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インファナル・アフェアIII 終極無間 2003年 香港映画

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你好~です(^-^)ノ

いつも読んでくださり、多謝ですキスマーク

 

 

 

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今は映画館で映画を観ることも躊躇してしまうんですが、映画館から人が遠のくのも良くないですよね。

しばらくは行けないかもしれないけど、またコロナウィルスの騒動が収束したら思いっきり映画館で映画を観ちゃってください。

今はホント、誰もが苦しいし、大変・・・どうか早く終わりますように。

 

 

 

 

 

3月13日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

 

その謎は、まだ解かれていない

 

 

 

インファナル・アフェアIII 終極無間

 


原題:无间道III:终极无间
英語題:Infernal Affairs III
韓国語題:무간도 III - 종극무간

(2003年、香港映画、118分)

監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
製作:アンドリュー・ラウ、カオ・フォンチュン
製作総指揮ジョン・チョン、ハン・ホンフェイ
脚本:アラン・マック、フェリックス・チョン
撮影:アンドリュー・ラウ、ン・マンチン
美術:ビル・ルイ
衣装:シルバー・チョン
編集:ダニー・パン、パン・チンヘイ
音楽:チャン・クォンウィン

アンディ・ラウ - ラウ
トニー・レオン - ヤン
レオン・ライ - ヨン
チェン・ダオミン - シェン
ケリー・チャン - ドクター・リー
アンソニー・ウォン - ウォン警視
エリック・ツァン - サム
サミー・チェン - マリー(ラウの妻)
カリーナ・ラウ - マリー(サムの妻)
エディソン・チャン - 若きラウ
ショーン・ユー - 若きヤン
ラム・カートン - B(ラム)
チャップマン・トウ - キョン
ン・ティンイップ - チョン
ワン・チーキョン - リョン警視
ホアン・チーチュン - リャン
レイ・チーホン - チャン巡査部長

配給:コムストック

 



解説: アンディー・ラウ、トニー・レオン、レオン・ライなど香港の人気スター共演で描く大ヒット犯罪ドラマの完結編。潜入捜査官ヤンの死の10カ月後、警官として暮らす潜入マフィアのラウは、妻マリーとの離婚調停中。そんな彼の前にエリート警察官ヨンが現れるが、ラウはヨンもまた潜入マフィアなのではないかと疑う。第1作撮影中に3部作構想が始動し、監督・脚本・編集・音楽とも同じスタッフで全3作を一挙に製作。(映画.com

 

 

1作目、2作目と観て、早い段階で3作目も観ました。

 

まず、第一印象として3作目はほんとに難しかったです。

時間の前後はなんとかわかってるつもりだったんだけど、途中で物語に追いつけなくなり、かなり焦った感はあります。

 

それでも最後、真相が明かされていく時には胸に迫るものがありました。

 

でも、幾人かの登場人物については、過去を知ることによって、少しガッカリを感じたところもありましたかね。

 

ケリー・チャンは好きな女優さんです。

ですので登場シーンが増えるのは嬉しいことなんだけど・・・やっぱり1作目の少ない出演時間ながら強い印象ってところが良かったので・・・でも、こうしてヤンとリー先生のイチャイチャを長々と見れるのも悪くないですね。

 

チャップマン・トウ演じるキョンも、やっぱり1作目の出方が好きなんですが・・・人気キャラでしょうし、出番が増えたこともわかります。

 

3部作の最後ってことで、これまでの全員が出てくるのも私は好きですね。

 

 

新しく登場するヨン役のレオン・ライさんは、香港映画を観てこなかった私にも馴染みのある俳優さんですし、好きです。

ほんと、整った顔立ちで、この映画ではそこに冷たさと得体の知れなさも漂わせて、役にピッタリでしたね。

 

レオン・ライさんが出られた韓国のSFアクション作品、『HEAVEN ヘブン』(2001年)・・・2、3度、観てる途中で寝てしまい挫折してるんですが、またいつか観たいと思います(^_^;)

 

 

そしてシェン役のチェン・ダオミンさん・・・ですね。

香港と中国の関係は日本人の私にはわかりにくいんですが・・・だから映画で知ることもできるでしょう。

まあ、香港と台湾と中国の俳優さんやミュージシャンは分け隔てなく人気もあるだろうしね。

 

チェン・ダオミンさんの映画はまだ観てないですね・・・と思いきや、なんと、チャン・イーモウ監督のあの『英雄 HERO』(2002年)の皇帝の人だったんですねビックリマーク目ビックリマーク

そうでしたか・・・いや、ホント、『HERO』、今にしてそろそろ観返さないと・・・。

 

アンディ・ラウさん演じるラウにかんしては、意外と心が弱い人だったんだなぁって感じてしまい、そこは残念に思いました。

何年間も警察に混じって出世までしてきた人だから・・・(よく考えたらホントに凄いことだと思います)・・・3作目で脆さを目にするのは辛いことでしたね。

 

私はラウが警察と黒社会の両方を牛耳る最強の存在になってもいいと思ってたから。

そこから、警察内部の悪も倒す、黒社会のあり方も正すってゆうような、誰も成しえなかったことを成す、みたいな・・・けど、心はいつも苦しい、みたいなね・・・どうでしょうか。

 

1作目を観た時、ラウのヤンへの羨望みたいのがあったと思ったので・・・ヤンの意志を継ぐのかなあとか漠然と思ってたんですが。

 

 

実は難しくってわからなかったので、下手なことは書くまいと思って(言いつつ書いてるかもしれないけど)・・・だからやっぱりいろいろは書けないですねあせる

 

まあ、有名な映画ですし、大勢の方々が詳しく、また正しくレビューされてることでしょう。

私ごときの書いたものより、そちらを読んでください。

 

仲のいいブロガーさんのみどり様が去年の11月に記事を書かれてますでの、こちらを是非、読んでください(´∀`*)

 

『無間道』(2002)『無間道Ⅱ』(2003)『無間道III:終極無間』(2003)

 

みどり様、リンクを貼らさせていただきました。

ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

時間的に二度しか観れなかったことが残念でしたがこうして3作全部を観終えたので、また1作目から観てみるのがいいかもしれないですね。

 

いろいろ気づかされることも多そうですし・・・。

 

なんしか、3作全部観れて満足ですし、とても良かったです。

 

でわ、でわ・・・今日も最後まで謝謝ビックリマークでしたキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


韓国映画 二重スパイ 2003年

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アンニョン・・・(^-^)ノ

いつも読んでくださり、おおきにです~キスマーク

 

なさそうで、けっこう書くことがあるものです。

 

 

 

7月3日ですが、チョン・ドゥホンさんとリュ・ドックァンくん主演のアクション映画、『乱暴な記録』(난폭한 기록 Fist & Furious 2019年、90分)がDVDでリリースされます~NEW

 

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頭にナイフの刃が刺さったまま生きてゆく元刑事と情報を聞いたら放っておけない映像記者の同行取材記を描いた悪人たちに対する痛快な復讐劇!容赦なし!本物のアクションをココで観ろ!

・・・とのことです。

 

ご存知だと思いますが、チョン・ドゥホンさんは韓国を代表するアクション監督、つまり「できる人」なんですね。

絶対にアクション好きさんたちのおメガネにかないますよねビックリマーク

 

 

 

 

 

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3月14日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

二重スパイ

 

 

二重スパイ
原題:이중간첩
英語題:Double Agent


(2003年、韓国映画、123分)


監督:キム・ヒョンジョン
脚本:シム・ヘウォン、ペク・スンジェ、キム・ジョンヘン,キム・ヒョンジョン
原作:ク・ボナン 『二重スパイ』 (原著、翻訳:秋 那、新潮文庫)
撮影:キム・ソンボク
照明:シン・ハクソン
音楽:ミヒャエル・スタウダッハー

出演
ハン・ソッキュ → リム・ビョンホ
コ・ソヨン → ユン・スミ MBCラジオDJ
チョン・ホジン → ペク・スンチョル 安全企画部対共第一局対共捜査団長(後に同局長)
ソン・ジェホ → ソン・ギョンマン 開業医 暗号名:チョンチョンガン(清川江) 本名:キ・ヒョンチョル
イ・ファンジュン → パクチーム長 対共情報分析室長
ジリ・ダテル・ノヴォトニー → ショーン・ハワード アメリカ人国際ジャーナリスト
リュ・スンス → イ・サンウク ビョンホの運転手
イ・ビョンウク → キム・ギヨン ドイツ留学生
シン・グィシク → ユン・ジョンソプ 安全企画部対共第一局局長
クォン・ヒョクプン → ク・チュンモ元士(軍曺)拷問の専門家
キム・ビョンチュン → 中央情報部取調員
チュ・ミスク → スンチョルの妻
チョ・ハニ → チョンイル雑貨店のおばさん
シン・スンウ → スンチョルの随行員
パク・スイル → スンチョルの運転手

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

私が韓国映画を観始めた2014年のこと、どんな作品があるのか一気に知ってった中で、もちろん目に止まった作品で、いつかは観なけりゃと思ってたんですが、ようやく観ました。

 

けっこう、観る前からこれは難しい映画かもしれないと思ってたんですが・・・。

 

ハン・ソッキュが〝ハードゴア・スリラー〟『カル』(1999年)から3年ぶりに主演した作品で、初主演作である『ドクター・ポン』(1995年)以来、初めて興行的に失速した作品・・・って感じなんでしょうか。

 

なんか『二重スパイ』が公開された2003年頃って、たしかに韓国映画的にまた目まぐるしく変化してるようなイメージ・・・。

 

 

ゾクゾクさせるオープニングで、私たちがニュースとかで目にしてイメージしてる、いかにも「社会主義国家」のイメージ・・・あくまでもイメージですが。

韓国映画に熱中し始めてから私、映画の中の朝鮮民主主義人民共和国がずっと好きでした。

韓国映画の「南北モノ」は私にとっても特別です。

 

『二重スパイ』の主人公は、北の人、リム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)。

時代は冷戦時代、1980年代・・・。

 

 

東ベルリンで一人の男性が自由を求めて西側に亡命する。

 

彼、リム・ビョンホは韓国の国家安全企画部、対共情報分析室に送られる。

その当時の韓国のことですので、やっぱり地下室のようなところできっつい拷問をやりまくり、リム・ビョンホがどんな人間か調べてるんでしょうか・・・酷いです。

とにかくリム・ビョンホは偽装亡命ではないと認められる。

 

内容が内容だけに、拷問のシーンがあるのは当然ですが、やっぱり何度見ても慣れないとゆうか、キツイですよ。

 

しかし、私は同時に、2017年11月に南に亡命した北の兵士が亡命後に、SNSDの歌を聴いていたって話とかも思い出してました。

 

 

で、リム・ビョンホ、何かの式典に出席して、みんなの前で大韓万歳ビックリマークと韓国への忠誠を叫ぶんだけど、その時、観客席の人々が面白げに笑ってるのが何とも言えない気分。

映画はそれをどこか愚かしく映してるけど、そこに私は韓国映画の凄みを感じます・・・。

監督の本当の意図はともかく。

 

そして、国家安全企画部・対共捜査団長ペク・スンチョル(チョン・ホジン)の下につき、正式に安企部の諜報員として採用されたリム・ビョンホ。

軍人さんかなはてなマークを指導したりするようになり、周囲の人たちの信頼を得ていく。

 

しかし実は、リム・ビョンホは二重スパイとして韓国に送り込まれた北の工作員だった。

 

 

ラジオから流れる歌を使った暗号の指令に従い、潜伏スパイとして南で活動しているユン・スミ(コ・ソヨン)に接触するリム・ビョンホ。

スミはスパイの娘で、生まれながらにして工作員として生きることを運命づけられている女性だった。

 

ぺク・スンチョル団長からお見合いを勧められたリム・ビョンホだが、その相手とはスミだった。

二人は自然な出会いを装う。

 

幾度か会ううちに彼らの間には任務を超えた愛情が芽生えていくのだが・・・。

 

 

めっちゃしぶい映画で、派手なアクションとかはないけど、リアルで、非常に大人向きの映画でした。

それゆえ、私には難しいところも少なくなかったけど、その分、ああ、本当のスパイとはこういったものなのだろうと思いました。

 

映像がなにか、ホントに80年代前半って感じなんですよ。

その時代に撮影されたとしか思えないとゆうか・・・それゆえに、すごく古くさく感じられるんだけど、そのリアル感が好きです。

その時代に撮影したものを目にしてるって感覚が・・・。

 

韓国映画の80年代の再現、なぜか好きですね。

 

 

ユン・スミ役のコ・ソヨンの出演作はあまり観てないんですが、今後、観る予定です。

これまでで一番、私にとって印象的な出演作はアン・ビョンギ監督のホラー映画、『アパートメント』(2006年)だったりしましたが、今は『二重スパイ』でしょう。

 

リム・ビョンホを鋭い目つきで使うぺク・スンチョル役はチョン・ホジンさん・・・さすがです。

今よりちょっと若い。

 

ユン・スミの父親代わりである医師、ソン・ギョンマンを演じるのは優しいイメージのソン・ジェホさん。

ソン・ジェホさんがらみできついシーンが多かったですね汗

 

リム・ビョンホと仲良くなるイ・サンウク役はリュ・スンスさん。

とぼけた人柄のサンウクがこの映画の中でも私は特に好きでした。

 

他、ただドイツに留学してただけなのに国家安全企画部に利用される青年の役で『1%の奇跡』(2003年)のイ・ビョンウクも出てきますが、私は観てる時には気づかなかったですね・・・。

 

この映画ではスパイが使うかっこいい武器とかは出てこず・・・代わりに「一見普通の人がありふれたもので殺す」といった平凡な陰惨さが怖かったです。

 

監督さんのキム・ヒョンジュン監督の作品はこの1作みたいですね。

 

 

ハン・ソッキュさんはこのあと、2012年の『ベルリン・ファイル』に主演することになるんですが、面白さでは『ベルリン』の方が上だと思います。

でも、『二重スパイ』は派手に面白くはない分、やっぱりリアルなんだと思います。

徹底的にリアリズムっちゅうか・・・そこが良かったです。

そしてやっぱり、さすがはハン・ソッキュでした。

 

『シュリ』(1999年)を思い出すと、リム・ビョンホ役は真逆なんでしょうけど、だから出たかったのかなあ、ハン・ソッキュ氏・・・。

 

日本語吹き替え音声でも観ましたがとても合ってました。

 

ハン・ソッキュ = 山路和弘

コ・ソヨン = 岡寛恵

チョン・ホジン = 佐々木勝彦

ソン・ジェホ = 小島敏彦

 

山路和弘さんはソン・ガンホを演じることも多いですが、イ・チャンドンの『グリーンフィッシュ』(1997年)や『カル』でも、ハン・ソッキュの声を演じられてましたね。

声質的には似てないけど、おかしいと思ったことはない。

山路和弘さんの声、大好きです。

 

 

ハン・ソッキュさんの新作ですが、ソル・ギョングとの初の共演作が日本で4月17日から公開スタートですNEW

 

名女優チョン・ウヒも意外な風貌で登場ですビックリマーク

 

公開規模も大きいので皆さま、是非!!

 

もちろん私も観に行く予定です(´∀`*)

 

悪の偶像

 

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『二重スパイ』・・・もっとアッと驚くどんでん返しとかあるのかなあ・・・と観てる時に思ってたけど、悪い予感しかしないあせる

ハッキリ言って、カッコよさとかよりも、人としてこれでいいのかってことしか思えない。

それほど、国家に忠実であることが求められてる仕事なのでしょうけど、仕事と言っていいのかどうか・・・こんなことをさせなければならないのなら、それが間違いだとしか思えない。

北が、南が、とかどちらがじゃなく、すべての状況が哀しい。

 

興奮して面白いとかじゃなく、気持ちは沈みました。

そんな気持ちにさせてくれる映画、やっぱり凄いですね・・・好きです。

 

観てなかったらまた観てくださいね。

 

でわ、今日もありがとうでした、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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韓国映画 ムルゲ 王朝の怪物 2018年 公開中

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アンニョン・・・(^-^)ノ
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この映画を観てきました・・・カチンコ





最悪の恐怖、現る。



国を救うのは、王か、
武人か…それとも陰謀か!?






ムルゲ 王朝の怪物



 

ムルゲ 王朝の怪物
原題:물괴
英語題:Monstrum


(2018年、韓国映画、105分、PG12)


監督・脚本:ホ・ジョンホ
撮影:キム・ドンヨン
編集:シン・ミンギョン
音楽:モグ


キム・ミョンミン - ユン・ギョム
チェ・ウシク - ホ宣伝官
イ・ヘリ - ミョン
キム・イングォン - ソン・ハン
パク・ソンウン - ジン
パク・ヒスン - 中宗王
イ・ギョンヨン - シム・ウン
イ・ギュボク - モゲ

イ・ドギョン - ソングじいさん

 

配給:インターフィルム


ムルゲ 王朝の怪物 公式サイト

劇場情報


北海道
ユナイテッドシネマ札幌 3月20日(金)より


長野
千石劇場 4月17日(金)より


新潟
ユナイテッドシネマ新潟 3月13日(金)より


東京
シネマート新宿 3月13日(金)より


大阪
シネマート心斎橋 3月13日(金)より


名古屋
シネマスコーレ 3月28日(土)より


京都
京都みなみ会館 4月17日(金)より




時代は中宗22年 ―― (1527年)。
国に疫病が蔓延し、民の間に不安が広がっていた。

宮廷の背後にそびえるる仁王山(イナンサン)に〝物怪〟(ムルゲ)が現れるって話よ、めっちゃ怖いよ~汗

どうやらムルゲが疫病を持ってるらしい・・・ムルゲと出会った人は逃げおおせても全身にできものが吹き出て死んでしまうのだ。

だから、お祓いの儀式をやってみたが、余計に全員皆殺し汗

その頃、ユン・ギョム(キム・ミョンミン)とソン・ハン(キム・イングォン)のおじさん二人が山の中でケモノを狩っていました。
ってゆうかぜんぜん狩れてませんでしたあせる


仕方がないので川で魚を捕ることに変更したが、やっぱり捕れなかった・・・何年そんなことをしてきたんやあせる


ユン・ギョムの年頃の娘、ミョン(イ・ヘリ)もおじさん二人の醜態に呆れ返っていましたが、韓国の人はやっぱり水のかけ合いが好きだった。

ホンマに好きやな~、濡れることが(;´∀`)


そこへ訪ねてきしはイケメン青年、ホ宣伝官(チェ・ウシクくん)。
彼が言うにははてなマーク・・・ともかくユン・ギョムの表情がキリリと変わった。


 

燕山君(ヨンサングン)の次の、時の第11代王、中宗(チュンジョン)は、先代があまりにも酷かったし、今ひとつ民の心を掴めておらず、心もとなかったが、そこへ疫病とムルゲの問題が発生し、王朝内にも自分を脅かす陰謀の存在を感じた。


中宗は昔にいろいろあって王朝を去ったかつての内禁衛将であり国で最強の武人、今は山にいるユン・ギョムを呼び戻し、事態の解決を頼むのだが、なんとムルゲは王の失権を目論む者たちが流したフェイクニュースだった ―― !!

 

キム・イングォンさんが出てるので予感はしてたんですが、この映画、意外とコミカルです。
が、まあ、それもせいぜい最初の30分・・・と思いきや、キム・イングォンがらみでは、最後までやっぱり笑かしてくる。


しかし、前半からドス黒い血が流れ、千切れたような死体がキッチリ映ったりするので、そうゆうのが怖い人はご注意を

 


主演はキム・ミョンミンさん。

韓国を代表する俳優さんの一人。

今回はカッコイイ系の役です。

 

ユン・ギョムが実は「メッチャできる人」だってわかるシーン、めちゃくちゃかっこいいです。

ウオオオオオメラメラってなります。

 

この映画、優れたアクション映画でもある。

 

しかし撮り方は最近の韓国映画らしい撮り方ですが、ちょっと画面が暗いのと、早すぎてじっくり見れないのがちょっと難点かな~あせる


ソン・ハン役はキム・イングォンさん。

そこはかとなくコミカルだけど、実は実力も兼ね備えてるってキャラが、『ザ・タワー 超高層ビル火災』(2012年)の消防士さんに近いかな。

普段はともかく戦うとかっこよかったです。


ユン・ギョムの娘、ミョンを演じるのはGirl's Dayの末っ子、ヘリちゃん。

ドラマは出てたけど初めての映画出演だからでしょうか、今回、最も輝いて見えたように思えます。

 

 

めちゃくちゃ可愛いです。


山で隠遁生活を送るユン・ギョムからいろいろなことを学び、武術と医術にも秀でている。将来の夢はお医者さん。

やっぱり超かっこいいアクションを披露してしまう。

 

ヘリちゃん、たいへん素晴らしかったのでまた映画でも活躍していただきたい。

 

 

『パラサイト 半地下の家族』(2019年)ですっかり日本にもその名が知れ渡ったチェ・ウシクくんは、王様に言われてユン・ギョムに会いに来たホ宣伝官の役ですね。

 

かっこいいんですが、この映画では若干、影が薄いなあ(^_^;)

 

でも後半、バトルの時に観せ場がありますよね。

 

 

とにかく、出てくれてるだけで嬉しい音譜


まあ、「ミョンに恋心を抱く優秀なホ宣伝官」ってゆうか「ミョンが恋心を抱く」の方が正しいんですけどね。

 


中宗王を演じるのはパク・ヒスンさん。

 

パク・ヒスンさんが演じるんだから王様も何かある人かと思ってたんですが、けっこう終始、困った顔で佇んでるだけで(^_^;)

 

後半、ユン・ギョムに「王様、どうか、どうか、民のための政りごとをなさってください」とか言われるのかなあ、とか思ってたんですが。

 

 

イヤな感じに慇懃無礼な態度ながら王と対立する領議政シム・ウンを演じるのはイ・ギョンヨンさん。

たしかに、イ・ギョンヨンさんらしい役です。

 

 

ちょっと肩書きがわからないけどジンを演じるパク・ソンウンさん。

イヤな感じの役ですが、強いは強いようですね。

 

と、いった感じでキャストはかなり豪華。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の恐怖、現る。


 

少し深く書きますね。
 

そして出るのか出ないのか・・・と思ってると出ます、ムルゲ。

 

まあ、ポスターに出てるんですけどね、思いっきり。

 

ムルゲ・・・ムルグェ・・・って、つまり物の怪(もののけ)です。

とにかく怪異な生き物。

 

本当に歴史的な書物の中に「出た」と書いてあるそうですが、でも映画に出てくるのとはちょっと大きさが違うかもですね。

 

ズバリ、「モンスター映画」、私は好きです。

 

でも、いろいろあるんですが、滅多に自分好みなモンスター映画に出会えないのが現実です。

 

私の好みとしては、大きすぎてもいけない、小さすぎてもいけないって感じだけど、ムルゲはまさしくちょうどいい大きさであり、「時代劇モンスターアクション」に出てくるのにぴったりの大きさと強さだと思いましたね。

 

グエムル 漢江の怪物 2006年

人喰猪、公民館襲撃す! 2009年
第7鉱区 2011年

 

・・・今、思いつく韓国のモンスター映画はこの3本ですが、やっぱり3つとも「大きさがちょうどいい」と思いますね。

 

やっぱり『グエムル』が有名ですし、映画としてもいいんですが、『人喰猪』も私は大好きですね。

 

『第7鉱区』もいいんですが、私はなぜか観るたびに最後の10分くらいになると寝てしまう不思議さがあります。

 

そして、私の好みとしては恐竜ですか、トカゲ的な方よりも、毛が生えてて牙がある、ケモノ系が好きです。

理想はヒグマですね。

 

ムルゲの見た目は詳しく触れませんが、ヒグマ的な要素もあります。

前足でバーンとか、早さが凄いとかですね。

 

映像としては映りませんが、セリフとして「ムルゲがトラを食い殺すのを見たってよ」とかもあったけど、ホントにそれができてしまいそうですよね。

 

そして、ムルゲがどういった存在で、なぜ生まれたのかも映画の中で触れられてます。

 

それを知ってからは、憎たらしいとか、殺せとか思わなくなりましたよ。むしろムルゲが殺せって感じでした(^_^;)

 

途中からはちょっと悲しい存在にも思いました。

でもムルゲは頑張って暴れてくれますよ。

 

 

ホ・ジョンホ監督・・・向かって右から二人目の方ですね。

 

これまでの監督作には、2011年の『カウントダウン』、そして2014年の『奴が嘲笑う』がありますけど、『奴が嘲笑う』がめちゃくちゃいいですね~。

 

今回、こうして「時代劇モンスターアクション」で実力を証明しはったので、次はどんな映画を作りはるか楽しみですよね。

 

 

パンフレットは600円(税込)です。

 

・ イントロダクション ライター 地畑寧子

・ ストーリー
・ お写真
・ キャスト プロフィール
・ 監督メッセージ ホ・ジョンホ プロデューサー チョン・テウン
・ 作品データ
・ コラム 鷲巣義明(映画文筆家)

 

600円だけあって・・・ま、ペラッペラ感がありますし、内容的にももの足りないけど、買うと決めた時の「自分は本気でこの映画が好きです」感は凄いものがあるかもしれません。

 

もうちょっと「パンフレットでしか知ることができない情報」が載ってると、値打ちも上がると思いますよね。


 

ズバリ、めちゃくちゃ良かったですクラッカー
最近では最も「観たかったものを観てる」感があったように思います。

 

そこまでしんどい映画じゃないし、私にもわかる難しくない映画なのでね、隅から隅まで全部、楽しめたって感じです。

 

そして、これが一番大切なことだけど、ダレ場が皆無ビックリマーク

ずーっと面白いままですし、興奮が持続しまくりでした!!

