アンニョンです(^-^)ノ
いつも、おおきに・・・ありがとうございます![キスマーク]()
暑いですね・・・![晴れ]()
と思ったら
今度は大雨ですね・・・![雨]()
お互い、気をつけましょ![注意]()
![ビックリマーク]()
・・・この映画を観に行ってきました![映画]()
![キラキラ]()
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![キラキラ]()
![焼肉]()
たとえ昨日がどんなでも、
明日はきっとえぇ日になる
焼肉ドラゴン
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焼肉ドラゴン
Yakiniku Dragon
韓国語題:야키니쿠 드래곤
中国語:烧肉龙
(2018年、日本映画、126分、G)
監督:鄭義信
原作:鄭義信
脚本:鄭義信
プロデューサー:森重晃、清水啓太郎
企画:清水啓太郎
撮影:山崎裕
照明:尾下栄治
録音:吉田憲義
美術:磯見俊裕
編集:洲崎千恵子
音楽:久米大作
出演:真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、根岸季衣、イ・ジョンウン、キム・サンホ ほか
配給:KADOKAWA、ファントム・フィルム
映画『焼肉ドラゴン』公式サイト
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この映画について書きたいことはたくさんありますし
この映画が今、公開されている日本とゆう国についても
書きたいことがあります。
でも、さあ、書こうと思って書こうとするんだけど
なかなか書けませんでしたし、今も書けません。
書き始めると、ほんとに長くなりそうだし、大変に思えて
様々なためらいも感じて、逡巡してしまってました。
とかく短い文章では誤解が生じるものです。
(だから私はTwitterをしません)
でも、長い文章は読んでもらうのも大変ですし
書くにもにも体力を使います![あせる]()
私は映画について書いていても、何かが足りないし
そこまでわからずに書いていると自分でも思いますし
そんなブログを読んでもらえるだけで幸せなことですよね。
だから、読んでもらう人たちの気持ちを考えながら
正直に書いていこうと考えます。
いつも私の真意がお伝えできればいいのですが・・・。
書き過ぎるとそこで「終わる」気がして![汗]()
もちろん、まだまだいろいろ書きたいのですが
私にもその前に通過する地点があるってことだと思います。
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私がこのブログで映画について書いてみようと思うずっと前
私はパソコンでインターネットをよく使うようになり
様々なサイトで
あきらかに事実とは異なることが書いてあり
あきらかにその嘘やデマが、在日コリアンの方々を名誉毀損し
貶めることを目的としていて、そこに
それを書いた人間の悪意が感じられることに気づきました。
その時、強いショックを受けたことを今も忘れません。
この世にそんな人間がいるってことが
最初はなかなか信じられなかった。
それは本当に酷い言葉で、そういったコメントの投稿が
インターネットの様々な場所に溢れていて
あたかもそれが多数派の考えのように存在していました。
そしてそれを間違っていると指摘する逆の意見は
ほぼ見つけることができませんでした。
間違いを正す人がいないんですから
間違いばかりが世に広まるのも当然の話です。
私は生まれた時からずっと京都に暮らしていましたが
普段の暮らしの中で
そんな酷い言葉を聞くことはありませんでした。
しかし、インターネットの中ではそれが許されているようでした。
そこまで詳しいことを書く余地は今はありませんが
韓国、北朝鮮とゆう国への度を越した批判・・・
「批判」といった意味のある言説ではなかったけど
それを不確かな根拠として
なぜか、日本で暮らす韓国・朝鮮系の方々に対して
差別、区別、侮蔑、いじめ、中傷の醜い感情を
あからさまにぶつけても良いとゆう空気が蔓延していました。
(北朝鮮については「国難突破解散」
など、今も
国民が北朝鮮を敵視するよう、あからさまなプロパガンダに
政治利用されてますね)
当時の私は、なぜ韓国とゆう国にだけこうまで
罵詈雑言が集中するのか理解できなかったし
国への批判は百歩譲るとしても
同じ国(日本)に暮らす在日コリアンの方々に対して
ここまで人道にもとる差別、区別、侮蔑、いじめ、中傷が
当然のように行われ、それが許されているのか
正直、気分が悪くなるほどの衝撃でした。
たしかに日本人はおそらく
差別や区別、いじめや陰口に走りやすい民族ではあるけれど・・・!!
