 

 

この演技がようわからん。

 

 

何のかんの言ってもやっぱり可愛い。

 

そうこうしてるうちにホントに金銭的にやばい状況になってきた。

部屋からも追い出され、路上生活者になる寸前。

 

 

ジウン、スクーター同好会の仲間の一人、ミントことギョンジュ(シン・ソユル)のことが好きでしてね、ところがミントが就職したってことで、自分もSKテレコムに就職したと嘘をつきまして。

 

そしたらある夜、ミントの方から連絡があったよ~。

 

 

いざエッチラブラブとなったが・・・この夜はジウン、おあづけ・・・。

 

 

あるブツを買いに行ったコンビニの店員さん(イ・ドンヒ)。

 

 

ホンシルにも好きな男性がいて(恋はしないはずなのにはてなマーク)、金融投資会社のヤン・グァヌ(イ・サンヨプ)。

ホンシルはせっせと貯めたお金を投資して増やしている。

 

でもホンシル、せこせことお金を貯めるだけできたので、男性へのアプローチを知らない。

 

 

大量の砂糖が入ったコーヒーを飲むハメになった人。

 

 

でも、なぜか時々、こうしてこの木のとこで過ごすホンシル。

 

そんなある夜、(一見、親切からに見える)ホンシルがジウンに声をかけ、2ヶ月間で500万ウォンを貯める方法を伝授してくれることに。

 

ただし条件がある。

何があろうと必ず、彼女の指示に従うこと。
こうしてジウンは2ヶ月間、無条件に彼女の言うことを何でも聞くことになる。

 

とりあえず、ホンシルの部屋がある屋上のテントで暮らすことになったジウン・・・けっこう嬉しそう。

 

 

通帳の名義はなぜか「ク・ホンシル」・・・。

 

 

この話、やはり裏があったりする。

 

 

ホンシルのやり方に従い、お金を稼ぐ喜びを知るジウン。

 

私、ホンシルの人生観、思想、理念にはおおいに共感するのですが、方法論にはちょっとご賛成できかねます。

・・・どこかしら、犯罪的なのでね・・・。

 

けど、まあ、映画なんだから、面白ければそれでいいビックリマーク

 

ホンシルのお金のつくり方は、映画を観てのお楽しみ。

 

でも、そこまで、じゃあやってみようって感じじゃないかな・・・。

 

 

と、同時にホンシル自身、自分の大切なお金を増やしてくれるグァヌを落としたいつもりなんだけど、これがぜんぜんダメ・・・。

 

グァヌを演じているイ・サンヨプって『守護天使』(2018年)の、あの美術の先生なんですね~。

 

 

私はこの手の韓国のラブコメが大好物ですので、なんぼ観ても観飽きません。

韓国のラブコメを観るために生まれてきたんだ、とそこまでは言いませんが、かなり近い。

 

ですので映画芸術的な評価とか何とか、そんなもんとは別次元の世界なんですね。

それでいいんじゃないですか、本人が幸せならね。

 

一番、笑えたのは友達のうちで友達のお母さんと友達の彼女と鉢合わせするシーンかなあ。

そこはかなり笑いましたね。

 

 

就職難に苦しんでる人、お金がなくて苦しんでる人の映画ですが、さすがにそこまで実用性のある映画ではありませんよね。

 

でも、お金がなくても笑って生きていけるようなヒントが散りばめられたような映画ではないですかね。

ほとんどアッケラカンと楽天的な雰囲気なので。

 

でも、ホンシルの過去は、彼女がかなり自己中な守銭奴になった理由があるし、映画の後半、彼女が「騙されてお金を失う」局面もある。

それが現実だった場合、かなり心が折れてしまう状況でしょう。

そのあたり、シリアスはシリアスです。

 

問題は、お金がないこと、たくさん稼げないことで、自己責任とされ、幸せな人生が送れないと決めつけられることではないですか。

やはり、お金がなくても胸を張って生きていたい。

 

いや、ほんと、一定の収入がないと恋愛もままならない。

そして二千万円を貯めておかないと、マトモな老後も送れない。

そんな現実ってね・・・良くないでしょ。

一度きりの人生、なぜ経済に支配されねばならないか。

 

毎日、しんどい目をして働いて、それで幸せになれないのなら、世の中が間違ってる。

 

暴動を起こしていいんじゃないですか。

 

ってもう、そんな気力も残ってないか・・・。

 

 

ソン・ジュンギくん演じるジウンはけっこう、能天気で浮ついてて、あきらかに考えが浅いキャラですが、そんなふうに変に明るいキャラだから見てられるところもある。

 

少なくとも明日の夜、KBS京都で夜9時から放送される『太陽の末裔』(2016年)の特殊戦司令部のユ・シジン大尉とはかなり違うキャラなのは確か(;´∀`)

 

ソン・ジュンギくんは、ちゃんとした主役級の映画としては『私のオオカミ少年』(2012年)以来でした。

 

ちょっとまだ私には掴みどころのない俳優さんなんですが、この映画を観てて強い個性を感じたんですよ。

ってゆうか、この映画自体、そんなに珍しいような映画じゃないので、むしろソン・ジュンギくんの個性で面白く観たって感じでした。

 

主役がソン・ジュンギくんで良かったって思いましたよ。

いい顔をいっぱい見れましたし。

演技が上手いですよね~。

 

離婚は残念だったけどね。

 

ジュンギくんの新作、2020年公開の『Spaceship Victory(승리호)』とはどんな映画なのだろうかはてなマーク

共演がキャプテン役のキム・テリ、タイガー役のチン・ソンギュ、そしてロボットの声がユ・ヘジンさん・・・SFなことは確かなようです。

 

監督は『私のオオカミ少年』(2012年)や『探偵ホン・ギルドン』(2016年)のチョ・ソンヒ監督・・・だったら、アニメっぽいムードの映画になるんじゃないかはてなマーク・・・そんなふうにも思いますよね。

 

あと、繰り返しになりますが、ジュンギくん主演の日本未公開作品、『軍艦島』(2017年)もやっぱりちゃんと観たい!!

 

 

ハン・イェスルは完全に初めてでしたけど、美人でしたね。

そうゆう美人が超・がめつくってドケチっちゅうのが面白いです。

 

でも、ジュンギくんに比べるとコメディ度は低いかな。

 

ハン・イェスルの映画は現在、他には『用意周到 ミス・シン』(2007年)だけなので、いつか観たいです。

 

 

キム・ジョンファン監督は『ちりも積もればロマンス』のあと、2014年に『情事』って映画を監督してはるんですけど、輝国山人さんでもデータ的なことが載ってないのでどんな映画がかわかりません。

 

でも、また企画とかがあったら、ラブコメをやってほしいですよね。

 

 

ジウンのお母さんとお姉さんがやってるお店、前半でイノシシに襲撃されてましたけど、その後・・・はてなマーク

 

ほとんど意味のないネタですが、それでもそんなんもあると楽しい音譜

 

『ちりも積もればロマンス』、観終える時、楽しかったなあって思えるラブコメでした合格

もしもまだなら是非クラッカー

 

あ、念のためですが、ドラマのファンの方は、映画はどうしてもドラマよりも若干、下品ですので、そこはご注意を。

 

でわ、ありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 EXIT イグジット 2019年 公開中

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

 

国家が破産する日

 

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

 

完璧な他人

 

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットの販売はありません。

 

 

 

11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてますひらめき電球

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

のむコレさんの上映作品は上映回数が少ないので、シネマートさんのホームページでよくご確認ください。

と、書いてる本人がいつ観に行ったらいいか右往左往してますあせる

 

まあ、ここは、「スケジュール的に行けたら観る」って感じで、あまり思いつめずにいた方がいいようですね(^_^;)

 

 

 

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

現在公開中のこの作品を観てきました映画キラキラキラキラキラキラドンッ

 

 

 

 

 

命綱無しの緊急脱出!

上昇してくる有毒ガス、

出口は超高層ビルの屋上のみ!

 

登れ、跳べ、走れ!

 

 

 

 

EXIT イグジット

 

 

映画 『EXIT イグジット』 公式サイト

 

『EXIT』 11.22(金)公開 チョ・ジョンソク&ユナ(少女時代) 日本へのスペシャルメッセージ

 

『EXIT』 11.22(金)公開 予告編

 

 

EXIT イグジット
原題:엑시트
英語題:EXIT
中国語題:极限逃生


(2019年、韓国映画、104分、G)


監督・脚本:イ・サングン
製作:カン・へジョン、リュ・スンワン
PD:ペク・ヒョニク
助監督:イ・ソクスル
撮影:キム・イリョン
照明:キム・ミンジェ
音楽:モグ(Mowg)
美術:チェ・ギョンソン
武術:ユン・ジニュル、クォン・ジフン


出演:チョ・ジョンソク、ユナ、コ・ドゥシム、パク・イナン(パク・インファン)、キム・ジヨン、カン・ギヨン、キム・ジョング、キム・ビョンスン、ファン・ヒョウン、イ・ボンリョン、チョン・ミンソン、パク・ソンイル、ペ・ユラム、ユ・スビン、シン・セフィ、キム・ガンフン、パン・ヘラ、イ・ジョンイン、キム・ガンヒョン、ユン・ヘビン、チャン・ソウ ほか
特別出演:イ・ドンフィ、ペ・ヘソン


※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。


配給:ギャガ・プラス

 

 

数日前にブロともさんのnoriさんがうちのブログのコメント欄で「EXIT」を見るからって書いてくださり、「EXIT」・・・!?

「EXIT」って何のことだァ~!?って思ったんですが・・・公開日をド忘れしてました汗

もっと先の話かと思ってたんですが。

 

まあ、映画雑誌は読まない、映画サイトを調べもしない、頼りはブロともさんだけ・・・って状況なので、それもしゃなあないっす。

 

それと、のむコレさんがあるので、何をいつ、どう観に行けばいいのか考えてて、けっこう記憶力がパンクしかけだったのであせる

 

とにかく、noriさん、教えてくださり、どうもです~☆⌒(*^-゜)v

 

 

なんか、つい最近も書いたような気がするんですが、就職できずに肩身が狭すぎるヨンナム(チョ・ジョンソク)は、近所では「進撃の鉄棒男」、略して「進棒男」と呼ばれ、可愛い甥(キム・ガンフンくん)からも他人のフリをされていた。

 

上にお姉さんが三人もいまして、それもあるのかなあ、ちょっと子どもっぽく、自信なさげ・・・。

お皿洗いを頑張ってるけど。

 

 

お父さんはあのパク・イナンさんですが、日本版公式サイトでは「パク・インファン」さんと表記されてますね。

今後はインファンさんで馴染んでいくのかな~はてなマーク

 

そしてお母さんはコ・ドゥシムさん。

 

『EXIT』、地味に豪華キャストですよ。

 

 

で、お母さんの古希のお祝いが催されることになります。

 

 

会場となる「雲の庭」に親戚一同が集いて宴もたけなわ。

ですが、ダメ男のヨンナムは何となく自分がはじかれてる気がして輪の中にとけ込めず。

 

ところで韓服の女性ってホントにきれいで素敵です。

 

 

お母さん、お父さん、そしてお姉さんと、その夫たちと、その子どもたち・・・はい、皆さん~、記念撮影ですよ~。

 

 

そんな中、かつて本気で愛した女性と再会。

 

5年前、大学の山岳サークルでロッククライミングの練習を一緒にやったもんだぜ、わが愛しのユナ・・・が演じる後輩ウィジュラブラブ

 

 

キラッキラキラキラッキラキラ

 

実はヨンナム、その頃にウィジュに告ったのだが、結果はゴメンナサイ、だったのだった。

 

ウィジュはここ、「雲の庭」の副店長をやってるのだが、店長(カン・ギヨン)がハニーとか呼んできてしつこいので困ってる。

 

ところが同じ頃、緊急事態発生!!

ビルの外では大変なことが起こっていた。

 

 

なんと、町に非常に危険な有毒ガスがあふれて出て、ドンドンこっちへやって来る!!Σ(゚д゚lll)

 

一旦、外へ出たみんなだが、すぐに中へ引き返した。

 

が、慌てた一番上のお姉さん、ジョンヒョン(キム・ジヨン)がガスにやられてしまうあせる

 

 

と、ゆう間にガスはどんどん上に上がってきよる。

 

ヘリコプターが救助に来てくれるようだけど、それには屋上にいないと気づいてもらえないようあせる

 

そして責任者はまったく頼りにならない~あせる

 

 

その時、3年寝太郎じゃないけれど、何年も就職できなかったダメ男の心で何かが弾けた。

 

細かいことだけど、一番右の人をよく見てください。

この状況でキム・ジョングさんが立ったまま寝てるぞひらめき電球

 

 

俺にはこれができるじゃないか!!って、いやいや、そりゃあんた、練習と高~いビルの壁はまた違うでしょ、落ちたらがちで死ぬってのあせる

 

 

そのあと、いろいろありますが、ヨンナム&ウィジュ、二人は生き残れるのかあ~!?

いや、無理っぽいけど、俺たちはやる!!

アイ・アム・ア・スーパーヒーローメラメラ

 

タタタータータータータタタ!!

 

 

この映画

めちゃくちゃ良かったですクラッカークラッカークラッカークラッカークラッカー

ほんと、最高です合格合格合格合格合格

 

まさかここまでいいとは・・・!!

今年、観た中でベスト5入りは絶対です。

 

有毒ガスが、横へ広がりつつ、上にも上がってくるので高い所へ逃げつつ救助してもらおうとする話なんですけど、嬉しいのはほとんどコメディのムードなんですよね。

 

いや、ま、ぶっちゃけ・・・かなりの人が死につつあるような怖すぎる大惨事らしいんですけど(^_^;)

その悲惨さは前半でけっこうサラッと描かれてるだけで。

とにかく主人公とその家族親族がドタバタ逃げまくる物語。

 

詳しいことは書きませんが、ホントに「今、一番観たい映画」でした。

 

前の方のお母さんの古希のお祝いのシーンとかはね、人によっては長いと感じるかもしれませんが、私はぜんぜん問題なしビックリマーク

どころか、そこからすでに最高でしたよー。

 

で、やっぱり怖いパニックに突入するワケで。

そしたら手に汗握る展開です。

手に汗握るって、この映画を観ててようわかりましたわ。

キャー(>_<)とかビビると手のひらと足の裏に汗が出るもん~。

 

それにしても、チョ・ジョンソクさんって、こんなにかっこよかったんですね!!

いや、ホント、メチャクチャかっこええ。

持ってかれましたわー、もう、大好き音譜

 

ヨンナムは自分に自信がないからダメなんですけどね、だからといってホントにダメなわけじゃない。

だからこそかっこいいんですよねー。

これぞかっこよさの真実ですよ。

 

チョ・ジョンソクさん、12月13日から公開される『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』(2019年)では悪役を演ってはるそうなので、絶対に観に行くんですけど、怖いわ~、怖いわ~。

だって『EXIT』があまりにも良すぎたのでハードル高すぎ・・・汗

 

 

映画 『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』 公式サイト

 

そしてユナが可愛い、上に、やっぱりかっこよく、素敵なんです。

 

ユナの映画は『コンフィデンシャル 共助』(2016年)がありましたけどね、あの映画ではユ・ヘジンさんの奥さんのチャン・ヨンナムさんの妹で、ヒョンビンに恋する乙女とゆうか女子大生の役だったんですけどね、あの役も笑えて良かったんだけど、『EXIT』のウィジュ役は1000倍良かったですよ。

 

あの泣き顔、最高ですよね~。

 

조정석,임윤아 엑시트 900만 공약댄스영상

 

YoonA 윤아 & Jo Jung Suk 조정석 - 'EXIT 엑시트' TikTok "따따따! 따따따!" Dance Behind The Scene (Superhero Song)

 

で、ヨンナムとご両親の関係がまた良くって、泣かせるんです。

パク・イナンさんとコ・ドゥシムさんですものね、そりゃ泣かされますよね。

 

いろいろあります。

 

前半から私はかなり目頭が熱くなってたんですけど、後半なんかもう二人が走ってるのだけでぶわわっと泣ける( ;∀;)

 

私が一番望むタイプの感動があったんですね。

 

言葉では説明しにくいんだけど、笑いながら泣く、ってゆう、これ、私が一番、好きなヤツです。

一番、難しいんじゃないですか、笑わせながら泣かすっちゅうのは。

 

結局、すごい普通の人が、危機的状況で、まず自分が助かろうとしつつね、行動してて、でも人のこともほっとけへんあせるみたいな・・・韓国映画らしいわ~、もう、ホント、私は嬉しさで震えましたよ。

やってくれたか、韓国映画!!って。

こうゆう映画が一番観たいんですよ。

 

けっこうズルもしつつ(;´∀`)

また映画としてスキがあるのがいいんですよ。

そのスキが映画に遊び心を与えてるんです。

それが韓国映画のえらいところビックリマーク

 

ほんと、後半は次々と観たいものを観たって感じで、嬉しかったな~。

 

最後もすごい、いいです。

「重すぎるわ」・・・とかねヾ(*´∀`*)ノ

 

音楽もホントに良かったです。

だからサントラCDが欲しかったんだけど、CDとしては発売されてないようですね。

YouTubeで音源は聴けますけど。

 

ユーチューバーの슈기さん。

 

 

監督・脚本は、本作『EXIT』で長編映画監督デビューを果たしたイ・サングン監督・・・いきなり傑作を作ってしまったんじゃないですか~ひらめき電球

 

リュ・スンワンが製作でバックアップしてることもあり、エンドロールが『ベテラン』(2015年)風なんですけど、またそれがええのよー。

 

イ・スンファンのヒット曲、「スーパーヒーロー」が流れるんですけど、アニメの主題歌みたいな感じの燃える曲。


「アイ・アム・ア・スーパーヒーロ~ 一世一代の出来事~♪」って、ちゃんと歌詞が字幕で出るんだけど、その歌を聴きながら、あ~、ホントにいい映画を観たなぁ~、って私は思いましたよ。

 

슈퍼히어로  (영화 엑시트 삽입곡)  SUPER HERO (EXIT OST Ver.)

 

Exit - Korean Movie - Music Video 'Superhero' by Lee Seung-hwan


 

パンフレットは820円(税込)です。

 

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ キャスト (ジョンソクさんとユナのコメントあり)

・ コラム 江戸木純(映画評論家)

・ ヨンナムとウィジュ、危機脱出までの完全攻略ガイド

・ 監督・脚本 イ・サングン インタビュー

・ プロダクション・ノート

・ スタッフ

・ 作品データ

 

あと、「もっと本編が分かる!韓国の豆知識」もあり、読むと参考になるんですが、あまりにもペラッペラなチラシ大サイズのパンフレットなので、これを820円で買ったのか汗とおののかされますが問題なしビックリマーク

 

だって大好きな『EXIT』のパンフレットなんだからねッあせる

 

 

そんなんなかなか決められませんが、『EXIT』は今年の私のベスト1かも~はてなマーク

ちょうど『群盗』や『パイレーツ』、『ベテラン』を観た時の気分を思い出しました。

映画を観るってことがいかに「楽しい」ことなのか、私にキッチリ再確認させてくれました・・・カムサハムニダドンッ

 

今は頭の中で、これが鳴って鳴ってしょうがないですよ~(;´∀`)

 

タタタータータータータタタ!!

 

いや~、一緒に叫びたくなるんですよ~音譜

 

この映画、ホントにオススメです!

死ぬほど全力でオススメしたいメラメラ(`・∀・´)メラメラ

 

観てほしいなあ~ドンッ

できるだけ多くの人にッビックリマーク

これから公開のエリアもあるので絶対ッ!!