それだけでも傑作と断言していたい合格

 

コロナ・ウィルスの影響で、映画を観に行くって状況でもないけど、これはスクリーンで観ておきたい作品でしょう。

 

できれば劇場で観ておいてほしいなあ~(´∀`*)

 

でわ、でわ・・・今日もありがとうございますキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

【映画日記】 はじまりへの旅 2016年 など…

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アンニョン・・・(^-^)ノ
いつも読んでくださり、ありがとうです~キスマーク

 

 

 

『南極物語』(1983年)のサントラCDが届いたので聴きながら書いてます。

やっぱりヴァンゲリスの音楽、好きです。

 

 

『南極物語』は映画は観てないんですが、内容的に私にはちょっときついかなと思ってます。

米国版の『南極物語』(2006年)は観たんだけど、それでもちょっときつかったんですよね。

どうもわんこたちが過酷な経験をするのが人間以上に見ていられなくって汗

 

今は音楽だけを聴いてますが、いつか映画も観れればいいですね。

 

 

 

 

 

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もちろん、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)も公開続行中NEW

 

 

 

 

 

そして、今日3月27日から公開がスタートですNEW

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4月3日から公開

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今日はここ最近観た、アジア映画以外の映画作品について、短く書かせていただこうと思います。

 

 

つまり 【映画日記】 ですね。

 

 

 

 

 

3月8日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

96時間


原題:Taken


(2008年、フランス映画、93分、PG12)

監督:ピエール・モレル
製作:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ミシェル・アブラモビッチ
音楽:ナサニエル・メカリー


出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、、リーランド・オーサー、ジョン・グライス、デビッド・ウォーショフスキー、ケイティ・キャシディ、ホリー・バランス、オリビエ・ラブルダン、ザンダー・バークレイ ほか

 

 

レンタルDVDさんにいたら中学生くらいの女の子が弟さんとこの映画を探して借りていったので、それならうちも観てみようと思いました。

 

超・有名な映画なので内容についてはアレですが、パリで行方不明になった娘さんを探してパパが暴れまくる映画。

 

面白いし、いいんですがあせる

あの~、これって、あまりにも見え見えじゃないですか~(^_^;)

 

いや、犯罪の裏とかじゃなく、パパの気持ちが・・・離れて暮らす娘との絆を失いたくないけど、仕事一辺倒で来たため、それも難しい、みたいな。

観終えてから調べたら脚本がリュック・ベッソン・・・なんとなく、娘との関係は実体験を根拠とするように思えて仕方がない。

 

いや、そりゃ、当たり前ですよ、娘さんが誘拐されたら何をおいても必死で救出優先になるのはどこのお父さんも一緒。

しかも元妻の再婚相手がお金持ちだったり(^_^;)

 

でも、最後に、お父さんの知り合いの歌手だよ~ってホリー・バランスに会わせるのとかもう、こっちが顔から火が出そうになりました(*^^*)

 

そんな感じがちょっと困るんですが、逆に一番好きなシーンは娘の誕生日にカラオケ・マシーンをプレゼントしたら新しいパパが「馬」なんてものを贈ったため、差が出すぎて呆然としたリーアム・ニーソンが「ぽつねん」となってるところ、好きでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月15日、この作品を観ましたカチンコ

 



エニイギブンサンデー

 

原題:Any Given Sunday


(1999年、アメリカ映画、151分)


監督・脚本・エグゼクティブプロデューサー:オリバー・ストーン
脚本・原案:ジョン・ローガン
原案:ダニエル・パイン
エグゼクティブプロデューサー:リチャード・ドナー
撮影:サルバトーレ・トチノ
音楽:ロビー・ロバートソン、ポール・ケリー、リチャード・ホロウィッツ
音楽監修:バド・カー
編集:トーマス・J・ノードバーグ、キース・サラモン、スチュアート・ワクス

出演:アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、デニス・クエイド、ジェームズ・ウッズ、ジェイミー・フォックス、LL・クール・J、マシュー・モディーン、チャールトン・ヘストン、アン=マーグレット、ジム・ブラウン ほか


 

この映画、めちゃくちゃ良かったんです。

 

151分と長いんだけど、一瞬も退屈せず、興奮が持続しまくり、パワフルでエネルギッシュ、凄いビックリマークと思いました。

 

もちろん私はアメリカン・フットボールもスポーツの裏側の知らないし、今はスポーツそのものにもあまり興味ないけど、そんな私がここまで引き込まれて興奮しまくってるってどうよはてなマークってゆう。

 

おそらく、オリバー・ストーン監督と相性がいいのもあるかも。

そんなに観てないけど、観た作品は全部好きだもの・・・難しすぎた『ニクソン』(1995年)以外(^_^;)

あ、全部じゃないわ、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994年)も好きじゃないし、『ワールド・トレード・センター』(2006年)もぜんぜん記憶にないあせる

 

とにかく、『エニイ・ギブン・サンデー』は傑作。

音楽も良かったですわー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3月16日、この作品を観るカチンコ


 

はじまりへの旅


原題:Captain Fantastic


(2016年、アメリカ映画、119分、PG12)

監督・脚本:マット・ロス
製作:リネット・ハウエル・テイラー、ジェイミー・パトリコフ、シバニ・ラワット、モニカ・レビンソン
製作総指揮:ニミット・マンカド、デクラン・ボールドウィン
撮影:ステファーヌ・フォンテーヌ
美術:ラッセル・バーンズ
衣装:コートニー・ホフマン
編集:ジョセフ・クリングス
音楽:アレックス・ソマーズ
音楽監修:クリス・ドーリダス

ビゴ・モーテンセン - ベン・キャッシュ
フランク・ランジェラ - ジャック・バートラン
ジョージ・マッケイ - ボウドヴァン・“ボウ”・キャッシュ
サマンサ・アイラー - キーラー・キャッシュ
アナリース・バッソ - ヴェスパー・キャッシュ
ニコラス・ハミルトン - レリアン・キャッシュ
シュリー・クルックス - サージ・キャッシュ
チャーリー・ショットウェル - ナイ・キャッシュ
スティーブ・ザーン - デイブ
ミッシー・パイル - エレン・マキューン
キャスリン・ハーン - ハーパー・キャッシュ
エリン・モリアーティ - クレア・マッキューン
トリン・ミラー - レスリー・アビゲイル・キャッシュ

 

 

この作品は凄かったですねー。

ホントに面白かったし、いろいろ考えさせられました。

 

どれとは決められないけど、この映画は3月で観た中では少なくともベスト5に入る気がしてなりません、ホント。

 

 

山の中で自然に準じた暮らしを営みながら、訓練と勉強の日々を送るベン・キャッシュの6人の子どもたち。

18歳の長男ボウドヴァン、15歳の双子キーラーとヴェスパー、12歳の次男レリアン、9歳の三女サージ、そして7歳の末っ子ナイ・・・彼らは父親の言葉を疑ったりしない。

スマホとかもなし、狩りで仕留めた野生動物がごはん。

 

ベンと彼の妻レスリーは、資本主義とアメリカの生活に幻滅した元左翼アナキスト活動家であり、サバイバル主義のスキル、左翼政治、哲学を子どもたちに植え付けることを選んだ。

一家はクリスマスの代わりにノーム・チョムスキーの誕生日を祝う。

 

しかしある日、子どもたちの母親であるレスリーが死んでしまう。

 

子どもたちは最後に母親と会うため、そしてベンは妻の最後の望みをかなえるため、家族は旅に出ることになる。

 

 

私は平凡で目立たない人生を送ってきてますが、たしかにいつも普通とは何かはてなマークとか考えてますし、普通を疑う気持ちは忘れないでおこうと思ってます。

でも、そんなに難しい本を読んだわけじゃないし、勉強もしてないので、何が正しいのか自分で考えるのは大変なことです。

でも、偉い人とか賢い人が言うことも、必ず正しいってわけでもないと思ってます。

何が正しいのか自分の考えを言うことも難しいけどね。

 

この映画はコメディの味もあるけど、ホントにいろいろ考えさせられたし、最初から最後までずっと面白かった。

観ながら、ついに出会ったかビックリマークとまで思いましたよ。

 

映画としてはぜんぜん難しくないですね。

でも、どうなのかってことは答えが出しにくい。

人にこの映画の是非をハッキリ言うのはためらわれる。

でも、私は何かスッキリした気分で観終えたし、とてもいい感動が嬉しかったです。

観た時には、ああ、すべての映画がこんなふうならどんなにいいことか、って思いましたよ。

 

マット・ロスの映画は初めて観たけど、ヴィゴ・モーテンセンがかかわる映画は、たしかにハズレなし、どころか、いい映画ばかり!!と思いましたね。

 

マット・ロス監督のこの前の作品、『あるふたりの情事、28の部屋』(2012年)もまた観たいです。

 

 

一つだけ、気に入らなかったのは日本の題、『はじまりへの旅』ですかね。

『キャプテン・ファンタスティック』のままの方が嬉しかったな。

 

音楽も最高に素晴らしいです。

 

この映画は心から、オススメします。

まだ観てないなら、是非。

 

でわ、今日もどうもでした、アンニョン(^.^/)))

 


 

 

 

 

 

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韓国映画 ホームランが聞こえた夏 2011年

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうございますキスマーク

 

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Ameba Pickとは?
 

Ameba Pickですか、登録はさせてもらいましたけど、まだわかりません。

悪い方に変わらないことだけ、期待してます。

とにかくAmazonさんのアフィリエイトだけ、貼りたいんですね。

映画のDVDやサントラCDが買えることを読んでくださる方々に教えたいので、それだけは必要なんですよ。

 

でもね、楽天さん・・・もうちょっと同じ商品をまとめてとか検索できないと、扱いにくいですよ。

新品と中古、それからレンタル落ちはもっとはっきり分けてほしいし、値段も比較しにくいっちゅうのよ。

送料無料の件で楽天さんの悪もめくれた気がしますが、いい方に行ってほしい。

 

 

 

 

 

【公開中の韓国映画】

 

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4月3日から公開

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4月10日から公開

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4月17日から公開

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私も『暗数殺人』と『悪の偶像』は観に行くことに決めてます。

『幼い依頼人』もめっちゃ観たいんですが、行けるかな~。

無理かも汗

観る映画多いし汗

『人間の時間』も凄いらしいですね。

 

 

 

 

 

3月21日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ野球

 

 

 

 

 

音のない世界で、青空を見つけた。

 

 

 

 

 

ホームランが聞こえた夏

 


 

ホームランが聞こえた夏
原題:글러브
英語題:GLove


(2011年、韓国映画、144分)


監督:カン・ウソク
脚本:キム・ギボム
撮影:キム・ヨンフン
照明:カン・テヒ
音楽:チョ・ヨンウク


出演
チョン・ジェヨン → キム・サンナム LGツインズ 投手
ユソン → ナ・ジュウォン 音楽教師
カン・シニル → 教頭
チョ・ジヌン → チャールズ チョン・チョルス サンナムのマネージャー
キム・ミギョン → 校長修道女
キム・ヘソン → チャン・テグン 忠州ソンシム学校 野球部 19 捕手
チャン・ギボム → チャ・ミョンジェ 忠州ソンシム学校 野球部 10 投手 
イ・ヒョヌ → キム・ジンマン 忠州ソンシム学校 野球部 13
キム・ドンヨン → チョ・チャンヒョク 忠州ソンシム学校 野球部
キム・ヨンジュン → キム・スミン 忠州ソンシム学校 野球部 1塁手
キム・ソヌ → パク・チョンウ 忠州ソンシム学校 野球部 7
アン・チャンヒョン → チョン・ソヌ 忠州ソンシム学校 野球部
ソン・スンウォン → パク・チュンナム 忠州ソンシム学校 野球部
チ・イルジュ → オ・チョルジン 忠州ソンシム学校 野球部 12
キム・ギョンホ → キム・キョンジュン 忠州ソンシム学校 野球部
チョ・チャニョン → イ・チョルスン 忠州ソンシム学校 野球部 11 投手 
チョン・ギュス → 派出所長
チョン・ググァン → ク団長 LGツインズ
コ・インボム → 事務総長 LGツィンズ
カン・スンウォン → 賞罰委員長 KBO
チョ・ギョンスク → ミョンジェの母
イ・ヘヨン → プロ選手
チン・ギョン → 先生修道女
チョ・ムニ → 地区隊長

特別出演
イ・ビョンフン → 解説者 ポンファン(鳳凰)杯
ソン・ムンギュ → アナウンサー ポンファン(鳳凰)杯
キム・ドンヨン

全羅北道 クンサン(群山)中学校選手団
忠清北道 チョンジュ(清州)セグァン中学校選手団
テジョン(大田)チュンナム中学校選手団

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。


 

解説: 天才ピッチャーと賞賛されながらも聴覚を失ってしまったミョンジェは、聴覚障害者学校へ転校し、二度と野球はしないと誓う。その高校の野球部は中学生レベルの弱小チームだったが、ある日、暴行事件を起こして謹慎処分になった国民的スター投手キム・サンナムがコーチとしてやってくる。サンナムは練習を見ているだけのミョンジェに、一緒に野球をやろうと説得するが……。実在する聴覚障害者学校野球部の実話にもとづいた青春ドラマ。監督は「シルミド SILMIDO」「黒く濁る村」のカン・ウソク。(映画.com

 

 

大韓プロ野球最高の国民的スター投手・・・だったLGツインズのキム・サンナム(チョン・ジェヨン)だが酒の上での失態で懲戒委員会に回され、選手生命が危うい。

 

イメージアップを図るため、マネジャーのチャールズ(チョ・ジヌン)に、聴覚障害者の学校「チュンジュ(忠州)ソンシム学校高等部」の野球部の臨時コーチを務めるよう強いられる。

 

チョン・ジェヨンさん、チャン・ジン監督の『小さな恋のステップ』(2004年)でも野球選手を演じてましたよね。

 

 

マネジャーのチャールズは高校時代にサンナムと同じ野球部に所属していて、捕手でした。

チョ・ジヌンさんが演じてます。

 

 

この「やる気のない人が渋々子どもたちにスポーツを教える」って韓国映画、他にもあったような気がして仕方がないんですが、ある意味、王道路線。

 

スポーツはともかく、「イヤイヤやってるうちに本気になる」って話、韓国映画に多いと思いませんはてなマーク

 

イヤイヤだから、来て早々、野球部の顧問の一人、音楽の先生のナ・ジュウォン(ユソン)とも険悪ムード。

映画を通じて二人の口ゲンカで笑かしてくれます。

 

 

野球部を手伝ってる教頭先生を演じるのはカン・シニルさん。

カン・ウソク監督の作品には必ず出てる方ですが、手話をマスターされたんでしょうね~。

 

それは部員たちを演じた俳優さんたち、それからユソンも同じです。

 

 

やっぱり野球部の実力もだいぶアカンのですが、部員たちはやる気だけはあるようです。

でも、中学校との練習試合で怪我をしたピッチャーくんが退部することになり、困った。

 

で、後天的に聴力が失われたチャ・ミョンジェくん(チャン・ギボム)は中学の時、天才ピッチャーと期待されてたんですが、耳が不自由になったことで絶望し、二度と野球をやるまいと思ってる。

 

が、一人で球を投げてるところをサンナムが見てて、こいつはいけると思うんですよね。

 

 

またもやスケッチブック告白かよあせる

 

 

高校生たちを見ていてサンナムは過去の自分を思い出し、彼も徐々に教えることに情熱を抱き始める。

 

が、やっぱり部員の実力はまだまだ。

 

そんな野球部の目標は韓国の全国大会であるポンファン(鳳凰)杯への出場と一勝。

 

在日本大韓民国民団さんのHPによると、鳳凰杯とは「夏の風物詩にもなっている高校野球。日本では甲子園で熱い戦いが続いている。韓国でもこの時期、高校野球の全国大会「鳳凰大旗」が開催される。地域予選なしに全国の高校が出場できるこの大会は1971年から始まり」・・・とのことです → 

 

なるほどなるほど。

 

が、忠州ソンシム校野球部、去年の鳳凰杯ベスト4、伝統の強豪、クンサン商業との練習試合でもガチでやったら壮絶にボロ負けあせる

 

ソンナムは部員たちを走って帰らせる。

 

 

もしも部活で指導者のしごきが原因で生徒が死んだり、無分別の果てに深刻な怪我をしたら、私はそれはもうコーチとか顧問の先生とかじゃない、犯罪者、人殺しだと罵倒するしかありませんな。

 

それは家庭での子育てにも言えることですが、本末転倒もはなはだしい。

何ごとも生きるために練習し、打ち込むのだから。

 

現実にはそんな理不尽で無意味な指導は行われていない。

と思いたいところだけど、報道などで知るかぎり、日本でもまだまだあるようです。

なかなか世の中、いい方には変われない。

 

キム・サンナムも厳しい臨時コーチですが、私、彼の指導、素晴らしいと思います。

彼こそ、運動部の指導者に相応しい。

 

観てて、サンナムが全神経を使って真剣に子どもたちに野球を叩き込んでるのが、ド素人以下の私にすら、わかるんですよ。

 

それだけ、カン・ウソク監督の演出とチョン・ジェヨンさんの演技が素晴らしいんだろうけど。

 

しかも、サンナムは部員たちを障害者だとか何だとか、そんなふうに扱ってない。

彼らに「野球人」として向き合っている。

 

私自身は勝敗が決定的な競技に打ち込んだことはないんですが(競争じゃない、ただ泳ぐだけの水泳は続けてました)、サンナムの指導と、その言葉にハッとさせられました。

なんてゆうか、心に響く・・・美しい気持ち。

 

なぜ人が競技に打ち込むのか、わかったような気がしました。

 

この映画、本当に素晴らしいです。

 

 

部員たちを演じたみんな、全員すごくいいです。

 

でも、中でもイ・ヒョヌくんに私は目が行くんですよね~(´∀`*)

ホントに可愛い。

 

部員たちはみんな役柄上、口で言うセリフはほとんどなし。

だからこそ、演技に魅せられましたよ。

 

 

この映画、ほんっとにめちゃくちゃ良かったです。

感動しました。

 

なんかもう、映画として全てが私のツボでした。

最後にちょっと日本がかかわってるんも嬉しいし。

 

ホントにまっすぐな映画で、だから心が洗われたんですよね

 

カン・ウソク監督の作品はこれで9本観ましたけど、一番良かったんじゃないかなあ。

 

どれも良かったけど、『公共の敵』シリーズ(2001~2008年)なんて私の大好きな映画ですよ。

でも、正直、今は『ホームランが聞こえた夏』が一番好きかなあ。

 

チョン・ジェヨンさんの出演作の中でも一番かもしれませんねー。

ホントにそう思いました。

 

ソンシム学校の野球部は実在して、この映画は「実話をもとにしたフィクション」だそうです。

まあ、だいぶ創作はしてはるでしょうけどね

 

 

泣きましたわー・・・ホントに感動ドンッ( ;∀;)ドンッ

 

でも、泣けるでいったら、さらにまだ、もう一作、「やる気のない人が渋々子どもたちにスポーツを教える」韓国映画で凄いのがあるんです。

イ・ボムスさん主演の映画です。

また近いうち、その映画について書ければいいなー。

 

そんなんで・・・『ホームランが聞こえた夏』、大傑作でした。

さすがはカン・ウソク監督、さすがはチョン・ジェヨンさん!!です。

 

もしまだ観てないなら是非音譜

 

でわ、今日もありがとうです、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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韓国映画 取り戻せない 失われた真実 2010年

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アンニョン(^-^)ノ

3月もありがとうでした。

4月もよろしくお願いします。

 

 

 

志村けんさん・・・韓国や台湾などアジア中で高い人気を誇ることを知り、私の中でも再評価って気持ちだったんですが・・・ビックリしました。

何と書けば・・・何も書けません。

 

 

 

うちのブログは、できるだけ後ろ向きなこと、否定的なことは書かない、映画とか以外の、時事ネタ的なことも書かない、当然、自分がよく知らないことを憶測だけで書かないって、そんな感じの漠然とではあるけど、方針でやってます。

もともと、ちょっとあまのじゃくな性格なので、変なことを書き始めると、きっと人がイヤ~な気分になってしまうと思うので、だから映画について楽しく書くよう心がけてます。

 

でも、今はほんとに世界中、大変な時期だと思います。

ここまでのことは私の人生でも滅多になかったことです。

 

ですから私も新型コロナウイルス感染症について何か書くべきかもしれないし、もっと深刻な感じで書いた方がいいのかもしれないと、悩みもしました。

 

書かないって選択もあるけど、でも、よく考えたら、ブログは家にこもってても書けるし、読んでもらえるし、そういった意味では今でも、いつも通り、続けてていいと思いました。

だから、ブログはいつも通り書くことにします。

 

現実はやっぱり厳しいし、恐ろしいですね。

町から人が減りました。

 

でも、それでも仕事に行かないと仕方がない人が多いと思うんですよね。

今回の事態を早く終わらせるのに、みんなが家から出ないで移動しない、お互いに会わないってやり方が一番いいんだろうけど、それは実際の話、無理だと思いますよ。

 

だから、やっぱりそこまでは徹底できないと思うけど・・・どうすればいいんでしょうね。

 

映画館に行ってきましたが、映画館の人も頑張って働いてはりました。

映画館を閉めなさいって、やっぱり酷ですよ。

お客さんも来てくれてるんだし。

それはどこでも一緒。

 

とにかく私もマスク、消毒、手洗いだけは徹底して、世界をおおうこの悪夢が早く終わることを願ってます。

ホントに、誰だって感染りたくないし、感染したくないのはおんなじ。

 

 

 

そんな折に書きにくいけど、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)、4回目、行ってきましたよ。

お客さん、多かったです。

驚きました。

春休みだからか、高校生、大学生くらいの人たちが多いんですよね。

 

私もさすがに4回目になると後半も少しは慣れましたけど、最後の方の数分間は今だにきっついです。

 

5回目、6回目はわかりませんが、まあ、さすがに劇場には行かないでしょう。

 

いつ発売されるのかは知らないけど、ブルーレイが出たら一番高いのを買うからね!!

 

 

 

 

 

3月22日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

取り戻せない 失われた真実

 

 

取り戻せない 失われた真実
原題:돌이킬 수 없는 / 돌이킬 수 없는
英語題:No Doubt


(2010年、韓国映画、90分、日本版DVD:88分)


監督:パク・スヨン
脚本:アン・スンファン
助監督:イ・スンジュン
撮影:チェ・ユンマン
照明:イム・ジェヨン
音楽:チョン・ジェファン
美術:ペク・キョンイン
武術:キム・ビョンオ

出演
キム・テウ → ノ・チュンシク ミリム花園
イ・ジョンジン → ユ・セジン 貸し自転車店
チョン・インギ → ペク・ヨングォン 班長刑事 チョンス警察署
キム・チャンスク → セジンの母 チョン・グムジャ
イム・ソンオン → ユ・イニ セジンの妹 幼稚園の先生
ペ・ホグン → ムン・ソンジュン 刑事
チェ・ジョンウ → ソンシクの父 弁護士
イ・ドユン → ソンシクの母
キム・ギョンイク → ウネの父
チャン・ソイ → ウネの母
パク・イルモク → チョ運転手 バス会社
パク・チェヒョン → 解剖検査医
キム・ヨンソン → ペク・ヨングォンの妻
パク・チヨン → 経理 バス会社
キム・ゲソン → 婦女会員
ソン・ヒョク → 貨物運転手
ハル → モデル
ユン・ヨンジュン → 容疑者
チョン・セヒョン → 同僚刑事1
ソ・ボイク → 同僚刑事2
チョン・ジェファン(音楽) → 引越荷物職員1
イ・スンピョ → 引越荷物職員2
ホン・ギソク(演出部) → 警察1
チョ・ウンビン → 警察2
ペ・ソニョン → 患者

子役
チョ・ミナ → ノ・ミリム チュンシクの娘
ファン・ジョンウォン → ウネ 女の子
チョ・サンヨン → トンギュ キム教授の息子
キム・ヒョヌ → ソンシク
チョン・ボグン → トジン ペク・ヨングォンの息子
チョン・ヒソン → ユジン ペク・ヨングォンの娘

特別出演
オ・グァンロク → キム教授 画家
キム・ビョンチュン → バスの運転手
イ・ヒョンジョン → 幼稚園長

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 


 

キム・テウさんとイ・ジョンジンが主演するサスペンス映画。

90分足らずの短い作品です。

 

作品の存在自体は前から知ってたけど、なんか地味に感じるイメージから、観るのが後回しになってた作品です。

 

でも、ホント、日本で観れる韓国映画を全部観る気なら、もうちょっと早く観ていった方がいいんですけどねー。

 

 

ミリム花園を営んでいる平凡なお父さん、ノ・チュンシク(キム・テウ)は一人娘のミリム(チョ・ミナ)を大切に育てていた。

 

チュンシクの心配は可愛いミリムが早く大人になってしまい、お嫁に行ってしまうこと・・・それほどの溺愛ぶりだった。

 

 

しかし、そんなミリムがある日、行方不明になってしまう。
半狂乱になって探すチュンシク。

 

 

少女の失踪事件を担当するのはチョンス警察署のペク・ヨングォン班長(チョン・インギ)。

 

しかしミリムは見つからず、時が経つにつれて、警察の人たちも、何度もやって来ては捜索をせき立てるチュンシクのことが煩わしくなってくる。

 

刑事を演じるチョン・インギさんを何度観てきたことか・・・でも、何度見ても見あきない。

私が最初に意識したのは『チェイサー』(2008年)の〝ギル先輩〟だったと思いますが、『取り戻せない』でも、刑事って仕事を続けてきて疲れたような、いかにもいそうな刑事さんを演じるチョン・インギさんが満喫できますね。

 

ところが先月、村にある家族が引っ越してきてたんですが、その家の息子、ユ・セジン(イ・ジョンジン)には児童性犯罪の前科があった。

ぺク班長の部下のムン・ソンジュン(ペ・ホグン)は、つい、そのことをチュンシクにもらしてしまう。

 

セジンはもの静かで陰気な青年で、貸自転車屋を細々と営んでいたが、ミリムも彼の店で自転車を借りたことがあった。

チュンシクはその時、幸福の木の鉢植えをセジンにあげたことを思い出す。

 

ぺク班長はセジンのところに話を聞きに行く。

そこへチュンシクもついてきてしまい、セジンが犯人だとの確証もないのに、詰め寄ってしまう。

 

セジンは母のグムジャ(キム・チャンスク)、そして妹との3人暮らしで、妹のイニ(イム・ソンオン)は幼稚園の先生をしていた。

 

チュンシクは警察署からセジンの「再犯防止 観察記録」を持ち出し、それを大量にコピーして村中に貼りまくってしまう。

 