驚いたあと、私は、例えば掲示板やコメント欄に
そういったことを書くのは良くない、やめるべきだ、と
反対意見を何度も書き込みました。
そうすると、それはもう私一人に対して100人も200人も
群がってくるような感じで小突き回されて
こっちの気力が萎えるまで嫌がらせの罵詈雑言を
投げつけられるのでした。
それがとても怖いことで、落ち込まされたのですが
それで尚さら、私も時間が許すかぎり、見つけたら
在日コリアンの方々への誹謗中傷に対して
やめるよう書いていて、数年間、それが続きました。
それは私が
自分が日本人であることを恥じるようになった時間でした。
これが日本人なら、私は日本人でいたくないと思いました。
いや、その頃、インターネットでは他人から
「お前は韓国人だな」と(もっと酷い言葉で)書かれたりしたので
むしろ、日本人ではないことは、こんなことなのか
と少し思わされたものです。
(しかし、逆に誰かに迷惑がかかるのではと、心配でもありました)
同時に、韓国や在日コリアンの方々への中傷や罵りの言葉に
現実的な根拠があるのかどうか、調べました。
・・・ありませんでしたよ、根拠なんてものは。
ただ、右翼気取りで浮かれ騒いでいるだけで。
悲しいのは、そういった同じ国で暮らす少数派の方々を
差別し、区別し、憎悪をぶつけ、苦しめている人間がいることに
反対の声をあげる人が少ないと思えたことでした。
皆、自分さえよければいい・・・できれば、かかわりたくない、とでも
せいぜい考えているようでした。
そして、私の見たところ
在日コリアンの方々は
そういった心ない言葉や差別、区別、誹謗中傷、陰口に
じっと静かに耐え、少しも反論することもないようでした。
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![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/baaa739a9e8a5ea1/640.jpg?1519957625]()
一度、失った自分の日本人であることへの誇り
(それはもともと人よりも大きなものではなかったかもしれないけど)
を、元に戻すのは困難ですし、私が日本人でいることを
良かったと思えるようになるには、クリアするハードルがありました。
(是枝裕和監督の『万引き家族』(2018年)のように
日本人であることを嬉しいと思える映画もありましたが・・・)
しかし、そんなことはどうでもいいんです。
もうずっと、私は出会ったこともない
在日コリアンの少年少女たちのまだ見ぬ顔を思い浮かべ
彼らがインターネット上の心ない言葉に傷つくことを思い
日々、意気消沈してきました。
私自身が未来に期待できなくなりもしていましたし。
たとえば、在日コリアンの方々と現実に出会って
あるいは、ブログやSNSで知り合った時に
(日本がこんなに差別や区別や憎悪に溢れた国で)
「大変ですね」とか「お気の毒に」なんて簡単に言えますか。
言えるわけ、ないじゃないですか。
そんな時、自分は違うんだと、思っていただけることを願うだけで
だから、私は自分はダメだと思うだけです。
人はあまりにも、他の誰かの立場になって考えるってことを
しないで発言したりしてるように思えました。
しかし、ある在日コリアンのブロガーさんが
こういったことを書かれていたんですよ。
「日本で在日として生きていくことは、多かれ少なかれ
強くならないとダメってことなんだ」と。
私はその言葉を読み、自分を恥じる気持ちになりましたが
(だって私はそんなふうに強くなっていなかったから)
また、その言葉に在日コリアンの方々の誇りも感じました。
私の知らないところで、私の知らない誰かが
差別や区別に傷つき、悲しみを感じたとしても
私が持ちえない強い心を持ち、自らの境遇を乗り越え
強く生きていると思えば、私は敬意を感じずにはいられません。
私はこれまで、正しい映画ブロガーだっただろうか。
いや、差別されたことのない、区別されたことのない日本人に
尋ねているわけではなく、在日コリアンの少年たち、少女たちに
どうか、教えてほしい。
どれほど、皆さんの祖国が素晴らしい映画を作っているか。
それを、私がどれほど愛しているか・・・知ってもらえていたら
少しはブログを続けてきた意味がある・・・と、今は
少しでもそう思っていたい。
