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ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳 (2009年) イコ・ウワイス主演

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皆様、いつも読んでくださり、ありがとうございます(^-^)ノ

 

 

 

イ・ジョンジェが出演した「しゃべくり007 2時間SP」は観られましたかねはてなマーク

 

総合的に私は、「せっかくイ・ジョンジェが日本のテレビに出たのにもったいない」と思いましたが、でも、番組の作り手さんがああいった内容にしようと決められたのなら、それはそれで良かったんだろうと思いました。

あの番組を観る人たちが必ずしも映画ファンではなないわけですしね、ああいった感じでいつも通りで良かったんじゃないですか。

 

イ・ジョンジェもおだやかで気さくな感じで、かっこよかったですよね。

何となくですが「しゃべくり」の笑いもわかってはるようだったし。

 

でもね。Netflixの『イカゲーム』が大変なことになったのもあるんでしょうけど、やっぱり『ただ悪より救いたまえ』(2020年)が日本で現在公開中であるがゆえの出演でしょはてなマーク

そういった意味ではもっと煽ってほしかったですよね~。

あの出演でどの程度、『ただ悪より救いたまえ』が伝わったかあせる

そのあたり、かなりもの足りなかったですね~。

 

もうね、途中でガンと予告編をフルで流してほしかった。

 

と、思ったけど、今の地上波では『ただ悪より救いたまえ』のような映画の予告編は流せないんでしょうか(^_^;)

 

とにもかくにも、地上波ゴールデン・タイムにイ・ジョンジェ出演、嬉しかったですね音譜

 

こうなると、『イカゲーム』・・・私もホントに観たくなってきましたよ・・・。

 

 

 

ファン・ジョンミン&イ・ジョンジェ主演、映画「ただ悪より救いたまえ」日本のファンへメッセージ動画が到着!

 

NEWNEWNEWドンッ公開中ドンッNEWNEWNEW

 

ただ悪より救いたまえ

映画 『ただ悪より救いたまえ』 オフィシャルサイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月14日ですが、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳

 

 

ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳
原題:Merantau
韓国語題:메란타우

中国語題:精武战士

2009年製作/134分/インドネシア

134 minutes (Indonesian version)
112 minutes (International version)

スタッフ・キャスト
監督
ギャレス・エバンス
製作
アリオ・サガントロ
製作総指揮
ランガ・マヤ・バラク=エバンス
脚本
ギャレス・エバンス
撮影
マット・フラネリー
編集
ギャレス・エバンス

イコ・ウワイス
シスカ・ジェシカ
ユスフ・アウリア
ヤヤン・ルヒアン
アレックス・アッバド
クリスティン・ハキム

(映画.com)


Cast
Iko Uwais as Yuda
Sisca Jessica as Astri
Mads Koudal as Ratger
Laurent Buson as Luc
Yusuf Aulia as Adit, Astri's brother
Alex Abbad as Johni, Astri's pimp
Yayan Ruhian as Eric
Christine Hakim as Wulan, Yuda's mother
Donny Alamsyah as Yayan, Yuda's brother
Ratna Galih as Ayi

 

 

2007年、イコ・ウワイスは、彼のトレーニング・ホールでシラットについてのドキュメンタリーを撮影していたギャレス・エヴァンス監督によって見出され・・・ギャレス・エヴァンス監督は彼の映画、『メランタウ』の主役に彼を起用することにした。

 

その『メランタウ』が、日本では『ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳』として知られる作品なのですね。

つまりイコ・ウワイスの映画デビュー作ですね。

 

私がなんでこの作品を観たかと言いますと、私のアクション映画のお師匠さまの明石家いわしさんが今月になって、ブログでレビューされたからですよ。

それで、今やって感じで観ました。

 

いわしさんのレビューをリブログさせていただきますねひらめき電球

 

 

いや~、やはり、本物のレビュービックリマーク

映画がようわかりますわ~。

皆さまも読んでおくれやす。

 

いわし師匠、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

詳しいストーリーはいわしさんのレビューで読んでもらうとして、物語としては非常にシンプルだし、難解な映画ではありません。

 

のどかな村の青年、ユダくんがその地方の習わし、「メランタウ」・・・村を出て都会で試練を積むっちゅう「かわいい子にはGo To トラベル」方式で、都会へ行って「シラット」を教えるジムで働こうと考えてたら、いきなりスリに遭い、そこでビックリして「都会で聖者になるのはたいへんだ」と納得して帰るユダくんではない。

 

そのスリった小僧のお姉さんが、いかにもいかがわしいヤクザ者から暴力を振るわれるに至ってユダくんの正義は常に見過ごさない。

 

ユダくんは悪人どもを叩きのめし・・・と思ったが、まあ、いいんでしょう。

ともかく、ユダくんはある意味、都会人にとってはお節介な関わり方をしてしまったようである。

都会のどこそこでいつものありふれた光景。

少女が一人、外国人に売り飛ばされて、それを誰が気にしようはてなマーク

隣人の誰かが不幸になろうと、それを誰が気にしようはてなマーク

 

でええええいビックリマーク

世の中腐ってるドンッむかっむかっむかっむかっむかっ

世の横道、悪事を見て見ぬフリして、何の大人ぞ、メランタウぞ!?