そのことでセジンは過去の犯罪歴を知られ、村の人たちは彼を怖がり、避けるようになる。

 

婦人会の会員たちはセジンの家を訪れ、セジンの一家に村から出て行ってもらいたいとまで言う。

 

セジンの家族はこれまで度々引っ越してきたのだが問題は解決しなかった。

引っ越そうかと言う母親に、妹のイニは反対する。

 

そしてセジンが飼っていた白い犬が殺されてしまう。

 

犬のむくろを道端に埋めようとしていたセジンだが、そのこともまた通報されるのだった。

 

 

挙げ句の果て、ミリムは遺体で発見された。

 

嘆き悲しむチュンシクの怒りの矛先はセジンに向かうが、ぺク班長が必死に制止し、セジンは逃げ去った。

 

 

ぺク班長は遺体発見の現場近くに目撃者がいないか、別荘に来ていた画家のキム教授(オ・グァンノク)のところへ聞き込みに行く。

 

セジンが犯人なのか、そうではないのか――。

 

 

物語は被害者の父親、チュンシクと、そして最も疑わしい人物、セジンの両者を中心に進んでます。

 

最愛の娘が行方不明になったのだから父親の悲しみ、苦しみは耐え難いものです。

そういった被害者側の心境を真に迫って描くのは韓国映画の得意とすることですよね。

 

ミリムを誘拐した犯人だと疑われるセジンは、過去に犯した犯罪もあって、無口で暗い人物。

チュンシクは彼を犯人だと思うようになっていきますが、村の人たちもです。

 

セジンの妹は勤めていた幼稚園をやめてほしいと園長先生から告げられます。

 

前科のある人と、その家族のことも生々しく描かれてると思いました。

 

 

韓国語の原題、『돌이킬 수 없는』は訳すと「取り返しのつかない」で、これはギャスパー・ノエ監督の『アレックス』(2002年)とやクレール・ドニ監督の『バスターズ 悪い奴ほどよく眠る』(2013年)の韓国題と同じみたいです。

なるほどとか思いますが、私は2013年の『バスターズ』を観てません。

 

ネタバレ・・・爆弾

 

ポン・ジュノ監督の『母なる証明』が2009年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『プリズナーズ』が2013年ですか。

『取り戻せない』は『母なる証明』よりも、『プリズナーズ』の方によく似ていると思いました。

 

怖さは『プリズナーズ』の方が上に思ったけど、映画としての真剣さは同じくらいですね。

 

結末を迎え、真相が判明する時、なんともやりきれない気分になるんですが、私はチュンシクの方を非難する気持ちになってました。

でも、子どもが行方不明になった親御さんの気持ちもわかるんです。

 

だからやっぱり、これはホントに取り返しのつかない、悲惨な物語だったと思います。

 

なぜセジンは真相を話さなかったのかはてなマーク

疑問も残りました。

言っても簡単に信じてもらえなかったかもしれないけど・・・言わなければもっと悪い方に行くとは思わなかったのかなあ。

 

でも、セジンは前科のある人として、ある種の絶望を感じ続けてきたのかもしれません。

 

いや、ホントにこの映画を観終えて、ネットとかでも平気でデマとか流して、先入観で他人を決めつけるような人間に対して無性に腹が立ちましたよ。

そうゆう人って、知っててやってるでしょ。

嘘を使ってでも、自分が気に食わない人を貶めたいとかさあ・・・そうゆう言葉とかをいっぱい見てきたから、ネットってホントに人間の心の汚いのが出てる。

 

デマとか流して人を批判してたヤツなんて、向こう20年くらいネットを使わせないでいいと思うけど、またそんなルールを作ったら、政治家に悪用されそうですしね・・・ホントに不公正でイヤな社会です。

 

映画的に、それこそ警察のやり方が後手後手になってるように思えてイラっときましたし、解剖の結果が出るのもやたら遅いように思いましたが、物語の作りの上で、どうしてもそうせざるをえなかったんでしょうね。

そうでないと、この物語は伝わらないと・・・そう思いますし、だから警察の無能さも仕方がないし、この話はこれでいいんだと思いました。

 

これでいいんだと言ったって、結末に納得したわけではないけど・・・。

 

でも、韓国映画が、こうして簡単に割りきれない結末にする時、凄いなあと思いますけどね。

不満やモヤモヤが強く心に残る時、私は逆にいい映画を観たなあと思ってます。

 

映画を観てると、韓国って日本よりも進んだ国なんじゃないかと思う。

 

こうだからこうです、みたいにありきたりな答えを用意せず、ずっとあとを引いて考えさせる最後を持ってこられるから、その方がありがたく思えます。

 

 

重いし、暗いので観てて気も沈むんですが、俳優さんたちはみんな良かったですよね。

 

やっぱりキム・テウさんはさすがだと思いましたよ。

 

キム・ギドク監督の『嘆きのピエタ』(2012年)での演技が有名なんでしょうけど、私はイ・ジョンジンの出演した映画は『マルチュク青春通り』(2004年)と『トラブルシューター 解決士』(2010年)しか観てないんですよ。

ソル・ギョングと共演した『トラブルシューター』の〝ライトニング〟役が好きですね。

セジンの役は〝ライトニング〟とはぜんぜん違うので、ああ、こんな顔もしはるんやなぁ、と思いました。

ぶっちゃけ、悲しかったですけどねー。

 

オ・グァンロクさん演じるキム教授の最後の方のセリフ、「勘で犯人を捕まえるつもりですか」・・・なぜかひどく印象的です。

オ・グァンロクさんの声と、キム教授のキャラのせいでしょうけどね・・・いや~、これは伝えにくい(^_^;)

なんしか、私の好きな数秒間でした。

 

この映画、どの人にも子どもがいるので、少なくない子役が出てきますが、他の映画で見たことのある子もいましたよ。

 

 

韓国には優れた映画監督が多いですねー。

パク・スヨン監督の作品で、日本でDVDが出てるのは、この『取り戻せない』1作みたいです。

他の作品も観たいですけどね。

 

私としては、まんまと監督たちに騙されてましたよ。

いろいろ考えてたんですけどね。

 

いや、ホントに自分も気をつけないとダメだと思いました。

 

『取り戻せない』、素晴らしい映画でした。

 

まだ観てない人は是非。

 

でわ、最後までありがとうです、アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

五月の恋 2004年 台湾・中国合作映画

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你好(^-^)ノ

毎度、多謝你ですキスマーク

 

 

 

例のジェジュンのエイプリール・フール・ギャグ・・・いやいやいや、一個も面白いことないでしょ~(^_^;)

本気で面白いと思ってやったんか~!?あせる

どう笑えっちゅうのよ~DASH!

 

でも、調べて前後を知ったら、少なくとも批判されるべき話でもないと思いましたけどね。

ジェジュンは彼なりに、警鐘のつもりだったんでしょ。

僕がなったらどうするはてなマーク・・・みたいな。

 

けどね~、もうね~、有名人はなーんにも言わない方がいいかもねビックリマーク

基本、話さないで、何か言うのなら、何の当たりさわりもない、つまらないことだけ言うしかないね。

21世紀はそうゆう時代です。

 

それでいいんじゃないですか。

そうゆう社会を大衆が望んでるんだし。

少しの汚れも許さない潔癖症社会・・・でもそこで暮らす人間の心はそれではたしてキレイになってるのかどうか。

 

まあ、少なくとも私は誰が何を言っても発狂して吠え狂うなんてことはしませんけどね。

人間はしょうもないことも言えた方がええよー。

 

 

 

 

 

今日、4月3日からこの作品が公開スタートですNEW

 

暗数殺人

映画 『暗数殺人』 公式サイト

 

私も当日、劇場に行って、混んでなくって、人と間隔をあけて座れるようだったら観ることにしますよ。

いつもだったら混んでる方が嬉しいはずなんだけど、今は手ばなしでは喜べない・・・。

 

それとジム・ジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』(2019年)も4月3日から公開だったと思うけど、公開延期になったんですかねはてなマーク

いや、それならそれでいいんですが。

 

あと、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)もそろそろ上映が終了する劇場もありそうな気がしたので、劇場で観たいと思ってる方はお早めに。

 

 

 

 

 

3月23日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

 

 

 

〝もう一度会いたい〟

君への想いが止まらない

 

 

 

五月の恋

 


五月の恋
原題:五月之戀
英語題:Love of May
韓国語題:오월지련

(2004年、台湾・中国合作映画、110分)

監督:シュー・シャオミン
脚本:ホアン・チーシアン
エクゼクティブ・プロデューサー:ベギー・チャオ
プロデューサー:ハン・サンピン、ティエン・チュアンチュアン
撮影:ジョン・ハン
美術:シァ・シャオユィ
音楽:メイデイ
サウンド・デザイナー:トゥ・デュチー
編集:リャオ・チンソン
ライン・プロデューサー:ユアン・イーシン
日本語字幕:加藤浩志、田村祥子

チェン・ボーリン A Lei
リウ・イーフェイ Zhao Xuan
リュイ・トーミン シュアンの父(チュン・趙新中)
チアチア・リー シュアンの母(クイ・小葵)
ティエン・フォン Zhao Gengsheng
タン・チーリン 祖父の台湾の妻(ファン・芳姨)
シュー・アンアン アレイの友人(アン・安安)
フランク・チャン アレイの友人(パオ・阿爆)
メイデイ Themselves

配給:トルネード・フィルム

 



解説: 中国と台湾という地政的に隔てられた恋人たち、そして歴史に翻弄された3世代にわたる”五月の雪”にまつわる哀しい運命を瑞々しく綴ったラブストーリー。監督は「望郷」で1997年の金馬賞ベストドキュメンタリーを受賞し「藍色夏恋」のプロデュースを手がけたシュー・シャオミン。出演は「藍色夏恋」のチェン・ボーリン、ドラマ『金粉家族』のリウ・イーフェイ、台湾を代表するロック・グループのメイデイ。(映画.com

 

 

ブログのカテゴリーに「台湾映画」を増やしました。

 

不思議なことにアジア映画をいろいろ観てても台湾映画にあたることが少なかったんですよね。

アジア映画の好きな方々は中国、香港、台湾の映画は、それぞれ見分けられるんでしょうけど、私にしてみたらやっぱりまず「中国」って大きな分類でくくれるように思ってるんですけどね、なぜか、台湾映画とは縁がなかった。

 

でも、またこれから観ますよ。

 

台湾映画を観てなくっても、チェン・ボーリンはよく知ってます。

 



この『五月の恋』を観ようと思ったのは、リウ・イーフェイの映画初出演作品だからですよ。

 

リウ・イーフェイ、刘亦菲は中国の湖北省、武漢市に生まれたそうですが、その後、ニューヨークで暮らしてて、中国系アメリカ人になるようです。

チェン・ボーリン、陈柏霖はご存知、台湾の有名な俳優で、日本でも超・有名ですよね。




台湾で暮らすアレイくん(チェン・ボーリン)は、超人気バンド〝メイデイ(五月天)〟のギタリスト(シートウ/石頭)の弟で、家政学部の大学生なんですが、お兄さんのようなミュージシャンになりたいとも思いつつ、今ひとつ何をやっても身が入らない感じですね。

 

アレイくんはメールで来るお兄さん宛のファンレターを管理しているうちに、自分はメイデイのボーカリスト(アシン/阿信)だと嘘をついてファンの女の子とやり取りしたことで、シュアン(リウ・イーフェイ)とゆう子から、今度、台湾の三義(サンイー)にある「五月の雪」と言われる花を見に連れていってほしいと頼まれてしまう。

 

やばいと思ったけど、そのままほっとけるほどアレイくん、悪質でもない。

 

 

シュアンは中国のハルピンに住んでて、ハルピン少年京劇団の生徒。そして今度、台湾へ劇団の公演で行くことになってる。

その時、まあ、メイデイと会えたらいいなあ~、とか思ってるんですね。

 

 

で、台湾に来て、仮病で先生を騙して、町へと出る。

 

 

それで、約束した場所の本屋さんにシュアンが来たんですけど、アレイくん、やっぱり嘘がバレることを恐れて声をかけられず、シュアンのあとをそっとついて回るストーカー状態。

 

 

でも、それがまたいいんですけどね。

 

まあ、会ったら超・可愛い子だったので、そりゃ気にもなるでしょ。

 

 

そして、ちょっとわざとらしく接触して、話をするきっかけが生まれ、アレイくんはシュアンの謎行動に振り回されつつ、少しずつ惹かれていく・・・ように見える。

 

 

アレイくんが実在のロックバンド、メイデイのギタリストの弟さんって設定で、そういった感じはなんと言いましたっけねはてなマーク

半分ノンフィクション、とかはてなマーク

 

ともかく、メイデイ(五月天)は本物のメイデイが演じてて、ギタリストのシートウ(石頭)さんがお兄さんを演じてます。

 

シートウさんはセリフも多いですよ。

努力が続かない弟をさとす場面、なるほど・・・と思いました。

 

私はメイデイのことは知らなかったんだけど、映画で流れる歌もメイデイの音楽だそうで、非常に良かったです。

 

メイデイの音楽もまたじっくり聴きたいところです。

 

 

シュアンも、本来はアレイくんは関係ない人なんだから、見捨ててもいい状況だったりするんだけど見捨てなかったりねー。

 

前半の話自体は私がああだこうだ書くこともないように思いましたが、そんなに何も起こらないし、ようわからへん場面もあるけど、ちょっと笑えたりもするし、観てて気持ちいいんですよ。

 

やっぱり台湾の風景や街並みがいいんですよね。

それだけでも映画を観る理由にもなりますしね。

 

私がリウ・イーフェイを好きな理由は、『第3の愛』(2016年)を観てからですよ。

もう、あの映画が良すぎた。

去年の私のラブストーリー部門・第1位ですわ。

 

『五月の恋』は正直、ラブストーリーとしてはそこまでときめかなかった。

だって、主人公二人が若いし、まだ子どもなんだもの。

ラブストーリーってゆうよりも、もっとボーイ・ミーツ・ガール、な感じですね。

そうゆうのってホント、若い十代、ギリで20代前半がかろうじての、それこそ甘酸っぱい体験でしょ。

 

この映画の味はそれですよね。

 

しかし、シュアンがハルピンに帰る時、アレイくんは素直になれなかったんでしょうね、もう会わないとか言ってしまいよった。

 

そして彼女からのメールは来なかった。

 

 

後半、シュアンがなぜ、三義で「五月の雪」を見たかったのか、そして誰に会いたかったのかが判明する。

その時、可愛いだけの映画ではなくなりますよね。

 

私は台湾と中国の関係をあまり知らないんですが、行き来しにくい状況の時もあったんでしょうね。

ちょうど、韓国映画には国家分断があるように、台湾と中国にも難しい問題があるんでしょう。

それが『五月の恋』の後半の物語に作用してましたよね。

 

それ自体は悲しい話だと思いました。

 

けど、映画はもっと違う終わり方をして、それがとても良かったです。

 

お兄さんがね、味なことをしてくれはります。

いいお兄さんでしたね。

 

 

チェン・ボーリンも若いですわー。

ちょうど二十歳くらいですか。

 

やっぱりいい顔してますよね。

 

 

リウ・イーフェイ、めちゃくちゃ可愛かったです。

ホンマ萌~っですよ。

 

16歳くらいですかね~、細いビックリマーク

そして足が長い!!

ビビりますよ、ホンマ。

やっぱり私が目をつけただけあってほんまもんの美少女。

 

で、話し方がね、中国語のアクセントなのか、なんかぶっきらぼうっちゅうか、けっこう荒っぽい感じはてなマーク

それがまた可愛いです。

 

で、シュアンの性格的にもけっこうきつくって、駅員さんと口げんかしたりするので、アレイくんもタジタジなんですね。

 

 

リウ・イーフェイが主演するディズニーの『ムーラン』(2020年)・・・二度も公開日が延期になってしまったけど、私はムビチケ買って、楽しみに待ってますよ。

ひとまず今の騒動がおさまってから、また観たらええですよね。

 

 

最後に、この映画の中でも特に好きだったのは、台湾とハルピンの関係とゆうか、その距離感ですね。

 

地図で見るとやっぱり遠いですよね~。

ほとんど動かない私からしたら、そらもう遠い、広い。

 

しかし、若者たちはその距離を移動していく・・・なんか羨ましい気分。

 

ハルピンは寒そうで、そしていかにも中国の良さが感じられました。

 

ハルピンの少女と台湾の少年が出会うって物語が、それでもう、いいですよね。

 

 

『五月の恋』、とても良かった~合格

 

後半、ちょっと悲しいけど、基本、可愛い映画だった。

 

でわ、でわ、多謝你~、拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 マイ・ブラザー 2004年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも読んでくださり、本当にありがとうですキスマーク

 

映画を一緒に楽しんでいただければ幸いです音譜

 

 

 

上映が始まってますよ~NEW

 

暗数殺人

映画 『暗数殺人』 公式サイト

 

実際の連続殺人事件をモチーフに、7人を殺したと告白する殺人犯と、その言葉に翻弄される刑事の姿を描いた韓国製サスペンスミステリー。です・・・怖いわー(>_<)

 

キム・テギュン監督は、2012年に『春、雪 Spring, Snow』って作品を監督してるんですが、残念・・・日本未公開ですね。

『暗数殺人』にはクァク・キョンテクが脚本に参加してるそうですが、どんな感じになってるんでしょうね~はてなマーク

『極秘捜査』(2015年)はわりとホンワカしてましたよね。

わかりませんがキム・ユンソクさんが演じるキム・ヒョンミンは「釜山の刑事」らしいので、やっぱり舞台は釜山なのかな。

 

やっぱり、観ておきたい(≧∇≦)

 

 

 

 

 

その前に、3月27日、この作品を観ましたよ・・・カチンコ

 

 

 

 

 

マイ・ブラザー

 

 

マイ・ブラザー
原題:우리 형
英語題:My Brother


(2004年、韓国映画、112分)


監督・脚本:アン・グォンテ
撮影:ファン・ギソク
証明:シン・ギョンマン
音楽:キム・ヒョンソク
武術:シン・ジェミョン


出演
ウォンビン → キム・チョンヒョン
シン・ハギュン → キム・ソンヒョン
キム・ヘスク → 母 シム・オクプン         
イ・ボヨン → チョ・ミリョン ハンド女子高校
チョン・ホビン → チョ・ヨンチュン ミリョンの兄
キム・テウク(キム・ジョンテ) → チョルパジ キム・オクス 友情出演
チョ・ジヌン → トゥシク
キム・ジョンマン → タンチュクモン(ボタンの穴)
キム・ヘジョン → トゥシクの母
キム・グァンギュ → チョンヒョンたちの担任先生
ソン・ドンイル → 写真師
コ・インボム → オクスの父
キム・ドンソク → 派出所所長
チョ・ソンジェ → 不動産業者
カン・ソンフン → 体操服1
イ・ドンウク → 体操服2
キム・ポプキ → 体操服3
キム・リュホ → 体操服4
キム・ジニョク → 文芸部先輩1
キム・ヨンボク → 文芸部先輩2
キム・チョロ → ヨンチュンの手下1
パン・ジェホ → ヨンチュンの手下2
ソン・スネ → スーパーのおばさん
ソン・ジョンファン → 巡査
イ・ウナ → 司会者
キム・ヒョンス → 町の青年
パク・イネ → 看護士
イ・サンヒョク → 花束配達人
イ・ナムソク → 父
キム・ソク → 幼いチョンヒョン
キム・テウ → 幼いソンヒョン
キム・ホンギュン → 幼いトゥシク

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 



解説: 対照的な性格の兄弟が、反目を乗り越えて絆を深めていく姿を描いた兄弟ドラマ。「ブラザーフッド」の人気韓国スター、ウォンビンの主演作。その兄役に、パク・チャヌク監督「JSA」「復讐者に憐れみを」の若手演技派シン・ハギュン。ふたりの母を演じているのは、『冬のソナタ』でチェ・ジウの母親に扮していたキム・ヘスク。(映画.com

 

 

ウォンビンが出演した映画で、日本でDVDが出てるのは、この5作でしょうか。

 

ガン&トークス 2001年

ブラザーフッド 2004年

マイ・ブラザー 2004年

母なる証明 2009年

アジョシ 2010年

 

『ブラザーフッド』や『母なる証明』、『アジョシ』は言うまでもないことだけど、韓国映画の名作ですね。

 

特に『アジョシ』は、韓国映画を観たことがない人はまずこの作品を観てください、絶対にハマるからビックリマークって映画ですね。

 

いや~、初めて観た時のおのれの震えが今も思い出される。

めっちゃ興奮でしたわー。

 

『マイ・ブラザー』、意外と2004年、かなり前の映画なんですね。

とにかく、気にはなってましたよ。

 

 

ソンヒョン(シン・ハギュン)とジョンヒョン(ウォンビン)は年子の兄弟。

兄弟ですが、性格は正反対。

ソンヒョンはおとなしく繊細で勉強ができる少年。

ジュンヒョンはケンカばかりしているいきりの不良。

 

兄弟のお父さんはどっかへいなくなってて、お母さんのオクプン(キム・ヘスク)はやたらとお兄ちゃんのソンヒョンを可愛がり、弟のソンヒョンを手荒に扱う・・・ように見える。

 

ソンヒョンは生まれた時、口唇口蓋裂だったので、何回か手術を受ける必要がありましたのでお母さんは金貸しをやって必死にお金を作りました。

 

ソンヒョンは言葉が上手く発音できない(と思ってるだけかもしれないけど)ので、無口な少年に育ちました。

ジョンヒョンはお母さんのえこひいきもあって、そんなお兄ちゃんがキライだった。

 

お兄さんにはもうちょっと普通、従うとかするもんですが、ジョンヒョン、ソンヒョンに威張ってて横暴、どっちが兄かわからない。

 

兄弟はトンソン男子高校に入学したけど、ソンヒョンは手術に時間を割いたこともあってジョンヒョンと同じ学年でした。

 

 

そんなある日、文芸部ですか、詩の同好会みたいのに入ったら女子高と交流できると知り、詩なんか書いたこともないのにジョンヒョンは早速、入り込む図々しさ。

 

 

そこには、界隈一の美少女、ミリョン(イ・ボヨン)がおったそうな。

 

まあ、実はミリョンの兄貴はヤクザだったりするんですがね。

兄貴を演じるのは『チング』シリーズ(2001年、2013年)でもヤクザを演じてたチョン・ホビンさん。

チョン・ホビンさんも何げにいい映画に出る俳優さんですね。

 

イ・ボヨンが出てる映画、私、これで4作、観たけど、彼女にかんしては、クォン・サンウと共演した『悲しみよりもっと悲しい物語』(2009年)が一番好きやなー。

あの映画はホントに良かったです。

 

イ・ボヨン、『マイ・ブラザー』でも美しいです。

 

 

ところがもう一人、ミリョンに惚れとるバカがいた。

不良のオクス(キム・ジョンテさん)ですね。

 

 

因縁をつけられてジョンヒョンはオクスと決闘。

決闘の好きな国やなー、韓国。
 

 

卑怯なオクスの手口に劣勢になったら、ケンカなんかしたことがないソンヒョンが決死で援護・・・やはり兄と弟なのか、と思うが、ジョンヒョンは余計なことすんなむかっみたいな。

 

で、オクスの父親が学校にねじ込んできて、兄弟のお母さんが謝るハメに。

 

お母さんは怒ってましたけど、ふいに、兄弟なんだから一人が殴れられてたら二人で殴り返せビックリマークと言い放った。

 

キム・ヘスクさん・・・ここ最近も私、『10人の泥棒たち』(2012年)や『お嬢さん』(2016年)を観てたんですが、やっぱりどの映画でもいいんですよねー。

キム・ヘスクさんが〝オンマ〟を演じるだけで、映画が完成してしまう・・・。

 

キム・ヘスクさんが庶民のアジュンマを演じてる映画で、私の一番のオススメはキム・レウォン主演の『ひまわり』(2006年)です。

観てない人は是非。

 

 

そういえばシン・ハギュンさんは『10人の泥棒たち』でキム・ヘスクさんと共演してましたね~。

思いっきり詐欺られる役でしたが。

 

シン・ハギュンさんの映画も最近、『高地戦』(2011年)を観返してましてね・・・やっぱり好きな俳優さんなんです。

なんか私的には「変な人」を演じてる印象が強いんだけど、ここ数年も『悪女 AKUJO』(2017年)、『7号室』(2017年)、そして『エクストリーム・ジョブ』(2019年)と、変な映画に出まくりで・・・でも、以前は時々、普通にちょっとイケメンを演ってはったんですよね。

 

シン・ハギュンさんの出演作は、これで16作くらい観てきたけど、オススメは『復讐者に憐れみを』(2002年)ですかね。

きっつい映画ですけどね・・・最近、私の中ではパク・チャヌク監督がすごく大きくなってきてます。

 

『マイ・ブラザー』のシン・ハギュンさんは、無口でおとなしい少年~青年の役。

ウォンビンとの兄弟役だからか、余計に良かったですよね。

 

そういえば『ガン&トークス』でもウォンビンと出てましたね。

変な殺し屋カルテットの役で・・・。

 

 

で、ジョンヒョンはミリョンの心を射止めるため、内向的なソンヒョンが書いてた詩をパクってミリョンに贈る暴挙。

 

ソンヒョンのこの無神経、且つ、傍若無人なことをしつつ、得意げな態度にはかなりイラッとさせられるんですが、そんなウォンビンを見ることがまた楽しい。

ホントにウォンビンは出る映画ごと、まったく違うキャラですねー。

 

 

でもね、ソンヒョンも実は・・・内心、ミリョンのことが好きだった。

 

けれども、どうしても伝えられなくって・・・なのに、弟は自分の詩を贈って彼女と親密になっていく・・・。

 

そして、私思うにジョンヒョンは、自分にはない知性があり、詩を書いたりもできるソンヒョンに対して、無意識のうちに羨ましかったんじゃないかなあ、と思う。

だって、ソンヒョンの詩を贈ってミリョンに好きになられても、嘘だしね。

 

 

結局、ジョンヒョンとミリョンは上手くいかず、別れてしまうんだけど、その前に、ジョンヒョンはミリョンのヤクザの兄と会い、ヤクザの兄はジョンヒョンのささくれムードが気に入ったりする。

 

 

兄弟の昔からの友達に、ドゥシクとゆう、ちょっと知的障がいのある男の子がいて、ジョンヒョンはともかく、ソンヒョンは仲良くしてます。

 

ドゥシクは兄弟と同じように成長していくんだけど、ドゥシクのお母さんは同じ界隈で小さな食堂を営んでる。

 

ドゥシクは子どものような人柄のまま、大人になっていくんですが、演じてるのはチョ・ジヌンさん。

 

前半はともかく、後半、ドゥシクは重要なキャラになっていきます。

 

 

高校を卒業して、ソンヒョンはソウル大学の医学部へ進学し、お医者さんになる道を歩み始める。

対してジョンヒョンは予備校・・・って、まさか、大学に行こうとしてるんかいっ!!

