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クローサー (香港、2002年)

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いつもありがとうです(^-^)ノ

 

 

 

先月24日から公開始まってますNEW

 

殺人鬼から逃げる夜

映画 『殺人鬼から逃げる夜』 公式サイト

 

怖いのが好きさんは是非ビックリマーク

 

 

 

10月2日から公開スタートしてますNEW

 

赤い原罪

韓国映画 赤い原罪 ガチンコ・フィルム

東京都 ユーロスペース 2021.10.2(土)~

神奈川県 ジャック&ベティ

 

 

 

10月15日、おじさん大会な映画も公開ですねNEW

 

ビースト

映画 ビースト 公式サイト

 

「さまよう刃」のイ・ジョンホ監督が、2004年のフランス映画「あるいは裏切りという名の犬」を大胆に翻案し、猟奇殺人事件に運命を狂わされた2人の刑事を描いたノワールスリラー。

 

 

 

それから、今年の「のむコレ」さんもありますけど、韓国映画・中国映画もラインナップされてますNEW

のむコレ'21 ← クリックひらめき電球

5年目に突入!
シネマート新宿&シネマート心斎橋が贈る劇場発信型映画祭「のむらコレクション」(通称:のむコレ)が2021年10月22日(金)より開催!

 

 

 

 

 

で、今日ってゆうか日付的には昨日4日になるんですけど、このこの映画を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

クローサー

 

 

2014年か2015年頃、安かったのでDVDを買ってけっこう長くそのままにしてしまっていた映画です。

きっと好きな映画に違いないと思ってたんですけど、香港映画を観ていくうちに、そこまででもないかもしれないと思ってしまってたんですね。

でも、その予想は間違いでしたけど。

とにかく感想を書きますね。

 

香港映画ですがコロンビアのロゴタイトルが最初に出るし、米国との合作のようです。

 

この映画のDVDですが、特筆すべき点は、音声が広東語、北京語、英語、日本語の4種類あることですね。

 

私は広東語で観たんですけど、好きな言語が選べるのもいいと思います。

字幕は日本語、英語、中国語ですね。

 

 

解説 「トランスポーター」のスー・チー、「天使の涙」のカレン・モク、「少林サッカー」のビッキー・チャオら、アジアを代表する3人の女優たちが共演したスタイリッシュ・アクション。ITを駆使して暗殺を請け負っている美人姉妹リンとクワン、そして彼女たちを追う新人女性刑事コン。そんな3人が、ある事件をきっかけに手を組むことになり……。メガホンを取るのは、「トランスポーター」でハリウッド監督デビューを果たしたコリー・ユン。 (映画.com)

「そんな3人が、ある事件をきっかけに手を組むことになり……。」は、厳密には違うかな~(^_^;)

 

コーリー・ユン(元奎、Corey Yuen)監督は香港のアクション映画がお好きな方々にとっては非常に重要な人物なのではないでしょうか。

コーリー・ユン監督の映画は私はほとんど観てないんですけど、『トランスポーター』(2002年)は観たと思うんやけどなああせる・・・ちょっとハッキリしません。

 

『DOA デッド・オア・アライブ』(2006年)は劇場で観ましたね。

気に入った記憶があります。

『クローサー』と『DOA』は女性アクションって共通点がありますが、私は『クローサー』の方が優れてるんじゃないかと思いました。

 

 

※ ネタバレはしませんが内容に触れてます。

 

まあ、ストーリーを詳しく書くのはやめときますね。

面白かったポイントとかを書きますね。

 

ポスターとかから「探偵事務所で働く3人娘の映画」か「泥棒3人娘の映画」かと思ってたんですが、ぜんぜん違いましたね。

 

主人公は殺し屋美人姉妹のリン(スー・チー)とクワン(ヴィッキー・チャオ)です。

「電脳天使」って呼び名はちょっとイヤな感じなんですけど(;´∀`)