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![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/3b0b05c7bf9ba29f/640.jpg?1524724512]()
『焼肉ドラゴン』は、劇作家・演出家である鄭義信先生の
初めての劇場映画監督作品で
しかし、日本における在日コリアンの方々への差別、区別を
それだけをテーマにしたような、そんな単純な映画ではない。
もっと複雑で、喜怒哀楽の強さのある映画です。
哀しみ、怒り、でも楽しんだし、きっと喜べる・・・
それについては世界中、どこへ行っても同じ話です。
「何があっても、本気でぶつかり、本気で生きた。」
そういった映画でもあるでしょう。
大泉洋とハン・ドンギュの息詰まるような演技合戦・・・
いや、なんか、この二人、似た者同士で
それだけに、いったいどうなるんだ
とゆう。
「ご返杯」・・・「ご返杯」・・・「ご返杯」・・・「ご返杯」・・・「ご返杯」・・・
のしつこい無限ループにドキドキ…(;-_-;)
かつてのK-1やプライドの試合を見るかのような
どっちが勝ってもおかしくない時の緊張感・・・って![ビックリマーク]()
![あせる]()
レフェリー、お前が勝つんかい![!?]()
![あせる]()
ジムでも運動しないんかいッ![!?]()
![あせる]()
・・・笑いましたねー(;´∀`)
喜怒哀楽・・・まさにそれですし、人の複雑です。
お前、いったい何を考えてるんだ
と思う場面もありますが
人間ってそんなもんなんだと思います。
激しいキャットファイトが始まってるのに
演奏をやめないバンド・・・(^_^;)・・・笑えます。
半世紀近く前の話ですので
今だったら・・・とは思います。
特に金田家の長男、時生の物語については。
しかし、時生を進学校に通わせたかった一家の主
龍吉の気持ちも、ほんとによくわかる。
私は韓国映画を観ることで、韓国の歴史を知りましたし
それにより、日本の歴史も知りました。
しかし、日韓関係など、私にはどうでもいいことです。
日韓関係が政治や外交のことで、人がそれを重要に考えても
私はさして、同じ気持ちになれない。
もちろん、日本と韓国が仲良くするのなら大歓迎ですよ。
でも、日韓関係とやらがあるせいで
人の人生に影を落とすのなら、私にはくだらないことです。
私は国よりも人を大事にする世界であってほしいから。
私は偉人の名言から人生を学んだことが、ほぼ、ない。
それはともかく、金田家の美人三姉妹が
あそこまで美人である必要があるのだろうかと思って
むしろもっと平凡な、そこらにいるような女の子たちでも、と思うけど
ま、それが映画ってもんです(^_^;)
映画としての凄さといえば
そのうちの幾つかに私も気づいていたと思うんです。
カメラワークとか、マイクが拾った小さな音とか、セットとか
ロケーションとか・・・何が凄いとかは書けないのだけど。
(ってゆうか、少しでもネタバレしたくないので、書かない)
特に、どっかから聴こえてくる生活の音、どっかの人の話し声が
一瞬、耳に残る映画で、それとセリフの声を聞いてたりすると
日本映画の良さがよくわかります。
音が素晴らしい映画でもあります。
しかし、スクリーンでこの映画を観ていて
それは最初から非常に満足させられて
のめり込んでたんだけど、観終えて、フッと自分の感想が
あれは正しい、あれはそうではない、とか
傲慢でつまらない判定とゆうかジャッジメントになりそうで
それがたまらなくイヤだった。
私はそんなことをしたいために、映画を観てるワケと違うよ・・・。
しかし、キム・サンホさんとイ・ジョンウンさんを
この日本の映画で見ていることには、たしかに
映画的な興奮と感動があったんですね。
特に、キム・サンホさん・・・ああまで巧みに日本語を話し
日本語で演技するとは・・・それがすでに感激でした。
おそらく、それは誰もが認めることでしょう。
韓国の俳優さんたちが演技が上手いことは
多くの方々のブログで読ませてもらうことですが
(演技の良し悪しがよくわからない私ですら、いや、だから)
キム・サンホさんやイ・ジョンウンさんの演技に心打たれます。
そして、大泉洋さんがなぜこんなに人気があって
引っ張りだこなのか、よくわかりました。