 

ところがお母さんがマンションをひと部屋買おうしたら、契約した業者が不渡りを出してお金が消えてしまい、一家はまた困窮してしまう。

 

そのことを悩んだジョンヒョンはミリョンのヤクザの兄のところで世話になることになる・・・。

 

 

後半はかなり予想外でした。

私はもっと普通にほんわか系だと思ってたのに・・・。

 

正直、きついとも思いましたし、違う結末だった方が今は好みかなあ、と思いました。

でも、そう思いつつ、泣いてしまいましたけどね。

 

最後はちょっとくどいです。

くどいんですが、どの場面もいいんですよね。

だから、全部、切れないんですよね・・・。

ソンヒョンの母への手紙、写真屋さんの場面、そしてジョンヒョンの兄への言葉・・・どれもいいんですね。

 

エンドロールで流れる歌、特にその歌詞も良かったですよね。

 

アン・グォンテ監督はこのあと、2008年にはクァク・キョンテク監督と共同で『目には目、歯には歯』を監督して、次に2013年、ユ・アインくんとキム・ヘスクさん主演で『カンチョリ オカンがくれた明日』を監督してますね。

 

『目には目~』はともかく『カンチョリ』と『マイ・ブラザー』は似てるな~。

 

 

ウォンビン・・・次の映画はまだですかね~。

あまりこだわらずに何か出てくれればいいのに・・・(^_^;)

 

まあ、そのうちに何かニュースが聞こえてくるでしょう。

 

でわ、でわ、最後まで、ありがとうさんでしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ブルース・リー主演 ドラゴンへの道 1972年

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你好(^-^)ノ

いつも読んでくださり、多謝ですキスマーク

 

今日はブルース様ですビックリマーク

 

4月4日、この作品を、観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

ドラゴンへの道

 


 

ドラゴンへの道
原題:猛龙过江
英語題:Way of the Dragon
韓国語題:맹룡과강 


(1972年、香港映画、100分)


監督・脚本・製作・音楽監修・武術指導:ブルース・リー
撮影:西本正
音楽:ジョセフ・クー
製作:コンコルド・プロダクション
配給:ゴールデン・ハーベスト

キャスト(日本語吹き替え)
タン・ロン - ブルース・リー(柴俊夫)
チェン - ノラ・ミャオ(岡本茉利)
ジミー - ユニコーン・チャン(筈見純)
トニー - トニー・リュウ(田中秀幸)
コルト - チャック・ノリス(千葉耕市)
フレッド - ボブ・ウォール
長谷平 - ウォン・インシック(仲木隆司)
ホー - ウェイ・ピンアオ(川辺久造)
ワン伯父 - ウォン・チュンスン(富田仲次郎)
ギャングのボス - ジョン・T・ベン(大木民夫)
イタリア美女 マリサ・ロンゴ



解説: 伝説のアクションスター、ブルース・リーの初監督作で、リー自ら主演・脚本・製作・音楽監修・武術指導を務めたカンフーアクション。ローマの中華料理店「上海」は、立ち退きを迫る地元マフィアからの執拗な嫌がらせに困っていた。香港から助っ人としてやって来た中国拳法の達人タン・ロンは、マフィアが送り込んだ男たちを鮮やかに撃退する。しかしマフィアもアメリカから最強の武道家を呼び寄せ、抗争は激化していく。コロシアムでのチャック・ノリスとの激闘シーンは、映画史に残る格闘技アクションとして語り継がれている。1972年に製作され、日本では75年に劇場初公開。2020年5月、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、なんばパークスシネマで開催の「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020」にて、マイク・レメディオスの主題歌の入った日本初公開時英語版でリバイバル上映。(映画.com

 

 

この子猫は何なんでしょう!?

それは映画を観ればわかります。

 

風呂敷包み一つを背負い、急遽、香港からローマへ飛んできたドラゴンこと、タン・ロン(ブルース・リー)。

早速、空港でおばちゃんからメンチを切られまくってる不思議。

そんなに中国人が珍しいのかはてなマーク

 

次にドラゴン、年端もいかない幼児を驚かすビックリマーク

何やっとんねん、ドラゴン!!

 

そしてレストランに入って注文しようとしたが外国語がわからず(パ~パ~パ~パ~♪と音楽が鳴る)、適当に指差してオーダーしたらスープ5皿。

ウェイトレスさんの態度もイヤな感じだが、ドラゴン、素知らぬ顔で平らげお腹を痛くする。

 

そして迎えに来たチャン(ノラ・ミャオ)は会った瞬間からドラゴンに対し、謎の怒り顔。

 

実はチャン、先月亡くなったお父さんから継いだレストランを経営してたんですが、最近、その店を狙う悪人どもから脅されてて、香港の弁護士に相談したら、やって来たのが使えなさそうなタン・ロン。

それで落胆して怒ってるらしい理不尽。

 

こんな感じで冒頭から必殺・ドラゴン・ギャグが炸裂し、なんて楽しい映画なんだビックリマークと本気で嬉しくなってきます。


でも、最初の方だけだけど、なんかカメラがえらいピントが合ってないショットがあるけど・・・汗

 

 

借りてきた猫状態。

なんとかチャンちゃんと馴染もうとするが、上手くいかず。

 

チャンとしては猫の手も借りたいのです・・・。

 

 

ノラ・ミャオが可愛いビックリマーク

特に眉毛が可愛いです。

 

なんか、最近、中国の可愛い女の子と映画でよく出会うなあ・・・と思ったけど、よく考えたらそれは香港・中国の映画をよく観てるからでしたね。

 

でも、その中でもこの映画のノラ・ミャオは極めつき。

48年も前の映画なのに・・・。

 

この映画、「ヒーローが当初、ヒロインから嫌われている」って始まり方ですが、『ドラゴンへの道』にはラブストーリー的要素は皆無。

最初の方で、タン・ロンが(それがヨーロッパのマナーだと思って)他の女性と親しくしてしまい、チャンが無言で去ってしまう場面があったので、もしかしたら、ブルース様の中ではラブストーリーを入れる案もあったのかもしれないですよね。

でも、この映画を作ってる時点では、そっち系は興味なかったかも。

 

 

チャンのレストランで働いてる青年たちは独自に自習で空手をやっている。

 

最初はタン・ロンが強いなんて思ってもみないわけですが、観客たちはドラゴンがただ者ではないことを知っている。

 

まあ、特にチャンがタン・ロンをダメ扱いしてるんですけどね(^_^;)

 

 

店乗っ取り計画のために嫌がらせに来てるゴロツキども。

 

う~ん、あんまり強そうには見えないんですが・・・中国の若者たちは負けてしまう汗

 

さあ~、こ・こ・で、けっこう30分くらいタメてたわけですが、ついにブルース様が「訳せ これが中国武術だ」と強さを見せる場面・・・ゾクゾクきますわ~(((o(*゚▽゚*)o)))

 

しかし、もちろん悪者たちはそんなことでは諦めない。

何度も来るし、ただの嫌がらせから、ついにはエスカレートして武器とかも持ち出し、凶悪化していくのだった。

 

 

私がこれまでに観たブルース様の映画は順番通り、『ドラゴン危機一発』(1971年)、そして『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)の2本。

 

いや~、『危機一発』を観た時の衝撃を思い出すなー。

 

もっと怖い人だと思ってたら、すごく親しみを感じる普通の可愛い青年だったんですね~。

 

しかし可愛さではなぜか『ドラゴンへの道』が一番。

 

タン・ロンはちょっとぬけたところもある気のいい青年。

ブルース様がタン・ロンをそんなキャラ設定にしたところに、人柄が感じられるではありませんか。

人をビビらせて威張ろうって人ではなく、普段は強さを隠して人と仲良くなろうとする、そんな愛されキャラ・・・だったに違いない、ブルース様も。

 

まあ、『燃えよドラゴン』(1973年)の撮影中にケンカを売ってきたエキストラの人を一瞬でブチのめしたり、そのことで黒社会から尊敬されたりといったエピソードも・・・真偽のほどはともかく、本当に強いからこそ優しくなれるんだとそう信じたい。

 

そう考えると『ワンハリ』(2019年)のブルース様登場のシーンはやっぱり残念だし、タラはミスったと思いますね~。

 

 

ついにヌンチャクが登場して一気に敵を全部やっつける場面、痺れますねビックリマーク(≧∇≦)ビックリマーク

しょこたんが大興奮してヌンチャクを振り回してしまうのもよくわかる。

うちも今から習おうかなあ(*´∀`*)

 

でも、途中でヌンチャクを一個、下に置いといて敵に使われるのが、ちょっと意外あせる

まあ、ブルース様以外は使えないけどね。

 

 

私がこの映画の中で一つだけ気になったのが、ウェイ・ピンアオこと、ポール・ウェイさん演じるホーの扱いです。

マフィア・ギャングのボスの手下で通訳をやってる人。

 

ウェイ・ピンアオさんは『怒りの鉄拳』でも日本人たちに媚びて通訳をやってる役でしたが、またしても同じようなキャラ。

 

このホーが「オカマ」だったのが最後まで違和感を感じました。

 

それはブルース様の中で「男とはこうあるべきもの」とゆうのがあったように思えてしまい、なんだか居心地が悪かった。

 

私が脚本をリライトさせてもらえば、そうですね、ホーはただの中国人の男ってだけの存在にしましたよ。

で、パクリですが、『浪人街』(1990年)の勝新太郎さんが演じた赤牛のような役にしましたね。

 

途中でホーがタン・ロンと話す場面を作って、その時にはホーも納得しないんだけど、最後、やっぱり、異国の地で頑張ってる自分と同じ中国人たちに共感を感じていき、最後は・・・って感じ。

 

そしたら最後もスッキリしまっせビックリマーク

 

 

ついに悪いボスはアメリカから凄腕の武術家を招聘。

その男、コルトを演じるのはチャック・ノリスさん。

 

チャック・ノリスさんとブルース様の友情秘話がまたいいんですけど、映画の中では敵同士。

 

おまいはタンロンか!?

あいたタラー・・・あいたアセアセ

と言うのは別の人。

無理に喋らなくっていいのに汗

 

しかし、チャック・ノリスさん、私が見たところ、顔に悪が感じられず、むしろいい人なムード・・・。

 

お金をもらって悪事の手助けをしてはいかんけど、コルトはやっぱり、強い相手と試合をしたいって気持ちだけが強かったんでしょうね。

 

戦う前に準備体操があったり、やっぱり正々堂々の試合って感じ。

 

 

二人が戦うのは円形闘技場コロッセオですが、なぜか猫が住んでいる。

 

もしかしたら実際に住んでいるのかもしれません。

ブルース様が猫に驚くシーンもあり。

 

 

殺気を高めながら体操をする二人を見守る子猫。

 

この子猫が出てきた時の意外さが凄いので(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-!!となりますね。

 

もう一匹、近くを歩いてますね。

 

 

そして

にゃあああああああ!

と鳴いたところで試合開始ビックリマーク

 

なんと!!

この子猫、レフェリーだったのですね!?∑(゜∀゜)

 

しかし、その時の声は、なぜか人間のおっさんの鳴き声・・・あせる

 

あと、あのカメラのズームをブインブインってするのでブルース様とチャック・ノリスさんを撮った時、子猫も同じように撮ってるのがものすごくビックリしました。

やっぱり監督ブルース様の考えることは違うな。

 

 

このブルース様VSチャック・ノリスさんの戦いは映画史上残るアクション・シーンだと言われてます。

それもむべなるかな、です。

 

しかし、それもですが、私はその結末に、戦いとは虚しいものだ、とゆうブルース様の至った真理を感じます。

映画自体もそういった結論・・・(´・_・`)

 

明るく楽しく始まった映画なのに、最後は寂しい終わり方。

 

ブルース様はアクションだけの人じゃないですね、演技の人でもありました。

 

 

で、観終えてから少し調べてたら、ツインさんが「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020」を開催されるとのことで、『ドラゴンへの道』ほか、3作品が上映される!!

 

世界は今も、彼を中心に回っている。

最高の映像と最強の音声で更新された無敵の絶対聖典!

 

「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020」 公式ホームページ

 

しかし、今は新型コロナ・ウィルスが猛威を振るっている最中・・・せっかくの猛龍生誕80周年にケチがついてしまいましたね。

残念です。

 

5月、6月、7月、事態が収まっていてくれることを願ってやみません。

 

 

『ドラゴンへの道』、古い映画ですが、かなり驚かされたし、ホントに面白かったです。

思ってた映画と違ったってゆう、嬉しさもありましたね。

 

次は『燃えよドラゴン』です、アチャービックリマーク

 

そして一ヶ月後には、ブルース様の師匠の映画、『イップ・マン 完結』(2019年)ですクラッカー

 

でわ、今日も謝謝ビックリマークですキスマーク

拜拜(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 暗数殺人 2018年 公開中

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうございますキスマーク

 

 

 

今日、4月8日からシネマート新宿さん&心斎橋さんも休館だそうですNEW

何と言えばいいのか・・・仕方がないことですね。

映画館には辛いご判断だと思います。

 

それにより『がんばれ!チョルス』や『悪の偶像』が公開延期になりますね。

公開延期自体は、私は困りませんし、むしろ、ホントに今は行くのが厳しく感じてますのでありがたいと思いました。

 

映画館の方では休館されることはホントに酷だと思います。

でも今は、劇場さんの方も観客の方も我慢の時ですね。

 

また上映が再開したら、私も前よりも観に行きますし、他の方々もそうなんだから、今は耐えて、復活の時に備えましょう!!

 

 

 

 

で・・・そんな中、やっぱり映画を映画館で観に行くのは、心配をともなうし、後ろめたくもあるんですが、京都でも公開の始まった『暗数殺人』を観てきました。

 

同じTジョイ京都さんだったこの前の『パラサイト 半地下の家族』(2019年)にはおよばないけど、京都にしてはけっこうお客さん、少なくなかったです。

 

でも、一列に何人とかのレベルですので、観客同士、離れて観ることが可能なんですね。

それでホッとしました。

むしろ、他の状況の方がはるかに感染のリスクが高そうに思えたので、そこまで観客が多くなければ、映画館はまだ安心かなと思いました。

 

もしもだったら劇場で券を買う時に席の埋まり具合を調べて、観ることはありじゃないでしょうか。

 

と、言ってもやっぱりこの2週間は我慢に徹するべきかな。

いや、私は普段から映画館であまり観ないけど、他の人たちのためにもね。

 

でもね・・・映画どころじゃない人も多いと思う。

マジな話、お互いに助け合うくらいの気持ちでないと、無理でしょう。

誰が得、誰が損とか、そんなこと言っててもしょうがないしね。

 

それにしても、イ・ドンフィさんの初主演作、『幼い依頼人』・・・観に行きたかったなあ~(>_<)

まあ、ブロともさんが観に行ってくれたので、いいんですけどねビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―― 本当は何人殺した?

 

 

 

 

 

暗数殺人

 

 

映画 『暗数殺人』 公式サイト

 

劇場情報 ※公式サイトより転載させていただいてます。

 

山形 MOVIE ON やまがた 5月15日
東京 シネマート新宿 4月3日
神奈川 川崎チネチッタ 4月3日
神奈川 横浜ブルク13 4月3日
群馬 シネマテークたかさき 順次公開
静岡 静岡東宝会館  4月3日
愛知 ミッドランドスクエア シネマ 4月3日
三重 伊勢進富座 5月30日
和歌山 ジストシネマ和歌山 4月3日
大阪 シネマート心斎橋 4月3日
京都  T・ジョイ京都 4月3日
兵庫 神戸国際松竹 4月3日
香川 ホール・ソレイユ 5月22日
福岡 KBCシネマ 近日
佐賀 シアターシエマ 5月15日
大分 大分シネマ5 5月9日
熊本 Denkikan 5月8日
沖縄 桜坂劇場 5月23日

 

 

暗数殺人
原題:암수살인
英語題:Dark Figure of Crime

(2018年、韓国映画、110分、G)

監督・脚本:キム・テギュン
脚本:クァク・キョンテク
撮影:ファン・ギソク
音楽:モク・ヨンジン

キム・ユンソク
チュ・ジフン
チン・ソンギュ
イ・ボンリョン
キム・ジョンス
ペ・ヘソン
チュ・ジンモ
ホ・ジン
クォン・ソヒョン
キム・ジョンヨン
キム・ジュンギ
パク・ジンヨン
キム・ヨンウン
チョン・ギソプ
チョン・ジョンジュン

特別出演
ムン・ジョンヒ
コ・チャンソク

配給:クロックワークス

 

 

なんか私としては「ハッと気づくと観ていた」って感じで、10年前なら劇場で観たりはしなかっただろう映画でしたが、ユンソクさんとジフンくんが主演だってことだけで考える前に観ることが決まっているビックリマーク・・・まあ、前評判も高かったんですけどねー。

 

『暗数殺人』、観たら、ホントに良かったです。

凄い映画だなぁと思いました。

 

これはやっぱり、サスペンスやミステリーが好きな人にこそ観てほしい作品ですわ。

 

 

始まりがホント、韓国映画らしい始まり方で嬉しくなるんですけど、刑事のキム・ヒョンミン(キム・ユンソクさん)に、情報屋を通してある人物から接触があるんですね。

で、カルククスのお店で待ち合わせするんですが・・・。

 

いろいろあって、ヒョンミンはその人物、カン・テオ(チュ・ジフン)と再び出会うことになる。

テオは恋人を殺害した容疑で裁判中。

 

そしてこう話されるわけです。

「俺が殺したのは全部で7人だ」と。

 

でも、警察としては過去のことを再度、捜査するよりも新しい事件を解決した方が成果があるってことで、テオの話はなしくずし的にほったらかしになるんですよ。

 

 

で、テオがやったとゆう過去の犯罪についてはもう、時間が経ち過ぎてて証拠とかも消えちゃってるので、テオの話しか証拠がないんですよ。

 

だから・・・私、ここで、え~ビックリマークそんなことしていいのかな~!?って思ったんだけど、ヒョンミンはお金やその他、テオがいるってものをあげて、テオにもっと話させようとするんです。

いや、それはダメでしょう、と。

 

でも、ヒョンミンはそうするんだけど、それには理由があります。

ヒョンミンはテオの言葉を信じたわけですよ。

そしてヒョンミンは上の人の反対を押し切って、テオの過去の犯罪を捜査していく。

 

でも、テオが嘘をついてる可能性も高いし、テオは言うことを変えるんですね、自分は殺してない、ただ遺体を埋めただけだって。

 

 

それでもヒョンミンは諦めない。

なぜ、彼はテオの怪しい言葉にこだわるのかはてなマーク

 

そしてテオの本心とははてなマーク

彼は真実を話しているのかはてなマーク

 

 

そういった物語ですよ。

 

怖いです。

 

でも、残酷な場面は多くないです。

殺人のシーンはありますけどね。

 

この怖さは血とかそっち系じゃないです。

後半、それがわかります。

 

 

キム・ユンソクさんを初めて観たのは『チェイサー』でしたが、当時、私は、なんて普通のおじさんなんだろうと思いましたよ、初めてだったから。

犯人役を演じたハ・ジョンウも初めて見ましたのでね~、そりゃもう怖かった!!

 

その後、いろいろ韓国映画を観ていって、ユンソクさんがどんな俳優なのか、今は知ってます。

それどころか今は私の大好きな韓国の俳優さんのうちの一人ですよ。

 

私が最も好きなユンソクさんの映画は『亀、走る』(2009年)で、やはり刑事を演じておられるんですが、かなり違いますね。

クァク・キョンテク監督の『極秘捜査』(2015年)の方に近い気もしますが(釜山が舞台だし)、でもやっぱり違うな。

 

 

チュ・ジフンくんの出演作で私が初めて観たのは、いきなり『私は王である!』(2012年)でしたね。

こちらもインパクトが強かったです(^_^;)

でも、その出会いが良かったですよ。

その後、出演した映画は確実に成功してますね。

『神と共に』シリーズ(2017年、2018年)のヘウォンメク役で日本でも知名度もさらに高まったでしょ。

 

この映画では・・・本気で嫌悪感を感じてしまいましたね~、カン・テオって人物にね。

それはつまり、ジフンくんの演技がいかに凄かったか、ってことですね。

 

 

ヒョンミンとただ一人、一緒に頑張ってくれる弟分の刑事さんを演じるのはチン・ソンギュさん。

最初に意識したのは『犯罪都市』(2017年)の凶悪過ぎる役ででしたけど、それから以後、ホントにいい出演作が続いてますねー。

特に『エクストリーム・ジョブ』(2019年)の大ボケ刑事が素晴らしかったです。

今回は、主流派からはずれたところでヒョンミンと報われない捜査を続けることにややお疲れ気味ながら、ヒョンミンのために頑張る刑事らしい刑事さんの役。

かっこよかったですよ。

 

なんか、ピンク・フロイドのファンなんでしょうかね、Tシャツを着てましたねはてなマーク

 

 

ヒョンミンの熱意に押しきられていくキム・スミン検事を演じるのはムン・ジョンヒさん。

私の好きな韓国映画によく出てる女優さん・・・。

 


1971年生まれのキム・テギュン監督は、クァク・キョンテク監督らのもとで助監督としてキャリアを積んだのち、ユン・ソクファさんとイム・ジギュさん主演で⻑編監督作デビュー作、『春、雪』(2012年)を発表してます・・・が、日本未公開、残念。

 

『暗数殺人』にはクァク・キョンテクさんが製作総指揮と脚本で参加してて、たしかにそこはかとなくクァク・キョンテクさんの色も感じられますよね。

やっぱり一番は釜山が舞台で釜山訛りが飛び交うことじゃないですか。

 

 

『暗数殺人』は実話をベースにした映画で、公開前、事件の被害者遺族が映画に対し、裁判所に上映禁止仮処分申請を提出し、後に制作会社フィルム側は謝罪しているとのことです。

 

私は基になった事件について知らないけど、映画を観たあとで調べたら、映画の中での事件の描写はかなり事実に忠実なように思いました。

 

被害者遺族の方が上映を受け入れられないのも当然だと思います。

私はその方々のお気持ちもよくわかります。

だから実話の映画化はホントにデリケートなんだと思いますが、遺族の方々が観なければいいじゃないかって問題でもないと思います。

 

しかしまた、別の被害者遺族の方が「この映画は世の中に出るべきです」と訴えたそうです。

 

映画「暗数殺人」、モチーフ事件の別の被害者遺族は上映を応援「世の中に出るべき映画だ」

 

私はその方のお気持ちもよくわかります。

 

この映画が世に出るべきとゆう意見は、この映画の結論に重なるように思います。

つまり、被害者が存在することを忘れてはならないってことです。

 

「暗数」とは、犯罪統計において、警察などの公的機関が認知している犯罪の件数と実際に起きている件数との差を指すそうですが、『暗数殺人』はまさにそれについての映画です。

 

だから、刑事ヒョンミンはテオの知られていない、裁かれていない事件を今さらと言われつつも捜査していくんですね。

 

ヒョンミン自身も実は被害者の遺族でした。

彼が再婚しない理由です。

 

この映画、超・渋いですし、やっぱり重かったです。

でも、やれ泣けそれ泣けみたいな映画じゃないです。

 

でも、私は後半、目頭が熱くなりました。

 

刑事さん、頑張れ、と思いましたし、刑事さん、ありがとう、と思いました。

こうして警察の方々は頑張っておられるんだなあと思いましたよ。

 

まだ、これから観てもらう人も多いだろうし、詳しく書けないけど、ホントに胸に迫る、素晴らしい傑作だと思います。

 

 

パンフレットは700円(税込)。

 

・ イントロダクション

・ ストーリー

・ キャスト キム・ユンソク チュ・ジフン チン・ソンギュ

・ スタッフ 監督・脚本:キム・テギュン 監督より

・ お写真

・ レビュー 岡本敦史(ライター)

・ お写真

・ 作品データ

 

う~ん・・・もうちょっとパンフならではの読みどころがほしいところですが、「監督より」って監督の話と、岡本敦史さんのレビューが読んで面白かったです。

写真は多いですよ。

 

 

今は、是非、観に行ってくださいとは言えないんだけれど、近いうちに新型コロナ・ウィルスのことが収まった時、上映中だったら観てください。

それか、DVDが出たら観てください。

 

この映画は観てほしいなあ、ホントに大傑作だから・・・。

オススメします。

この私が観て、ちゃんとわかる映画だし、この映画だけの感動があります。

 

でわ、今夜も最後までありがとうでした、アンニョン(^.^/)))

 

韓国映画 ミスター・ロビンの口説き方 2006年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、どうもですキスマーク

 

仕事はともかく遊びはできるだけ自粛だけど、家でできること、映画を観るとか、音楽を聴くとか、テレビやYouTubeを見るとか、ブログを読むとか書くとか、いろいろありますよね。

私としては少しでも活字を読むことを心がけたいのですが汗

 

 

 

最近は音楽といえば韓国映画のサントラやK-POPなど韓国の音楽を聴くことが多いんだけど、気分転換にRATMのトム・モレロの別バンド、〝ストリート・スウィーパー・ソーシャル・クラブ〟= SSSCのファースト・アルバム(2009年)を買いました。

RATMは聴き過ぎほど聴いてるんですが、RATMのメンバーの他の音楽は聴いたことがなかったので。

 