スクリーンで観とかないと絶対に損しますよ目

 

でわ、最後までどうもでしたキスマーク

またです、アンニョン~(^.^/)))

 

アメーバピグ…最終日 2019年12月2日

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皆さん、こんばんわ、Deeecho 〝D〟です。

 

今日はアメーバピグが最終日だとゆうことで、いつもとは違うブログを書いてみたいと思います。

 

まあ、自分の記念です。

 

 

私がアメーバに登録したのは2010年の11月末だったと思いますが、正確な日付はもう忘れてしまった。

当時、荒しと誹謗中傷と嘲笑と嫌がらせと差別と下品な下ネタがもれなくついてまわるインターネットがほとほとイヤになった私でしたが、心機一転、アメーバでブログを書いてみようと思ったんですよ。

 

ところが最初にプロフィール画像を作ろうと思って始めたアメーバピグにいきなりハマり、以後、夜になるとアメーバピグでチャットをするようになりました。

 

この「Deeecho 〝D〟」ってハンドルネームも適当に名づけて、あとで変えようと思ってたんだけど、結局、そのままです。

 

 

ピグでは多くの人と出会い、仲良くなりました。

アメーバの人たちはいい人が多かった。

だから、毎日、いろいろなことを話してましたね~。

 

私は性格上、自分のことを話すよりも、聞き手になることが多かったように思いますが、とにかく楽しかったです。

 

多くの出会いもありましたが、またいくつかの別れもありました。

ケンカして、とゆうのじゃなく、ただ、皆さんそれぞれの理由から、アメーバのアカウントを消して去っていかれることもありました。

 

「飽きた」とか「忙しい」といった理由なら、しょうがないと思うんですが、イヤなことがあったから、といった理由でなければいいんだけど・・・。

 

そして、アメーバでの友達(ピグともさん)が亡くなったことでアメーバピグをやめられる方もおられました。

皆さん、とても心の優しい方々ばかりでした。

 

でも、気づくとログインされなくなってるとかでも、(ブログ同様)やはり寂しい気持ちになるものでした。

 

 

最も長く、今もお付き合いがある「まーぼー」さん。

 

もうお部屋に「きたよ」もできないと思うと急に寂しくなります。

 

もっとお話しとけばよかった。

 

 

私が誘って登録してもらった京都のリアともさんたちも、今でも続けてくれてる人もいて、ピグで話すのも楽しかったよね。

 

ピグでは年齢・性別など気にせず、素直に話せるのがホントに良かった。

 

香港や韓国の女の子たちとも英語で話したりしたな~(私は翻訳サイトのお世話になってです)。

 

 

そんな中、「ピグライフ」も始まりましてね・・・私もけっこう熱心にやってましたよ。

特に「子守りイベント」は頑張ってましたね。

まず現実では一緒に暮らせない動物たちを気に入っていたので・・・。

 

あまりゲームとかしない方なんですけど、ピグライフとピグカフェ、ピグアイランド、そしてピグワールドはやってた~。

 

 

つりゲームもよくやってました。

ただつってるだけで面白かったですけどね。

いつか何かと交換しようと「つりポイント」も使わずに貯めてましたけどね、そのうちに飽きてしまってて。

 

 

さっき、最後の最後でペンギンちゃんたちを連れて帰ってきましたよ。

この子たちも明日からどうなるんでしょうかね~。

ハムちゃんもいるし・・・。

 

みんな女の子なんですが、名前をつけてないままです(^_^;)

 

あ、スマホ版ピグで確認したらペンギンちゃんたちもハムちゃんたちもいました。

ペンギンちゃんたちの仲良し度は「1」でしたが(;´∀`)

 

 

「とったどー」

 

 

とったどー Ver.2

 

 

ピグカフェも自分なりに頑張ってました。

(ここ数年間ほったらかしでしたがあせる

 

 

この二人を見るのが好きでした。

今は社会人はてなマーク

幸せに暮らしてると思います。

 

 

ピグアイランド。

始めた時にはああしようこうしようとか思ってましたが、ぜんぜん予想通りにはいかなかった。

 

 

ピグワールド。

最後まで遊び方を間違えていたような気がしてなりませんあせる

 

ピグのお部屋も何時間もかけて頑張って作りましたよ。

 

 

一階・・・水槽で泳ぐおさかなちゃんたちもたくさんつりました・・・。

 

 

お気に入りの「壁」はこの「☆ホビット☆ ビルボの家」でしたね。

 

 

この風船をおいてってくれた人も今となってはどなたかわからない・・・。

 

 

二階。

 

 

三階。

 

 

四階。

 

 

五階。

 

 

六階。

 

 

七階。

 

 

八階。

 

 

九階。

 

 

作ったの自体はもう5、6年以上は前だと思いますけど、スゲエ努力した記憶があるので愛着があるんですよね~。

いわゆる「終の棲家」ってヤツですか~??

でも、今日、消えてしまう。

 

 

お外です。

部屋も増やしてないし、お外もお部屋も拡張はしなかったです。

課金してコインは使ってたんですけどね、ピグライフの「子守りイベント」と、あとピグのアクションや服に少し使ってましたね。

 

 

「KARAのヒップダンス」アクションも持ってましたよ。

 

そういえば、「韓国ガチャ」で韓服とか「韓国伝統の編みこみヘア」を持ってる人に会って、それが羨ましかったです。

 

 

このぬいぐるみも取るにけっこう苦労したような・・・。

R2D2くんはスター・ウォーズのガチャですね。

 

『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』は12月20日から公開スタート。

ムビチケカードの販売は12月4日からだそうです。

もちろん、私も観に行きますよ。

 

 

部活はTom Waits部に入部してましたが、あまり部員の方とはお会いできなかったですね。

Keiさん、またゆっくり音楽や映画について語り合いたかったけど・・・ブログで復活してくれませんかね。

 

韓国映画の『チェイサー』や『哀しき獣』を薦めてくれたのもトム・ウェイツ大好きなKeiさんだったんですよね・・・。

 

 

女子プロレス部でプロレスしたのもいい思い出でした。

女子プロが好きな人が多かったのでね、影響も受けました。

 

 

本物の女子プロレスラーの方々とも話せたり、ピグともにもなっていただいたし。

 

 

いろんなエリアに行った思い出がありますが、一番、行ったのはグッピグ広場ですかね。

 

ブログをちゃんと書き始めてからはピグにあまりログインしなくなり・・・アメを貯める気持ちもなくなりましたが・・・でもピグともさんたちとは時々、話してましたしね。

 

しかし私が始めた当初は人も多かった。

どこへ行っても大勢いて、パソコンの調子のせいか(当時は古いパソコンでした)、もわ~っとスローな動きになって重かった。

 

ここ数年、人が減ったのはみんな飽きたからでしょうか。

そうゆう私もピグをなおざりにしてきたわけで、今、実は罪悪感を感じてたりもします。

まあ、誰しも使える時間は限られてるんだけど・・・。

 

こうしてアメーバピグが終了することになったのは技術的な状況が原因だそうで、まあ、仕方がない、とゆうしかない。

 

今夜の22時に終了とゆうことですが、さすがにちょっと、私はその終わる瞬間を見届ける勇気がないので、これでサヨナラってことにしたいと思います。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

手伝ってくれる人がいたにもかかわらず、とうとう「「中林寺」で「「中林寺坊主のかつら」を貯めたアメと交換できなかったのは心残りではありますが・・・。

 

 

ピグで遊んでくれた、お話してくれた皆さま、本当におおきに、ありがとうございました。

 

いろいろなことをいっぱい覚えてます。

きっとずっと忘れないでしょう。

 

でわ、でわ・・・名残惜しいけど、サヨナラキラキラキラキラキラキラ

 

 

そして人生はつづく、ですかね。

また音楽を聴いて、映画を観ていきますか。

 


韓国映画 執行者 2009年

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

EXIT イグジット

映画『EXIT イグジット』 公式サイト

 

超・オススメです合格

絶対にスクリーンで観ておくべき名作ビックリマーク\(^o^)/ビックリマーク

 

 

完璧な他人

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは発売されてないそうです。

 

 

国家が破産する日

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円だそうです。

 

 

11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてますひらめき電球

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

のむコレさんの上映作品は上映回数が少ないので、シネマートさんのホームページでよくご確認ください。

と、書いてる本人がいつ観に行ったらいいか右往左往してますあせる

 

まあ、ここは、「スケジュール的に行けたら観る」って感じで、あまり思いつめずにいた方がいいようですね(^_^;)

 

 

 

‥…━━ *‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ *

 

 

 

アンニョン・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ありがとうですキスマーク

 

今日3日に『無双の鉄拳』、明日4日に『僕の中のあいつ』のソフトが発売ですね。

 

 

 

11月24日、この映画を観ました・・・カチンコ

 

※ 死刑についての映画です。ご注意ください。

 

 

 

 

 

執行者

 

 

執行者
原題:집행자
英語題:The Executioner


(2009年、韓国映画、98分)


監督:チェ・ジンホ(チェ・ジノ)
製作:ヤン・ジョンゴン
脚本:チェ・ジンホ、キム・ヨンオク
撮影:キム・テソン
美術:イ・イノク
衣装:ヤン・ミンヒョ
編集:キム・ソンミン
照明:ユン・ギョンヒョン
音楽:ファン・テギュ


出演:チョ・ジェヒョン、ユン・ゲサン、パク・イナン、チャ・スヨン、キム・ジェゴン、チョ・ソンハ、ユ・ヒョングァン、ナム・ムンチョル、チョン・ギョンホ、イ・チャンジュ、キム・ウォネ、イ・サンホン、キム・ヨンウン、チョン・ミンソン、キム・デソン、ソン・ソングン、パク・チョンウォン、チョ・ソンムク、チョ・スジョン、ユン・ウンジン、キム・ジョンホ、ホ・テヒ ほか
特別出演:チョン・ミソン、キム・ボングン、キム・ソニョン ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

死刑・・・私がいつ、それを知ったのか・・・おそらく小学生の3、4年くらいじゃないかと思います。

 

とにかく子どもの頃、私は死刑について詳しく知りたがりました。

ずっと後まで、20代のある時期くらいまで、非常に強い興味を感じていたと思います。

 

どんな方法で執行されるのだろう、死刑囚はどんなことを言い、どんなふうになるんだろう、その時、立ち会っている人たちはどんな顔をしているんだろう・・・とにかくその実態を知りたく思ってました。

 

そして、死刑についての本を幾つか読みました。

 

私は若い頃から、凶悪な犯罪についての新聞記事を切り抜いて保存していました。

読み返したり、研究したりするのではなく、ただコレクションしていました。

裁判の報道も・・・でも、私が死刑を知ってから、日本で、何度も死刑が執行されてきましたが、詳しくは報道されていないと私は感じていました。

多くの場合、新聞やテレビでは私が望むような生々しい詳細は報道されてなかった。

 

でも、ある時、夜中のドキュメンタリー番組で長く刑務官を勤めておられた高齢の方が出演されていました。

その方の語ることは、非常に生々しく、今も記憶に残っています。

 

またある時、死刑執行の部屋がニュース番組で報道されたこともありました。

実際に死刑が執行される部屋でしたから、それは私に強い衝撃を与えるニュースでした。

 

イラク共和国のサダム・フセイン元大統領の死刑が執行された時のニュースにも(実際のその場面を見たわけではないけど)ショックを受けました。

 

死刑執行が描かれる映画も幾つか観ました。

中でも、『マーダー』(1993年)、『グリーンマイル』(1999年)、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)、『チェンジリング』(2008年)、『宮廷画家ゴヤは見た』(2006年)、『ブーリン家の姉妹』(2008年)といった映画には、強い印象を受けました。

 

これまで日本の映画をあまり観てこなかった私ですが、日本映画では死刑執行の場面が印象に残った映画は、今は思いつきません。

でも、観てない映画で、これはきっとかなりの映画ではないだろうかと予想してる映画はあります(なかなか観る気持ちになれないんだけど)。

 

韓国映画では、『ハーモニー 心をつなぐ歌』(2010年)、『7番房の奇跡』(2013年)といった映画があるけど、死刑執行そのものは描かれていません。

 

カン・ドンウォンとイ・ナヨンが主演した、ソン・ヘソン監督の『私たちの幸せな時間』(2006年)とゆう作品もありますが・・・この映画については、私はどうしてもブログで感想が書けないでいます。

そろそろ何かを書いておきたいと思うんだけど、それには観返した方がいいようにも思うし・・・難しいですね、ホントに。

 

そんなにたくさんではないけど本も読んで、映画も観て、実際の死刑の報道にも触れて、だんだん私は死刑そのものには強い興味を感じなくなりました。

インターネットでなら実際の死刑の映像を見ることができるのかもしれないけど、今はまったく見たいと思えなくなりました。

 

しかし、死刑については今も考えています。

 

 

オ・ジェギョン(ユン・ゲサン)は刑務官(矯導官)の仕事に就くことになった。

この仕事に望んで就きたかったわけではなく、仕方なくです。

 

ユン・ゲサンはアクを消してとゆうか、自然にこの新米の刑務官を演じています。

映画を観てる間、私は他の映画のユン・ゲサンを忘れてたほどでした。

 

 

未熟で経験のないジェギョンは囚人のサギ(キム・ウォネさん)になめられて歯向かわれる。

 

 

そんな彼に先輩刑務官のペ・ジョンホ(チョ・ジェヒョンさん)は刑務所でのやり方を厳しく叩き込む。

 

「ケモノは自分よりも強いヤツには歯向かわない」

 

彼はとにかく囚人たちに厳しく接する人物。

が、実は女性の前ではアタフタするので今だに独身だったりする。

 

チョ・ジェヒョンさん・・・この前は『チョコレート・バトラー』(2011年)なんてアクション映画を観ましたけど、やはりこういった映画の方が合ってるようです。

ただこの映画ではキム・ギドク作品ほどの強いアクは感じなかったです。

 

 

ジェギョンは、キム・チョルグ矯尉(パク・イナンさん)が年老いた死刑囚のイ・ソンファン(キム・ジェゴン)と親しげに将棋を打つ光景に出くわし、ビックリする。

イ・ソンファンは3人を殺害した男だが、今はおとなしく礼儀正しい老人である。

 

 

ジェギョンにはウンジュ(チャ・スヨン)とゆう真剣に付き合ってる恋人がいる。

彼女のためにもしっかりせんとアカンのだが・・・。

 

 

女性12人を殺害した連続殺人犯、チャン・ヨンドゥ(チョ・ソンハ)が死刑を宣告され、刑務所へ送られてきた。

 

この男は自分のやったことをまったく反省しておらず、刑務官たちを嘲笑うかのように冒涜的な態度をとり続ける。

彼に自分のしたことを反省させることはできるのだろうか。

 

しかし、刑務所で働く人たちも、そこまでは自分たちの仕事ではないと考えているようだった(この映画についてです)。

ジョンホが彼を担当することになる。

 

 

チャン・ヨンドゥに妹を殺された女性、ユンソンの役で、亡くなったチョン・ミソンさんが出演されてました。

 

今すぐにでもあんたを殺したいくらいよ

でも、そうすればあんたと同類になる

それだけは死んでもイヤなの

 

ユンソンはヨンドゥにそう言い放つ。

 

 

この作品では冒頭に、「大韓民国矯正行政と本作の一部は無関係です」と字幕が出ます。

 

「1997年12月30日、韓国で23人の死刑囚に刑が執行された。それ以降、刑が執行されることはなく、韓国は現在、事実上の死刑廃止国家となっている」そうです。

 

つまり、この映画は現在では創作の意味合いが強いってことですね。

 

死刑を廃止していない国はアメリカ合衆国、そして日本などですね。

それらの国々ではこの映画はより現実的だってことでしょう。

 

パク・イナンさん演じるキム矯尉は12年前まで、死刑の執行に携わっていたようです。

その頃、一緒に働いていた、刑務官だった人(キム・ボングンさん)を訪ねる場面があります。

 

 

そんなある日、チャン・ヨンドゥへの世間の怒りが高まったことで、12年間停止されていた死刑執行が復活することになり、刑務官たちの間に動揺が広がる。

 

誰が死刑執行を担当するかで刑務官たちは怖気ずき、結局、クジで決めることになる。

 

 

チェ・ジンホ(チェ・ジノ)監督はこの『執行者』1作しか監督されてないようです。

 

『執行者』のラスト、私は大好きなんですが、そこに監督のお人柄を感じました。

ホント、この映画を監督すべき方だったんだろうと思います。

 

実のところ、死刑を描くのならまさにこうあってほしいと私が望んでいたような映画でした。

 

だから、文句とかはないです。

これまでに作られてきた死刑にかんする映画の中で最も優れた映画だったと思うし、最も私が好きになった映画かもしれません。

 

死刑の是非を問う映画とゆうよりも、死刑執行を刑務官の人たちに任せることの是非についての映画だと私には思えましたし、さらに、ウンジュのお腹に宿った命のこともあり、観終える頃には命について深く考えさせられました。

 

ずっと前に見た、あのテレビのドキュメンタリー番組で、元刑務官の方が語っていた言葉と、この映画は強く重なるものでした。

確かなリアリズムに裏づけられた映画だってことです。

 

無理にドラマティックにせず、また感動的にしないで、淡々とした中で起こりうることを描くのが、とても誠実だと思いました。

 

 

私は頭の中で死刑に反対の理論が完成された人間ではありません。

殺人事件、交通事故事件の報道に触れれば犯人は残虐な方法で死刑になってほしいと思ってしまうような人間です。

 

ですが、死刑に賛成、死刑を積極的に行えとゆう厳罰化の意見には、納得できないことが多いのです。

そう言葉に出して主張することは、凶悪犯罪や残酷な殺人と同じ種類の残忍なエネルギーを感じるからです。

一見、正義感に裏づけられているようで、犯罪者と同じ残虐性を感じます。

それが私が死刑存続に賛成できない理由ですね。

 

少なくとも死刑存続一色はしないで、日本でもいつも議論し、国全体で考えていくことを避けてはならないと思います。

 

そして日本では今も、死刑囚を「殺す」仕事に就いておられる方がいらっしゃる、そのことを『執行者』を観てあらためて考えざるをえませんでした。

 

『執行者』は私が観た中で最も優れた「死刑執行」を描いた映画だと思いました。

 

もしまだ観ておられなくて興味を感じられた方は、観てみてください。

 

死刑囚、イ・ソンファンが独房で作っていた「クリスマス・プレゼント」ですが、それはキム・チョルグ矯尉をモデルにした小さな人形だったようです。

 

この記事、ホントに書くのに時間がかかりましたあせる

 

そんなんで、最後までありがとうです・・・アンニョン(^.^/)))


 

 

 

 

 

 

 

 

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ブルース・リー主演 ドラゴン 怒りの鉄拳 1971年

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你好・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、多謝ですキスマーク

 

今日は香港映画の名作について書かせてもらいます。

 

12月2日、この作品を、観ました。

 

 

 

 

 

ドラゴン怒りの鉄拳

 

 

ドラゴン怒りの鉄拳
原題:精武门 / 精武門
英語題:Fist of Fury
韓国語題:정무문


(1971年、香港映画、102分)


監督・脚本:ロー・ウェイ
製作:レイモンド・チョウ
撮影:チェン・チン・チェー
音楽:ジョセフ・クー
字幕監修:清水俊二


チェン(陳真) - ブルース・リー
ユアン(霍麗児) - ノラ・ミャオ
師範 - ティエン・フォン
ファン - ジェームス・ティエン
チン - トニー・リュウ
スー - リー・クン
イェン - マリア・イー
鈴木寛 - 橋本力
鈴木の用心棒 - 勝村淳
ペトロフ - ボブ・ベイカー
ウー - ウェイ・ピンアオ
フェン - ハン・インチェ
ティエン(日本人コック) - ワン・チュン・シン       
警察署長 - ロー・ウェイ
精武館の門下生 - ユニコーン・チャン    
精武館の門下生 - ジャッキー・チェン


配給:東和

 


 

解説: 一九〇〇年初頭、上海を背景に、横暴をきわめる日本軍国主義に対決する青年の活躍を描く。製作はレイモンド・チョウ、監督・脚本は「ドラゴン危機一発」のロー・ウェイ、撮影はチェン・チン・チェー、音楽はジョゼフ・クーが各々担当。出演はブルース・リー、ノラ・ミャオ、ロバート・ベイカー、マリア・イーなど。(映画.com

 

 

香港映画なのに韓国版のポスターの画像を使わせてもらってます。

とゆうのも韓国版のポスターが一番かっこよかったんですね。

でも、これも公開当時のものではない気がします。

 

香港のアクション映画、今週は何を観ようかと思ってたんですが、今年の6月に観た『ドラゴン危機一発』(1970年)が、観てて面白かったんですね。

それで、やはり早いうちに次のブルース・リー主演作品を観ようと思いました。

 

たしか、しょこたんこと、中川翔子こともブルース・リーさまが大好きで「ヌンチャク」を振り回して暴れてたりするんですね。

しょこたん、カンフー映画にむちゃくちゃ詳しいですね~。

 

 

こんな本を出版してまでいたり。

 

私はもちろん足元にもおよばないわけですが、しょこたんの映画愛を見習うことにしました。

 

 

ホー・ユンカップが死んだ

ロシアや日本の武術家を倒して名をとどろかせ、中国の英雄となった伝説の人物だ

彼は何者かに毒殺されたが、その真相は謎に包まれていた

 

ストーリーは有名な映画なので、もしまだ観ておられないなら、ちゃんとしたブロガーさんのレビューを参考にしていただきたいんですが、大雑把にゆうと、1908年当時、日本は非常に中国をバカにしていて横暴に振舞っていたんですけど、上海の精武館の創始者の師匠が亡くなったあと、大日本虹口武道場の連中が精武館に嫌がらせに来るんですよね。

 

 

通訳のおっさんは中国人だけど日本に媚びへつらっている。

 

でも師匠の教えで争ってはいけないのが大前提だったので精武館の人たちはみんな我慢する。

 

 

でも、チェン(ブルース・リー)とゆう若者だけは本当に師匠のことを心から慕っていたし、精武館のこともいちずに大切に思ってたので、大日本虹口武道場に一人で殴り込みに行ってしまうんですよね。

 

 

で、なめてかかってた日本人たちをたった一人でブチのめす。

 

テーバ、マシッソヨ~ビックリマーク

かっこいい~!!

 

 

『ドラゴン危機一発』はすごくタメの効いた作品でしたが、『怒りの鉄拳』ではブルース・リー、けっこう早い段階で暴れまくりますよね。

 

 

ヌンチャクも使いますね。

 

う~ん・・・でも、敵がね、ちょっと弱すぎる気もします。

一番の人がおじさんだし、なんか可哀想汗

 

ところで全員をブチのめしたチェンが、日本人たちが持ってきてた「夫病亜東」と書いてある「書」はてなマークを特に威張ってた二人の愚か者に無理やり食わせる場面、前に観たチャウ・シンチーの『新精武門』(1991年)でパロディをやってましたよね。

あ~、これか~ひらめき電球と思いましたわ。

 

 

その帰りですか、公園のようですが、「中国人と犬 立ち入り禁止」なんです。

でも、犬は入っていってるんですよ。

 

この場面、1971年の映画なんですけど、ホントにイヤな気分にさせられます。

しかし実際、100年前の中国ではあったことなんでしょう。

 

本来、すべての人、いや、すべての命に貴賎などないはずなのだが。

 

 

で、チェンは日本人らしきヤツらをやはりブチのめす。

外国人、唖然。

 

ってゆうか詳しい方によると、このチェンにえらそうにする人を演じてるのが、私の好きなあのユン・ワーさんなんですね!?