実際に殺しに行くのは姉のリンなんですけど、クワンは自宅から手伝ってますね。

 

その仕事ぶりが超かっこいいんですけど、護衛の人たちまでバンバン撃つのがちょっと・・・汗と思いましたね。

自分を納得させるため、急所ははずしてるのかな~と思ってますけど。

あと、女は撃たないようですね(傷あとが残るからはてなマーク)。

 

殺し屋なんて仕事、次は自分が殺されるかもしれないような仕事ですけど、案の定、姉妹は窮地に陥るわけです。

 

そして姉妹が行った殺しの捜査で、呼ばれてなかったようなんですけど、女性デカ、コン(カレン・モク)も事件を捜査していくわけですね。

コンはかなりできる刑事ですね。

彼女には一人だけ、シウマ(マイケル・ワイ、衛志豪、Michael Wai)って相棒がいまして、この二人の信頼関係は強固です。

が、コンはシウマをいじめてます。

 

設定的には非現実的でありつつもシリアスな映画で、笑いはあるけど少ないです。

姉妹のご両親が強盗に殺されてることもありますし。

 

 

姉妹を演じるのはスー・チーとヴィッキー・チャオ。

 

姉妹はご両親を亡くされてて、仲がいいんですけど、妹が姉に反抗したり、姉妹なりの難しさもあります。

姉は妹に普通に生きてほしいのですが・・・。

電脳天使として生きていくのはぜんぜん普通じゃねえよ~。

 

 

姉のリンは、亡くなった友達の彼氏だったティンヤン(ソン・スンホン)って男性とお互いに好きになってきてるんですけど、自分の仕事が仕事だけに悩んでもいました。

でも、自分が「強い」ってことがバレても抱きしめてくれたティンヤンと結婚して殺し屋稼業を引退しようと考えてる。

 

そのあたり、ちょっと納得できないこともあったんですけど、ま、いいでしょう。

 

ティンヤンを演じるのはソン・スンホンさんなんですけど、あんまり期待しない方がいいでしょう。

いきなり声が違う人ですし(;´∀`)

リンとティンヤンのロマンティックな場面も、監督的にもそこまでやる気なかった印象。

物語上、取ってつけたような感じですね。

でも必要なのは必要なんですよね。

 

 

そしてコン刑事を演じるのはカレン・モク。

 

彼女のことはそこまで深く描かれてませんが、男性社会である警察の中で、彼女なりの戦いを挑んでいる。

だから、チームプレーはできてないんですけど、組織の中での一匹メス狼のかっこよさもある。

 

彼女の相棒シウマは、マッチョな人ではなく、だからコン刑事と上手くいってるのかもしれない。

だのに「タイプじゃない」とか言われてるし、エロい話しを無理やりされていじめられてる(^_^;)

 

 

主演の3人がチャウ・シンチー映画の常連だったために、ン・マンタのおっちゃんやホアン・ボーとかの顔が脳裏に浮かぶのが困ったものですが、観てて思ったのはこの3人が集まってるのが嬉しいですよね~。

 

3人それぞれの個性、持ち味がぶつかり合いつつ輝いてる感じ。

姉妹がコン刑事と出会ってからがほんとにイイですよ。

 

この映画は女性映画でしょう。

もうホント、女のかっこよさ、美しさ、強さがドバーっときてますね。

だから女性向きの映画です。

 

 

3人の中でヴィッキー・チャオ演じるクワンが一番年下なので可愛いです。

しかし彼女のメンチ切り顔が印象に残ります。

睨み合いは女子プロレスのノリでかっこいいっすよ。

 

リン&クワン VS コン&シウマのタッグマッチもあり(一人♂が混じってますがホントにタッグマッチって感じ)、かっこいいですね~。

 

 

そしてもう一つ、特筆に値することがある。

女たちと戦う相手はなんか日本趣味っぽいんですが(畳だったり)、その悪役のボディーガードがなんと、倉田保昭さん!!