「失業者がウォール街を襲撃する時にipodで聞くにふさわしい曲」・・・まじかよ!?(≧∇≦)ビックリマーク

やっぱりラウド・ロックはてなマークとヒップホップはてなマークの融合ですか、RATMと同じ方向性ですが、比較して音が丸いとゆうか、なめらかはてなマーク

全11曲、40分足らずですが、非常にかっこいいです。

のれますヾ(*´∀`*)ノ

『フィジカル・グラフィティ』を聴いてる時の気分もあるかな~。

 

ブーツ・ライリーの歌(ラップ)はザック・デ・ラ・ロッチャよりもテンション低めなんですが、その分、こっちも冷静にリラックスして聴けますしね、いいんじゃないですか。

 

スタントン・ムーアのドラムが素晴らしいので〝ギャラクティック〟もちゃんと聴きたくなりますわー。

 

まあ、これからも機会があったらレイジ関連を聴いていきたいです音譜

 

それもAudrey & Kate(audrey123talks)の動画を見てて影響を受けたのが原因なんですけどね。

 

 

 

 

 

4月5日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

 

 

 

ミスター・ロビンの口説き方

 

 

ミスター・ロビンの口説き方
原題:Mr.로빈 꼬시기
英語題:Seducing Mr. Perfect


(2006年、韓国映画、107分)


監督・脚本:キム・サンウ
原作:イ・ヒョンス
脚本:キム・ソンミ、イ・ヨンスク、イ・ラン、ト・ミニク
撮影:クォン・ヒョクチュン
照明:ユ・ヨンジョン
音楽:チョン・ジェヒョン
武術:オ・セヨン


出演

オム・ジョンファ → キム・ミンジュン
ダニエル・ヘニー → ロビン・ヘイドン
ホリー・カロル・クラーク → ジェニファー
ムンス → ジュニョン ミンジュンの恋人
キム・ギヒョン → ミンジュンの父
オ・ミヨン → ミンジュンの母
イ・ソンミン → ヤン常務
オク・チヨン → ユンミ 会社の同僚
ペク・トビン → ホン代理 ブライアン・ホン
パク・ヒョニョン → パク・ソニョン ミンジュンの友人
イ・ガプソン → ナ・ジングク ソゲティンの相手
イ・ウォヌ → ピョンテ ホン代理の部下
夏木陽介 → みつよし(三善)会長
チェ・ジノ → まえだじゅん
ユン・テボ → 過去の恋人1
キム・ミョンギュ → 過去の恋人2
キム・ヘジン → ジュニョンの新しい恋人

友情出演
イ・ファソン → ミファ ミンジュンの友人 ウェデイングショップ

特別出演
シン・ヒョンタク → ミンジュ ミンジュンの弟

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

こーゆーいきった顔の人がポスターとかに写ってる韓国映画は高確率でええ映画なんですね。

ってゆうか全部そうじゃないかって話ですが。

 

で、この映画は前から観たかったんですが、やっぱり『私の名前はキム・サムスン』(2005年)を観て、主要キャストのキム・ソナ、ヒョンビン、チョン・リョウォン、そしてクォン・ヘヒョさん、と、そして、ヘンリーを演じたダニエル・ヘニーさんの出演作をさらに観たいと思うのは人情です。

 

2006年の『ミスター・ロビンの口説き方』は、ダニエル・ヘニーさんの映画初出演作ですね。

 

 

外資系M&A会社に勤めるキム・ミンジュン(オム・ジョンファ)、彼氏が香港出張するので、彼氏の誕生日を一緒に香港で過ごそうと、会社には盲腸だと嘘をついてズル休み。

 

しかし、彼氏は来ず、携帯にも出ない・・・汗

 

 

韓国へ帰ってきて出社しようと車で走ってたら前の車に追突。

 

相手の車の男性は英語しか話せないようだけれど、ミンジュンの勤める会社では英語が話せいないとダメなので、彼女は英語が話せます。

が、話せないフリをしてその場をごまかそうとしたけど、そうはいかず。

 

出社したらヤン常務(イ・ソンミンさん)に呼ばれて新しい支社長に会うことになり、案の定、支社長がさっき事故ったばっかりの人。

仮病もバレてる~。

 

名前はロビン・ハイデン(ダニエル・ヘニー)、31歳、ハーバード・ロースクール卒でMBA保有、5ヵ国語に堪能なM&Aの専門家、おまけに本社では次期CEOの最有力候補なんですって~ビックリマーク

しかも、完全燃焼に手抜きなしなイケメン!!

 

ミンジュンは支社長のアシスタントを務めることになる。

 

 

ミスター・ロビンは5ヵ国語に堪能で、聞き取るのは大丈夫だけど話すのは苦手なそうで、ちょっとビックリしましたがダニエル・ヘニーさんのセリフは英語のみ。

『キム・サムスン』でもそうでしたね。

 

オム・ジョンファは英語も話すけど、セリフのほとんどは韓国語。

でも通じてるんですね。

それが面白い。

 

ちなみに声はぜんぜん似てないけどDVDには日本語吹き替え音声があって、それでは当たり前だけど、ミスター・ロビンもミンジュンも日本語で話してます。

まあそれはそうなりますよね。

 

 

で、ミンジュンは支社長のアシスタントとして毎日、顔を合わせるワケですが、仕事面などの失敗などで笑かしつつ、彼氏と本格的に破局したことで、支社長は彼女にアドバイスをしようってことなりまして・・・君は恋のルールを知らない、主導権を握って優位に立つやり方を知らない、君は典型的な男に尽くすタイプだから、このままではずっと哀れな女だ、ずっと一人ぼっちのままだ、と言うんですね。

 

でも、二人の恋愛観の差もあり、ミンジュン、怒ってしまうんですが、支社長は、じゃあ、僕を落とせる?できたら、土下座して謝るよ、と言う。

 

で、もうミンジュン、意地になって、私だって女として支社長、ミスター・ロビンの心をもてあそんでやろうじゃないか!!ってなるんですね。

 

Seducing Mr. Perfect OST - She is Beautiful [Mr. 로빈 꼬시기 - 당당한 그녀가 아름답다]

 

 

そのあたりからまた笑わせてもらいまして、結果としてラブコメとして、笑いとラブの配分がかなり良かったです。

 

まあ、私はこのタイプの映画はどんな映画でも確実に好きになるので、嬉しかったですよヾ(*´∀`*)ノ

 

けっこうミンジュンと支社長は二人きりになる機会もあるんですが、ミンジュンは「支社長を落とす」ことに血まなこなので、逆にロマンチックな雰囲気にならなかったりいい加減(^_^;)

 

そうこうしてるうちに、ミンジュンの友達のソニョンがまたミンジュンに男性(イ・ガプソン)を紹介して二人をひっつけようと頑張りだし・・・それもまた面白いです(≧∇≦)

 

 

嫌味な感じのエリート、ブライアン・ホン代理の役でペク・トビン さんも出てます。

 

それと、セリフはないけど社員さんの一人でチャン・ソヨンさんも出てましたね。

 

2006年の映画ってことで、イ・ソンミンさんが普通にヤン常務って脇役でただ単に出てます。

今、観るともったいなすぎますねー。

 

私が気に入ったキャラクターとしてはユンミってミンジュンの後輩の女の子が出てきますが、オク・チヨンが演じてます。

 

このユンミが、ミンジュンが支社長にあげたお弁当をさらに支社長からもらいまして・・・それに気づいたミンジュンが(お弁当の中に入れた手紙を読まれたくないために)お弁当を取り返して会社の入るビル中を必死で逃げ回るのを、またユンミがしつこく追いかけ回すシーン、好きですね~音譜

こだわるところは違えど両方ボケって状況が最高(´∀`*)

 

 

で、そのユンミの誕生日の飲み会でイヤな感じに必死になった迷惑すぎるミンジュンが支社長の「見苦しくて見てられない。哀れだよ」って言葉に逆ギレして飲み比べになり、酔っ払って堂々と支社長に毒づくビックリマーク

 

 

そして泥酔したので送ってもらってる途中でおのれからキスキスマーク

 

言葉はズケズケだけど意外と忍耐強いミスター・ロビンあせる

 

 

そんな感じでラブコメの慣例通りに険悪に出会い、変なルールで張り合うことになった二人だけど、ミンジュンの恋の行方は!?ってゆう。

 

 

ダニエル・ヘニーさんを初めて意識したのは意外とかなり前、『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年)の「エージェント・ゼロ」役でした。

この人かっこええなあビックリマークって思ったんですが、韓国映画を観始める前にスクリーンでお目にかかってたんですねー。

 

で、次に観たのがソル・ギョング&ムン・ソリ主演の夫婦漫才映画、『ザ・スパイ シークレット・ライズ』(2013年)で、またダニエルさんかっこよくってムン・ソリ演じる人妻も目がハートだったわけですよ。

キム・ジウン監督の『ラストスタンド』(2013年)では地味な役でしたけどね。

『ベイマックス』(2014年)では声で出演されてるんですよね。

 

『キム・サムスン』を観てても思いましたけど、人柄が感じられるんですよね~、ホントに性格良さそう(´∀`*)

 

また歌も上手いってことで『ミスター・ロビン』でも、CLAZZIQUAI PROJECTのアレックスとデュエットした「Kissing Me!」(ALex Chu & Daniel Henney)が流れます。

ホント、いい歌でした。

 

(この映画にはヒョンビンも出てないし)めちゃくちゃかっこいいですビックリマーク

 

 

オム・ジョンファはこういったタイプのラブコメの、こうゆう役がホントに似合ってますね。

美人だけど、どうしても恋が上手くいかない人で、変に負けず嫌いで・・・と言いつつ可愛かったですよ。

ただ、コメディ映画ですが仕事はできる人だったと思います。

だから韓国でも仕事はできるけど、恋愛がイマイチで・・・仕事も恋も上手くいきたいって女性が少なくないんだろうなと思いました。

まあ、今の時代、仕事もできないと恋愛もできないかもですね。

若いうちはともかく歳いくとね。

 

オム・ジョンファの映画もかなり観てきましたけど、『ミスター・ロビン』はかなり、いや、非常に好きな作品でした合格

 

途中でミンジュンが弟と夜食を賭けてプロレスをする場面があるけど、弟役はオム・テウンさんじゃなく、シン・ヒョンタクさんでした(-^〇^-)

 

一つ、本社のジェニファーがミンジュンのことを「ポカホンタス」と呼ぶのはどんな意味合いなのかはてなマーク

少し気になりました。

 

 

私はこのタイプのラブコメが好きだから、トキメキもありましたし、涙腺を刺激される場面もありました。

 

後半、ミンジュンが元彼とヨリを戻した時、ミスター・ロビンのアドバイス通りに行動していくシーンでもなぜかウルウル(T-T)

 

最後の方では少しシリアスな感動もありますね。

 

音楽の良さもあり、ラストも笑いつつ、素直にジーンとしましたよ~クラッカー

 

このタイプの韓国のラブコメなら、なんぼでも観れますわー。

 

ダニエル・ヘニーさんの出演作で観るの、次は『トガニ 幼き瞳の告発』(2011年)、『怪しい彼女』(2014年)、『天命の城』(2017年)のファン・ドンヒョク監督の『マイ・ファーザー』(2007年)ですね。

かなり重い内容に予想してるけど、楽しみです。

 

あと、『金の亡者たち』(2019年)にも特別出演で出てるようでそちらも期待です。

 

でわ、今日もありがとうですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画 気になるDVD&ブルーレイ 4月~7月

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

 

 

 

最近は毎晩、自分の持ってるソフトの中から韓国映画を選んで観てます。

昨夜は『チョン・ウチ 時空道士』(2009年)、今夜は『僕の彼女を知らないとスパイ』(2004年)。

 

レンタル系では、4月6日には『九龍猟奇殺人事件』(2015年)、『影なきリベンジャー 極限探偵C+』(2007年)と、アーロン・クォックさんの作品を借りてきて観返しました。

あらためて観ると、さらにええですわー音譜

 

 

 

今夜はこれから発売される韓国映画のDVD&ブルーレイについて書かせてもらいますNEW

 

 

 

4月24日、チョ・ジヌンさん主演の『王と道化師たち』(2019年)が発売です。

 

同じ4月24日、イ・ソンミンさん主演の『目撃者』(2018年)が廉価版で再リリースです。

 

私はこの2作品はまだ観てないんですが楽しみにしてますビックリマーク

 

 

 

4月29日、ツインさんから、ファン・ジョンミンさん主演の『ベテラン』(2015年)と『国際市場で逢いましょう』(2014年)、そして、哀しいサスペンス作品、『カエル少年失踪殺人事件』(2011年)が再発売です。

『ベテラン』と『国際市場』には、初リリースの時に付いてた特典ディスクがこの再発版では付かないようですが、前に買い逃してた人は是非。

 

 

 

 

 

 

 

5月2日、チョ・ジョンソクさんとユナちゃんの『EXIT』(2019年)がリリースです。

この映画は本当にオススメです。

買って損はありません・・・是非合格

ただ、日本語吹き替え音声がなく、映像特典も3つくらいで、ソフトとしての魅力はかなり乏しいですあせる

いっぱい付けろとは言いませんが、あった方が買う気が高くなるのは確か。

 

 

 

 

 

同じ5月2日、コン・ヒョジン、リュ・ジュンヨルくん、チョ・ジョンソクさんの『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』(2019年)が、DVDだけみたいですけど発売です。

 

 

 

5月8日、チョン・ウソンさんとキム・ヒャンギちゃんが主演した『無垢なる証人』(2019年)がDVDで発売ですね。

この映画、めちゃくちゃオススメですクラッカー

ホントにいいですよ、絶対に観てください(`・∀・´)

日本語吹き替え音声はないようですが汗

 

 

 

5月29日、私はよく知らないんですが、ドキュメンタリー映画「共犯者たち」/「スパイネーション/自白」DVDセットが発売です。

2枚組だそうですが・・・ちょっと調べたらこれは面白そうです。

観てみたくなりました。

 

 

 

7月3日には4本、韓国映画が発売されるようです。

 

 

 

まず、チョン・ドゥホンさんとリュ・ドックァンくんが主演する『乱暴な記録』(2016年)がDVDでリリースです。

2016年の映画だし、なんで今頃!?って気もしますが、観たいです。

 

 

 

そして、ポン・ジュノ監督の代表作、『グエムル 漢江の怪物』(2006年)が、HDエディションですか、日本では初めてブルーレイでリリースですね。

2枚組とのことで「DVDコレクターズ エディションに収納されていた4時間の長尺DVD(SPECIAL DISC1)を復刻」とのことです。

それにしてもお値段が汗

 

 

 

マ・ドンソクさんが主演だった『犯罪都市』(2017年)のカン・ソンユン監督の『英雄都市』(2019年)です。

これも「のむコレ」さんで上映されてた時、観たかったんだよなああせる

巨大ヤクザ組織のボスが政治家に転身する話だそうで、主演は私の好きなキム・レウォンさんですよね。

 

 

 

そして、ユン・ガウン監督の2016年の作品、『わたしたち』がDVDで発売です。

実はこの作品がソフトとして発売されることが嬉しくって、皆さまにお伝えしたく今日の記事を書かせてもらいました。

イ・チャンドン監督が製作でバックアップして、新鋭ユン・ガウン監督が、自身の経験をもとに、いじめやスクールカースト、家庭環境の格差など、現代社会が抱える問題を盛り込みながら、人生で初めて抱く友情や裏切り、嫉妬といった感情に戸惑い、葛藤しながら成長していく子どもたちの姿を描いたドラマ。です。

この作品、ホントにオススメです。

また観れると思うとホントに嬉しいです。

小学校の子どもたちの気持ちを追体験できる映画・・・ホントに傑作だと思います。

まだ観てないなら是非、観てください。

 

 

 

そんな感じで4~7月に日本で発売される韓国映画のソフトについて書かせてもらいました。

 

でわ、今日もおおきに、アンニョン~(^.^/)))

 

 

韓国映画 R-POINT 2004年

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうございますキスマーク

 

一昨昨日からある日本映画について書いてたんですが、ど~しても、何を書いても気に入らず・・・かと言って長々と「言い訳」みたいな感想に終止するのもそれもイヤで困ってしまいました汗

 

私はよく自分の書いた映画の感想を読み返してるんですけど、ああ、作品の良さを読んでくれる人に伝えきれてないなあ汗その素晴らしさを真剣に書いてないなあ汗と思って恥ずかしくなります。

たしかにブログは自己満の世界に違いないけど、反省もしてますよ。

 

そうなると書けなくなりますが、特に日本と大韓民国の関係、朝鮮民主主義人民共和国の関係を書くのが本当に困難。

私だっていつも考えてるんですが、書こうと思うといつも同じようことを書いてしまいそうになる気がします。

ほんとに難しいですね。

私は人が書いたことのないものを書いてみたいと思う時もありますから・・・。

 

映画は映画だ、ですけどね、それでも、私ですら人に読んでもらっても恥ずかしくないものに、1mmでも近づけたい気持ちもあるんですわ。

まあ、そう思ってないと続けて書けないでしょ、いや、ホンマに。

 

そう考えるとホラー映画はええですなあ。

 

ある種、肩の荷が下りてくれるような気分もある。

怖いけど、純粋に観れるジャンルのような気がしてきて嬉しい。

 

でも、それが戦争を背景にしたホラー映画だと、やっぱり少しは責任が生じるんじゃないですか。

そこは注意して書かなダメでしょうね。

 

ともかく、4月11日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

1972年ベトナム─
僕たちは
敵ではなく、幽霊と戦った・・・


極限状態の人間を描いた究極のサバイバル・ホラー!!

 

 

 

R-POINT

 

 

R-POINT
原題:알포인트
英語題:R-Point


(2004年、韓国映画、107分)


監督・脚本:コン・スチャン
脚本:ピル・ヨンウ
武術:チュ・ヨンミン
撮影:ソク・ヒョンジン
照明:イ・ジュセン
音楽:パン・ジュンソク


出演
カム・ウソン → チェ・テイン中尉 小隊長
ソン・ビョンホ → チン・チャンノク中士(軍曺)
パク・ウォンサン → マ・ウォンギュン兵長 梅毒
オ・テギョン → チャン・ヨンス兵長
イ・ソンギュン → パク・チェヨン下士(伍長)
ソン・ジノ → オ・ギュテ兵長
ムン・ヨンドン → ビョン・ムンソプ上兵(上等兵) 無電兵
チョン・ギョンホ → イ・ジェピル上兵(上等兵)
キム・ビョンチョル → チョ・ビョンフン上兵(上等兵)
キ・ジュボン → ハン・ジュンヒョン中領 CID(通信保安捜査)隊長
アン・ネサン → カン大尉
イ・ドンウン → チョン・ウイル一兵(一等兵)/軍医官
ソン・ガプソク → チョン・スク兵士
オ・ヒョンス → キム一兵(一等兵)
イ・ウネ → 少女
キム・ヒジョン → 少女

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

『R-POINT(アール・ポイント)』は韓国のホラー映画です。

題名が楽天ポイントとかぶってるのでご注意ください。

 

何度も書きますが、私はホラー映画から韓国映画に入ってますので、韓国のホラー映画について調べてた中でこの作品を知ったんだと思います。

けど、そこまで興味を惹かれず、ようやく観た感じです。

 

まー、ホラー映画が怖くって観れなくなってたしねーあせる

 

 

ベトナム戦争末期の1972年。

ホンバウ戦闘での200人の部隊中、唯一の生存者であるチェ・テイン中尉(カム・ウソン)は、今なお悪夢に悩まされている状態であった。

しかし、彼の本隊復帰要請は撤回され、CID部隊長(キ・ジュボン)は、チェ中尉に秘密の任務を命ずる。

 

6ヶ月前、作戦地域名〝R-POINT(ロミオ・ポイント)〟に潜入していた部隊が1人の生存者を残し全滅した。
しかし現在も師団本部通信部隊の無線機に〝R-POINT〟で死亡したはずの隊員たちから救助要請を叫ぶ声が無線に送られてきていたのだ。

全身火傷で入院しているただ一人の生き残りである兵士は恐怖し、仲間は全員死亡したはずだと証言する。

はたして隊員たちは本当に死んだのか?
 

チェ中尉に命じられた作戦は、隊員たちの生死を確認できる証拠を確保することが目的だった。

 

 

テイン中尉は選ばれた部下たちとともに〝R-POINT〟を目指すが、その入り口で「不帰。手に血がついた者、帰ることができない」と刻まれた古い碑文が見つかる。

 

〝R-POINT〟で何が起こったのか?

新たにやって来た隊員たちにもその恐怖が襲いかかろうとしていた。

 

 

主演はカム・ウソンさん。

 

2009年の『アウトロー 哀しき復讐』以来、映画への出演がないのが残念なんですけど、代表作はイ・ジュニク監督の『王の男』(2005年)でしょうか。

良かったなあ、チャンセンとコンギル・・・。

 

カム・ウソンさん、ドラマにはよく出演されてるようですね。

 

チェ中尉を演じるカム・ウソンさん、ホントにかっこよかったです。

さすがビックリマークと思いました。

 

しかし役的にはきっついものがあり、チェ中尉は冒頭、娼婦との時間を過ごしていた時、躊躇なく女性を射殺するショッキングな登場の仕方・・・。

それが何てゆうのか、考える前に撃たないと生き残れないって戦争の修羅場を感じさせるんですね。

そんな経験をした人は、生き残ってもおかしくなって仕方がないと思いますが、チェ中尉は部下たちからも「怖い人」と思われてる。

 

両手に生首を持って運んでたとか。

それが戦争ですがね。

 

 

隊の二番手的な人、チン・チャンノク軍曺を演じるのはご存知、ソン・ビョンホさん。

『大韓民国1%』(2010年)って映画もありましたけど、こうゆう厳しく怖い軍人さんを演じてもハマりますよね~。

 

でも、私としてはまた、もっと優しいソン・ビョンホさんも見たいです。

ドラマとかでも悪役とか怖い役ばっかり・・・。

 

 

隊員たちの一人、パク・チェヨン伍長を演じるのは『パラサイト 半地下の家族』(2019年)のパク・ドンイク社長を演じたイ・ソンギュンさん。

若い。

演技もなんか、若いです、ホント。

 

そのほかにも、パク・ウォンサンさんも出てはるし、なぜか私がいつも気になるチョン・ギョンホさんも出演してます。

 

キム・ビョンチョルさんってあんまり知らなかったんですが、この映画の中では、なにかイラッとさせられる存在(^_^;)

もちろんホラー映画なので楽しい雰囲気じゃないんですけどね。

 

そんな中でも、やっぱり頼れる人、いつも冷静な人を探してしまうし、そうゆう人に頑張ってほしいと思うものなんですよねー。

 

そうなるとチェ中尉やチン軍曹が経験もあって、信頼できそうですけどね・・・。

 

若い兵隊さんたちは、すぐに慌てたりパニくるので困ります汗

 

目的地に着く前に竹林の中で敵から急に攻撃を受け、戦闘状態になるんだけど、そこは臨場感と迫力がありました。

 

弾が飛んできて竹が倒れてくのがリアルでしたね。

 

そこで隊員たちは敵の姿を目にしますが・・・はてなマーク

 

この作品、ホラー映画ですけど、戦争映画の怖さもあります。

 

 

目的地に建つ廃墟が素晴らしい。

 

 

この作品、そんなに予算がいっぱいだったイメージがないので、映画のためにわざわざ建てたって話じゃないと思うんだけど、あったんでしょうね~、元から。

凄いのがありましたねビックリマーク

ぽつんと一軒家。

 

ところで、この映画ですが、観てる時には、これはもしかしたらベトナムどころか海外ロケすらせずに、韓国の山奥とかで撮影したんじゃないの~!?って思ってたんだけど、輝国山人さんのページを見たら、「撮影場所 ベトナムとカンボジア オールロケ」だそうです。

 

そうだったんですね(^_^;)

 

そう言われてみれば、それっぽい。

 

 

後半はこの廃屋敷が主要な舞台となり、そしてはたせるかな、一人、また一人と犠牲者が出てしまう。

 

 

このあと、イ・ソンギュンさんに大変なことが!!