いや、どんなけ昔から映画出てんのよ。

 

あ、よく見るとわんこも見てますね。

そりゃ気になるよね。

 

中国の人たちはチェンの行動を嬉しく思います。

 

でも、その頃、日本人たちは精武館を襲撃してます。

 

こうして精武館は日本人たちとこじれていくんですが、実は精武館の師匠の死にも日本人がかかわってたんです。

つまり最初から日本人たちは精武館を潰す気だったんですよね。

 

なんで、潰そうとしたのか。

もしも、中国で日本の武道などを広めて道場を増やそうと思ってたのなら完全にやり方を間違えてますが、まあ、そこは映画。

 

チェンは暴れたことでまずい立場になりますが、道場の人たちもチェンを日本人に引き渡すことはできない。

 

 

チェンにはユアン(ノラ・ミャオ)とゆうフィアンセがいるんだけど、ノラ・ミャオが可愛いビックリマーク

『ドラゴン危機一発』(1971年)では冒頭でかき氷を売ってはりました。

 

『怒りの鉄拳』では大きな役ですが、もうすぐ結婚しようとゆうのに、やけに幼いな~(;´∀`)

小学生みたいな感じ。

そこらへんがまた可愛いんでしょうけど。

 

そしてチェンとユアンのラブシーンもあり、これは李小龍、生涯唯一のラブシーンだそうですけど・・・固いな~あせる

もうちょっと自然にこう・・・しかも場所が霊園ビックリマーク

 

 

チェンが変装して日本人たちを探る場面がありますが、笑ったらアカンのですよねあせる

演出は大真面目ですけどね、私はズッコケました。

 

そうゆうのが、あ~、昔の映画を観てるわぁ~、と思います。

 

 

誰が観てもホントにイヤ~な気分にさせられる「お座敷ストリップ」の場面。

のんきなソーラン節が流れる中、くどくしつこく描かれる。

 

この映画のラスボスである鈴木寛を演じてられるのは橋本力さんとゆう日本の役者さんですが、逆に俳優としての仕事をまっとうされてることが立派だと私には思えましたよ。

 

昔、日本人が海外で無様な真似をさらしたこともあったでしょう。

これからは立派な日本人だと映画で讃えられるような日本にならなあきませんね。

 

まあ、日本人は外国から好かれているかどうかばかり気にして、海外からの甘い褒め言葉が大好きですけどね、じゃあ自分たちは普段どうなのかと思いますけどね。

外国の陰口ばっかり言ってる人が、その外国に心から好かれるはずはない、と思うんだけど。

虫が良すぎますよね。

 

もう一つ、イヤな気分になったのが、逃亡中のチェンは霊園に隠れてるんですが、そこでイヤな大きさのケモノを火で焼いて、尋常ではない目つきでかぶりついてるんですよあせる

 

・・・まあ、おそらく小さい犬じゃないかと思うんですけどね汗

さすがに私も気分が悪かった汗

 

 

ところで私はジェニファー・ガーナー主演の『エレクトラ』(2005年)とゆうアメコミ映画を観てるんですが、フッとその映画のことも思い出しました。

 

その映画だけじゃなく、数多くの映画が、この1971年の作品の影響を受けている可能性があるんでしょうね。

 

『エレクトラ』にはボブ・サップも出てたんですが、ボブ・サップ、なんでもっと映画で活躍しなかったのか。

 

 

かなりアクション・シーンの多い作品で、その点で非常に満足させられますが、最後の方でチェンは日本人とつるんでるロシア人を戦いますよね。

 

その時、私は、あビックリマークと思いました。

 

ヒクソン・グレイシーや桜庭和志といった達人になると、一瞬で相手を動けなくして、もう降参するしかない状態に追い込むんですよね。

しかも、できるだけ怪我をさせないように・・・それが達人でしょう。

 

チェンも一瞬、その状態に追い込まれますが、その時、ガブ!!と噛みつくんですよね。

これは達人の上を行く隠し技でしたね。

 

この映画では銃は使われず、刀やヌンチャクといった道具も使われますが、基本、素手。

 

でも命のやり取りの上では噛みつくこともあるでしょう。

 

まあ、プロレスでも腕や靴に噛みつくといったこともありますけど。

 

私は『怒りの鉄拳』を観て、「噛みつきは卑怯」との認識をあらためましたね。

いいタイミングで噛みつけば素人がめっちゃ強い格闘家に勝てることもあるかもしれません。

そのあと、メチャクチャに怒られそうですが。

 

 

しかし、『怒りの鉄拳』はちょっと困惑させられる映画でしたね。

 

確かにこの映画では日本人が絶対に悪い。

また、日本人にへつらう中国人もその次に悪い。

だからチェンの彼らへの攻撃もわかるんですが、どうにもこうにもやり過ぎ・・・いや、殺してしまうのであせる

しかも死体を電柱にぶら下げる。

 

師匠の教えでは争いはダメのはずなんですがねー。

 

そこらへんブレブレとゆうか、チェンは精武館を苦境に立たせつつ、次第に歯止めが利かなくなってゆくんですよ~あせる

いや、もう、もの凄い顔で目は突くわ、顔は踏みにじるわ。

やはり戦いに集中するとケダモノと化すわけです。

 

李小龍の師匠のイップ・マンなら絶対に殺したりしませんよね。

手加減もするし、相手に恥をかかせないようにもする。

でも、チェンは怒りに任せて殺してしまうとゆう汗

 

だから観てて、『怒りの鉄拳』はちょっとホラー映画みたいでした。

 

ものすごく怖くて強い存在が急に襲って来るとゆうことですからね。

ジェイソンやハロウィンのような感じ。

いや、ほんと、怖かったですよ、ブルース・リー。

 

あのアチョーの「怪鳥音」も相変わらず怖いしあせる

 

唯一、中国人の通訳のおっさんを殺した時、「なぜ手を出した」と苦しみの感情を口にしますが、だから内心、自分の手で人を殺めることを苦しく思ってたんでしょうね。

チェンがとどめを刺したあとの表情も、どこか哀しげでしたし・・・。

 

1970年代とゆう時代が時代だけに、暴力の表現は今よりも惨たらしく、アメリカン・ニューシネマみたいな結末も悲愴で・・・そこまでスカッとするような「楽しいアクション映画」じゃないんですよね。

 

が、とにかく李小龍の演技に、強い激情を感じる映画でしたよ。

 

 

それにしても「悪い外国人が中国人を苦しめる」ことから「強い中国人が外国人と戦う」とゆう、イップ・マンの映画のベースのような映画で、だから「弟子の映画が師匠の映画のベース」みたいな逆転が面白いですね。

実際、『怒りの鉄拳』の、この物語はその後、様々な映画で流用されたそうですね。

またリメイクや続編も繰り返し作られたそうで、だから普遍の名作なのかもしれないです。

 

 

個人的には、映画そのものとしてはウィルソン・イップ監督の『イップ・マン』シリーズの方がそりゃ好きだし、もっと好きなアクション映画もありますが、でもやっぱりブルース・リーさまの映画を観るってことがなんか特別な気分です。

ついに観てるな!!って気分になる。

 

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2109年)ではブラッド・ピットと1-1で途中中断だったブルース・リーでしたが『怒りの鉄拳』ではほとんど連続殺人犯だったビックリマーク

 

そんなわけでブルース・リーの香港での主演作は、なんと、2作を観ただけですでに半分を観たことになりますね。

 

次は『ドラゴンへの道』(1972年)、そして『燃えよドラゴン』(1973年)を観たらもうフィニッシュです。

 

またいつか、あとの2作を丁寧に観たいと思います。

 

しょこたん的には「ブルースリーに興味もったらブルースリーの神話、燃えよドラゴン、ドラゴン怒りの鉄拳、ドラゴンへの道、死亡遊戯、ドラゴン危機一発、とみてくのオススメです(゜∀゜)」とのことですが・・・作った順じゃアカンのか!?

 

でわ、今日も謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 国家が破産する日 2018年 公開中

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EXIT イグジット

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超・オススメです合格

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のむコレさんの上映作品は上映回数が少ないので、シネマートさんのホームページでよくご確認ください。

 

 

そして、12月13日からこの映画が公開スタート!!

 

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

遅ればせながら、この作品を観てきました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラお金

 

 

 

キム・ヘス、ユ・アイン共演

 

その時政府は何をした ――

 

残された時間は7日間。

未曾有の危機に直面した、国の裏側を描く衝撃の問題作!

 

 

 

国家が破産する日

 

 

『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

 

国家が破産する日
原題:국가부도의 날
英語題:Default


(2018年、韓国映画、114分)


監督:チェ・グッキ(チェ・グクヒ)
脚本:オム・ソンミン
PD:オ・ヒョジン
助監督:ムン・デヨン
撮影:チェ・チャンミン
証明:ユ・ソンムン
音楽:キム・テソン
美術:ペ・ジョンユン
衣装:チェ・キョンファ
武術:チョン・ユノン


出演:キム・ヘス、ユ・アイン、ホ・ジュノ、チョ・ウジン、ヴァンサン・カッセル、キム・ホンパ、オム・ヒョソプ、ソン・ヨンチャン、クォン・ヘヒョ、チョ・ハンチョル、リュ・ドックァン、パク・チンジュ、チャン・ソンボム、チョン・ベス、ヨム・ヘラン、キム・ヒョンムク、トンハ、キム・ミンサン、チョン・ギュス、リュ・テホ、ソ・ヨンサム、ピョン・ジンス、パク・キョンチャン、ユン・ビョンヒ、チェ・ジュニョン、イ・ハウン、キム・テユル、ユ・サンジェ、チョン・ジョンヨル、キム・ユノン、イ・サンホン ほか

特別出演:ハン・ジミン

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

解説: 1997年に韓国で実際におこった通貨危機の裏側を描いた社会派ドラマ。1997年、韓国経済は急成長を遂げ、いつまでも好景気が続くと多くの国民が信じて疑わなかった。そんな中、韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョンは通貨危機を予測していた。政府は非公開の対策チームを招集するが、国家破産まで残された時間はわずか7日間しか残されていなかった。独自に危機の兆候をキャッチし、これを好機と見た金融コンサルタントのユン・ジョンハクがある大勝負に出る。その一方で、経済情勢に明るくない町工場の経営者ガプスは、大手百貨店からの大量発注を手形決済という条件で受けてしまう。シヒョン役をキム・ヘス、ジョンハク役をユ・アイン、ガプス役をホ・ジュノ、IMF専務理事役を韓国映画初出演となるバンサン・カッセルがそれぞれ演じる。(映画.com

 

 

観る前からこれは難しそうな映画だと思ってましたし、実際、先に観た方が難しいとおっしゃってるので、その「難解さ」に怖じ気づいて、観るのを躊躇していた作品です。

特にシンプルでパワフル、超・面白い『EXIT』(2019年)を観たあとでは、さらに観に行く気持ちが低くなってしまったあせる

 

でも、観に行きたいんですよね。

 

最初にこの映画の存在を知った時、観たいと思ったんだけど、そうゆう映画はやっぱり観ておきたいんですよ。

 

で、観たんですが、やっぱり難しかったです。

 

当然、アクションもカーチェイスもなく、カンフーもない。

 

専門用語がドンドン出てくるセリフがとにかく理解できない。

 

まあ、私もこうゆう経済の話を人とすることはありますよね。

でもキッチリとそこは聞き役に徹してます。

はー、あー、とかゆうだけでね。

叔父(父の1番目の妹の夫)が職業上、そういった話をすることがありますね。

叔父の会社は中国にも工場があり、またその製品が中国で必要とされてるので、面白いですよ、話は。

叔父の信頼する方は中国人ですし(普通のおじさん)。

その叔父はディズニー・アニメが大好きだったりしますが(;´∀`)

 

とにかく「国家が破産する日」は私には難しい映画。

 

でも、面白いんですね。

 

少なくとも退屈する映画ではなかったですね。

わからないなりに面白い。

 

演出の上手さだと思いますが、なぜかしらドキドキと興奮させられていく。

崩壊への不穏な空気を感じるとゆうか。

 

ただ、画面は暗く感じられました。

もうちょっと明るくってもいいのに、と私は思いましたけど。

 

まあ、『EXIT』が毒ガスのディザスターの映画なら、こちらは通貨危機のディザスターの映画ですか。

 

だから、興味を感じられてるのなら観た方がいいんじゃないですか。

 

けど、悔しいけど、私にはあらすじは書けそうもないですね。

 

韓国銀行通貨政策チーム長のハン・シヒョン(キム・ヘス)

金融コンサルタントのユン・ジョンハク(ユ・アイン)

食器工場経営者のガプスさん(ホ・ジュノ)

 

その3人が主役で、1週間の間、それぞれの物語が交代ごうたいに語られます。

 

そしてハン・シヒョンのパートにはいかにもエリートな財政局次官のパク・デヨン(チョ・ウジン)が出てきますし、途中からはIMF専務理事の役でヴァンサン・カッセルも登場します。

 

ゆえに通貨政策チームと財政局、金融コンサルタント、そして工場経営者の4つの視点でしょうか。

 

まあ、最も親近感を感じるのはガプスさんでしょう。

ガプスさんが体験する1週間は、おそらく私たちの視点です。

 

そしてユン・ジョンハクはお金に余裕のある人を集めてプレゼンテーションをして、それから彼のやり方でお金を増やすことを望んだ2人の人たちと、それを実現していくことになるので、ある意味、1から説明してもらってる気にはなれました。

 

ハン・シヒョンとパク・デヨンのパートが一番、難しいんだけど、2人は激しく対立していくことになり、そうなることで、要所要所のセリフから物語が見えてきます。

 

だから難しいけど、最終的に何かを映画から何かを掴み取ることはできると思う。

 

今年でしたか、私はほとんど同じ体験をしていて、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)って映画を観ましたが、あの作品はもっと難しかった。

狼狽えるほどにワケのわからん映画やった。

 

でも、最終的にどんな話か見えた気がしたんですね。

 

おそらく、『国家が破産する日』もかなり近い映画なんじゃないですか。

 

 

Story ストーリー


国家破産まで、残された時間はたった7日間――
 

経済が右肩上がりの成長を遂げ、好景気が続くと信じて疑わなかった1997年。韓国銀行の通貨政策チーム長ハン(キム・ヘス)は通貨危機を予測するが、政府の対応は遅れ、さらには国民には公示せず非公式の対策チームを立ち上げる。同じ頃、危機の兆候を独自にキャッチした金融コンサルタントのユン(ユ・アイン)は、一世一代の大勝負に出る。一方、何も知らない町工場の経営者ガプス(ホ・ジュノ)は、大手百貨店からの大量発注を、手形決済という条件で受けてしまう。自国通貨の価値が加速度的に下落する中、彼ら、そして国家は生き残ることが出来るのか――。

 

 

韓国銀行の通貨政策チーム長、ハン・シヒョンを演じるのはヘス姐。

 

私が初めて観たヘス姐の映画は『観相師』(2013年)でした。

ソン・ガンホを見に行ったら、いきなりヘス姐とイ・ジョンジェとぺク・ユンソクさんとチョ・ジョンソクとイ・ジョンソクくんとキム・ウィソンさんまで見れたとゆう超・豪華キャストでしたね~。

韓国映画にハマった頃の思い出です。

 

『国家が破産する日』は私が観た16番目のキム・ヘス出演作品でした。

芸歴の長い人ですが、『国家が破産する日』を観てると、まさに大御所、大女優ビックリマークって感じですね。

 

私もハン・シヒョンがリーダーならついていきたいっ。

 

ただ、あの明るさ、華は消してはりましたね。

 

ハン・シヒョンを見てると、この時代の韓国でも、やはり女性がこういった仕事に就き、男性の中でハッキリとものを言うことの大変さ、もっと言えば苦しみ、それを実感しましたね。

 

『国家が破産する日』は、またこの社会での女性のあり方の映画でもありました。

 

 

ちなみに「チームで動く」ハン・シヒョンの仲間に、どう見ても〝Sunny〟の罵詈雑言担当がいますね~。

 

パク・チンギュは『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)以後も、けっこういろいろ映画に出てますよね。

 

それから、特別出演でハン・ジミンも出てます。

 

 

ユン・ジュンハクを演じるのはご存知、ユ・アインくん。

 

この映画では演技で一番、目を奪われたのはユ・アインくんかな~。

 

私が観た初めてのユ・アインくんの映画はいきなりビックリマーク

『ベテラン』(2014年)でした。

そうです、あのワガママ御曹司のチョ・テオくんです。

 

ユ・アインくんの出演した映画はこれでちょうど10作目。

 

どの映画もいいけど、屈折した高校生を演じた『ワンドゥギ』(2011年)が一番かな~。

 

ユン・ジュンハクはある気配を察知し、勤め先を退職、金融コンサルタントととして一世一代の賭けに乗り出していく・・・怖っあせる

 

私はユン・ジョンハクの思考が今ひとつ理解できなかったんですが、彼は「金儲けを楽しむ人種」なのかなあ。

いや、なんか、もっと仕掛けがあるのかなと思ってて。

 

で、あの~、最後、こいつ、老けてなさすぎ(^_^;)

 

 

こいつと一緒に地獄巡りする生意気な若造がリュ・ドックァン。

なぜか銭だけはいっぱい持っている(;´∀`)

 

そしてお金持ちといえばこの方、『ベテラン』ではチョ・テオのパパだったソン・ヨンチャンさん。

 

うーむ、豪華ビックリマーク

 

 

ホ・ジュノさんは食器を作ってはる小さな工場の経営者の実直な働き者のおじさん。

 

ホ・ジュノさんって私、実は韓国映画を観始めるずっと前から知ってるんですよね、お顔だけ。

『映画秘宝』で『シルミド』(2003年)が紹介された時、「なんていかつい顔なんだ!!」とか思って記憶しました。

 

韓国映画にハマってからは大好きな俳優さん。

『火山高』(2001年)ではチャン・ヒョクと激闘を繰り広げてました。

 

『国家が破産する日』では最も涙を誘う役。

 

 

おそらく全観客の怒りを誘発させまくるだろう憎たらしすぎる財政局次官のパク・デヨンを演じるのはチョ・ウジンさん。

 

『王宮の夜鬼』(2018年)ではかっこよかったのにな~あせる

 

でも、現代劇ではけっこう若いんですね。

もっとおじさんなのかと思ってました。

 

次の映画では善人の役を演じられることをお願い致します!!

 

 

あと、財閥三世のドラ息子をドンハが演じてますが、そのあまりのふてぶてしい憎たらしさが逆にちょっと快感でしたよ~(;´∀`)

 

 

後半、おもむろに登場するIMF専務理事を演じるのがフランスのヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチの元・旦那ですわ。

この方の出演作では『イースタン・プロミス』(2007年)と『ブラック・スワン』(2010年)が私は好きですね、ええ。

 

セリフは英語でしたね。

韓国のキャストもその時は英語を話すのですが、特にヘス姐の英語が耳に心地よかった。

上手いよね~。

 


チェ・グクヒ監督(上の写真の真ん中の方)はこの前の『パーフェクト・ボウル 運命を賭けたピン』(2016年)が長編初監督作品だそうです。

いい~映画でしたよね~。

好きな映画です。

 

でも、『国家が破産する日』とはかなり違う映画でしたよね。

ってことは、実力のある監督さんなんでしょうね。

次はどんな映画を監督しはるのか。

 

 

パンフレットは800円(税込)です。

 

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ 主な登場人物

・ キャスト ディレクター

・ プロダクション・ノート

・ 信なきところに金融はなし 浜 矩子 (同志社大学大学院 ビジネス研究科教授)

・ 脚本 オム・ミンソンは語る インタビュー

・ 次に破綻するのは、我々の国かも知れない 真山 仁 (小説家)

・ 韓国経済関連年表

・ キー・ワーズ

・ 作品データ

 

ハッキリ言って『EXIT』のパンフレットよりもいいですよ(^_^;)

写真もいいし・・・何といっても浜 矩子先生、真山 仁先生のコラム、そしてオム・ミンソンさんの言葉とインタビューが素晴らしい。

値打ちがありました。

 

 

けっしてハッピーエンドではないのに、ほのかな感動を覚える・・・私が韓国映画をちゃんと観始めて知った感覚かもしれませんね。

 

観ながら思い出したのが日本映画の『新聞記者』(2019年)でしたが、映画としての完成度は『国家が破産する日』の方が上とちゃいますか。

 

不思議なことに『国家が破産する日』は1997年の韓国とゆうよりも、今の日本の状況に該当してるような気がして仕方がなかった。

だから怖かったですよ。

自分たちの未来を視るようで。

 

この映画、韓国はダメな国、これから落ちぶれる国、日本は世界が羨ましがる素晴らしい国みたいな、よくネットで見かける意見(はてなマーク)のように、日本人、そう観るのもたいへんけっこうだけど、どうなんでしょう、さすがに私からしてもそれは愚かだと思うけど。

 

まあ、なんか、法人税をさらに下げるために消費税、すぐに20%になってしまうそうですけどね!!

・・・殺すよはてなマーク

 

と、ワラしがみのせやろがいおじさんの話を聞きながら、笑いつつ、私も思うワケです。

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))


韓国映画 超感覚カップル 2008年

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

EXIT イグジット

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超・オススメです合格

絶対にスクリーンで観ておくべき名作ビックリマーク\(^o^)/ビックリマーク

 

※ パンフレットは820円ですね。

 

 

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※ パンフレットは発売されてないそうです。

 

 

国家が破産する日

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※ パンフレットは800円です。

 

 

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のむコレ3 Cinem@rt

 

※ のむコレさんの上映作品は上映回数が少ないので、シネマートさんのホームページでよくご確認ください。

 

 

そして、12月13日からこの映画が公開スタート!!

 

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

年末までできるだけたくさん記事を書こうと思ってます。

書けない場合のために、これまでに観た映画についての感想も書きためておこうとしてます。

全部、読んでください、とは申しません。

気になる記事を読んでくださいね~(´∀`*)

 

12月7日、この作品を観ましたねこへび

 

※ かなり後半まで書かせてもらってます!!

 

 

 

 

 

さえない〝超能力者〟&キュートな〝天才少女〟の奇妙な尾行デートが始まる!!