 

倉田保昭さんはヴィッキー&カレンと対決ですが、このバトルがホントにホントに凄いビックリマーク

『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(1999年)のクワイ=ガン・ジン&オビ=ワン・ケノービ VS ダース・モールくらいかっこいいですね。

私が1987年の『天使行動』の最後のバトルに衝撃を受けたことは以前、書きましたけど、この『クローサー』での最後の戦いはそれに近いほどです。

正直、アクション的には2002年の映画ってこともあり、最近の映画に比べると見劣りするようにも感じてたんですが、最後、一気に取り返してきますね~。

 

倉田保昭先生、刀を握らせたら世界でもこの男にかなう人物は存在しない。

ホントにホントにかっこいいです。

お互いにちょっとづつ体を切られて血が出る残酷さなんですけど。

 

おそらく、この場面はかなり倉田保昭さんの考えが反映されてるんでしょうね。

そう感じました。

私がこれまでに観た倉田保昭さんのアクションとの共通点を感じましたので。

このバトルと見てると、倉田保昭さんがいかに香港映画界から敬意を払われてるか、実感できますよ。

 

役柄的にはセリフも出番も多くないんですけど、結果として他の悪役が記憶に残らないほど、主演の3人女優を別にすれば倉田保昭さんが目立ってましたよね~。

 

この最後のバトルを見るためだけでも『クローサー』は観る価値アリ。

 

 

物語的にはもうちょっと説明が欲しかったりしましたけど、後半になると驚きもあり、そして最後は感動でした~。

もうね、泣きましたよね、私。

かなり泣ける映画でした。

最後はホントに素晴らしいです。

 

いい終わり方しますよね~。

 

 

こういった女性アクションが好きな人はもう観てるでしょうけど、まだだったら絶対に観ないとダメですね。

私は超~気に入りましたよ~。

 

カーペンターズので有名なバート・バカラック&ハル・デイヴィッドの「(They Long to Be) Close to You」が物語にも深くかかわり印象的でした。

 

そんなんで今日もおおきに、ありがとうさんです、拜拜☆⌒(*^-゜)v



クローサー
原題:夕阳天使
英語題:So Close
韓国語題:버추얼 웨폰 (バーチャル・ウェポン)


2002年製作/113分/香港

日本公開日:2003年3月29日
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテンメント

監督:コーリー・ユン
製作:チュイ・ポーチュウ
脚本:ジェフ・ラウ
撮影:ビーナス・クァン
美術:エディ・ウォン
音楽:サム・カオ、ケンジョー・タン
監督・アクション監督:コリー・ユン
脚本:ジェフ・ラウ
製作:チュイ・ポーチュウ
撮影:キョン・クォッマン
音楽:サム・カオ、ケンジョー・タオ

主題歌:カレン・モク 「You」

リン - スー・チー (三石琴乃)
クワン - ヴィッキー・チャオ (野々村のん)
コン - カレン・モク (朴璐美)
ティンヤン - ソン・スンホン (川島得愛)
シウマ - マイケル・ワイ (鉄野正豊)
ベン - ベン・ラム (高宮俊介)
マスター - 倉田保昭 (村田則男)
チョウ・ナン - ワン・シュウルン (水内清光)
チョウ・ルイ - セク・サウ (宗矢樹頼)

Cast
Shu Qi as Lynn
Zhao Wei as Sue
Karen Mok as Kong Yat-hung
Song Seung-heon as Yen
Michael Wai as Ma Siu-ma
Kurata Yasuaki as Master
Deric Wan as Chow Nung
Shek Sau as Chow Lui
Josephine Lam as Alice Chow
Ben Lam as Ben
Ricardo Mamood as Peter
May Kwong as May
Henry Fong as Lynn and Sue's father
Paw Hee-ching as Lynn and Sue's mother
Tats Lau as Ghost King
Kam Hing-yin as Captain
Josie Ho as Ching

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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