 

 

ホラー映画としては、いぶし銀系とか思った。

 

音とかでバーンて驚かすところもありますが、ごく控えめ。

 

けどね~、幽霊の出方が怖いんですね~汗叫び汗

 

いや、後半、いかにも幽霊らしい出方もあるんですけどね、前半の出方、私は好きですね。

ぞわ~汗((((;゚Д゚))))汗ってなりました。

 

怖さ度はそこまで高くないけど、いい怖がらせ方だと思います。

 

そして、逃げ出せない状況の中で仲間内から行方不明者や犠牲者が出ることで、隊員たちの心が少しずつ狂気に苛まれていきます。

 

そうなったらむしろ、より危険なんだと思うんだけど、人間やはり極限状況ではそこまで冷静ではいられない。

 

そういったあたりに、イム・ピルソン監督の『南極日誌』(2005年)も私は思い出しました。

 

 

チェ中尉やチン軍曹以外の若手の隊員たちはけっこう、つまらないことを延々、話してたりして(階級が決まってるので上下関係はある)、リズム的にはダラダラしてるところもあります。

そんなタイトな映画じゃないです。

正直、眠くなるところもある。

 

けど、退屈になりかけると怖いシーンがあったりして、そのリズムが私の好みでしたね。

なんてゆうか、そこまでキッチリしすぎてない〝遊び〟があった方がホラーは怖くなると思う。

 

まあ、この映画は戦争映画でもあるし、暗いは暗いですけどね。

 

 

結局、映画としてはそこまでハッキリした真相は用意されてないのかもしれませんが、私はその納得できなさ、わからなさが好きでした。

 

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)も最後、わからないままに終わるのがいいと思うし、結局、ホラー的なことは人にはわからないものなんじゃないですかね。

 

だからこの映画で登場人物が幽霊を見る時、それは幻覚なのかもしれないけど、また霊的な存在を否定すると説明のつかないこともありそうですよね。

ホントに不可解で怖くて、だから面白い(´∀`*)

 

 

それでも最後は、どうなるはてなマークあせるどうなるはてなマークあせるって感じでしたけど、怖さとビックリもあって楽しめました。

 

チェ中尉の最後の決断ですが、私は好きですねー。

 

彼はきっと、軍人としてきちんと仕事をこなして、だからこそ生き残ってきたのだろうけど、その中で本人も気づかないうちに強い罪悪感を溜め込んできたのだろう。

女性すら手にかけてきたのだから・・・。

 

と、なんとなく私に考えさせるような、コン・スチャン監督の脚本はやはり優れていると思います。

 

韓国はベトナム戦争に参戦したわけですが、そのことで当然、負の歴史を背負うことになったと思います。

 

ベトナム戦争を題材にした韓国映画ってそんなに多くない印象ですが、『R-POINT』は珍しいベトナム戦争が舞台のホラー映画で、考えると、さらに怖い作品なのかもと思いました。

この映画の根底に、戦争に対する罪の意識があるのは間違いないんじゃないですか。

 

 

コン・スチャン監督は映画としては、『R-POINT』以外には、もう1作、チョン・ホジンさん主演の『GP506』(2008年)しか監督しておられません。

 

 

まずいことに私、ある人のせいで『GP506』の結末らしきものを目にしてしまったかもしれませんむかっ

 

ま~、読んだ私がアホでしたむかっ

「観てない映画については先に読まない」、やっぱりそれが大事なのかもしれないし、私もネタバレには注意しなければと思いました。

 

コン・スチャン監督は他に、脚本家として『ストライキ前夜』(1990年)、『クリスマスに雪が降れば』(1998年)、韓国版の『リング』(1999年)、『カル』(1999年)に参加されてます。

 

そしてドラマ、『昏睡 こんすい(Coma)』(2006年)も作っておられる。

 

 

やはり、ホラーとか怖い系を得意にされてるようですね。

 

 

こうして映画について書いてると時々、何のために書いてるのかわからなくなる時もありますが、まあ、なんかの使命感かなと自分では思ってます(^_^;)

 

私としてはカム・ウソンさんの映画が観れて嬉しかったし、ホラー映画としても私の好きな感じの作品でした。

 

ホラー映画ですので皆さん、観てくださいねって感じじゃないけど、ホラー映画とか怖い映画が好きな人は是非、また観てみてくださいね。

 

でわ、今夜もおおきに~キスマーク

アンニョン~(^.^/)))

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かぞくのくに 2012年 ヤン・ヨンヒ監督作品

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こんばんわ(^-^)ノ

いつも読んでくださり、本当にありがとうございますキスマーク

 

 

 

私の方もできるだけ皆さまのブログを読ませていただきたいのですが、半年くらい前、天命に従うつもりで、読者登録していただいた方々のブログをほとんど読者登録させていただいたら、私が対応できる活動の領域を完全に超えてしまいました汗

 

時間的に厳しいです。

けど、読まさせてもらいたいんですよ。

それだけは本気です。

 

でも、ほんとに時間的に無理なので、お許し下さい(._.)あせる

特に更新の早い方には追いつけません・・・。

 

もちろん、読ませていただきますがね。

 

 

 

新庄さんのお父様って植木屋さんだったんですねビックリマーク

そうでしたか~。

新庄さんのお話、面白かったです。

新庄剛志選手、ガンバレードンッ\(^o^)/ドンッ

 

 

 

ところで、映画館で予告編の時にやってたイップ・マンの「小生 イップマンと申します」のあの、「劇場マナーCM」、面白かったですよね。

もともとは『イップ・マン 継承』(2015年)の時のものなんですか。

早くまた、劇場で映画が観れるようになるといいですね。

 

 

 

 

 

4月9日、この映画を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

兄が奥さんと息子と住むあの国

私が両親と住んでいるこの国

 

近いのに遠いふたつの国

 

 

 

25年が経過して、兄があの国から帰ってきた…

 

 

 

かぞくのくに

 

 

かぞくのくに
韓国語題:가족의 나라
英語題:Our Homeland


(2012年、日本映画、100分、G)

監督・原案・脚本:ヤン・ヨンヒ
企画:河村光庸
エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
プロデューサー:佐藤順子、越川道夫
撮影:戸田義久
照明:山本浩資
音響:菊池信之
美術:丸尾知行
装飾:藤田徹
衣装:宮本まさ江
編集:菊井貴繁
音楽:岩代太郎

安藤サクラ - リエ
井浦新 - 兄(オッパ)/ソンホ
宮崎美子 - 母(オモニ)
津嘉山正種 - 父(アボジ)
ヤン・イクチュン - ヤン同志
諏訪太朗 - 叔父(サムチョン)/テジョ
京野ことみ - スニ
大森立嗣 - ホンギ
村上淳 - ジュノ
省吾(ポカスカジャン) - チョリ
塩田貞治
鈴木晋介
山田真歩
井村空美
吉岡睦雄 - 医師
玄覺悠子 - 看護師
金守珍

 

配給:スターサンズ

 

 

『かぞくのくに』はヤン・ヨンヒ監督自身の実体験に基づいた、2012年の作品です。

 

私がこの映画を知った時期はハッキリしませんが、おそらく、ヤン・クチュンの『息もできない』(2009年)を観て、ヤン・イクチュンが日本映画にも出てるのかビックリマークって思ったんじゃないかと思うんです。

 

 

1997年の夏。

兄のソンホが朝鮮民主主義人民共和国から日本に帰ってくることになった。

ソンホは5年前に脳に腫瘍があると診断されており、その治療のため、三ヶ月だけ日本に滞在することになったのだった。

 

父、母、妹のリエは久しぶりにソンホと再会できることを大喜びする。

 

 

ソンホと家族が再会したのは、在日本朝鮮人総聯合会の一室でしょうか。

 

ただの帰国、家族の再会ではない、何か儀式めいたものものしさもある。

 

皆さん、偉大なる金日成大元帥様と親愛なる金正日将軍様のご配慮のもと、日本を訪問されたご家族が、病気治療の任務を立派に終えられますよう、わが祖国の社会主義建設に貢献するため、無事にピョンヤンへ戻られますよう祈っております。

お困りの際は、我が同胞協会が解決のお手伝いをします。

 

リエは帰国した一人の女性(山田真歩)と目が合い、気まずそうに目を伏せた。

 

オッパ! サンチョンの車、いいでしょ?

 

ソンホは家に着く前に車から降りて、我が家のある界隈をあふれる思いで懐かしそうに見つめる。

 

オモニは息子に会えて、涙を流した。

 

 

ソンホの帰国にはヤン同志が責任者として同行していた。

 

ご家族方にお話があります。

ユン同士の3ヶ月の滞在中、事故や事件が起きないように、組織から見張りが付きます。

滞在中、ユン同士は許可なしに東京都から出られません。

非公式の日本滞在だということを忘れないで下さい。

公安の監視もあるはずです。

では、これで失礼します。

 

ヤン同志を演じるのはヤン・イクチュン。

 

役者として映画監督として有名な人物。

何といっても主人公サンフンを演じた監督作、『息もできない』が有名でしょう。

日本とのつながりも深く、俳優としての最新作は、菅田将暉と共演した『あゝ、荒野 前篇・後篇』(2017年)。

 

 

韓国で『かぞくのくに』が上映された時でしょう、ヤン・イクチュンとヤン・ヨンヒ監督。

 

二人の素晴らしい映画監督ビックリマーク

 

 

リエは、ヤン同志の話を聞くにつれ、表情を険しくしていく。

 

 

この顔がホントに素晴らしい。

 

 

リエがこの時、祖国に対してどんな気持ちを抱いてるのか、垣間見ることができる。

 

彼女はただ、兄と再び会えたことだけが嬉しいのだ。

 

 

しかし、ヤン同志がコーヒーに砂糖山盛り、ミルクどばどば入れると思わず笑ってしまう。

 

リエを演じるのは安藤サクラ、私の大好きな女優さんです。

 

しかし、よく考えたら私、安藤サクラの映画はあんまり観てないことが判明・・・もっと観てる印象だったのに。

超・大女優のイメージですが、まだ34歳なんですね~。

 

『かぞくのくに』の安藤サクラは、なんか、可愛かったです。

妹の役だからかな。

それに、登場人物の中でおそらく最年少ですしね。

とにかく私には可愛いって感じでした。

リエは普通の女の子。

 

オモニを演じるのは宮崎美子さん、そしてアボジを演じるのは津嘉山正種さん。

津嘉山正種さんは吹き替えをされる時、映画の価値を数十倍に高める方ビックリマーク

 

サムチョン(おじさん)を演じるのは諏訪太朗さん。

サムチョンは北に行ったソンホたちに何度も送金したことを思い出し、苛立つが・・・はてなマーク

 

 

なぜ、ソンホは北へ行ったのか。

 

アボジは在日本朝鮮人総聯合会の重職を務めていて25年前、北朝鮮の「帰国事業」に参加して北へ行くことをソンホに勧めたそうです。

ソンホは最後まで行くのをためらっていて、その本心をサムチュンに明かしていたそうですが、それでも行ってしまった。

 

北で結婚し、子どももいるそうです。

両親の部屋には、ソンホの家族の写真が飾られています。

 

「帰国事業」にかんしては、またちゃんとした記述を調べてほしいと思いますが、実際、当時の共和国は韓国よりも豊かだと考えられていたそうですし、日本で差別を受け、肩身狭く生きるよりも共和国で新しい未来を切り開きたいと考えることも当然でしょう。

 

けど、家族と離れて、とゆうのが、あとになると悲しいし、悩ましい。

 

そういえば、『焼肉ドラゴン』(2018年)のラストでも、長女・静花も夫・哲男と共和国へ向かいました。

 

 

安藤サクラが演じたリエは、ヤン・ヨンヒ監督自身ですね。

 

観ててこの映画、嘘がないと思いました。

映画なんて作りものだよって言うけど、この映画は全部ホントなんだろうと思った。

 

実際はヤン・ヨンヒ監督のお兄さん3人が北へ行ったんですが映画ではオッパ(お兄さん)はソンホ1人になってます。

 

でもリエの気持ちですね、それが真実です。

リエは思ったことを口にしますが、それは監督が言いたかったことでもあるんでしょう。

 

 

同級生たちとの再会パーティー、今は別の男性と結婚したスニも会いに来てくれたが、懐かしい友たちと再会してもオッパは多くを語らない。

 

語れないのかな、とも思う。

詳しく話したくないのかなあ、とも思う。

 

しかし、懐かしい歌を歌う時、みんなも胸がいっぱいになり、今夜は飲むぞビックリマークと言うしかなくなる。

 

 

ヤン・ヨンヒ監督の演出、本当に素晴らしいです。

 

『かぞくのくに』はやれ泣け~、それ泣け~って映画じゃないです。
しかし、やれ泣け~、それ泣け~って映画にはかもせない感動があります。

 

抑制の効いた作品の中に何度か、胸がキュッとなる瞬間がある。

 

 

高価なスーツケースと並んで立たせ、オッパはリエに言う。

お前そういうの持っていろんなとこ行け

オッパはもうきっと、いろんなとこへは行けないのだ。

 

 

その夜、しかしソンホはリエに、思いがけない話を持ちかける。

いろんな人に会って話したことを報告する仕事をやってみないか?

もし断ったらオッパに迷惑がかかるの?
もし引き受けたらオッパのお手柄になんの?
ホントに、まったく問題ない!?


―― 日本語の映画を普段、あまり観ない私だからこそ、感じることができるかもしれない、心打たれるこの刺激。

妹は我々とは異なった思想を持った敵です、って、ハッキリ言っといて。

リエは日本語学校で講師をしているが、韓国に行くことはできない。

家族の間に、再会の喜び以外の感情が強まっていく。

ソンホもまた、アボジに対して怒りをぶつける。

 

 

リエは激高して、ヤン同志にも食ってかかる。

あなたが嫌いなあの国で
お兄さんも
私も生きているんです
死ぬまで生きるんです

 

 

リエとオモニはソンホから、あることを告げられ、驚愕する。


こうゆうのホントよくあるんだよ

 

 

ソンホを演じる井浦新さん・・・もっと出演作を観てるように思ってたんですが、やっぱり観てなかったりして申し訳ないっ(>_<)

でも、それは『かぞくのくに』を観る上で良かったんじゃないですか。

ホントに素晴らしい俳優さんです。

ソンホとかつて恋仲だったスニを演じるのは京野ことみさん。

スニと話したあと、静かに川を眺めるソンホの気持ちを考えて、私も泣きました。

 

 

1959年から20数年にわたり
約9万人以上の在日コリアンが
北朝鮮に移住した
「帰国者」と呼ばれる

彼らが日本に戻ることは
困難を極めている

 

 

これはオッパ(お兄さん)が日本に帰ってきて、そして北へ帰るまでの映画。

私がこれまでに観た邦画の中でも最高のうちの一つです。
そうなるともう、軽々しい言葉で感動したとか何とか、そんなことは書けない。

ホントは共和国と日本の関係とか、私の共和国に対する考えとかもあるんですよ。
しかし、ヤン・ヨンヒ監督にまた、いろいろ教えてもらった感じで、考えも変わったところもある。

この映画はヤン・ヨンヒ監督自身が体験したことをベースに、ホントに映画にしたいと思われたことを自分で作られた映画です。
それはなりますよ、傑作に。
映画芸術として理想的な作りではありませんか。

 

 

岩代太郎さんの音楽も素晴らしかったです。

 

『かぞくのくに』を観て、ホントに良かった。

 

私たちの誰もが、もっと自由に、いろいろなことを語れると、確信させてもらいました。

 

しかし字数がいつものように足りないようです。

 

じゃ(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

韓国映画 重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ! 2009年

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、世の中が暗くなってますし、私もこんなことしか書けないのは自分でもどうなのかって思いますが、少しでも楽しんでもらえれば幸いです。

 

今、本当に大変な方々に頑張ってください、とは言えませんが、少しでも明るい気分になってほしいなあ。

映画好きなお医者さんや看護師さんも休憩できた時とか・・・。

 

杏さんがいい歌を歌ってますよね。 右矢印 杏 『教訓1』 cover

 

 

 

 

私も観れてなかったイ・ドンフィさん主演の『幼い依頼人』(2019年)、7月3日にDVDが発売ですNEW

 

 

映画館が再開されたら上映される劇場さんもあると思いますが、ちょっと待てばどなたも観れるってことですね。

 

 

 

 

 

ちょっと前なんですが、2月22日、また傑作を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

重量★ガールズ

キングコングを持ち上げろ!

 

 

重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!
原題:킹콩을 들다
英語題:Lifting King Kong / Bronze Medalist

中国語題:举起金刚


(2009年、韓国映画、120分)


監督・脚本:パク・コニョン
脚本:ペ・セヨン
撮影:チョン・チャノン
照明:ファン・スヌク
音楽:キム・ジュンソク

出演
イ・ボムス → イ・ジボン 別名キングコング オリンピック銅メダルリスト出身 重量挙げコーチ
チョ・アン → パク・ヨンジャ 重量挙げ部
イ・ユネ → ソン・ミニ 郡守の娘 重量挙げ部
チェ・ムンギョン(チェ・ヒソ) → ソ・ヨスン 重量挙げ部
チョン・ボミ → イ・ヒョンジョン パンスニ 重量挙げ部
キム・ミニョン → イ・ボヨン 重量挙げ部
イ・スルビ → イ・スオク パンソリ 重量挙げ部
パク・チュングム → 校長先生 クァク・インブン ポソン(宝城)女子中学校
ウ・ヒョン → 教頭先生
キム・サン → シム・サンファン ポソン(宝城)中央女子高校 重量挙げ部コーチ
イ・ミソ → ソ・ヨンナン テニス部
パク・チャニ → 射撃部コーチ
ユンミ → テニス部コーチ

友情出演
ピョン・ヒボン → 教育長
キ・ジュボン → ペク監督
シン・ジョングン → やくざ ヨンジャの伯父
イム・スンデ → 医師
アン・ヨンジュン → ソン・イノ ソン・ミニの兄 聖歌隊

特別出演
チョン・ビョングァン → ヘッドコーチ
イ・ペヨン → 協会関係者
パク・キヨン → 08記者2

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

1988年、ソウル・オリンピック。

重量挙げに出場したイ・ジボン(イ・ボムス)だったが、競技の最中に左肘を骨折してしまい、結果は銅メダル。

 

お医者さんに診察してもらうと心臓にも問題が見つかり、彼の選手人生は絶たれた。

 

そして人々はこの重量挙げ選手のことを忘れていった ――。


 

時は流れて2008年。

女子重量挙げの韓国・国家代表、パク・ヨンジャ選手(チョ・アン)は腰に不安を抱えながら北京へと向かおうとするが、空港で懐かしい友達、ヨスン(チェ・ヒソ)とミニ(イ・ユネ)に見送ってもらった時、古びたカバンを渡される。

 

中には自分たちが中学生だった時の写真とノート、そしてある人の銅メダルが入っていた。

 

ヨンジャは万感の思いを胸に、ある人の言葉を思い出すのだった。

 

 

1992年、バルセロナ・オリンピックの年、金メダリストになれなかったイ・ジボンは重量挙げから離れ、空疎な日々を送っていた。

ところがある日、現役時代に世話になったペク監督(キ・ジュボン)が現れ、無気力なジボンをどやしつけた。

ジボンに、指導者になることを頼みたい、と。

 

ジボンは田舎にあるポソン(宝城)女子中学校の重量挙げ部コーチに招かれた。

 

校長先生(パク・チュングム)は運動部に頑張ってもらって学校を盛り立てたいと考えていた。

 

 

しかしやる気のないジボンは説明会で、金メダリストになれないと年金とかないですよ~、怪我したら終わりっすよ~、女子は筋肉でゴツい顔になりますよ~、とかネガティブなことばっかり言ったので入部希望者ゼロ。

 

まずいと思ったデリカシーなさ過ぎな教頭先生(ウ・ヒョン)が校内放送で体重を怒鳴りながら生徒を呼び出し、無理に面接を敢行。

 

それでもぜんぜん集まりそうになかったが、他の部でハブられてる子やよくわかってない子が入部したいと言ってきて、とりあえず4人集まった。

 

射撃部で先生からイヤミを言われてたヨンジャも焼却場でジボン先生と出会ったことから入部。

 

もう1人、ただユニフォームが気に入ったとゆう理由だけで郡守の娘のミニも入部ビックリマーク

 

実のところ、ジボン先生、ぜんぜん指導する気はなかったが、家が貧しくお昼ごはんもないヨンジャのため、校長先生たちをそそのかして部に炊事施設を作ってもらう。

 

 

食事法ばかりで、なんだか予想してたのとは違う練習・・・汗

 

ジボン先生、さらに生徒たちを使って教育長(ピョン・ヒボンさん)を騙し、さらなる支援を取り付ける。

 

 

ところが校長先生が勝手に試合に申し込んでいたことに激怒するジボン先生。

無理して生徒たちが怪我したら誰が責任を取るんですか!?むかっ

 

そんな中、ヨンジャを育ててくれてたおばあちゃんが亡くなってしまった。

 

親族にはヨンジャのことを大事に考えてくれる人は一人もいない。

あまりにも冷たい言い方に対し、ジボン先生、また激高。

 

お前ら ヨンジャの顔を目に焼き付けとけよビックリマークむかっ

俺が成功させてやるから覚えとけビックリマークむかっ

この子の顔が新聞やテレビに大きく出るからな!!むかっ

 

で、結局、重量挙げ部は試合に出ることに。

 

そしてジボン先生、また校長先生をあおって住むところのないヨンジャのために合宿所〝修能堂(スヌンダン)〟を作ってもらう。

 

部員たち、大喜び。

 

こうして重量挙げ部は試合に向けて練習をスタートするのだが ――。

 

 

思い出しますわー、私がこの映画の存在を知ったのも2014年のこと・・・どんな映画なのかなはてなマークって思ってました。

 

きっと気にいるだろうとは思ってましたが、実際に観て・・・ホントにめちゃくちゃ良かったです合格

 

良かったわー、ホンマビックリマーク

 

「やる気のない人が生徒を教える」系の映画なんですが、その中でも最高峰でしょう。

 

前半はとにかく笑えます。

と、同時に、なんか可愛いんですよ。

 

でも、また、女の子たちにはそれぞれ不幸もあり、悩みもある。

まだ中学生ですしね、傷つきやすいし。

 

 

イ・ジボン先生、別名〝キングコング〟を演じるのはご存知、イ・ボムスさん。

 

イ・ボムスさんの出た作品の中でもこの映画、最高じゃないですか。

 

現役の時とコーチの時で体型が違うのが凄い。

そういえばこの頃のイ・ボムスさんってなんか体つきが違いますもんね。

 

 

ヨンジャを演じるのはチョ・アン。

チョ・アンってこんな女優さんだったんですね~。

やっぱ韓国の俳優さんたちは役作りが凄いわ。

 

 

体調が良くないお母さんのため、頑張ってる孝行娘のヨスンを演じるのはチェ・ヒソ。

『金子文子と朴烈』(2017年)の、あのチェ・ヒソがこんなムクムクと逞しくも可愛い中学生を演じてたとは!!

 

重量挙げ部を女の子たちは役柄上、鍛えまくったんでしょうね~。

 

女の子たち6人、ホントに良かったです。

『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)の友情の感じも思い出したかな。

「あの頃のあたしら」感覚とか、実は振り返れば青春~、とか。

何かあったら集まってウォンウォン泣きますしね。

 

部員の一人には淡い恋もあったりラブラブ

 

あと、「中学生女子はよく食う」ってことがキッチリ表現されてる。

 

 

女の子たちがバーベルを持ち上げる時、それだけでこっちも感極まってしまう。

 

 

『重量ガールズ』は、正しく「頑張る」ってことの美しさを描いた映画ですよね。

 

 

ストーリーにはもう触れないけど、この映画、ただ重量ガールズが成功していくだけの映画じゃないです。

 

もっといろいろ人生の、辛いこと、イヤなこと、厳しいことが描かれます。

渡る世間は、と言いますが、必ずしもいい人ばかりじゃないし、時には人を不幸にするイヤな人間だっている。

 

観てて辛くなる場面も多いですわ。

 

そういった意味で韓国映画のいい面がとても出てると思う。

 

とんでもなく非道なヤツに捕まってしまうこともあるかもしれないけど、逆に自分の人生をいい方に伸ばしてくれる先生と出会うこともある。

 

後半はもう、いろんな意味で号泣展開です。

 

ってゆうか、一回、まず観て、二回目以降は最初っから泣けますから。

 

私もスイッチ入りまくって、泣けた度では全開いきました(゚´Д`゚)

 

 

今、世相が暗いから、こんな映画を観てほしいです。

 

この映画はそりゃ悲惨なことや悲しいこともあるけど、すごく力強いし、めっちゃ元気もらえます。

 

この映画は女の子たちと同世代の人たちにも向いてるけど、大人にも観てほしいですね。

 

若い人たちとどうからむかとか、指導者としてどう育ててあげられるかとかの理想があると思う。

若い人たちに何をしてあげられるか、とゆうか。

 

この前、書かせてもらった『ホームランが聞こえた夏』(2011年)も凄かったけど『重量ガールズ』のジボン先生も素晴らしい指導者です。

 

本気を出して教え始めてからのジボン先生の言葉、ホントに感動的。

 

イ・ボムスさんの声でそれを聞く時、泣きました。

 

もうね、いちいち全部、感動なんですよね。

 

パク・コニョン監督はこのあと、2011年に『敵との初恋』を監督してはりますよね。

どっちもいい映画だなぁ~。

 

 

ドンッネタバレですドンッ

 

実話ベースの映画だと知ってたけど、観てる間は忘れてたので、エンドロールでははちょっと驚きましたねあせる

 

いや~、これってホント、どこまで実話~はてなマークって感じで。

 

だって、ジボン先生はけっこう前半、ずるいことしてるし汗

後半、登場してくる鬼畜コーチも実在してるんだったら、その人がいるわけでしょあせる

映画を観たら怒りはると思うんですけどね~(^_^;)

 

要は実話の映画化としたら面白すぎるってこと。

日本の映画サイトでも「スポ根コメディ」って書いてあるし(;´∀`)

 

 

ジボン先生のモデルになった、故チョン・イニョン先生の実際のお写真です。

 

やはり立派な方だったんでしょう。

 

たしかに、生徒さんたちから慕われておられたんだと思う。

 

「韓国情報発信基地!innolife.net」さんの方に、映画について詳しく書いてあるページがありました。

 

『キングコングを持ち上げる』実話をモチーフにした真実の感動!