 

 

 

超感覚カップル

 

 

超感覚カップル
原題:초감각 커플 / 초감각커플
英語題:ESP Couple


(2008年、韓国映画、85分)


監督・脚本:キム・ヒョンジュ
PD:チャン・ソンヨン
助監督:ソン・ガンホ
撮影:ソン・ヒョクチェ
照明:チャン・ソヒ
音楽:クォン・ソンモ
美術:ハ・ジェミン
武術:チョン・チャンヒョン(ソウルアクションスクール)


出演:チン・グ、パク・ポヨン、チョ・ヨノ、イ・サンホン、ミン・ジミン、ハン・ガプス、チョン・ウォンジョ、カン・ヨング、キム・ギョンシク、チェ・チュンボム、イム・ソンアム、ソヒ、ハム・ソンミン、パク・ホンピル、チェ・ヨンヨル、シン・ウチョル、パク・チョンミン、パク・チンス、ハム・ジョンイ、ファン・サンギョン、パク・チヨン、チョン・ウシク、カン・ジナ ほか
特別出演:チェ・ドゥヨン、チョン・ジュリ

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

この作品、日本では劇場未公開だったようですね。

DVDがリリースされた当時、「期待の新星パク・ボヨン×若手実力派チン・グが魅せる新感覚ファンタスティックムービー!」と煽られた映画です。

 

超能力映画・・・好きですね。

 

と、いって今、パッとは思い浮かばないんですが、やっぱり『X-MEN』シリーズ(2000年~)とかですね。

まあ、アメコミ映画ってほとんどが超能力映画ですよね。

 

古い作品ではブライアン・デ・パルマ監督の『フューリー』(1978年)なんて素晴らしい傑作でしたよ。

怖いけどね汗

 

クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』(2010年)も超能力モノの範疇ですよね。

 

韓国映画だったらカン・ドンウォン&コ・ス主演の『超能力者』(2010年)が大好きですし、『The Witch 魔女』(2018年)も凄かったですよね。

 

コ・スは『サム SOME』(2004年)って予知がかかわる作品にも出てましたよね。

 

小説もけっこう読みましたが、筒井康隆先生の『火田七瀬』3部作なんて最高でしたね(『七瀬』シリーズの実写化、観てみたいものです)。

『夢みる宝石』(シオドア・スタージョン)とか、『オッド・ジョン』(オラフ・ステープルドン)とかも印象に残ってます。

 

『キャリー』( スティーヴン・キング)とか・・・悲劇的な最後が多いですね・・・。

 

 

他人の心の中が読み取れる超能力を持っている不思議な少年。

 

彼、キム・スミン(チン・グ)は今は大学生で、一人で静かに暮らしている。

人の考えていることが読めることで、逆に孤独に陥っていた。

 

 

そんなある日、美術館で絵を鑑賞していると、急に女の子が横に。

 

 

この子の考えていることはスミンにも読めず、彼は不思議に思う。

 

 

同じ日、ある誘拐事件を(今ひとつ危なっかしい感じの)刑事さんたちが公園で捜査してて、スミンもその場に偶然い合わせる。

 

左の班長さんを演じるチョ・ヨノさんはジェフリー・ラッシュみたいな表情をするので面白いです。

右の刑事さんを演じるイ・サンホンさんは『国家が破産する日』(2018年)にも出てたそうです。

 

 

と、そこへ美術館のあの子がやけに愛想よくひらめき電球

 

 

馴れ馴れしく自己紹介してくるイ・ヒョンジン(パク・ボヨン)。

 

 

話しかけてくるのでスミンも受け答えしてたんだけど、なんか変な空気。

 

どんな話かわからんからこそ、このへんの流れが面白い。

 

 

そのうちに刑事さんたちに怪しまれてしまったんだけど、このヒョンジンがまた口の減らない子で。

 

と言ってる間に犯人と思しき高校生たちが現れたので刑事さんたちはそっちにかかりきりになったんですが、これが囮。

 

そして正確に推理しつつあったヒョンジンが真犯人と思しき男に刃物で脅され人質に取られてしまう。

 

 

スミンは超能力で男を動かし、ヒョンジンを危機から救った。

 

刑事さんが犯人を銃で撃って、一安心でしたが、犯人は肝臓が悪く、意識不明に・・・そのまま意識が戻らない可能性も。

つまり人質の居場所とかを聞き出せないあせる

 

 

スミンは犯人に殴られたのでお医者さんに検査してもらったけど、やっぱり「頭蓋骨の泉門が開いている」ことで超能力があるのかな。

 

そうなると超能力映画の傑作、スティーヴン・キング原作、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『デッドゾーン』(1983年)みたいに超能力で犯罪を解決していくのかなあ、と思ったけど、なかなかそうはいかない。

 

 

病院の代金を払おうとしたら(本当は警察の方で出してくれそうだったんだけど)財布がなくなってたので、ヒョンジンがお金を出してくれた。

お金を返すため、ヒョンジンはスミンの部屋に来ることになる。

 

ま、それもいろいろあるんですがね、ヒョンジンは帰らず、スミンは帰ってほしいんだけど居座ってしまう。

 

このあたりでわかるんですが、この映画の監督のキム・ヒョンジュ監督、絶妙の「編集で笑わせる」映画作家です。

なんか、4コマ漫画のコマ割りっぽい編集が同じ間で繰り返されるのが、私は好きですね。

 

もちろん「あーゆえばこーゆう」みたいなセリフも笑えるんですが。

 

 

で、「オッパは超能力者はてなマーク」とズバリ言い当てるのだった。

 

この少女、IQが180で7ヵ国語を話せる天才少女だったビックリマーク

 

 

この映画、珍しく「中高生向きの韓国映画」です。

 

そりゃ少しは残酷なシーンもありますが、それもたかだか『名探偵コナン』程度。

 

物語といい、作品の雰囲気といい、マンガを思わせる作風で、私はてっきりマンガの映画化だと思ったんですが、そうではないようですね。

脚本も書かれたキム・ヒョンジュ監督のセンスのようですわ。

 

 

で、なんとなくヒョンジンのペースに乗せられて一緒にいることになるスミン。

隠し通してきた超能力のことも知られ、それ使えるビックリマークってことで無銭飲食になりかけてる高いレストランでのお支払いを免れようとする。

 

 

レストランの支配人さん。

 

 

まあ、なんやかんや、いろいろ笑えます(´∀`*)

 

 

「俺は大人だ。子供のお守りなんかできるか」とか言ってますが、実はちょっとずつ距離が縮まるのかもしれない2人。

 

で、遊園地へ行って動物園へ行って・・・って思いっきりデートやんビックリマーク

スミンの能力をもっと開花させたいヒョンジンはスミンに無理を言って超能力の訓練を開始。

 

遊んでるだけと思ってたら、例の誘拐犯の仲間らしき人物がすぐ近くを歩いていることを感知ひらめき電球

 

ヒョンジンに押しきられたスミン、自分たちで人質を助けに行くことにするんですがね、いやいや。

 

 

自分たちが捕まりました。

 

しかしヒョンジンの機転で・・・はてなマーク

 

 

けっこう深刻な状況になりました。

 

二人は協力して事件を解決できるのだろうか!?

 

 

最後はやはり超能力モノらしくなってきますね~。

 

 

ほんと、韓国映画には珍しく、10代の人たち向きの映画じゃないですか。

もちろん、大人も楽しめますが。

 

けっこう斬新、って感じで驚かされるところもあります。

最後、こう来るか~はてなマークってインパクトで感動でした。

 

 

あんまりそこまで超能力にこだわってもいなく、ほとんどボーイ・ミーツ・ガールなコメディなんだけど、やっぱり超能力なくしては成り立たない話でもありました。

 

 

11年くらい前、2008年の映画で、チン・グは今とあまり変わらないけど、パク・ボヨンが、ほぼ子ども!!

 

可愛いですよね。

あと、表情がいいんですよね。

 

 

チン・グはけっこう作品的に、私が苦手な感じの役柄を演じることもあったけど(裏切り者で主人公を殺す役とか)、かっこいい時はかっこいいんですよね。

今、KBS京都で放送中のドラマ、『太陽の末裔』(2016年放送)とかもですし、映画、『ワンライン 5人の詐欺師たち』(2017年)もかっこよかったですね。

『セシボン』(2014年)のあの役も好きでした。

 

『超感覚カップル』はかっこいい・・・とはまた違うかもしれないけど、非常に好印象でした。

おとなしい、孤独な、無口な役で。

年下の女の子に振り回されるのが可愛い。

上手いですよね。

 

 

ただ、この映画はどうでしょはてなマーク

う~ん・・・好き嫌いとゆうか、面白いと思えない人もいると思うんですね。

平坦で、派手さもなく、キャストも地味めで・・・たしかに劇場で1800円払って、って感じじゃないですね。

 

けど、私はとても気に入りましたよ。

レンタルさんで借りて、サラ~ッと観て、笑えて、ちょっと感動して。

間違いなく好きな映画ですね。

 

この映画のムードとかテンポとかに、近い韓国映画以外のどこかの国の映画を観た記憶があるように思うんですが・・・その映画は思い出せないけど、ヨーロッパの映画だったかなあ・・・。

もしかしたらアニメだったかなあ・・・。

 

なにか他の映画を引き合いに出せるといいんですが、今は思いつけません。

 

まあ、だから、この映画ならではの良さがあるんだと思います。

 

 

監督&脚本のキム・ヒョンジュ監督はこの作品1作しか監督してないようですね。

なんか、この監督さんの個性に合った企画があったらきっとまた傑作を作らはるに違いないと思うので、頑張ってほしいですね。

 

『超感覚カップル』はキュートな、可愛い映画です。

また観てみてください。

 

でわ、最後までありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パク・ボヨンの最新作 『君の結婚式』 (2018年)

 

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パク・ボヨンが主演した怖い映画

『京城学校:消えた少女たち』 (2015年)

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KAN-WOO / 関羽 三国志英傑伝 2011年

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公開中の韓国映画ですNEW

 

 

EXIT イグジット

映画『EXIT イグジット』 公式サイト

 

超・オススメです合格

絶対にスクリーンで観ておくべき名作ビックリマーク\(^o^)/ビックリマーク

 

※ パンフレットは820円ですね。

 

 

完璧な他人

映画 『完璧な他人』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは発売されてないそうです。

 

 

国家が破産する日

映画 『国家が破産する日』 オフィシャルサイト

 

※ パンフレットは800円です。

 

 

11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてますひらめき電球

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

※ のむコレさんの上映作品は上映回数が少ないので、シネマートさんのホームページでよくご確認ください。

 

 

そして、12月13日からこの映画が公開スタート!!

 

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班

映画 『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』 公式サイト

 

観に行きますビックリマーク

超・楽しみです音譜

 

 

 

‥…━━ *‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ * ‥…━━ *

 

 

 

你好・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、多謝ですキスマーク

 

現在公開中である『EXIT イグジット』(2019年)にかんする話ですが、観た人はご存知でしょうけど、エンディング・テーマはイ・スンファン(이승환)の「Super Hero」。

 

YouTubeで聴けますけど、私としてはCDも欲しい汗

でも、「Super Hero」が収録されているイ・スンファンのコンピレーション・アルバム『몽롱(朦朧)』(2008年)は現在、Amazonさんで3800円+送料350円で、ちょっと高いあせる

 

そんな中、さらに調べると、イ・ミンギ、イェ・ジウォン、リュ・スンス、イ・ウンソンが出演した2007年のKBS韓国ドラマ、『いいかげんな興信所』のサントラCDに「Super Hero」のオリジナル・バージョンが収録されていることが判明ひらめき電球

 

私はこうゆう時、しつこいですよ~。

 

『いいかげんな興信所』のサントラCDはAmazonさんで、送料込みで500円ちょっとの商品があるのを発見・・・買いました。

 

で、さらに気になったので『いいかげんな興信所』について調べると・・・これが思いっきりドタバタ系コメディなんですけど、さすがイ・ミンギくん主演なだけあって非常に私が観たい感じ( *ºρº)

 

観た方、おられますか~!?

 

Amazonさんで検索すると『いいかげんな興信所』のレンタル用DVD全8枚組(いわゆる「レンタル落ち」と呼ばれるジャケットとディスクのみで販売されている中古のブツ)が送料込みでもレンタル料金×8枚程度の価格・・・勢いで買ってしまいました。

 

今、『私の名前はキム・サムスン』(2005年)を観てますので(まだ5話です・・・遅いっ)、そのあとか、それよりも先になると思いますが、『いいかげんな興信所』も観ようと思います。

 

『EXIT』からここまで広がるのが凄い。

 

『いいかげんな興信所』・・・早く観たいな~( º﹃º` )

 

 

 

 

 

え~、本題です。

12月4日、この中国映画を観ました・・・カチンコ

 

ブロともさんのさんせんさんがオススメしてくれた3本のドニー・イェンさん主演作の最後の1作になります。

 

 

 

 

 

男なら「義」に生きろ!!

 

 

 

「赤壁(レッドクリフ)の戦い)」の数年前、敵の曹操さえも惚れ込んだ一人の武将がいた。

 

 

 

KAN-WOO / 関羽

三国志英傑伝

 


 

KAN-WOO / 関羽 三国志英傑伝
原題:关云长 / 關雲長
英語題:The Lost Bladesman
韓国語題:삼국지: 명장 관우

 

(2011年、中国映画、109分、G)


監督・脚本:フェリックス・チョン、アラン・マック
武術指導:ドニー・イェン
音楽:ヘンリー・ライ
撮影:チャン・チーイン

字幕翻訳:野崎文子

吹替翻訳:最上麻衣子


関羽 - ドニー・イェン(津田健次郎)
曹操 - チアン・ウェン(田中正彦)
綺蘭 - スン・リー(佐古真弓)
漢・献帝 - ワン・ポーチエ
孔秀 - アンディ・オン(日本語吹替:佐藤芳洋)
韓福 - ニエ・ユアン
孟坦 - ヘイ・ツー
卞喜 - イー・カイレイ
王植 - ワン・シュエビン
秦琪 - リー・ツォンハン
普浄 - ジョウ・ボー
劉備 - アレックス・フォン
荀攸 - ドン・ヨン
張遼 - シャオ・ビン
顔良 - チン・シウホウ

 

配給:日活

 


 

解説: 「三国志演義」に登場する劉備の部下の武将・関羽が主人公のエピソード「過五関、斬六将」を映画化した歴史アクション。劉備と敵対する曹操の捕虜になってしまった関羽だったが、曹操軍と袁紹の率いる軍勢が刀を交えた「白馬の戦い」で曹操を助け、勝利に貢献する。曹操は関羽を部下に引き入れようとするが、劉備の元へ戻ることを譲らない関羽の願いを聞き、6つの関所を手形なしに通れるよう手配する。晴れて劉備の元へ戻ろうとした関羽だったが、皇帝が関羽殺害の命を出したため、道中で幾度となく命を狙われることになる。主演は「イップ・マン」「孫文の義士団」など主演作が続くドニー・イェン。監督は「インファナル・アフェア」シリーズを手がけたフェリックス・チョンとアラン・マック。(映画.com

 

 

夢と影の如く はかなく

露と雷鳴の如く定まらぬ

それ人生なり

 

始まってしばらくして、私は気づきました。

これは最後から始まる映画だと。

 

そして、何とも言えない気分になりました。

そうゆう気分にさせる映画って、確実にいい映画でしょはてなマーク

 

なんか、久しぶりにホントにいい「最後から始まる映画」を観た気がします。

 

素晴らしいオープニングですね。

 

 

20年前、漢王朝は戦乱の世にあった

私 曹操はわずかな兵を率いて

各地の反乱を鎮め、漢帝国の安定をはかっていた

そこへ袁紹(えんしょう)が兵を挙げ

我が曹操軍に対抗してきた

 

敵の大将は顔良(がんりょう)

大軍を率いて白馬(はくば)城に攻め込んだ

 

長年いかなる大軍も少数で打ち負かし

常勝を誇っていた我々だが

我が兵は次々と敵の前に倒れ

我が武将たちの疲労は限界に達してきた

 

城は失っても良い

だが士気は、失うわけにはいかぬ

 

その頃、我が陣営には捕虜となった関羽がいた

名うての武将である

無敵と言われている男

 

そんな男を、私の持ち駒にできれば

形勢は逆転できると確信していた

次の一手で、必ず勝利を掴めると

 

しかしながらその駒は、劉備(りゅうび)のものであった

 

他人の駒を使うため、私は思考をめぐらせた

 

 

本来、敵である曹操に捕まっているけど、それが正しいと思えば曹操の軍の兵隊さんの手当もするし、曹操から頼まれれば戦闘にも参加して圧倒的な強さも見せる。

またいつ何どきでも礼儀は忘れない。

しかし、家来にはならないし、何があってもなびかない。

そんな忠義に厚い関羽とゆう人物と、彼に男惚れした曹操の話。

 

 

『三国志』とゆうものがあるのはさすがに私も知ってますが、それが歴史の書なのか、誰かが書いた物語なのかは知りません。

実在の人物たちが活躍した時代の歴史なんでしょう。

 

とにかく最初、三人の男たちが出会い、桃の木の下で義兄弟の契りを交わした・・・それがオープニングなのは、子どもの頃、ある夜、父がそこだけ寝物語に語ってくれたので、知ってます。

 

知らないものは知らないけど、私が初めて『三国志』の映画を観たのは間違いないです。

 

ですので、関羽と曹操も、その他の人たちも知らず・・・どういった関係なのかも知らずに観てます。

 

 

残念だったのは、この映画のキャストのほとんどが私に馴染みが薄い俳優さんで、またキャラの名前も覚えられず、ドニー・イェンさん演じる関羽と、曹操(チアン・ウェン)、綺蘭(スン・リー)以外の登場人物たちのことがそこまでわからなかったことですね。

 

しかし、2度観ることによって、1回目よりもグッと人物の見分けがつきましたけど。

 

曹操を演じたチアン・ウェンさんも知らない俳優さんだったんだけど、調べると『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)に出ておられて、「ベイズ・マルバス」ってキャラを演じておられるとか。

 

 

え~、この人だったんですか~!?\(◎o◎)/!?

 

いや、中国の俳優さんだとすら思ってもいなかったあせる

 

ドニーさんは知ってて観てたんですが・・・そうですか~、『関羽 三国志英傑伝』で共演されたお二人がそろって『スター・ウォーズ』に・・・でしたか。

 

チアン・ウェンさん、素晴らしい俳優さんです。

 

 

ひとしきり、知らないこと、わからないことを書きましたが、でも映画としてはわかるんですよ。

いや、ほんと、自分でもちょっとビックリするほど。

もちろん説明しろと言われたら無理なんですけど。

 

どうしても劉備の元へ戻りたい関羽に、曹操は帰らせてあげることにして、関羽が5つの関所を通行手形なしで通過できるよう部下に命じる。

関羽は劉備の婚約者、綺蘭を守りつつ帰るんですが、しかし、行く先々で命を狙われる。

 

 

さすがドニーさんの主演作だけあって、最初から最後まで魅力的なアクション・シーンが散りばめられていて、ぜんぜん退屈したりしませんね。

 

5つの関所の最初で襲ってくる孔秀(アンディ・オン)とのバトルが大興奮でした。

こっちが疲れるくらいやってくれるのが嬉しいですよね。

 

 

関羽と義兄弟の仲だとゆう韓福(ニエ・ユエン)の場面も素晴らしい。

ここ、目頭が熱くなるセリフです。

 

ただ、韓福の部下たちとのバトルは夜、室内なのでちょっと暗くてよく見えなかったかな。

 

もちろん、他のバトルも凄かったです。

一箇所、扉が閉まった向こう側で戦いが進んで、終わるまで観客に見せない場面がありますが、ああゆうのも好きですね~。

 

 

実は関羽は、劉備の婚約者、綺蘭を心密かに愛していて、綺蘭もそれを内心、知っている。

 

もちろん関羽のような人は、好きな女性と二人になったからといって自分の思いを表に出したりしないけど、実は薬を盛られてうなされるほど綺蘭に執着している(^_^;)

 

ストイシズムの極北に到達した男も、女への愛だけはどうにもできないのだった。

 

綺蘭を演じたスン・リー、イ・ナヨンを思わせる、目が大きい美人。

 

 

実は関羽と曹操と綺蘭と劉備(出てこないけど)は四角関係!?