もちろん、この映画に出演した、すべての俳優さんたち。
言っとくけど、この映画は韓国映画とは違いますよ。
韓国映画のようなシーンもあるけど
これは日本の映画ですよ。
あえて引き寄せるのなら、韓国映画の中では
ソル・ギョング主演の『力道山』(2005年)でしょう。
でも、オンマはやはり、韓国のオンマで
アボジもそうでした。
が、娘世代になりますと、実は韓国語も話せない子もいたり
すっかり日本人です。
けど、街を出ると、そうじゃなかったんでしょうね・・・。
面白いことに、この映画の舞台は
私の叔母夫婦(父の妹夫婦)の今の住まいの近くで・・・
あの街が公園になったあと
アボジとオモニは、どこへ行ったのかなあ・・・![はてなマーク]()
でも、きっと、昭和が終わって平成が始まっても
どこかで、ほら、また家族は時々、食卓を囲んで
ビールを飲んで、笑ったりケンカしたりしてたんですよ、きっと。
![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/dc8e2ed35f681715/640.jpg?1524724513]()
![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/236458a31cafa197/640.jpg?1524724515]()
パンフレットは850円(税込)でした。
62円も税を搾られとるんか・・・チッ![むかっ]()
最近、多いような気もしますが
チラシサイズの横型で、なんか表紙と裏表紙の手触りが・・・
昭和![はてなマーク]()
表紙のタイトルは「金」ですし。
・イントロダクション
・物語
・相関図
・真木よう子 インタビュー (プロフィール)
・井上真央 インタビュー (プロフィール)
・桜庭ななみ インタビュー (プロフィール)
・大泉洋 インタビュー (プロフィール)
・キャスト (イ・ジョンウンさんとキム・サンホさんはコメントあり)
・鄭義信 インタビュー (プロフィール)
・スタッフ
・関連本 グッズ
・新国立劇場演劇芸術監督 宮田慶子 インタビュー
・プロダクションノート
・作品データ
といった内容で
鄭義信監督やキャストの方々のインタビューが面白かったです。
写真も多いし、映画を観たら、買った方がいいですよ![!!]()
![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/48fb35a0ef2c22f7/640.jpg?1522404143]()
![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/afee6dfdf18774e2/640.jpg?1522404142]()
解説: 「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。(映画.com)
![https://eiga.k-img.com/images/movie/88536/photo/90ccdd5dd18c092b/640.jpg?1519957608]()
この記事の前半は
映画とは直接関係のないことを書きましたが
今夜、私はそれを書かないと
『焼肉ドラゴン』のことが書けなかった、ってことです。
ご理解ください。
映画は、また違うんです。
私は観ていて、笑ったし、楽しかったし、そして哀しかったし
いろいろあったけど、金田家の人たちが選んだ未来なら
それでいいんだと思いました。
龍吉と同じ気持ちだったかもしれませんね。
どうか、よろしくお願いします・・・とゆうようなね。
いろいろあったけど・・・なんだろう。
哀しいけど、人生は素晴らしいって気分になれた。
『焼肉ドラゴン』を観ていて、ス~ッって優しい気持ちになれて
やはり人生は楽ではないとも思った。
確実に今年、私が観た中で、最も素晴らしい映画でしょう。
まだ公開中ですので、是非、観に行ってください![NEW]()
![NEW]()
![NEW]()
映画『焼肉ドラゴン』公式サイト ← クリック![ひらめき電球]()
![ひらめき電球]()
![ひらめき電球]()
でわ、最後まで読んでいただき
ホントにありがとうございます、おおきに・・・![キスマーク]()
![キスマーク]()
![キスマーク]()
またです~、アンニョン~(^.^/)))