 

ものわかりのいいフリしてビビってるだけじゃないですか!?

言葉で解決できないのならシラットでカタをつけるメラメラ

 

単身、殴り込みを実行したユダくんだったが、その時に割れたガラスが顔に刺さった相手が悪かった。

その人、何かやられたら絶対に仕返しをしなければ気がすまない男につき。

 

ユダくんは姉弟を守りつつ、姉の隠していた貯金箱を持ってき、悪人との戦いの末、正義を為しえるのか ―― そういった物語である。

 

 

まず、アクションについてですが、私は東南アジアに伝わる武術、シラットについて何たるかを知ってないので、それについては書けないのですが、しかしこうは書けるでしょう。

カンフーとはまた違うんだろう、と。

 

ともかく、イコ・ウワイス本人のポテンシャル、彼と戦う人たちの役の人たちのポテンシャル、そして優れたアクション演出の結果、非常に素晴らしいアクション映画になっていました。

 

アクションが始まりますと目を離せないし、非常に興奮ですね。

もう、それだけで観た値打ちがありましたね。

 

高所から人が落ちる場面も多いんですけど、どうやって撮影したんだろう~はてなマーク

すっごい痛そうなアクションですよね。

 

イコ・ウワイスの動きもホンマにかっこいいです。

 

イコ・ウワイスは私、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(2015年)で初めて見てるんですけど、その時は気づかず(また地味な出方なんですよ)、次に『トリプル・スレット』(2019年)を観てます。

 

ハッキリ言って『トリプル・スレット』はちょっとアレな映画だったので、よくわからなかったんですが、こう断言していいですか。

『ザ・タイガーキッド』の方が何倍も素晴らしいと。

それが正直なところです。

 

そして『ザ・レイド』(2011年)を観てるんですが、『ザ・レイド』と『ザ・タイガーキッド』では、どっちが良かったかを決められません。

両作とも、凄いアクション映画だと思いますし、また両作とも、残酷さのある映画でした。

 

人が容赦なく死ぬって点で『ザ・レイド』の方が惨たらしいでしょうね。

 

ギャレス・エヴァンス監督がその2作の監督ですが、優れたアクション映画を作られる方だと思います。

 

 

※ 内容に深く触れますので知りたくない方はご注意を。

 

人身売買組織の依頼主たちが外国人2人組なんですけど、そのコンビを演じる人たち、マッド・コーダルさんとローラン・ブソンさん、最後になってわかりましたね。

2人とも「できる人たち」なんですよね。

 

つまり役柄上、素手の格闘ができるヤツラで、演じるお二人も、それに相応しい俳優さんだったってことです。

 

その「できる人たち」ってことが判明する時、ちょっと衝撃でしたわ~。

 

2人のうち、メガネのローラン・ブソンさんはまだおとなしいんですけどね、マッドさんはきついしイヤな感じですよ~あせる

 

そして、ユダくんが旅に出た時、バスの中で知り合った気さくな男性が、のちにユダくんと敵味方として戦わねばならないことになるわけですが、戦う段階になってようやく気づきましたよ、その人がヤヤン・ルヒアンさんだと。

 

だって、『ザ・レイド』と違って髪も短いし、ヒゲもなかったので。

 

ユダくんとヤヤンさんの戦い、悲しかったなあ~・゜・(ノД`)・゜・

 

 

※ ラストについて触れてますのでご注意を。

 

物語として、一般的なアクション映画よりもずっと悲劇的な結末ですが、私はそこも良かったです。

 

悲しいことになるんですけど、だからこそ、ユダくんの戦いが切実に感じられました。

気楽に笑いながら観るアクション映画ではなくなったけど、その分、心に残る感動もありました。

 

ラストのお母さんのお気持ちも泣けました。

 

 

当時26歳のイコ・ウワイス(現在38歳)はまだ若く、線が細いですね。

美少年といってもいいでしょう。

ごつくないので強そうではないけど、そんな普通の少年が頑張る姿が美しい。

 

1対1ならたいてい勝ちそうなユダくんですけど、大勢相手では大変で、そこで勝つのに説得力がありましたよね。

 

いや~、こ・れ・は、いいアクション映画でした、ホントに。

 

私がレンタルした日本版DVDは107分でしたけど、インドネシア・オリジナル版は134分だったようですね。

そのオリジナル版も観てみたいけど、私は107分バージョンでも完成してたと思うし、テンポも良かったと思います。

 

悲愴なところもあるアクション映画ですが、まだ観られてないなら観た方がいいと思いますよ、きっと。

 

そういったわけで今年最後の記事は正義の青年がシラットで戦う極上のアクション映画でした。

 

記事自体はまた新しく書いてるので年明け早々、公開させていただけると思います。

 

さすれば、皆様、2021年、今年もお世話になりました。

 

読んでいただいてホントにありがとうございます。

 

良いお年をお迎えください。

来年もよろしくお願い致します☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【日記】 12月29日 故・山田花子先生の『神の悪フザケ(改訂版)』(青林堂、1995年)と『花咲ける孤独』(青林堂、1993年)、届く。 『神の悪フザケ』から読み始める。


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