 

ってほど関羽にこだわる曹操。

 

曹操は清濁併せ呑む人っちゅうか、だからこそ、あれだけ大勢の優れた家来がいる人なんでしょうけど、きっと関羽に憧れてたんでしょうね。

 

いわゆる、男惚れ(坂本冬美)ですなあ。

 

ええなあ、男はんは、腹のうち見せおうてからに、ほんま羨ましいわ。

こないなると女子はかもてもらわれへんさかい、寂しいわ。

ってヤツですか。

 

私思うに曹操は政治家的な人なんでしょうね。

だから目的は正しいんだけど、やり方は賛成できない気がする。

あのやり方では死ぬ人がハズレになってしまうもの。

 

関羽は、政治的な人じゃないですね。

でも、人柄が本当に尊敬できる。

人に優しい人なんですね。

そりゃ、戦いでは人を殺しますが、彼の人との接し方を見てるとね、自然と敬意をはらいたくなる。

 

だからこの映画の日本でのキャッチフレーズは「ニッポン人よ、今こそ、関羽に学べ!!ですけど、ホンマにそう思いますわ。

私も見習いたくなりましたよ。

 

でも、曹操もキライじゃないですね、ええ。

 

関羽は確かに理想に徹しとる。

でも、君のやり方じゃ世の中、そうは変わらんのや。

だから俺と一緒にやってくれよ、みたいな。

 

曹操、あんた、ホンマに惚れとったんやね~。

 

 

実のところ、今年はドニーさんの主演作品が続きまくったので、この『関羽』を観るのをちょっと躊躇してたんですよ。

 

この前は大傑作、『孫文の義士団』(2009年)も観てるわけだし・・・。

 

でも、結果として、また素晴らしい傑作を観たなあって感じでした。

 

作品の風格なら『関羽』の方が上かもしれない。

 

とにかく、かっこいい男の映画でした。

 

 

さんせんさん、本当に素晴らしい映画をオススメくださり、ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

でわ、今日も謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神なるオオカミ ジャン=ジャック・アノー監督作品 2016年

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晚上好・・・(^-^)ノ

いつも、太谢谢你了ですキスマーク

 

今夜は『私の名前はキム・サムスン』(2005年)の「第7話 マドレーヌ 失われた時を求めて」を観てたんですけど、今のところ、この第7話が一番、面白かったです。

あまりドラマを観てない私ですが、いいですね~、ドラマも音譜

 

 

 

さて、12月8日、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ流れ星

 

 

 

 

 

神なるオオカミ

 

 

神なるオオカミ
原題:狼图腾
フランス語題:Le Dernier Loup
英語題:Wolf Totem
韓国語題:울프 토템


(2016年、中国・フランス合作映画、121分)


監督・製作・脚本:ジャン=ジャック・アノー
原作:ジャン・ロン(姜 戎) 『神なるオオカミ(上下)』講談社
脚本:アラン・ゴダール、ジョン・コーリー、ルー・ウェイ
製作:マックス・ワン、グザビエ・カスターノ
撮影監督:ジャン=マリー・ドルージュ
編集:レナルド・ベルトラン
音楽:ジェームズ・ホーナー


キャスト
チェン・ジェン - ウィリアム・フォン
ヤン・カー - ショーン・ドウ
ビリグ - バーサンジャブ
ガスマ - アンヒニヤミ・ラグチャア


配給:ツイン



 

解説: 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」「愛人 ラマン」「スターリングラード」などの名作を手がけてきたジャン=ジャック・アノー監督がメガホンをとり、文化大革命により内モンゴルの草原にやってきた北京出身の知識人の青年が、そこで地元の民が神と崇めるオオカミと交流する姿を描いたドラマ。原作は、中国人作家ジャン・ロン(姜 戎)が2004年に発表した同名の自伝的小説。

文革期の1967年、モンゴル内陸部へ羊飼いの遊牧民たちに勉強を教えるため下放されたチャン・ジェン。そこで彼は、地元民が聖なる動物として崇めるオオカミについて多くを学び、その存在に魅了される。チェンは赤ん坊のオオカミを保護し、飼い慣らそうとするが……。

ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2016」上映作品。(映画.com

 

 

あれは1967年

文化大革命が始まって2年目

都会の学生は農村に〝下放(かほう)〟された

 

僕は〝知識青年〟として内モンゴル行きを志願

この混乱した時代に北京から逃れられ、胸が高鳴った

 

 

私の母はジャン=ジャック・アノー監督の『薔薇の名前』(1986年)が大好きで、おそらく生涯の10本に選ぶほどだと思うんだけど、じゃあ、ジャン=ジャック・アノー監督の作品を全部、観てるかといったら観てないと思います。

 

しかし、とにかく『薔薇の名前』を観ることを私に薦めてくれたのは母でした。

観た当時、私はショーン・コネリーもF・マーリー・エイブラハムも知らなかったと思います。

 

『神なるオオカミ』はジャン=ジャック・アノー監督にとって、中国の少数民族と漢民族との関係を描いた2番目の映画でもあります。

 

ジャン=ジャック・アノー監督のこれまでの作品 (IMDb)

 

ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー (1976年)

Coup de tête (1979年)

人類創世 (1981年) ★

薔薇の名前 (1986年) ★

子熊物語 (1988年)

The King of Ads (ドキュメンタリー、1991年)

愛人/ラマン (1992年) ★

愛と勇気の翼 (1995年)

セブン・イヤーズ・イン・チベット (1997年) ★

スターリングラード (2000年) ★

トゥー・ブラザーズ (2004年) ★

Sa majesté Minor (2007年)

Dior J'adore (ビデオ・ショート、2011年)

Day of the Falcon (別タイトル:Black Gold、2011年)

神なるオオカミ (2015年)

The Truth About the Harry Quebert Affair (TVミニ・シリーズ、2018年)

 

★ = 私がこれまでに観た作品。

 

 

うわ~、この記事を書くのは大変だ~あせる

 

ジャン=ジャック・アノー監督は・・・とにかく私にとって完成度の高い映画を作られる凄い映画監督って印象です。

だって観た映画、全部が好きだから。

だから『神なるオオカミ』も観る前からそうだろうと思ってました。

 

しかし、『神なるオオカミ』は中国とフランスの合作映画ですが、言われなければ中国の映画だとしか思えません。

あるいはモンゴルの映画のような・・・。

 

以前、モンゴルが舞台の『天空の草原のナンサ』(2005年)とゆう素晴らしい映画を観ましたが、その映画はドイツで映画を勉強したミュンヘン在住のビヤンバスレン・ダバー監督のドイツ映画。

もしかしたらモンゴルでは映画があまり作られてないのかもしれません。

 

『神なるオオカミ』を観た時、思いました。

ああ、『天空の草原のナンサ』と同じ風景だと。

 

『神なるオオカミ』と『天空の草原のナンサ』は別の映画なのに世界観は完全に重なってます。

 

 

音楽はジェームズ・ホーナー。

 

2015年に61歳で死んでしまわれました。

 

私の大好きな映画音楽を作られてきた方でしたので、死を悼む気持ちと、それから、もう新しい音楽を聴けないとゆう思いから、もったいない、としか思えません。

映画界は惜しい方を失いました。

 

ジェームズ・ホーナーは『薔薇の名前』の音楽も担当されていて、本当に素晴らしい音楽(DVDの音声解説によるとジャン=ジャック・アノー監督とこの映画で仲違いされたとか・・・後に仲直りされてます)。

 

 

原作はジャン・ロン(姜 戎)先生の『神なるオオカミ』。

中国でベストセラーになったそうで、日本でも出版されてます。

姜 戎先生が内モンゴルで過ごした11年間の経験を自伝的小説として著したものだそうです。

 

実は映画を観ていて「自伝的」なイメージを私も感じたのです。

それはとても人間らしい、若者らしい気持ちからです。

 

しかし、映画ではちょっと時間経過がはっきりせず、数年なのか10年以上なのか、わからないです。

 

 

北京の大学生チェン(ウィリアム・フォン)とヤン(ショーン・ドウ)はモンゴルの大草原にやって来る。

彼らはそこで地元の子どもたちに勉強を教えつつ、一緒に暮らすことになる。

 

けっこうすんなり溶け込んだ二人ですが、当時の中国の国家の体制がどうも、すごくこれまで長らく続いてきたモンゴルの人々の暮らしとはかけ離れていて、しかも上の人(牧場の主任のバオ)の意向で人びとは我慢さされてる感じです。

 

当時の中国の社会主義のあり方でしょうか、総じて「連帯責任」を強いられてるようで、それがなんだかイヤな感じ。

 

この映画は中国の作家の作品をフランスの映画監督が映画化した、中国とフランスの合作ですが、どうも当時の中国に批判的なところがあるように感じました。

もちろん、それだけではないんだけど、それがまた中国映画的にも私には思えました。

 

 

物語は様々な場面、様々な時間を取り出してつなげたような話なので、詳しくあらすじは書きませんが、なにか「かわいい赤ちゃんオオカミと人間たちとの交流」といった映画だと思って観ると、けっこう違うと思う汗

 

ズバリ、かなり残酷ですよ。

ある程度、覚悟はして観てたんですが・・・書きますね。

人間たちが赤ちゃんオオカミを殺す場面で、息を飲みました。

 

また、幾度もオオカミたちと人間の間でバトルになるんですが、そういった場面でも目を背けそうになるカットがありました。

ほとんど、それはオオカミたちに対してですが。

 

ただ、私の判断したところ、そういった残酷描写ではCGや精巧な人形や巧妙な編集が使われていると気づいたので、映画制作上、むごいことはなかったと断言できそうです。

 

世界で最も実績のあるカナダの動物調教専門家が撮影チームに加わり、2年間をかけてオオカミの群れを撮影に慣らすためだけに根気強く訓練した。
その後、厳しい自然環境下で1年6ヶ月に及ぶ撮影を敢行。構想から完成まで実に5年の歳月を費やした本作は、オオカミと通じ合うべく努力を積み重ねたスタッフの執念の賜物である

 

実際のモンゴルの風景の中で撮影されたオオカミたちの映像は、ホントにその言葉通りですね。

 

 

自然=オオカミ VS 文明=人間の映画でもあり、。モンゴル人と漢人の関係の映画もであり、ある青年の経験の物語。

 

都会から来た青年、チェンはオオカミたちに魅了され、また赤ちゃんオオカミのことを可哀想に感じたこともあり、シャオラン(小狼)と名づけた赤ちゃんオオカミを犬のように育てることにする。

犬のお母さんのおっぱいをもらって、それからごはんを与えて・・・。

 

隊長のビリグ父さん(バーサンジャブ)はチェンのすることを、神を奴隷のように扱っていると厳しく咎めます。

 

バーサンジャブさんは『レッドクリフ』2部作(2008~09年)にも出演されてるそうです。

 

チェンはモンゴルにおける様々なこと、その6千年の歴史を好きになり、畏怖しつつ心から愛しているのですが、しかし、全てを知ってはいないようでした。

 

実のところ、私もチェンと同じことをするかもしれません。

そうできないなら、ひどく心が痛んだでしょう。

 

でも、チェンがやったことはモンゴルの草原のバランスを崩すものでした。

 

 

原作者の姜 戎先生よると映画は原作と結末が違うそうです。

 

原作の結末は、私にはショッキングなものでしたが、しかし、その方が正しいのかもしれないと思いました。

 

その結末を知った時(私は原作を読んでません)、パク・フンジョン監督、チェ・ミンシク主演の『隻眼の虎』(2015年)を思い出しました。

 

私は、人間が触れてはならない世界があるんだと思います。

もう行くことはできない世界とゆうか・・・。

 

人はもう、自然と分かれて暮らした方がいいと思う。

『進撃の巨人』みたいに塀を作って人間はその中だけで暮らすとか。

 

今さら自然を操ろうとかコントロールしようなんて無理に思う。

もちろん、自然と親しみ、研究されてるような方が行かれるのはいいと思いますが・・・。

 

自然、特に野生のケモノと人間との交流を描いた映画は、どうしても矛盾が生じてしまうような気がしますね。

 

だから『トゥー・ブラザーズ』(2004年)の最後、エイダン・マクロリーは彼らトラたちに「許してくれ」と言ったんだろうし、それが監督の気持ちのように思えます。

 

 

最初に観た時、あの吹雪の中、オオカミたちがリベンジに来た時、アンヒニヤミ・ラグチャア演じる、人妻のガスマが慌てて太モモ丸出しになってるのに目を奪われるチェンに、なんで~はてなマークと思いましたが、その青年が「非常事態中にも女の足に目を奪われる」のがやたらリアルですよね。

だから私、これは実体験だと思いました。

 

けど、その後、夫を亡くしたガスマにチェンがプロポーズしたのは驚きましたよ。ガスマの夫が亡くなってまだ日が浅いように思えたので。

 

あれも何年とかかなり時間が経ってのことだったんでしょうね。

でもシャオランがあんまり大きくなってないんだよなあ~汗

 

 

ラストにかんしてはジェームズ・ホーナーの感動的な音楽もあって非常にジャン=ジャック・アノー的だと私には思えました。

泣きましたけどね。

 

全体的にやはり「映画」だと思いました。

これはドキュメンタリーではなく、創作だと。

夜のシーンのオオカミたちは特に、かなり作ったような感じがしました。

それがいいとか悪いとかではなく、やはりこれは映画だと。

 

でも、様々なシーンで世界の残酷(自然と文明の関係)を感じ、何とも言えない気分になりました。

特にオオカミたちの襲撃の場面、それからモンゴルの人たちと漢人の関係、特にチェンとガスマの関係に・・・。

 

なんだろう・・・恐怖と感動の両方を。


 

今回は字数足りなさすぎ汗

もっといろいろ書きたかったんだけど・・・中国のこととか。

 

とにかく、やはり素晴らしい映画でした。

私、この映画、超・気に入りました。

 

最近、グレタ・トゥーンベリさんの言葉、表情に感銘を受けましたが、その気持ちをより明確にしてくれる映画でした。

 

現実では、チェンが過ごした草原は最終的には砂漠になるかもしれないそうです。

だから姜 戎先生はもう、あの大草原に戻りたくないそうです。

 

 

忘れ得ぬ小狼(シャオラン)との思い出を胸に

チェンは本を書き上げた

 

狼たちの生きざまを描いたこの哀歌が

モンゴルの草原に、永遠に響き渡ることを願って・・・

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Le Dernier LoupLe Dernier Loup
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Wolf Totem /Wolf Totem /
 
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韓国映画 恋愛 2005年 ネタバレ

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12月13日からこの映画の公開がスタートしてます爆弾

 

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班

映画 『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』 公式サイト

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうです。

 

今年の6月末に亡くなられたチョン・ミソンさん。

 

出演された映画での演技が私も思い出深いです。

 

『殺人の追憶』(2003年)、『俺も行く』(2004年)、『母なる証明』(2009年)、そして『かくれんぼ』(2013年)といった作品のチョン・ミソンさんが印象的でした。

『八月のクリスマス』(1998年)のユ・ジョンウォンの元カノ役もありましたし、最高に怖い映画、『かくれんぼ』のミンジ役は本当に強烈だったと思います。

 

けんもち聡監督の2009年の映画、『今度の日曜日に』も観たい作品です。

 

ドラマではさらに多く出演されてるので、ドラマを観ておられる方々はもっとたくさんご記憶があるでしょう。

『雲が描いた月明り』(2016年)にも出ておられましたね。

 

まだまだチョン・ミソンさんの出演作はこれから観ていこうと思ってるんですが、追悼の気持ちを胸に、2005年のチョン・ミソンさん初主演の映画を観たくなりました。

 

12月9日、この作品を観ました・・・キラキラ

 

※ 最後までネタバレさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

恋愛 Love is a Crazy Thing

 

 

恋愛
原題:연애
英語題:Love is a Crazy Thing


(2005年、韓国映画、100分)

 

監督:オ・ソックン
脚本:ソ・シネ、ソン・ミノ
撮影:パク・サンフン
照明:イ・ドンソプ
音楽:ソン・ピョンジュン、キム・ボンス


出演:チョン・ミソン、チャン・ヒョンソン、キム・ジスク、ユン・ダギョン、オ・ユノン、チョン・インギ、チャン・ヨンナム、チュ・ジハン、チュ・ジフン、パク・チョングン、パク・サンギュ、キム・ヨンファン、ユ・ジェミョン、クァク・キドク、オム・オンナン、キム・スヨン(声の出演)、ソ・ジノン(声の出演)、ウ・ギホン(声の出演)ほか
特別出演:キム・ユソク(声の出演)、チ・デハン、ムン・サムファ ほか

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

ジャケットのイメージから「官能系」、「エロス系」のように思えましたし、ジャケット裏に書いてあるあらすじからはアダルトでセクシーな印象を受けました。

でも、単に官能、セクシーってエロ目的な映画なのか、それとももっとスジのある現実的なドラマなのかはわかりませんでした。

タイトルの『恋愛』からも内容を予測するのは難しいですし。

 

私としてはチョン・ミソンさんが主演ならそれでいい、とゆう気分でしたし、韓国の官能系、エロス系ならきっと気に入るだろうと思ってました。

 

 

キム・オジン(チョン・ミソン)は二人の男の子の母親だが、夫が作った借金のため、苦しい生活を強いられていた。

夫は投げやりになってしまい、酒浸りの日々を送っている。

 

この映画の中で夫の顔がハッキリ映ることはありません。

 

オジンは少しでも足しになればと在宅でできるアクセサリー作りと、「ユンジョン」とゆう名でテレフォン・クラブのアルバイトをやっているが、かかってくる電話はどれもいやらしく欲情した男たちからか、愚痴ばかりこぼしている男たちからのもので、彼女はうんざりしていた。

ただ一人、ある男性からの電話だけは普通に会話が楽しめるもので彼女も正直な気持ちを口にするのだった。

 

 

舞台は釜山・・・いつ見てもいい風景ですよね。

 

 

お金がないことで子どもたちには欲しいものを買ってやれませんが、オジンは息子たちに立派に育ってほしいと思っている。

 

 

長男のジナンはやや反抗期に突入気味ですが次男のジュナンはまだ幼く可愛い盛り。

 

 

そんなある日、テレクラのセンターと給料未払いのことでもめている時、ある女性が力になってくれる。

女性は食事でも奢ってと言い、二人はお店で話をした。

女性はオジンに目を閉じて、と言い、何が見えるか聞いた。

オジンは何も見えない、と。

 

女性はオジンにこう言うのだった。

「それがあなたの人生」

 

 

彼女、キム女史、マダムは名刺を渡し、よく考えて決心がついたら訪ねてくるようオジンに伝えた。

「今よりもやりがいのある仕事よ」と。

 

マダムを演じるのキム・ジスクさんは演劇畑の方のようで芸術監督を務めておられ、また成均館大学の教授でもあるそうです。

 

お金が入ったのでオジンはジノンに欲しがっていたインライン・スケートを買ってやりました。

 

 

オジンの借りている部屋の大家さん、ウンジュはオジンの友人でもあるが、彼女は子どもが欲しいのに恵まれていなかった。

 

 

ウンジュを演じるのはチャン・ヨンナムさん。

私の好きな女優さんたち、ミソンさんとヨンナムさんが共演していることだけで観る価値がありましたよ。

 

 

借金の取立ては激しくなり、夫はどうにかなりそうでした。

 

 

オジンは子どもたちのためにも・・・。

 

 

この仕事は思うほど楽じゃないわ

頑張らないとムリよ

いいわね?

 

 

オジンは自分から申し出て、その日のうちから「ユンジョン」の呼び名で働くことになる。

 

 

慣れない酒を飲み、子どもたちが待つ家に帰ってから嘔吐してしまう。

 

 

オジンに初めての世界で彼女は何をすればいいのかわからない。

 

 

マダムが誘ったのはルームサロンの仕事で、それは個室で男たちの接待をする仕事ですが、韓国映画・ドラマを観てるとよく出てくるでしょう。

実態として、その場からさらに、お金で男たちと夜を共にする形もあり、オジンはそこまではできないと躊躇する。

しかし同僚となったチヘ(オ・ユノン)はそんなオジンをなじる。

 

 

チョン室長からも「イヤでもしなきゃいけないことってあるだろ」と苦言。

 

室長を演じるのはチョン・インギさん。

パーマが似合ってない(;´∀`)

 

 

でも同じ仕事の仲間同士、連帯感もなくはない。

チヘとソンモ(ユン・ダギョン)は心配してくれたが、この夜、オジンは脂ぎった中年男の相手をすることになり、結局、娼婦呼ばわりされ、男に殴られることになった。

 

この仕事でイヤなこともできなければやめなさいとマダムもオジンを叱った。

 

なぜ、みんなが陽気だと思う?

自信からよ

うわべだけでも自信があるふりをしないと人生がつらいのよ

 

 

「もうガッカリさせません」と言ったオジンを、マダムは上得意の客のいる部屋に連れて行く。

 

 

遅れて一人の男が入ってきた。

 

 

「一ヶ月に車を3台も売る男」、輸入車販売会社の課長、チャ・ミンス(チャン・ヒョンソン)はルームサロンを利用する他の男たちとは違い、もの腰穏やかで紳士的な男だった。

オジンはその夜、ミンスとベッドを共にした。

 

チャン・ヒョンソンさんはいつも、(たとえ悪役を演じたとしても)知的なイメージ。

 

 

家に帰ると子どもたちの姿がなかったが、ウンジュが預かってくれていた。

ウンジュはオジンが(嘘をついて)勤めているとゆう飲食店に夫と行こうかしらと言い、オジンを慌てさせる。

 

 

オジンは夫に離婚を切り出し、あっさりと別れた。

借金取りはもう来なくなった。

 

 

ある時、客に呼ばれて行くと、それはミンスの指名だった。

彼はオジンが来るまで何度も女性をチェンジしたのだった。

 

 

ミンスは一緒に来た男にオジンのことを「僕の友人だ。この人に命令するな」と言ってくれた。

 

 

新しいカーテンを買ったわ。

それだけで部屋全体が明るくなったわ。

 

 

オジンはミンスの飾り気のない言葉と優しい態度に惹かれる。

 

大学入試に失敗し、むしゃくしゃして結婚したオジンだったが、それから子育てを頑張ってる間に恋する気持ちも忘れていたのかもしれない。

こんな仕事の中、彼女は心が華やぐのを感じた。

 

 

タチの悪い客に当たり困っている女性たちを海千山千のマダムは体を張って守ってくれた。

彼女は男たちの鎮め方を知っていた。

オジンは純朴で世間を知らない女だったが、この世界でやっていくことがどれほど大変かを知った。

 

 

子どもたちはウンジュが毎晩、預かってくれるようになっていた。

オジンがふと見ると彼らは本当の家族のように見え、自分がのけ者のように感じた。

 

 

化粧っけのなかったオジンだが日に日にメイクが濃くなっていく。

 

店のルールに反し、ユンジョン(オジン)だけが指名され、行ってみるとやはりミンスからだった。

 

 

この映画ではカラオケで歌うシーンが多いんですが、トロットでいいんでしょうか。

 

いつものようにオジンに優しいミンスだが、仕事の電話には彼も声を荒げることもあるのだとオジンは知った。

 

 

ミンスは急に用ができて行ってしまった。

 

 

マダムは刑務所に入っていた夫が出てくるから、チェジュ島に身を隠すのだとゆう。

戻れるようになったらまたあなたに連絡する、と。

 

 

例のタチの悪い男たちと暴力沙汰になり、ソンモは怪我をしたが、彼女のような仕事の女は人から同情はされない。

 

ここで、刑事の役でチ・デハンさんが出てます。

 

 

その夜、チヘは室長に、自分と結婚しないかと口にするが、チヘのことを好きだと言っていた室長のような男性でもチヘのような女とは結婚したがらないのだった。

一度、この世界に染まったら人は彼女たちをそう見るようになるのだ。

 

 

オジンは気持ちを晴らそうとミンスに電話した。

レストランで楽しく話していると、ミンスの知り合いの年配の男性が声をかけてきた。

彼はミンスにとって頭の上がらないような人らしかったが、オジンの体に視線をやる。

 

 

オジンはテレクラで知り合ったあの男性に、ミンスのことを話す。

恋人ではなく友達・・・片思いだと。

 

マダムは出所してきた夫に見つかり、酷い暴力を振るわれる。

 

 

彼女は夫を乗せた車を運転中、わざと事故を起こし無理心中した。

 

 

オジンが帰るとウンジュがいて、オジンの次男のジニョンを養子にしたいと提案する。彼女はオジンが軽い気持ちで口にした言葉を覚えていた。

オジンが断るとウンジュはこう言った。

「本業を知ってるのよ」

 

 

事務所にいるとミンスから呼び出され、オジンは彼の頼みに愕然とする。

この前、会ったミンスの学校の先輩を交えることを許してくれないかと。

そうすればミンスは先輩の力添えで独立できる。

 

それはオジンが考える恋愛ではなく、友達だと信じていたミンスの口からは聞きたくもない言葉だった。

 

 

オジンはミンスの提案を受け入れた。

「また友達に戻れないかな」と言うミンスにオジンは「ムリよ。もう戻れないから二度と会わない」と告げる。

 

 

ミンスは金を置いて出て行った。

 

 

オジンはジニョンを養子にとゆうウンジュの申し出を断った。

私にはあの子たちを幸せにする自信がある、と。

 

オジンは子どもたちにチェジュ島へ行ってみない、と言う。

ママとすごく仲のいい人がそこにいるから。

 

 

オジンは、いつかのマダムのように歌っていた。

 

いつも電話で話す男にミンスと終わったことを告げた。

不思議な愛だった。

最後の恋だと思ってドキドキしていた。

 

男は、生きてる限り、最後の恋なんてありえないさ、最後だと思っても、次の恋は少しだけ遅れて訪れるものさ、と言う。

そう考えた方が楽しいだろ?