 

私としては『重量ガールズ』は実話に基づいていようと、基づいていまいと、どっちにしても凄い傑作だと思ってます。

 

 

そういえば、『恋のゴールドメダル 僕が恋したキム・ボクジュ』(2016年)ってドラマもありました。

 

『重量ガールズ』を観てからは、私は重量挙げをこれまでとは違った目で見るでしょう。

 

『重量ガールズ』は素晴らしい傑作でした。

もう、2時間、全シーンが大好きで愛おしい。

 

まだ観てない人は是非、観てみてくださいね。

 

でわ、最後までおおきにでしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


映画日記 アラトリステ など…

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アンニョン(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ありがとうですキスマーク

 

今日は最近観た映画について書かせてもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

3月26日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

 

タップ・ドッグス

原題:Bootmen
(2000年、オーストラリア・アメリカ合作映画、95分)
監督・原案・製作総指揮:デイン・ペリー
脚本・原案:スティーブ・ワーランド
原案・製作:ヒラリー・リンステッド
音楽:チェザリー・スカビスゼウスキー
出演:アダム・ガルシア、サム・ワーシントン、ソフィー・リー、ウィリアム・ザッパ、マット・リー、クリストファー・ホーシー、アンドリュー・クラウスキー、リー・マクドナルド、スージー・ポーター、リチャード・カーター、アンソニー・ヘイズ、デイン・ペリー、リサ・ペリー ほか

 

 

『スウィング・キッズ』(2019年)を観て、何かタップダンスの映画を観たくなって選んだ作品です。

ストーリーは『スウィング・キッズ』よりも安心しては観られるけど平凡でありきたりだと思いました(もうすでにかなり忘れてるあせる)。そこらへん、ちょっともの足りない。

 

でも、タップダンスのシーンは全部、凄いです。

特に最後は圧倒されました。

 

オーストラリアが舞台の映画を久かたぶりに観れたことも嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 







3月28日、この作品を観ましたカチンコ



スコア
原題:The Score
(2001年、アメリカ映画、125分)
監督:フランク・オズ
脚本:カリオ・セイラム、レム・ドブス、スコット・マーシャル・スミス
音楽:ハワード・ショア
出演:ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド、アンジェラ・バセット、ゲイリー・ファーマー、ポール・ソールズ、ジェイミー・ハロルド ほか

 

世代の違う名優3名様ご出演の金庫破りの映画ですね。

物語は渋い正統派って感じなんですけど、最後の方はハラハラドキドキが凄いので心拍上がりまくりです。

音楽もまたいいんですね~。

 

マーロン・ブランド様の新しい映画はもう観れないんだなぁ~って、少し寂しかったです。

マーロン・ブランド様、かっこよかったです。

私はビトー・コルレオーネが大好きなので・・・。

 

デ・ニーロ様、エドワード・ノートン様の映画もまた観たくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月8日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

 


アラトリステ
原題:Alatriste
(2006年、スペイン映画、145分)
監督・脚本:アグスティン・ディアス・ヤネス
原作:アルトゥーロ・ペレス=レベルテ 『アラトリステ』(1996年~)
音楽:ロケ・バニョス
出演:ヴィゴ・モーテンセン、エドゥアルド・ノリエガ、ウナクス・ウガルデ、ハビエル・カマラ、エレナ・アナヤ、アリアドナ・ヒル ほか

 

 

 

この前に観た『はじまりへの歌』(2016年)が素晴らしかったので、ヴィゴ・モーテンセン主演の作品を観ました。

 

17世紀スペイン、孤高の剣士ディエゴ・アラトリステ・イ・テノーリオさんの21年に及ぶ後半生を描く作品で、一言で言えば〝軍人一代記〟って感じです。

戦争でしか生きていけないような死のにおいのする危ない男・・・でもまた、とても人間らしい魅力的な男って感じでした。

 

かなり難しいし長い映画だけど退屈とは無縁でした。

 

自分的にやったじゃんビックリマークと思ったのは、『ハンニバル』(2001年)でスリの〝ニョッコ〟を演じたエンリコ・ロー・ヴェルソが出てきた時にすぐ気づけたことですね。

グァルテリオ・マラテスタってアラトリステのライバルの剣士の役でした。

 

スペインの映画なんですけど、驚いたことにヴィゴ・モーテンセンは完璧なスペイン語で主役を演じてるんですよね。

それって日本人の俳優が韓国語ペラペラで韓国映画に主演してるようなものですよね・・・凄いわー合格

 

ヴィゴ様の出演作はホントに全部傑作ですよね~クラッカー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月17日、この作品を観ましたカチンコ

 

 

 


IN DREAMS 殺意の森
原題:In Dreams
(1999年、アメリカ映画、100分)
監督・脚本:ニール・ジョーダン
脚本:ブルース・ロビンソン
原作:バリ・ウッド 『人形の目』(1993年)
音楽:エリオット・ゴールデンサール
出演:アネット・ベニング、エイダン・クイン、ロバート・ダウニー・Jr、スティーヴン・レイ、ポール・ギルフォイル ほか

 

 

 

私と相性のいいニール・ジョーダン監督の作品で、ずっと観たかったんですけど、やっと観れました。

 

〝ミステリー・ホラー〟とでもいいましょうか、夢で連続殺人犯の犯行を見てしまう女性の話です。

でも、誰も信じてくれない汗

ちょっと先の読めない感じで、なかなか一筋縄ではいきません。

 

後半の脱走のシーンが興奮でしたー。

そしてやはり、ニール・ジョーダン監督の作家性が色濃く出た作品だと思いました。

どこがどうって言われたら困るけど(^_^;)

 

ちょっと不思議な感じなんですよね。

さっきのまじはてなマークみたいな。

 

『クライング・ゲーム』(1992年)や『プルートで朝食を』(2005年)ほどではなかったけど・・・私は満足したしこの作品ならではの強烈な魅力と気の抜けない面白さもありました。

 

アネット・ベニングのヒステリックで不安定な演技も大好きでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで、ここ最近観た韓国映画以外の4作品について書かせてもらいました。

観ておられた映画ってありましたかねはてなマーク

もしも観てみたくなる映画があったら何よりです。

 

でわ、最後までおおきに、ありがとうさんです☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

韓国映画 大胆な家族 2005年

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アンニョンです(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

ドニー・イェンさんの『スーパーティーチャー 熱血格闘』(2018年)のDVD&ブルーレイが6月24日に発売ですね。

 

 

 

日本語吹き替え音声があるのが嬉しい。

 

 

 

 

 

4月18日は韓国のこの作品を観ましたカチンコ

 

 

 

 

 

大胆な家族

 

 

大胆な家族
原題:간 큰 가족
英語題:A Bold Family


(2005年、韓国映画、102分)


監督・脚本:チョ・ミョンナム
脚本:ユ・ソンヒョプ、キム・ヨンタク
撮影:キム・ユンス
照明:イ・スング
音楽:ファン・サンジュン


出演
カム・ウソン → ミョンソク 長男
キム・スロ → ミョンギュ 末っ子息子
シン・グ → キム老人 キム・ジュンヨプ
キム・スミ → キム老人の妻
ソン・ジル → パク常務 マネーファイナンス社
シニ → チュンジャ 俳優
イ・カニ → ミョンソクの妻
イ・ヨンイ → キム・スニム チョンシムのいとこ
ピョン・ジュヨン → ミョンソクの娘 キム・ヒョンジェ
イム・ヒョンジュン → 助監督
クォン・ソンドク → チュ博士 医師
ホ・ギホ → オム弁護士

特別出演
パク・サンギュ(サンミョン大学公演学部演劇学科教授)
ドンチュン・サーカス団

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

ポスターではいかにも活躍しそうな可愛いわんこが一緒に映ってますけど、このわんこが活躍した場面はなかった気がするな~(^_^;)

 

あと、ポスターだけど、韓国版と日本版で背景が違うな~。

日本はきっと「過激さ」が苦手なんでしょうね。

 

『大胆な家族』は2005年の韓国映画です。

だいぶ前の映画ですね。

 

私はここ数年、通販サイトやネット・オークションで、韓国映画の日本版DVDを調べてるんですが、ここ数ヶ月間で古いものからかなり売り切れてきてる印象です。

 

前は安くで売ってたソフトも今は売り切れてきてる感じですし、入手困難になったソフトも増えてきました。

 

だから早く買ってくださいってわけではないんだけど、一旦、廃盤になって売り切れるともう入手できない可能性が大な気がします。

 

メーカーさんにはできるだけ再発をお願いしたいところですが、レンタルDVDさんやテレビでの放映にもお世話になりつつ、欲しいソフトは買うことで韓国映画を応援していただければ幸いです。

 

『大胆な家族』も今となってはなかなか貴重なDVDかも・・・。

 

 

私の名前はヒョンジェ。

 

7歳の女の子の私は、家の中では一番年下

うちには、おじいさん おばあさん パパ ママ

叔父さんがいる大家族だ

 

今どき珍しい大家族だけど

賑やかでうらやましいと言われる

 

おじいさんは最近

夜中に起きる病気になった

 

おばあさんは言った

おじいさんの病気は〝ホームシック〟だと

 

『大胆な家族』はあるおじいさん(シン・グさん)とその家族の物語。

 

おじいさんはもともとピョンヤンの出身ですが、南北分断によって、最初の奥さんと娘を残して、今は韓国はソウルで暮らしてます。

 

人生を振り返る年になり、北で暮らしている妻と娘に会いたい気持ちがつのりますが、そんなこと今の奥さん(キム・スミさん)に聞かされてもちょっとね~(^_^;)

 

それで、やっぱり年もアレなんで朝から家族を起こして、今から北へ出発ビックリマークとかやってます。

困る家族。

 

で、役所の方へ「離散家族 再会申請」を出してるんですけどラチがあかず、その帰り、階段から落ちて怪我をしてしまう。

 

その時、家族はおじいさんが深刻な病で余命3ヶ月であることを知る。

 

長男ミョンソク(カム・ウソン)はオム弁護士と会い、お父さんの遺言状の存在を知るんですが、お父さんがかなり前に買ったキムポ(金浦)の土地があるとか。

 

ところが遺言状には「生前に南北が統一したら遺産は家族に分け、統一しなければ統一部に全財産を寄贈する」と書かれていて、土地の価値を調べてみたら、50億ウォン

 

お父さんが危ないのに変な顔をするミョンソク汗

 

50億って額はミョンソク以外には知らないんだけどねー。

 

実は一家はあんまりお金がなかったし、ミョンソクは誰かの保証人になったせいで借金に追われてたとゆう。

 

で、案の定、家族は統一部に行ってしまう50億ウォンを死守するため、おじいさんに「南北統一がかなった」って信じ込ませようとする。

 

最初は上手くいきそうだったのですが・・・って話です。

 

おじいさん、統一を心から喜びましたね。

北に残してきた妻や娘に会えるビックリマークって。

そしたら病状も好転して元気になってしまったんですよ。

 

で、早く北へ向かいたい一心ですし、テレビや新聞でも統一のことばかり知りたがるんですね~。

 

だから、騙してる家族は余計にしんどいってゆう(;´∀`)

 

 

観てて『グッバイ、レーニン!』(2003年)のパクリじゃねえかビックリマークって思ったんですが、『グッバイ、レーニン!』は「東西ドイツ統合」を隠す話で、『大胆な家族』は「南北統一が実現した」って騙す話でした。

 

よく似てるんですが、ちょっと違う。

 

前半は予想通り、笑かしにかかってきますが、けっこうさぶいところもありましたかね(^_^;)

 

特に統一について質問したい出前のお兄さんとおじいさんを接触させないため、嫁(イ・カニ)がおじいさんの車椅子を全力で押しまくる場面、やたら長くないですか~はてなマークあせる

くどいなあ~って思ってしまった。

 

まあ、そのほか、あれやこれやいろいろありますが、時々、なんか北をバカにしてるんじゃないかと心配にもなりました( ̄▽ ̄;)

北の人が観たら怒るでえ~、これ汗とか。

まあ、観てないでしょうけど、いや、実は命懸けで南のドラマや映画を観てる人もいるってことなので・・・。

 

しかし、日本人だって北についての報道を面白がったり、時には蔑んだりしてるんだから、エラそうなことは言えないけどね。

テレビとかだって、あきらかに共和国を笑いものにしようってやり方で報道してるでしょ。

時々、失礼な話だと思いますよ、人の国を。

 

と、私も大きな顔で書いてますが、たしかに映画の中で共和国に関連した場面が出てくると、めちゃくちゃ面白がってるのも事実。

人のことは言えません(._.)

 

でも私は基本、共和国をかっこいいと思ってる派ですけどね。

 

ところで『大胆な家族』は「韓国映画で初めて北での現地撮影に成功して話題を呼んだ作品」との話もあるけど、それはいったい、どこなんですかはてなマーク

 

 

カム・ウソンさんは長男のミョンソク役。

後半での笑いの取り方がなかなか痛々しいんだけどあせる・・・この頃のカム・ウソンさんの立ち位置って、どんな感じだったんだろーはてなマーク

 

ミョンソクは建設関係のお仕事ですね。

ミョンソクの妻を演じるのはイ・カニさん。

 

 

笑いの面ではやっぱりキム・スロさんですかね。

声も体もでかい。

 

次男ミョンギュは「売れない映画監督」ってことですが、Amazonさんの「内容紹介」では「キム・ロス」とか表記されてて失礼きわまりない。

ましゃロスかよビックリマーク

 

キム・スロさんがブレーカーを落とす時に聞こえる「音」、なんかで聞いたことがあるな~。

 

 

ミョンギュの低予算映画に出てる女優チュンジャ(シニ)も参加していろんな役を演じさせられる。

チュンジャは前、「サーカス団にいた」とか・・・なかなか強引な伏線あせる

 

シニは無表情な役なんだけど、芸が細かいビックリマーク

さすがやな~と思いました。

この映画、シニが出てなかったらけっこうコメディ面では危なかったんじゃないですかあせる

 

そして、ミョンソクから借金を取り立てようとしてたマネーファイナンス社のパク常務も行きがかり上、なんとなく参加あせる

演じるはソン・ジルさん。

 

このキャラクターがまたいいんですよね~、特に、後半。

渡る世間はとは言いますけどね、ホンマそう。

 

 

おじいさんを演じるのはご存知、シン・グさん。

何度も〝お父さん〟を演じてこられた方ですし、シン・グさんを見てると韓国映画ってやっぱり俳優さんで持ってるんじゃないかとまで思わされるんですよね。

こうゆう方が出てられると映画も違う。

 

奥様を演じられるのはキム・スミさん。

キム・スミさんが出ておられると、どんな映画かなんとなく予想できてしまう、こともある。

 

 

7歳のヒョンジュを演じるのはピョン・ジュヨンちゃん・・・。

 

2002~2007年頃によく映画・ドラマに出てるんですが、私はよく知らず・・・でもホント、可愛いです。

 

 

ミョンギュのとこの助監督さんもよくわからないまま参加・・・しかし実はチャッカリしてたりして。

演じるはイム・ヒョンジュンさん。

 

いや、こうしてキャストを一人一人書いていくのも大変なもんですあせる

 

チョ・ミョンナム監督はこの次、2010年にイ・アイ主演で『大韓民国1% 海兵隊特殊捜索隊』を作ったんですが、残念ながら、2010年2月に亡くなられたとのことです。

 

 

後半でカン・ジェギュ監督の短編作品、『あの人に逢えるまで』(2014年)と重なる風景を目にすることになります。

そのあたり、さすがのリアリティですね。

それを見るだけでも価値がある。

 

前半はとてもコメディですが、そうですね、最後はとても泣きました。

その時、ああ、いい映画だなぁ~って確信しましたね。

 

前半の笑いはそうでもないけど、おじいさんを騙しまくった挙句に最後、また嘘ですが、そこで号泣しました。

さすがは韓国映画、です。

 

最後は統一への希望を感じさせておしまいです。

 

そのことにかんしては、私には何とも言えないけど、韓国と、そして共和国にとってより良い未来が訪れることを祈ります。

 

そこまで激重ではないハートウォーミング・コメディですが、日本映画からしたらかなり政治的な作品なのかな。

 

とにかく私は観て良かったです合格

やっぱり2005年頃の韓国映画、大好きですね、うんクラッカー

 

でわ、今日もおおきにどしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南極物語 1983年 タロとジロ

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

 

 

 

『EXIT』(2019年)のDVD&ブルーレイが5月2日に発売ですが、皆さま、予約はお済みでしょうかね。

Amazonさんでは現在4066円ですが、発売後はそれよりも高くなると予想されますので、買いたい方はお早めに。

私も久しぶりにポチッビックリマークでした。

 

※ ブルーレイとDVDで特典映像が違いますよ。

 

 

 

 

 

7月4日、『PMC:ザ・バンカー』(2018年)のDVD&ブルーレイが早くもリリースです。

欲しい人は是非ビックリマーク

最後が凄いですよー。

 

 

 

 

 

 

 

4月20日、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラしっぽフリフリしっぽフリフリ

 

 

 

 

 

どうして 見捨てたのですか

なぜ 犬たちを連れて帰って

くれなかったのですか ――

 

 

南極物語

 

 

南極物語
原題:The Antarctica
韓国語題:남극 이야기
中国語題:南极物语

 

(1983年、日本映画、145分)

監督・脚本:蔵原惟繕
脚本:野上龍雄、佐治乾、石堂淑朗
製作指揮:日枝久
企画・プロデューサー:蔵原惟二
企画:角谷優
製作:古岡滉、鹿内春雄、蔵原惟繕
チーフプロデューサー:貝山知弘、田中壽一
プロデューサー:森島恒行
撮影:椎塚彰
セカンドパート・カメラマン:田中正博
美術:徳田博
音楽:ヴァンゲリス
録音:紅谷愃一、橋本泰夫
照明:川島晴雄
編集:鈴木晄
助監督:山下稔
スチール:大隅隆章
ドッグトレーナー:宮忠臣
製作コーディネーター:村上七郎
アドバイザー:黒井和男、原正人


高倉健 - 潮田暁
渡瀬恒彦 - 越智健二郎
岡田英次 - 小沢隊長
夏目雅子 - 北沢慶子
荻野目慶子 - 志村麻子
日下武史 - 森島教授
神山繁 - 堀込隊長
山村聰 - 岩切船長
江藤潤 - 徳光隊員
佐藤浩市 - 戸田隊員
岸田森 - 喫茶店マスター
大林丈史 - 野々宮隊長
金井進二 - 尾崎隊員
中丸新将 - 長谷川隊員
佐藤正文 - 昭和号パイロット
坂田祥一郎 - 武井隊員
志賀圭二郎 - 梶原隊員
内山森彦 - 池内隊員
川口啓史 - 宗谷通信士
市丸和代 - 志村真紀
スーザン・ネピア - カトリーヌ
チャールス・アダムス - バートン号艦長
浜森辰雄 - 稚内市長
大谷進 - 野口隊員
前島良行 - 江藤隊員
佐山泰三 - 隊員
野口貴史 - 隊員
寺島達夫 - 宗谷航海長
大江徹 - 中村隊員
長谷川初範 - 鶴田隊員

 

配給:ヘラルド=東宝

 


解説: 南極観測隊が悪天候に阻まれ、やむなく南極の地に置き去りにしてきた十五匹のカラフト犬の生への闘いと、観測隊員たちの姿を描く。脚本は「人生劇場(1983)」の野上龍雄、「色ざんげ(1983)」の佐治乾、「暗室」の石堂淑朗、「キタキツネ物語 THE FOX IN THE QUEST OF THE NORTHERN SUN」の蔵原惟繕の共同執筆。監督は「青春の門 自立篇(1982)」の蔵原惟繕、撮影は「キタキツネ物語 THE FOX IN THE QUEST OF THE NORTHERN SUN」の椎塚彰がそれぞれ担当。(映画.com)

 

 

去年の11月にディズニー版『南極物語』(2006年)を観て、とても良かったんですが、その後、再発されたヴァンゲリスの『南極物語』サウンドトラック・アルバム(1983年)も今年3月25日届きまして、よく聴いてます。

 

で、そのオリジナルの『南極物語』もついに観てみようと思いました。

 

そもそも高倉健さん追悼番組として2014年11月21日(金)に放送された時、録画しておいたんですが、録画するとなかなか観る気になれず、今頃になってしまいましたあせる

 

まあ、ヴァンゲリスのサントラを聴き込んでからちゃんと観たいって気持ちもありましたし、ここ最近、私が日本映画も観たくなってるんもあります。

 

 

大ヒットした映画ですので、話も有名でしょうけど、最初、ちょっと人間による犬たちの扱いがぞんざいで荒っぽいのがショック汗

まあ、それが昭和なのでしょう汗

 

犬たち15匹が引くそりでボツンヌーテンを調査に行くことになって、そのあたりからの犬たちの活躍ぶりが可愛いんですが、案の定、帰り、遭難しかけあせる

人間のミスなんですけどね~、そのために頑張るタロとジロにすでに感動です。

 

ここでクジラの遺体を見つけるのがディズニー版と一緒で、また前半、人間が犬たちに助けられるのも同じ。

 

基地に帰る時に流れるヴァンゲリスの音楽が合ってますねー。

グッときました。

 

犬たちを置き去りにすることになった状況は仕方がなかったってものだったと思います。

ディズニー版よりも丁寧に語られてたように思いました。

 

『南極物語』は実話の映画化だけど、当たり前のことだけど、南極に取り残された犬たちのことは、人間たちは誰も見てないわけだし、また人間側のドラマも大なり小なり創作されてるようです。

それは観てても何となくわかる気がしました。

だから実話を題材にしてるけど、やっぱり映画って感じでした。

 

もちろん、それが良い悪いじゃないですよ。

映画の作り方の話ですよね。

 

でも最近、実話の映画化をどこまで「実話の映画化」って言っていいのかって思います。

実話率の高い映画、低い映画、いろいろあるけど、それを全部混ぜて観て、さらに語ろうとすると観客側も混乱してる感じじゃないですか。

時々、それがイヤに思う時はあります。

 

まあ、私は実話の映画化が好きだし、かなり作っててもそれで批判したりはないけど。

 

 

全体的に人間の方と犬たちの話が交互に描かれるけど、私は犬たちのドラマの方に気持ちが行きましたね。

 

犬たちが走る姿はなんぼ見ても見飽きませんわ。

まあ私もYouTubeで見るのはわんこ&にゃんこの動画ばかりですし。

 

この映画の犬たちの演技も素晴らしいです。

気持ちが通じる~。

 

でも物語が物語だけに、きついし、悲しみがつきまとうんですけどね・・・。

 

 

高倉健さん演じる主人公、潮田は贖罪のため、犬たちゆかりの場所を訪ねて回る。

 

リキを育てた少女たちに新しい子犬を託そうとするのだが・・・。

 

荻野目慶子さん演じるリキを育てた志村麻子に抱っこされてる子犬がえらいおとなしい。

 

 

リキを育てた少女の妹から絶対に反論できない状況で責め立てられる潮田あせる

「こんなのいらないビックリマーク」とか言われてる新しい子も気の毒。

 

このあと、慰霊祭ですか、に現れた潮田は海外のジャーナリストにしつこく質問され、逆ギレ気味に「だから自分たちがこの手で殺してやれば良かったんですねむかっ」と言い返しますが、ここで私はフッと、作り手側の気持ちが見えた気がしたんですね。

 

例の海外から抗議殺到の和歌山・太地町「イルカ追い込み漁」のことも頭に浮かんだんですが、「日本のやり方が(残酷でも)外国人は口を出すな」みたいな言い分を伝えたいのはてなマークと思ったんです。

 

しかし、最後まで観て、脚本の本当の意味を理解しました。

後半で再び志村麻子と対話した中で潮田の気持ちが見えた時、非常に納得しました。

名シーン、でしたよね。

 

 

映画としては、今の時代で観ると、娯楽映画としてきわどいとゆうか、さすがに長いと思ってしまいました。

撮影したフィルムのどれも捨てがたかったってことなのかもしれないですね。

 

でも、とにかく犬たちが映ってると、私もそのシーンを目にできて良かったと思いました。

 

気になるのはやっぱり、犬たちに無理さして撮ってるように思えて・・・氷の隙間に落ちたり、海に沈んでいく場面、映画としても心配になりますね。

リキがシャチにやられて怪我した時、ふらついてるのは麻酔で眠たくしてるのかもだけど、そこまでする必要あったかなあ、もう十分なのに・・・と思ってしまった。

ここまでナレーションで説明してるわけだし。

 

わんこたちが大好きな方々には、あるいは苦痛でしょう。

その点ではオススメしにくいですね。

 

 

とにかく、やっぱり私にとってはヴァンゲリスの音楽でした。

 

ヴァンゲリスの音楽が、日本の映画、しかも高倉健さん主演のこの『南極物語』とどう結合、調和するのか強い興味があったけど、結果、音楽が映画をホントに劇的に高めてましたよね。

 

犬たち、そして南極の景色に合いますわー。

 

さすがはヴァンゲリスでした。

 

 

ラスト、タロとジロは潮田たちと再会しますが、だいたいわかって観てるのに、えらい不安に感じましたよ。

 

犬たちの姿に「唸り声」がかぶさってるし。

 

それは観客たちを動揺させようとゆう演出なのかもだけど、実際、タロとジロにしてみたら、なんで置いていったんだ!?むかっって怒りも少しはあったのかもしれませんね汗

 

この映画はおおむね感動的だけど、やっぱり仕事を犬に手伝ってもらう中で置き去りになんかしたら、罪の意識に苛まれることが前提の映画なんでしょう。

だから私も観てて、最後まで申し訳ない気持ちでした。

 

タロとジロが生き残ったことが奇跡であると同時に、他の犬たちは生き残れなかったわけですし、やはり悲劇の側面が強いですね。

 

 

置き去りにされて悲しそうに吠える犬たち、一匹、また一匹と減っていく犬たちなど観ていて辛い場面が多いんだけど、命の尊さと自然の過酷を教えてくれる作品でした。

 

最後になりましたが高倉健さん、演技がずっと切実でリアル、やはり日本を代表する名優ビックリマークでした。

 

そして、やっぱり映画の中で聴くヴァンゲリスの音楽は素晴らしかったです。

 

でわ、最後までおおきにですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

韓国映画 フェイク 我は神なり 2013年

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アンニョン(^-^)ノ

いつもありがとうですキスマーク

 

 

 

 

 

7月2日ですが『エクストリーム・ジョブ』(2019年)のブルーレイ&DVDが発売されますNEW

 

普通版のブルーレイとDVDと豪華版ブルーレイがあるようですが、ディスク枚数はどれも1枚で、豪華版には映像特典として「メイキング」と「コンミョン 撮り下ろしインタビュー」があって、ブックレットが付くようです。

普通版の映像特典は「予告編」だけのようですね。

さらにAmazonさんでは「Amazon.co.jp限定」版もあって、ミニポスターが2枚、付くようです。

ややこしい(^_^;)

 

やっぱり5urpriseコンミョンくん人気をアテにしてる予感が漂いますが、豪華版の方が2000円くらい高い~あせる

 

あと、日本語吹き替え音声はないようなのがすごい残念です(´・_・`)

 

また、『エクストリーム・ジョブ』は現在、1200円で期間限定先行配信中ビックリマークだそうなので、そっちを利用されるのもいいですね。

今すぐですから。

 

作品としてはホントに笑える楽天的なコメディなので、今こそ元気もらうために観てほしいです、是非!!

