アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうです
今夜は『イップ・マン 序章』(2008年)を観ましたよ。
最初から観始めるとまた泣けますわ~。
最後の池内博之との試合は『完結』のスコット・アドキンスとの戦いに比べるとあっさりしてたんだなぁと思いました。
それだけ30年後のアメリカでの戦いはイップ・マンにとっても苦しいものだったんでしょうね。
今日は6月から7月にかけて観た4つの映画について、短く書かせてもらいます。
6月25日、この作品を観ました
ロング・トレイル!
A Walk in the Woods
(2015年、アメリカ映画、104分、PG12)
監督:ケン・クワピス
原作:ビル・ブライソン 『ビル・ブライソンの究極のアウトドア体験―北米アパラチア自然歩道を行く』
脚本:ビル・ホルダーマン
音楽:ネイサン・ラーソン、ロード・ヒューロン
出演:ロバート・レッドフォード、ニック・ノルティ、エマ・トンプソン、メアリー・スティーンバージェン、クリステン・シャール、ニック・オファーマン ほか
北アメリカ有数の自然歩道「アパラチアン・トレイル」踏破を目指すシニア男性2人組の旅を描いたロードムービーで、爽やかな感動のあるいい映画なんですが、「枯淡」の趣も感じられない上、「おじいちゃんのナンパ」なんてものまで描いてしまったために、どうにも鼻につくナマナマしさが残る作品。
まあ、ロバート・レッドフォードの方は実は妻ひとすじなんですが、よく喋る女の子を振り切ろうとする場面とかもほどよくイヤな感じ
人間、誰しもが年と共に枯れて達観に至ったりするわけでも別にないようです。
期待以上に軽かったんですが、そんなアメリカ映画も悪くないですね。
旅の結末が凄く好きです。
6月30日、この作品を観ました
スパイ・ゲーム
Spy Game
(2001年、アメリカ映画、128分)
監督:トニー・スコット
原案・脚本:マイケル・フロスト・ベックナー
脚本:デビッド・アラタ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット、キャサリン・マコーマック、スティーブン・ディレイン、ラリー・ブリッグマン、マリアンヌ・ジャン=バプティスト、シャーロット・ランプリング ほか
『ロング・トレイル!』と同じくロバート・レッドフォードが主演です。
CIAのベテラン・スパイと、かつての愛弟子 ―― 北京での非合法工作に失敗し、拘束されてしまった愛弟子を救出するために、引退間際のスパイがそのネットワークと知力を駆使して奔走する物語。
観れば観るほどロバート・レッドフォードのかっこよさが最後まで輝き続ける傑作でした。
いや、観てる途中はけっこう難しいかなあ、と思ってたんですがロバート・レッドフォードのかっこよさだけはよくわかりました。
このかっこよさにはブラッド・ピットもかなわない~(;´∀`)
まあ、でも観ててCIAのやってることは無意味にも思えました。
結局、その場限りだったんじゃないですか。
そう考えるとブラッド・ピット演じるトムが北京でやろうとしたことの方が、よっぽど人間らしいし意味があるんじゃないですか。
最近、『007』シリーズの新しめの作品も観てたんですが『スパイ・ゲーム』の方がいかにもリアルで、だからスパイの現実なんて不幸ですね・・・。
7月10日、この作品を観ました
ザ・ファン
The Fan
(1996年、アメリカ映画、118分)
監督:トニー・スコット
脚本:フォエフ・サットン
原作:ピーター・エイブラハムズ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプス、エレン・バーキン、
ジョン・レグイザモ、ベニチオ・デル・トロ、パティ・ダーバンビル、クリス・マルケイ ほか
『スパイ・ゲーム』と同じく故トニー・スコット監督の作品ですね。
この作品はずっと前に観て、気に入ってたんですが、また観たくなったんです。
観返してて、特に前半、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)を観たあとなのもあって、「成功した人としてない人」の対比が刺さりまくりでした。
いや、もう、今、観るとホント傑作。
「野球が大好きで頑張ってるのに視野が狭すぎて空回りしてドツボにはまっていくナイフのセールスマン」に泣けてきます。
さすがはロバート・デ・ニーロでした。
こうなってくると一概にギル・レナードは悪人とも言えない。
まあ、殺人とか誘拐とか、きっちり悪いんですけどね、映画を観てる側の心情として。
私にとっては「泣ける映画」でした。
ハンス・ジマーの音楽も素晴らしいです。
細かいことですが、小さな役でジャック・ブラックが出演してたこともなんか嬉しかったです。
7月11日、この作品を観ました
約束の地
Jauja
(2014年、アルゼンチン・デンマーク・フランス・メキシコ・アメリカ・ドイツ・ブラジル・オランダ合作、110分、G)
監督・脚本・製作:リサンドロ・アロンソ
脚本・製作・音楽:ヴィゴ・モーテンセン
脚本:ファビアン・カサス
出演:ヴィゴ・モーテンセン、ビールビョーク・マリン・アガー、ギタ・ナービュ、アドリアン・フォンダリ、Esteban Bigliardi、ブライアン・パターソン ほか
解説: 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのビゴ・モーテンセンが主演・製作・音楽を手がけ、異国の地で消えた娘を探す父親の孤独な旅を幻想的なタッチでつづったロードムービー。「リヴァプール」「死者たち」のアルゼンチン人監督リサンドロ・アロンソと、アキ・カウリスマキ作品を手がけるフィンランドの撮影監督ティモ・サルミネンがタッグを組み、四隅が丸い変形スタンダード・サイズの映像で独創性あふれる世界観をつくりあげた。
1882年、パタゴニア。デンマーク人エンジニアのディネセン大尉は、アルゼンチン政府軍による先住民掃討作戦に参加していたが、野営地にいた娘インゲボルグが忽然と姿を消してしまう。必死の捜索を続けるうちに広大な荒野で一人きりになった彼は、一匹の犬に導かれるようにして不思議な世界へと迷い込んでいく。
2014年・第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞。(映画.com)
ヴィゴ・モーテンセンが主演してるってだけで観てみて、思いがけず出会った素晴らしい作品。
よくわからないし、説明もできないんだけど、観ててボーッと時間を忘れて没入してました。
もっと歴史とか知らないとわからないかなあ、と思ったんですが知っててもわからないかもしれませんね。
ただ、こうして映画を続けて観ていて明らかに他の映画とは違う世界に急に出会うと、それだけで感動してしまうし、この作品こそ日常とは別の世界を観せてくれたと思います。
観てて思い出したのは『エル・トポ』(1970年)で、乾いた残酷とか先の読めなさは似てると思います。
絵がホントに美しく、撮影や録音も素晴らしいですね。
よく理解できなかったけど、映画として大好きでした。
そういった感じで、どの作品も観て良かったです。
この【映画日記】系ですが、また書きたい作品もあります。
期待は困るけど、よろしくお願い致します。
でわ、今日もおおきにでした、アンニョン~(^.^/)))