 

彼は来週、出張で釜山の行くので、君と会いたいな、と言う。

そうなの、じゃあ会いましょう、と言うオジン。

彼が本名を聞いたのでオジンは言う。

オジンよ、キム・オジン。

 

 

最後までネタバレさせていただきました。

 

「バンジージャンプする」のチョン・ミソンが悶える衝撃作!!
夜の恋が続くのは日が昇るまで。幸せな結末を夢見る女が悪い・・・韓国の風俗ルームサロンを舞台に描く男と女の哀しき官能ドラマ

と、日本版DVDは紹介されていますが、どうなんでしょう、ちょっと違う気がしますが、官能ドラマの側面はあると思いましたけどね。

 

ルームサロンの現実はちゃんと描かれてるように思いましたし、そういった仕事の女性を男性が蔑む風潮ももちろん事実でしょう。

主婦がいきなり入っていくには強いためらいを感じる世界でしょうし、またその世界で働く女の強気、意地と辛さ、哀しみがすごくよく描かれてたと思えました。

 

接客業をやってる、あるいはやった女性は多かれ少なかれ経験されてるでしょう、たいした金も使わないのにとんでもなく傲慢で、人を人と思わない客(もちろん全員とゆうワケじゃなく)にすら他の方々と同じように対応しなければならない現実を。

ルームサロンで働く日々は、そんな人間たちの相手をしていく毎日でしょう。

 

職業に上下があってはならないはずなのに、あるのが現実です。

特に日本や韓国ではね。

 

そんなイヤな日々の中で、ふと出会った素敵な男性・・・彼とは客とホステスの関係だけど、体の関係もあり、どうしようもなく惹かれ、でも実はその彼ですら、出世のために自分の体を利用とするような男だった・・・って話自体はよくありそうですが。

 

しかし、この映画の結論は、地獄を見て、地獄に慣れた女がリセットされ、初めてまた恋愛してみようと思うようにもなる、とも解釈できるように思ったんだけど、どうですか。

だから「Love Is A Crazy Thing」っちゅう。

 

 

オ・ソックン監督はこの映画が3作目で、その後、監督作品はないようですが、1993年に日本のドラマのリメイク、『101回目のプロポーズ』を監督されてます。

『101回目のプロポーズ』はドラマや映画で、韓国・中国それぞれ複数回、リメイクされてますがオ・ソックン監督版が最初なのかもしれませんね。

 

『恋愛』にかんしてはくどいエロで行かず、淡々と、しかし強い情念とひたむきさを感じさせる作品だったと思います。

私はこの映画、好きです。

 

 

チョン・ミソンさんはおきれいでした。

映画の中では一番、美しかったんじゃないかなあ。

当時、32、3歳ですから熟女とゆうには若すぎる。

設定的にも若くして結婚して苦労して子育てしてきた女性の役だけど、実年齢よりも上の年齢を演じてる感じでした。

裸が映るシーン、ベッドシーンもありますが、監督が気を配ったのか、過剰ないやらしいみだらさとかは感じなかったですね。

でも、役を演じるチョン・ミソンさんからは色気が匂いたってました。

男性はきっと魅了されるでしょう。

 

 

今年7月に公開されたソン・ガンホやパク・ヘイルが出演する『わが国の語音(The King's Letters)』が遺作になるのでしょうか。

チョン・ミソンさんは昭憲(ソホン)王后を演じてます。

 

 

間違いなく日本でも公開されるでしょう。

皆さま、是非、観てくださいね。

 

チョン・ミソンさん、なぜ、死のうと思われたのか、私は知りません。

でも、私はこれからもチョン・ミソンさんの映画、そして韓国映画を観ていきます。

素晴らしい映画をありがとうございました。

どうか、安らかに。

 





 

 

 

 

 

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チョン・ミソンさんがソン・ジルさんと主演した2017年の作品

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怖い映画 アンナチュラル 2015年

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12月13日からこの映画の公開が公開中です爆弾

 

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

 

 

みょーちゃん劇団の韓国映画ネタ・・・面白い。

 

でも、違うな~。

 

さすがは本職のお笑いタレントさんたち・・・面白い。

 

でも、あえてゆうと、違うな~。

 

「細かすぎる」とゆうからにはね(`・∀・´)

 

 

 

え~、ホントはもっと書きたい映画があったんですが、時間もなくしんどいので今日はこの映画について書かせてもらいます。

 

12月16日、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラ足あと

 

※ 念のため、「怖い映画」です・・・UMAくん

 

 

 

 

 

アンナチュラル

 

 

アンナチュラル
原題:Unnatural / Maneater


(2015年、アメリカ映画、89分)

監督:ハンク・バクスタン
脚本:ロン・カールソン、アーチ・スタントン
撮影:マーク・カーター
音楽:エドウィン・ウェンドラー

ジェームズ・レマー
シェリリン・フェン
ロン・カールソン
クオリアンカ・キルヒャー
アレグラ・カーペンター
グラハム・グリーン
レイ・ワイズ
イヴァナ・コラブ
ステファニー・ホデス
グレゴリー・クルス
マーク・ホドス
ルーク・マルティーノ
ロン・マルティーノ

 

 

こんな映画を観る暇があったら韓国や香港の映画を観た方がいい、と自分でも思いますが、でも、ちょっと気分転換したかったんですよ。

フッとレンタルDVDさんで発見したこの映画、「もしかしたら」と思わせるものがあったのかもしれませんわ。

 

以前、ネットで「人喰い熊の怖さ」を検索しては、クマへの恐怖、憎悪を膨らましてた私ですが、ふと気づくとその気持ちも今は失せました。

 

ネガティブなことばっかり検索して読んでりゃ、そりゃネガティブな見方しかできず、キライにもなるでしょ。

それが人間の弱いところです。

 

ここ最近、観てた映画とかで、やっぱり自然が悪いんじゃない、人間が悪いんだと思ったんでしょうね。

まあ、結論やろうな。

 

だから人間はもう自然の聖域には立ち入らない方がいい。

自然とは距離を置くべきではありませんかはてなマーク

 


アラスカの森深く、イヤな感じの写真家が女3人を連れて、写真を撮影しに来たんですね。

で、ロッジにお世話になることになったんですが、ロッジはマーティンさんとアサバスカ語族のネイトとリリーがやってます。

やって来て早々、その夜のディナーの席ですでに差別っぽいことを平気で口にするいけ好かない写真家。

写真家と来た女2人はモデルで、後の1人はアシスタントかな。
アシスタントは写真家にこき使われてます。

まあ、パワハラですね。

モデルの1人、ブルネットの方は写真家の彼女です。

ブロンドの方はとにかく帰りたそう。

この女も「先住民の男キモイ」とか言うヤツ。

そして同じ頃、どこかの研究所で大きなケモノが脱走、学者の人たちを食い殺す。

女性の学者が1人、危ういところを逃げ出します。

 

次の日、写真家は女3人と無口なネイトさんを連れて撮影に行くんだけど、これ、絶対にここまで来ないと撮れない写真だったんでしょうか。

女2人にビキニ着せて毛皮をかぶらせて雪の中で立たせてるんですけど。

 

百歩譲って自分のアシスタントには大きな顔をしてもかろうじて許せるとして、手下でもないネイトさんにまで乱暴な言い方で命令するのはどうなんでしょう。

お前がはよ死ねと思ってしまいました。

 

と、そこにあるものが現れ、アンナチュラルな事態になり、1人、また1人と食い殺されていく。

 

まあ、日本版DVDのジャケットで思いっきりネタバレしてますのでね・・・言っていいでしょう。

「シロクマ」が襲ってきます。

が、このシロクマ、やはり普通のシロクマではない、アンナチュラル。

 

それは冒頭の研究所かどこかから脱走してることからも予想がつきますがね。

 

もっとネタバレしますが、シロクマはなかなか姿を現しません。

こういったタイプの「獣害ムービー」のお約束ですね。

「グルルルビックリマーク」とか「ハッハッ」とか唸り声や息づかいはすれど姿は見えず。

また画面も暗くてね。

 

けど、襲う時には襲ってきます。

 

で、後半、ちょっとずつ姿が見えるんですけど、これがCGとか本物のシロクマではなく、なんとなく着ぐるみ。

暗くてよく見えないんだけど、ちょっと大柄な男性が中に入ってる感じ・・・。

いや~、そこだけはちゃんとしてほしかったですね汗

 

だって、本物に見えないでしょ!?

なんか、思ってたよりも大きくないし・・・あせる

 

DVDのジャケット写真のシロクマと映画のシロクマは違いますよ。

もっとぬいぐるみっぽいですわ。

 

でも、結論として、私はこの映画、怖かったんですよ。

 

もう、森の中で何かが襲ってくるかもしれないって予感だけで十分に怖かったです。

また、いつ、どこで、誰が犠牲になるかわからないわけですし、そういった緊迫感もあります。

けっこうハラハラしてましたね。

 

シロクマも含めてクマに襲われた時どうするかはてなマーク

それを考えていますが・・・この映画の場合、ロッジの中のどこかに身を隠していたら、と思いましたね。

もちろん、銃があって、それを扱えれば、構えてて、撃つのもいいかもしれません。

 

と、文を書いててもやはり私は素人。

ガイドの方、地元の方に従うのが一番でしょう。

 

あ、でも、この映画のシロクマはアンナチュラルってことで研究の結果、できてしまった世にも恐ろしいバイオ・人喰いグマですので、まあSF的な存在でもあるでしょう。

映画を観ててもそうは思えませんでしたが。

 

でもね~、映画の最初の方でロッジのマーティンさんが

「人の血を好む巨大なクマ、「人喰いグマ(マン・イーター)」は普通のクマとは違うんだ。

私も怖い。

ヤツはクマの子ではなく復讐心から生まれた。

白人の手にかかった無数の動物の血から誕生した。

立ち上がると6メートル、牙とツメは刃物よりも鋭い」

とか言ってて、ネイトさんも

「マン・イーターは不死身だ。

無限の血が体を巡ってる。

犠牲になった動物と同じ数の人間を殺し続ける。

白人への復讐だ」

とか言って座を静まらせたりしてるんですよね~。

 

だから、この土地にはクマのモンスターが出るかもしれないとゆう伝説もあったのかもしれないけど、現れるのは「バイオ・人喰いグマ」なんですよね。

 

いや、エエ加減な話やと思いますよ。

だって「マン・イーター」の話って前半で観客をビビらせとかっただけでしょはてなマーク

シロクマと関連がないわけでしょ。

関係ない話してビビってたら別のシロクマが来るわけでしょ。

思い出すとしらけますねえ・・・。

 

ま、でもいろいろおかしいところはありますが、音とか雰囲気で怖がらせてもらい、私にはかなり怖い映画でしたよ(´∀`*)

 

いや、ほんと、シロクマが家の中に入ってくるのとか異常に怖い。

 

終わってみれば、な~んや~(´Д`)って感じの映画ですけど。

 

もうちょっと、なんか欲しいですね。

 

 

そんなことを知らずに借りたんですけど、この映画、キャストは豪華でしたよ。

 

ロッジのマーティンさんは、ジェームズ・レマー。

私は詳しくないけどジェームズ・レマーさんて名優ですよねはてなマーク

実際、この『アンナチュラル』でも演技は良かったと思うんですよ。

声がいいですよね~。


研究所から逃げてきた学者は、シェリリン・フェン。

シェリリン・フェンさんはこの前に、ブルース・デイヴィソン監督の『MONSTER モンスター』(原題:Bigfoot 2012年)って同じタイプの獣害系のTVムービーに出演されてるようですね。

しかもブルース・デイヴィソン監督ってあのブルース・デイヴィソンさんですよ。

それもなんか・・・観たいはてなマーク

 

マーティンさんたちと友達の無線を使うおじさんがグラハム・グリーン。

『グリーンマイル』(1999年)の死刑囚の1人で有名ですが、私は『翼をください』(2000年)の庭師のおじさん役がお気に入りです。

『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年)でも印象的でしたよね。

 

そして、何といってもクオリアンカ・キルヒャー!!

テレンス・マリック監督作、『ニュー・ワールド』(2005年)でポカホンタスを演じてコリン・ファレルと共演してた女優さんですよね。

 

あの時はホントに「みずみずしい少女」って感じでしたけど、すっかり大人になってました。

『ニュー・ワールド』・・・公開時に私、観に行ったんだけど、ホントに良かったんですよね~。

「スクリーンに吸い込まれそう」とはまさにあのことでした。

私はクオリアンカ・キルヒャーを見れただけで『アンナチュラル』を観た甲斐がありましたよ合格

 

クオリアンカ・キルヒャーの最新作は、12月25日に日本でもブルーレイ&DVDが発売される、『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』(2019年)で、「カワイラカ王女(Kawillaka)」を演じてるそうです。

 

『アンナチュラル』よりもずっと良さそうな映画に出てて、良かった。

 

 

実のところ、『アンナチュラル』の登場人物の中では私、ジェームズ・レマーさんとクオリアンカ・キルヒャーを応援してたんですよ。

 

写真家とモデル2名、それから科学者の女がホントにイヤなヤツらだったのでね。

 

写真家を演じてるのはロン・カールソンさんって方で、この映画の脚本も担当されてるようですね。

イヤな写真家を演じる人がいなくって、ああ、もう、わかった、じゃあ、私が演るビックリマークとかって感じだったのかなぁ~あせる

 

ロン・カールソンさんって映画プロデューサーでもあり、セルマ・ブレアの彼氏とか、なんとか。


『ツイン・ピークス』(1990年~)に出てたって話のレイ・ワイズさんって俳優さんも出てますが、最初と最後にちょっと出てるだけですよ。

撮影は一日ですんだことでしょうね。

 

 

撮影中のクオリアンカ・キルヒャーですね。

後ろの男性は映画に出てませんよ。スタッフさんでしょう。

 

今年はこのタイプの「B級パニック映画」をぜんぜん観てなかったので、なんか新鮮でしたね。

 

ビビリの私には十分怖かったし、観て良かったですよ。

 

この手の映画といえば、怒りグマさんですが・・・あ、やっぱりレビューしておられますねひらめき電球

 

「アンナチュラル」。。。

 

もっと詳しく知りたい方は是非、怒りグマさんのレビューを読んでくださいね。

 

でも『アンナチュラル』、オススメはしませんけどね汗汗汗

 

でわ、最後までありがとうでした、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チワワは見ていた 2012年 ショーン・ベイカー監督作品

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

 

12月13日からこの映画の公開が公開中です爆弾

 

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11月15日から「のむコレ」さんもスタートしてますひらめき電球

 

のむコレ3 Cinem@rt

 

でも、私、スケジュール上、なかなかのむコレさんの映画を観に行けませんあせる

上映回数が少ないんよね~(T_T)

 

もしかしたら、ほとんどもう観に行けないかもしれませんが皆さんビックリマーク

私の代わりにのむコレさんの映画を観てください!!

ヨロブン、よろしくお願いしますm(._.)mあせる

 

 

 

今日は、え~、米国と英国の合作作品だそうです。

 

12月17日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラしっぽフリフリ

 

 

 

 

 

 

 

チワワは見ていた

 

 

チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密
原題:Starlet

韓国語題:스타렛

中国語題:待绽蔷薇

 

(2012年、アメリカ・イギリス合作、103分)


監督・脚本・編集:ショーン・ベイカー
脚本:クリス・ベルゴーク
製作:ブレイク・アシュマン=キッパーベイサー、ケビン・チノイ、フランチェスカ・シルベストリ、パトリック・カニンガム、クリス・メイバック
製作総指揮:テッド・ホープ
撮影:ラディウム・チャン
美術:マリ・ユイ
音楽:マニュアル
音楽監修:ステファニー・ディアス=マトス


ドリー・ヘミングウェイ - ジェーン
ブーニー - スターレット
ベセドカ・ジョンソン - セイディ
ステラ・メイブ - メリッサ
ジェームズ・ランソン - マイキー
カレン・カラグリアン - アラシュ


 

半年くらい前かレンタルDVDさんで発見した映画で、ふとした予感でずっと観たかった映画です。

 

絶対にこれはいい!!って。

 

 

ロスアンゼルスはサンフェルナンド・バレーに一人の女の子が暮らしていました。

名前はジェニー。

前はフロリダに住んでたとか。

スターレット(♂)とゆう犬と一緒ですが、友達のメリッサと、その彼氏のマイキーが借りている家に、さらに間借りして住んでました。

 

 

マイキーはなんか、薬物の取引かなはてなマークで稼いでますが、あんまりさえた方って感じじゃない。

でも、比較的おとなしいかな。

メリッサは感情の起伏が激しい。

 

3人は暇な時、ゲームやりまくりで、まあ、大麻ですか、をやったりしてる。

 

ある朝、起きたジェーンは部屋の模様替えをしようと思いつく。

 

 

ジェーンは近所のヤードセールを回っていろいろ買って、あるおばあちゃんのところで花瓶に使うために魔法瓶を買った。

おばあちゃんは「返品不可よ」と言いました。

 

 

ところが帰って魔法瓶を花瓶に使おうとしたら、中から1万ドルくらいのけっこうな額のお金が出てきた。

あのおばあちゃんが隠したまま忘れたはてなマーク

 

ジェーンはネイルとかにそのお金を使う。

まあ、使いますわな。

ホンマはアカンねんけど。

 

でも、やっぱりアカンと思ってジェーンは結局、おばあちゃんのところに返しに行ったんですが、おばあちゃん、魔法瓶を返品に来たと思ってジェーンを手荒に追い返した。

 

 

メリッサにそれとなく、「質問。大金を拾ったとして・・・誰のかは知ってるけど持ち主は気づいてない。さて、どうするはてなマーク」と相談したジェーンだが、メリッサはなんか、鼻から吸い込んだりしてますね。

 

 

じゃあ、お金は遠慮なく使わせてもらうわ、と思いきや、ジェーンはおばあちゃんがタクシーで出かけたあとをつけて、タクシーには料金を払って去ってもらって、おばあちゃんを自分の車で送る。

 

で、おばあちゃんの家に入っておばあちゃんと打ち解けようとする。

が、おばあちゃんは見知らぬ女の子を絶賛警戒中。

スターレットはソファーにおふとんがかけてあるとすぐその上で寝たがりますね~(*´`)

 

おばあちゃんの名前はセイディ。

セイディの部屋にはエッフェル塔がぎょうさん飾ってあり、セイディはパリが好きなのだとゆう。

 

ジェーンは気まずく居座ったあと、自分の電話番号を渡し、またスーパーとかに出かける時には送り迎えしたげるから、と超不自然。

 

 

そして、セイディがビンゴ大会に参加すれば自分も行ってまた無理にでも会話。

これできっとセイディも気を許してくれただろう・・・と思ったが、そうはいかない(^_^;)

 

ここまでの「見ず知らずのおばあちゃんと無理に仲良くなろうとする」流れが私のかなり好きなコメディで、えらい笑いました(´∀`*)

 

で、ジェーン、車を買おうとしてますが・・・いやいやいや。

ええんかい(^_^;)

と思ったところでセイディから電話があって、車で送迎してもらってもいいわよ、みたいな。

 

で、セイディの庭でお茶してて、セイディの夫、ギャンブラーだったフランクは心臓発作で亡くなった、とか身の上話もしつつ、朝ごはんを一緒に食べる約束をしたけど、これが朝の7時半。

早っ。

 

 

ダイナーに来てる人も年配の人ばかり。

 

旦那さんが亡くなったあと、再婚は考えなかった、子どもはいない、とか何気ない話をしていく中で、少しだけ距離が縮まっていく二人。

 

 