 

 

 

 

 

4月24日、この作品を観ました・・・映画

 

珍しいかもですが、韓国のアニメ映画。

 

 

 

 

 

フェイク 我は神なり

 

 

フェイク 我は神なり
原題:사이비
英語題:The Fake

(2013年、韓国映画、101分)

監督・脚本:ヨン・サンホ
製作:チョ・ヨンガク
製作総指揮:キム・ウテク
美術監督:ピョン・キヒョン
テクニカルディレクター:ヨン・チャンフム
音響監督:オ・ユンソク
編集:イ・ヨンジョン
音楽:チャン・ヨンギュ

ヤン・イクチュン - キム・ミンチョル
オ・ジョンセ - ソン・チョル(牧師)
クォン・ヘヒョ - チェ・ギョンソク(長老)
パク・ヒボン - キム・ヨンソン(ミンチョルの娘)
ファン・ソクジョン - ヨンソンの母親


キム・ジェロク
キム・ナムジン
イ・スヒョン
キム・ヨンファン

配給:ブロードウェイ

 

 

また凄いものを観てしまったビックリマークって感じですあせる

 

監督は『新 感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)のヨン・サンホ監督。

 

私、ヨン・サンホ監督の『ソウル・ステーション パンデミック』(2016年)を劇場で観たこと、あとあと誇りに思うかもしれません。

 

韓国のアニメ映画、しかもゾンビものって、もともとほとんど興味のなかった世界をあえて観に行ってるわけですから、しかも前売り券を買ってパンフまで買ってるしあせる

ホントにぜんぜん泣けない、イヤな感じの映画でしたよね~(>_<)

 

しかし、それにしても・・・ヨン・サンホ監督、その前にこんなもの凄い映画を作ってたなんて汗

そう思うほどの映画が『フェイク 我は神なり』でした((((;゚Д゚))))

 

原題は「擬似」、「いんちき」。

 

 

例によって萌え度ゼロの絵でイヤ~な感じの話なんですよー汗

 

最初っからイヤなものを見てしまう汗

 

観ようって方は覚悟を決めて観てくださいよー。

 

ダムの建設によって水没する予定の村が舞台です。

 

村の人たちは立ち退きのことで幾らかお金をもらってたんですが、そこへキリスト教系の新興宗教のプレハブみたいなテント・タイプの礼拝堂ができまして、みんな拝みに来てるんです。

 

 

で、教会のリーダー的な(ってゆうか〝経営者〟ですね)長老のチェ・ギョンソクは、青年牧師のソン・チョルを呼び寄せてお説教を依頼します。

 

 

ソン・チョル牧師の声を演じるのはオ・ジョンセさん。

オ・ジョンセさんってこんないい声なんですね。

 

そして長老のギョンソクの声を演じるのはみんな大好きなクォン・ヘヒョさん。

いや、正直、クォン・ヘヒョさん~、こんなイヤな感じのヤツの声を演るのやめて~(>_<)あせるって感じなんですが、また合ってるのよ、やけに汗

 

ソン・チョル牧師は、なんとなくギョンソクを疑わしく思うんですが、必要とされているので引き受ける。

 

 

信者たちの切実な祈りに驚くソン牧師。

 

 

そんな中、ある男が村に帰ってくる。

男の名はキム・ミンチョル。

 

 

時同じくして、ヨンソンって女の子が仕事を頑張ってお金を貯金してたんですが、ようやくソウルの名門大学に合格して大喜び。

彼女にとってそれはどれほど嬉しいことだったか。

今の暮らしから抜け出せる唯一の道なんです。

 

 

喜び勇んでお母さんに合格を報告したんですが、机の引き出しにしまっておいた、大学に通う時のために貯めた通帳がなくなっていた。

母と娘は一瞬で不安におののく。

 

その頃、村に帰ってきたミンチョルは博打でお金を溶かして、イライラしつつスナックで酒を飲んでたんですが、店の人からも嫌がれてる中、店の客の一人とトラブルになりトイレで殴り倒されます。

相手はあの長老のギョンソクでした。

 

腹に据えかねるミンチョルは追いかけますが、ギョンソクは連れの人たちと車で消えました。

 

交番へ連れて行かれたミンチョルは、そこでギョンソクが手配中の詐欺師だと確信しますが、警察の人たちもスナックのママさんも(こんな下品なおっさんの言うことだし)違うと思って取り合わなかった。

 

 

ミンチョルはヨンソンの父親でした。

 

久しぶりに家に帰ってきたミンチョルに妻はビクビク。

それでもヨンソンは必死で父親に通帳のことを尋ねました。

そのお金がなければ大学に行けないんだから。

 

はたせるかな、ミンチョルは博打と酒でヨンソンの大切な貯金を使い果たしていました。

 

そして問い詰める娘に暴力を振るい、また出かけた。

 

ミンチョルの妻が夫のDVを恐れるあまりに、ことを荒立てないようにしよう、夫を怒らせないようにしようと、そればかりに気にして恐怖と暴力に支配されているのが、現実的に家庭内暴力の典型で、ムカムカきます。

 

ミンチョルはすぐに暴力を振るう粗暴な男で、村中から恐れられていましたし、また嫌われてもいました。

 

大切な資金を使われ、ヨンソンは自ら命を絶つことさえ考えますが、母と娘は村の女性たちから勧められて教会の祈祷に参加することになり、すぐに信者となっていく。

 

教会は信者たちから寄付を募り、立派な「バンソク花園祈祷院」を建設しようとしていた。

 

信者たちもそこが完成すれば、そこで暮らし、幸せになれると考え、寄付の額を増やしていくのだった。

 

 

そんな中、ギョンソクへの復讐に燃えるミンチョルは仮説の祈祷所に押しかけて怒鳴りまくり、娘のヨンソンがやめてと言うのにもまた暴力を振るい、ソン牧師に制止される。

そしてギョンソクの手下たちに捕まり、人気のないところでリンチを受け、監禁される。

 

たしかに、牧師が起こした〝奇跡〟は疑わしいものだったが、信者たちはそれでも信じているようでした。

 

 

ギョンソクは若いヨンソンに目をつけ、言葉巧みに騙して別の働き口を世話する。

 

 

そして村の人たちには、さらに寄付するよう煽りまくるのだった。

 

 

最初の30分くらいのところだけ、ストーリーを書かせてもらいました。

 

このあと1時間、もっと凄いことが起こります。

 

観てて思い出したのは、昔によくテレビで放送されてた、ビートたけし原作の『教祖誕生』(1993年、天間敏宏監督)・・・なんですけど、『フェイク』はもっとむごたらしく、怖い。

 

観てて、ドヨ~ンと気が沈むし、イライラもするんですが、それでも最後まで観なければ絶対に気がすまない。

そんな面白さもあります。

 

 

誰もが正しいことも言うのに、誰もが間違ってる。

まっすぐ行こうとして、曲がっていく。

そんなふうに思えました。

 

だって私も誰かに当てはまると思ったから。

 

凄い脚本を書かはりますね、ヨン・サンホ監督・・・。

 

ってゆうか、凄い映画作家ばかりですよ、韓国映画。

 

 

幸せを目指して努力してきた人がさらに苦しむ理不尽。

人を騙したり、暴力を振るうような人間がのさばる不条理。

そして信仰とは、信心とは何なのか。

 

この作品は宗教を哲学した映画で、さらに人間を哲学した映画でしょう、ねえはてなマーク

めちゃくちゃ深いですよ、もう。

 

だから私なんかがちょっと考えたって難しくってわからないし、えらそうなことも書けないんだけど、でもホント、観て良かったですよ。

観終えて、観て良かったって思ったもん。

これは観ておかなきゃダメだって思いましたよ、ホント。

 

絵もね、好きじゃないんですけど、凄く圧倒された。

絵が凄いなあ、と思いました。

怖い、悲しい絵です。

アニメはこんなこともできるんだ!?って思った。


 

暴力DVクソ親父のミンチョルがホントに憎たらしくって早よ死ねとしか思えないんですが、途中でこいつが主人公だと気づいて愕然としましたわ汗

 

声はヤン・イクチュンさんです。

凄い声で演じてるなー汗

 

この方、どんな仕事も全開ですね。

 

それと、チルソンっておとなしいおじさんの役でキム・ジェロクさんも声の出演でした。

『新 感染』の最初で鹿を轢いた人を演じた俳優さんです。

 

キム・ジェロクさんが主演したシン・ドンイル監督の『訪問者 Host & Guest』(2005年)もいい映画ですよ。

 

 

ネタバレですが、ラストの解釈、私なりに書かせてもらいますね。

 

ミンチョルはまったく信仰心のない男でしたから、ああして宗教のインチキを見抜き、それにこだわってました。

 

でも、自分の行動で事態が最悪な結末を迎え、そののち、年老いて心が弱ったこともあったんでしょう、もう暴力で人を脅かすこともできなくなったんでしょう、そして何よりも罪の意識に苛まれてきたんでしょう、彼は救いを求めて祈ることになったんじゃないでしょうか。

ああして人知れず、初めて信仰にすがり。

 

皮肉だし、悲しいラストだと思います。

 

 

ヨン・サンホ監督は『新 感染』のあと、リュ・スンリョンさん、シム・ウンギョン主演の実写映画、『サイコキネシス -念力-』(2018年)を完成させましたね。

 

『サイコキネシス』は私は観てないんだけど、Netflix(ネットフリックス)で観れるみたいです。

 

そして、ヨン・サンホ監督の最新作はご存知、『新 感染』の続編、『半島 Peninsula』(2020年)・・・今年の夏、公開予定。




『新 感染』の4年後を描く『半島』ですが、私は、実は・・・『フェイク 我は神なり』や『ソウル・ステーション』の方にはやっぱり行ってほしくはないんですよね~(^_^;)

 

だって、そうなったら『新 感染』のファンがイヤがると思うしヒットもしないと思うんですよね~。

 

まあ、もうとっくに撮影も終わってるし、今さら言っても遅いんだけど、でもきっと周囲の人たちと相談して、ヨン・サンホ監督も娯楽映画の方に振りきってくれてると思うビックリマーク

そう願います(^_^;)

 

ティーザーの予告を見たらさらにお金もかけてそうだし、なんかホントに凄そうですけどね。

やっぱり期待していいんじゃないですかー!?

 

とにかく、『半島』、めちゃくちゃ楽しみです音譜

日本での題名はどうなるんだろー!?

 

いや~、でも、もう、『フェイク 我は神なり』みたいな映画はしばらくは堪忍ですあせる

こんなん続けて観てたらやばいって~あせる

 

けど、ホントに観て良かったです。

まがまがしいほどにものすごい傑作!!

 

でわ、今日もおおきにです、アンニョン(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四季・奈津子 1980年 五木寛之原作 ネタバレ

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうございますキスマーク

 

29日に記事を公開すると「29=肉」みたいでちょっとイヤなんですが、ま、いいでしょう。

 

今日は、1980年とちょっと古い邦画について書かせてもらいます。

最後までネタバレしますね。

 

 

4月26日、この作品を観る・・・カチンコ

 

 

 

 

 

四季・奈津子

 

 

四季・奈津子
Shiki Natsuko


(1980年、日本映画、120分)

監督:東陽一
原作:五木寛之
台詞:粕谷日出美
プロデューサー:吉田達、前田勝弘
撮影:川上皓市
美術:綾部郁郎
音楽:田中未知
音楽プロデューサー:五木寛之
録音:久保田幸雄
照明:上村栄喜
編集:市原啓子
助監督:栗原剛志
スチール:山田脩二

烏丸せつこ - 奈津子
佳那晃子 - 波留子
影山仁美 - 亜紀子
太田光子 - 布由子
阿木燿子 - ケイ
岡田裕介 - 医師・沢木
本田博太郎 - 写真家・中垣
風間杜夫 - 金森達夫
牟田悌三 - 奈津子の父
山谷初男 - 北京料理店のチーフ
火野正平 - 中垣の友人・河本
岡田眞澄 - 俳優・森隆人
田村隆一 - 詩人・田村隆一
白井佳夫 - 監督・黒川竜作
宮本信子 - 奈津子が出演する映画の俳優
鶴田忍
長谷川諭
藤木敬士
星正人
姫田真佐久
白井佳夫

配給:東映洋画

 

 

この『四季・奈津子』は、ハッキリしたことは思い出せませんがずっと前の十代の頃に、おそらく古書店さんで映画のパンフレットを見てた時だと思いますが、Tシャツとパンツだけの女の人が海にいるビジュアルを目にして、それを見た時、「あ、なんか好き」とか思って、『四季・奈津子』って題を記憶したと思うんですね。

 

それで、そんな映画もあるんだと知ったんですが、絶対に観るぞとは思ってなかったんだけど、なんとなく70~80年代の映画だろうとは思ってて、それもハッキリしないんですが、五木寛之先生の作品の映画化っていつの間にか知ってたように思います。

 

五木先生の本は数作品ですが私も読んでるけど、『夜のドンキホーテ』とゆう作品が好きでした。

九州の頑固じいさんが東京に世直しに行ったら、けっこう若者たちと仲良くなったりして共感もする話で、1973年の作品みたいですが、「紅蝙蝠」ってロックバンドが出てきたりして面白かったです。

また『四月の海賊たち』って、ラジオの海賊放送の作品も気に入りました。

 

『四季・奈津子』 ―― いい題名ですよね、時が過ぎるにつれ印象が不思議に大きくなり、ネットで調べたらDVDも出てるし、観たい気持ちが消えなかったんです。

 

それで数ヶ月前から本気で観てみようと思い、ついに観た。

 

アメブロで検索したら俳優の田中俊介さんも一昨年の夏にこの映画を観てはりますし。

 

 

波留子、奈津子、亜紀子、布由子、福岡に小峰四姉妹がいました。

 

末娘の布由子は心の病で入院していたが、次女の奈津子が病院に行く場面から始まります。

布由子は奈津子にその夜あるお芝居を観に連れてってくれるよう頼みまして、布由子の主治医の先生と3人でかなりの大雨の中、行くこととなる。

 

行きしに一人の男性、中垣昇を車に乗せてあげるが、この人は写真家で、奈津子みたいな人を写真に撮りたいと言う。

 

帰りにもその中垣をまた乗せることになるんだけど、その時、奈津子は中垣に自分のヌードを撮ってくれないと急に言い出した。

 

奈津子には3年付き合っている達夫とゆう恋人がいて結婚も考えてるんだけど、何だかつまんなくなっちゃったのだった。

 

奈津子は撮影のため東京へ行くことになる。

 

 

奈津子の着替えをじっくり映すのが女の裸を見せたいだけにしか思えないのだが、実際、この映画にはそれが目的なところもあったに違いない。

 

音楽は劇団「天井桟敷」や寺山修司さんの、詳しくは知らないのですが、そういった芸術の方、田中未知さんで、そう知るとそう聴こえるように思いましたが、憂鬱なメロディー。

 

 

奈津子は九星飲料の配達で頑張ってる。

彼女は車が好きみたいですね。

 

奈津子の恋人、達夫を演じるのは風間杜夫さん。

私はこの達夫が好きになれませんでした。

なんか、昭和の男って感じはてなマーク

 

達夫は奈津子と結婚したいようだけど、奈津子はもっと他の世界を見たいと思っていた。

でも、ま、好きは好きなんですがね、達夫は奈津子の態度に苛立っていた。

 

 

長女の波留子だけ嫁いでます。

 

五木寛之の長編連作「四季シリーズ」は四姉妹の物語みたいですけど、映画化されたのは次女「奈津子」だけのようですね。

 

 

列車の中で、詩人の田村隆一さんと知り会った。

 

この列車の中でのシーン、いきなりおそらく「アドリブ」なんだと思うんですけど、強引な映画表現だと思いつつ、このシーンだけでこの映画を観た甲斐があった!!って思いました。

 

田村隆一さんを私は知らなかったんですが、セリフじゃなく、単に奈津子の悩みごとに自分なりに回答されておられるんですね。

それでもう、そう来られたら凄い。

 

 

布由子はロシアの詩人、セルゲイ・エセーニンの本を欲しがってたんですが、(おそらく妹ほどには文学とかに興味ないだろう)奈津子が田村隆一さんにそれを話したことで、あとで田村さんから布由子にエセーニンの詩集が届くのが心あたたまるエピソード。

 

田村さんはこの映画の中で私がただ一人、好きな男性キャラ。

 

 

写真撮影のために中垣昇が連れて来たアトリエ・Kで奈津子はケイとゆう女性と出会う。

 

この人が浮世離れしたとゆうか変な人なんですが、でもまたいかにもいそうな気がする人でもある。

 

演じてるのは夫・宇崎竜童と共に数々のヒット曲を手がけてきた、あの有名な作詞家の阿木耀子さんで、セリフの話し方がものすごいインパクト・・・本職の俳優さんの中で独特の引力を発生させるビックリマーク

実は私の従姉とよく似てるんですよ~。

一瞬でそう思いました。

 

で、なぜか「うん~、服、脱いだらはてなマーク」とか煽り始めるケイ。

なんかおかしいんですが、いつの間にか納得させられてる魅力がある。

奈津子もそこに惹かれたんじゃないですか。

 

そして撮影が始まるがケイも参加。

あんたも脱ぐんすか!!

 

なんか宇崎竜童さんが戸を蹴破って怒鳴り込んできそうな錯覚に陥りましたが、宇崎竜童さんの音楽はホントに素晴らしいです。

この映画の音楽にも参加されたら良かったのにね。

 

それと、中垣昇を演じるのは本田博太郎さん。

ここまでお若い頃は初めてでしたけど、なんかルパン三世みたいだ。

 

 

夜、奈津子と中垣はビデオで、マルセル・カルネ監督の『天井桟敷の人々』(1945年)を観ている。

私はその映画を観たことないんですが、奈津子の性格からして観そうにない映画に思えました。

が、一生懸命観ている。

中垣と知り合い、そうゆう難しい映画を観たことも奈津子のその後の変化に関連がありそう。

 

その後、奈津子と中垣は飲み屋に行くが、まだ行くんかいっ!!

映画を観たあとで・・・。

 

そこで奈津子は中垣から今売れっ子のCMディレクター・河本を紹介されるが、この人キモい~汗

演じるは火野正平。

小さい頃に観た、この人が死刑囚を演じたドラマを私はもう一回、観たいんですが題名がわかりません。

 

奈津子の妹、亜紀子は東京の大学に通ってるので奈津子は彼女の部屋に泊まる。

 

医学生の亜紀子は学生運動に熱中してほとんど帰ってこない。

殺風景な亜紀子の部屋にたどり着いたのは午前2時だった。

 

福岡に帰る時、中垣は奈津子に、これから十年間くらい東京へ奈津子が来るたびにヌード写真を撮らさせてくれないかと言う。

 

 

ボスホラスへは行ったことがない。

ボスホラスのことは 君 きいてくれるな。

でも、ぼくは海を見たんだ、君の目に。

碧の火の燃える海なのだ。

 

奈津子は布由子から届いた手紙にあったエセーニンの詩からボスホラスの海に思いをめぐらせ、布由子が絵に描いた唐変木の夢を見る。

布由子は今は病院の外に出かけられないが、自分はどこへでも行ける・・・。

 

達夫は反対だったが奈津子は東京へ行くことにする。

 

長女の波留子は結婚してたんですが、布由子の病気のことが向こうさんの耳に入ったらしくてね、実家に帰ることになるそうです。

 

 

達夫は見合いをすることにしたみたいです。

そんなことを言ってもアカンしビックリマーク

 

 

東京への列車の中、達夫が現れ、奈津子を次の駅まで送ると言う。

まあ口ではいろいろ言ってますが、結局、奈津子に未練があるのだ。

だったらなぜもっとちゃんとした形で引き止めないのか。

「さよならー」と奈津子。

 

 

東京ではとりあえず、亜紀子の部屋に厄介になる。

亜紀子は北海道へ行くとゆう。

 

 

私は四姉妹の中でも亜紀子の話をさらに知りたいと思いました。

かっこいいじゃないですか、この時代の学生運動とか環境保護とか。

 

奈津子は中垣やケイと再会するが、ケイは(体と引き換えに)横浜まで行きずりのジローちゃんのトラックに乗せてくれるよう頼んでた。

中垣はそんなケイを「ちっとも自分を大事にしないんだからなあ」と嫌がる。

だったら本人に直接言えよ。

 

思いつくままに生きるケイと奈津子はもっと話してみたいと思う。

それで帰りはまた関係のない若者の車で送ってもらうが、ケイの話に若者も混乱して何もせず帰ってしまう。

奈津子はケイの奔放さについて話してみるが、逆に視野が広がったりした。

 

奈津子はホテルの「ルームメイド」のアルバイトをしようとするが、面接した昭和のクソ親父のセクハラ&パワハラ対応ががちで最悪でさすがに奈津子も怒る。

 

あんまり人をナメるとぶっ飛ばされるけんね。

よか年寄りのくせして、ちいとは礼儀ちゅうもんも思い出したらどうね。

心配せんでよか、こげなホテルはこっちから願い下げや。

 

 

次はハンバーガーの普及を媒介に社会全体のハーモニーを回復しようとゆうヒューマニスチックな運動のヤングハーモナイザー大募集!!の説明会に行くが、このバイトも狂ってました。

 

説明会で居眠りし、奈津子は布由子が自殺する夢を見る(大丈夫でした)。

 

 

続けてお父さんが亡くなる夢まで見てしまう。

東京に出てきて不安になってたのかな。

 

八月、風はそよとも動かない。

よどんだ空気、にごった空。

 

奈津子はホテルのプールに行くがそこで中年俳優の森隆人にナンパされ、車を見せたいっちゅうので乗せてもらうことになったが、そこで偶然ケイと再会、わざとらしい。

ケイは野生の大麻を取りに北海道へ行ってたとか・・・ってゆうか北海道へ行ってるのは亜紀子じゃなかったっけはてなマーク

 

 

いろいろあって奈津子は「いい体してる」って理由で森隆人が出演してる映画『愛の迷宮』のオーディションを受けてみることになる。

ケイもやってみればと言う。

 

奈津子は今売れっ子のCMディレクター・河本と再会し、酔って身を任せてしまうのがまたイヤな気分なんですが、烏丸せつこさんの酔った時の演技、上手いですね~。

 

 

奈津子は中垣にもうヌード写真をやめる、私女優になるのと宣言。

中垣はやめとけと言う。

中垣の言い分にも一理ある。

彼はギリギリで芸術家だけど、奈津子の目指す世界はどうなのだろうか。

 

 

映画のオーディションがホントにイヤな感じ。

いきなり女優志望の人を裸で立たせてジ~ッと見てるってどんな商売なんかよ。

 

女の裸を出さんと売れんような映画、最初からやめとき、ホンマ。

だのに、女の子たちはそんな映画にすら出たがるとは。

薄っぺらい世界である。

 

 

しかし奈津子もなかなかふてぶてしい。

そして監督も変。

 

 

ここで「Kプロ」とか出まかせを言うケイの機転が素晴らしい。

 

そして奈津子はなぜか嬉し泣き、ってゆうか嘘泣きはてなマーク

 

 

女優になると亜紀子に報告すると「バカみたぃw」と言われる

三女は直後に善人を装いつつ盗みを働く。

 

週刊誌に奈津子のヌードが掲載される。

布由子から奈津子を励ますような手紙が届いた。

 

奈津子ねえさん、週刊誌に出ていたヌード写真、とってもきれいでした。病院でも大評判だけれど、波留子ねえさんは写真を見て寝込んでしまったそうです。

でも、奈津子ねえさんは生きている限り可能なことは何でも試してください。

ねえさんが自由に生きる姿を見ることで、私は自分が生きてられると感じられるのです。

ねえさんがポシャった時は私が死ぬ時です。

田村さんからまた一冊、詩集を送っていただきました。

私は

 

ここまで言われたらもう頑張るしーかなーいさあせる

 

奈津子はケイに「有名になりたいあたし」と明かした。

 

「人は皆、それぞれに生きて、それぞれに死ぬの」とケイは言った。

 

奈津子は撮影の前に実家に一度帰り、ケイもついてきた。

 

ケイは波留子と打ち解けるが、口が軽すぎ(^_^;)

 

奈津子は父と並んで寝て話した。

 

奈津子は、あったかい手してるな。

 

金森達夫は財産家のとっても素敵なお嬢さんと先月、結婚しており、波留子は布由子のいる病院の沢木先生と恋愛中だった。

 

ねえ、魂って、どこにあるんだろうはてなマーク

 

 

今の私には、魂って肉体のことだわ。

 

 

けっこう我慢して観てた時間もあったんですが、一生けん命、観まして、観た甲斐がありました。

 

イヤな気分になる場面もあったけど、昭和の空気を感じられましたし、作品の中で描かれる奈津子の選択も昭和の時代の中であがいた結果みたいで映画のラストがスタートラインみたいな終わり方で、なんか爽やかだったかな。

 

この作品は「これまでの映画の形にこだわらず、自由な映像を目指すということから、シナリオを作らず原作をもとに演出がなされた。ダイアローグ・ライター(セリフ作家)に、ニッポン放送第一回青春文芸賞を受賞した粕谷日出美が参加、そのダイアローグをもとに、撮影現場で状況に応じてセリフをふくらませていく試みがなされた」とのことなんですが、驚いたことにその粕谷日出美さん、私が以前、「観たい映画」として書かせてもらった『無力の王』(1981年、石黒健治監督)の原作の方なんですね、いや、ホントに映画を観たあとで知ったんですが。

 

つまりここにも私の昭和への思いが一人の女性作家によってシンクロニシティなんですね、すごいわー。

 

映画としてはキャストの方それぞれのセリフ回しの個性が魅力でした。

日本映画ならではの楽しみですね。

 

男性キャラが魅力的に描かれないのは、奈津子に結婚とゆうゴールを目指させないためはてなマーク

わかりませんが、そうならこれは女性映画でしょう。

女の生き方の映画じゃないですか。

その感じで観れて良かったです。

 

そして、できたらホントに原作が読んでみたいな~。

映画もいいけど、そればかりではね。

たまには本も読まなあきません。

 

でわ、今日もおおきに、ありがとうさんです・・・☆⌒(*^-゜)v

 

 

チャプターリスト

 

01 五月の風を切って

02 妹、布由子

03 揺れる、奈津子

04 男、どこか退屈

05 詩人と出会って

06 二人ヌード 

07 何か、求めてる

08 奈津子の裸身 

09 姉妹の絆

10 男を振り切って

11 妹、亜希子

12 ケイ、謎めいた女

13 都会の海へ

14 二枚目スターになろうと・・・

15 女優になろう

16 ヒロインを射止めて

17 真夏の光のように

18 姉、波留子の恋

19 魂はどこに・・・

20 奈津子、女優へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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