アンニョン(^-^)ノ
9月もありがとうございました・・・
何か映画の本を読んでみようと、『別冊映画秘宝 衝撃の世界映画事件史』(2012年 洋泉社MOOK)を少しずつ読んでます
映画秘宝系なこと、扇情的な題名の本で書いてあることも映画業界内のことですが、それもやっぱり取材されて書かれてるので真剣さが伝わりますよね。
問題は、本に出てくる映画を私がぜんぜん観てないことですが、しかし、これを機会に題名を覚えておこうと思います。
ディレクターズ・カンパニー(1982年~1992年)の作品などですね。
ところで10月25日、『詩人の恋』(2017年)のDVDが発売です
私はまだなので、また観たいです。
9月26日、『カンニング・モンキー 天中拳』(1978年)の次にこの作品を観ました・・・
このまま死ねるか!
このまま死ねるか!
原題:이대로, 죽을 순 없다
英語題:Short Time / Lee Dae-ro Can't Die
2005年 韓国映画 106分
脚本:ファン・ジョユン
監督:イ・ヨンウン [第1作]
撮影監督:ホン・ジョンギョン
音楽:ハン・ジェグォン
出演
イ・ボムス → イ・デロ 刑事 マポ(麻浦)警察署 強力課3班
チェ・ソングク → チャ・ジンチョル刑事
ソン・ヒョンジュ → カン・ジョンテ刑事
ピョン・ジュヨン → イ・ヒョンジ イ・デロの娘
カン・ソンヨン → キム・ヨンスク ヒョンジの母
リュ・ヨンジン → ユク・ポンナム 強力3班長
パク・チュンソン → パク刑事
キム・デヒョン → キム刑事
チョ・ミンギ → チョ課長 友情出演
リュ・テホ → ジェイスン・パク
ユ・ヘジン → ハンカル オ・テジュ 友情出演
パク・クンス → エギ(赤ちゃん ベビー) キム・ジョングク
チュ・ジャヒョン → ヤン・ジョンエ イ・デロの恋人
ユ・ジェヒョン → クァンス
オ・ジヘ → ヒョンジの担任先生 愛情出演
ユン・ソジョン → 診療室医師 愛情出演
オ・ヒョンギョン → チ会長 愛情出演
オ・ジョンセ → オ室長
ファン・ジョユン → 警察署ブリーフィング幹部 [脚本]
チョン・ウォンギョン → 中年男
キム・ブヒョン → 悪党ボス [制作部長]
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
『このまま死ねるか!』ですけど、他の映画をレンタルして観る時、最初に予告編があったりしますが、その予告編を何度も観てた映画ですね。
だからなんとなくこんな映画だろうと想像してたんですけど、自分が先が長くないと知ったお父さんが娘のために保険金を残そうと事故死を装って死のうとする話し
実際そうなんですけど、思ってたのとは違う映画でしたよ。
正義感ゼロで欲だけがモチベーションの不良刑事、イ・デロ。
まあ、麻薬犯罪の容疑者ベイビーがいたので追いかけますが、その時、急に気を失い、脳腫瘍を患っていて3ヶ月くらいしか生きられないと宣告される。
悪徳デカのイ・デロにとっても一人娘のヒョンジは可愛い我が子。
実はヒョンジは昔、イ・デロが付き合ってた女性との間の子なんですけど、その女性、ヨンスク(カン・ソンヨン)とは音信不通・・・。
だから今、付き合ってる女性にヒョンジの面倒を見てもらいたいところですが・・・とにかく娘の将来のため、お金を残してやりたい
こうして不良刑事の不純な殉職作戦がスタート。
ところが死のうとすると逆に死ねないとゆう・・・。
それどころかやる気がなかった刑事としての仕事も結果として褒められるほど頑張ってしまう。
そんな中、後輩チャ刑事(チェ・ソングク)はイ・デロが麻薬組織とつながってると疑い、独自に証拠を収集(;´∀`)
思ってたよりもずっとコメディで、観る前はそこまでではないと思ってたんだけど、かなり笑わしてもらいました(≧∇≦)
やっぱり韓国のコメディ映画はハズレなしです。
特にこの映画で私が注目したのはチャ刑事役のチェ・ソングクさん。
調べると『セックス イズ ゼロ』(2002年)と『チョンソルリへようこそ』(2007年)しか出演作を観てなかったんですが、まったく印象になく・・・でも、この映画で爆笑させていただきましたヾ(*´∀`*)ノ
主演はご存知イ・ボムスさん・・・このところ、シリアスな映画ばかりだったので久しぶりに喜劇俳優イ・ボムスさんを満喫させていただきました。
やっぱり面白いですよね~。
マヌケで俗物な悪徳刑事なんてお手のものですよね~
イ・デロの先輩刑事を演じられてるのはソン・ヒョンジュさん。
またこの方が騙されやすいんですよね~。
イ・デロと昔、いい感じだったけど別れた女性、ヒョンジのママであるキム・ヨンスクを演じるのはカン・ソンヨン。
あの『王の男』(2005年)のチャン・ノクスだとはなかなか気づけず・・・観終えてからわかりました。
いい役でしたね。
イ・デロの現在の彼女さんを演じるのはチュ・ジャヒョン。
韓国よりも中国のドラマ界で活躍してこられ、中国では出演料の高いトップ女優とのこと・・・。
イ・デロの娘、ヒョンジを演じるのはピョン・ジュヨン。
今は映画やドラマへの出演はないようですが、もうすっかり大人になってますね。
この映画のヒョンジ役は生意気ですがホントに可愛いですよ。
そこ、映画の結末を考えるとポイントですよね。
助演の方々ではユ・ヘジンさんも出てきますね。
その場面は予告編にもあるんですけどね、映画で観た方がずっと笑えますよね。
あと、犯罪組織のボスが『殺人の追憶』(2003年)で逆さ吊りの刑に遭ってたリュ・テホさんだったり・・・。
結末に触れています。ご注意ください
この映画で一番ハッとさせられたのは、やっぱり結末でした。
そう来るか・・・って感じでした。
「余命もの」とでも言うべき他の韓国映画にはなかった終わり方でしたし、例えばジャン・レノが主演した『ロザンナのために』(1997年)とも違うし・・・。
私は泣きました。
この終わり方で良かったと思います。
この映画だけの結末が用意されていたとゆうか・・・ダメなお父さん、ダメな刑事のふざけた人生の結末は美しいものだったと感じました。
もちろん賛否両論あるでしょうけど、私はこの結末を賞賛したいですね。
主人公イ・デロの名前は原題の『이대로, 죽을 순 없다』の前の3文字、「このまま、死ぬことはできない」の「このまま」だそうですね。
コノママさんですわ。
イ・ヨンウン監督は、1999年の『カル』に演出部で参加され、2000年の『なせば成る』に助監督、ギター、脚本で参加されたあと、『このまま死ねるか!』で監督デビューされたそうです。
今のところ、劇場映画の監督作はこの1作だけなので、なんかもったいないなあ~と思いますね。
また監督してほしいです。
『このまま死ねるか!』ですが当然、オススメさせていただきます。
もしも観てられなかったら是非どうぞ・・・
でわ、でわ、でわ、10月もよろしくお願い致します
アンニョン(^.^/)))