で、またビンゴ。

セイディの楽しみはそれだけなのでね。

 

そういえば三ヶ月も亡くなった夫のお墓参りに行ってない、とセイディ。

 

そしてジェーンは、セイディがまだパリに行ったことがないのを知る・・・。

 

 

ジェーンを演じるのは文豪アーネスト・ヘミングウェイのひ孫でモデルのドリー・ヘミングウェイ。

 

私が思うに彼女の演技力は確かなのものだし、的確です。

 

アーネスト・ヘミングウェイ、何冊か本を読みましたよ。

漁に行ったおじいちゃんが釣った魚をサメに食われるのとか、山の上にある豹の死体を想像する夫婦の話とか、戦場で恋に落ちる男女の話とか。

まあ、わかったようなわからなかったような私の理解力でしたが。

 

もうずっと前に新聞でヘミングウェイの息子が人生に苦しんだ後に亡くなったって記事を読んだことがあってね、その時、もしかすると有名な作家の子どもであることは、幸せなことではないのかもしれない、と思った記憶がある。

私は時々、そんなふうに思いますね。

 

思うにドリーはひいお祖父ちゃんに会ったことはないんじゃないですかね。

 

ドリーのお母さんや叔母さんも女優さんだそうですが、叔母さんはもう亡くなられたそうです。

 

 

この映画は日本では劇場未公開で、DVDスルーなんですけど、日本版DVDのタイトル、ジャケットに書いてあるあらすじなんかは、残念だったと私は思います。

タイトルですでにネタバレしてるからです。

映画を観終えて、それだけは絶対にやめてほしかったと思いました。

 

あらすじもどこか的はずれで、ベストって感じじゃない。

とにかく、この映画を作った人たち、この映画に出た人たちからしたら、この邦題はイヤだと私は思いますね。

 

日本でのタイトルも『スターレット』で良かったと思いますよ。

そうだったらどんなに良かったか。

 

 

まあ、タイトルで書いてしまってるから書きますが、ジェーンとメリッサはいわゆるAV女優なんですね。

このこと、半ばで急に知った方が絶対にいいのにむかっ

 

映画では米国のAV事情が描かれてて、面白いです。

どんな会社で、どんな契約かとか。

きっとメリッサがジェーンを誘ったんだと思いますが、映画の中では二人とも恥じる様子はなく。

 

映画としてもAV業界を強く批判するって空気じゃないですね。

ただ、観てると哀しい気分にもなる。

 

途中でジェーンはAVのイベントに参加するけど、そこに来る男性たちが、何てゆうか、いかにもAVが好きそう・・・もっと言えばAVでしか女性と触れられないような感じで、そこでジェーンは彼らに明るく振舞うんですね。

男性たちにはどれほど嬉しかっただろう、と思うと、なんか世界がそう見えました。

 

逆にメリッサは不満から会社に怒鳴り込むんですけどね、その時のステラ・メイヴの演技が素晴らしい。

いかにもいそうな人。

 

後半ではジェーンとメリッサが凄まじい口喧嘩になるけど、そこも良かったかな。

 

Starlet - Official Trailer Music Box Films

 

 

ストーリーはもう書かないけど、ホントにいい映画でした。

 

いい映画だったなぁ~、本当にヾ(*´∀`*)ノ

 

もともとこうゆう映画が好きな私ですが、だからホントに良かったです。

 

どうって言われると困るけど、映画が、自分と同じ空気を吸ってるって感じなんですね。

自分とそう違わない人たちの映画ってゆうか、要は爆発とかカーチェイスとかカンフーとか地球の危機とか陰謀論とかがない、ごく普通の世界ってことかな。

 

ただ、変なきっかけで女の子とおばあちゃんが出会う、そんな話。

 

映画のほとんどはコメディっぽい。

かなり笑えます。

いや、これは人それぞれかな。

とにかく私は笑いました。

 

 

キャラの表情で笑いました。

 

ビンゴ・カード25枚買い占め事件と、「ジェーンもこれを使いたい時があれば、自由に使ってくれ。俺の構想では近いうちに2人が・・・ペアでショーをするんだ。名案だろ?」とマイキーがほざきたおすところ、最高っすよ\(^o^)/

 

 

撮影も素晴らしいと思います。

専門的なことはわからないけど、日光のあたたかさを感じた。

誰にでも陽は射す、って感じに思えました。

 

 

ジム・ジャームッシュの映画に出会って以後、アメリカのインディペンデント・ムービーに熱中して観ていた頃の気分を思い出しました。

 

あ~、やっぱり私はこうゆう映画が好きなんだなぁ、と思いました。

 

観ていてなんとなく思い出した韓国映画は、ポン・ジュノ監督の『ほえる犬は噛まない』(2000年)とシン・ドンイル監督の『僕たちはバンドゥビ』(2009年)・・・もちろん違う映画だけど、絶妙なオーディナリー感覚が近いと思います。

 

 

スターレットはブーニーって人が演じてます。

 

『チワワは見ていた』とゆう割にはけっこうウトウト、お寝むなようですが、この子がホントに可愛い(*´`)

 

おとなしいわんこで、柔らかそうなとこを見つけては座ってます。

ジェーンにナデナデしてもらうのも大好き。

ドリー・ヘミングウェイとの相性が抜群です。

 

この映画、だからわんこちゃん好きさんたちにも超・オススメです音譜

 

※ ただ、AVの撮影とか大麻を吸うとかの場面があるので、お子様とご一緒に観るとかは基本、やめておいてくださいね。

 

 

なんてゆうか、「わかる」映画じゃないかもしれません。

でも、私は全部わからなくてもぜんぜんいいと思ったし、その方がいいと思ってます。

 

最後、ある場所であることが判明します。

その時、ハッとさせられ、静かな感動を感じました。

 

それを知ってから観返すと、さらに深く観れると思う。

 

「starlet」の意味は①小さな星。② スターの卵。特に新進女優をさす。だそうです。

 

私思うに、この映画には「新進女優」が2人いた、ってことなんじゃないかな。

 

美しい題名やろうなはてなマーク

 

Manual  Keeps Coming Back  (Starlet 2012)

 

映画の中で流れて、最後にも流れるのはデンマーク出身のJonas Munkによるソロ・プロジェクト、マニュアルの「keeps coming back」です。

2002年のアルバム、『Ascend』に収録されてます。

 

だあああああッドンッ

金がないのに、アルバム買っちまったっ(>_<)

 

いや、ホントにいい音楽なんです。

映画を観たら誰もが好きになるはずビックリマーク




ショーン・ベイカー監督の映画を私は初めて観ました。

2000年くらいから映画監督、脚本家として活動されてるようで、まだまだ若い監督さんですね。

ルックスもいい感じの方ですね。

 

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)って作品が観れるので絶対に観たいと思います。

 

 

ベセドカ・ジョンソンさんは1925年10月5日、米国ミシガン州デトロイトで生まれた方で、出演作はIMDbさんによると彼女が85歳の時に出演した『スターレット』1作のようですね。

彼女は2013年4月4日に米国カリフォルニア州グレンデールで亡くなったそうです。

映画が公開された次の年ですね。

 

ベセドカ・ジョンソンさん・・・ホントに素晴らしい映画で、素晴らしい演技をされましたね。

知ってほしい、また一人、ファンが増えたってこと。

 

『チワワが見ていた』は素晴らしい映画。

 

まだ観てなかったら是非、観てください。

 

でわ、最後までありがとうでした、アンニョン☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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韓国映画 スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班 2019年 公開中

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2020年1月3日から公開スタートですドンッ

 

エクストリーム・ジョブ

映画 『エクストリーム・ジョブ』 公式サイト

 

 

 

2020年1月10日から公開スタートですドンッ

(2019年12月27日から先行公開もありますひらめき電球

 

パラサイト 半地下の家族

映画 『パラサイト 半地下の家族』 オフィシャルサイト

 

 

 

私も2作とも前売り券を買ってます。

観に行きましょうね音譜

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

この作品を観ましたよカチンコ

 

 

 

 

 

絶対に捕まえる ――。

 

 

 

スピード・スクワッド

ひき逃げ専門捜査班

 

 

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班
原題:뺑반
英語題:Hit-and-Run Squad

中国語題:飆風特警隊 / 逃组 / 肇逃計畫


(2019年製作、韓国映画、133分、G)


監督・脚本:ハン・ジュニ
脚本:キム・ギョンチャン
撮影:キム・テギョン
美術:チャン・グニョン
武術監督:ホ・ミョンヘン


コン・ヒョジン - ウン・シヨン
リュ・ジュンヨル - ソ・ミンジェ
チョ・ジョンソク - チョン・ジェチョル
ヨム・ジョンア - ユン・ジヒョン
チョン・ヘジン - ウ・ソニョン
ソン・ソック - キ・テホ
キー(キム・キボム) - ハン・ドンス
イ・ソンミン - チョンジェ
キム・ゴウン - ストレート・ヘア
ペ・ユラム - 探偵パク

 

 

映画 『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』 公式サイト

 

青森 シネマディクト 順次公開
東京 シネマート新宿 12/13~
群馬 シネマテークたかさき 順次公開
愛知 シネマスコーレ 順次公開
大阪 シネマート心斎橋 12/13~
兵庫 シネ・リーブル神戸 順次公開
福岡 KBCシネマ 順次公開

 

 

いきなり面白くない話からしてしまうけど・・・とても期待して観始めたんですが、後から来て前の座席に座った年配の男性がいきなりレジ袋をガサガサと音を立てて外で買ってきたお弁当(?)などかなりの量のものを食べ始めて、まずそのにおいが強い。

なんだったのか知りませんが、かなりきつくって不快でした。

 

そしてなんでそうする必要があるのかわからないけど、延々レジ袋をガサガサやってるんですね。

映画の前半ほとんど。

歯が悪いのか、咀嚼音もひどい。

 

私はそういった人は苦手です。

それで私の集中力が一気に下がってしまい・・・もう、ダメですね、そうなると。

映画を観てるって気分じゃない。

ほとんど、迷惑しつつ、ただ座席に座ってるだけって感じかな。

 

映画館でものを食べてはダメとは思いません。

でも周囲への配慮が必要だと思うんですよ。

みんな料金を払って観てるのだし。

 

見てるとその年寄りは、ホントに自分の部屋にいるような感じでしたね。

まったく他の人たちのことが見えてないようで。

年寄りの前に座っていたお客さんが迷惑そうに幾度か振り向かれてましたよ。

 

映画を観ながら私は、ああ、子どもだったら親御さんや先生、あるいは他の誰かに注意してもらえるのに、と思ってました。

もう、あそこまで年配の人だと、誰にも注意してもらえないし、自分で気づくこともない。

そのまま、一生を終えるのだなぁ、と。

 

ただ、その年寄りが知的障害の方だったりすることもあるかもしれないし、一概に強くは批判できないかもしれません。

 

そんなにメチャクチャ腹が立ったわけではないけど、映画館で映画を観る意味を考えてましたね。

それと、自分は絶対にああはならないでおこう、と。

 

年内にもう一回、のむコレさんの上映作品を観に行きたかったけれど、ちょっと映画を観る気持ちがダダ下がりなんで、それはやめておこうと決めました。

京都で『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(2019年)は観るかもしれませんけどね。

 

そういったわけで劇場で映画を観る時の集中力が、30%くらいになってしまったので、『スピード・スクワッド』のストーリーにかんしては、詳しくは書きません。

 

 

story


エリート警官シヨンの左遷先は、ひき逃げ専門捜査班。
個性豊かなメンバーと、未解決のひき逃げ事件を追う。
容疑者は、公道で暴走を繰り返す元F1レーサーの実業家ジェチョル。
“最速”に囚われた男は、漲る権力でさらに狂気を増していく―。


制御不能のスピード狂を追え!!
韓国映画史上最大最速の追撃戦が始まる!!


元F1レーサーのチョン・ジェチョルが会長を務める巨大企業JCモータース。本庁内部調査課のシヨンは、ジェチョルと警察庁長官との収賄事件を捜査していた。しかし、長官の圧力により、シヨンは捜査半ばで交通課のひき逃げ専門捜査班に異動させられてしまう。チームのメンバーは、シヨンと妊婦のウ係長、そして頼り無い巡査のミンジェだけで、捜査マニュアルも無い部署だった。しかし、ミンジェの事件に関する洞察力だけは認めざるを得ないものがあった。そんな中、シヨンは3ヶ月前に起きた未解決ひき逃げ事件の容疑者がジェチョルだと知る。シヨンは許可も取らずに捜査を進めるが、一方でミンジェも単独で事件を追っていた――。

 

 

「警察はルールを守る側で、犯人はルールを守らない。この映画は、ルールを守りながらも警察がどのように全力を尽くして犯人と格闘するかを描いた作品だ」(ハン・ジュニ監督)

 

『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』はハン・ジュニ監督の作品で、ハン・ジュニ監督の監督第1作目はキム・ゴウンとキム・ヘスが主演した『コインロッカーの女』(2015年)です。

 

『コインロッカーの女』、私も大好きです。

私の韓国映画ベスト30に必ず入る映画かもです。

 

『スピード・スクワッド』にはハン・ジュニ監督の作家性がよく出ていたように思えました。

 

『コインロッカーの女』がイ・ジョンボムの『アジョシ』(2010年)のようではなかったように、『スピード・スクワッド』はリュ・スンワンの『ベテラン』(2015年)のようではありません。

 

説明するのは難しいけど・・・とにかく『スピード・スクワッド』はハン・ジュニ監督の映画でした。

 

パンフレットにドキュメンタリー監督の松江哲明監督の「ジャンル映画の枠に収まらないハン・ジュニ監督の演出の魅力」とゆうコラムが掲載されてて、非常に納得なんですね。

松江監督が感心されたことは、私が『コインロッカーの女』が好きな理由でもあると思ったんですよ。

 

だから興味があったらまたパンフレットを買って読んでみてください。

 

 

収賄事件を捜査していた内部調査課が上からの圧力で解散させられ、コン・ヒョジン演じるウン・シヨンは交通課のひき逃げ専門捜査班に異動させられてしまうが、警察庁長官と癒着してる元F1レーサーだった巨大企業のチョン・ジェチョル会長が、3カ月前に発生した未解決ひき逃げ事件の犯人であることが判明、シヨンはお腹の大きいウ係長、そしてひき逃げの捜査で目覚しい手腕を発揮する青年、ミンジェと共に、絶対に捕まえる ―― って話ですね。

 

難しくないです。

わかりやすい映画だと思いますが・・・私、細かいとこまで理解するにはいたりませんでした・・・残念汗

ま、しょうがない。

 

そんなにコメディじゃなかったです。

暗いシーンが多かったし、起こることも怖いですよね。

 

最初の方の事故の捜査もいかにもリアルで私はちょっと怖かったですよ。

かっこよかったけどね。

 

とにかく今、仕事のことで相談した女性に対し、性犯罪を犯したジャーナリストの男性が、総理大臣と親密な関係であり、また現政権とも強く癒着してるがゆえに犯した罪をかばってもらっているかもしれない、逮捕を取下げてもらったかもしれないとの報道もあるわけですよね。

 

そんな悪質な犯罪が適切に取り沙汰にされない、見逃されてるって現状に私も本気で怒りを感じてます。

だから映画では正義がなされるのを観ていたいんだビックリマーク

 

 

私の大好きな女優さん、コン・ヒョジン。

 

ウン・シヨン役は働く女のハードボイルドなかっこよさがにじみ出てましたね。

また、信頼できる仲間ができていく過程もグッときました。

やってられっかビックリマークみたいにもなりつつ、でも正義を模索してゆく・・・。

 

コン・ヒョジンを初めて見たのは『火山高』(2001年)の剣道部の副主将か、『少女たちの遺言』(1999年)の女子高生だったと思いますが、私が好きな作品は『家族の誕生』(2006年)や『今、このままがいい』(2008年)ですね。

『女は冷たい嘘をつく』(2016年)の中国人女性の役も良かったなあ。

 

カメオ出演だった『Be With You  いま、会いにゆきます』(2018年)もあったけど、こうして主役の映画をスクリーンで観れて嬉しかったです。

 

『スピード・スクワッド』は私が観た17本目のコン・ヒョジンの出演作でした。

 

本当はのむコレさんで上映される『ドアロック』(2018年)も観に行きたいんだけどなあ・・・。

 

 

リュ・ジュンヨルくん・・・いや~、かっこよすぎやろ~ヾ(*´∀`*)ノ

 

かっこ悪いと見せといて実はかっこいいとゆうのがホントにかっこいい。

実は元「族」だったとの宇梶さんのような噂もあり・・・。

 

今年は『毒戦 BELIEVER』(2018年)もありましたが、2017年の『ザ・キング』から、リュ・ジュンヨルくん、ホントに凄いです。

 

確かにイケメンでかっこいいし、声も最高にいいんですよね~。

そしてさすがに演技が上手い。

 

あ~、ホントは『金の亡者たち』(2018年)も観に行きたいなぁ・・・。

 

 

現在公開中の『EXIT イグジット』(2019年)が素晴らしすぎて、おそらく日本の映画ファンの間でも評価ダダ上がりだろうチョ・ジョンソクさん・・・私もで大好きです、ファンですよ~(≧∇≦)

 

韓国では『スピード・スクワッド』の方が『EXIT』よりも公開が後なんですね。

 

で、『EXIT』のヨンナムが好きすぎるので、初の悪役にチャレンジした『スピード・スクワッド』のチョン・ジェチョルはどうなのかと思ってたんだけど・・・見事に、ぜんぜん違う人ですビックリマーク

やばいわ~、さすが凄いわ~(o゚□゚)oドンッ

これまでに映画史に登場してきた悪役の中でも抜きん出ている。

 

目が・・・怖い(>_<)あせる

 

ジョンソクさんの出演作ではあと、映画デビュー作の『建築学概論』(2012年)が早く観たいですね。

それと『麻薬王』(2018年)もいつか観れるのかなあ・・・。

 

 

この前に『完璧な他人』(2018年)を観たばかりなのに、またヨム・ジョンアさんが見れるなんて、なんて豪華なんだ、『スピード・スクワッド』!!

 

ヨム・ジョンアさんは、私が韓国映画にハマるきっかけになったキム・ジウン監督のホラー映画、『箪笥』(2003年)のキャストの一人ですので思い入れが強いのです。

 

しかし、出てきた瞬間、イヤなオヤジに暴力を振るわれて額から流血してるので泣きそうになりました。

警察の上層部が腐りきってる。

 

社会の腐敗を正すため、ヨム・ジョンアさん、頑張れ!!と思わずにはいられません。

 

 

ご存知、イ・ソンギュンさんの奥さま、チョン・ヘジンさんです。

 

『名もなき野良犬の輪舞』(2017年)や『黄泉がえる復讐』(2017年)でもかっこいい警察の人を演じてました。

私のオススメには凶暴な娼婦を演じた『ジャングルジュース』(2001年)もあります。

 

いや、こうして見ると韓国の女優さんも全員、好きですね(´∀`*)

 

チョン・ヘジンさんが演じるウ・ソニョン係長、実はユン・ジヒョンと同期らしいのですが・・・後半で超・カッコイイ「対峙」がありましたよね。

 

 

SHINeeのKEY(キム・キボム)くんはあまり出番がなかったですね。

ちょっともったいなかったです。

もっと活躍しても良かったのになあ~。

また今後の映画出演に期待です。

 

 

ソン・ソックさんは、これまでに映画は『愛のタリオ』(2014年)、そして『Black Stone(블랙스톤)』(2015年)に出ておられたそうなんですが、私は知りませんでした。

ドラマはまた出ておられるようです。

 

『スピード・スクワッド』でソン・ソックさんが演じられたキ・テホはコン・ヒョジン演じるシヨンの彼氏さんで、けっこう彼女に振り回されてますね。

一番、笑える役だったんじゃないでしょうか。

好印象でした(´∀`*)

 

 

イ・ソンミンさんは・・・リュ・ジュンヨルくん演じるソ・ミンジェのお父さんの役ですね。

それ以上は申しません(^_^;)

 

イ・ソンミンさんが出てくる時、韓国のホントに庶民的な家の庶民的な夕ごはんの光景があるんですが、なぜか私デジャブを感じてしまいました。

いつか、見たような・・・。

 

もっと近未来都市ソウルで未来の車がブッ飛ばす映画だと思ってたので、その意外なあか抜けなさがギャップで、非常に面白かったです。

 

イ・ソンミンさんの役作りもホントにいそうな自動車修理工場のおじさんって感じで、また泣かせるんですよね~。

 

 

パンフレットは720円(税込)です。

 

・ イントロダクション

・ アバウト・ザ・ムービー

・ プロダクション・ノート

・ コラム 松江哲明(ドキュメンタリー監督)

・ キャラクター&キャスト

・ スタッフ 監督 ハン・ジュニ

・ 作品データ

 

ちょっと薄いけど写真は多いですね。

是非ビックリマーク

 

 

もっと軽快なカー・アクション映画だと予想してたけど、意外と重く、奥ゆきのある作品でした。

 

原題の『ペンバン』の意味はちょっとわからない汗

私は英語題の『ヒット・アンド・ラン・スクワッド』もかっこいいタイトルだと思うけど、『スピード・スクワッド』、後半はさすがにその邦題に恥じぬスピードぶりでした。

自動車モノにそこまで思い入れのない私ですら、興奮しましたよ。

 

そしてエンドロールが始まっても席を立たないでくださいねひらめき電球

あ~、言いたい~(>_<)

でも、内緒。

うわ~、ある人が・・・いや、言いません(^_^;)

 

はい、おそらく続編があるんでしょう、これはビックリマーク

 

私にとって、映画鑑賞としては、今年最悪だったと思いますけど、映画そのものは間違いなく素晴らしいです。

 

是非、皆さまは劇場でお楽しみください!!

 

今回の記事は上手く書けなかったわ~あせる

そんな記事を最後までありがとうさんでした、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハン・ジュニ監督の1作目、『コインロッカーの女』は現在、Amazonさんで1000円以下ビックリマーク

シネマート心斎橋さんでも売ってます。

 

 

韓国映画 七年の夜 2018年

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうございますキスマーク

 

 

 

公開中です爆弾

 

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班

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2020年1月3日から公開スタートですドンッ

 

エクストリーム・ジョブ

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2020年1月10日から公開スタートですドンッ

(2019年12月27日から先行公開もありますひらめき電球

 

パラサイト 半地下の家族

映画 『パラサイト 半地下の家族』 オフィシャルサイト

 

 

 

 

 

年末年始に向けて、記事を書き溜めておこうと思ってたんですが、どうも書けないので年末年始はあんまりブログを更新しないと思います。

その分、皆さまのブログにお邪魔させていただけたらいいかな、と思ってます。

 

 

 

現在、報道されている元TBS報道局記者による性犯罪事件ですが、東京地裁での判決を知った時からむしろ、私は自分の怒りが深まった気がします。

 

しかし、Yahoo!ニュースのコメント欄を調べると、今は被害女性を讃え、応援するコメントが増えているように感じました。

この事件が不起訴になった頃(2016年7月あたり)には、凄惨を極めるほどに被害女性への誹謗中傷、罵詈雑言、悪意に満ちたデマ、そして性犯罪被害者への浅はかな誤解で溢れていたものでした。

 

私は今でもYahoo!ニュースのコメント欄は何も信用できないし、あまりにも下品な意見ばかりなので世論と呼ぶに値しないと思いますが、以前、被害女性の方を罵り、嘲っていた人たちが心変わりしたのかな。

それもまたいい加減すぎる話です。

 

性犯罪と、性犯罪の被害と告発とその戦い、それを映画で語るならジョナサン・カプラン監督の『告発の行方』(1988年)が適切なように思います。

 

今の私には書く志がまだ足りないし、書けるほどの力もないと思うんだけど、映画ブロガーの方々に今こそ書いてほしいです。

 

 

 

先日、身内の忘年会があったんだけど、年のせいかお酒がもう飲めなくなったなあと思いました。

酔うとゆうよりも胃が小さくなったのか入らないんですね。

まあ、その方がいいかもしれませんね。

 

 

 

12月18日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

七年の夜

 


七年の夜
原題:7년의 밤
英語題:Seven Years of Night


(2018年、韓国映画、123分)


監督・脚本:チュ・チャンミン

脚本:イ・ヨンヨン、キム・ユピョン

原作:チョン・ユジョン 『七年の夜 』(Woman's Best 韓国女性文学シリーズ3)
助監督:チェ・ジェヒ
撮影:ハ・ギョンホ
照明:シン・テソプ
音楽:ク・ジャワン、パク・チマン
美術:イ・ジェソン
武術:ホ・ミョンヘン、チョン・ジングン


出演:チャン・ドンゴン、リュ・スンリョン、ソン・セビョク、コ・ギョンピョ、イ・レ、タン・ジュンサン、ムン・チャンギル、チョン・ソギョン、チェ・グァンイル、ウ・ミファ、チョン・ジュノン、チョン・インギョム、イ・サンヒ、ユ・スヌン、キム・ジョンパル、ソ・ヒョヌ、ソン・ビョンスク、ヨ・ムヨン、チョン・ベス、シン・ヒョンビン ほか
声の出演:イム・ジヒョン
特別出演:ムン・ジョンヒ

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


解説: 「王になった男」のチュ・チャンミン監督が、チョン・ユジョンの同名ベストセラーを映画化したサスペンスドラマ。

偶発的な事故で少女を殺してしまったヒョンスは、隠蔽のため遺体をセリョン湖に投げ捨てる。しかし遺体は間もなく発見され、少女の父親である大地主ヨンジェは必死で犯人を捜しはじめる。やがてヒョンスが犯人だと知ったヨンジェは、報復のためヒョンスの息子を湖に沈めようとするが……。

ヒョンスを「7番房の奇跡」のリュ・スンリョン、ヨンジェを「ブラザーフッド」のチャン・ドンゴンがそれぞれ演じた。「のむコレ2018」(18年11月3日~、東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。(映画.com

 

 

この『七年の夜』も、ちょうど去年の今頃に開催されてた「のむコレ2018」さんで上映された作品でしたが、私は結局、観に行かなかったんですね。

 

DVD鑑賞で観終えて、劇場で観ておけば良かったかなあ・・・と思いましたけどね、でも今は、またちょっと劇場で観ることから気持ちが離れてますね。

やっぱり私は家で観る方がいいのかもしれません。

 

でも『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(2019年)、そして『エクストリーム・ジョブ』と『パラサイト 半地下の家族』は劇場で観ますけどね!!

 

 

巨大なダムのあるセリョン村。

セリョン(イ・レ)とゆう少女が行方不明になり、捜索の末、湖から遺体が発見される。

少女の体には虐待をにおわせる痣があったが、少女の父親、オ・ヨンジェ(チャン・ドンゴン)が村の人たちから「院長」と呼ばれる歯科医で、村の土地の大部分を所有し、いくつも病院を経営している有力者であったため、警察も迂闊に事情を聴取することもできない。

 

ダムの警備として勤め始めたばかりのチェ・ヒョンス(リュ・スンリョン)は妻との不仲、そして財政事情に苦しんでいたが、父親として一人息子のソウォンを可愛がっていた。

ヒョンスは少年時代に父の家庭内暴力に苦しめられた過去があり、自分はそうはなるまいと思っているのだが・・・。

 

ヨンジェは娘セリョンを殺めた人物を独自に調べ、ヒョンスが犯人だと確信する。

彼は娘のためにヒョンスへの復讐を企てるのだった。

 

 

この映画は韓国の人気作家、チョン・ユジョン先生の『七年の夜』の映画化で、『七年の夜』は日本でも「韓国女性文学シリーズ」の1冊として翻訳され出版されてます。

もちろん私は読んでないけど、映画を観てから本のレビューに目を通させていただいて、これはきっとホントに凄い小説に違いないと思いました。

韓国はあまりミステリー小説が出版されず、むしろ日本の作品の方が人気だとの話もありますが、でも映画を観てる限りではそうは思えません。

優れた脚本のミステリー映画が多いですからね。

 

とにかく私は原作の『七年の夜』を読んでませんが、映画は観ないけど本は読むって方は、読まれてはいかがでしょうか。

 

チョン・ユジョン先生の作品は他に、『種の起源』も出版されてます。

 

 

う~ん、重いな~、暗いな~汗

観てて苦しいな~汗

 

話が現在と七年前を行き来しますが、それで真相がわかっていくることにゾクゾクくる面白さがあります。

現在の状況からなんとなく七年前に何が起こったのか、人物の関係もわかってくるけど、そうであってほしくないって気持ちや、こう終わってほしいって気持ちが心に浮かびましたね。

 

チャン・ドンゴンが演じたヨンジェの内面がわかりにくいとゆうか、まあ、まず、このヨンジェの気持ちがわかりにくいですよね。

おそらくその性格のせいで妻との関係も悪化し、しかも幼い娘にも虐待を加える・・・そして、どこか歪な恨みを抱き、復讐を遂げようとする・・・そんな人物なので。

でも、映画を観てるうちにわかってくるように思います。

 

説明するのが難しいなあ~。

私には荷が重いよ~(>_<)

 

まあ、私が感じた範囲で書かせてもらいます。

無理に結論を出すこともないしね・・・汗

 

観終えて、私が思い出したのは、話は違うけど、クリント・イーストウッドが監督した『ミスティック・リバー』(2003年)でしたよ。

これは連想する人が多いんじゃないですか。

そう思います。

 

それと、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『プリズナーズ』(2013年)も重なるところもあるように思えました。

 

 

3人の主人公って感じに思いました。

 

チャン・ドンゴが演じるオ・ヨンジェ、リュ・スンリョンが演じるチェ・ヒョンス、そして、 コ・ギョンピョが演じるヒョンスの息子、ソウォン。

 

現在の時間ではヒョンスは刑務所の中にいて、ソウォンは殺人者の息子として罵られ、蔑まれている。

これはいかにもありそうなことです。

現実にも、それで命を絶つ加害者の家族の方々もおられるでしょう。

 

そんなソウォンを、少年時代から面倒を見てきたスンファンをソン・セビョクさんが演じてますね。

スンファンは刑務所の中のヒョンスに面会に行き、話をする・・・。

 

このスンファンがまたグッとくるキャラなんですよね。

スンファンのセリフに私は泣きました。

 

亡くなった少女のための〝魂拾い〟の儀式の場面でムーダン(巫堂)の役で怖い顔のチョン・インギョムさんも出演してました。

〝魂拾い〟の儀式のようなホラーっぽいシーンがあると、またちょっと怖くなるんですよね。

 

ドンゴンさんもスンリョンさんも、そして大人になったソウォンを演じるコ・ギョンピョさんもさすがでしたね。

特にコ・ギョンピョさんはこれまで観た映画の役とはぜんぜん違ってたので・・・めっちゃ新鮮な感じでしたよ。

 

やはり私はヒョンスと、息子ソウォンのドラマに感動しましたね。

 

子ども時代のソウォンを演じたタン・ジュンサンの、あの年頃の変声期の声なんて、それを聴くだけで涙を誘われますわ~。

 

 

脚本も担当しているチュ・チャンミン監督・・・『七年の夜』以前の作品で日本でDVDがリリースされてるのは『拝啓、愛しています』(2010年)とイ・ビョンホン主演の『王になった男』(2012年)の2作ですね。

 

私はまだ『拝啓、愛しています』は観てないんですが、『王になった男』には強く感動しました。

 

 

ややこしいし、あいまいに感じる場面、描写も少なくないかもしれないけど、不思議と私にはよくわかる映画でした。

私に合う映画だったと思いました。

 

おそらく観客の多くはヨンジェにもヒョンスにも共感できないのかもしれないけど、私は二人の中に人間の隠された本性や根本を見たような気がしました。

 

妻や娘を愛してなかったようなのに娘の復讐に執念を燃やす男、人の命を奪ってしまうのに自分の息子の命を必死で救おうとする男。

二人がそうなってしまうことが、お互いのやったことがきっかけなのも、世界の関係を見ているように思いました。

ん~、なんて言えばいいのか・・・見方によっては、人が陥る境遇って、やっぱり人間同士の関係が原因なんじゃないですか。

人が集まり、社会の中で生きていくとすると、こういった関係からは逃れられないとゆうか・・・戦争や紛争もそうだし。

 

映画だから距離も感じますけど、案外、ヨンジェやヒョンスのような立場に陥らないとも限らないんじゃないですか。

 

難しいな~あせる

書けへんわ~、上手いことあせる

でも、もっと伝えたいんですけどね~(o´Д`)=з

 

誰が悪役、誰が善人とか分けて考える映画でないのは当然としてですがね。

 

映像や音楽、演出、もちろん俳優さんたちの演技、そして作品のムードが好きでした。

だから韓国映画が好き、ってゆうかね。

そして作品が伝えるテーマも、私には心動かされるものでしたね。

ボキャブラリーが貧困なので上手く書けないのですがあせる

 

ただ、最後、かすかに肯定的な何かが残る結末だったと思いますよ。

 

 

『七年の夜』、すごくいい映画だと思います。

でも、気の滅入る映画だから、あまりオススメもできないけど、まだ観てないなら観ていただきたいですね。

 

でわ、最後までどうもです、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゆきをけって~そりはすすむ~のはらこえて~もりをこえて~音譜

 

皆さま・・・メリクリですベルクリスマスツリーベル

 

クリスマスベル・‥…━━★☆★Merry Christmas★☆★━━…‥・クリスマスベル

 

메리 크리스마스キラキラジンジャーブレッドマンキラキラ

圣诞快乐キラキラサンタキラキラ

 

カラ~ンコロ~ンカラーンコロ~ン・・・(鐘の音)・・・ベル

 

皆さまに幸せが訪れますよう・・・ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*

 

 

 

クリスマスベルトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイトナカイクリスマスベル

 

 

 

 

 

なにか、クリスマスの映画について書けたら小粋なのですが・・・思いつけないあせる

 

映画としてはやっぱり、『ラブ・アクチュアリー』(2003年)が一番かと思うんだけど、韓国映画にも聖夜に超高層ビルで大火災が発生する『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(2012年)もありますし、クリスマスとはほとんど関係のない『八月のクリスマス』(1998年)もありますし、温泉街でおまわりさんとヤクザがイガミ合いまくる『チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス』(2004年)もありますし、『達磨よ、ソウルに行こう!』(2004年)や『ハーモニー 心をつなぐ歌』(2010年)もクリスマスにまつわる映画と言っていいかもしれないし、私はまだ観てないけど故パク・ヨンハさん主演の『クリスマスに雪が降れば』(1998年)やソン・スンホン主演の『ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて』(1999年)もありますよね。

 

これを書くために調べてたら、『クリスマスに雪が降れば』か『ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて』を観ておけば良かったなぁ~あせるって思いました。

そしたらいい記事が書けたかもしれないのに・・・バカ!!

 

 

 

そんな感じでクリスマスとは何の関係もない映画について書かせていただきますが、12月20日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

ロング・グッドバイ

 

 

ロング・グッドバイ
原題:The Long Goodbye

韓国語題:긴 이별

中国語題:漫长的告别

仏語題:Le privé


(1973年、アメリカ映画、111分)


監督:ロバート・アルトマン
脚本:リー・ブラケット
製作総指揮:エリオット・カストナー
製作:ジェリー・ビック
原作:レイモンド・チャンドラー

撮影:ビルモス・ジグモンド
音楽:ジョン・ウィリアムズ


フィリップ・マーロウ - エリオット・グールド

アイリーン・ウェイド - ニーナ・バン・パラント
ロジャー・ウェイド - スターリング・ヘイドン
マーティ・アウグスティン - マーク・ライデル
ドクター・ヴァーリンジャー - ヘンリー・ギブソン

ハリー -  デビッド・アーキン

テリー・レノックス -  ジム・バウトン

モーガン - ウォーレン・バーリンジャー


配給:United Artists

 

 

当時のポスターでしょうか。

カッコエエですよね~合格

 

 

ネコが違う、ネコがあせる


解説: 私立探偵フィリップ・マーロウはメキシコに行くという友人ハリーを車で送った翌日、警察に連行される。ハリーの妻が殺害されたのだ。しかしメキシコでハリーが自殺したことが伝えられ、マーロウは釈放される。その後、マーロウはアイリーンという女性から作家である夫を捜してほしいと依頼されるが……。レイモンド・チャンドラーの推理小説を、鬼才ロバート・アルトマンが映画化。監督アルトマンとエリオット・グールドのコンビが独特のマーロウ像を生み出している。(映画.com

 

 

この映画の存在を知ったのは10年かそれくらい前だと思いますが、観たいのを我慢してたんですね。

とゆうのも、レイモンド・チャンドラーの原作、『長いお別れ』(1953年)を読んでから観たかったんですよ。

 

レイモンド・チャンドラーって読んだことないんですが、評判を知って、読んでみたいなあと思ったんです。

 

でも、そうこうしてるうちに結局、ぜんぜん読まなかったし、だからもう、原作にそこまでこだわらずに映画を観てみようと思ったんですね。

 

 

いきなり夜の3時に猫に急かされてアタフタとごはんの用意を始める私立探偵、フィリップ・マーロウ・・・かっこよすぎます(´∀`*)

 

ご近所の乙女集団のおつかいも快く引き受けるいい人ぶり。

 

 

深夜にネコのごはんを探して右往左往する私立探偵ほど、この世にかっこいい存在もない。

 

しかもカレー印のキャットフードでなかったために、(缶の中身を詰め替えてごまかそうとしたが)違いのわかるネコちゃんから突き返されるビックリマーク

 

この冒頭だけでハートわしづかみです音譜

 

 

エリオット・グールド・・・かっこええですわ~。

 

エリオット・グールドの映画は昔、テレビでやっぱりロバート・アルトマン監督の『M★A★S★H マッシュ』(1970年)って映画を観たけど、あまり好きになれなくって、しかもどの役がエリオット・グールドか、わかってない汗

 

それと、やっぱりロバート・アルトマン監督の『ザ・プレイヤー』(1992年)ってサスペンス映画もテレビで観て、この作品は気に入った覚えがあるけど、やっぱりエリオット・グールドがどの役を演じてたのかはわかってないあせる

 

『ビッグ・ヒット』(1998年)や『アメリカン・ヒストリーX』(1998年)も観たけど・・・やはり顔が思い浮かばない(^_^;)

 

ってなんか失礼ですけど、そんなつもりじゃないのです汗

 

と書いてるうちに思い出して、『ビッグ・ヒット』をまた観たくなってきました。

あの映画は「カンフー映画」なのだろうかはてなマーク

非常に面白かった記憶がある・・・。

 

しかし、『オーシャンズ』シリーズ(2001~2018年)のルーベン・ティシュコフ役はよく覚えてます。

映画も良かったしね・・・。

 

 

ルーベン・ティシュコフ・・・この方ですね。

いや~、ダンディズムです、カッコエエ。

 

 

留置場の中でフィリップ・マーロウに話しかけてる人は「Bill」こと、デビッド・キャラダインだそうですね・・・ぜんぜん気づかなかったけど。

 

レイモンド・チャンドラーの本を1冊も読んでないし、「ハードボイルド」って言葉の意味もよくわからないんですが、映画のムードとフィリップ・マーロウのキャラが最高です。

 

それだけでもう観た甲斐があったって感じでした。

 

1970年代のロサンゼルスが舞台ってことでそこはかとなくトム・ウェイツの風味も漂ってますし・・・。

 

フィリップ・マーロウがヘビースモーカーってことも、らしいですよね。

 

やっぱり私はアメリカの映画は1970年代の作品が好きです。

 

『ロング・グッドバイ』が公開された年の7月、香港ではブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』(1973年)が公開され、大ヒットしたわけですね。

 

 

ロバート・アルトマン監督の映画は、いつ頃からか、いろいろ観たいと思ってるんですけど、まだそんなに観れてませんね。

 

ザ・プレイヤー(1992年)

ショート・カッツ(1993年)

プレタポルテ(1994年)

カンザス・シティ(1996年)

ゴスフォード・パーク(2001年)

今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006年)

 

観た中では、そういった作品が好きです。

特に『ショート・カッツ』と『ゴスフォード・パーク』ですね。

 

このブログで映画について書き始めた時、観て書こうと思って、傑作と評判の『ナッシュビル』(1975年)のDVDを買って、一度、観始めたんですが、3分の1もいかずに寝てしまいましたm(._.)m

つまらないとかじゃなく・・・ちょっと疲れてたんでしょうね。

また早く観たいところですが・・・。

 

ロバート・アルトマンの映画とははてなマーク

 

それは私にはわかりませんが、「群像劇」、「群集劇」のイメージがありました。

『ショート・カッツ』や『プレタポルテ』を観た時、とても興奮したものです。

 

でも、『ロング・グッドバイ』は違いましたね。

 

 

観てて思いましたよ。

 

!!

『ビッグ・リボウスキ』(1998年)!?って。

 

探偵はよくわからないまま、よくわからない人たちに会い、謎を解き明かそうとしていく・・・。

 

詳しい人に聞きたいのですが、『ビッグ・リボウスキ』は『ロング・グッドバイ』にオマージュを捧げてる、とかはてなマーク

 

そういえばどこかで『ビッグ・リボウスキ』について、「コーエン兄弟はレイモンド・チャンドラーをやってる」とか、読んだことがある気がします。

読んだ時には、それを理解する知識もなかったし、今でもそうだし、読んだこと自体、記憶もあやふやですが・・・。

 

まあ、それは、また詳しい方のレビューを読ませていただきましょうか。

 

そういえば、フィリップ・マーロウが、ギャングのマーティ・オーガスティンに脅された時、マーティ・オーガスティンを尾行するために、屋上の自分の部屋から大慌てで先回りして階段を駆け下りる場面を見た時、コーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』(1990年)を思い出しましたよ。

 

やっぱり、オマージュなのかな。

 

 

『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(2019年)の公開がスタートしてますけど、この『ロング・グッドバイ』の脚本を担当されたのが脚本家、SF作家のリイ・ブラケット。

『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(1980年)の脚本も担当されたそうです。

 

そして『ロング・グッドバイ』の音楽を担当されたのはジョン・ウィリアムス。

 

つまり『ロング・グッドバイ』には『スター・ウォーズ』にかかわる方が2人も参加されてるんですね。

 

でも、音楽はぜんぜん『スター・ウォーズ』っぽくなかったですけど。

 

 

ところで、マーティ・オーガスティンの子分の一人が、下積み時代のターミーネーター、若き日のアーノルド・シュワルツェネッガー氏でしたね。

 

ちょっと戸惑いつつもご自慢の筋肉を披露しておられた。

いや、その場にいたフィリップ・マーロウ以外の男全員がですがね。

 

ん~、今だと、ダブルで笑ってしまいますので、得したような、困るような・・・(^_^;)

 

ラストにかんしては、フィリップ・マーロウには別の選択をしてほしかったように私は感じました。

あの決断はフィリップ・マーロウらしくないように感じて・・・実際、原作は違う結末のようですね。

しかし、それも絶対にイヤって感じじゃないけど。

 

『ロング・グッドバイ』・・・とても好きです、いい映画ですね~。

 

これは韓国映画や香港映画でも映画化してほしいですよ。

きっと成功すると思いますよ。

 

フィリップ・マーロウの人生ちゅうか、生きざまがいいですよね・・・。

なかなかああは生きられませんって。

 

こうなると、これからでも、原作を読んでみたい気がします。

またいつか・・・まあ、そう言ってるうちはまだまだですけどあせる

 

でわ・・・今年、もう1回はブログを更新しますね。

 

皆さま、楽しい年末年始を・・・☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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